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ソニック・ザ・ヘッジホッグとは?

ソニック・ザ・ヘッジホッグ
Sonic the Hedgehog
ソニックシリーズのキャラクター
【初登場作品】
ラッドモビール
【作者】
中裕司
大島直人
安原広和
【キャラデザ】
大島直人
上川祐司
英語版声優 ジャリール・ホワイト
タージ・モーリー(代役)
Meg Inglima
サムエル・ビンセント
マーティン・バーク
ライアン・ドラモンド(メイン1999-2004)
ジェイソン・グリフィス(メイン2005-2010)
ロジャー・クレイグ・スミス(メイン2010年以降)
ベン・シュワルツ
ベンジャミン・ヴァリック(ベビー)
【日本語声優】
古川登志夫
西村真人
草尾毅
菊池正美
金丸淳一(メイン)
関智一(ウェアホッグ)
中川大志
寺嶋眞秀(ベビー)

ソニック・ザ・ヘッジホッグ(: Sonic the Hedgehog)は、セガグループ(セガ)のビデオゲームに登場するキャラクター、およびマスコットキャラクターの一人。通称ソニック。また、スピンオフ作品である漫画アニメーションにも登場している。

概要

ソニックシリーズのロゴ

姿は、青いハリネズミ(英語でヘッジホッグ)を擬人化したもので、生みの親はキャラクターデザイナーの大島直人、ゲームデザイナーの安原広和、プログラマーの中裕司である。特技は音速より速く走れることで、この能力は彼の登場するゲーム上では重要な部分を占め、また、彼そのものを指す大きな特徴でもある。

100万本以上の販売が見込めるゲームと、セガのマスコットとなるキャラクターとして生み出された。以降、ソニックは世界で最も知られたビデオゲーム・キャラクターの一人となり、彼の名前を冠したゲームは2011年4月までに全世界で7000万本以上を売り上げている。

2005年にはマリオリンクと共に、メトレオンの「ウォーク・オブ・ゲーム」に最初に選ばれたゲームキャラクターの一人となった。2008年にはイギリス売り上げNo.1の新聞「デイリー・テレグラフ」による最も好きなゲームキャラクターのアンケート調査で堂々の第一位に選ばれた。さらに、ソニック・ヘッジホッグというタンパク質とこれをコーディングする遺伝子の名前にもなっている。

ソニックシリーズ初代作品であるMD版(海外ではジェネシス)のソニック・ザ・ヘッジホッグは海外では1991年6月23日、日本では同年7月26日に発売されている。

1998年5月31日には、日本の第1号の立体商標として登録されている。

2007年に長年ライバルとされてきた任天堂のマリオと初めて競演し、それ以降、たびたび彼との競演する機会が増えている。

2013年3月23日に公開されたディズニー映画『シュガー・ラッシュ』には、敵役であるエッグマンと共にカメオ出演している。

セガグループ再編に伴い、2015年4月1日付で知的財産権はセガからセガホールディングスへ移動した。

2016年5月5日には、アメリカニューヨーク州ロチェスターにある国立ストロング博物館が発表するビデオゲームの殿堂『World Video Game Hall of Fame』に選出され、殿堂入りを果たした。

歴史

ソニックの誕生

1990年4月、セガはマリオに対抗するため、100万本以上の販売が見込めるゲームと、セガのマスコットとなるキャラクターを要求した。第8研から複数の案が提出され、その中にはアルマジロ(マイティ・ザ・アルマジロの元となった)、イヌオオカミ、肥満のセオドア・ルーズベルト(Dr.エッグマンの元となった)、ウサギ(耳を伸ばして物を集めるという設定があり、のちにこの設定はリスター・ザ・シューティングスターに取り入れられた)などがあった。

WW Chicago 2011 - Sonic the Hedgehog (8168360292)

大島直人はニューヨークを訪れ、これらの候補の描かれたプラカードを持って、通行人にどの案がいいかを聞き出した。

その結果、当初「ミスター・ニードルマウス」(ニードルは、マウスはネズミの意で2つの語を組み合わせた和製英語)のコードネームで呼ばれていたハリネズミが一番多く選ばれ、その次に選ばれたのがルーズベルトだった。

大島はこのハリネズミが「ジェンダーや人種といった様々な違いを超えて受け入れられた」と感じた。

そして、音速の意であるソニック、ハリネズミの意であるヘッジホッグから、キャラクターの正式名称が「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」に決定した。

ゲーム製作の開始

15人のグループがメガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を作り始め、自分達をソニックチームと名乗るようになった。

ゲームのサウンドトラックはDREAMS COME TRUE中村正人が作曲した(メガドライブ版のソニック1作目、2作目のBGMを担当)。セガはDREAMS COME TRUEの「WONDER 3」ツアーのスポンサーとなって、ツアーバスにソニックを描いたり、ゲームの広告が載ったパンフレットを配布したり、ゲーム発売以前にゲームの場面をステージで上映して広報に努めた。

