槙野智章が選ぶ日本代表のベストな“ボランチコンビ”は? 熾烈なメンバー争い

11/18 21:43 掲載
槙野智章が選ぶ日本代表のベストな“ボランチコンビ”は? 熾烈なメンバー争い

サッカー元日本代表の槙野智章(38歳)が、11月16日に放送されたスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(ABEMA)に出演。日本代表のベストな"ボランチコンビ"について語った。

番組が放送された11月16日は、1997年同日にサッカー日本代表が初めてW杯出場を果たした「ジョホールバルの歓喜」の日。そこで今回はW杯で優勝を目指すサッカー日本代表のボランチの代表争いに注目した。

キャプテンの遠藤航選手やケガで招集外になっている守田英正選手に加えて、田中碧選手、藤田譲瑠チマ選手、佐野海舟選手、鎌田大地選手の計6人がメンバー選出に向けてしのぎを削っているボランチのポジション。槙野に、現時点のベストなボランチコンビを聞くと「佐野選手と鎌田選手」と回答する。

大前提として、全員がヨーロッパのチームでポジションを獲得している素晴らしい選手とした上で、「これまでの森保ジャパンなら、守田選手と遠藤選手で考えられていたと思う。だけど遠藤選手は今、所属チームでプレータイムを確保できておらず、守田選手もケガで招集外になっている。ドイツでも活躍する佐野選手と、攻撃的なプレースタイルながら一歩下がる位置で動ける鎌田選手の二人がベストなのではないか」と解説した。

また、佐野選手と鎌田選手の強みとして「ボールを奪える、動かせる。そしてピッチの前後左右を縦横無尽に走れる」と語り、「今のベストコンディションで言うなら、佐野選手と鎌田選手はお互いを補い合える。いろんな選手がいるので、足りないものを補える2人がいいと思う」と締めくくった。

さらに序列を聞かれると、槙野は「森保監督はこれまで積み上げてきたものを大事にしている。前大会のカタール戦を考えると守田選手、遠藤選手、田中選手の3人だった。でも今は佐野選手も力を発揮している。本来なら鎌田選手はボランチよりも前のポジションなので、ボランチメインで考えるなら4人が選ばれるのではないか。相手チームに応じて、鎌田選手を下げてボランチにしたりと戦略を変えられる」と説明。

バランサーについてはキャプテンの遠藤選手の名前をあげ、「やっぱり経験値があるし、チームの流れを変えるためのプレーができる選手」と称えながらも「ただし今はコンディションがあまり良くない。連戦や時差を考えると、年齢が若い選手が入る可能性もある」と、メンバー争いの厳しさを語った。

ちなみに、ボランチのポジションで争う6人の中でも特に目覚ましい活躍を見せるMFの佐野海舟選手について、槙野は「ドイツのチームでプレーして、中盤でボールを奪える能力をつけてきた。これまでフィジカル面は日本代表の弱点と言われていたけど、ピッチ中盤でも積極的にファイトしてボールを奪いに行ける選手が入ったのはすごくいいこと。今、けがで控えている選手たちにも相当プレッシャーがかかっていると思う」と絶賛。

14日に行われた親善試合のガーナ戦であげた1点目の映像を振り返り、「中盤でボールを奪えるだけじゃなくて、ゴール前まで運んでからパスできる。今までなら奪った後にすぐパスしていたはず。ここが佐野海舟のすごいところなんです!」と熱弁した。

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