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おそ松くんとは?

ジャンル 少年漫画ギャグ漫画
漫画
作者 赤塚不二夫フジオ・プロ
出版社 小学館
その他の出版社
曙出版講談社青林堂など

掲載誌 週刊少年サンデー
レーベル アケボノコミックス講談社コミックスなど
発表号 1962年16号 - 1969年21号
巻数 全31巻+別巻2巻(曙出版)
アニメ:おそ松くん(アニメ第1作)
原作 赤塚不二夫
監督 永沢詢
音楽 渡辺浦人三保敬太郎
アニメーション制作 チルドレンズ・コーナースタジオ・ゼロ
製作 毎日放送、チルドレンズ・コーナー
スタジオゼロ
放送局 毎日放送、NETテレビほか
放送期間 1966年2月5日 - 1967年3月25日
話数 全56話
アニメ:おそ松くん(アニメ第2作)
原作 赤塚不二夫
監督 鴫野彰
脚本 星山博之、浦沢義雄富田祐弘、照井啓司
丸尾みほ静谷伊佐夫阪口和久、廣岡豊
キャラクターデザイン 岸義之
音楽 本間勇輔
アニメーション制作 スタジオぴえろ
製作 フジテレビ読売広告社、スタジオぴえろ
放送局 フジテレビほか
放送期間 1988年2月13日 - 1989年12月30日
話数 全86話
映画:おそ松くん スイカの星からこんにちはザンス!
原作 赤塚不二夫
監督 鴫野彰
脚本 星山博之
音楽 本間勇輔
制作 スタジオぴえろ
製作 布川ゆうじ
配給 東映
封切日 1989年3月18日
上映時間 25分
テレビドラマ:おそ松くん イヤミ・チビ太の板前一本勝負
原作 赤塚不二夫
脚本 土屋斗紀雄
演出 奥村隆市
制作 フジテレビ
放送局 フジテレビ
放送期間 1985年12月16日 -
話数 全1話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメドラマ
ポータル 漫画・アニメ・ドラマ

おそ松くん』(おそまつくん)は、赤塚不二夫フジオ・プロによる日本漫画作品である。『天才バカボン』以前に描かれた作品で、赤塚のギャグ漫画家としての確固たる人気を確立した。

概要

本作は、六つ子である松野兄弟やその周囲の人間たちが織りなすドタバタを描いたギャグ漫画である。発想の原点は「1ダースなら安くなる」というアメリカの映画で、初期案では12人だったが、漫画のコマで描ききれる人数ということから6人のキャラクターが描かれた。赤塚のアシスタントを長年務めた北見けんいちによれば、イヤミやデカパン等のキャラクターデザインは、当時赤塚のチーフアシスタントだった高井研一郎が手掛けていたとのことで、1970年以降のチーフ作画はあだち勉が担当している。赤塚は「うまく脇役が描けない」と高井に依頼し、高井は六つ子以外のほとんどのキャラクターを創案し、イヤミの「シェー!」も初めて描いたとされる。ただし、ネームだけは赤塚が一人で作成している。

もともとは全4回の短期連載の予定だったが、爆発的な人気を受け、掲載先を変えながらも長期連載を果たした経緯を持つ。最初は『週刊少年サンデー』に1962年16号から1967年33号まで連載されていたが、『ボーイズライフ』(1966年4月号から12月号まで)や学年誌にも掲載され、1969年『週刊少年サンデー』21号掲載の「いまにみていろミーだって」まで小学館の各雑誌で作品が発表され続けた。なお、『少年サンデー増刊号』などで掲載されたスペシャル版では、チャーリー・チャップリンなどの映画作品の翻案が多い。のち『週刊少年キング』の1972年5号に『新おそ松くん』として掲載され(『チビ太の金庫破り』リメイク版)、同年13号から1973年53号まで再び『おそ松くん』の題名で連載された。

その後も小学館の学年誌での別冊付録として旧作が掲載されていたほか、テレビアニメ第2作の放送に際し講談社の『コミックボンボン』に1987年11月号から1990年3月号まで、同じく講談社刊行の『テレビマガジン』に1988年2月号から1990年1月号まで、新作が連載された。

