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ウルトラマンGとは?

ウルトラマンG』(ウルトラマングレート、英題:Ultraman: Towards the Future )は、円谷プロダクションが、オーストラリアで製作した特撮作品と劇中に登場する巨大変身ヒーローの名称。全13話。日本ではオリジナルビデオとして展開された。

目次

  • 1 概要
    • 1.1 制作
  • 2 ストーリー
  • 3 登場人物
    • 3.1 UMAメンバー
    • 3.2 アーミー
  • 4 ウルトラマングレート
    • 4.1 デルタ・プラズマー
    • 4.2 ウルトラマングレートの能力
  • 5 UMA
    • 5.1 南太平洋支部基地
    • 5.2 装備
      • 5.2.1 隊員服
      • 5.2.2 銃器類・特殊装備
      • 5.2.3 航空機・車両
      • 5.2.4 その他のメカニック
  • 6 登場怪獣
  • 7 作品リスト
    • 7.1 劇場版
  • 8 映像ソフト
  • 9 日本におけるテレビ放送
  • 10 主題歌
  • 11 キャスト
    • 11.1 レギュラー・準レギュラー
    • 11.2 ゲスト
    • 11.3 声の出演
    • 11.4 スーツアクター
  • 12 スタッフ
    • 12.1 日本語版スタッフ
  • 13 漫画
  • 14 続編企画
  • 15 ウルトラシリーズでの客演
  • 16 その他
    • 16.1 裏話
    • 16.2 以降のシリーズとの関連
  • 17 脚注
    • 17.1 注釈
    • 17.2 出典
  • 18 参考資料
  • 19 外部リンク

概要

アンドロメロス』を除けば、実写のウルトラシリーズは『ウルトラマン80』以来10年ぶりで、元号が平成に変わってから最初に製作された作品である。京本政樹が日本語版主演、命名、番組のPRなど深く関わっている。

ウルトラマングレートや怪獣の巨大感を表現するため、日本のウルトラマンと比較してグレートや怪獣の大きさがビルの高さより低くされているほか、戦い終わったグレートが飛び去る場面を真下から映すなど、過去のウルトラシリーズとは少し違った切り口の特撮場面が見られる。

ウルトラ兄弟の存在は主題歌の2番に示されているのみで本編では語られておらず、UMA(後述)がグレートを当初は仲間と認めずに攻撃するなど、本編では他のシリーズ作品との繋がりは描写されないが、第8話のナレーションで語られたように設定上ではグレートもM78星雲光の国の宇宙警備隊の隊員とされている。映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、宇宙警備隊の隊員としての姿が描かれている。

グレートの戦う相手は、第1話から第6話までがゴーデス細胞の生み出した怪獣、第7話以降は宇宙からの来訪者や環境破壊が原因で出現した怪獣となっており、後者では過去のウルトラシリーズのオマージュと窺える描写が増えている。ゴーデス細胞に操られているだけの怪獣や人間の破壊活動に怒って出現しただけで本来は無害の怪獣も存在するため、そのような場合は倒さずに終わることもあった。

日本側文芸スタッフには、『ウルトラマンティガ』以降に関わることになる人々が多数参加している。それゆえ、後年の平成ウルトラシリーズでよく見られる要素が本作では試験的に盛り込まれている。なお、アーサー・グラント隊長の吹き替えには『ウルトラマン』のムラマツキャップ役の小林昭二、ナレーター(第6話まで)には『仮面ライダー』で本郷猛 / 仮面ライダー1号を演じた藤岡弘、と、過去の特撮ヒーローにゆかりのある俳優が起用されている。

制作

ウルトラシリーズは『80』終了後、映画作品の公開、旧作品の再放送や映像ソフト化、帯番組の放送、玩具や書籍などの発売、イベント「ウルトラマンフェスティバル」の開催など、精力的な展開によって安定した人気を獲得し、新作の待望論が高まっていた。

1989年初頭より『新ウルトラマン』の仮題で日本国内制作によるテレビシリーズが企画されていたが、一度は凍結され、アニメ作品『ウルトラマンUSA』に続く海外展開が同年春より始動した。過去にはタイとの合作『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』が存在していたが、本作では世界展開を見据えて英語圏での制作が目指され、オーストラリアでの制作となる。当時のVシネマブームを踏まえ、機動性のある新たなメディアとしてビデオオリジナルで展開することとなった。当初は、当時のOVAに多かった全6話で予定されていたが、海外での販売を考慮して7話追加の1クール構成となる。

初期のウルトラシリーズを支えたデザイナーの成田亨に新たなウルトラマンと怪獣のデザイン依頼を打診し、成田は直ちに「ウルトラマン神変」という新ウルトラマンのデザイン画を描き上げた。しかし、成田がデザイン料として著作権(商品化による収入)の30%を要求したために円谷プロと折り合いが付かず、成田の登板は実現しなかった。

プロデューサーの鈴木清の進言により、特撮監督は映画『タイムガーディアン』を手掛けたポール・ニコラが抜擢された。撮影は当初、ポールの住むシドニーで準備されていたが、本作の制作を聞き付けた南オーストラリア州首相ジョン・バノンが同州での撮影を要望し、サウス・オーストラリア・フィルム・コーポレーションとの合作で制作される運びとなった。

