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セーブとは?

セーブ(:Save)とは、野球用語のひとつで、リードしているチーム救援投手試合終了までリードを守りきることで付く投手記録

最多のセーブを記録した投手に最多セーブ投手タイトルが与えられる。

目次

  • 1 セーブの成り立ち
  • 2 セーブの条件
    • 2.1 メジャーリーグベースボール
    • 2.2 連続セーブ記録の条件
  • 3 メジャーリーグベースボール
    • 3.1 最多セーブ投手
    • 3.2 個人通算記録
    • 3.3 個人シーズン記録
    • 3.4 その他記録
  • 4 日本プロ野球
    • 4.1 最多セーブ投手
    • 4.2 個人通算記録
    • 4.3 個人シーズン記録
    • 4.4 その他記録
  • 5 脚注
  • 6 関連項目

セーブの成り立ち

MLB最多652セーブの通算記録を保持しているマリアノ・リベラ(2007年)

元々はアメリカ合衆国において、イリノイ州シカゴの地方紙シカゴ・トリビューン紙のスポーツ担当記者だったジェローム・ホルツマン1960年に提唱したものである。前年の1959年MLBピッツバーグ・パイレーツロイ・フェイスフォークボールを武器に救援専門で当時のMLB新記録となる18(1)の成績を挙げ、ホルツマンが彼の成績に着目したことがきっかけとなった。フェイスは18勝という素晴らしい成績を残してはいたが、そのうち10勝はリードを守りきれず、先発投手の勝ち星を消してしまったがゆえに得た勝利であった。当時は救援投手の評価基準が防御率と勝敗しかなく、ホルツマンは救援投手を正当に評価する指標が必要であるという想いを強くした。ホルツマンはセーブの概念を複数のメディアに発表し、公式記録とするようにMLB機構にも働きかけ、1969年に正式に公式記録となった。MLBでは50年ぶりの新たな公式記録誕生となった。1973年から、きちんと条文が整理されてルールブックにも記載されるようになった。

1961年よりスポーティング・ニューズ誌が誌上で表彰することとなった。制定当初は「(1)2点リードで登板し、1イニングを完全に投球した場合。(2)同点または勝ち越し点になる打者と対戦し、リードを守り切った場合」と現在より厳しい条件だった。このセーブに救援勝利を加算したものをセーブポイントと呼び、その両リーグ1位を最優秀救援投手として表彰した。1961年の最優秀救援投手は、アメリカンリーグは救援勝利15と29セーブを挙げたルイス・アローヨ(ニューヨーク・ヤンキース)。ナショナルリーグは救援勝利14、セーブ12のスチュー・ミラー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)だった。

その後、セーブを稼ぐためにほぼセーブ機会だけに登板するクローザー(抑え投手)という役割を持った投手が現れ、特定の投手にセーブが集中するようになったため、制定当初のセーブの意義と著しく乖離するようになった。そのため、現在ではホールドなどが救援投手の新たな評価基準となっている。

公式記録として初めてセーブが記録された投手はビル・シンガー(ロサンゼルス・ドジャース)である。1969年4月7日のシンシナティ・レッズ戦(シーズン開幕戦)で記録している。シンガーは本来は先発投手であったため、通算セーブ数はこれを含めてたった2つである。

日本プロ野球では1974年パ両リーグで公式記録として導入された。

セーブの条件

セーブを記録するためには、まず以下の条件を全て満たす必要がある。

その上で、以下の条件を1つ以上満たした場合にその投手にセーブが記録される。

一旦セーブが記録された場合でも、試合後にその試合が没収試合となり当該チームが敗戦とされた場合、その投手に記録されたセーブは取り消される。また加害チームがリードしている状況で没収試合となった場合には記録されない。