また、1989年4月に発行された『週刊少年サンデー30周年記念増刊号』に『あの有名キャラクターは、いま!?』のタイトルで連載開始当時から27年が過ぎたという設定の4ページの読み切り作品が掲載。1993年に発行された『ビッグコミック 1993年6月25日号』では創刊25周年記念大広告としてサッポロビールの製品『黒ラベル』とのタイアップ広告『大人になったおそ松くん』が7ページのイラストと文章で掲載され、連載当時から25年後のメインキャストたちが登場した。

第10回(昭和39年度)小学館漫画賞受賞。同名の連続テレビアニメ1966年1988年の2度製作・放送され、1985年には実写テレビドラマも製作・放送された。また、2015年には原作者である赤塚の生誕80周年に併せ、大人に成長した六つ子たちが活躍する続編のテレビアニメ『おそ松さん』が製作され、再び人気を博した。

作品内容

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  • 出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2016年2月)
  • 独自研究が含まれているおそれがあります。(2016年2月)

長期にわたり連載された作品であり、かつその間の内容の変更が著しいため便宜上数節に分ける。

初期(週刊少年サンデー連載)
当初は六つ子を主役に据えて日常に対する意外性を持たせながらも、六つ子の腕白ぶりに手を焼く両親、六つ子のクラスメートで憧れの美少女トト子、ずる賢くてへこたれないチビ太が脇を固めた生活感あふれるシチュエーション・コメディだった。このため、六つ子が学校に行く場面やガキ大将と対決する場面もあった。中盤からイヤミ、デカパン、ハタ坊、ダヨーンといったキャラクターが出現し、次第に「主役を食う」状態となる。内容もイヤミとチビ太を中心としたスラップスティック・コメディに変化していった。やがて初期設定は一切無視され、いろんな設定で六つ子とイヤミ、チビ太が絡み合うナンセンスギャグ作品になった。
中期(週刊少年サンデー・別冊少年サンデー掲載、ボーイズライフ連載)
週刊少年マガジンでの『天才バカボン』の開始が引き金となり、週刊少年サンデーの誌面強化を理由に『おそ松くん』の週刊連載を打ち切られた赤塚は、代償に『おそ松くん』の月に1度の掲載と増ページを認めさせた。ここで発表した作品は既述の通り映画の翻案が多く、手塚治虫の採ったスターシステムと同様に赤塚によってキャラクターたちが一俳優のごとく様々な適役をこなしていった。『イヤミはひとり風の中』『チビ太の金庫破り』『オメガのジョーを消せ』など映画の翻案のほか、非日常回が増え、日常回が極端に減ったこともこの時期の特徴の一つ。最終話『いまにみていろミーだって』(1969年)ではイヤミとバカボンのパパのコンビが実現している。
後期(週刊少年キング連載)
『天才バカボン』『レッツラゴン』と並行して描かれた作品。イヤミが主役で、それまでは主役も多かったチビ太ですらチョイ役にとどまるものの、チビ太が主役の『チビ太の金庫破り』のリメイク版が掲載されている。六つ子に至っては全く登場しない話がほとんどである。出ても扉程度で、「ぼくがさっぱりでないのに、おそ松くんなんてひどいよ!」などとイヤミに抗議するシーンがほとんどだった。基本的に女にモテず、金もなくいつも空腹にさいなまれているイヤミを中心に話が展開し、そこに目ン玉つながりのおまわりさん(本官さん)などのキャラクターが絡み、シュールなギャグを展開する。ニャロメ、オカマのカオルちゃん、ウナギイヌ、ノラウマ、竜之進などのゲストキャラクターも多く出演した。また、デカパンがイヤミの敵役となっている話が多い。残虐性の高い描写や荒々しい作画、ワンパターンなストーリーが続くなどから、選集や現在書店で手に入れられる単行本では様々な理由で収録が見送られたり、一部話数が省かれることが多い。
最新版(コミックボンボン、テレビマガジン連載)
テレビアニメ第2作制作を機に再執筆されたもの。基本に立ち返り再び六つ子中心の話となり、イヤミとチビ太は脇役に戻る。加えておそ松が最初期のように他の兄弟を出し抜いて単独行動、もしくは敵対することも多くなった。脇役の設定についても、イヤミが通りすがりのエセ紳士でなぜか周囲に振り回されひどい目に遭う男、チビ太が空き地の土管の中に住む孤児、デカパンが発明家でほぼ固定となっている。ボンボン版のみ「あぶニャン」というネコ型ロボットが登場する。テレビマガジン版は低年齢の読者にあわせた単純明快なストーリーが多く、4コマ漫画も制作された。

なお、「中期」と「後期」の間、いわゆる中断期(1969年 - 1970年)は、『もーれつア太郎』や、週刊少年サンデーに移籍した『天才バカボン』にゲスト出演することが多くなる。そして『ア太郎』の長編作である『時のかなたの森の石松』・『風雲もーれつ城』・『まっ黒しっぽを東京でなおせ!』(原題『最後の休日』)では、3作の主要キャラクターが共演するようになる。

特別編

あの有名キャラクターたちは、いま!?

