このキーワード
友達に教える
URLをコピー

ゲゲゲの鬼太郎とは?

ゲゲゲの鬼太郎

みなとさかい交流館の巨大イラストボード

ジャンル 妖怪漫画
漫画:墓場鬼太郎(貸本版)
作者 水木しげる
出版社 兎月書房
三洋社
佐藤プロ
東考社
発表期間 1960年 - 1964年
漫画:墓場鬼太郎(竹内寛行版)
原作・原案など 伊藤正美
作画 竹内寛行
出版社 兎月書房
発表期間 1960年 - 1962年
漫画:鬼太郎夜話
作者 水木しげる
出版社 三洋社
青林堂
筑摩書房
掲載誌 月刊漫画ガロ
発表期間 1960年 - 1961年(貸本版)
1967年 - 1969年(ガロ版)
漫画:ゲゲゲの鬼太郎
作者 水木しげる
出版社 講談社、他
掲載誌 週刊少年マガジン
週刊少年サンデー
コミックボンボン
他、掲載誌を参照。
発表期間 1965年 - 1997年
テンプレート - ノート

ゲゲゲの鬼太郎』(ゲゲゲのきたろう)は、水木しげるによる日本漫画作品、及びそれを原作とした一連の作品群の総称。妖怪のイメージを世間に浸透させた水木の代表作であり、「妖怪漫画」を一つのジャンルとして確立させた作品である。

目次

  • 1 概要
  • 2 歴史
    • 2.1 誕生の経緯
    • 2.2 メジャー化
    • 2.3 長期シリーズ化
    • 2.4 その後の動向
    • 2.5 水木しげる逝去後
  • 3 掲載誌
  • 4 作品解説
  • 5 ストーリー
  • 6 登場キャラクター
  • 7 映像化作品
    • 7.1 アニメ
    • 7.2 テレビドラマ
      • 7.2.1 キャスト
      • 7.2.2 スタッフ
      • 7.2.3 主題歌
    • 7.3 ビデオ映画
      • 7.3.1 キャスト
      • 7.3.2 スタッフ
    • 7.4 実写映画(松竹)
  • 8 ラジオドラマ
  • 9 小説
  • 10 舞台
    • 10.1 舞台劇
    • 10.2 ミュージカル
    • 10.3 人形劇
  • 11 ゲーム
    • 11.1 ゲームソフト
    • 11.2 ブラウザゲーム
    • 11.3 携帯アプリ
    • 11.4 関連・ゲスト出演作品
  • 12 モバイルコンテンツ
  • 13 パチンコ・パチスロ
    • 13.1 パチンコ
    • 13.2 パチスロ
  • 14 CM・広告
  • 15 派生漫画作品
  • 16 日本国外での展開
  • 17 関連事項
    • 17.1 境港市関連
    • 17.2 調布市関連
    • 17.3 その他諸々
  • 18 書籍情報
    • 18.1 講談社
    • 18.2 角川文庫
    • 18.3 中央公論新社
    • 18.4 ちくま文庫
    • 18.5 徳間書店
    • 18.6 小学館クリエイティブ
    • 18.7 電子書籍
  • 19 脚注
    • 19.1 注釈
    • 19.2 出典
  • 20 参考文献
  • 21 外部リンク

概要

墓場から生まれた幽霊族の少年・鬼太郎が多種多様な妖怪たちと繰り広げる物語。1954年紙芝居から始まり、漫画、アニメ、映画、小説、ドラマ、ゲーム、舞台など、半世紀以上に渡り様々な関連作品が作られている。

漫画作品は貸本を経て1965年から1997年の間に数多くのシリーズが描かれ、幼年誌から青年誌まで幅広く掲載された。連載当初のタイトルは『墓場の鬼太郎』であったが、アニメ化に伴い改題。怪奇色の強かった内容も鬼太郎と妖怪の対決路線へと変化し、鬼太郎は正義のヒーローとしての側面が強くなっていった。なお、「ゲゲゲ」の由来は、水木が幼い頃に自分の名前を「しげる」と言えずに「ゲゲル」「ゲゲ」と言っていたことから着想したものである。単行本はこれまで幾度も出版されているが、出版社ごとに収録内容が異なっており、『水木しげる漫画大全集』で初めて全ての作品が収められた。