ストーリーについては、ウルトラシリーズが世界に通用するものであるとの自負から特別に海外向けた展開とはせず、『ウルトラマン』同様にエンターテイメント性と哲学的な要素を併せ持つ作品とすることが目指された。

「グレート」の日本名は京本政樹の命名による。京本はシンプルなものとの注文からこの名称を思いつき、オーストラリアのグレートバリアリーフに絡めることも意図された。本作はウルトラマンのマニアとしての京本が円谷プロと親交が深くなった時期に国内リリース準備が進んだため、日本語版では声の配役・SEなどプロデュース部分に京本の意見を取り入れた部分が多い。

本作では当初は着ぐるみではなく、海外のSFX映画のクリーチャー操作でポピュラーなパペット(メカニックを内蔵した人形)で第1話の火星でのグレートとゴーデスの戦闘を描いたシーンが撮影されたが、結局パペット特有の動きではウルトラマンの力強さとスピード感を表現できずにNGとなった。ただし、ゴーデスはパペット使用のカットが何箇所か使用されており、他にも怪獣の都市破壊シーンに関してはパペットが多く使われ、ゲルカドンのようにパペットのみで表現されたものもある。逆にデガンジャのようにパペットが製作されたものの未使用のものもある。

特撮場面の多くは、オーストラリアの地の利を生かしたオープンセットが用いられ、自然光下での撮影によって巨大感を表現していた。ミニチュアワークの細かさやコダラー出現時の波の表現など、以後の作品では見られないような迫力ある場面が多かった。そんな中でも、円谷プロが旧来の作品で用いた「木や建物越しのアングル」はこの作品でも多用されている。これはSFXコンサルタントにあたった高野宏一の影響が大きい。現地スタッフは当初「手前に物があったらぼやけてしまうではないか」と高野の意図を理解しなかったが、完成した映像を観てようやく納得してくれたという。

ストーリー

宇宙飛行士のジャック・シンドーとスタンレー・ハガードは、火星探検中に宇宙生命体ゴーデスと遭遇する。その時、突如2人の前に銀色の巨人・ウルトラマングレートが現れ、ゴーデスと戦闘を始める。その戦闘中にジャックは負傷し、スタンレーのみが探査船に避難することに。油断したグレートが気を失ったその隙に、ゴーデスはスタンレーが乗っていた探査船を破壊してしまう。再び気を取り戻したグレートはゴーデスを倒し、ジャックと一体化する。

ジャックはグレートに救われ、地球に帰ってきた。しかし、火星で倒したはずのゴーデスの細胞に感染した生物が怪獣化し、地底からブローズとなって現れた。ジャックはグレートに変身し、これを倒した。

