このキーワード
友達に教える
URLをコピー

ウェブブラウザとは?

2019年12月時点のブラウザシェア- Net Applications

Google Chrome (66.64%)
Safari (6.02%)
その他(4.8%)
HTML


各種項目

比較
  • マークアップ言語
  • HTML
  • XHTML


ウェブブラウザ(インターネットブラウザ、web browser)とは、パソコンスマートフォン等を利用してWebサーバに接続するためのソフトウェアであり、ウェブページを表示したり、ハイパーリンクをたどったりするなどの機能がある。単にブラウザ(ブラウザー)とも呼ばれる。

主なウェブブラウザとして、 Mozilla Firefox, Vivaldi, Safari, Google Chrome, Opera, Microsoft Edge, Internet Explorer(Windows 7などのサポートが終了している可能性がある。Windows 10のサポートは終了していない) 等がある。

構造と動作

大まかに言うと、ウェブブラウザには3つの機能がある。

  1. 主としてHTTPによりサーバ通信し、コンテンツを取得する。接続先を指定する際には、Uniform Resource Identifier (URI) を使用する。
  2. 取得したコンテンツに対して、その種類 (HTML/XHTML/XML, 文書画像等)に応じた構文解析を行う。
  3. 構文解析の結果を基に文字や画像を適切に配置し、あるいは文字の大きさを調整したり色を付けるなどして描画する。

取得したHTML は、ウェブブラウザのレイアウトエンジンに渡され、マークアップからインタラクティブな文書に変換される。Flash アプリケーションや Java アプレットに対応するプラグインが用意されている場合は、それらを表示・実行することができる。未対応の種類のファイルに遭遇した場合は、ダウンロードして保存するか、他のプログラムを起動して開こうとする。

HTMLには、他のコンテンツへのハイパーリンクを記載することができる。リンクには URI が含まれており、リンクをクリックすると、ウェブブラウザはそのURI で示されるコンテンツを取得する。

サーバ等への接続方法

例えば、ブラウザのロケーションバーに http://en.wikipedia.org/ と入力したとする。Uniform Resource Locator (URL)のプレフィックスであるURIスキームによって URL をどう解釈するかは決まっている。古典的な URL は定義名 http: で始まり、Hypertext Transfer Protocol (HTTP) を使用してサーバに接続する。多くのウェブブラウザは様々な定義名に対応しており、HTTPS 用の https:File Transfer Protocol 用の ftp:、内部ファイル用の file: などがある。ウェブブラウザが直接扱えない定義名は、他のアプリケーションにそのまま渡されることが多い。例えば mailto: で始まる URI は既定の電子メールクライアントに渡され、news: で始まる URI は既定のニュースグループリーダに渡される。

機能

ウェブブラウザの機能は、最小限の文字を用いた UI から、多様なファイル形式やプロトコルに対応する高機能なものまで幅広い。電子メールネットニュースInternet Relay Chat (IRC) 等に対応するコンポーネントを含むウェブブラウザは「インターネットスイート」と呼ばれることもある。

主要なウェブブラウザは同時に複数の情報リソースを扱うことができ、別窓で表示したり、タブを使って同じウィンドウ内に表示したりする(タブブラウザ)。また、表示したくないポップアップ広告を自動的にブロックする機能もある 。

ユーザがブックマークしたウェブページの一覧を表示する機能があり、素早くそれらのウェブページに戻ることができる。ブックマークは Internet Explorer では「お気に入り」と呼ぶ。さらに、フィードリーダが組み込まれているウェブブラウザも多い。Firefox ではフィードは "live bookmarks" という形式で扱われ、フィードにおける最近の項目と対応するブックマークのフォルダのように機能する。Opera ではフィードの内容を格納し表示する従来型のフィードリーダを採用している。

ユーザーインターフェイス (UI)

