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ひつじだよ!_全員集合!とは?

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ひつじだよ! 全員集合!
【イベントの種類】
音楽系イベント
【通称・略称】
ひつじだよ! 全員集合!
【正式名称】
サザンオールスターズ 年越しライブ2014 「ひつじだよ! 全員集合!」
【開催時期】
2014年12月27日28日30日31日
【会場】
横浜アリーナ
【主催】
キョードー横浜
【協賛】
三井住友銀行
【企画制作】
アミューズ
【協力】
WOWOW
【最寄駅】
新横浜駅
【駐車場】

【サザンオールスターズ 年越し ライブ 2014 「ひつじだよ! 全員集合!」】

サザンオールスターズ の 年越し・ツアー
【場所】
横浜アリーナ
【初日】
2014年12月27日
【最終日】
2014年12月31日
【公演数】
全4公演
【ウェブサイト】
公式サイト
【サザンオールスターズ ツアー 年表】

WOWOW presents サザンオールスターズ SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」 supported by Volkswagen Golf
(2013年) | サザンオールスターズ 年越し ライブ 2014 「ひつじだよ! 全員集合!」
(2014年) | WOWOW presents サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015 「おいしい葡萄の旅」
(2015年)

サザンオールスターズ 年越しライブ2014 「ひつじだよ! 全員集合!」』(さざんおーるすたーず としこしらいぶにぜろいちよん「ひつじだよ ぜんいんしゅうごう」)は、サザンオールスターズ2014年12月27日から12月31日まで、横浜アリーナで行った年越しライブ。ただし、12月29日は行っていない。

解説

自身として、2005年に行った『SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 みんなが好きです!』以来、9年振りとなる年越しライブ。タイトルはザ・ドリフターズ主演の国民的人気コント番組「8時だョ!全員集合」と2015年の干支であるをもじったもの。

2014年6月25日のデビュー36周年の際に、自身のホームページやYouTubeにて、「進撃のサザン 進撃3連発!」として、同年9月にシングル発売(後の「東京VICTORY」)、年内のオリジナルアルバム発売(後の『葡萄』。制作が遅れ翌年3月の発売)、本ライブの発表を行った。

このライブでは少しでも多くの観客に楽しんでもらいたいとの意向で、舞台後方のバックステージにも観客席が用意された。

最終日である12月31日だけは、WOWOWで本ライブが全編生中継された。また、途中でNHK系「第65回NHK紅白歌合戦」との中継により、「ピースとハイライト」と「東京VICTORY」を披露し、自身としては、4回目の紅白出場という形になった。本ライブの最後に、15作目のオリジナルアルバムである『葡萄』の発売日が2015年3月31日であることと、全国ツアー(後の「おいしい葡萄の旅」)の開催が発表された。2015年の元日の朝日新聞読売新聞にはこうした活動の内容が記された広告が掲載され、前者には『葡萄』の収録曲となった「平和の鐘が鳴る」の歌詞が先行公開され、後者には全国ツアーに向けての抱負などが語られたインタビューが掲載された。

本ライブの全編の映像ソフト化はされていないが、自身のアルバム『葡萄』の完全生産限定A・Bの特典として、「Making Movie~ピースとハイライト」「東京VICTORY」「天国オン・ザ・ビーチ」「栄光の男」を収録したDVDが付属となっている。

