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アメリカンフットボールとは?

【統括団体】
国際アメリカンフットボール連盟
【通称】
アメフト、フットボール、米式蹴球
【起源】
1869年
アメリカ合衆国ニュージャージー州
【特徴】

【身体接触】

【選手数】
グラウンド上:11人
【男女混合】

【カテゴリ】
屋外競技
【ボール】
楕円形

アメリカンフットボール(英語: American football)は、フットボールの一種であり、楕円形のボールを用いて2つのチームで得点を競い合うスポーツ(球技)。略称はアメフトまたはアメフット米式蹴球あるいは鎧球(がいきゅう)とも。

2009年のプロボウルにおいてパスをキャッチするラリー・フィッツジェラルド

目次

  • 1 概要
    • 1.1 名称
    • 1.2 他のスポーツとの類似点・相違点
  • 2 人気
    • 2.1 全米一番人気スポーツ
    • 2.2 日本における事情
  • 3 歴史
    • 3.1 大学における発展
    • 3.2 ルールの整備
    • 3.3 NFLの歩み
    • 3.4 日本における発展
  • 4 試合とルール
    • 4.1 フィールド
      • 4.1.1 チームエリア
    • 4.2 試合時間
    • 4.3 勝敗
    • 4.4 チームの人数
      • 4.4.1 最大選手数
      • 4.4.2 スタッフの数
    • 4.5 審判の人数
    • 4.6 試合前
      • 4.6.1 コイントス
    • 4.7 ダウン
    • 4.8 フリーキック・ダウン(キックオフ)
      • 4.8.1 キックするチーム
      • 4.8.2 キックする位置
      • 4.8.3 キック時のフォーメーション
      • 4.8.4 キックの方法
      • 4.8.5 フリーキック・プレーの開始と終了
      • 4.8.6 オンサイドキック
    • 4.9 スクリメージ・ダウン
      • 4.9.1 シリーズ
      • 4.9.2 ダウン・アンド・ディスタンスとチェーン
      • 4.9.3 ランプレー
      • 4.9.4 パスプレー
      • 4.9.5 キックプレー(スクリメージキック)
      • 4.9.6 パント
      • 4.9.7 プレーの終了(ボールデッド)
      • 4.9.8 攻守交替
    • 4.10 得点の方法
      • 4.10.1 タッチダウン
      • 4.10.2 トライ
      • 4.10.3 フィールドゴール
      • 4.10.4 セイフティ
    • 4.11 タッチバック
    • 4.12 計時
      • 4.12.1 計時の開始、停止と再開
      • 4.12.2 チーム・タイムアウト
      • 4.12.3 レフリー・タイムアウト
    • 4.13 タイムマネジメント
      • 4.13.1 ツー・ミニッツ・ウォーニング
    • 4.14 インスタント・リプレイ
      • 4.14.1 チャレンジ
  • 5 安全に対する配慮
    • 5.1 コンタクト(タックルとブロック)
    • 5.2 装具
  • 6 ポジション
  • 7 戦術
  • 8 反則
    • 8.1 反則の概要
    • 8.2 イエローフラッグ
    • 8.3 罰則の施行
    • 8.4 ハーフディスタンス
    • 8.5 複数の反則が発生した場合
      • 8.5.1 デッドボール・ファウルで複数の反則
      • 8.5.2 ライブボール・ファウルで複数の反則
      • 8.5.3 ライブ中とデッド後での反則
    • 8.6 資格没収と辞退・相殺
    • 8.7 主な反則
  • 9 主なリーグ
    • 9.1 アメリカ
    • 9.2 日本
    • 9.3 ヨーロッパ
  • 10 主な大会
    • 10.1 国際試合
    • 10.2 アメリカ
    • 10.3 日本
  • 11 アメリカンフットボールを扱った作品
    • 11.1 映画
    • 11.2 漫画・アニメ
    • 11.3 ゲーム
  • 12 サブページ
  • 13 脚注
    • 13.1 注釈
    • 13.2 出典
  • 14 関連項目
  • 15 外部リンク

