【WGCメキシコ選手権】
トーナメント情報 |
【創設】
1999
【開催地】
メキシコ
【ツアー】
PGAツアーヨーロピアンツアー
【競技方法】
ストローク
【賞金総額】
1000万米ドル
【開催月】
3月
最高記録 |
【最少打数】
261
タイガー・ウッズ (2006)
【通算スコア】
-25
タイガー・ウッズ (2002)
最新優勝者 |
フィル・ミケルソン
【
世界ゴルフ選手権】
メキシコ選手権
デル・マッチプレー
ブリヂストン招待
HSBCチャンピオンズ
(
ワールドカップ)
WGCメキシコ選手権(WGC-Mexico Championship)は、1999年に創始された世界ゴルフ選手権として開かれるゴルフの大会である 。2006年までは「アメリカン・エキスプレス選手権(WGC-American Express Championship)」、2010年までは「CA選手権(WGC-CA Championship)」、2011年から16年まではキャデラック選手権の名称で行われていた。
目次
- 1 概要
- 2 開催コース
- 3 大会歴代優勝者
- 4 脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
概要
出場資格は、当年度の「世界ランキング50位以内」の選手と、世界各国ゴルフツアーの賞金ランキング上位者である。アメリカPGAツアーの賞金ランキング30位以内、ヨーロピアンツアーの賞金ランキング20位以内、日本ツアーと南アフリカツアーからは当年度の賞金ランキング3位以内、オーストラリアツアーとアジアンツアーからは前年度の賞金ランキング3位以内の選手が出場資格を得られる。試合は4日間のストロークプレー方式で行われる。
最初の2回は、11月の第1週にスペインの名門コース「バルデラマ・ゴルフクラブ」で開催された。ここはヨーロッパでも屈指の難コースとして有名であり、特に17番ホール(パー5)の3段グリーンは、きつい傾斜で選手たちに恐れられている。グリーンの中央を正しく狙っても、傾斜にかかって大きな池に落ちることが多い“魔の17番”として世界的に有名なホールである。第1回大会は、タイガー・ウッズが地元スペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスとのプレーオフを制して初代優勝者となった。しかし翌2000年の大会で、当時(メジャー年間3勝などで)絶好調だったウッズが「4ラウンド中3回」17番の第2打を池に落としたことから、このコースの難度が大きな話題を呼んだ。この時は日本の田中秀道が優勝争いに加わり、最終日に自滅したものの、日本人選手最高位の11位に入っている。
2001年の大会は、9月第2週にアメリカ・ミズーリ州セントルイスで開催される予定だった。しかしその週、9月11日の火曜日にアメリカ同時多発テロ事件が勃発したため、直前に開催中止となった。
2002年からは開催時期が10月第1週となる。2002年と2004年はアイルランドの「マウント・ジュリエット・エステート」で、2003年はアメリカ・ジョージア州の「キャピタル・シティ・ゴルフクラブ」で開かれた。2005年の会場はアメリカ・サンフランシスコの「ハーディングパーク・ゴルフクラブ」であった。
2007年からは前身のドラール・オープンの名残として開催時期を3月中旬に変更。また2015年はマッチプレー選手権が5月に移動したが、2016年には3月下旬に開催。
しかしドナルド・トランプに所有してからは大統領就任後の懸念からPGAツアーも本大会の会場をメキシコに移転することが2016年6月1日に発表された。
開催コース
【年】
【会場】
【開催地】
2017 |
Club de Golf Chapultepec |
ナウカルパン,
メキシコ
2007–16 | トランプ・ナショナル・ドラール |
Doral, Florida, U.S.
2006 | The Grove |
Hertfordshire,
England
2005 |
Harding Park Golf Club |
San Francisco, California, U.S.
2002, 2004 |
Mount Juliet Golf Club |
Thomastown,
Ireland
2003 | キャピタル・シティクラブ |
Atlanta, Georgia, U.S.
2001* |
Bellerive Country Club |
St. Louis, Missouri, U.S.