その後、ジャックはUMA南太平洋支部に入隊。ゴーデスの細胞に感染した怪獣たちと戦っていく。一方、スタンレーもゴーデスの使いとして蘇り、地球に帰還していた。

登場人物

UMAメンバー

ジャック・シンドー
26歳の日系人。元オーストラリア宇宙開発公団の惑星調査員。
火星探査中にゴーデスに遭遇し、そこに現れたウルトラマングレートとの壮絶な戦いを目の当たりにする。その巻き添えで身動きが取れなくなり、友人だったスタンレー・ハガードを脱出させようと宇宙船に向かわせるが、ゴーデスに彼もろとも破壊される。その後、ゴーデスを撃退したグレートに助けられて同化して地球に帰還すると、彼の反対もあって単独で行動していたが、ギガザウルスとの戦いの後には彼の反対を押し切り、UMAに入隊する。
怪獣対策においては、人命のためならば怪獣の排除もやむなしと判断する他の隊員に対し、科学者の立場から安易に倒すことを嫌う。割と筋肉質で、行動も伴うアクティブな科学者。
前述の通り、一体化したグレートとは会話できるが、彼との会話を他人の前でしたり、彼を介して得た知識に関して「なぜそんなことがわかるのか」と問われても曖昧にはぐらかすことが多い。
飄々とした性格で神出鬼没。時には変人扱いをされることも多々あった。
日本版の脚本では「アンディ・蘭堂」という名前で、ジャック・シンドーという名前はオーストラリアで名づけられた。
シリーズ構成を手掛けた會川昇は、主人公には完璧な人間ではなく心の弱さや迷いを抱えた人物とすることを趣向しており、本作品ではゴーデスに取り憑かれた人間などを対比的に描くことで、ウルトラマンと合体したジャックもそれらと本質的には変わらないのではないかという葛藤を描いている。
アーサー・グラント
UMA南太平洋支部の隊長で54歳。アーサー基金というオーストラリアでも有数の大資本のオーナーで、さまざまな慈善事業やそれに関するパーティーなどの活動も行っている。
有事の際には柔軟で的確な指揮が取れる非常に優秀な指揮官で、UMA隊員たちのことを心から信頼し、同様に隊員たちからも絶大な信頼を置いている。
一方で、自分が正しいと思ったことは無理にでも通そうとする頑迷な所もあり、自分が発案したオゾン層修復計画をジャックたちの反対も聞かずに強行し、結果的にコダラーとシラリーの復活を促してしまった。
第8話では自らハマーに乗り操縦もしている。
ロイド・ワイルダー
UMA南太平洋支部の副隊長で31歳。専門的な軍事訓練の経験者。元軍人らしく生真面目で命令も忠実にこなすが、所々に軍時代の習慣が抜け切っておらず、アーサーに窘められることも。一方で作戦中に冗談や談笑なども話せており仲間ともちゃんと打ち解けているが、作戦に関しては他の人間と調子を合わせることが苦手で、行く先々で相手と衝突することが多い。
ほとんどが現場指揮官として現場を取りまとめてはいるが、基地でアーサー隊長の代理として張り切って指揮を執るがイマイチ決断力は欠けていたため、全体をまとめる指揮職は苦手な様子。
ジーン・エコー
23歳。元宇宙開発公団のエンジニアで、ジャックの高校時代の後輩でもある。ジャックとスタンレーが火星へ行く際に使用する宇宙船を設計し、ジャックの火星遭難を機にUMAに入隊した。
科学者として怪獣に対してはジャックに近い立場をとることが多く、一緒に反対する場面もある。いつからかは不明だがジャックのことを密かに想っている。第5話ではゴーデス細胞に侵されるが、第6話で復活したゴーデスが倒されたことにより、奇跡的に生還した。
第12話・第13話ではグレートがコダラーに敗れた後、ジャックが使っていたアイクのサングラスが落ちているのを発見し、言葉には出さなかったが何かを感じ取った様子からジャックがグレートだと確信する描写が見られた。
チャールズ・モーガン
考古学と生物学の博士号を持つ26歳の天才で、分析などが主な仕事。原語版での愛称は「チャーリー」。報酬に誘われてUMAに入隊した。
仕事中でも何かを常に食べている程の大食漢で自分の研究室や指令室でも何かしら食べている。更には常に軽口やジョークも多く、すぐに調子に乗ってしまうこともあり、一見すると不真面目なお調子者。しかし、仕事に関しての知識は誰よりも高く、根は真面目でやる時はやる男で、6話ではUMAを乗っ取ったブリューワー将軍に従うフリをして将軍を欺き、7話ではガゼボの住む森を焼き払おうとしたサイクス警部を現地に到着させない為にハマーで振り回して爆撃の邪魔するファインプレーをやってのけた。
ナンパが趣味であり、フィアンセがコロコロ変わっている。その性格から宇宙人(ヴェロニカ)相手に恋をしてしまったこともある。
最終話の前後編では衛星の修理のために宇宙へ上がる。
資料によっては、チャールズ・モルガンと記述している。
キム・シャオミン
ハマーのメインパイロットとして養成されたエリート隊員で25歳。海を愛して海洋開発センターに勤務していたが、海洋汚染防止のためにUMAに入隊した。操縦・格闘共にずば抜けた才能と実力の持ち主で、アーサー隊長曰くUMA最強のパイロット。
活発でさばさばとした姐御肌な性格。孤児院出身であるため、子どもにはとても優しい。魚が嫌い。
チャールズやロイドと一緒に出撃する機会が多い。
日本版の脚本では「キム」という名前であった。

アーミー

オーストラリア軍。UMAとは縄張り争いなどで色々と対立することが多い。

ブリューワー
アーミーの将軍。軍人気質の塊で強引な部分が目立ち、アーサー隊長と対立することが多い。
グレートに頼らない姿勢や、自分も死ぬのを承知でゴーデスをオーストラリア大陸ごと核攻撃で殲滅させようとするなど、使命感は強く誠実な側面もあるが、部下の人命を無視した作戦すらいとわない過激派であり、いかなる場合においても力押しという手段しかとらないため、作中で成功した作戦はない。一度はUMA基地を占拠してゴーデス攻撃の指揮を執るが、先述の使命感からアイクに反抗され、アーサーたちに指揮権を奪い返されている。コダラーとシラリーが出現した際は許可を取った上でUMA基地に居座り、攻撃の指揮を執っていた。武力での解決にこだわり、衛星レーザーや核ミサイルといった危険な兵器を使用するも戦果を挙げることはできなかった。
アイク・ユベロス
アーミー情報部チーフ。第2話でのギガザウルスの事件以来、主にエイリアン関係の案件を担当しているらしく、UMAに対してたびたび嫌味な態度で接するが、その一方でどこかコミカルな描写も多く、ジーンに対して色目を使うような素振りを見せたことも数回ある。サングラスと回転式拳銃を愛用している。
上の命令を絶対としていたが、第6話でゴーデスへの核攻撃が決まった際には命令に逆らった。第10話ではベロニカを危険な侵略者と決めつけて強攻策をとるも、それがリュグローの怒りを買い、かえって事態を悪化させてしまう。第12話では職務怠慢で警備員に降格され、被災者の貧窮に時計と引き換えに貴重な食料を与えたり、難民となった市民の味方につき、最終的には彼らを救うために古代のディスクを取り戻し、事態収拾に貢献した。コダラーやシラリーとの最終決戦にも参加している。

ウルトラマングレート

邪悪生命体ゴーデスを追って太陽系にやって来たM78星雲・光の国の戦士。劇中ではグレートと呼ばれることはなく、ウルトラマンと呼ばれる。

火星での戦いで1度はゴーデスの本体(肉体)を火星で殲滅したものの、ゴーデス細胞として分離して地球に逃れたため、宇宙船を破壊されて地球に帰還する方法を失った宇宙飛行士ジャック・シンドーと一体化して地球を訪れる。第1話でのブローズとの戦いでは、UMAから「(怪獣が)もう一匹現れた」と攻撃されるが、ブローズを倒したことで味方と認識されるようになる。

