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キヤノンとは?

キヤノン株式会社
Canon Inc.

本社社屋

種類
株式会社
【市場情報】
東証1部 7751
1949年5月16日上場
名証1部 7751
福証 7751
札証 7751
NYSE CAJ

【本社所在地】
日本
146-8501
東京都大田区下丸子三丁目30番2号
【設立】
1937年(昭和12年)8月10日
(精機光学工業株式会社)
業種
電気機器
法人番号
6010801003186
【事業内容】
電子部品
光学機器
OA
半導体
【代表者】
御手洗冨士夫(代表取締役会長CEO)
真栄田雅也(代表取締役社長COO)
田中稔三(代表取締役副社長CFO)
松本繁幸(代表取締役副社長CTO)
本間利夫(代表取締役副社長 事務機事業管掌)
【資本金】
1747億62百万円
(2014年12月現在)
【発行済株式総数】
13億3,376万3,464株(2016年3月30日現在)
【売上高】

連結:3兆4015億円
(2016年12月期)
売上事業割合
オフィス53.1%
イメージングシステム32.2%
産業機器その他17.2%

売上地域割合
日本20.8%
米州28.3%
欧州26.9%
アジア・オセアニア24.0%
【営業利益】
連結:2290億円
(2016年12月期)
【純利益】
連結:1507億円
(2016年12月期)
【純資産】
連結:1兆4841億5700万円
(2015年12月期)
【総資産】
5兆1859億円
(2017年9月期)
【従業員数】
単独:2万6246人
連結:19万9030人
(2017年12月)
【決算期】
12月31日
【主要株主】
自社 19.0%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 5.4%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 4.3%
第一生命保険常任代理人資産管理サービス信託銀行 2.4%
バークレイズ証券 1.9%
(2017年6月31日現在)
【主要子会社】
主な連結子会社を参照
連結子会社数383社(2017年12月期)
【関係する人物】
吉田五郎
御手洗毅
【外部リンク】
global.canon

キヤノン株式会社(読みはキャノン: Canon Inc.)は、カメラビデオをはじめとする映像機器、プリンタ複写機をはじめとする事務機器、デジタルマルチメディア機器や半導体露光装置(ステッパー)などを製造する大手電気機器メーカー。

芙蓉グループ東証一部およびニューヨーク証券取引所(ティッカー:CAJ)上場企業であり、TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。

製販が分離しており、マーケティング・販売業務は、地域統括販売会社(キヤノンMJ (CMJ)、キヤノンUSAキヤノンヨーロッパキヤノン中国(佳能)、キヤノンオーストラリア)を中心に展開されている。

概要

1937年設立のOA機器の総合メーカー。主な事業内容として、オフィスビジネスユニット(オフィス向け複合機、レーザー複合機、レーザープリンターなど)、イメージングシステムビジネスユニット(レンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、交換レンズ、インクジェットプリンターなど)、産業機器その他ビジネスユニット(半導体露光装置、フラットパネルディスプレー露光装置、医療画像記録機器など)を展開している。米州、欧州など海外売上高比率が極めて高い。16年12月に医療用機器を手掛ける東芝メディカルシステムズ(TMSC)を子会社化した。 1949年の上場以来、年間での赤字は一度も無い。TOPIX Core30の構成銘柄の一つでもある。

経営状況

連結業績のセグメント別売上高構成比は、オフィス53.1%、イメージングシステム32.2%、産業機器その他17.2%。地域別売上高では、国内より欧米市場など海外が大きなウエートを占めており、国内が20.8%、海外が79.2%となっている。海外生産比率は同60%。 17年12月期第3四半期累計(17年1~9月)の連結業績(米会計基準)は、売上高2兆9,597億円(前年同期比21.5%増)、営業利益2,524億円(同69.8%増)だった。第3四半期(7~9月)に限ると、売上高9,945億円(前年同四半期比27.7%増)で、営業利益は805億円(同2.0倍)。レーザープリンターの回復が継続し、カメラは新製品を中心に堅調に推移。フラットパネルディスプレー露光装置、有機EL蒸着装置の大幅な伸長、TMSCの新規連結影響も寄与した。損益面では、継続的なコストダウン活動が奏功している。17年12月期の連結業績は、売上高4兆800億円(前期比19.9%増)、営業利益3,500億円(同52.9%増)を計画。第3四半期決算発表時に売上高で300億円、営業利益で200億円それぞれ上方修正した。為替前提の円安への見直し、TMSCの寄与などが要因。

