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イタリア語とは?

表記体系
ラテン文字
【公的地位】

【公用語】
欧州連合
イタリア
スイス
サンマリノ
バチカン
マルタ騎士団
クロアチア(イストラ郡)
スロベニア(ピランイゾラカポディストリア)
【統制機関】
クルスカ学会
【言語コード】

ISO 639-1
it
ISO 639-2
ita
ISO 639-3
ita

イタリア語(イタリアご)は、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属する言語の1つで、おおよそ6千万人ほどが日常的に使用しており、そのほとんどがイタリアに住んでいる。後置修飾で、基本語順はSVO。イタリアは漢字で「伊太利亜」と表記することから、「伊太利亜語」を略記し伊語と称される。

目次

  • 1 イタリア語圏
    • 1.1 イタリア語を公用語としている国
    • 1.2 公用語ではないが、イタリア語が使用されている地域
      • 1.2.1 欧州・アフリカ
      • 1.2.2 北南米・その他
  • 2 方言
    • 2.1 方言一覧
  • 3 文字
  • 4 音声
    • 4.1 母音 (vocale)
    • 4.2 子音 (consonante)
    • 4.3 アクセント
    • 4.4 音韻対応
  • 5 文法
  • 6 基本単語
    • 6.1 数詞
  • 7 歴史
  • 8 日本語との関係
    • 8.1 イタリア語から日本語
    • 8.2 日本語からイタリア語
    • 8.3 イタリア語の日本語表記時の表記の揺れ
  • 9 検定試験
  • 10 脚注
  • 11 関連項目
  • 12 外部リンク

イタリア語圏

イタリア語はイタリア、サンマリノ共和国公用語として定められている。スイスではティチーノ州全域とグラウビュンデン州(グリジョーニ州、Grigioni)の一部がイタリア語圏であり、スイス全体としても公用語になっている。

また、スロベニアイストリアクロアチアには少数のイタリア語話者住民がいる。フランスのコルシカ島ではイタリア語の方言であるコルシカ語が使用されている。

バチカン市国では、公用語であるラテン語の他に、イタリア語が一般の業務用語として使用される。また、その昔はクラシック音楽楽譜に書き込む楽語はイタリア語が公用語として長く守られてきており、後の時代に作曲家がそれぞれの母語をも混合して楽譜に盛り込むようになってからも、基本的な伝統的楽語はイタリア語によって書き記されている。

イタリア語を公用語としている国

公用語ではないが、イタリア語が使用されている地域

世界でイタリア語が話されている地域を示した地図。
濃い青色が公用語としている地域であり、薄い水色が公用語ではないが普及している地域である。
また緑色の点はイタリア系移民が密集している場所を意味している。

欧州・アフリカ

北南米・その他

方言

イタリア地方とその周辺地域におけるイタリア語分布図
イタリア語の方言分布。方言を独立言語と見るかの議論が盛んになっている。

イタリア語の方言は大きく北部方言・中南部方言に大別でき、ラ・スペツィア=リミニ線等語線となっている。そこから更に北西部・北中部方言、北東部方言、中部方言、南部方言、周辺島嶼の方言に分けられる。イタリアは西ローマ帝国滅亡以降、政治的分裂が長らく続いたため、各地域毎の方言差が大きくなったとされる。これは同じく長年にわたって領邦国家時代が続いたドイツが多数の方言と地方言語を抱えている状況と似ている。

イタリア本国の国語教育および他国のイタリア語教育の場において盛んに用いられている標準イタリア語は、そうした各地の方言の中で最も周辺国の言語(フランス語スペイン語など、イタリア地方と歴史的に縁深い国の言葉)の影響を受けていない中央イタリアのトスカーナ方言にナポリ方言・シチリア方言の語彙を取り入れたもので、統一後の標準語政策によって盛んに広められた(詳しくは方言#イタリアの方言政策を参照)。そのため、現在イタリア国民のほとんどは標準イタリア語の話者となっている。しかし一方でローカリズム運動の高まりもあって、方言の中でも独自性の強いものについては、独立した地位を与え保護すべきかどうかの議論が進められている。具体的にはシチリア語ナポリ語ヴェネト語ガロ・イタリア語などが例に挙げられ、高齢層を中心にイタリア国民の4割が標準イタリア語と共にそうした地域独自の言語を理解できるという。都市部などでは現地化した標準イタリア語に取って代わられている。