テレビアニメ版はこれまでに4回のリメイク・6度のアニメ放映をしており、特に1回目(第1シリーズ)のアニメ化は「妖怪ブーム」を巻き起こした。

第25回(1996年度)日本漫画家協会賞・文部大臣賞を受賞。

歴史

誕生の経緯

1933年から1935年頃にかけて、民話の『子育て幽霊』を脚色した『ハカバキタロー(墓場奇太郎)』(原作:伊藤正美、作画:辰巳恵洋)という紙芝居が存在し、『黄金バット』をも凌ぐほどの人気だった。

1954年、紙芝居の貸元である阪神画劇社と紙芝居作者として契約していた水木は、同社社長・鈴木勝丸に前述のハカバキタローを題材にした作品を描くよう勧められた。作者承諾の上で、水木はオリジナルの紙芝居物語「墓場の鬼太郎」として、『蛇人』『空手鬼太郎』『ガロア』『幽霊の手』の4作を仕立てた。これが鬼太郎シリーズの原点である。

だが、奇抜な展開で評判を呼んだ『空手鬼太郎』を除き、鬼太郎シリーズはそれほど人気が出ず、それ以降は製作されなかった。この水木版紙芝居の鬼太郎作品は現存しないが、伊藤版の一部は加太こうじの『紙芝居昭和史』などの書籍で部分的に見ることが出来る。ちなみに鬼太郎が墓場から生まれた片目の子供という設定(『蛇人』より)と目玉おやじの登場(『空手鬼太郎』より)はこの頃からである。

その後、貸本漫画家に転身した水木は、1960年兎月書房発行の怪奇短編マンガ誌『妖奇伝』に「幽霊一家」を発表。ここで現在の鬼太郎の基礎が定まる。この時期の鬼太郎はまだ人間の味方ではなく、関わった人々に怪奇な結末をもたらす不吉な少年という位置づけだった。『妖奇伝』第2号には第2作「幽霊一家 墓場鬼太郎」が掲載されるが『妖奇伝』は一般には全く人気が出ず廃刊になった。ただ、鬼太郎シリーズは熱心な読者からのファンレターがあり、同年に同じく兎月書房から『墓場鬼太郎』と題した怪奇短編マンガ誌上で、「地獄の片道切符」(第1巻)「下宿屋」(第2巻)「あう時はいつも死人」(第3巻)などのシリーズ諸作が発表された。「下宿屋」ではねずみ男がシリーズに初登場している。

それまで水木は兎月書房の専属に近い形だったが、経営難の兎月書房からは原稿料が一切支払われなくなり、憤慨した水木は長井勝一の三洋社(後の青林堂)に移籍。『鬼太郎夜話』シリーズ「吸血木と猫娘」「地獄の散歩道」「水神様が町にやってきた」「顔の中の敵」を順次発表した。以前に書いた「幽霊一家」から「顔の中の敵」までは一連の物語になっており、後年、『ガロ』版「鬼太郎の誕生」及び「鬼太郎夜話」としてリメイクされている。しかし、5冊目「カメ男の巻」を出す段階で三洋社の社長が入院、そのドサクサで原稿が行方不明となり、「カメ男の巻」は幻の作品となってしまった。

一方、兎月書房は『墓場鬼太郎』の続編を竹内寛行に切り換え、中断した『墓場鬼太郎』を4巻から19巻まで書き継がせた(後述)。やがて水木は兎月書房と和解し、1962年には読切作品『怪奇一番勝負』『霧の中のジョニー』を描く。しかしその後、兎月書房も倒産。水木は1964年佐藤プロで、読み切り作品『おかしな奴』『ボクは新入生』『アホな男』を発行。しかし売れ行きが伸びず佐藤プロは鬼太郎シリーズの刊行を断念。桜井昌一東考社が後を引き継ぎ『霧の中のジョニー』の続編と予定されていた『ないしょの話』を発行した。なお、鬼太郎はこの頃には、後の少年誌に登場する親しみやすいキャラクターへと変貌している。

メジャー化

1965年、劇画路線を推進していた『週刊少年マガジン』(講談社)で「墓場の鬼太郎」の「手」が読み切り掲載された。採用の経緯は、それまで『週刊少年サンデー』に連載を描いていた手塚治虫が初めてマガジンに連載を始めた『W3』に作品に似た雰囲気の『宇宙少年ソラン』の連載が始まったことで手塚が激怒し(これは濡れ衣であったが)、1ヵ月で連載をやめてしまい、ライバル誌であるサンデーに連載を移したことにある。マガジンとサンデーはともに創刊5年目であったが、マガジンはサンデーに約20万部の発行部数の差をつけられていた。起死回生の手塚の起用であったのがこうした結果になり困った編集部の内田勝は急遽、貸本世界で活躍していた水木に白羽の矢を立てた。当初は不定期掲載で人気も出ず、3話で打ち切りを検討された。だが夏休みが終わる時期に、当時の貸本読者や大学生たちからの激励の葉書が届き、打ち切りは回避された。