スケジュール

※ライブ会場は横浜アリーナである。

演奏曲

※曲順は公式サイトに従う。

曲順 曲 発売年
1 | Big Star Blues (ビッグスターの悲劇) | 1981
2 | フリフリ'65 | 1989
3 | 希望の轍 | 1990
MC
ちょっとだけ、懐かし目の選曲コーナー
4 | 気分しだいで責めないで | 1978
5 | 匂艶 THE NIGHT CLUB | 1982
6 | メロディ (melody) | 1985
7 | 逢いたくなった時に君はここにいない | 1990
8 | あっという間の夢のTONIGHT | 1984
9 | JAPANEGGAE (ジャパネゲエ) | 1984
10 | 死体置場でロマンスを | 1985
11 | Computer Children | 1985
12 | 鎌倉物語 | 1985
MC〜メンバー紹介
ちょっとだけ、新しい目の選曲コーナー
13 | BLUE HEAVEN | 1997
14 | LONELY WOMAN | 2004
15 | SAUDADE 〜真冬の蜃気楼〜 | 1998
16 | ごめんよ僕が馬鹿だった | 2005
MC〜紫綬褒章披露・ラブユー褒章
とある港町の物語のコーナー
17 | 涙のアベニュー | 1980
18 | 思い出のスター・ダスト | 1982
19 | シャ・ラ・ラ | 1980
20 | LOVE AFFAIR 〜秘密のデート | 1998
(最終日のみ)中居正広有働由美子によるトーク・曲紹介
21 | ピースとハイライト | 2013
22 | 東京VICTORY | 2014
MC
はっきり言って、時間調整のコーナー
23 | 爆笑アイランド | 1998
24 | 愛と欲望の日々 | 2004
25 | イエローマン 〜星の王子様〜 | 1999
26 | 怪物君の空 | 1985
27 | BOHBO No.5 | 2005
28 | ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL) | 1983
29 | 勝手にシンドバッド | 1978
(最終日のみ)カウントダウン〜一月一日
アンコール
30 | ハイそれまでヨ
天国オン・ザ・ビーチ | 

1962
2014


31 | ロックンロール・スーパーマン 〜Rock'n Roll Superman〜 | 2005
MC
32 | 栄光の男 | 2013
33 | Oh! クラウディア | 1982

参加ミュージシャン

論争・話題になった出来事

紫綬褒章の披露で起きたトラブル

紫綬褒章受章

2014年11月2日に日本政府は翌日3日に発令される秋の褒章受章者を発表し、その中で桑田が紫綬褒章受章者として選ばれた事が明かされた。桑田はこれに対し以下のようなコメントを発表した。

この度はこのような由緒正しい章をいただきまして、身に余る光栄であるのはもちろんのこと、私のような者が本当にいただいてしまってよいものかと、非常に驚いております。デビュー以来ずっと目立ちたい一心で、下劣極まりない音楽をやり続けてきた私が、このような高貴な章をいただけるとするならば、そんな音楽を喜んでくださったたくさんのファンの方々と、大衆芸能を導いて来られた数多の偉大なる先達たちのおかげであると、心から感謝いたしております。

これからも、みなさまに喜んでいただける音楽を創り続けていけるよう、日々励んでいく所存です。

日本が、そして世界が平和でありますように。
この度は誠にありがとうございました。
桑田佳祐

14日には如水会館二階「スターホール」で行われた伝達式にモーニングを着用した桑田が妻の原由子を伴って出席し、真面目に他の受章者と共に国歌「君が代」を斉唱し、下村博文文部科学大臣から受章者全員の名前が読み上げられ、褒章と章記を受け取る姿がテレビなどで報道された。桑田は報道陣から声をかけられると「大変ありがたいと思っております」と緊張の面持ちで答え、原は柔らかな微笑みをたたえた。同日の午後には皇居を訪れ、天皇陛下に拝謁した。

翌日放送分の「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(TOKYO FM)では伝達式でのエピソードを「綺麗な紫の章を頂いて、賞状も頂いて、けっこうなお弁当を頂いて」などといったユーモアを交えて語り、皇居に関しては「見事だった」、天皇陛下に拝謁した事に関しては「天皇陛下がお出ましになって、凄いねぇ、涙が出た」とコメントしている。

桑田と同じ茅ヶ崎市出身で同時期に秋の叙勲で旭日小綬章を授章していた加山雄三は桑田と電話で話し、お互いの栄誉を称えた事を述べており、桑田が受章に関して「(褒章を)本当に頂いていいんですかね」と珍しく相当緊張していた様子で話していたことも同時に証言している。

かねてから「人を食ったようなユニークな歌詞、世の中を斜めからとらえた独特のパフォーマンス」と評される程の型破りなキャラクターで知られる桑田が紫綬褒章を受章したことは大きな話題となり、賛否両論が巻き起こった。また、東京スポーツでは紫綬褒章受章を記念してそれにちなんだ歌を作って歌う事や、ライブで紫綬褒章を披露する可能性を予想する記事が報じられていた。

サザンのファンでもある山田宏は、桑田の紫綬褒章受章を喜び、自身のツイッターに「エンターテイナーに徹し続けている桑田さんの姿勢は僕の励み」「謙虚に素直に受賞を喜ぶコメントもグー」「これからも皆んなを楽しませてください」とコメントした。