各方言を言語とすべきとする論者の中でも、十数個の細かい言語へ分類するのか、あるいはある程度まとまりのある規模(北イタリア語、ガロ・イタリア語など)にすべきか意見が分かれている。またこうした議論の一方で、イタリアにおける各地域の話し言葉が(1つの言語体系としてまとめるには少ないとしても)一定の共通点を持つことについての異論はなく、「イタリア諸語」という表現をする地域主義者も存在する。

方言一覧

各方言の特徴は中世以降の歴史的経緯もさることながら、ラテン人によるイタリア統一前に居住していた他の古代イタリア人やギリシャ人植民者の用いた言葉の影響も存在しており、これらは俗ラテン語時代を通じて現在に残っている。

文字

アルファベート(alfabeto)と呼ばれるラテン文字アルファベットの26文字を使用する。この内、母音字のAEIOUにはアクセント符号を付ける場合があるが、辞書上ではアクセント符号を付けない文字と同じ文字として扱う。

イタリア語アルファベット
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z | É | Ó | À | È | Ì | Ò | Ù
a | b | c | d | e | f | g | h | i | j | k | l | m | n | o | p | q | r | s | t | u | v | w | x | y | z | é | ó | à | è | ì | ò | ù


K, J, X, Yは人名や地名、方言、外来語で使用する。Wは古来の文字ではないので英語ドイツ語からなどの外来語で使用する。このため通常使用文字は21文字ともいえる。

読み方は1文字だけ強調する場合はAを「アー」の様に伸ばすことも多い。イタリア語で良く使う文字の読み方は規則的だが、X以外のあまり使われない文字の読み方は長く、1つに確定していない。

電話などでの綴り伝達法ではイタリアの都市の名を使い「アンコーナのA」のように使用するが、Hは1文字目がHの都市名が無いため外来語のhotelを使用している。K, J, Yは外来語の一般名詞、W, Xは固有名詞を使う。

辞書での単語の順は26文字を表の順(英語と同じ)に並べる。母音字のアクセント符号の有無は順に影響しない。

大文字は、文章において文の先頭や固有名詞の先頭の1文字に使用する。代名詞などの敬称の先頭文字も大文字とする。 碑文、見出し、本の題名、漫画のふきだし、手紙、落書きなどにおいては、文全体が大文字で書かれることもある。

最近の文字の使用方法では、携帯電話のメッセージや電子メールなどで文字数を少なくする用途で、「X」を「per」(掛け算の記号から)、「6」を「sei」(essere の現在第二人称単数形)などと読ませた文章を作成することもある。イタリア語では通常「k」を使用しないが「ch」を「k」と置き換えることもある。よって「perchè」が「xke」となる。

【大文字】
小文字 【イタリア語での読み】
近いカタカナ読み 電話での綴り伝達(意味)
A | a | a | ア | Ancona(アンコーナ)
B | b | bi | ビ | Bologna(ボローニャ)
C | c | ci | チ | Como(コモ)
D | d | di | ディ | Domodossola(ドモドッソラ)
E | e | e | エ | Empoli(エンポリ)
F | f | effe | エッフェ | Firenze(フィレンツェ)
G | g | gi | ジ | Genova(ジェノヴァ)
H | h | acca | アッカ | hotel(ホテル)
I | i | i | イ | Imperia(インペリア)
J | j | i lunga
iota(まれ)
jei | イ・ルンガ
ヨータ
ジェイ | jersey(ジャージ)
K | k | cappa, kappa | カッパ | kursaal(ホテルの広間)
L | l | elle | エッレ | Livorno(リヴォルノ)
M | m | emme | エンメ | Milano(ミラノ)
N | n | enne | エンネ | Napoli(ナポリ)
O | o | o | オ | Otranto(オトラント)
P | p | pi | ピ | Padova(パドヴァ)
Q | q | cu | ク | Quarto(クアルト)
R | r | erre | エッレ | Roma(ローマ)
S | s | esse | エッセ | Savona(サヴォーナ)
T | t | ti | ティ | Taranto(ターラント)
U | u | u | ウ | Udine(ウーディネ)
V | v | vu
vi(まれ) | ヴ
ヴィ | Venezia(ヴェネツィア)
W | w | vu doppia
doppia vu | ヴ・ドッピャ
ドッピャ・ヴ | Washington(ワシントン)
X | x | ics | イクス | xeres(白ワインの一種)
Y | y | ipsilon, i greca | イプスィロン
イ・グレーカ | yacht(ヨット)
Z | z | zeta | ゼータ(ヅェータ) | Zara(ザーラ)