特許戦略

海外での特許出願も重視しており、2014年末時点での特許・実用新案の保有件数は、世界全体で約9万2,000件。 海外出願に際しては、地域ごとに事業戦略や技術・製品動向を踏まえて出願戦略を綿密に立て、必要な国や地域を見極めた上で出願し、なかでも、ハイテク企業が多く、市場規模も大きい米国での出願に注力している。結果として近年登録数が増加し、2014年には日本企業として初めて4,000件を突破した。米国特許取得件数における日本企業中のキヤノンのランキングは11年連続1位を獲得している。

社名

由来

キヤノンの前身は、1933年(昭和8年)11月12日頃に、内田三郎・吉田五郎(吉田は翌年の9月末までに退所)によって創立された精機光学研究所観音菩薩の慈悲にあやかりたいという気持ちから、1934年(昭和9年)に完成した日本産初の精密小型カメラの試作機を「KWANON」(カンノン)、そのレンズを「KASYAPA」(カシャパ)と命名した。KASYAPA は、釈迦の弟子のひとりである大迦葉(: Mahākāśyapa マハーカーシャパ、: Mahākassapa マハーカッサパ)に由来している。

1935年(昭和10年)、世界で通用するカメラのブランド名として、Canon(キヤノン)が採用された。「正典」「規範」「標準」という意味を持ち、正確を基本とする精密工業の商標にふさわしいことと、KWANON に発音が似ていることが、この名称を採用した理由とされている。1956年(昭和31年)に右上テンプレート内の形になり、1974年(昭和49年)から色がキヤノンレッドになっている。

正式な表記

日本語における正式な表記は、「キノン」であり、小字を用いた「キノン」ではない。拗音の「ヤユヨ」を小さく書かないのは、かつて(第二次世界大戦前から終戦直後まで)の歴史的仮名遣で当たり前の表記法だったが、現代仮名遣いでは一般的でない。この表記を続ける理由は、バランスを考慮して、小字の「ャ」の上の空白によって穴が空いたように感じられることを避けたためである。

歴史

沿革

ライカが輸入され始めて間もない1932年吉田五郎はライカII型を購入し、その模倣品を製作した。1933年10月に、それを持って義弟であった内田三郎の元を訪ね、ライカに匹敵する高級カメラ製造事業化を熱心に勧めたが、この時点で内田三郎は山一證券の外務員として、法人相手の大口証券取引を扱っておりカメラ製造には全く興味を示さなかった。しかし証券売買で知り合った鮎川義介の事業観「資源が少ない我が邦では、材料の原価に占める割合が少なく、例えば光学精密機械とか純度の高い化学工業が有望である」に接して一転カメラ製造を決意し、3年の研究期間を設定し1933年11月研究所を立ち上げた。この研究所がキヤノンのルーツで、吉田五郎の発案で「精機光学研究所」という名称が決められた。場所は吉田五郎が乃木坂の自宅から歩いて数分の場所であった東京市麻布区六本木町62番地(港区六本木七丁目14番4号)、2012年現在ホテルアイビス六本木が建っている場所に存在した新築洋風三階建ての「竹皮屋ビル」を見つけて来てその一角を借りた。竹皮屋とは、オーナーの家系が江戸時代から竹の皮で被り笠を編んでいたことに由来する。日本光学工業(現ニコン)から精度にうるさい金子富太郎、型削り盤を扱う油山が移り、また腕が悪くて困り者であった旋盤工の加藤が最初期の従業員であった。そのうち外装部品の調達や金銭管理が必要になり、内田三郎が山一證券から部下であった前田武男を連れて来た。