ライブでの褒章の取り扱いへの抗議

年越しライブではTシャツとジーンズを衣装として着用した桑田が、MCの途中で「私、皇居に行ってきました。なんか勲章をくれるって言われて」と前述とは対照的なフランクな口調で語ったうえで受章した褒章を披露し、 黒沢明とロス・プリモスの「ラブユー東京」をファン、メンバー、スタッフへの感謝の気持ちや褒章が「みんなの褒章」であるといった事を込めた歌詞に替えた「ラブユー褒章」を歌うコーナーが存在し、「お元気ですか。朝からご苦労様でございます」と皇居での天皇陛下の口調をものまねしたり、「欲しい人は5000円から」などといったオークションを意識したジョークを織り交ぜたりしながら行われた。

12月27日 - 12月28日12月30日までの3日間は、褒章を木箱に入れ、手袋を着用したスタッフが桑田に渡しており、この3日間は大きな問題は起こらなかったが、2014年12月31日は後述の不備の影響もあり、桑田が褒章をジーンズのポケットから出し、この部分がWOWOWで放送されたこともあり、ネット上で拡散され多くの憶測や批判を呼んだ。

年が明けて2015年1月11日には、これらのシーンに「天皇陛下への侮辱行為だ!」と腹を立てた保守政治運動団体「牢人新聞社」主幹の渡邊昇を中心とした約30人の男女のデモ隊がアミューズ本社前で抗議デモを起こすほどになり、「ライブでの不敬な言動! サザン桑田は猛省せよ!」と書かれたプラカードと、大書した横断幕と日章旗を掲げ、拡声器で「アミューズと桑田は国民に対して謝罪しろ!」 「桑田佳祐の不敬発言を糾すぞ!アミューズは出てきて釈明しろ!」といった事を訴えた。

謝罪

同年1月15日にアミューズは桑田との連名で、年越しライブでの振る舞いに対する謝罪と紅白歌合戦でのパフォーマンスに関する釈明をする趣旨の文章を発表した。

翌日の1月16日分の日刊スポーツでは桑田が褒章をジーンズのポケットから出した理由が報じられており、「桑田の元に届けるタイミングが進行よりも早すぎたことが原因」「紫綬褒章の披露は、観客と視聴者へのサプライズ演出のため、桑田は手に持っているわけにいかず、一時保管するためにポケットにしまっていた」という趣旨の関係者からの証言が掲載された。

二日後の1月17日に放送された自身のラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(TOKYO FM)の冒頭では、桑田本人の口から一連の振る舞いに関する謝罪と紅白歌合戦でのパフォーマンスに関する釈明を行い、正月三が日の時点では騒動が起きている事に気づいていなかった事と、知り合いのメールや周囲の人物を経由してネット上での批判を知った旨を説明し対応の遅れを詫び、長野県在住のファンからの桑田の一連の振る舞いへの苦言のメールが読まれ、桑田はそれを受け止めたうえで「大切なファンの方の中にもこういうことを感じた方がいらっしゃるということで、不快に思われた方に謝らなければいけないと思った次第です」と切り出し、「すでに言い訳になってしまってますが」と前置きしつつ、褒章をジーンズのポケットから出した事については、年越しのカウントダウンの準備や第65回NHK紅白歌合戦への中継出演のため、時間通りに進めなければならず、それらに舞い上がっていたこともあり、前述のような段取りになってしまったことが説明され、ライブ中に自身がつけていたイヤーモニター経由でスタッフから急いで進める事を伝える連絡がかかったりする中で、褒章を1曲早く手にし、慌てて衣装のポケットに入れてしまったことを明かし、褒章をぞんざいに扱う気はなかった事を述べたうえで結果としてこのような扱いになったことを反省していると述べ、天皇陛下のものまねについては「私、日頃からずっと平和の大切さを述べておられる天皇陛下を心から尊敬しておりますが、伝達式の陛下のご様子を皆さんにお伝えしようとしたというとこが、私の浅はかなところで、結果として大変失礼にあたり、不快に感じた方がいらっしゃったことを大変反省しています」、オークションギャグについては「感謝の気持ちをお伝えしたうえでのジョークにしたつもりだったんですけども、こういった場所で下品な冗談を言うべきじゃありませんでした」と述べ、「とにかくこれは私一人の責任でございます」「大変反省しておりますし、心より心よりお詫び申し上げます」と一連の振る舞いに関して全面的に自身の非を認め、放送の最後には再び「不愉快極まりない思いをさせた方々には、ごめんなさいとか申し訳ないという言葉じゃ済まないと思う」と発言した。