概要

名称

その名の通り、アメリカで盛んに行われているフットボールであり、アメリカやカナダで単に「フットボール」というときは、アメリカンフットボールのことを指すことが一般的である。北米以外の地域では、サッカーなど他のフットボールと混同を避けるために、略さずアメリカンフットボールと呼ぶことが多い。オーストラリアでは、グリディロン・フットボールとも呼ばれている。

日本では、一般的にアメフトと略されることが多いがアメフットも使われており、同じ報道機関でも統一されていない。過去にはアメラグ(アメリカンラグビーの略)や アメリカン とも呼ばれており、希に使われる。日本語表記では、アメリカンフットボールを直訳した米式蹴球、または、(よろい)を髣髴させる装備をしていることから鎧球(がいきゅう)と表記される。なお、混同されやすいが「ア式蹴球」はソシエーション・フットボール(サッカー)を指す。

他のスポーツとの類似点・相違点

1895年の試合風景
2003年の試合風景

アメリカンフットボールは、ボールを蹴り込んで得点するフットボールに分類され、特に楕円形のボールを使う、タックルにより相手の前進を止めるなど、古いラグビーを源流としているため共通する要素を持つが、互いにルールが何度も変更されているため現代では、基本的な競技特性が異なる競技となっている。

特徴や他のスポーツとの比較は以下に示す。具体的なルールについては、試合とルールの項で詳述する。

人気

全米一番人気スポーツ

アメリカの世論調査

順位 | 
最も好きなスポーツ

1 | アメリカンフットボール | 37%
2 | バスケットボール | 11%
3 | 野球 | 9%
4 | サッカー | 7%
5 | アイスホッケー | 4%
出典:ギャラップ

アメリカでは不動の一番人気スポーツである。歴史的に人気が高かった野球に取って代わり、アメリカの“国技”、“国民的娯楽”であるという意見が主流を占めるまでに至った。

アメリカの大手世論調査会社ギャラップが2017年12月に調査した結果によると、「最も観戦するのが好きなスポーツ」では1位はアメリカンフットボール(37%)である。2位にバスケットボール(11%)、3位に野球(9%)、4位にサッカー(7%)が続いた。また、アメリカのワシントン・ポストが2017年に発表した人気スポーツの世論調査によると、 「最も観戦するのが好きなスポーツ」では1位はアメリカンフットボール(37%)である。2位にバスケットボール(11%)、3位に野球(10%)、4位にサッカー(8%)が続いた。アメリカ大手世論調査会社ハリス・インタラクティブの2015年12月時点での調査によると、最も好きなスポーツのトップはプロアメリカンフットボール(33%)であり、2位に野球(15%)、3位に大学アメリカンフットボール(10%)が続いた。プロと大学を合計した場合、アメリカンフットボールは43%であり、15%の野球に対して圧倒的な差をつける結果となった。この調査は1985年から開始されており、1985年時点ではプロアメリカンフットボール(24%)と野球(23%)は僅差であったが、それ以降その差は広がる傾向にある。

プロリーグであるNFL(ナショナルフットボールリーグ)は、北米4大プロスポーツリーグの中で最も人気のあるリーグであり、1試合の平均観客動員数が6万7000人を超えている。経済的に世界最大のプロスポーツリーグでもあり、2014年シーズンの収益は120億ドルを記録した。NFL王座決定戦であるスーパーボウルは、アメリカ最大のスポーツイベントであり、全米テレビ番組史上視聴者数トップ10のほとんどを占めている。レギュラーシーズンの視聴率も非常に高く、数多くの試合がワールドシリーズNBAファイナルの視聴率を上回る。2013年の全米視聴率ランキングにおいても、上位10番組の中でNFLが9つを占めた。また、同年のスポーツ番組の全米視聴者数トップ50の中でNFLの試合が46を占めた。