週刊少年サンデー30周年記念増刊号に掲載された。今作ではチビ太以外の主要キャラクター達は全員何らかの理由により、すでに死亡していることになっており、4年後に発表された『大人になったおそ松くん』の設定とは大きく異なっている。また、この作品では、「赤塚不二夫が昭和63年1月1日に重症のアル中にかかりマンガが書けなくなり自殺」と作品発表前の日付で死亡の記述がされており、実際の赤塚の死亡状況とは異なる。『赤塚不二夫漫画大全集 1980年代』(コミックパーク)と、竹書房刊文庫本「おそ松くん」第15巻ラストに収録。

登場人物

担当声優(「声」と省略)は、アニメ1作、2作、パチスロ、サンスリー版となっている。なお、他作品からの人物は例外。

『おそ松さん』における独自設定・声優は本項ではなくおそ松さん#登場人物を参照。

レギュラー

※ 週刊少年サンデー版およびアニメ第2作を中心に記載する。他の漫画やアニメと違い、話によっておのおのの役柄が異なるのが特徴である。

六つ子
本作の主人公で、松造と松代の息子。基本設定では10歳(小学校5年生)。身長150cm、体重46kg。
1964年夏発売の「別冊少年サンデー 夏休み号」の特集記事によると、誕生日は5月24日
性格は個々に差はあるものの、全員イタズラ好きで金や食べ物にがめつい。また全員トト子に憧れている。
容姿・服装は6人とも全く同じで、見分けるのは実質不可能。知らない人間はもちろん友人や両親ですら判別できないこともあり、六つ子がそれを利用してイタズラしたり、逆に個性を出そうと奮闘するのが初期話の主な流れ。服装が同じ理由は、母親の松代曰く「同じものを半ダース単位で買うと安くしてくれるから」。
生まれ順に関して原作・アニメ第1作で言及されたことはなく、アニメ第2作第28話「野生のイヤミに気をつけろ!」でおそ松が長男だと明言されているのみ。赤塚不二夫公式サイトではおそ松が長男、トド松が末っ子とだけ設定されている。また、作中で母親が六つ子を呼ぶ順番は「おそ松、一松、カラ松、チョロ松、トド松、十四松」であり、竹書房の文庫版(第1期)の1〜6巻の表紙にもこの順番で、CGで表現されたバラバラの色の服を着た六つ子が登場する。
容姿について原作「いかした顔になりたいよ」で、町の整形医ベン・ケーチに整形手術で顔を変えようとするエピソードもあるが、美男子になったのは最初に受けたチョロ松だけで、最後に手術を受ける予定で結果的に受けなかったおそ松以外は、ケーチの助手が担当したために失敗して変な顔に変貌してしまった。赤塚不二夫公式サイトの『おそ松くん』のページのトップのFlashアニメでは区別がつくよう全員、口調が異なっていた(例えば返事は「はい」「ヘイ」「ははっ」、トド松は語尾に「ござる」を付けるなど)。現在はリニューアルされたので確認することはできない。
竹書房12巻収録の「三十年後のおそ松くん」では、頭髪量などに個人差が発生していた。おそ松以外(特にチョロ松)は髪の毛のことを気にしている。
また、アニメ第2作では40年後で設定されており、チョロ松だけが変わり果てており、原作同様、頭のことを言われると怒る。未だ全員が両親と住んでいる。
1993年発表の『大人になったおそ松くん』では25年後の六つ子の職業が具体的に描かれている。
各人の性格、嗜好には上記の通り差があり、6人同時に行動することは少ない。おそ松およびチョロ松は多くの場合ともに行動しており、トラブルメーカーとなる。この2人と他の4人、もしくはおそ松と他の5人の間の対立関係の存在をうかがわせる描写も多い。
コミックボンボン版では必ず1人は転んで登場する。
姓は「松野」であるが、初期作品「みぎやひだりのだんなさま」では「山野」姓になっていた。
原作及びアニメ第2作では中盤頃からエピソードの中心はイヤミ・チビ太になり、六つ子は脇役的な扱いに変化している。サンデー版最終話「いまにみていろミーだって」では、イヤミとバカボンパパが訪れた客としての登場のみ。
スピンオフ作品『おそ松さん』では大人になったという設定で、表情によって区別がつくようになる。