当時、『週刊少年マガジン』の編集長だった内田勝の著書『「奇」の発想』によると、『鬼太郎』はずっと読者投票の最下位で、人気獲得のためにアニメ化しようとも試みられたが困難を極め、友人である東映渡邊亮徳(当時の東映常務取締役テレビ事業部長)に相談したところ、「妖怪もので、タイトルが墓場ではちょっと……スポンサーが付かないから、時間をかけてじっくりと行きましょう。」と説得された(結果として『悪魔くん』の実写ドラマ化が先行)。

『悪魔くん』の成功により、水木しげるが人気作家になったため、1967年からは正式な連載作品となる。内容も「怪奇物語」から「正義の鬼太郎が悪い妖怪を退治する」という少年誌向けの内容に変化。徐々に人気を増していった。妖怪という言葉がひんぱんに用いられる様になったのもこの頃からである(貸本時代にはほとんど使われていなかった)。貸本時代の作品のリメイクも多く、「霧の中のジョニー」を「吸血鬼エリート」に、「おかしな奴」を「陰摩羅鬼」に、「ボクは新入生」を「朧車」に、「ないしょの話」を「大海獣」にと、多少内容をアレンジして再執筆している。また怪獣映画さながらの「大海獣」や「妖怪獣」、「毛羽毛現」の恐竜、「白山坊」のモスラのような容姿の巨大蛾などが登場するのもこの時期の特色である。なお「妖怪大戦争」の回では、後に主要メンバーとなる、砂かけ婆子泣き爺一反木綿ぬりかべが鬼太郎の仲間として初めて登場する。

やがて安定した人気を得た本作は1968年に、タイトルを『墓場の鬼太郎』から『ゲゲゲの鬼太郎』に変更することでスポンサーの了解を得て、テレビアニメ化を果たす。それに合わせて1967年『週刊少年マガジン』11月12日号から作品名を『ゲゲゲの鬼太郎』と改題された。またアニメ化に伴って、少年漫画誌のみならず講談社の『ぼくら』や『たのしい幼稚園』などの幼年誌でも鬼太郎は子供たちのヒーローとして活躍する一方、貸本時代からのファンや青年向けの作品にも登場し、1968年は鬼太郎作品を5誌に渡って連載していた。

月刊漫画ガロ』(青林堂)では「鬼太郎の誕生」の掲載を経て、「鬼太郎夜話」を連載。両作とも貸本時代に描かれた作品を、一部ストーリーやデザインを変更して新たに描き直したものである。そして、『月刊宝石』(光文社)ではベトナム戦争を題材にした「鬼太郎のベトナム戦記」を連載。ベトコンに味方した鬼太郎ら妖怪軍が米軍と戦うというストーリーだが、原案として参加した佐々木守福田善之が思想的な部分を手伝っている。

1969年、人気絶頂の最中に『少年マガジン』の連載が終了。翌1970年の『別冊少年マガジン』7月号では、連載が終了した作品の主人公を描く「その後のまんがスター」という企画があり、南方に渡り最後は平和に暮らす鬼太郎という「その後のゲゲゲの鬼太郎」が掲載された。

長期シリーズ化

連載やアニメの終了後も人気は衰えず、1971年に再びテレビアニメ化された事に合わせて、『週刊少年サンデー』(小学館)で新作が描かれた。今シリーズの鬼太郎は、砂かけ婆の経営する妖怪アパートの住人として描かれ、鬼太郎ファミリーのメンバーがこれまでよりも増えている。また、『少年マガジン』でゲスト妖怪として登場していた猫娘と設定は同様だが、容姿が微妙に違う猫子というキャラクターをレギュラーとして登場させている。なお、当時は小学館の『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』等の学習雑誌での連載も加わり、7誌同時にそれぞれ別の鬼太郎作品を発表していた。