大学リーグであるカレッジフットボールも非常に人気が高い。ESPNの調査によると、熱狂的なファンの数はメジャーリーグベースボールなどを上回り、NFLに次ぐ2位のスポーツリーグである。特に大学生を中心とした若年層やハーバード大学など多くの名門大学も参加することから、高学歴層の関心が高い。シーズンの観客動員数は約5000万人であり、ミシガン大学のスタジアムが200試合連続で10万人以上の観客動員数を記録するなど、多くの強豪チームが1試合平均8万人以上の観客動員数を誇る。1月に行われるカレッジフットボールの全米王座決定戦も視聴率が非常に高く、ワールドシリーズやNBAファイナルの視聴率を上回る場合がほとんどであり、2013年はNFLを除いて全米で最も視聴者数の多いスポーツコンテンツであった。

一方、アメリカンフットボールの競技人口は2006年の1010万人をピークに900万人(2011年)へと減少に転じており、バスケットボール(2610万人)や野球(1230万人)よりも少ない。ただし、男子高校生や男子大学生のカテゴリでは2010年時点で最も競技人口が多い。

日本における事情

スーパーボウルをはじめとしたNFLの主要ゲームや、国内でも学生・社会人のチャンピオンシップ戦である甲子園ボウルジャパンXボウル、日本一のチームを決定するライスボウルといったボウルゲームでは地上波やBSで中継がある。またその他のNFL、社会人のXリーグ、関西学生リーグ、高校選手権クリスマスボウルのCS中継、関西ローカルで学生・社会人の地上波TV中継も一部ある。国内試合は伝統的に関西地区での人気が高く、80年代の京都大学ギャングスターズの全国制覇以後は、秋期の関西地区の主要ゲームには万単位の観客が集まっている。

歴史

 | 
この節の加筆が望まれています。

大学における発展

アメリカに初めて英国のフットボールが紹介されたのは、1867年であるとされている。始めたのはプリンストン大学で、サッカールールのゲームであったが、プレーヤーの数は各チーム25人の計50人だった。続いてラトガーズ大学でも、やはりサッカータイプのフットボールを始めたのだが、プリンストン大学とはルールが異なっていた。

アメリカにおける最初のフットボールの大学対抗試合(インターカレッジ・フットボール)は、やはりサッカータイプのゲームで、プリンストン大学とラトガーズ大学の間で、1869年にニュージャージー州のニューブランズウィックで行われた。1チーム25人ずつのプレーヤーによるゲームで、キックかヘディングによりゴール数を競い、先に6点取った方が勝ちというゲームだったことが記録に残されている。しかし、この時点ではまだボールは丸いサッカーボールで、ボールを持って走ったり、投げたりすることは認められていなかった。そして、コロンビア大学、プリンストン大学、ラトガーズ大学、およびエール大学から成るインターカレッジエイト・(サッカー)フットボール・アソシエーションが、ルールを標準化するために1873年に作られた。

一方、ハーバード大学はこのグループに参加することを拒否。他の相手を求めてカナダのモントリオールマギル大学からの挑戦を受け、1874年5月14日、ラグビールールの試合を行った。そしてその後も2校は、ラグビールールの下で、1874年から1875年にかけてシリーズ戦を行った。ラグビータイプのゲームはまもなく他の学校にも流行り始め、その後十年以内にアメリカンフットボール特有のゲーム形式が発展して行った。そして19世紀後半以降、アメリカンフットボールは、大学のスポーツとして人気を博すことになる。

ルールの整備

ウォルター・キャンプ

現在の形式のアメリカンフットボールは、1874年に行われたハーバード大学とマギル大学の試合に由来する。当初は原始フットボールのルールで行われていたが、ボールの所有権の曖昧さなどから、アメリカ独自のフットボール開発の気運が高まった。