以下に記載する「一番◯◯」などの個性はあくまで設定上のもので、実際の漫画では6人の性格が明確に区別されていることは少なく、話によって役割が変化することも多い。
松野 おそ松(まつの おそまつ)
声 - 加藤みどり/井上瑤/日下ちひろ(大一版CR、パチスロ)/庄子裕衣(サンスリー版CR)
長男。六つ子のリーダーでケンカも一番強く、がめつい六つ子の中でも特にがめつくてセコい。初期および最新版では他の兄弟を出し抜いて一人で行動することも多く、要領の良さが伺えるが失敗をやらかして他の兄弟からの信用を失う話も多々ある。血液型はA型でピーマンが嫌い。
「三十年後のおそ松くん」では、髪型は変わらないが、鼻からヒゲが生えている。
『大人になったおそ松くん』では、平社員で独身。一人で両親の面倒を見てきたため、六つ子の中で一人だけ額が広くなっており、バーコード頭になっている。また、タバコを吸うようになっている。
名前の由来は「お粗末」から。
松野 カラ松(まつの カラまつ)
声 - 山本圭子白石冬美〈代役〉/真柴摩利(第2作、パチスロ)/庄子裕衣(サンスリー版CR)
カラっとさっぱりしているが飽きっぽいのが難点。カラ元気だけは人一倍の元気者。
「三十年後のおそ松くん」では、バーコードのような禿頭である。
『大人になったおそ松くん』では、八百屋へ婿養子に行き、女房の尻に敷かれている。
名前の由来は唐松から。
松野 チョロ松(まつの チョロまつ)
声 - 山本圭子/松本梨香/庄子裕衣(サンスリー版CR)
名前の通りチョロチョロしてすばしっこい。一番の要領の良さを誇り、判断も逃げ足も早い。おそ松とペアを組むことが多い。
「三十年後のおそ松くん」では禿頭である。
『大人になったおそ松くん』では、警察官になっている。倒れた松造を病院に運ぶおそ松の車を検問に引っ掛けたため、松造の容態が悪化してしまった。
名前の由来は、江戸時代チョロチョロする(チョロい=トロいとの説も)子供によく使われた愛称「チョロ松」や、大衆演劇・喜劇で丁稚の役名によく使われる「ちょろ松」から。
松野 一松(まつの いちまつ)
声 - 北浜晴子/横尾まり、松本梨香〈代役〉/庄子裕衣(サンスリー版CR)
六つ子の中では一番まじめで意志も強く、とびきり粋な男の子。
「三十年後のおそ松くん」では、七三分けになり、眼鏡をかけている。
『大人になったおそ松くん』では、社長令嬢と逆タマ結婚し、二代目社長に就任している。
名前の由来は「市松模様」からで、「市松」と間違えられる話がある。
松野 十四松(まつの じゅうしまつ)
声 - 東美枝/松井菜桜子
気が優しいが、その分気が弱い。六つ子の中で一番口うるさくおしゃべりで、歌もうまい。「自分が一番影が薄い」と悩むエピソードもある。
「三十年後のおそ松くん」では、髪型がボサボサになり、無精髭を生やしている。
『大人になったおそ松くん』では、医者になっている。だが、容態の悪化した松造は救えなかった。
名前は鳥の「十姉妹」から。
松野 トド松(まつの トドまつ)
声 - 北浜晴子/林原めぐみ/庄子裕衣(サンスリー版CR)
末弟。のんびり屋で、風呂が大嫌い。末っ子ながらとどのつまりの甘えん坊。
「三十年後のおそ松くん」では、ややイガグリ頭っぽくなった。
『大人になったおそ松くん』では、魚屋を営んでいる。店で売っていた魚の骨が松造のノドに刺さり、松造が倒れる。
名前の由来は椴松から。
イヤミ(井矢見)
声 - 小林恭治/肝付兼太
名前の通り、嫌味な男。初期の話では漢字表記されていることが多い。30歳(カラーアニメ版では36歳である)。
痩せ型で3枚の出っ歯と口髭、顎まで伸ばした長髪を内巻きにした独特の髪型。驚いた時は毛先が広がる。連載後期では髪のボリュームが増え毛先が外向きになる。一人称は「ミー」、二人称は「チミ」「ユー」。語尾に「〜ザンス」をつけて話す。自称フランス帰りで、何かにつけて「おフランスでは〜」と語る。あらゆるイタズラや嫌味な言動・悪事を行った末に、しっぺ返しを食らうオチとなることが多い。