音声

イタリア語の音節は、1個以上の子音母音の組み合わせからなる。発音に対する綴りは、子音と母音が一対一の場合は日本語ローマ字綴りに近い(ローマ字綴りがイタリア語等のラテン系言語の母音の表記に倣っているため)。また以下に示すように発音が規則的であり、同じ綴りで発音が違うといったケースが非常に少ない。

母音 (vocale)

子音 (consonante)

両唇
(bilabiale) 唇歯
(labiodentale) 歯音
(dentale) 歯茎
(alveodentale) 後部歯茎
(postalveolare) 硬口蓋
(palatale) 軟口蓋
(velare)
閉鎖音
(occlusiva) p b |  | t d |  |  |  | k g
鼻音
(nasale) m | [ɱ] | [n] | n |  | ɲ | [ŋ]
摩擦音
(fricativa)  | f v |  | s z | ʃ |  | 
破擦音
(affricata)  |  |  | ʦ ʣ | ʧ ʤ |  | 
ふるえ音
(vibrante)  |  |  | r |  |  | 
はじき音
(vibrata)  |  |  | ɾ |  |  | 
側音
(laterale)  |  |  | l |  | ʎ | 
接近音
(approssimante)  |  |  |  |  | j | w

以下は子音+母音の代表的なものと、日本語の発音(カタカナ)と発音記号(括弧内)との対応表である。

日本語での発音は近いものを選んでいる。e と o についてはそれぞれ広狭の違いは割愛した。

【子音↓/母音→】
【a】
【e】
【i】
【o】
u
- | ア [a] | エ [e] | イ [i] | オ [o] | ウ [u]
b | バ [ba] | ベ [be] | ビ [bi] | ボ [bo] | ブ [bu]
c | カ [ka] | チェ [tʃe] | チ [tʃi] | コ [ko] | ク [ku]
ch | - | ケ [ke] | キ [ki] | - | -
ci | チャ [tʃa] | チェ [tʃe] | - | チョ [tʃo] | チュ [tʃu]
d | ダ [da] | デ [de] | ディ [di] | ド [do] | ドゥ [du]
f | ファ [fa] | フェ [fe] | フィ [fi] | フォ [fo] | フ [fu]
g | ガ [ga] | ジェ [dʒe] | ジ [dʒi] | ゴ [go] | グ [gu]
gh | - | ゲ [ge] | ギ [gi] | - | -
gi | ジャ [dʒa] | - | - | ジョ [dʒo] | ジュ [dʒu]
gl | グラ [gla] | グレ [gle] | グリ [gli] | グロ [glo] | グル [glu]
gli | glia
リャ [ʎa] | glie
リェ [ʎe] | gli
リ [ʎi] | glio
リョ [ʎo] | gliu
リュ [ʎu]
gn | ニャ [ɲa] | ニェ [ɲe] | ニ [ɲi] | ニョ [ɲo] | ニュ [ɲu]
h | ア [a] | - | - | オ [o] | -
i | イア [ia]/ヤ [ja] | イエ [ie]/イェ [je] | - | イオ[io]/ヨ [jo] | イウ [iu]/ユ [ju]
l | ラ [la] | レ [le] | リ [li] | ロ [lo] | ル [lu]
m | マ [ma] | メ [me] | ミ [mi] | モ [mo] | ム [mu]
n | ナ [na] | ネ [ne] | ニ [ni] | ノ [no] | ヌ [nu]
p | パ [pa] | ペ [pe] | ピ [pi] | ポ [po] | プ [pu]
qu | クワ [kwa] | クウェ [kwe] | クウィ [kwi] | クウォ [kwo] | -
r | ラ [ra] | レ [re] | リ [ri] | ロ [ro] | ル [ru]
s | サ [sa]/ザ [za] | セ [se]/ゼ [ze] | スィ [si]/ズィ [zi] | ソ [so]/ゾ [zo] | ス [su]/ズ [zu]
sc | スカ [ska] | シェ [ʃe] | シ [ʃi] | スコ [sko] | スク [sku]
sci | シャ [ʃa] | シェ [ʃe] | - | ショ [ʃo] | シュ [ʃu]
t | タ [ta] | テ [te] | ティ [ti] | ト [to] | トゥ [tu]
u | ワ [wa]/ウア [ua] | ウェ [we]/ウエ [ue] | ウィ [wi]/ウイ [ui] | ウォ [wo]/ウオ [uo] | -
v | ヴァ [va] | ヴェ [ve] | ヴィ [vi] | ヴォ [vo] | ヴ [vu]
z | ツァ [tsa]/ヅァ [dza] | ツェ [tse]/ヅェ [dze] | ツィ [tsi]/ヅィ [dzi] | ツォ [tso]/ヅォ [dzo] | ツ [tsu]/ヅ [dzu]