1876年、ラグビー選手として活躍していた、のちに「アメリカンフットボールの父」と呼ばれるエール大のウォルター・キャンプの呼びかけによりマサソイト会議(コネチカット州)が開かれ、基礎的なルールが決められた。この時に制定されたルールの内、現存するのは、

などである。

その後もウォルター・キャンプを中心に、ラグビーでの「スクラム」から「スクリメージ」への革命的な変更(1880年)、ボール所有権の明確化、「ダウン」制の導入(1882年)などのルールの改革が行われ、初期のアメリカンフットボールが形作られた。そして1885年9月3日には最初のプロフェッショナル・フットボールゲームがプレーされた。しかし、1888年にひざ下へのタックルが合法化されたことでフットボールは血みどろの闘争競技と化し、ついには初のゲーム中の死亡者を出すことになる。

20世紀に入ると、このスポーツでの負傷や事故の多さ(死亡事故も含む)が社会的問題となった。時には「殺人ゲーム」と呼ばれるほど粗野で野蛮なゲームであったため、次第に世間からの非難の声が高まっていった。1905年10月、この事態に時のセオドア・ルーズベルト大統領はホワイトハウスにエール大、ハーバード大、プリンストン大の各責任者を招集してフットボールの健全化を要求、この競技をもっと安全でクリーンなものにするか、さもなければ禁止するよう意見した。事実、コロンビア大学は、もっと安全になるまで事態をうかがうということで10年間活動を中止、ノースウェスタン大学は1年間棄権、スタンフォード大学カリフォルニア大学はラグビーに転向してしまった。さらに悪いことに、その年の暮れにシカゴ・トリビューン紙によってフットボールの試合で18人が死亡し、154人以上が重傷を負っていることが報道され、競技への非難は頂点に達した。議会では廃止論が叫ばれ、コンタクトが少なく安全なサッカーに転向すべきだという意見が噴出した。1906年1月21日、関係者たちはさっそくルールを改正すべく集まりを持った。ウォルター・キャンプを中心としたこのルール委員会は、フォワード・パスを認め、ニュートラル・ゾーンを設け、これまで3rdダウンで5ヤードを10ヤードに変更、試合時間も70分から60分に減らした。その後、1912年までの間にさらにルールは変わっていった。フィールド・ゴールによる得点は4点から3点に、タッチダウンは5点から6点に変更、フライング・タックルや不正な手や腕及び体の使用の禁止、スクリメイジライン上に7人の選手が位置することの義務付けなどが行われ、これらの改革によって集団で襲いかかるような野蛮な行為は影をひそめ、現在のルールの基本が出来上がった。安全面に配慮したルール改定に加え、負傷軽減のための防具の整備も行われた。

1913年、アメリカ陸軍士官学校ノートルダム大学戦において、ノートルダム大学のガズ・ドライズヌート・ロックニーがパスプレーを繰り出し、ランプレーと効果的に織り交ぜ、それまでほとんどランプレーだけだったアメリカンフットボールの戦術において革命を起こした。40ヤードのタッチダウンパスを皮切りに、ノートルダム大学が得た5TDはすべてパスプレーによるもので、35-13で圧勝した。パスプレー(1回のみ前方にパスができるルール)自体は1906年から認可されていたが、それまでは限定的にしか使用されていなかった。

NFLの歩み

最初のプロアメフト選手として知られるウィリアム・ヘッフェルフィンガー

競技が普及するにつれて、各地のアスレチック・クラブでプレーする選手たちは次第に報酬をもらうようになって行った。1892年、エール大出身のウィリアム・ヘッフェルフィンガーが1試合500ドルの報酬で最初のプロ選手となり、1893年には年間契約のプロ選手が誕生している。1895年に16歳のジョン・ブラリアーが1試合10ドルでプロに転向することを初めて公表。1896年にはいくつかの試合をプロだけで構成されたチームで戦うクラブが現れ、1889年、ついにカージナルスがプロチームとして誕生した。