戦闘では苦戦することが多い。気を失ってその場に倒れこむことも多々あり、その間に犠牲者が出たこともあった。

活動限界は3分だが、その理由は地球の大気汚染のためという独自のものになっている。

ジャックを支配しているわけではなく、ジャックの肉体を共有しているだけでグレートとジャックがそれぞれ意識を持っており、精神世界での会話もできる。両者の目的が必ずしも一致しない時もあり、UMAの入隊に反対だったグレートの反対を押してジャックが入隊したり、ジャックが怪獣に同情して倒すのを望んでいない時もグレートが怪獣を倒すなど、ジャックの姿の時はジャックを、グレートの姿の時はグレートの意思を尊重している。また、グレートはジャックの危機を救い、ゴーデスIIとの戦いではジャックが彼を救ったこともあり、ジャックとグレートは強い信頼と絆で結ばれている。

コダラーとの初戦で完敗し、その際に受けたダメージによってエネルギーを使い果たしたため、変身が1回しかできなくなる。最後の変身でコダラーとシラリーと戦い、UMAがコダラーを倒した後でシラリーを倒す。正体がバレないようにジャックと分離し、核爆発の核エネルギーを吸収して危険な状態のシラリーの亡骸とともに、人類に再びやり直すチャンスを与えてM78星雲に帰還した。

シリーズ構成を手掛けた會川昇は、『ザ☆ウルトラマン』で用いられた「主人公とウルトラマンとの対話」という描写が実写シリーズではあまり用いられていなかったことから本作で取り入れた。

企画当初では、「人間が光の生命体によって進化したものである姿」と記述されていた。

デザイン・造型
グレートのデザインはカラータイマーが三角形、体色は赤色以外の部分がシルバーホワイト色という、他作品のウルトラマンと比べて独特のデザインとなっている。
スーツはカメラマン出身であるプロデューサーの鈴木清のこだわりにより、従来のゴム製のウェットスーツではなく、皺の出にくい繊維製のスーツが採用された。また開米プロで作られたセパレートタイプのマスクは従来と同じFRP製で、ウルトラマン80同様、後頭部にもFRPのパーツが付く。目の覗き穴はスリット式が用いられ、その後の平成ウルトラシリーズでもこの形状が採用された。目やカラータイマーの電飾の電源は、従来のようにスーツの中に仕込まずにバッテリーをタイツ地と同じ赤い生地で包み足首付近に巻いて留めている。背中を映す場面では、ファスナーが見えないよう前にファスナーをつけたスーツが用いられた。
日本の雑誌媒体では開米プロが制作した布製スーツがー登場時の特写を除きー多用されている。NG版ではレザー製もあり、デルタプラズマーがデザイン通りの球をはめ込んだ三角錐の形状をしている。アトラクション用には従来同様のウエットスーツ製も存在しており、後頭部のFRPパーツが省略されている。

デルタ・プラズマー

火星でジャックがグレートと一体化した際に、グレートから与えられた変身ペンダント。グレートのカラータイマーを模しており、ジャックはこれを常に身に着けている。ペンダント内部にはグレートの生命エネルギーであるプラズマスパークが宿っている。

ジャックがデルタ・プラズマーを左掌に乗せると、発光部が緑色に点滅し、プラズマスパークが解放される。同時にジャックが精神を統一することで、ジャックの身体がグレートに徐々に変わっていき変身が完了する。また、第12話では海の中に飛び込んで変身するという変身スタイルをとった。

また、変身機能だけでなく、両手で覆い目を閉じると超周波によるテレパシーも可能で、第9話でこの機能を使ってバイオスと直接話した。

第5話では、ジャックがアーサーに独房入りを命じられた際に護身用の武器と思われて取り上げられた後、ゴーデスに操られているスタンレーに奪われたが、ジーンの捨て身の活躍で取り戻した。

ウルトラマングレートの能力

特殊技術を担当したポール・ニコラは、ウルトラマンの各種光線技はすべて同一の技で必要に応じて形を変えて発動していると解釈して演出していたが、それでは子供は面白くないということで日本側のスタッフはそれぞれに名前や設定を追加している。また、グレートの戦闘に空手の技を応用しているものが多いのは、グレートのスーツアクター2名が極真空手の有段者であるためである。