『少年サンデー』版の最終話では、鬼太郎がヤカンズルに飲み込まれ7年は出て来られないとして終わっているが、2年後の1973年には『いんなあとりっぷ』(仏の世界社)で「鬼太郎とねずみ男」の連載が始まる。このシリーズは短期連載で終わるが、風刺色の強い作品でありオールカラーで描かれた。

1974年には描き下ろし長編『死神大戦記』が学習研究社から「日本の妖異」シリーズとして上・下巻で発行。『往生要集』を下にした作品であり、宮田雪が脚色担当として参加している。今作は「その後のゲゲゲの鬼太郎」の続編として描かれ、水木しげると共に鬼太郎が地獄を舞台にして妖怪と戦うストーリーである。

1976年には『週刊少年アクション』(双葉社)で「鬼太郎の世界お化け旅行」の連載が始まり、鬼太郎ファミリーが世界の妖怪を相手に活躍する姿が描かれた。なお、今作の鬼太郎は野球帽を被っている設定。また、1976年から1977年に掛けては「鬼太郎対悪魔くん」、「妖怪ロッキード」等の、単発の読み切り作品も幾つか発表された。

そして、1977年から1978年に掛けては『週刊実話』(日本ジャーナル出版)での連載が約1年半続く。同誌では3作品が発表され、1作目は「続ゲゲゲの鬼太郎」を連載。高校生になった鬼太郎の話であり、これまでのチャンチャンコをやめて縞模様のセーターを着用している。鬼太郎シリーズの中では特に異色作であり、内容的には青年向けに描かれている。当時の『週刊実話』編集者によると、かつて子供が人気を支えた鬼太郎を青年誌に連載することには不安があったようだが、「当時の水木ファンたちは今や大学生や社会人になっている。読者もきっと分かってくれるはずだ」と言う意見もあり、鬼太郎を大人の世界で活躍させることになったという。また、当時の水木はこれまでのヒーロー的な鬼太郎からの脱却を試みていた背景もあり、この話にかなり意欲的に取り組んでいる。しかし、後に水木は「鬼太郎にセックスを持ち込んだのは失敗だった。」と回想しており、『週刊実話』2作目の「新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代」では軌道修正を行っている。今作は、超能力を奪われた鬼太郎が相撲界で活躍する「相撲の巻」、墓の下高校の野球部に入部した鬼太郎が妖怪チームで甲子園を目指す「野球狂の巻」の2話で構成された水木独特のスポーツ漫画である。そして、『週刊実話』3作目の「新ゲゲゲの鬼太郎」では再び軌道修正が行われ、かつての様な少年姿の鬼太郎が妖怪と戦う姿が描かれている。また、SFの要素が加わったことで宇宙人との対決が多くなり、青年向けの描写は控えめになっている。なお、1977年は『週刊実話』の連載と同時期に『漫画サンデー』(実業之日本社)で「ゲゲゲの鬼太郎 挑戦シリーズ」の連載も始まっている。今作は「UFOの秘密」、「太古の秘密」、「地上絵(ナスカ)の秘密」の3話構成で、『週刊実話』同様に青年向けの作品となっている。この時期の鬼太郎シリーズは当時の雑誌に「何処へ行く鬼太郎」と特集されるなど、総じて迷走していた時期とも言える。

その後は『週刊少年マガジン』での読み切り作品「海坊主先生」を挟み、1980年に『月刊DONDON』(日本ジャーナル出版)の短編漫画「大ボラ鬼太郎」を短期連載する。そして同年、『月刊少年ポピー』(少年画報社)で「雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎」の連載が始まり、再び少年誌で鬼太郎が描かれる。今作は鬼太郎の妹・雪姫をメインにした作品であり、雪姫が登場する唯一の作品である。不思議な力で鬼太郎のピンチを救うなど徐々に成長する雪姫だったが、掲載誌の廃刊により連載は終わってしまう。

その後の動向

新レギュラーとして登場した「シーサー」

1985年夏にフジテレビの「月曜ドラマランド」で実写版『ゲゲゲの鬼太郎』が放映され、同年の10月からはアニメ第3シリーズが開始。玩具メーカーや出版社とのタイアップ、原作の現代風アレンジなどで、本シリーズは大人気を博した。漫画作品はアニメ化に合わせて『コミックボンボン』(講談社)で「最新版ゲゲゲの鬼太郎」の連載が開始。妖怪の総大将ぬらりひょんと鬼太郎ファミリーとの対決色を前面に出した作品だが、今作は水木自身の筆ではなく水木プロによる作画作品である。なお、単行本は第20話までを収録した第4巻まで発行されたが、21話以降を残し発行は中断。現在、単行本は絶版し復刻などもされていない。