カメラ開発は吉田五郎に一任され、内田三郎は言われるまま金を工面した。部品の外注は吉田五郎がトーキー製造をしていた頃に親しくなった一の橋の和田兄弟がやっていた機械工場や、狸穴の坂口時計歯車店に依頼していたが、図面で渡すより現物渡しで依頼したほうがかえってうまく行ったという。1933年、国産で初めての35ミリフォーカルプレーンシャッターカメラ「Kwanon(カンノン)」を試作した。開発は難航し吉田五郎在職中に1台も販売できていないが、アサヒカメラ1934年6月号には有名な「潜水艦ハ伊號 飛行機ハ九二式 カメラハKWANON 皆世界一」というコピーで広告を出した。7月号、8月号、9月号にも広告を出したがカメラの仕様が吉田五郎の試作機に対応して少しずつ変わっている。

吉田五郎がこだわった、コンタックスI型のようなボディー前面巻き上げ方式はベベルギアが必要になるが、坂口時計歯車店では歯切り機が良くなくうまく切れなかった。吉田五郎が夏の暑い日にフォーカルプレーンシャッター幕のべとつきで苦労していると、内田三郎は知人で第一師団麻布歩兵第一連隊中隊長だった山口一太郎大尉を連れて来て、山口一太郎は輸入物で軍用航空写真機用ゴム引き布幕を1反程持って来た。この布幕について小倉磐夫は小西六(コニカを経て現コニカミノルタホールディングス→コニカミノルタ)から持って来たと推定している。その他にも連動距離計、撮影レンズ、ヘリコイドの工作と問題山積の1934年11月、経理担当の前田が5000円の使途不明金があった旨内田三郎に告げ、吉田五郎は濡れ衣を着せられて退職した。吉田五郎の退職と前後し内田三郎は山口一太郎の指導を受け、手作りによる試行錯誤の手法から脱し設計図に従って試作し改良する手法へと転換した。光学系も日本光学工業の監督官をしていた次兄内田亮之輔のつてで日本光学工業の取締役顧問であった堀豊太郎を紹介してもらい、1934年9月内田三郎と前田武男は日本光学工業を訪れてレンズと距離計を依頼した。営業課課長山本茂治と民需品担当の浜島昇係長が応対してこれを引き受け、レンズ設計者の砂山角野を電話で呼んだ。軍需製品では実際の設計者の功績は明らかにされず軍人が評価されることが多いことに不満を感じていた砂山角野も乗り気となり、1935年始めにはニッコール50mmF3.5とニッコール50mmF4.5が完成した。なお、カメラの心臓部とも言える連動式焦点調節機構やヘリコイドの設計・制作は日本光学工業で民需品の設計を担当していた山中栄一の手によるものである。

1935年(昭和10年)には「キヤノン」「Canon」を商標登録し、無名でかつ販売ルートを持たないため近江屋写真用品と独占販売契約を結んでそのブランドであるハンザを冠し最初のカメラ製品、ハンザキヤノン標準型ニッコール50mmF3.5付きを1936年2月発売したが、ちょうどその時目の前の第一師団麻布歩兵第一連隊も舞台の一つとして二・二六事件が起こり、山口一太郎も収監された。驚いた精機光学は1936年6月目黒区中根町に移転した。

