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ジャスダックとは?

(ジャスダックから転送)
東京証券取引所

JASDAQ(ジャスダック)とは、株式会社東京証券取引所が運営する日本の株式市場である。略称は「JQ」。「東証JASDAQ」や「東証JQ」とも。

2019年現在、JASDAQ市場内の区分としてさらに「スタンダード」と「グロース」に分かれる。

かつては「株式会社ジャスダック証券取引所」(後述)が運営法人であったが、同法人は大阪証券取引所との合併により消滅。さらにその後東京証券取引所へと運営が移管された。

目次

  • 1 概要
    • 1.1 黎明期
    • 1.2 店頭市場から証券取引所へ
    • 1.3 大阪証券取引所との経営統合・新JASDAQへの移行
    • 1.4 東京証券取引所管理下での市場
  • 2 売買方式
  • 3 立会時間
  • 4 自主規制機能を強化
  • 5 沿革
    • 5.1 店頭登録制度・JASDAQ
    • 5.2 株式会社ジャスダック証券取引所時代
    • 5.3 株式会社大阪証券取引所時代
    • 5.4 株式会社東京証券取引所時代
  • 6 新規上場会社
    • 6.1 2004年上場
    • 6.2 2005年上場
    • 6.3 2006年上場
    • 6.4 2007年上場
    • 6.5 2008年上場
    • 6.6 2009年上場
    • 6.7 2010年上場
    • 6.8 2011年上場
    • 6.9 2012年上場
    • 6.10 2013年上場
    • 6.11 2014年上場
    • 6.12 2015年上場
    • 6.13 2016年上場
    • 6.14 2017年上場
    • 6.15 2018年上場
    • 6.16 2019年上場
  • 7 株式会社ジャスダック証券取引所
  • 8 脚注
  • 9 関連項目
  • 10 外部リンク

概要

日本初の成長・ベンチャー企業(新興企業)向けの市場であるが、1963年2月の店頭登録制度から数えると50年以上の歴史があるため、他の取引所に開設されている新興市場とは異なり、現在では老舗となった企業も上場しており、中には秩父鉄道(1963年に店頭登録)のような上場から50年を超える企業も存在する。

日本版NASDAQと位置付けされるが、かつて存在した大証の新興企業向け市場のナスダック・ジャパン(後の「ヘラクレス」)や「NEO」とは別の市場であった。しかし、その後運営が大証に移管された後、2010年10月12日の取引より、同じ大証の「ヘラクレス」・「NEO」を統合し、「新JASDAQ市場」として一本化された(後述)。

黎明期

1963年に、日本証券業協会が創設した店頭登録制度が源流(東京店頭と大阪店頭に分かれていた)。1983年に、成長・ベンチャー企業向けの市場として整備され、店頭売買有価証券市場(店頭登録市場店頭市場)のJASDAQとなり、証券取引所市場の補完的市場として位置づけられた。当時は証券取引所ではなかったため、店頭登録銘柄とすることを店頭公開と言った。

店頭市場から証券取引所へ

1998年12月の証券取引法改正に伴い、「店頭売買有価証券市場」として、日本証券業協会の管理監督のもと、取引所有価証券市場と並列する市場として位置付けられてきた。

2004年12月3日、内閣総理大臣より証券取引所に関する免許の交付を受け、商号を「株式会社ジャスダック」から「株式会社ジャスダック証券取引所」へと変更し、同年12月13日、同法上の「店頭売買有価証券市場」から「取引所有価証券市場」へと業態転換した。証券取引所の新規参入は、1949年の札幌証券取引所以来、実に55年ぶりのことである。これにより、それまで店頭市場では法律上認められていなかった、成行売買、先物取引、オプション取引、立会外分売などが可能となる。一方、それまで証券会社が関与していた上場審査・市場管理などは、JASDAQが自ら行うこととなる。

かつてはJASDAQの登録企業は証券取引所への上場が認められなかったため、東京証券取引所などの取引所への上場と同時に登録廃止を行っていた。業態転換後は、他の証券取引所との重複上場されるケースも増えたが、東証に上場するとその銘柄の売買はほとんど東証で行われたため、上場維持費用の削減の意味合いもあり、暫くしてJASDAQ上場廃止の選択をする企業が多かった。

また、JASDAQには少数特定株主(大株主)の所有株数について制限がないため(東証は75%)、東証の上場基準を満たしていても、親会社グループの支配が強い企業や同族会社の企業オーナーの中には、あえてJASDAQ上場を選択しているケースもある。