その後、『週刊少年マガジン』で「新編ゲゲゲの鬼太郎」の連載も始まる。(タイトルの「新編」は単行本化の際に付けられた。)一時期迷走していた鬼太郎シリーズだが、鬼太郎が毎回新たな妖怪と対決する従来の路線に戻したシリーズであり、アニメ同様に仲間の妖怪たちの活躍が増えたシリーズでもある。また、この頃には新レギュラーとしてシーサーが登場する。アニメ版が長期化したことから、掲載されたばかりの新作も逐一アニメ化されていき、シーサーもアニメレギュラーキャラクターとして取り上げられた。そして、約1年後には掲載誌を『月刊少年マガジン』(講談社)へ移し、「ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎地獄編」が連載された。鬼太郎たちが地獄へと旅する物語であり、鬼太郎の母や、ねずみ男の一族も登場する。

アニメ終了後、1990年からは『コミックボンボン』で「鬼太郎国盗り物語」の連載が始まり、1992年からは『デラックスボンボン』(講談社)へ掲載誌を移行。地上侵略を狙う地下帝国ムーとの戦いを描いており、勧善懲悪のわかりやすいストーリーながら、当時のバブル時代の社会風刺を上手くからめた作品となった。これを機にボンボン版を元にした4度目のアニメ化の話が持ち上がり『テレビマガジン』(講談社)でも特集や絵物語の連載が始まったが、諸般の事情によりアニメ化は流れた。

1996年、子供たちの間に学校の怪談ブームが起こったことを機に再びアニメ化。これに合わせて各誌で特集や連載が始まるがアニメ絵中心であり、原作の漫画作品は発表されなかった。水木作品としては『コミックボンボン』で「ゲゲゲの鬼太郎スペシャル 妖怪百戦」という絵物語が連載され、鬼太郎ファミリーが世界の妖怪と戦う姿を、妖怪図鑑も兼ねた構成で描かれた。

1996年には新シリーズ「鬼太郎霊団」の第一話が『ビッグゴールド』(小学館)に掲載される。これまでの鬼太郎ファミリーを鬼太郎霊団と名付け、地球上のバランスを保つために、よい霊の指示に従って行動するという新たな設定の作品だが、キャラクター版権の都合で1回で休止。第二話は、翌年の1997年に『漫画サンデー』で2回に分けて掲載された。

2007年4月からアニメ第5シリーズが開始するが、描き下ろしの絵本シリーズの出版や、他の作家による漫画連載は行われたが、水木による新たな原作のシリーズは発表されなかった。5期のイラストは自伝漫画「神秘家水木しげる伝『私はゲゲゲ』」で描かれ、「大好評である。まったく鬼太郎は福の神だねえ」と喜びのコメントをしている。

長らく作品が発表されていなかったが、2013年に発行された『水木しげる漫画大全集』(講談社)別巻に、描き下ろし新作「妖怪小学校」が収録される。鬼太郎シリーズの貸本版と雑誌版の間を繋ぐストーリーが描かれた。また、『月刊少年ライバル』(講談社)にも特別読み切り「ねずみ猫の巻」が掲載されるなど、立て続けに新作が発表された。

水木しげる逝去後

2016年に水木が逝去し、水木が直接描く『ゲゲゲの鬼太郎』は一旦未完結扱いとなるが、各種イベントやグッズなどのために水木プロがイラストなどを描き下ろすことは続く。

2009年にアニメ第5シリーズが終了した後は長らく大きな動きは無かったアニメ関連も、2017年の年末年始アニメ映画『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』に鬼太郎が客演、翌2018年にはアニメ第1作放送開始から50周年を迎えた事を記念して「新プロジェクト」が立ち上がり、同年4月からアニメ第6シリーズが開始した。

アニメ第6シリーズも大人気を博し、同じく2018年には、季節ごとに刊行される事となった『ゲゲゲの鬼太郎総集編』(講談社)の夏号で、水木の生前の構想を基に水木プロが発展させて描き下ろした新作「岩戸のガマ坊主」が掲載され、水木の逝去後も原作の『ゲゲゲの鬼太郎』は、水木プロが受け継いで続くこととなった。また、5期の時同様に他の作家による漫画連載も『別冊コロコロコミック』(小学館)で行われる事となった。