多くの主要ウェブブラウザの UI には、以下のような共通の要素がある。

主要なウェブブラウザはウェブページ内のインクリメンタル検索機能も持っている。

多くのタブブラウザには以下のような共通の要素がある。

2000年代末期、Google Chromeの登場や画面解像度が低いネットブックの普及などに伴い、UIを整理してページの表示領域を極力拡大する傾向が主流になった。アドレスバーに検索などの機能を統合、ステータスバーの廃止、ボタンの数を最小限にするなどである。

特殊なUIを備えたブラウザ

ウェブ標準への対応

初期のウェブブラウザが対応していた HTML は非常に単純なものだった。ウェブブラウザの発展により HTML の標準でない方言が生まれ、互換性問題が大きくなっていった。最近のウェブブラウザは標準および事実上標準の HTML と XHTML 、それらに高度な表現や機能を付加する CSSJavaScript などに対応している。

表示したときの見た目はどのブラウザでも同じであるべきだが、そうでない場合もある。

プラグイン

多くのウェブブラウザにはプラグインが用意されており、ダウンロードして組み込むことで機能を拡張できる。主要なものにはAdobe Flash PlayerAdobe Acrobat ReaderJava Runtime EnvironmentMicrosoft Silverlightなどがある。 Internet Explorerおよびその互換ブラウザではActiveXという独自の規格が用いられる。それ以外のブラウザではNetscape Navigatorで用いられ事実上の標準となったNPAPIや、それを拡張したPPAPIという規格が用いられる。

コンピュータリソースの消費やセキュリティのリスクが上昇すること、ウェブ標準であるHTML5等でプラグインを用いなくてもウェブの表現力・機能性が多彩になったことなどから、プラグインは淘汰される傾向にある。

拡張機能

ウェブブラウザが標準では持たない機能を追加するアドオン。

サードパーティ製ツールバー
ツールバーの項目を参照。企業がページアクセスの誘導を狙って配布するケースが多い。セキュリティの問題やUIがシンプルになる傾向があることなどで下火になった。
各ウェブブラウザの拡張機能
Firefox・Google Chrome・Safari・Opera等には独自の拡張機能フォーマットがあり、ブラウザの開発元が用意したポータルサイトで配布される。多くは企業ではなくユーザーの有志が制作しており、UIの改善・広告ブロックなど様々な機能を提供する。

プライバシーと安全性

多くのウェブブラウザは HTTPS に対応しており、ウェブキャッシュや Cookie や閲覧履歴を素早く簡単に消去する機能もある。しかしそれだけでは対処できないセキュリティのリスクに晒され、マルウェアに悪用されたり、(現在は死語になったが)ブラウザクラッシャーなどでブラウザのみならずオペレーティングシステムフリーズさせられる場合がある。各ブラウザや Adobe Flash Player などのプラグインはセキュリティホールの修正などで頻繁にアップデートを繰り返している。ブラウザ自体にもブラックリストで悪質なサイトへのアクセスを防止する・自動アップデートなどのセキュリティ向上機能が追加されているが、アンチウイルスソフトウェアなどで OS 全体を保護するのが望ましい。

コンピュータセキュリティネットワーク・セキュリティも参照。

歴史

NeXT 上で動作する WorldWideWeb1991年に登場し、最初のウェブブラウザとなった。

ウェブブラウザの歴史は1980年代末に遡り、それから様々な技術の基礎を築きあげた最初のウェブブラウザ、WorldWideWebティム・バーナーズ=リーによって1991年に公開された。このブラウザは既存および新たなソフトウェアとハードウェアの色々な技術とともに寄せ集められていた。なお、WorldWideWeb は後に Nexus へと改称されている。

テッド・ネルソンダグラス・エンゲルバートはバーナーズ=リーのずっと前にハイパーテキストの概念を開発していた。この核となる部分は World Wide Web に合うのではないか、というエンゲルバートの提案にバーナーズ=リーは賛同した。