同年2月にファンクラブ会員向けに発送されたサザンオールスターズ応援団会報「代官山通信」第129号では、このラジオ放送を抜粋した文章が封入された。

騒動における影響・著名人の見解

この騒動における社会的影響は少なからずあり、政治信条を問わず評論家・ファン・ネットユーザーなどからは「桑田に悪気はなかった」「紫綬褒章や天皇陛下をけなすつもりは全くなかった」「桑田特有の照れ・ユーモアである」といった擁護の意見や「天皇陛下を侮辱している」「叙勲は拒否することもできるので、軽々しく考えているのであれば辞退するべきだった」「簡単に謝罪してしまい、すごくガッカリした」「謝るなら最初からやるべきではなかった」といった非難する意見など賛否両論が飛び交った。「週刊文春」2015年1月29日号では「サザン桑田『不敬問題』私はこう考える」と題し、橋本大二郎香山リカ森永卓郎小林よしのりなどの文化人の意見を取り上げた記事が掲載された。また、桑田本人もこの騒動に関して多くのファンから励ましのメールや手紙を受け取ったことを述べている。

謝罪や釈明をした事についてはアミューズ東証1部上場の大手芸能事務所であり、企業イメージの悪化を防ぐ目的や、今後の活動への影響及び株価の動向やNHKへの配慮があったと推測されている。

芸能評論家の肥留間正明はアミューズの対応に関して「賢明な対応。桑田の評価が低くなるわけではないが、いつまでも引きずっているわけにはいかない。桑田ほど影響力のある人なら、メディアでのパフォーマンスは慎重にすべきだが、少し息苦しい世の中になってきた感じだ」といった見解を述べている。

これまでも桑田はライブの演出や構成にこだわり、極端なジョークなどを好んでいたため、今後の活動で桑田イズムが失われる可能性を危惧する者もいた。

前述の通り褒章をライブで披露する可能性を報じた東京スポーツは一連の褒章の扱いや後述の「ピースとハイライト」での演出に対し「それが全員に正しく伝わるとは限らない」「ネット社会となったいま、動画は瞬時にアップされ、ライブの一部分を切り取ったものが出回るようになった」「ツイッターなどで桑田の発言をリアルタイムで知ることもできるようになった」「桑田本人に悪意がないのは当然だが、一部分を切り取った画像を見た人が「桑田は反日だ」と思い込むことを止めることはできない」「今回ばかりはそのサジ加減を誤ってしまったようだ」といった見解を示した。

抗議運動を起こした理由を「牢人新聞社」主幹の渡邊昇は「我々は表現・言論の自由を潰そうとしているわけではない。ただ、日本人としてやっていいことと悪いことがある。今回の桑田のパフォーマンスは天皇陛下に対する侮辱、国家の尊厳を踏みにじる行為だ。日本固有の領土である尖閣諸島を『中国領土』とした映像は国益を無視するもので、断じて見過ごすことはできない」と述べ、桑田が謝罪・釈明した直後には、文書とラジオのみでの謝罪だった事への憤りを述べ、「今後も監視は続けていく」と強気な姿勢を貫いていた。一方で渡邊は、翌年にライブ・ビデオ『おいしい葡萄の旅ライブ –at DOME & 日本武道館-』の日本武道館公演の映像を見た事を自身が「渡邊臥龍」の名義で行っているツイッターで報告し、「桑田さんが大きな日章旗の下で熱唱されていたのを拝見しました」「昨年の抗議から謝罪までなされましたが日本人の心を持って活躍なされる事を祈ります」とコメントしており、騒動が起きた頃と比べて態度を軟化させている節を見せている。

なお、2013年夏のライブ『灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!』で「ピースとハイライト」を演奏した際の尖閣諸島に関する映像や日章旗に罰マークが付けられた映像は「この状況はまずいのではないか」といった問題提起として、当時世界で起こっていたデモのニュース映像を様々な形で映されたものであり、桑田を始めとしたサザンのメンバーがその内容に賛同するものではない事が桑田やアミューズによって言及されている。

