義ノ富士、教え生かして=綱とり大関撃破に自信―大相撲春場所
3/9 20:45 掲載
相手のペースに持ち込ませないように普段からの教えを生かした。義ノ富士が綱とりの安青錦を見応えのある内容で撃破。最も勢いに乗る大関から今場所初白星。「動きを止めると内無双とかが来る。稽古場で言われたことを大事にした。動きを止めると、(師匠の伊勢ケ浜親方=元横綱照ノ富士=に)注意される」と興奮気味に振り返った。
お互いに一歩も譲らない展開から、左で上手を引いた。右差しも効果的。先に動いて出し投げで崩し、寄り倒した。「2場所連続優勝し、綱とりの大関に勝てた。自分も集中して頑張りたい」。幕内での対戦成績を自身の3勝1敗とし、自信を深めた様子だった。
1月の初場所は自己最高位の西前頭筆頭で勝ち越したものの、地位は据え置きに。それでも「番付は気にしない」と言う。同部屋の熱海富士には新三役昇進で先を越された中、「悔しさはない。部屋として盛り上がった」。欲は出さず、愚直な姿勢で地力を付けてきた。
師匠は弟子に暴力を振るった問題で今場所は休場となったが、土俵に集中できているからこその結果だろう。「思い切り良くいきたい」と義ノ富士は攻めの姿勢を強調した。