掲載誌

水木しげる、および水木プロによる作画作品(漫画、絵物語など)を記載。他の作家による作品は(後述)。


描き下ろし
【出版社】
【発表年】
【タイトル】
発表誌
兎月書房 | 1960年 | 幽霊一家 | 妖奇伝
幽霊一家・墓場鬼太郎
地獄の片道切符 | 墓場鬼太郎
下宿屋 | 墓場鬼太郎2
あう時はいつも死人 | 墓場鬼太郎3
三洋社 | 吸血鬼と猫娘 | 鬼太郎夜話1
1961年 | 地獄の散歩道 | 鬼太郎夜話2
水神様が町へやってきた | 鬼太郎夜話3
顔の中の敵 | 鬼太郎夜話4
兎月書房 | 1962年 | 怪奇一番勝負 | 墓場鬼太郎シリーズ1
霧の中のジョニー | 墓場鬼太郎シリーズ2
佐藤プロ | 1964年 | おかしな奴 | 墓場鬼太郎シリーズ
ボクは新入生
怪奇オリンピック・アホな男
東考社 | ないしょの話 | 墓場鬼太郎長編読切
竹内寛行版『墓場鬼太郎』(兎月書房刊)は「ゲゲゲの鬼太郎#派生漫画作品」を参照。

作品解説

原作の鬼太郎作品には当初「妖怪」は登場しておらず、「妖怪漫画」として定着するまでには幾つかの経緯が存在する。作中で明確に妖怪が現れてくるのは、1961年の貸本版『鬼太郎夜話』の2巻からである。ここでは柳田國男の『妖怪談義』に収録された「妖怪名彙」に載る妖怪が現れるが、名前だけで姿はほとんど描かれていない。

やがて、1965年から『週刊少年マガジン』に「墓場の鬼太郎」の掲載が始まるが、この段階でも妖怪はほぼ登場しない。戦う敵は吸血鬼夜叉といった怪奇的フィクションのキャラクターや怪物などが多い。妖怪が特に登場し始めるのは「妖怪大戦争」の回を経た1966年から、テレビアニメ化を翌年に控えた1967年に掛けてである。水木しげるは、この時期に藤沢衛彦の『妖怪画談全集』や鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に出合ったとされる。そして、鬼太郎は徐々に妖怪との対決路線へ変化し、「ゲゲゲの鬼太郎」改題後はより顕著となる。また、その際に先の「妖怪名彙」に載っていた妖怪に姿を与え鬼太郎の味方に、『画図百鬼夜行』の妖怪に物語を与えて敵役の妖怪へと登用していった。

一方で、水木はこの頃について「まだ妖怪といったものが、皆さんに分かっていなかったから大変だった。もっぱらヒーローの敵として御登場願うしかなかった。」と回想しているように、連載当初は妖怪という言葉も概念も一般的には余り知られていなかった。妖怪が浸透し始めたのは、鬼太郎より前にテレビ化を果たした『悪魔くん』や当時の怪獣ブーム等の下地を経て、大伴昌司により『少年マガジン』を中心にして展開された「妖怪画報」等の影響が大きかったとされている。

鬼太郎のヒットとメディア戦略の足並みが揃ったことで妖怪の概念は波及し、妖怪ブームや鬼太郎の長期シリーズ化へと繋がっていった。

ストーリー

鬼太郎作品のストーリーの多くは、鬼太郎が毎回新たな妖怪と対決するという話であり、前後の話や別シリーズとの繋がりは余り意識されていない。時には大きく矛盾する展開もあるが、鬼太郎が「幽霊族」だという設定は概ね一貫している。下記に原作の基本的なあらすじを記す。

「鬼太郎の誕生」

血液銀行に勤める水木は、異変のあった患者に輸血された血液の調査を命じられる。水木は問題の血液の提供者が自分と同じ住所の荒れ寺に住むことを突き止め、そこで幽霊族の夫婦に出会う。幽霊族は人類が誕生する以前から繁栄していたが、絶滅に追いやられていた。最後の生き残りである夫婦は不治の病にかかっていたが妻は妊娠しており、せめて赤ん坊が産まれるまでは報告を待って欲しいと哀願する。承諾した水木は、しばらくしてから荒れ寺に様子を見に行くと、夫婦は既に死んでいた。水木は妻の遺体を葬ってやるが、夫の遺体は腐敗が酷いため放置する。