マーク・アンドリーセン

1993年NCSA Mosaicが登場した。Mosaic は画像が扱える最初のウェブブラウザの一つであり、これによってウェブの利用者が激増するきっかけとなった。米国立スーパーコンピュータ応用研究所 (NCSA) の Mosaic チームのリーダーであったマーク・アンドリーセンはその後まもなくネットスケープを設立し、Mosaic を汲む Netscape Navigator1994年にリリースした。このブラウザは瞬く間に世界中のもっとも主流なウェブブラウザとなり、最盛期には全てのウェブにおいて9割もの利用率を占めた。

これにマイクロソフトが反応し、1995年に NCSA から Mosaic のライセンスを引き継ぎ Internet Explorer を開発した。このことが最初のブラウザ戦争の引き金にもなった。マイクロソフトは Internet Explorer を Windows に同梱させることで OS 市場の優位性をウェブブラウザ市場にも引き継がせ、Internet Explorer にも力を持たせることができた。これによって2002年には Internet Explorer の利用率はピーク時で 95% を超えた。2011年2月現在では Net Applications によると利用率が 57% 程度とされており、Internet Explorer のシェア減少が示されている。

1996年Opera が登場したが利用者を大きく獲得することはなく、2011年2月現在で 2% と常にその前後の利用率となっている。ただし携帯電話のウェブブラウザ市場では最も占有率を伸ばしており、4000万台を超える端末に導入されている。また、いくつかの組み込みシステム向けにも登場しており任天堂家庭用ゲーム機である WiiDSi などがある。

1998年NetscapeMozilla Foundation を旗揚げし、オープンソースとして自由な競争力のあるブラウザを提供しようと計画した。このブラウザは最終的に Mozilla Firefox として展開された。公開された Firefox はベータ版段階だったがそれなりの愛好者を獲得し、Firefox 1.0 が2004年末期にリリースされてから間もなく Firefox の全バージョン合計で 7.4% の利用率を獲得した。2011年2月現在では 22% の利用率となっている。

アップルSafari2003年1月に初めてのベータ版が提供された。アップルの製品での占有率は独占的で、2011年2月現在の利用率は 6.3% となっており、緩やかな上昇傾向を見せている。採用しているレンダリングエンジンは WebKit と呼ばれアップルの iOS, Google の Android, Nokiaの S60, Palm(2010年、ヒューレット・パッカードにより買収) の HP webOS などいくつかの携帯電話のプラットフォームでは標準的なものとなっている。

上述のように、ブラウザのシェア1990年代後半以降のWindowsの普及に伴いInternet Explorerの占有が続いていたが、2008年9月に Google が WebKit を基にして開発した Google Chrome が2010年代に入って著しくシェアを伸ばし、2011年2月時点で11%の利用率に成長した。この増加傾向は Internet Explorer や Firefox の減少傾向と同期している。そして2011年12月、Google Chrome は Internet Explorer 8 を越えて最も広く使われているウェブブラウザとなった。ただし、Internet Explorer の全バージョンを合計すると、IE が今でも最も広く使われているウェブブラウザである。

2015年時点ではChromeの世界シェアはInternet Explorerを抑えて1位となっており、過半数を占めるようになった。Internet ExplorerおよびFirefoxのシェア減少は著しく、それぞれ2位(19.9%)および3位(17.87%)となりChromeとの差が急激に広がっている。一方で日本国内に限ると、依然としてInternet Explorerのシェアは高く過半数を占めている。Windows 10のリリースに合わせて新たにEdgeが登場したが、依然シェアは低く既存ブラウザと置き換わるには程遠い状況である。

なお、成長著しいスマートフォンや非 PC のタブレットの分野では、OS 付属のブラウザが利用されることがほとんどであり、Android標準ブラウザiOSSafari が OS の占有率にほぼ比例して普及している。一方、Chromeはこの分野においても複数のOSに対応しPCブラウザとの各種データ同期も可能なアプリをリリースしている。Opera など独自のブラウザをスマートフォン・タブレット対応アプリとしてリリースする動きもある。