1999–2000 |
Valderrama Golf Club |
San Roque,
Spain
*Note – 2001年の大会は9月13日から16日まで開催予定だったが、アメリカ同時多発テロ事件を受けて中止となった。
同時に裏開催として予定されていたタンパベイ・クラシックも中止。
さらに同年9月末に予定されていたライダーカップも翌年に延期に止むを得なくなった。
大会歴代優勝者
【開催年】
【優勝者】
【出身国】
【スコア】
【パー】
【2位との差】
【2位(タイ)】
賞金総額
($) |
優勝賞金
($) |
【WGC-Mexico Championship】
2018年 | フィル・ミケルソン |
アメリカ合衆国 | 268 | -16 | Playoff |
ジャスティン・トーマス | 10,000,000 | 1,700,000
2017年 |
ダスティン・ジョンソン (2) |
アメリカ合衆国 | 270 | -14 | 1打差 |
トミー・フリートウッド | 9,750,000 | 1,660,000
【WGC-
キャデラック選手権】
2016年 |
アダム・スコット |
オーストラリア | 276 | -12 | 1打差 |
バッバ・ワトソン | 9,500,000 | 1,620,000
2015年 |
ダスティン・ジョンソン |
アメリカ合衆国 | 279 | -9 | 1打差 |
J.B.ホームズ | 9,250,000 | 1,572,500
2014年 |
パトリック・リード |
アメリカ合衆国 | 284 | -4 | 1打差 |
ジェイミー・ドナルドソン バッバ・ワトソン | 9,000,000 | 1,530,000
2013年 |
タイガー・ウッズ (7) |
アメリカ合衆国 | 269 | –19 | 2打差 |
スティーブ・ストリッカー | 8,750,000 | 1,500,000
2012年 |
ジャスティン・ローズ |
イングランド | 272 | –16 | 1打差 |
バッバ・ワトソン | 8,500,000 | 1,400,000
2011年 |
ニック・ワトニー |
アメリカ合衆国 | 272 | –16 | 2打差 |
ダスティン・ジョンソン | 8,500,000 | 1,400,000
【WGC-
CA選手権】
2010年 |
アーニー・エルス (2) |
南アフリカ共和国 | 270 | –18 | 4打差 |
シャール・シュワーツェル | 8,500,000 | 1,400,000
2009年 |
フィル・ミケルソン |
アメリカ合衆国 | 269 | –19 | 1打差 |
ニック・ワトニー | 8,500,000 | 1,400,000
2008年 |
ジェフ・オギルビー |
オーストラリア | 271 | –17 | 1打差 |
ジム・フューリク レティーフ・グーセン ビジェイ・シン | 8,000,000 | 1,350,000
2007年 |
タイガー・ウッズ (6) |
アメリカ合衆国 | 278 | –10 | 2打差 |
Brett Wetterich | 8,000,000 | 1,350,000
【WGC-
アメリカン・エキスプレス選手権】
2006年 | タイガー・ウッズ (5) |
アメリカ合衆国 | 261 | –23 | 8打差 |
イアン・ポールター アダム・スコット | 7,500,000 | 1,300,000
2005年 | タイガー・ウッズ (4) |
アメリカ合衆国 | 270 | –10 | プレーオフ |
ジョン・デーリー | 7,500,000 | 1,300,000
2004年 |
アーニー・エルス |
南アフリカ共和国 | 270 | –18 | 1打差 |
トーマス・ビヨン | 7,000,000 | 1,200,000
2003年 | タイガー・ウッズ (3) |
アメリカ合衆国 | 274 | –6 | 2打差 |
スチュワート・アップルビー ティム・ヘロン ビジェイ・シン | 6,000,000 | 1,050,000
2002年 | タイガー・ウッズ (2) |
アメリカ合衆国 | 263 | –25 | 1打差 |
レティーフ・グーセン | 5,500,000 | 1,000,000
2001 |
アメリカ同時多発テロ事件のため中止
2000年 |
マイク・ウェア |
カナダ | 277 | –7 | 2打差 |
リー・ウエストウッド | 5,000,000 | 1,000,000
1999年 | タイガー・ウッズ |
アメリカ合衆国 | 278 | –6 | プレーオフ |
ミゲル・アンヘル・ヒメネス | 5,000,000 | 1,000,000
Note: 緑は大会記録。
Source
脚注
関連項目
外部リンク
PGAツアーの大会 | メジャー選手権 |
その他
フェデックスカップ 対象大会 |
フェデックスカップ
プレーオフ |
団体戦 |
チャレンジシーズン大会
(賞金加算対象外) |