バーニングプラズマ
空間の一点にエネルギーを集中させてエネルギーを生み出し、高熱火球ウルトラストゥリングを発生させて敵にぶつける。一度の戦いで3発まで連射が可能。どんな敵も敵わないグレートの最強技とされているが、本編での使用は第1話でゴーデスとブローズに対して使ったのみで続けて一発目で動きを止め、2発目で止めを刺しているなど最強技という描写はない。
島本和彦の漫画版では最終決戦にでコダラーとシラリーの2体を倒すため使用し、グレートに勝利をもたらした。
ゲーム版では怪獣を倒すのに必要な最強技に指定され、本編とは違い一発で敵を倒すことができる。
日本側脚本段階では「バーニング・マスアクション」というマイクロブラックホールをぶつける技であり、初期の媒体ではその初期設定が記されている。最終話でも脚本ではバーニング・マスアクションが使われ、コダラーに跳ね返されて、ジャックがブラックホールから異次元へという展開であった。コダラーがバーニングプラズマを跳ね返したという表記も、初期設定の名残である。
マグナムシュート
敵の放つ火炎、冷気(冷凍ガス)、光線等を吸収し、凝縮して撃ち返す。必殺技の中で最も使用頻度が高く、ギガザウルス、ゲルカドン、デガンジャを倒した。第12話ではコダラーに撃ち返されたスタービームをさらに撃ち返したが、コダラーがそれを増幅して更に撃ち返し、グレートはそれを受け切れずに敗北する事になった。
グレートの技で1番多くの敵を倒しているため、ビデオ『ウルトラマンVS仮面ライダー』ではバーニングプラズマではなくこの技がグレートの必殺技として紹介された。
ナックルシューター
精神波を光線に変えて拳から放つ。両手から同時に発射する事も、連射する事も可能。主に牽制に使う。
グレートスライサー
腕から刃状のエネルギーを発生させて敵を切り裂く。マジャバ(雌)の腕を切り落とした。左右どちらの腕からでも発射可能。
ダブルグレートスライサー
グレートスライサーを両腕に発生させる二刀流。シラリーに4連続で斬り付けて致命傷を負わせた。島本和彦の漫画版ではそのままシラリーの首を切り落としている。
ディゾルバー
両拳を縦に突き出して放つ原子破壊光線。ギガザウルスの死体を分解して土に還した。第1話では倒したゴーデスを分解するために使ったが、ゴーデスは細胞単位で地球に逃走してしまった。第6話ではゴーデス(第2形態)に拳を密着させて放ったが、無効化された。
トライアングルシールド
三角形のバリヤーを張る。対ギガザウルス戦で使用。
グレートガード
第3話において、ゲルカドンの放つ破壊光線を両腕で弾き飛ばした防御技。以降もゴーデス(第2形態)、UF-O、シラリーの光線技を跳ね返している。
アロービーム
弓を引き絞るようなポーズから放つ無数の光の矢。バランガスを倒した。
フィンガービーム(ダブルフィンガービーム)
揃えた人差し指と中指の先から連射するナイフの刃状の光線。両手から同時発射する事もできる。ゴーデス(第2形態)やガゼボに使った他、マジャバの卵を焼くために使った。また、両手撃ちを5連発、計10発当てる事でバイオスを倒している。
ディスクビーム
エネルギーを円盤状に凝縮して投げつける光刃。連射も可能。バランガスにダメージを与え、マジャバ(雌)を倒した。
ナックルボルト
右拳から電流を放つ。ブローズに使用(映画版のみ)。
パームシューター
掌底から放つナックルシューターの強化技。左右交互に出せる。デガンジャやUF-0に使った他、最終回ではダブルグレートスライサーで致命傷を負ったシラリーに密着状態で発射して止めを刺した。
スタービーム
両掌を交差させて星の形を作り、そこに星型光弾を発生させて投げつける。ガゼボ、コダラーに使用。
透視光線
両目から放つ光線で、隠れた敵を探し出す。バランガスとの戦いで使用。
グレートパンチ
拳にエネルギーを込めて叩き込む、強烈なパンチ。敵を正面から打ちのめすストレートパンチの他、肘を曲げて横から殴りつけるフックパンチなどのバリエーションがあり、緒戦となるゴーデス以来、数々の敵に使用した。
グレートチョップ
右手にエネルギーを集めて、銅鉄の柱も真っ二つに切り裂く技。
グレートキック
右足に体内の全エネルギーを集め、ジャンプして敵に打ち込む強烈なキック。ゴーデスの側頭部を狙って放ったタイプや、マジャバに繰り出した足払いタイプなどがある。一発がウルトラマンレオのレオキックと同等の威力である。
グレートシュート
敵の首を掴んだまま抱え上げ、柔道の一本背負いのように投げつける大技。
グレートクロス
交差した腕で相手の攻撃を受け止めて、そのまま締め上げる攻防一体の技。
グレートパワー
重量級の敵を持ち上げる超パワー。シラリーに対して使用した。
スピンガード
身体を青く発光させ、回転する。映画版でゲルカドンに使用。
テレパシー能力
ゴーデス細胞の支配下に置かれた人間と会話することが出来る。
スペシウム光線
『新世紀ウルトラマン伝説』で登場ウルトラマン全員が放った光線。ウルトラ戦士はスペシウム光線を会得してからそれぞれの技に発展させているとされる。

UMA

UMA(ユーマ)は、Universal Multipurpose Agencyの略で、異常気象や超常現象などの調査・対応のために国家枠を超えて結成された国際的軍事組織。科学の平和利用が使命であり、ノーベル賞級の科学者が大勢メンバーとして参加している。

アメリカ本土に本部があり、シベリア日本海インド南太平洋(オーストラリア)・南アフリカイギリスなど、世界各地に13の支部が置かれている。アーサー基金を擁する南太平洋支部が最大であるが、その維持のために寄付金集めのパーティーも行なわれる。

UMA憲章により、どこかのUMA支部が一部の国家や軍人に占拠された場合は自動的に発電システムが破壊されて基地の装備は使用不可能になる。復旧させるには全世界の12人の各UMA支部長の命令が必要である。