年表

~1999
  • 1933年(昭和8年)- 東京麻布六本木に高級小型写真機の研究を目的とする精機光学研究所を開設
  • 1934年(昭和9年)- 国産初の35mmフォーカルプレーンシャッターカメラ「KWANON(カンノン)」試作
  • 1935年(昭和10年)- 商標CANON出願
  • 1937年(昭和12年)- 精機光学工業株式会社として創業
  • 1940年(昭和15年)- 国産初のX線間接撮影カメラを開発
  • 1942年(昭和17年)- 御手洗毅、精機光学工業株式会社社長に就任
  • 1946年(昭和21年)- 戦後初のカメラ新製品「キヤノンS II」発売、進駐将兵、来日バイヤーに好評を博す
  • 1947年(昭和22年)- キヤノンカメラ株式会社に社名変更
  • 1949年(昭和24年)- 証券取引所再開と同時に株式を上場
  • 1951年(昭和26年)- 東京都大田区下丸子に本社、工場を集結
  • 1952年(昭和27年)- 世界初のスピードライト同調35mmカメラ「IVSb」発売
  • 1955年(昭和30年)- ニューヨーク支店開設
  • 1956年(昭和31年)- キヤノン電子(当時、秩父英工舎)が関係会社となる
  • 1958年(昭和33年)- TVカメラ用フィールドズームレンズ発売
  • 1959年(昭和34年)- キヤノン初の一眼レフカメラ「キヤノンフレックス」発売
  • 1961年(昭和36年)- 「キヤノネット」発売、爆発的な売上を記録、EEカメラブーム起こる
  • 1964年(昭和39年)- 世界初のテン(10)キー式電卓「キヤノーラ130」発売
  • 1965年(昭和40年)- キヤノンU.S.A.設立
  • 1967年(昭和42年)- 輸出比率が50%を超す
  • 1968年(昭和43年)- キヤノン事務機販売設立
  • 1969年(昭和44年)- キヤノン株式会社に社名変更
  • 1970年(昭和45年)- 国産初の普通紙複写機「NP-1100」発売
  • 1971年(昭和46年)- 最高級一眼レフカメラ「キヤノンF-1」およびFDレンズ発売
  • 1973年(昭和48年)- 日本初のフルカラー普通紙複写機を発表
  • 1974年(昭和49年)- 前田武男、キヤノン株式会社代表取締役社長に就任
  • 1975年(昭和50年)- レーザビームプリンタ(LBP)の開発に成功
  • 1976年(昭和51年)- 第一次優良企業構想スタート、キヤノン式開発・生産・販売システム検討委員会発足
  • 1977年(昭和52年)- 賀来龍三郎、キヤノン株式会社代表取締役社長に就任
  • 1978年(昭和53年)- 世界初のリテンション方式複写機「NP-8500」発売
  • 1979年(昭和54年)- AF全自動カメラ「オートボーイ」発売
  • 1980年(昭和55年)- ローマ字入力初採用の日本語ワープロ「キヤノワード55」発売
  • 1981年(昭和56年)- 毎分135枚の超高速複写機「NP-8500SUPER」発売
  • 1982年(昭和57年)- 第二次優良企業構想スタート
  • 1983年(昭和58年)- クレジットカードサイズの電卓「マイカード」発売
  • 1984年(昭和59年)- 世界最小・最軽量のレーザビームプリンタ「LBP-8/CX」発売
  • 1985年(昭和60年)- 世界初のバブルジェット方式インクジェットプリンター「BJ-80」発売
  • 1986年(昭和61年)- ポータブル複写機「ファミリーコピアFC-3/5」発売
  • 1987年(昭和62年)- オートフォーカス一眼レフシステム「EOS」およびEFレンズ群発売
  • 1988年(昭和63年)- 世界最高60万画素CCD搭載のスチルビデオカメラ「RC-760」発売
  • 1989年(平成元年)- 山路敬三、キヤノン株式会社代表取締役社長に就任
  • 1990年(平成2年)- 世界初ファジー制御の高速複写機「NP9800」発売
  • 1991年(平成3年)- 世界で初めて強誘電性液晶ディスプレイ(FLCD)の開発に成功
  • 1992年(平成4年)- キヤノン初のフルカラーインクジェットプリンター「BJC-820」発売
  • 1993年(平成5年)- 御手洗肇、キヤノン株式会社代表取締役社長に就任
  • 1994年(平成6年)- 世界初のフルカラー自動両面印刷を実現した「カラーレーザーコピア800」発売
  • 1995年(平成7年)- 御手洗冨士夫、キヤノン株式会社代表取締役社長に就任
  • 1996年(平成8年)- 「グローバル優良企業グループ構想」スタート
  • 1997年(平成9年)- カメラ生産1億台を達成
  • 1998年(平成10年)- 国内で複写機の再製造事業を開始、複写機再製造の日米欧3極体制を確立
  • 1999年(平成11年)- キヤノンの光学技術が世界最大級の天体望遠鏡「すばる」に貢献