手足を曲げながら「シェー」(あまりにも悲惨な状況になった場合は「ジェー」「ショエー」となることもある)と叫ぶギャグは国民的な流行語となった。
詳細は「シェー」を参照
原作初登場話では医師の役で名前はなかった。その後、六つ子の父親松造の同僚「井矢見」として再登場、レギュラーキャラとなった。
職業や役割は様々。おそ松たちの学校の教師や父親の会社の同僚、時に上役、あらゆるインチキ商売、乞食、こそ泥といった役どころで登場。『チビ太の金庫破り』ではチビ太を執拗に追跡する刑事として出演している。実質主役となったキング版では、モテない独身男という設定になり、より不条理な目にあわされることが多くなった。 善人や弱者として登場することもあるが、その場合はいつにもまして報われない結末を迎えることが多い。
おそ松そっくりのロボットを作って暴れさせる、医師役で登場した話で、デカパンの病院に患者を取られたのを逆恨みしてデカパンに化ける薬を使い、デカパンを悪人に仕立て上げる、おでんを盗み食いしてチビ太のせいにするなど悪事の内容は様々。
一方、捨て子をひろったチビ太にこっそりミルクや布団を差し入れしたり、大金を拾ったあと新聞配達でお金を貯めているハタ坊にステレオを買ってやったりと心優しい一面もある。
フランス帰りと称するが、サンデー版では教師役として出演した回で、フランス旅行帰りの生徒にフランスのことを習ったり、少年キング版では「ミーはおフランスなんかにいちどもいったことがないざんす」と言ったりと実際には渡仏経験はないと思われるエピソードがいくつかある。またフランス料理の食材エスカルゴを殻ごと食べてしまったり、デカパンが発明した小型台風を飲み込み、自ら大型台風となって念願のフランスに飛びパリエッフェル塔に激突したことがある。1泊2日しか滞仏経験がないと露見する回もある。
赤塚不二夫はコメディアンのトニー谷をさして「あれ、俺の漫画のイヤミのモデルだもんねぇ。あれは、いただきザンス」と発言しており、漫画本編でもイヤミが拍子木を持って「あなたのお名前なんてえの」(アベック歌合戦)と真似したことがある。しかしトニー谷の顔はイヤミとはまったく似ていないため、作者の駆け出し時代の担当編集者、週刊少年サンデーの樺島記者がモデルという説もある。また、イヤミの行動面については当時の洋行帰りのマスコミ人の嫌味な言動を大袈裟に描いたものである。
アニメ第2作第1回はセールスマンという設定だったが、悪徳医師から松造の上司など、原作同様様々な役割を担う。前半の作画は原作とほぼ同じだったが、後半では大幅に変わっていた(細くて長い手足→太くて短い手足、長髪→無造作な髪型、口の端まである長いヒゲ→短いヒゲ。第85話は総集編のため、スタイルの変化を比較できる)。40年後ではデカパン製薬会社の用務員兼宿直員になっていて、3回以上シェーをすると体にこたえるらしい。
1970年ビッグコミック掲載の読切『ミスターイヤミ』ではイヤミが行きつけのバーで女性と出会い同棲を始める。読者の年齢層が高いため間接的ではあるが大人向けの表現が見受けられる。
『大人になったおそ松くん』ではアメリカでバーテンダーの修業をした後、日本のバーで働いている。店の常連客のおそ松と憎まれ口を叩き合っている。25年経ち白髪まじりになったが出っ歯(ただし入れ歯)とホラ吹きぶりは相変わらずで独身。バーテンの修業をしたと言っているが、おそ松からカクテルを作るように言われた時に動揺して拒否しているため真偽は不明となっている。
チビ太
声 - 田上和枝水垣洋子沢田和子/田中真弓(第2作・CR・チビ太のおでんCM、パチスロ)