オーストラリアは多民族国家であることから、メンバーは多様な人種で設定された。

未確認生物の略である「UMA」と同名になったのは、製作者側のシャレである。

南太平洋支部基地

オーストラリア大陸近郊の孤島を改造した基地で、最新の耐震・耐火構造が施されている。基地内部には50名前後の隊員・職員が勤務し、巨大モニターや超高性能コンピューターを備えるメインルーム、隊員達の私室や医療室、独房などが置かれハマーの格納庫や滑走路、サルトップの駐車場も存在する。また。基地の外壁には敵からの直接攻撃に備えて防衛砲台も複数設置されている。

第5話ではバランガス、第11話ではUF-0に乗り込んだノルバーグと彼の信奉者たちの襲撃を受け、後者は特に大きな被害を受けている。

特にアーサー隊長を含む6人の実働隊員の連携は特に優れており、ゴーデス覚醒が迫る危機に際し、ブリューワー将軍のUMA乗っ取りの際には命令暗号を持ち出して将軍に逆らい、チャールズに関しては従うフリをして敢えて出撃。ジャックとジーンを殺される危険から救いだした。

装備

隊員服

基地内では隊員たちは、UMAのロゴがプリントされたインナーのTシャツやタンクトップなど、アーサーは専用の制服でいることが多いが、出動時にはロゴワッペンが付いたフライトスーツを着用する。ARMYの物の流用ともいわれているこのフライトスーツは共通のものではなく、各隊員ごとにカラーが異なり、左胸に名前が英字で書かれている。第5話でチャールズのフライトスーツは、スタンレーが逃走の際に奪い取って着用していた。 第7話以降、スーツ着用時には両肩に肩パッドが装着されるようになるが、アーサーは装着しない。他にも半袖のミリタリーシャツや、森林地帯での任務などで着用するノースリーブタイプのサバイバルスーツも存在する。

銃器類・特殊装備

通信システム
手持ち式のボード型通信機。
UMAヘルメット
ハマー搭乗時に被るパイロット用のヘルメット。超硬質特殊樹脂製。高性能通信装置も備える。
UMAガン
全長:約22cm 幅:約5cm
隊員が装備する小型レーザーガン。怪獣との戦闘時などに使うが、威力は弱い。UMAに入隊する前のジャックも所持し、火星でゴーデスに対して使用した。
ブラックランチャー
全長:84.5cm
UMAガンの数倍の威力があるレーザーライフル。白兵戦で効果を発揮する。
パルスキャノン(タルサー砲)
全長:140cm 重量:42kg
破壊力が強く、連射も可能な大型パルスレーザー砲。サルトップ2号に搭載されることもある。
発信機
第4話でジーンがジャックに渡した腕輪型発信機。
化学防御服
第5話で都心に現れたバランガスに、ジャック・キム・ロイドの3名が地上から対抗するために装着した。
地球外生命体探知機
第10話でジーンがベロニカの自宅を捜索した際に使用した探知機。その際に同行していたジャックに一体化しているグレートを探知しかけていた描写が見られた。
無人深海探査機(ロボット)
ロボットは劇中の呼称で、マジックハンドとカメラを装備したUMA唯一の水中メカ。深海でコダラーを発見し、古代の金属プレートを回収した。活動場面は全てカメラの主観なので、ジャック達の後ろに少しだけ本体が写るのみで全形は確認できない。

航空機・車両

ハマー
全長:14.5m 全幅:10.5m 重量:7.1t 最高速度:マッハ5.5 乗員:2名
ホバータイプの多目的超高性能小型ジェット戦闘機。朱色の機体で、南太平洋支部基地には10機ほど配備されている。分析機器やエキシマレーザー砲、ミサイルを搭載し、完全空中停止も可能。主に機体番号「1011」と「1012」の2機で出撃することが多く、基地内から遠隔操縦して無人飛行することもある。エチケット袋やラジカセも搭載している。
ハマーをデザインしたのは青井邦夫
サルトプス(サルトップス)
3タイプ存在する超高速特殊自動車で、パトロールや戦闘、調査など目的に応じて使い分ける。各車共にマイクロコンピューターと高性能通信機を搭載しており、1号のみ車の上に警光灯が付いている。
サルトップス1号
全長:5.3m 重量:1.5t
パトロールや追跡などに使う非武装の高速車両(三菱・ギャランがベース)。舗装された市街地などで主に使用され、隊員によるプライベートでの使用も許可されている。
サルトップス2号・3号
全長:3.955m 重量:2.01t 最高時速:280km 乗員:2名
荒地も走行可能な、山間部の調査などに使う爆撃に強い車体を誇る戦闘車両(2・3号共に三菱・パジェロがベース)。2号は車両後部にパルスキャノンを搭載しているが、ボックスタイプの3号は非武装。

その他のメカニック

実験衛星
第12・13話に登場した。宇宙ステーションで、原語版では「ビーム衛星」と呼称される。地上攻撃も可能な強力レーザー砲を装備している。
アーサーが発案した「オゾン層修復計画」のために地球の衛星軌道上に乗せられるが、このことが大事件への発端となり、本衛星も出力がダウンし、システムが作動不能へと陥る。