歴代社長

【代】
【氏名】
在任期間
初代 | 御手洗毅 | 1942年 - 1975年
2代 | 前田武男 | 1975年 - 1977年
3代 | 賀来龍三郎 | 1977年 - 1989年
4代 | 山路敬三 | 1989年 - 1993年
5代 | 御手洗肇 | 1993年 - 1995年
6代 | 御手洗冨士夫 | 1995年 - 2006年
7代 | 内田恒二 | 2006年 - 2012年
8代 | 御手洗冨士夫 | 2012年 - 2016年
9代 | 真栄田雅也 | 2016年 -

不祥事・事件

主な事業・製品

EOS-1Ds MarkIII
EF135mmF2Lと24-70mmF2.8L
Canon IXY 1

入力機器

キヤノンのカメラ製品一覧」も参照

原点である銀塩カメラデジタルカメラ写真レンズを中心に、デジタルビデオカメラ双眼鏡液晶プロジェクタなどを加えた映像機器の開発・製造・発売を手がけている。デジタル一眼レフ市場ではシェア1位の地位を時にニコンに逆転されるなど、熾烈な戦いが展開されている。 放送・業務用ビデオカメラ用レンズ分野では世界トップシェアを誇り、一時参入していたニコンの追随を許さなかったほどである。その他にも業務用として、XL-H1シリーズを始めとしたHDVカメラや監視カメラ用のCCTVレンズ、テレビ会議・Web会議システム、ネットワークカメラでも高いシェアを誇っている。 近年ではディスプレイ事業への進出を目指し、SED有機EL、薄型リアプロジェクションテレビの開発も行っている。このほか、中小型有機ELメーカーの日立ディスプレイズに出資している。

デジタル一眼レフカメラ

キヤノンは創立以来、究極の一眼レフカメラを追求し、自社開発のレンズ、CMOSセンサー、映像エンジンなどの革新的技術から生み出されるイノベーティブな製品が高画質画像で、世界をリードしている。レンズ交換式カメラのシェアは2015年末に44%で13年連続の1位。静止画向けとして、有効画素約1.2億画素の一眼レフカメラも開発。

ミラーレス一眼カメラ

2012年9月29日APS-Cサイズイメージセンサを搭載し、EF-Mレンズマウントを採用したキヤノン EOS Mを発売しミラーレスカメラ市場に参入した。その後同シリーズのEOS Mシリーズを開発・発売していたが、2018年10月25日にはキヤノン初のフルサイズセンサーを搭載しRFレンズマウントを採用したミラーレス一眼カメラとなるキヤノン EOS Rを発売した。2018年度の全国の家電量販店ECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」の販売台数上位5社の中において、キヤノンは販売台数シェアは首位の37.3%を獲得している

交換レンズ

キヤノンの交換レンズは、35mm判に対応する一眼レフ用のEF、TS-E、MP-Eレンズがそれぞれ49本、4本、1本、コンバーター類が3本。APS-Cサイズ一眼レフ専用のEF-Sレンズが13本、APS-Cサイズミラーレスカメラ用のEF-Mレンズが5本の、合計75本もの陣容を誇る。

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトカメラは1961年の「キヤノネット」に始まる。2008年にはコンパクトデジタルカメラ生産1億台を達成。近年はデジカメの販売台数は縮小傾向。

デジタルビデオカメラ

高速データ処理、小型化、省電力化を実現した高品質フルHDビデオカメラを生産している。

デジタルシネマカメラ

2015年にはキヤノンは4K動画撮影に対応したビデオカメラの新シリーズ『XC10』を発表。 8K映像の撮影/表示が可能な業務向け「CINEMA EOS SYSTEM」のカメラやディスプレイも開発中。