六つ子たちのライバル。名前の通り身長は低いが、年齢は基本的に六つ子たちと同じで、上であることも少なくない。1本だけ毛を残し、2段になった禿頭(後に「すごい石頭」という設定ができる)に丸い大きな目(ただし黒目は小さい)が特徴。左右の頬の3本の線は鼻水が乾いて固まった跡 。イヤミと同じく様々な役柄で登場するが、どの役柄でもおでんが大好物。生意気な性格で、「ケケッ」という、人を馬鹿にした笑い方をする。一人称は「僕」だが、アニメ第2作では「オイラ」も使用した。六つ子たちにこっぴどくいじめられても決してへこむことなく逆にいじめる側に回ることもあるため、大変しぶとい。動物や花をかわいがったり、惚れた子に一途に尽くすなど、純粋な面もある。親は設定されておらず、単独での登場。ネコカエルなどと同居していることが多い。登場する回の半分以上がイヤミとワンセットでの登場であるが、原則として子供であるのでイヤミほど役割の自由度は持たない。ただし、子供の風貌のままヤクザの親分、ムショ帰り、雑誌編集者、大学生など大人の役どころを演じているエピソードもいくつか存在する。また、悪徳医師イヤミの助手や乞食イヤミの子分になっていたり、逆にイヤミの敵役に回ることもある。
初登場は連載2回目でおそ松と仲の悪いガキ大将の弟役だった。当初は「チビ」と呼ばれるだけで一方的にいじめられるばかりだったが、次第に六つ子をからかったり騙したりとずる賢い性格を与えられるようになり名前も「チビ太」となった。eBookJapan版第4巻『六つ子なんかにまけないぞ』の欄外コラムにはチビ太の変遷が描かれている。
チビ太に背丈も含めそっくりなおじさん(声 - 第1作は不明、第2作は田の中勇)が科学者として登場したこともあり、チビ太同様背が低く「長身になる薬」を発明しようとしたが、間違って「小さくなる薬」を発明したため、チビ太がこの薬を使って六つ子に仕返しした事があった。
金庫に閉じ込められたおそ松とチョロ松を救出する「チビ太の金庫破り」(オー・ヘンリーの小説『よみがえった改心』の翻案)は、作者もお気に入りで、ファンの人気も高く『週刊少年キング』連載時にリバイバル版が制作された。リバイバル版では閉じ込められるのはトト子に変更されている。
「30年後…」ではデカパン製薬の部長となるが、六つ子が開発した若返り薬を受付のイヤミと結託して飲もうとするも、六つ子がすり替えた年取り薬を飲んでしまってイヤミ共々高齢となり、その罰で双方とも給仕に降格となってしまった。
25年後を描いた『大人になったおそ松くん』では係長になっている。身長150cm、頭髪量が増える。最終学歴は私大中退。新聞配達に始まり皿洗い・パチンコ屋の店員・牛丼屋のバイト・トラック運転手・AV男優・露天商の使い走り・ビルの窓ふき・ガードマン・漫画家のアシスタントと様々な職業を経て現在の会社に就職。かつておでんを握っていた手が寂しいので若いOLの尻をさわろうとする。
松野 松造(まつの まつぞう)
声 - 八奈見乗児→小林恭治→鈴木泰明/水鳥鉄夫/茶風林(サンスリー版CR)
六つ子たちの父親。名前は原作中にはほとんど出ず、「おフランス風のエチケット」でフランス支店へ赴任するため船で出航する際、社長を初めとする群衆の中に「松野松造」と書かれた幟があるのが唯一。漫画では当初、「三松屋」という商店を経営していた。前述の「『別冊少年サンデー』の特集記事によると、六つ子が生まれた時には酒屋を経営していたが、生活のために店を売ったという。しかし連載当初には近所の人に「三松屋さん」と呼ばれる場面がある。その後はサラリーマン、平社員という設定。よくボーナスを落とす(ただし1回は休日にゆっくり休むための狂言であった)。また、六つ子の代わりに誘拐されたチビ太の身代金に払ったこともある。竹書房の第5巻ではイヤミより先に「シェー!」のポーズを取っている。ただしこの時のセリフは「いやーん!」だった。物語の中では妻子に対する不満が多く、家族にないがしろにされて家を飛び出したことや、ヤクザのチビ太に頼ったこともあり、またこの回では結婚記念日が「12月8日」である事が判明している。中日ドラゴンズのファン。
また、アニメ第2作第69話の『魔法を使って若がえるザンス』で若返った松造は松吉と名乗り勉強し直すもうまくいかず、六つ子からも生意気だと言われる。
