悲願まで、あと一歩=涙のんだ小須田―スノーボード〔パラリンピック〕

3/8 22:22 掲載
悲願まで、あと一歩=涙のんだ小須田―スノーボード〔パラリンピック〕

悲願だったパラリンピックの表彰台に、あと一歩届かなかった。1月に右肘を骨折し、痛みが残る中で臨んだ小須田が、スノーボードクロス男子下肢障害LL1で4位。開会式で旗手を務めたエースは日本勢として今大会のメダル1号も逃し、「取りたかった」と涙をぬぐった。


決勝は、勝負どころとみていたカーブで後方から仕掛けた。バランスを崩して転倒。他の選手も転び、小須田はすぐに立ち上がって3番目でゴールしたが、走路をふさいだ形となり最下位扱いとなった。


21歳の時、事故で右太ももを切断。そこからパラスポーツを始め、当初は陸上との「二刀流」だった。2021年東京、22年北京の両大会で7位入賞。「メダルをもらう選手を見て表彰台に立ちたいと思った」。より自信があったスノーボードに専念した。


転機は23年。健常者のスノーボードクロスで日本一となった元木勇希さんが日本代表コーチに就任し、教えを受けた。初めの頃は板の扱いに苦しみ、平地で基礎から練習。夜は3時間ほども練習動画を見て研究し、イメージと体の動きをすり合わせた。コーチ直伝の、板をたわませて雪面に力を伝える技術を習得し、ターンが劇的に向上した。


「4年で確実に成長した。少しは格好いい滑りを見せられた」との思いもある。残るは昨年の世界選手権で勝ったバンクドスラローム。攻めの姿勢を崩さず、悔しさを晴らすつもりだ。(時事)




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