やがてある晩、妻を埋葬した墓場から赤ん坊が這い出てくる。一方、荒れ寺に残された夫の遺体からは眼球が流れ落ち、手足が生え動き始めていた。目玉として蘇った父親は墓場に行き、赤ん坊を鬼太郎と呼ぶ。父親は鬼太郎を水木の家へ連れ出し、幽霊族に同情した水木は鬼太郎を育てることを決意する。

それから幾年、成長した鬼太郎は父親と共に放浪の旅に出る。

この話は異なった展開のものも幾つか存在するが、ここまでは概ね共通するストーリーである。

登場キャラクター

詳細は「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」を参照

ここでは主要キャラクターのみ紹介する。なお、各キャラの設定は作品ごとに多少異なる場合がある。

鬼太郎着ぐるみ
鬼太郎(きたろう)
本作の主人公。幽霊族の生き残り。隻眼である左目を長髪で隠し、リモコン下駄と先祖の霊毛で編んだ縞模様のちゃんちゃんこを着用している。正義感が強く、髪の毛針や体内電気等の様々な超能力を持っている。妖怪と人間が共存共栄できる平和な世界をつくるために悪い妖怪と戦うが、時には悪い人間を懲らしめることもある。
目玉おやじ(めだまおやじ)
鬼太郎の父親。幽霊族の生き残り。元々はミイラ男のように包帯を巻いた大男であった。一度は病に侵され死亡するが、鬼太郎を案じるあまり残った片目の目玉の姿で蘇生した。妖怪について博識で顔が広い。茶碗風呂に入るのが楽しみのひとつ。
ねずみ男(ねずみおとこ)
人間と妖怪の間に生まれた半妖怪。鬼太郎の友人だが、保身や金のためなら平気で裏切ることもある。非常に不潔で口臭や放屁は武器にもなる。ビンタも得意で「ビビビのネズミ男」の異名も。猫娘が苦手。
猫娘(ねこむすめ)
半妖怪。鬼太郎の幼馴染で魚や鼠を見ると猫のような性質になる少女。鬼太郎を慕い恋心を抱いている。俊敏な動きと鋭い爪と牙が最大の武器。ねずみ男とは仲が悪い。
砂かけ婆(すなかけばばあ)
和装姿の老婆の妖怪。短気だが根は優しく母性的な性格で面倒見がよく、妖怪アパートを経営している。砂を使った攻撃が得意。
子泣き爺(こなきじじい)
赤ん坊の格好をした翁の妖怪。呑気な性格で酒が大好き。敵にしがみつき赤ん坊の声で泣くと石に姿を変え、体重を増加させることで動きを封じる。
一反木綿(いったんもめん)
長い布状の妖怪。鬼太郎や仲間を乗せて空を飛行することができる。火やハサミに弱い。ひょうきんな性格で薩摩弁を話す。
ぬりかべ
巨大な壁の妖怪。頑強な体を活かした攻撃が得意で、巨体を活かして敵の攻撃を防御したり、敵を体に塗り込むこともできる。無口でおとなしいが心優しい性格。

映像化作品

本作は過去から現在に至るまで不定期的に映像化されているが、テレビ番組として製作された作品は一貫してフジテレビで放映されており、フジテレビと東映が製作している。2007年4月には松竹によって初めての劇場版実写映画化が成され、全国ロードショーされた(後述)。

アニメ

テレビアニメは6つのシリーズに分類され、それぞれ映画も製作された。また、貸本版の『墓場鬼太郎』を原作としたアニメが、フジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて放送された。

出典:wikipedia
2018/08/15 04:14

HAPPY Wikipedia

あなたの考える「ゲゲゲの鬼太郎」の意味を投稿しよう
「ゲゲゲの鬼太郎」のコンテンツはまだ投稿されていません。
全部読む・投稿 

ゲゲゲの鬼太郎スレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ゲゲゲの鬼太郎」のスレッドを作成する
ゲゲゲの鬼太郎の」
友達を探す
掲示板を探す
このページ
友達に教える
URLをコピー

注目のキーワード

錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

キーワードで探す

 
友達を探す
掲示板を探す
無料コミックを探す
占い・診断
着メロを探す
GAMEを探す
デコメを探す
きせかえツールを探す
FLASH待ち受けを探す
ハッピーWiki
ハッピーメール
ハッピーランド
HAPPY NEWS
2010Happy Mail