原作では一貫して六つ子の父親役を演じているが、アニメ第2作では六つ子とは血縁関係のない役を演じていることもある。たとえば、第59話「ハタ坊は正義の味方だジョー」で、松野夫妻は選挙でダヨーンの応援者として登場したのに対し、六つ子はダヨーンの対抗馬役であるイヤミのボディーガード役として登場した。
『大人になったおそ松くん』では25年後が描かれた。トド松の店で買った魚の骨をノドに詰まらせて倒れ、おそ松の車で十四松の病院に運ばれるが、チョロ松の検問に車が引っかかり容態が悪化し、死亡する。
松野 松代(まつの まつよ)
声 - 麻生みつ子近藤高子/横尾まり(第2作・サンスリー版CR)
松造の妻、六つ子の母。松造と同じく名前は原作中にはほとんど出ず、「まいったまいったクラス会」で六つ子と共にクラス会に行った際、旧友から「松代さん」と言われたのが唯一。専業主婦だが、息子が6人もいるせいで毎日とても忙しい。必然的に働き者だが、やや見栄張りでチャッカリ屋、なおかつヒステリックなところがある。丸縁の眼鏡をかけており、極度の近眼で、裸眼では、目の前のゴリラやライオンが識別できずにいる場面がある。生活の苦しさからイヤミなどの誘いにのって失敗するのが多いものの、それでイヤミなどのインチキがバレる事も稀にある。服は薄黄色の服とピンクのスカート。
六つ子・松造同様、中期以後は出番が少なくなるが、サンデー版末期に掲載された「キャプテンかあちゃん」では、女海賊団の首領キャプテン・カーチャン役で主役を務め、ハターボ船長(ハタ坊)率いる海賊団の部下である六つ子を人質に取りながら、その六つ子が生き別れの息子だったと密かに知って涙ぐむキャラクターを演じている。
アニメ第2作では松造と同様に魔法で若返り、松代は松子と名乗りアイドルとして一躍人気者になるが、同じアイドルであるトト子の執拗な嫌がらせに遭う。
『大人になったおそ松くん』では25年後松造、おそ松と同居している。
ハタ坊
声 - 加藤みどり/真柴摩利(第2作・CR・チビ太のおでんCM、パチスロ)
コウモリの羽のような髪型で、頭に小さな日の丸の旗を立てている男児。この旗は皮膚を貫通し、頭蓋骨に突き刺さっている(取り外しは容易)。鼻の下の線はかわいた鼻水の跡である。基本的に幼児で、やや頭が悪い印象のキャラクターだが、『少年キング』掲載分、及びアニメ第二作では、知能は常人並みになっている。語尾に「〜だジョー」をつけて話す。せこせことした動作はバスター・キートンがモデルであるという。主役を演じたことは数えるほどしかないが、重要な脇役が非常に多く、チビ太の弟分、デカパンやダヨーンの助手、イヤミに苛められる役などが多い。しかしチビ太をやっつけたことがあるほどの腕力を誇る場面もあり、社長・専務・海賊の船長、刑事チームのボスなど強い立場な役柄では徹底して部下をこき使う。
また末期作『オメガのジョーを消せ』では、イヤミと共に大金を強奪しながらイヤミの盗金を持ち逃げされた挙げ句、罪を擦り付けられて投獄された事から、復讐の鬼と化した殺し屋となるも、イヤミを追い詰めたところでフランスから帰国した息子を見て、イヤミが子持ちである事を知って心が揺れ動き、最後は犬に仕掛けた爆弾からイヤミを助け、「子供のためにやり直すんだジョー」と言いながら絶命した。
同様の髪型で、頭に旗を立てた両親および妹が登場することもあり、一家そろってハイキングに出る回では、家族全員が日章旗を頭に挿していた。末期作「勉強しすぎた大先生」では科学者の兄が登場、趣味の覗きが高じて新種の虫を発見し、ノーベル賞候補となった。
『チビ太の金庫破り』ではチビ太の弟分であるが、原作(2パターンとも)ではその時、チビ太が逮捕された後生活のため売却したということで頭に旗がない姿が描かれた。また、リバイバル版「チビ太の金庫破り」では、旗を売るシーンがある。
アニメ第2作での普段の服装は原作と異なり、ヒヨコが描かれた緑色のオーバーオールを着ている。40年後ではすでに孫までいる。また、彼が主役である『ハタ坊、勇気を出す』では当初、気の弱い少年でイヤミや六つ子らにさんざん濡れ衣を着せられ、本当のことが言える勇気を持っていなかったが、神社の神様であるデカパン(原作ではデカパンはハタ坊の父親という設定)に勇気が出る薬をもらい、勇気がわいてくるといった、彼の成長が描かれている。勇気の薬はただの水道水だった。