メジャーリーグベースボール

セーブの条件は日本プロ野球の規定と同一であるが、メジャーリーグベースボールでは、1988年からセーブ失敗を表すブロウンセーブ(Blown save;「吹き飛んだセーブ」の意。BSとも略される)も記録されている。これは前述のセーブの条件を満たした状態(メジャーリーグベースボールにおけるホールドが記録される条件も含む)から登板した投手が、自身の登板中に相手チームに同点に追いつかれる、あるいは逆転を許した場合に記録される。同点あるいは逆転となった失点が自身に記録されるか否かは関係ない(前任投手が残した走者が自身の登板中に生還してリードを維持できなかった場合も記録される)。ブロウンセーブは取り消されることが無く、勝利投手や敗戦投手と重複して記録される。試合展開によっては複数人にブロウンセーブが記録される場合もある。

セーブ機会(Save opportunity。SVOとも略される)はセーブ数の合計とブロウンセーブ数の合計を足した数値で求められる。

セーブ成功率(Save percentage)はセーブ数の合計をセーブ機会で割ることで求められる。

連続セーブ記録の条件

メジャーリーグベースボールでは、セーブ機会での登板のみが連続セーブ記録の対象となり、セーブの付かない場面での登板は連続記録とは無関係である。2003年エリック・ガニエ(ロサンゼルス・ドジャース)が55試合連続セーブのシーズン記録を樹立したが、そのシーズンの登板数は77試合であり、22試合はセーブ機会ではない場面での登板だった。

一方、日本では、すべての登板が連続セーブ記録の対象となり、セーブが付かない場面で登板すると無条件に連続セーブ記録が途切れてしまう。ただし延長12回裏などに登板して引き分けに持ち込んだ場合はこの限りではない。

メジャーリーグベースボール

最多セーブ投手

詳細は「最多セーブ投手 (MLB)」を参照

個人通算記録

300セーブクラブ」も参照
【順位】
【選手名】
セーブ
1 | マリアノ・リベラ | 652
2 | トレバー・ホフマン | 601
3 | リー・スミス | 478
4 | フランシスコ・ロドリゲス | 437
5 | ジョン・フランコ | 424
6 | ビリー・ワグナー | 422
7 | デニス・エカーズリー | 390
8 | ジョー・ネイサン | 377
9 | ジョナサン・パペルボン | 368
10 | ジェフ・リアドン | 367
【順位】
【選手名】
セーブ
11 | トロイ・パーシバル | 358
12 | ランディ・マイヤーズ | 347
13 | ローリー・フィンガーズ | 341
14 | ジョン・ウェッテランド | 330
15 | フランシスコ・コルデロ | 329
16 | ロベルト・ヘルナンデス | 326
17 | ヒューストン・ストリート | 324
18 | ホセ・メサ | 321
19 | トッド・ジョーンズ | 319
20 | リック・アギレラ | 318

個人シーズン記録

【順位】
【選手名】
【所属球団】
【セーブ】
【記録年】
備考
1 | フランシスコ・ロドリゲス | ロサンゼルス・エンゼルス | 62 | 2008年 | ア・リーグ記録
2 | ボビー・シグペン | シカゴ・ホワイトソックス | 57 | 1990年 | 
3 | ジョン・スモルツ | アトランタ・ブレーブス | 55 | 2002年 | ナ・リーグ記録
エリック・ガニエ | ロサンゼルス・ドジャース | 2003年 | ナ・リーグ記録
5 | ランディ・マイヤーズ | シカゴ・カブス | 53 | 1993年 | 
トレバー・ホフマン | サンディエゴ・パドレス | 1998年 | 
マリアノ・リベラ | ニューヨーク・ヤンキース | 2004年 | 
8 | エリック・ガニエ | ロサンゼルス・ドジャース | 52 | 2002年 | 
9 | デニス・エカーズリー | オークランド・アスレチックス | 51 | 1992年 | 
ロッド・ベック | シカゴ・カブス | 1998年 | 
ジム・ジョンソン | ボルチモア・オリオールズ | 2012年 | 
マーク・マランソン | ピッツバーグ・パイレーツ | 2015年 | 
ジェウリス・ファミリア | ニューヨーク・メッツ | 2016年 | 

