“パープル”鈴木京香、“レッド”伊原六花、“ブラック”山崎紘菜が鮮やかな美の競演
女優の鈴木京香(57歳)らが10月27日、東京ミッドタウン日比谷にて行われた第38回東京国際映画祭のレッドカーペットイベントに登場した。
鈴木は今回、阪神タイガースの若きホープとして将来を嘱望されるも、21歳で脳腫瘍を発症、2023年に28歳でその生涯を閉じた横田慎太郎選手の人生を映画化した「栄光のバックホーム」が、第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて上映されることに合わせ、映画祭オープニングを飾るレッドカーペットに登場。
鈴木のほか、ダブル主演を務めた松谷鷹也と、高橋克典、伊原六花、山崎紘菜、草川拓弥、上地雄輔、加藤雅也ら豪華キャスト、さらに製作総指揮の見城徹氏、秋山純監督も登場した。
レッドカーペットの始点となる日比谷ステップ広場に、本作のダブル主演を務めた松谷鷹也と鈴木京香が登場すると大きな歓声。この日の鈴木の衣装はレッドカーペットの色合いに映えるシックなパープルのドレス、さらに赤のドレスに身を包んだ伊原六花、黒のドレスに身を包んだ山崎紘菜と、レッドカーペット上は鮮やかな美の競演となり、カメラマンのフラッシュもひときわ大きく光り輝いた。
一方、タキシードに身を包んだ松谷は横田選手から譲り受けたグローブを手にレッドカーペットに登場。さらに秋山純監督は、横田選手が着用していた背番号24のユニフォームを掲げ、横田選手の魂とともに、一同レッドカーペットを力強く歩いた。
大勢の観客と対面した鈴木は「こうやって実際に大勢の方の前を歩いてると、すごく励みになりますし、ここに来てくださってる方以上に、大勢の方に慎太郎さんの素敵さを知ってもらわなきゃと思い、ますます励みになっています」と笑顔。さらに病魔と闘う息子を支える母という役どころについて「わたしも慎太郎さんの存在を知って。すごく励みになった時期があったので。この清らかな、しかも勇敢に生きた慎太郎くんという青年のことを、みんなに知ってもらいたいなと本当に思ってます」としみじみと付け加えた。
さらに阪神ファンだという伊原は、本作のオファーに「子どもの頃に父に連れられて甲子園球場に観に行っていたので。父がすごく喜んでましたし、それを見てわたしも嬉しかったです。こんな太陽のような素晴らしい方がいらっしゃったことは皆さん知っていると思いますが、この映画を通してその半生をたくさんの方たちに知っていただけるよう、少しでもお手伝いができたら」とコメント。草川も「僕自身、こういう映画祭に出るのが初めてだったので、今回参加することができてすごく嬉しいなと思うと同時に、いまだに緊張しております。ライブとは全然違った世界を感じております。この映画に関わることができてすごく光栄ですし、本当にたくさんの方に届いてほしいなと心の底から思っています」と熱い想いを口にした。
映画「栄光のバックホーム」(配給:ギャガ)は11月28日全国公開。