放送機器

記者会見・ニュース撮影など報道用途や屋内外のロケなど、番組制作のさまざまな場面で使用される。2015年末現在国内シェア1位を獲得している。 2020年の東京オリンピックに向けた取り組みを実施している。

ネットワークカメラ

カメラと事務機に次ぐ3本目の柱として進められている事業の一つ。 ネットワークカメラの世界シェアトップであるアクシスを子会社化。これまでにもビデオ管理システムを持つマイルストーンを買収するなど法人向けのネットワークカメラビジネスについて体制を整えている。

医療機器

医療機器分野では、眼科用測定機器(眼底カメラ)、X線写真撮影機器(デジタルラジオグラフィ)、医療画像記録機器の開発・製造を手がけている。 2016年12月に東芝メディカルシステムズ(現・キヤノンメディカルシステムズ)を子会社化。

スキャナー

フィルムや写真、文書などをデジタルデータ化するスキャン技術には、高精細スキャンを追求するキヤノンの高度な光学技術、電子デバイス技術、ソフトウェア技術などの独自技術が数多く盛り込まれている。現在はスキャナーを備えた複合プリンターが多くCCDモデルとCISモデルの2機種が販売されている。

出力機器

各種プリンター (PIXUS、Satera、imagePROGRAF、SELPHY) や複写機/複合機(PIXUS、Color imageRUNNER、imageRUNNER、ファミリーコピア、ミニコピア、Satera MULTI FUNCTION PRINTER、imagePRESS)、イメージスキャナ/ドキュメントスキャナ (CanoScan、imageFORMULA)、プロジェクタファクシミリ(キヤノフアクス)等といったOA機器やコンピュータ用周辺機器、関連ソフトウェアを開発・製造・発売している。なおファクシミリについては個人用を2006年12月に、複写機も個人用を2016年3月に販売終了し、現在は業務用のみとなっている。さらに、オランダ・オセ社が傘下に入り、基幹系プリンター、連帳プリンター、オンデマンドプリンターなどのラインナップが強化されているほか、業務用フォトプリンター(DreamLabo)などの新規ジャンルも増やしている。

インクジェットプリンター

キヤノンインクジェットプリンター PIXUS560i

1980年代にインクノズル内のヒーターを加熱して発生させた泡(バブル)の圧力によりインクを噴出させることにより精密なイメージを印刷可能にした「バブルジェット方式」(サーマル方式インクジェット)を開発、1985年からこの方式を採用した「BJプリンタ」を発売。オフィスから家庭まで幅広く普及し、現在のキヤノンの売上げの大きな核となった。 現在ではピクサスブランドで展開、日本市場ではセイコーエプソンカラリオと激しいトップシェア争いを繰り広げている。また現在では、PictBridgeなどに対応し、カメラからのダイレクトプリントも可能なものがある。なるべく独自技術の特許を他社に開放せず、技術を囲い込む戦術はキヤノンの特徴的なマーケティング戦略であると言える。また、ポスター等の印刷を行う大判プリンターは「imagePROGRAF」ブランドとして販売している。imagePROGRAFは、「綴プロジェクト(文化財未来継承プロジェクト)」の出力機器として使用されている。高速・大量の写真・アルバムの印刷を行う業務用フォトプリンターは「DreamLabo」ブランドとして販売している。インクジェットプリンタ/複合機「PIXUS」と機動戦士ガンダムのコラボレーション、「PIXUS GUNDAM PROJECT」の"機動"として、シャア専用カスタマイズキット付きの限定モデルを販売した。

大判インクジェットプリンター

基本性能である高速出力・高画質・低コストをさらに進化させ、ソフトウエアを拡充することで、生産性と出力ワークフローの利便性が向上している。CAD/GIS図面を出力する建築、土木、製造、官公庁などの大規模ネットワーク環境から中規模ワークグループだけでなく、高品位ポスターを出力する流通業や小売店、教育現場など、幅広い大判プリントニーズに対応している。大判機の中心に据える水性インクジェットタイプは、世界シェアが台数ベースで2014年末現在27%で2位。