桜井誠水島総フィフィなどの保守論客は「天皇陛下を卑下する輩を日本人とは認めません」(桜井) 、「(桑田の音楽の才能は認めたうえで)素晴らしい音楽を作る人が、人格的にも素晴らしいかと言ったらそうじゃない」「そっちの面でいえば社会常識の面でいえばバカですね」(水島) 、「頂いておきながら、侮辱する。これは相手に無礼なだけではなく、同じようにそれを受けた人々の功績をも侮辱する行為ですよ(中略)頂き物をどう扱おうが自由であれ、その人間性を疑われて当然です」(フィフィ)とこの件をはじめとした桑田の態度に対し厳しい口調で非難する立場をとった。

一方で保守論客として知られ、桑田と親交があり後述の通りこのライブを観覧していた3代目桂春蝶は桑田をフォローする立場をとり、『おいしい葡萄の旅』の京セラドーム大阪での公演(2015年5月16日)を観に行った際には、「アロエ」の歌詞の「空振りだってあるさ」を一連の騒動になぞらえ、「でもその空振りをたった一回してしまっただけで、無責任な人間は外野から心無い言葉で野次る」「それに対して本当のファンは桑田さんと同様に傷付いていたと思うのです」と桑田とファンの心情を慮る発言を自身のブログでしている。

また、田母神俊雄は褒章に関するトラブルや後述の紅白でのパフォーマンスを「桑田さんのキャラクターを思えば『ミュージシャンのパフォーマンス』」「目くじらを立てるほどのことではない」「ただ、桑田さんの悪ふざけを利用するのが反日国家である」「『ミュージシャンのパフォーマンス』にすぎなかった桑田さんの一件を文字通り“曲解”して、自社の主張を体現してくれたとばかりに称賛したのが朝日新聞である」と桑田をフォローした。

過去に桑田のソロライブを鑑賞しツイッターで「素晴らしかった」と感想を述べていた竹田恒泰は、自身が新聞を論評する動画を投稿していたYouTubeのアカウント「竹田恒泰チャンネル」で「桑田さんが皇室を貶める意思があったかまでは僕は分かりません」「たとえばね、『五千円、五千円、六千円、一万円』と言ってオークションをするそぶりをしても、『バカ野郎!売るわけないだろ!こんな大切な物』とかね、その一言があれば良かったんですよ」「まあね、演出ですよ。行き過ぎちゃったんでしょうね」と述べ、騒動を慎重且つ冷静に受け止め、桑田のキャラクターに理解を示したうえで、「ジョークにしていい物と、ジョークにしちゃいけない物がある」とし、褒章をジーンズのポケットから出した事に関しても「紫綬褒章を入れる場所としてはジーンズのポケットはまずい」「ほら、ジーンズって『作業着』じゃない?」「せめて上着の内ポケットとかならまだしもね」と述べ、一連の褒章の扱いを残念がる趣旨の発言をした。

桑田の音楽のファンである事と、天皇陛下への尊敬の念がある事を公言しているビートたけし東京スポーツで連載されている『ビートたけし本紙客員編集長の世相メッタ斬り』2015年1月19日分にて「褒章をファンを盛り上げるための道具に使った」「ポケットから褒章を出すパフォーマンスをした」などの事実認識の間違いはあるものの、自身が映画監督として金獅子賞芸術文化勲章(コマンドゥール章)を受章した際の帰国会見で行ったボケのエピソードを基に、「そりゃ、やり方間違えてるよな」「やるならニセモノを出さないと」「『ありがたいもんだ』ってフォローをしないから、桑田は怒られるんだよ。ギャグとしてはいいんだけど、フォローがなってなかった」「ライブの客へのファンサービスってのは分かるけど、気配りを間違えた」「桑田がお笑い好きってのは分かるけど、抑えるとこは抑えないと、怒られるだけになっちゃう」「いくら音楽の天才でも、お笑いはそうはいかない」「だいたい、こういうことをするんなら、はなからもらわなきゃいいんだよ」と述べたうえで、過去にたけし自身にも紫綬褒章受章の打診があったとしているが、曰く本当はもらいたかったものの、「授賞式にかみさんと一緒に列席しないといけないっていう決まりがイヤだった」「自身に前科がある」事を理由に「オレはもらう立場じゃないって、ちゃんとお断りを入れた」という旨を語っている。