20世紀に入ると選手の報酬は急騰し、1915年には第5回夏季オリンピック(1912年、ストックホルム)で2個の金メダルを獲得したジム・ソープが1試合250ドルの報酬を得た。すると、より良い待遇や契約条件を求めて選手がチームを渡り歩くためにチーム力が安定しないという問題が起こり始め、挙句の果てにはチームが大学生をプロ選手としてプレーさせるような事態が続発した。

1920年、上記のような問題を管理・統括するために、現在のNFLの前身となるAPFAが11チームで結成された。加盟費は各チーム100ドルであった。1922年にAPFAはNFLと改名、参加チームは18チームだった。

日本における発展

日本では、岡部平太が1917年留学先のシカゴ大学でスタッグ教授よりバスケット・水泳・陸上競技と共にアメリカンフットボールを学んだ。実際に岡部は大学や近くのクラブチームでプレーを経験した。

岡部は1920年に帰国すると、陸上競技コーチに就任した第一高等学校 (旧制)の「陸上運動部」や、東京高等師範学校附属中学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)の学生らにアメリカンフットボールを教えた。3チームが結成され、練習試合も多く行われたらしいが、翌年に岡部が新設の水戸高等学校 (旧制)に赴任したことや、当時は国内にボール製造メーカーが無く、輸入も難しかったこともあり、本格的な継続活動には至らなかった。また、岡部は1925年出版の自著「世界の運動界」の中で、日本で最初と思われるアメリカンフットボール解説を書いている。

1934年になって、立教大学教授ポール・ラッシュと明治大学教授松本瀧藏ら、日本に留学した日系二世が中心となり、立教大学明治大学早稲田大学が参加した「東京学生米式蹴球競技連盟」(のち「東京学生アメリカンフットボール連盟」を経て現在の日本アメリカンフットボール協会)を設立。同年11月29日には明治神宮外苑競技場にて、学生選抜軍と横浜外人チームによる、日本で最初の公式戦が行われた。公式にはこれが日本に紹介された嚆矢とされている。ライスボウルで最優秀選手に贈られる「ポール・ラッシュ杯」はラッシュにちなむ。

第二次世界大戦の影響で一時国内競技が中断された時期もあったが、戦後復活して現在に至る。日本はアメリカンフットボールの強豪国であり、1999年にイタリアで行われた第1回ワールドカップイタリア大会で優勝、2003年の第2回ドイツ大会でも優勝、2007年の第3回日本大会でも準優勝を飾っている。2011年の第4回オーストリア大会では、初参加のカナダにシーソーゲームの接戦で敗れ、三位決定戦でメキシコに辛勝し3位を確保している(優勝:USA)。

これら日本での発展の記録は、立教大学アメリカンフットボール部の選手であった服部慎吾が手記として残しており、日本アメリカンフットボール協会のサイトで公開されている。

1946年の第1回国民体育大会で1度だけ採用されたこともある。

試合とルール

アメリカンフットボールの試合は、NCAAが定める公式規則(NCAAルール)を基本として行われる。団体の年代や地域事情などを考慮して、ローカルルールが採用される場合もある。NFLでは、プロの試合としての面白みを加えるための独自ルール(NFLルール)が採用されている。主な違いは、アメリカンフットボール・NFLとNCAAのルールの差異を参照。
この節では、NCAAルールを基本として、NFLルールについても併記する。なお、反則については反則の項に詳述する。

なお、アメリカンフットボールでは長さの単位としてヤードフィートインチが用いられる。1ヤード=91.44cm=3フィート=36インチ、1フィート=30.48cm=12インチ、1インチ=2.54cmである。

