急逝した恩師へ、入賞誓う=アルペンスキーの小池、最後のパラリンピック―ミラノ・コルティナ・パラ〔パラリンピック〕

3/11 08:42 掲載
急逝した恩師へ、入賞誓う=アルペンスキーの小池、最後のパラリンピック―ミラノ・コルティナ・パラ〔パラリンピック〕

パラアルペンスキー男子立位の小池は、複合で10位に食い込み、目標の入賞まであと一歩に迫った。43歳のベテランが最後と決めた大舞台を前に昨年12月、恩師の富井正一さんが急逝した。「教わったことが多過ぎる。よくやったと言われるように滑りたい」と残る2種目で初の8位以内を狙う。


日体大サッカー部でGKとしてプレーしていた20歳の時、オートバイ事故で左腕にまひが残った。大学教授らに勧められてスキーに転向。当時は障害への理解が低く、何人ものコーチに指導をお願いしたが断られた。長野・野沢温泉村でチームを率いていた富井さんだけが「いいじゃないか、やろうぜ」と言ってくれた。以来、20年以上も師弟関係にあった。


シーズン中は海外を転戦。それでも頻繁に自身の動画を送り、改善点をコメントしてもらっていた。亡くなる数時間前までやりとりし、「ストレスをかけていたのかな」と考える時もある。


6大会連続出場となったパラリンピックの直前。野沢温泉村に足を運び、手を合わせた。「よし、行ってこい」。そう活を入れられた気がした。


イタリアの地では、レース前にお手玉をして集中力を高める。富井さんに教わった方法で、今季から取り入れている。「限界を突破したい。諦めない姿を見せる」と覚悟を口にした。(時事)




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