その他記録

連続セーブ
27点差でセーブ

日本プロ野球

最多セーブ投手

詳細は「最多セーブ投手 (日本プロ野球)」を参照

個人通算記録

【順位】
【選手名】
セーブ
1 | 岩瀬仁紀 | 404
2 | 高津臣吾 | 286
3 | 佐々木主浩 | 252
4 | D.サファテ | 229
5 | 小林雅英 | 228
6 | 藤川球児 | 223
7 | 江夏豊 | 193
8 | 馬原孝浩 | 182
9 | M.クルーン | 177
10 | 武田久 | 167
【順位】
【選手名】
セーブ
11 | 永川勝浩 | 165
12 | 豊田清 | 157
13 | 平野佳寿 | 156
14 | 赤堀元之 | 139
15 | 大野豊 | 138
16 | 大塚晶則 | 137
17 | 斉藤明夫 | 133
18 | 鹿取義隆 | 131
19 | 山本和行 | 130
20 | 林昌勇 | 128

個人シーズン記録

【順位】
【選手名】
【所属球団】
【セーブ】
【記録年】
備考
1 | D.サファテ | 福岡ソフトバンクホークス | 54 | 2017年 | パ・リーグ記録
2 | 岩瀬仁紀 | 中日ドラゴンズ | 46 | 2005年 | セ・リーグ記録
藤川球児 | 阪神タイガース | 2007年
4 | 佐々木主浩 | 横浜ベイスターズ | 45 | 1998年 | 
5 | 岩瀬仁紀 | 中日ドラゴンズ | 43 | 2007年 | 
D.サファテ | 福岡ソフトバンクホークス | 2016年 | 
7 | 岩瀬仁紀 | 中日ドラゴンズ | 42 | 2010年 | 
西村健太朗 | 読売ジャイアンツ | 2013年 | 
9 | M.クルーン | 読売ジャイアンツ | 41 | 2008年 | 
岩瀬仁紀 | 中日ドラゴンズ | 2009年 | 
藤川球児 | 阪神タイガース | 2011年 | 
D.サファテ | 福岡ソフトバンクホークス | 2015年 | 
T.バーネット | 東京ヤクルトスワローズ | 2015年 | 
呉昇桓 | 阪神タイガース | 2015年 | 

その他記録

連続セーブ
月間最多セーブ
全球団からセーブ
勝利投手がセーブ
0球セーブ
1球セーブ&1球奪三振
最年長セーブ

脚注

  1. ^ 2009公認野球規則10.19
  2. ^ 伊東一雄 『メジャー・リーグ紳士録』 ベースボール・マガジン社1997年、114-115頁。ISBN 4583034113。
  3. ^ この条件について、日本プロ野球では1997年まで「登板時のリードが『登板時の走者数に3を足した数』以内である場合に、1イニング以上投げること」という独自の解釈がされていた。つまり、登板時に無走者であればリードは3点以内、1人いれば4点以内、2人なら5点以内、満塁なら6点以内で、1イニングを投げることが条件となる。
  4. ^ 通算記録 (MLB) - Baseball-Reference.com
  5. ^ シーズン記録 (MLB) - Baseball-Reference.com
  6. ^ 歴代最高記録 セーブ【通算記録】 - NPB.jp 日本野球機構
  7. ^ 歴代最高記録 セーブ【シーズン記録】 - NPB.jp 日本野球機構

関連項目

野球
野球場 | 

用具 | 
  • バット
  • ボール
  • グラブ
  • ミット
  • ユニフォーム
  • 野球帽
  • ヘルメット
  • ストッキング
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  • レガース
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  • 背番号

  • 試合手順 | 
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  • 投球当時
  • 得点
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  • ノーヒットノーラン
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  • 肉体的援助
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  • 衝突ルール

  • 守備 | 
  • 捕球
  • 送球
  • 触球
  • フォースプレイ
  • 併殺
  • 三重殺
  • 牽制球
  • クロスプレ
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    出典:wikipedia
    2018/08/09 22:52

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