フィールド

フィールドの大きさ
アメリカンフットボールのフィールド (図上の数字は、近いサイドのゴールラインからのヤード数。中央のラインをハーフウェイラインと表記しているが、50ヤードラインが正しい)
アメリカンフットボールのフィールドは、長辺120ヤード(約109.73m)のサイドラインと、短辺160フィート(160フィート、約48.78m)のエンドラインで囲まれた長方形である。
エンドゾーン
エンドラインから10ヤード中央寄りに、エンドラインと平行してゴールラインが引かれる。サイドライン、エンドライン、ゴールラインで囲まれた、フィールド両端の領域をエンドゾーンという(図の濃緑部分)。
ゴールポスト
両方のエンドラインの中央には、高さ10フィート (3m) のクロスバーで連結された、幅18.5フィート (5.6 m) のゴールポストが設置される。
フィールド上のライン
アメリカンフットボールは、ボールや選手の位置について、目視ながら厳密さをこだわる競技のため、ゴールラインとサイドラインの内側に多くのラインが引かれている。
両サイドラインの内側に1ヤードごとに24インチ(61cm)のエンドラインに平行な白線を引く(ヤードライン)。5ヤードごとにサイドラインを結ぶように白線を引く。
両サイドラインから内側60フィート (18.29m)の位置に、ハッシュマークと呼ばれる24インチ(61cm)の白線を引く。
両サイドラインから内側9ヤード (8.23m) の位置に10ヤードごとに、9ヤードマークと呼ばれる12インチ(30cm)の白線を引く。
可能であれば、9ヤードマークを上端とするように、ゴールまでのヤード距離の数字を表示する。
フィールドの区別
エンドラインとサイドラインに囲まれた内側の領域をインバウンズと呼び、外側の領域をアウト・オブ・バウンズと呼ぶ。ライン上はアウト・オブ・バウンズである。
フィールドは、中央のヤードライン50ヤードライン(しばしばハーフウェーラインと呼ばれるが、50ヤードラインと呼ぶのが正しい)で二つの陣地(エンド)に区切られ、それぞれ自陣と敵陣(または○○チーム陣)に区別される。フィールド上のボールの位置は、「陣地+その陣のゴールまでの距離」(○○陣△ヤード)と表される。

チームエリア

両サイドラインの外側に、両25ヤードラインの間に、2つの選手の待機場所(チームエリア)が設置される。
両チームが分かれて、試合を通じて1つずつチームエリアを使用する。

試合時間

試合時間(ゲームクロック)は、60分であり、カウントダウン形式で計時する。15分ずつの節に分ける。各節をクォーター (quarter、4分の1)と呼び、Qと表記することがあり、4つの節それぞれを1Q、2Q、3Q、4Qと表記することがある。また、「1Qと2Q」で前半、「3Qと4Q」後半と呼ぶ。

1Qと2Qの間、3Qと4Qとの間はクォータータイムと呼ばれる1分から数分程度の休憩が、前半と後半の間は15分程度の休憩(ハーフタイム)がある。加えてプレーの結果によってしばしば計時が止まることもあるため、ゲームクロックは60分であるが、実際の時間は2時間半から3時間程度になる。

日本の場合、選手の体力保全や会場運営のスケジュール上の都合を考慮して、大学生のリーグ戦では、1クォーター12分で、試合全体では48分で実施する。高校生の場合は1クォーター10分で行われる。社会人(Xリーグ)では2016年ごろからジャパンXボウルを含めて、1クォーター12分で実施している。甲子園ボウルや、ライスボウルといったボウルゲームでは1クォーター15分の計時で行なわれる。

勝敗

4Q終了時点で、得点を多く挙げたチームが勝利チームとする。4Q終了時に同点の場合、原則、引き分けとする。勝敗を決める必要がある場合には、延長戦を行う。

NFLでは、15分間のオーバータイム(延長戦)を行い、先攻チームがタッチダウンをすれば、即勝利となり、フィールドゴールによる得点ならば後攻チームに攻撃権が与えられる、この時、後攻側がフィールドゴールを決めればもう一度先攻の攻撃、タッチダウンを決めれば逆転勝利となる。プレーオフなど、必ず勝敗を決める必要がある場合には、さらに延長戦を行うことが定められている。