登場怪獣

邪悪生命体 ゴーデス
第1話「銀色の巨人」に登場。英字表記はGOUDES
  • 体長:83メートル
  • 体重:12万7千トン
  • 出身地:宇宙(火星)
人間の思念や怨念、化石や他の生命体や惑星に自らの細胞を取り憑かせることで、その宿主を邪悪な怪獣へと変化させる細菌であり、全宇宙の生命体を滅亡させることが目的である。また、高等な知能を持ったレトロウイルスの集合体とも言われている。また、全身を粉砕されても細胞の一片が無事であれば、何度でも再生が可能である。第2話の字幕版においてグレートは自分の星もゴーデスに浸食されたとジャックに語っている。
火星にてグレートとの戦闘中にジャック達が乗って来た着陸船を両腕の鞭で破壊した。最終的にはグレートのナックルシューターで倒されフィンガービームで消滅されるも、その細胞は無数の粒子(ゴーデス細胞)となりオーストラリア大陸に500億個ものの細胞が降り注ぎブローズからバランガスを生み出すこととなる。
  • 最初はグレートと共にパペット用人形で撮影されたがNGとなる。この映像はPV用映像に使用されているが、作品中でも一瞬だけ見られる。
  • 第2形態の登場が元々予定されていため、それよりは弱く見えなくてはならないという設定でデザインされた。
  • デザインのNG案では、サソリのようなものとなっていた。
邪悪生命体 ゴーデス(第二形態)
第6話「悪夢との決着」に登場。資料によっては名称をゴーデス(強化)と記述している。英字表記はGOUDES POWER UP TYPEまたはGOEDES(SECOND SHAPES FIGURES)
  • 体長:107メートル
  • 全長:154メートル
  • 体重:34万6千トン
  • 出身地:宇宙(火星)
地球の砂漠地帯の火山の中で地熱エネルギーや他の生命体のエネルギーを吸収して復活した形態。新たに目からビームを発射する能力を身に着けた。ミサイルの攻撃や戦闘機の爆発をも吸収し、更に巨大に頑強になり、全てを融合して一つになろうと企む。
グレートの光線技を一切受け付けずシャボン状の光線・エネルギーボールで体内に捕獲し、グレートに倒された怪獣の幻影でグレートを苦しめる。大気を汚す人間全てを吸収し新しい世界を造り出すと豪語するが、ジャックの意識に宇宙全てと融合した時ゴーデスが孤独になる事実を指摘され、動揺した所をグレートに体内から巨大化され、破壊された。
その他の作品に登場したゴーデス
  • 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』にはGとパワードが追っていた宇宙の悪魔と呼ばれる存在で登場、Gの身体を乗っ取り銀河武闘会に出場した。配下にゴーデス細胞の怪獣をモチーフにした鎧とウルトラ戦士に勝ちたいと言う欲望を持つ怪獣を合体させた「ゴーデス五人衆」や移動用の乗り物としてUF-0を従えている。
  • 漫画『ウルトラ忍法帖』では侵略組織「虓魔衆」の「虓魔王」が倒されると、割れた仮面からゴーデス(第二形態)の姿をした「真の虓魔王」が誕生。ウル忍と死闘を繰り広げ、仲間たち総勢の絆が生み出す力によって滅ぼされた。この作品では複数の人格が「虓魔王」を形成しており悪意の集合体となっている。
  • 『大怪獣バトル』のNEO6弾に技カードとして登場。スキルはグレート前半の怪獣の源となった「憑依融合」。
  • ウルトラマンフェスティバル2004ライブステージ』
    • 第1部では光の国に保管されていたゴーデス細胞を巡る戦いが繰り広げられた。ゴーデス細胞で復活を企むヤプールは、細胞を活性化させると言うピグモンを吸収してゴーデス細胞と一体化し、超巨大なゴーデスの姿となってウルトラ戦士を苦しめた。
    • 第2部ではダークザギに呼び出されて登場。ウルトラマンノアと自身を呼び出したダークザギを飲み込んだ後、ウルトラ戦士を苦しめた。だが、突如ウルトラマンネクサスが出現し、形勢は逆転。ウルトラ戦士達の合体光線によって倒される。
双脳地獣 ブローズ
第1話「銀色の巨人」に登場。英字表記はBROADS
  • 体長:72メートル
  • 全長:123メートル
  • 体重:9万4千トン
  • 出身地:オーストラリア市街(都市部地下、工事現場地下)
ゴーデス細胞が地球の生物と同化しようと試み、オーストラリアの地底に棲息する両生類と合体して誕生した。グレートの地球上での最初の対戦相手になった。1体に頭(脳)が2つあり、上が行動、下が思考を司る。全身の孔からの毒ガスと頭部の触手が武器で、触手から念力波を発射して敵をカプセル状の空間に閉じ込める念力カプセルを得意とする。
触手でグレートを捉え、ガスを浴びせて苦しめたが最期はバーニングプラズマを受けて倒された。
  • 初期案の仮称は「イビルモンスター」。
  • デザインイメージはアザラシで、デザイン段階では鼻の突起がなかった。
  • テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』第2話では、新条アカネの部屋の棚にブローズのフィギュアが飾られている。
古代怪獣 ギガザウルス
第2話「凍てついた龍」に登場。英字表記はGUIGAZAURUS
  • 全長:120メートル
  • 体高:50メートル