高森明勅は桑田に関して「殆ど何も知らない」「正直に申して、その音楽も余り聴いたことがない」としつつ、紫綬褒章受章が報じられた際のコメントを「立派だった」、伝達式の映像を見て「その極度の緊張ぶりに好感を持った」、「君が代」を歌唱した姿を「彼はロック歌手でも芸能人でもなく、1人の国民として歌っていた」と評し、「この人は皇室に素直な敬愛の念を持ち、それを隠そうともしないんだ、と感じた」といい、ライブで紫綬褒章を披露したシーンを「会場のファンの前で受章の慶びを爆発させた」「私はその時の模様を音声で聴いただけながら、ファンと一体になった慶びは伝わってくる」とし、「皇室への敬愛の表し方は多様であり得るから、桑田氏のようなスタイルと同様に、そうした表現の形もあるのだろう」とまとめている。

小林よしのりは「ロックンローラーは本来、権威にも権力にもひれ伏してはならない」とし、桑田が謝罪したことに「ガッカリした」としつつ、「本当に「反天皇」なら、大江健三郎のように、勲章なんかもらわない」「せっかく社会風刺を詩に込める才能もあるのに、このくらいでくじけないでほしい」とフォローもしている。

勝谷誠彦は自身のメールマガジンにて小林とほぼ同様の主張をしたうえで「桑田佳祐は右でも左でもない。アナキストなのだ。ただし、愛国者であるなとは、私はときどき感じるのである」とフォローしている。

中宮崇はこの騒動を「実にくだらない」と評し、「たかが芸人風情のヤンチャな猿芝居ごときに「不敬だ」などとイチャモンつけるケツの穴の小さな阿呆がいて、しかもそのせいでエテ公ごときが公共の電波を使って謝罪に追い込まれたということがである。そんなくだらんことでお猿さん一匹を寄ってたかっていじめるような連中は、保守の風上にもおけぬ」「(桑田の下ネタパフォーマンスなどのエピソードを引用した上で)こんな人物に勲章なんぞを与えたら一体どのような扱いをされるか、想像できぬ人間の方が間抜けというものだ」「陛下のお人柄からすれば、今回の騒動もお笑いになられてお許しになることは疑いあるまい」と桑田のキャラクターに理解を示しフォローしている。また、中宮はそのうえで、桑田の上述のギャグを「言論の自由」の名のもとに持ち上げ、上述のデモ隊や桑田の謝罪を「言論の自由の弾圧」だとして騒ぎ立てた者や2006年11月19日に週刊金曜日が主催した日比谷公会堂で教育基本法改正反対などを訴える集会「ちょっと待った! 教育基本法改悪 共謀罪憲法改悪 緊急市民集会」を批判する発言もしている。

スージー鈴木はこの件をはじめとした一連の騒動に対し「世間は、今さら何を騒いでいるんだ」「桑田は、サザンは、初期からずっと、こんなお騒がせな感じだったじゃないか」といった見解を1982年の第33回NHK紅白歌合戦で「チャコの海岸物語」を歌った際のパフォーマンスや「NUDE MAN」(1982年、『NUDE MAN』収録)「かしの樹の下で」(1983年、『綺麗』収録)といった社会性を含んだ楽曲にリアルタイムで触れた立場として示している。

石塚就一はこの騒動や紅白でのパフォーマンスに対する論争が起きた原因を「サザンを『健全な国民的バンド』とする誤った認識が蔓延しているからではないのか」といった分析をしている。

川原伸司は紫綬褒章に関する騒動を「まさにビートルズ流ユーモア」「ビートルズが来日したときヒルトン・ホテルで記者に『MBE勲章をもってきたのか』と聞かれたジョン・レノンが『これだよ』とコースターを手にした。その発想と同じである」と評している。

サザンのファンでもある後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION)は、「政治的なメッセージを表現に込めるリスク」については「責任がある立場の人ほどある」としながらも、「ある種の軽薄さを売りにしていたサザンがここまで謝らないといけないのは、いかにも弾力がなさすぎでしょう、日本社会」といった発言をしている。なお、中宮崇は後藤の発言を「これは「日本社会」全体の傾向ではなく、一部のサヨク的で狭量な似非保守クレーマーによる愚行に過ぎぬということを、保守陣営は積極的に説くべきであろう」とし、批判的にとらえている。

