映画「ハリー・ポッター」全8作品に参加、テーマパークなども手掛けた美術監督死去
9/12 04:22 掲載

映画版「ハリー・ポッター」シリーズで美術監督を務めたスチュアート・クレイグが、9月10日、およそ14年間にわたるパーキンソン病との闘病生活の末、83歳で死去した。
2001年の「ハリー・ポッターと賢者の石」から2011年の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2」まで全8作品に参加、ワーナー・ブラザースによる同作のテーマパークのデザインのほか、スピンオフである「ファンタスティック・ビースト」シリーズ3作品も手掛けた。
その40年以上にわたるキャリアの中、アカデミー賞で「ガンジー」「危険な関係」「イングリッシュ・ペイシェント」で計3回美術賞を受賞、「ハリー・ポッター」シリーズでも4度の候補に挙がった。
この訃報を受け、「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリングも追悼の言葉を投稿。「スチュアート・クレイグと一緒に仕事をできたことは、私の人生でもっと光栄な経験の一つでした。彼は真の想像力の持ち主で、ほかの人ではできないような魔法の世界をスクリーンに作り出してくれました」と綴っている。