業務用フォトプリンター

リテイルフォト業界向けとして新展開する業務用フォトプリンター「DreamLabo」には、家庭用インクジェットプリンターから業務用デジタル複合機まで、幅広い製品開発をつづけてきたキヤノンのプリンター技術が投入されている。一般的なプリンターはCMYKの4色、画質を重視する業務用プリンターでも6色での印刷が主流だが、キヤノン「DreamLabo 5000」は、CMYKの4色に加え、更にフォトシアン、フォトマゼンタ、グレーを加えた7色のインクで印刷を行う。これにより、従来のカラーレーザー印刷では表現できなかった写真画質が表現できるようになった。銀塩方式の「立体感」「重厚感」とインクジェット方式の「透明感」。それぞれの強みを融合したインクジェットならではの広い再現色域を活かして、より豊かな深みのある色表現を実現している。

レーザープリンター・複合機

オフィス向け複合機 iR2270

1960年代に複写機の開発を開始。それまで米・ゼロックスが特許を盾に市場を独占していたがゼロックスの特許を全く使わずに、独自の電子写真方式「NP方式」の開発に成功、1969年に初の製品を発売した。以後複写機の分野ではゼロックスと並ぶシェアを占めた。 現在ではほとんどの製品がデジタル複合機に移行し、「imageRUNNER(イメージランナー、iR(カラーはiRC))」「imagePRESS(イメージプレス)」のブランドで発売している。また、電子写真技術をもとにレーザープリンター (LBP) を開発し、かつては「LASER SHOT(レーザショット)」、現在では「Satera(サテラ)」のブランドで発売している。なお、レーザープリンター商品はオンデマンド定着式 を採用しており省エネに貢献している。 これら製品に関連し、文書管理やプリンター管理、帳票設計などのソフトウエア製品群を、「imageWARE(イメージウェア、iW)」ブランドで開発・販売している。

オフィス向け複合機

オフィスドキュメントの入出力・保管・送受信など、あらゆる業務をこなす複合機。ネットワーク技術をはじめ、ドキュメント処理技術やソフトウェア技術など、キヤノンの先進の技術が投入されている。レーザープリンター、オフィス向け複合機、デジタルプロダクションプリンティングシステムなどは、同じ原理でプリントを行っている

デジタルプロダクションプリンティングシステム

デジタルプロダクションプリンティングシステム「imagePRESS」は、キヤノン初のプロフェッショナル向けカラーオンデマンド機で、オフセット印刷に迫る高画質・高精細を実現し、少部数印刷にも対応できる生産性と優れた耐久性・信頼性を備えている。

プロジェクター

従来より小型化・軽量化に成功した業務用4Kプロジェクター『4K500ST』を2015年から発売している。解像度は4,096×2,400、輝度は5,000ルーメン。シミュレーターやデジタルサイネージ、医療、美術館など高画質を望む市場をターゲットにしている。

露光装置

製造機器分野では、半導体露光装置(ステッパーなど)および液晶基板露光装置の開発・製造を手掛けており、キヤノンの半導体製造装置は世界の企業の 半導体・製造装置メーカー売上高ランキングで08年度は6位につけている。

半導体露光装置

半導体露光装置市場でキヤノンは、オランダのASML(ASML.AS)とニコン (7731.T)との技術競争に出遅れて市場シェアが低迷している。2014年最先端の半導体製造技術を持つ米国モレキュラーインプリント社(テキサス州)を買収し次世代装置の投入で巻き返しを図る。製品の量産化は2015年以降になる。

フラットパネルディスプレイ(FPD)露光装置

大型液晶テレビに使用される液晶パネルは、大型ガラス基板に微細な画素回路を露光する技術でつくられるが、キヤノンのFPD露光装置は、57型ワイドテレビの一括露光も可能。2015年末現在この装置のトップメーカーとなっている。

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出典:wikipedia
2020/04/06 00:42

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