  • 体重:14万9千トン
  • 出身地:南極大陸の氷山
  • 別名:ギガノス(GUIGANOSS)。
南極大陸の氷山で仮死状態のまま冬眠しつつ、白亜紀以降も進化を続けていた古代恐竜ブロントザウルスが、ゴーデスの僕となったスタンレーの暗躍で冷却装置を破壊されたことで、蘇生・覚醒させられた。
長い間氷山の氷の中に閉じ込められていた為に太陽の光を嫌い、日陰を求めて超低温のアイスガスを吐いて暴れる。ゴーデス細胞をも寄せ付けない強い生命力を持ち、最期はマグナムシュートでアイスガスを跳ね返されて凍らせられ、ディゾルバーで消滅させられた。
  • 映画『ゴーデスの逆襲』(ビデオでの完全版)ではゲルガドンの事件と同時進行で話が進められており、本編と違いマグナムシュートで冷凍された後は、再び冬眠について終わっている。
  • テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』第2話では、新条アカネの部屋の棚にギガザウルスのフィギュアが飾られている。
火炎飛龍 ゲルカドン
第3話「魅入られた少年」に登場。英字表記はGERUKADON
  • 身長:67メートル
  • 翼長:76メートル
  • 体重:6万5千トン
  • 出身地:ジミーの思念
ペットのガス(トカゲ)を失った少年ジミーの怨念と、アクミ・タワー建設現場から発見された爬虫類ゲルカドンの化石の残留思念にゴーデス細胞が憑依して誕生した怪獣。その姿は、ジミーが発掘作業を手伝っていた化石をイメージして描いたものである。
空を飛びながら高熱火炎を吐いて暴れ、実体化と消滅を繰り返してUMAを翻弄した。テレポート能力を有する。ゴーデスがジミーの怨念から生み出したジミーのクローン(クローンジミー)に、緑色に光る水晶体でコントロールさせていたが、キムがジミーの意思にジャックがグレートを介して精神感応を行って説得し、クローン自身が水晶体を砕くことで消滅し、ゲルカドンもグレートによって自身の火炎を跳ね返され、それを浴びたことでゴーデス細胞からの支配を逃れる。その直後、ジミーを乗せて何処かへと飛び去った。
  • 映画『ゴーデスの逆襲』(ビデオでの完全版)ではギガザウルスの事件と同時進行で話が進められており、本編と違い精神世界でのジャックとジミーの会話が無く、キムの応援を受けたジミーが自力でゴーデスに打ち克ったと言う展開になっている。
  • 当初のデザインでは、オーストラリアの絶滅動物「モア」がモチーフであった。日本版の脚本では、ゴーデス細胞がジミー自身に取り憑き、怪獣化したものとなっている。
  • テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』第2話では、新条アカネの部屋の棚にゲルカドンのフィギュアが飾られている。
風魔神 デガンジャ
第4話「デガンジャの風」に登場。英字表記はDEGANJAH
  • 身長:89メートル
  • 体重:7万4千トン
  • 出身地:オーストラリアの砂漠
アボリジニの伝説にある「地の怒りを伝え人を戒める風の神」が、ゴーデス細胞の力でストーンサークル様の祭壇と共に風魔神として実体化した。黒い竜巻となって暴走し(伝承ではあくまで竜巻はデガンジャの使者でしかないらしい)、祭壇を射撃したハンターの一人を車ごと叩き付け殺害した。その姿はハイウェーで轢死したタスマニアデビルなどの動物の姿だとも言われている。
体に生えている剛毛は敵の攻撃を無効化する。また、かなりの怪力の持ち主で、両手の爪からグレートをはね飛ばすほど強力な雷電光を放ってグレートと格闘したが最後はマグナムシュートで雷電光を跳ね返されて敗北、ゴーデスの支配を逃れ、砂塵化し砂漠に雨季をもたらした。
  • デザインモチーフはタスマニアデビルで、デザイン段階では「ハイウェイで撥ねられた霊の集合体」という設定であり、顔には人面痣状があった。体の植毛はデザイン時には存在せず、造形時に追加されたものである。
  • 映画『怪獣撃滅作戦』(ビデオでの完全版)では時系列的には、ゴーデスが倒された後に登場した事になっている。
  • 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の1体となっている。『グレート』出典の怪獣では唯一の選出となっている。
毒ガス幻影怪獣 バランガス
第5話「悪夢からの使い」に登場。英字表記はBARRANGASS
  • 身長:79メートル
  • 体重:12万9千トン
  • 出身地:オーストラリア市街(都市部地下)
ゴーデスの使者となってUMAに侵入して暗躍していたジャックの友人のスタンレー・ハガードが操っていた怪獣で、正体を見破られた後で同化した。別名の通り、翼状の器官から赤い猛毒ガスを撒く。また、体を気化させ、瞬間移動する。物語冒頭に幻影として出現し、ジャックがグレートに変身直前にスタンレーに倒されたように見せかけ、その後UMA南太平洋支部基地を襲撃した。スタンレー自身は火星でゴーデスに蘇生され、ゴーデスの僕として暗躍していた。
神出鬼没で気体に変化して移動し、様々な場所に出現しては消えていた。最後はスタンレーと一体化しグレートと戦うがアロービームによって倒された。その後、一部の細胞がゴーデスと同化する
2010Happy Mail