『大人になったおそ松くん』では25年後売れっ子コメディアンになっている。
デカパン
声 - 神山卓三和久井節緒/大平透(第2作・CR)、長嶝高士
富士山のような禿頭の裾野だけに頭髪が残り、鼻の下に髭を蓄えている中年男性。肥満体に青と白の縦縞の大きなパンツ(名前の由来)のみを着用。そのパンツの中にはカナヅチノコギリといった様々なモノが収納されており、『ドラえもん』の四次元ポケットに似ていると公式サイトでも指摘されている。基本的に性格は温厚かつ良心的だが、そこを六つ子やイヤミに利用されることも多い。動物好きで、犬、猫を多く飼っており「坊や」と呼んでかわいがっている。一人称は「ワス」で、語頭に「ホエホエー」、語尾に「〜だス」をつけて話す。イヤミ・チビ太・ハタ坊とは違って主役を演じることはなく、大富豪役や会社重役、善良医師役の他、ギャングのボスや刑務所の看守といった悪役も演じている。六つ子のおじさん役、トト子、ハタ坊の父親役で出演したこともある。年齢は、50 - 60代。
科学者「デカパン博士」として登場するときは、飼い猫を人間の本音がわかる「エスパーニャンコ」にしたり、人格が入れ替わる薬を発明したりで騒動の原因になることが多い。
アニメ第2作では、原作同様医師や大富豪のほか、第17話と第78話では神様役を演じている。第40話では太郎という息子が登場、ピンクと白の縦縞のパンツ姿で、寝ているところを起こされるとレッツラゴンのイラ公のごとく暴れる。40年後では100歳であるにもかかわらず、製薬会社の社長をやっている。
『大人になったおそ松くん』では25年後も髭が白髪交じりになったぐらいで外見にほとんど変化は見られない。
ダヨーン(駄四)
声 - 神山卓三→大竹宏/神山卓三(第2作、大一版CR)、緒方賢一〈第2作第80話-第83話の代役〉/茶風林(サンスリー版CR)、高塚正也
頭髪を真ん中から分け、垂れ目で異様に口が大きな壮年。大食いだが、体は太っておらず、痩せた体型。53歳(アニメ第2作の40年後で93歳と言いかけて訂正するシーンがある)。下駄を履いている(アニメ第2作・スピンオフ作品では、黒い革靴を履いている。漫画版でも「らくがきインベーダー出現」などでは革靴を履いている)。俳句が趣味。とぼけていて、間の抜けた印象の強いキャラクターだが、西部劇では渋いシェリフも演じた。役柄は警官や商店主、またはイヤミに対する債権者役が多い。デカパン同様主役を演じることはないが、シェリフ役での副主人公は何度かあった。また、アニメ第2作では、ムナゲキャサリン怪人ダヨン面相などといった悪役を演じることが多い。一人称は「ワシ」で語尾に「〜だヨーン」をつけて話す。言葉のところどころに「ダヨーン」をつけるのが口癖。藤子不二雄Aの『マンガニカ』によると、つのだじろうの長兄の角田喜代一が、ガラスに顔を押し付けた時の顔がモデルとされている(藤子Aの『フータくん』に登場する「テツカブ」も同一人物がモデルであるという)。また、滅多にないが、時折とんでもない怪力を見せることもある。
名前の由来は「ダヨーン」という、彼の口癖がそのまま名前になってしまったためである。
原作・アニメ第2作ともに同じ顔の娘がいる設定の時があり、特に原作のほうではチョロ松に好意をいだいており「チョロ松くん、好きダヨーン」と口調まで同じであった(チョロ松はこの事実を知った時、茫然としていた)。
『大人になったおそ松くん』では25年後売れっ子コメディアンになったハタ坊の付き人をやっている。
トト子 (ととこ)
声 - 白石冬美、沢田和子/松井菜桜子(第2作・サンスリー版CR)
本作のヒ
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出典:wikipedia
2020/05/28 07:57

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