アクセント

イタリア語のアクセントは強弱アクセントである。

音韻対応

イタリア語にはラテン語と同様の二重子音があるが、他のロマンス語であるフランス語スペイン語のそれとは異なっている。この違いから、他のロマンス語と比べて特有のアクセントがある。

ラテン語で「子音 + l + 母音」であった音は、イタリア語では li に変化しているものが多い。接頭辞 re- が ri- になっているものが見られる。破裂音 + s, または異なる破裂音が連続する場合は後ろの音に同化し、長子音となる(actum→atto など)。また開音節で強勢を持つ短い o の多くがuoに変化している (bonus→buono)。

文法

文法、統語法についてはイタリア語の文法を参照。

基本単語

<動詞は括弧内に現在一人称単数をあげる>

数詞

0 zero 1 uno 2 due 3 tre 4 quattro 5 cinque 6 sei 7 sette 8 otto 9 nove
ゼロ | ウーノ | ドゥーエ | トゥレ | クァットロ | チンクェ | セイ | セッテ | オット | ノーヴェ
10 dieci 11 undici 12 dodici 13 tredici 14 quattordici 15 quindici 16 sedici 17 diciassette 18 diciotto 19 diciannove
ディエチ | ウンディチ | ドーディチ | トゥレディチ | クァットールディチ | クィンディチ | セーディチ | ディチャッセッテ | ディチョット | ディチャンノーヴェ
20 venti 30 trenta 40 quaranta 50 cinquanta 60 sessanta 70 settanta 80 ottanta 90 novanta 100 cento 1000 mille
ヴェンティ | トゥレンタ | クァランタ | チンクァンタ | セッサンタ | セッタンタ | オッタンタ | ノヴァンタ | チェント | ミッレ

歴史

古代イタリア半島においては複数の古代イタリア人とも言うべき部族が存在し、それぞれが異なる言語を用いていた。その後、古代イタリア人の一派であるラテン人の国家ローマによるイタリア統一によって、彼らの言葉であるラテン語がイタリア人の公用語として普及した。ラテン語はローマの力が西欧地中海沿岸部に広がるにつれて更に拡大したが、公式の場で用いられるラテン語と民衆の話し言葉としてのラテン語、いわゆる民衆ラテン語(俗ラテン語とも)には若干の差異が存在したと言われている。

ローマ帝国の分裂は各地の民衆ラテン語の方言化を招き、イタリアにおいても「民衆ラテン語のイタリア方言」と呼べる言葉が成立した。イタリアにおける民衆ラテン語の方言は時間と共に変化の度合いを深め、いつしか他地域の民衆ラテン語とは明らかに異なる言語と言えるほどの変化を得た(古イタリア語)。民衆ラテン語から古イタリア語への変化がいつごろ生じたかを正確に判断することは難しく、また当時の欧州諸国は公用語としてラテン語を用いており文章による記録が少ないため、どのようなものであったかについての検証も容易ではない。しかし少なくとも10世紀頃には既に成立していたと考えられている。

イタリア語は近世のイタリア・ルネサンスにおいて、イタリア人共通の言語を形成しようとする文化人の運動の中で形成された。とりわけその主導権を握ったのはトスカーナ出身の詩人ダンテ・アリギエーリで、彼は当時古典ラテン語で書くのが一般的であった文学作品を、中央イタリア語のトスカーナ方言に南部のナポリ語シチリア語の語彙を取り入れた言葉で執筆した。この言葉が現在のイタリア語と呼ばれる言語であるが、ダンテの作品が大きな文学的賞賛を得ながら、トスカーナ方言を中核にしたこの言葉が直ちに全土の公用語となることはなく、ダンテの死後からしばらくは死語になりかけすらした。だがカスティリオーネらを中心とする文学者グループが再び共通語・標準語作りを呼び掛ける際、ダンテの事績を大いにたたえたことで標準語を求める動きは再加熱し、同時にダンテの「イタリア語」も脚光を浴びた。

しかしここでイタリアの文学者達に大論争が巻き起こる。カスティリオーネのグループはダンテの名声を政治的に利用しつつ、イタリアの様々な言語(おおむね

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出典:wikipedia
2018/11/28 22:56

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