ロシア勢、国旗の下で出場=ウクライナは開会式欠席―ミラノ・コルティナ・パラ
3/3 14:13 掲載
【ミラノ時事】6日に開幕するミラノ・コルティナ冬季パラリンピックで、ロシアとベラルーシ勢は国を代表して出場する。2024年パリ夏季大会は国旗の使用が禁止される「個人の中立選手」として参加したが、今回は国内パラリンピック委員会(NPC)の資格停止処分が解除され、通常通り代表としての出場が認められた。
国際パラリンピック委員会(IPC)は昨年9月の総会で、ロシアと同盟国ベラルーシのNPCに対する処分解除を決定。今大会はロシア6人、ベラルーシ4人が出場予定で、国旗や国歌の使用も可能になった。
これに猛反発したのがウクライナ。2月中旬に開会式のボイコットを表明し、チェコも同調した。開催国イタリアの政府も反対声明を出すなど、波紋が広がっている。
IPCのパーソンズ会長は「開会式が政治利用されるべきではない」と述べ、スポーツと政治の分離を強調。ウクライナなどには「参加してもらえるよう働き掛ける」とし、イタリア政府の姿勢については「決定したのは5カ月前。新しいものではない。政府とも協議を重ねてきた」と釈明した。
ロシアによるウクライナ侵攻は22年北京冬季パラリンピックの開幕直前に始まり、現在も続く。前回大会ではIPCが一度はロシア勢の個人資格での出場を認めながら、各国の反発を受けて除外に転じた経緯がある。今回は最高意思決定機関である総会の判断で、「理事会や会長が覆すことはできない」とパーソンズ会長。先の冬季五輪でロシア勢が個人の中立選手として出場したケースとの違いについても、「両者は別の組織だ」とかわした。
2月28日には、米イスラエル両軍の対イラン攻撃が始まった。一段と緊張が高まる中、障害者スポーツの祭典が幕を開ける。