NCAAルールでは、「タイブレーク」という特殊なルールにより勝利チームを決定する。

チームの人数

1回のプレーの間に参加できる選手数は、各チーム最大11人、計22人である。

ただし、プレーとプレーの間であれば、一度に何人でも交替できる。一度プレーから外れた選手が再びプレーに参加することも可能である。このため、選手の専門化が著しく、オフェンスチーム、ディフェンスチーム、スペシャルチーム(キッキングチーム)の選手に分かれることが多い。場合によっては1人の選手が複数のポジションを兼ねることもある。

最大選手数

NFLにおいては、チームに53人が登録でき、出場可能な選手は、1試合ごとに46人である。

日本のXリーグは、1チーム最大65人の選手を登録できる。日本の大学や高校ではベンチ入り人数に上限は無い。同時にフィールドに出ていなければ、同じ背番号の選手がいてもかまわない。交代起用回数・人数ともに制限はない。

スタッフの数

チームエリアには、選手以外にコーチ、トレーニングスタッフ、医師ほかスタッフが最大60人入ることが出来る。

審判の人数

審判 (オフィシャル) の人数は、最低で4人最大で7人で運営する。7人構成の場合、レフリーアンパイアヘッド・ラインズマンライン・ジャッジバック・ジャッジフィールド・ジャッジ および、サイド・ジャッジで対応する。

レフリーが審判団を代表するが、他の審判も判定の権限は平等に持っている。判定で違いなどがあれば、協議した上で決定する。

試合前

コイントスの様子

試合前には、試合開始予定3分前にセレモニーを開催する。セレモニーでは、レフリーとアンパイアが立ち会いのもと、両チームのキャプテンと審判がフィールド中央に集合する。他の選手はチームエリアで待機する。

両チームのキャプテン(1名以上4名以内)がフィールド中央に集合し、審判から試合上の諸注意を受けた後に、コイントスを行う。ボウルゲームや交流戦などでは、両チームの記念品(ペナントなど)の交換が行われることもある。

コイントス

コイントスは、試合開始時にボールと、陣地の所有権を決める。以下の手順で行う。

通常、コイントスの勝者は、先に攻撃権を得るため、前半のレシーブを選択する。ただし、守備に自信があったり、後半からの巻き返しを想定したりした場合、後半を選択する。

  1. ビジター側のキャプテンが、審判が持つコインの裏表を選択する。
  2. 審判がコインが回転しながら落下するように投げる(ボウルゲームなどでは、特別のゲストにコインを投げる役割を与えることもある)。
  3. 結果が当たった(コイントスの勝者)チームは、前半もしくは後半のいずれかのハーフを選択する。
    1. コイントスの敗者は、勝者が選択しなかったハーフを選択する。
    2. コイントス勝者が、後半を選択(前半を辞退)した場合、審判はその旨をコールする。
  4. 各ハーフを選択したチームは、そのハーフが始まる前に以下のいずれかを選択し、対戦チームは残りの選択をする。通常は、レシーブを選択し、対戦チームは、陣地を指定する。
    1. レシーブまたはキック
    2. 陣地

コイントスの手続きが完了すると、各チームのキャプテンが守るべきゴールライン側に並ぶように回転し、審判はどちらのチームが前半のレシーブであるかを試合会場に通告するのが通例である。前半のキックのチームによるフリーキック(キックオフ)により試合が開始する。

ダウン

アメリカンフットボールでは、プレーをダウンと呼ばれる概念で区切る。

ダウンには、スナップで始まるスクリメージ・ダウン、フリーキックで始まるフリーキック・ダウン、フェアキャッチ・キックで始まるフェアキャッチ・キック・ダウン(NCAAルールではフェアキャッチ・キックはない)に分けられる。