詳細は「ブラウザ戦争」を参照

推奨ブラウザ

本来ウェブサイトは様々な OS 環境・ウェブブラウザで見られるようにウェブ標準などに則し、アクセシビリティ等を考慮した形で作成される必要がある。しかしウェブサイトによっては種々の都合からサイトの閲覧に必要な環境として特定の推奨ブラウザを明記していることがあり、閲覧者は技術上の理由から推奨ブラウザに合わせたウェブブラウザの選択が必要となることもある。また、推奨ブラウザの記述内容によってはユーザが安全上の不利益を被る場合もある。

詳細は「推奨ブラウザ」を参照

出典

  1. ^ http://news.mynavi.jp/article/20200106-950094/
  2. ^ Jacobs, Ian; Walsh, Norman (2004年12月15日). “URI/Resource Relationships”. Architecture of the World Wide Web, Volume One. World Wide Web Consortium. 2009年6月30日閲覧。
  3. ^ The SeaMonkey Project”. Mozilla Foundation (2008年11月7日). 2009年6月30日閲覧。
  4. ^ Cyberdog: Welcome to the 'doghouse!” (2009年7月5日). 2009年6月30日閲覧。
  5. ^ Teelucksingh, Dev Anand. “Interesting DOS programs”. Opus Networkx. 2009年6月30日閲覧。
  6. ^ Andersen, Starr; Abella, Vincent (2004年9月15日). “Part 5: Enhanced Browsing Security”. Changes to Functionality in Microsoft Windows XP Service Pack 2. Microsoft. 2009年6月30日閲覧。
  7. ^ Pop-up blocker”. Mozilla Foundation. 2009年6月30日閲覧。
  8. ^ Safari: Using The Pop-Up Blocker”. Mac Tips and Tricks. WeHostMacs (2004年). 2009年6月30日閲覧。
  9. ^ Simple settings”. Opera Tutorials. Opera Software. 2009年6月30日閲覧。
  10. ^ Bokma, John. “Mozilla Firefox: RSS and Live Bookmarks”. 2009年6月30日閲覧。
  11. ^ Opera Mail で RSS ニュースフィードを扱う”. オペラ・ソフトウェア. 2009年6月30日閲覧。
  12. ^ About Browsers and their Features”. SpiritWorks Software Development. 2009年5月5日閲覧。
  13. ^ Stewart, William. “Web Browser History”. 2009年5月5日閲覧。
  14. ^ Tim Berners-Lee: WorldWideWeb, the first Web client”. W3.org. 2011年12月7日閲覧。
  15. ^ Bloomberg Game Changers: Marc Andreesen”. Bloomberg.com (2011年3月17日). 2011年12月7日閲覧。
  16. ^ November 24, 2004 (2004年11月24日). “Mozilla Firefox Internet Browser Market Share Gains to 7.4%”. Search Engine Journal. 2011年12月7日閲覧。
  17. ^ Hitslink.com
  18. ^ Internet Explorer usage to plummet below 50 percent by mid-2012” (2011年9月3日). 2011年9月4日閲覧。
  19. ^ CNN Money claims that Chrome is more popular than IE8”. CNN. 2011年12月19日閲覧。
  20. ^ ついに日本でもIEが過半数割れに、世界はすでにChromeが寡占”. 2015年8月9日閲覧。
  21. ^ シェアの下落続くIE - 6月ブラウザシェア”. 2015年8月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

ウェブブラウザ

【機能】

ウェブ標準

【関連項目】


デスクトップ
Trident & EdgeHTML
(Edge, IE系)

Trident & EdgeHTML
(Edge, IE系)(開発終了済)
出典:wikipedia
2020/08/06 20:51

HAPPY Wikipedia

あなたの考える「ウェブブラウザ」の意味を投稿しよう
「ウェブブラウザ」のコンテンツはまだ投稿されていません。
全部読む・投稿 

ウェブブラウザスレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ウェブブラウザ」のスレッドを作成する
ウェブブラウザの」
友達を探す
掲示板を探す
このページ
友達に教える
URLをコピー

注目のキーワード

錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

キーワードで探す

 
友達を探す
掲示板を探す
ハッピーWiki
ハッピーメール
ハッピーランド
HAPPY NEWS
2010Happy Mail