大阪証券取引所との経営統合・新JASDAQへの移行

2000年以降、大阪証券取引所と米ナスダックとの提携によるナスダックジャパン市場の開設や、東京証券取引所のマザーズ市場の開設など、店頭市場が担ってきた新興企業向け市場の拡充競争が他の証券取引所間でも展開されていく。そのような折、2007年9月、ジャスダック証券取引所の大株主である日本証券業協会は、証券取引所の再編の一環として、経営体力の低下したジャスダック証券取引所を、売買システムのバックアップ等で提携関係のある大阪証券取引所と経営統合させる検討を開始した。

2008年11月19日から2008年12月17日に、株式会社大阪証券取引所が株式公開買い付けを実施。ジャスダック証券取引所も買い付けに賛同したこともあり、日本証券業協会などが買い付けに応じて、買い付けが成立。2008年12月25日に、株式会社大阪証券取引所が株式の76.1%を取得、子会社となった。

そして2010年4月1日付をもって、大証を運営する「株式会社大阪証券取引所」を存続会社とする吸収合併が行われ、「株式会社ジャスダック証券取引所」は解散することになった。

2010年10月12日の取引より、(旧)JASDAQと、大証の新興企業向け市場であったヘラクレス、NEOの合計3市場を市場統合し「新JASDAQ市場」としてリニューアルを果たした。新JASDAQでは損益や規模など企業の実績を踏まえて上場する「スタンダード市場」と、企業が赤字でも将来性を見越せば上場できる「グロース市場」の2部構成となった。これは旧ヘラクレス市場の形式をそのまま系譜・踏襲したものである。統合後の銘柄数は「スタンダード市場」が950銘柄、「グロース市場」が54銘柄である。

東京証券取引所管理下での市場

さらに2013年7月16日に、大証の現物市場が、東証に統合されたため、JASDAQも東証の管理下に置かれることになった(東証JQ)。これにより、(東証自身によって開設された)マザーズと合わせ、2つの新興企業向け市場を運営する形となる。

売買方式

他の証券市場と同様、オークション方式を採用している。

かつては、オークション方式とマーケットメイク(MM)方式、2つの売買方式を採用する市場であった。日本の証券市場では、マーケットメイク方式を唯一JASDAQが採用しているため、これがJASDAQを特徴付けている売買方式であった。しかしながら、日本ではマーケットメイク方式はなじみが少なく、導入企業数は上場企業総数978銘柄のうち、199銘柄にとどまったため、2008年3月21日をもって、マーケットメイク方式は廃止となり、同年3月24日からの取引はすべてオークション方式にて行われることとなった。

2008年4月1日より、マーケットメイク方式にかわる制度として、リクイディティ・プロバイダー制度が導入された。リクイディティ・プロバイダー(LP)制度とは、マーケットメイク方式でのメリットである常に売り気配、買い気配を提示し、流動性を供給するメリットを活かし、取引参加者であるLPが常に買い注文、売り注文の両方もしくはいずれか一方を出すことにより、流動性を供給する制度である。

立会時間

自主規制機能を強化

2006年7月3日に、金融庁の認可を受け、国内の証券取引所としては初めて委員会設置会社に移行。市場運営部門と自主規制部門との業務執行を分けるとともに、自主規制機能の強化および独立性を高めた。市場運営は代表執行役社長(CEO)が指揮を取り、自主規制は代表執行役常務で自主規制責任者(CRO)が業務執行を取りまとめている。組織上、CROの下に自主規制本部があり、当該本部に以下の4部門が自主規制業務に従事している。

上場後の上場有価証券の適格性に関する維持のため、その発行者の把握、管理を行う。
上場審査に係る業務を行う。
インサイダー取引等、不公正取引に関する監視業務を行う。
取引参加者(金融商品取引業者)に関する検査等を行う。

また、会社法に基づく、指名・報酬・監査の法定3委員会の他、金融商品取引法上の「自主規制委員会」を組織しており、自主規制委員会は、ジャスダック証券取引所の自主規制業務に係る事項を決定している。

沿革

店頭登録制度・JASDAQ

株式会社ジャスダック証券取引所時代

株式会社大阪証券取引所時代

株式会社東京証券取引所時代

新規上場会社

2004年上場

2005年上場

2006年上場

2007年上場

2010Happy Mail