ダウンは、審判がプレーの開始(レディ・フォー・プレイ)を宣告してから終了(ボールデッド)を宣告するまでの単位であり、ダウンが終わったら、仕切り直して次のプレーを開始する。これがアメリカンフットボールを見慣れない人にとって、「アメリカンフットボールは良く止まる」としばしば違和感を覚えるところである。

フリーキック・ダウン(キックオフ)

キックオフの様子

フリーキックとは、前後半・延長戦の開始時、及び得点後の試合再開のために行われる特殊なプレーである。 キックオフは、フリーキックの1種で、前後半・延長戦開始、またはトライ、フィールドゴールの後のフリーキックを言う。セイフティという得点の後のフリーキックは、キックオフではない。ただし、セイフティというプレー結果自体がまれなため、普段は、キックオフとフリーキックが同じとみても良い。

キックするチーム

キックする位置

キックオフでは、キック側のチーム(キッキングチーム)陣35ヤード、セイフティ後のフリーキックではキッキングチーム陣20ヤードで行う。

キック時のフォーメーション

ボールが蹴られるまで、キック側の選手はボールの後方にいなければならない。

また、キッカーを除いて全員がボールの位置から5ヤードの間にいなければならない(片足が5ヤード以内であればOK)。

レシーブ側の選手はボールの位置から10ヤード以上自陣側にいなければならない。

キックの方法

フリーキックは、通常、ボールを地面(またはキッキングティー)において蹴るプレースキックを行う。

ルール上、地面に落としてはずんだ直後に蹴るドロップキックで行うこともできる。ただし、安定して蹴れないドロップキックを用いることは稀なため、ボールを置いて蹴るプレースキックが一般的である。

セイフティ後のフリーキックの場合は、さらにパントも認められている。ただし、日本では練習量の問題からプレースキックで行うことが多い。NFLではキッキングティーの使用が認められないこともあり、パントを採用する。

風が強い場合などはボールが倒れやすいため、キック側のチームの選手がホルダーとしてボールを支えても構わない。また、審判がキックチームに指示する場合がある。キッキングティーは、プレーの終了後、キック側のチームが回収(NFLでは専門の係員、スタジアムが用意した動物などが回収)する。

フリーキック・プレーの開始と終了

ボールを敵陣に向けて蹴ることにより、フリーキックのプレーが開始する。その後、レシーブ側の選手が捕球(レシーブ)し、キック陣に向けボールを持って走る(キックオフ・リターン)。キックチームのタックルで止まったり、サイドラインを割ったりすれば、フリーキックのプレーが終了する。

リターンにより相手のエンドゾーンに到達すれば、タッチダウンが成立する(キックオフ・リターン・タッチダウン、フリーキック・リターン・タッチダウン)。

タッチダウンに至らなかった場合、ボールを確保したチームに攻撃権が与えられ、スクリメージ・ダウンに移行する。

オンサイドキック

フリーキックのボールは、原則、キックしたチームの相手チーム(レシーブチーム)に確保する権利がある。
ただし、キックした位置から10ヤードを超えたり、レシーブチームの選手が触れたりすると どちらのチームも確保することができ(フリーボール)、確保したチームが攻撃権を得ることができる。

蹴ってから地面につく前、または、1回だけついてバウンドしている間(いわゆるノーバウンドまたはワンバウンドの)ボールは、レシーブチームの選手に優先して確保する権利があり、キックチームが、その邪魔をすると反則である。

キックされたボールが、ゴールラインより手前で、他の選手に触れられることなくアウト・オブ・バウンズとなった場合は、キック側の反則となる。(反則の項で詳述)

キック側が攻撃権の確保を狙って、わざと短く蹴るプレーをオンサイドキックと言う。 オンサイドキックを行う場合、キッカーはボールを弾ませるようにサイドライン方向に目掛けて蹴る場合が多い。これは、不規則なバウンドによりレシーブ側が取り難くなることと、キック側がボールに到達する時間を稼ぐねらいがある。

ただし、オンサイドキ

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出典:wikipedia
2018/07/21 22:56

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