東浩紀は桑田の謝罪が報じられた際に「とにかく決着はついたね。批判だったとしてもこの程度の批判精神だったということだ」「政権以前に世間の顔色見すぎだよね」「絶賛して擁護してた人たちが滑稽」といった意見を述べている。

松井計は桑田が謝罪・釈明をした事に対して「これで貴君は<勲章受賞者>てだけの存在になったんだぜ。もう表現者でもなければ、ロックンローラーでもない」「やってから詫びる方がもっと悪いんだよ」「桑田佳祐よ、これから、俺は君の敵だ」「今後は桑田卿とでも名のって頑張ってくれ」と述べ、失望した旨を自身のツイッターで述べている。

紅白でのパフォーマンス

紅白歌合戦にシークレットゲストとして出演した際に笑いをとる目的で着用した付け髭、2013年夏のライブ『灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!』で「ピースとハイライト」を演奏した際の演出についても疑問や批判・デマが寄せられ、前述の釈明文と「やさしい夜遊び」でデマや政治的な意図を否定する出来事があった。付け髭に対して青山繁晴は「なんちゃってリベラル派」「ヒトラーをdisるかのようにやった」と決めつけ、「本当のリベラリズムとは自由が奪われようとするなら銃を持って戦うこと」「フランスにも行ってよく勉強をなさって、例えばヒトラーの地元のドイツにも行って勉強をなさってから発言をされるべきだと思います」という見解を示した。楽曲・パフォーマンスの詳細についてはピースとハイライト#収録曲を参照のこと。

安倍首相来場

このライブでは「爆笑アイランド」の2番の歌詞の行革の部分を同年12月に行われた第47回衆議院議員総選挙のネタに変えて歌った。12月28日公演では安倍晋三首相・昭恵夫人が来場し、その際にも首相本人の前でこの歌詞で演奏した。

このパフォーマンスも一部では安倍の来場を知っていて歌詞を変えたのではないかという憶測がなされたり、この曲の直前に「ピースとハイライト」「東京VICTORY」が演奏された事もあって、前述した紅白での付け髭に政治的な意図がある根拠としてこのパフォーマンスを挙げ、前述の釈明を疑問視した者もいた。

なお、「爆笑アイランド」は社会問題をテーマにした楽曲であり、これまでもライブでは2008年の『真夏の大感謝祭』のように「行革」のフレーズが別のものに差し替えられることがあった。また、一部でこのパフォーマンスがアドリブであるとの報道もなされたが、実際は安倍の来場に関係なく全日程でこの歌詞で歌っていた。

報道によると安倍は「爆笑アイランド」のパフォーマンスに対しては驚いた表情を見せたものの、ライブ自体に対しては曲に合わせて手を振ったり、リズムに合わせて体を揺らし、桑田の軽妙なトークにも時折身を乗り出して聞き入り、拍手を送ったりするなど満足気だったといい、記者団に感想を聞かれ「楽しみました」と述べ、「政治を風刺したような歌もあったが」と「爆笑アイランド」について感想を尋ねられる一幕もあったが、それに対しては笑って答えなかったという。

安倍昭恵はのちに自身の755で、ライブをボックス席で鑑賞していた事や、「いとしのエリー真夏の果実を聴きたかったです」といった旨を述べている。

年越しライブ直後の「桑田佳祐のやさしい夜遊び」2015年1月3日放送分でその当時のエピソードが語られ、桑田は普段ライブでは著名人の観客や知り合いなどが来場するのを事前に知ると、意識してしまうので言わないでほしいとスタッフに言っていたため、安倍が来場することを事前に知らされていなかったが、SPがいたためその雰囲気で悟ったといい、「爆笑アイランド」の歌詞の事については「教えてくれていたらこんなこと言わずにアベノミクス万歳!!』『アベノミクス so sweet!!』って歌っていたのに」とネタか本気かは不明だが述べていた。また「ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL)」での爆発する特殊効果演出の時にライブ中にテロが起きたと勘違いしたのかSPが立って安倍を守ろうとしたといった出来事などを語ったり、「俺の友達の友達が昭恵さん」とも発言し、感謝の言葉を述べた。

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出典:wikipedia
2020/08/13 05:40

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