ソニックのデザインと設定

ソニックのキャラクターデザインにあたり、子どもでも描けるような単純なデザインと、当時のアメリカを示すようなクールな雰囲気を表すことが求められた 。安原からの度重なる注文に対して大島が「描いてみろ」と言い返した際、安原はソニックを簡略化したイラストを描いてみせた。大島はそのイラストを気に入り、のちに企画書や日本語版の取扱説明書に採用された。大島は、Game Developers Conference2018の中で、「デザインした当時は良いキャラクターは単純な線で構成されていると思っていた」と述べ、強い個性を持たせることは考えておらず、「つながった目と青いハリネズミという二つの要素に、どこかで見たような安心できるキャラクターを作りたいと考えていた」と振り返っていた 。

ソニックのコバルトブルーのカラーリングはセガおよびソニックチームのロゴに合わせたものである。身体の色がコバルトブルーになった原因にまつわる物語はDisney Adventures、Garfield Magazineなどの子供向け雑誌に、ゲームの販促漫画として掲載された。のちにこの漫画を翻案した作品が、イギリスで出版されたMike Pattendenによるキャラクター本「Stay Sonic」に収録された。この物語によればソニックが初めて超音速で走ったときの衝撃波が彼の体を青く染め、針を流線型にさせたと説明されており、これ以降、Egmont Fleetway社の「Sonic the Comic」などイギリスで出版された漫画の多くがこの説を踏襲している。

ソニックの靴はマイケル・ジャクソンが『バッド』のプロモーションビデオで履いていた靴を元にデザインされ、カラーはサンタクロースをイメージして赤となった。

ソニックの性格は、1992年アメリカ合衆国大統領選挙の候補者だったビル・クリントンが期間中に展開したキャンペーン"Get it done" を基にしており、クールさを表現するためにやや尊大なキャラクター付けにした 。

大島は、セガの重役たちがキャラクターを理解しやすいよう、「ソニックはもともと、とげとげの髪型からハリネズミとあだ名された戦闘機パイロットがノーズアートに用いていたもので、退役後に彼が娶った絵本作家はソニックを主人公にした物語を書いた。」という背景設定を作り上げ、この物語が第一作のプロットになったと説明した。 これは大島が飛行機のノーズアートの画集を持っていたことに由来しており、この背景設定に関連して、ソニックのロゴにはパイロットの翼のエンブレムが描かれた。

ソニックのキャラクター性には、プログラマーである中裕司が作成したドット・マトリックスを用いて曲線状を滑らかに移動するスプライトを表現できるアルゴリズムのデモ版も関わっている。

中の試作版はボールの中に入ったキャラクターが長く曲がりくねったチューブの中を素早く転がって移動する内容のプラットフォームゲームであり、このコンセプトは大島のキャラクターデザインと、安原のたてたレベル設計と結びついた。

また、ソニックが泳げないという設定は、中がハリネズミは泳げないものだと考えていたことに由来する。

初期案におけるソニックには牙があり、マドンナという人間の女性の恋人がいるという設定があったが、マデリーン・シュローダー率いるセガのアメリカ法人の開発チームから、アメリカのユーザーに受け入れてもらうにはこれらの設定を取り除くよう求められ、一時は日本のソニックチームと熱い議論が繰り広げられた。 最終的にアメリカ側の要求は受け入れられ、中はこの選択が一番良かったとのちに振り返っている。

誕生日はシリーズ第1作目『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の、世界で初めて発売された北米版の発売日である「6月23日」に設定されている。

第1作発売後、セガ社内にキャラクター部が立ち上げられ、キャラクター部と大島はソニックの正確な年齢や身体的特徴などの設定を記載したキャラクターマニュアルを制作した。このマニュアルにおけるソニックは背が低く、丸っこい体つきで、針が短かった。第1作の時点でのソニックの針はヒレのようだったが、マニュアル制作にあたり、牧野卓が立体モデルを作成し、その後その立体物を基本として針の表現を決定した。

メガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』では、2頭身から2.5頭身に変更された。 1998年の『ソニックアドベンチャー』の発売にあたり、上川祐司による再デザインが行われ、背が高く、足も長く、体の丸みは減り、針は長くて寝かせぎみに、虹彩は緑色になった。それ以降のゲームでも微妙な変更が加えられている。たとえば、2006年の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』では、人間のキャラクターが多く登場する世界観に合わせ 、かつ次世代のプレイヤーに受け入れてもらえるようにするため、より背が高く大人びたデザインに変更された 。

漫画やアニメといったスピンオフ作品はこれらのビデオゲーム版デザインに更にバリエーションを加えているが、公式デザイン(モデルシート)の基準によってある程度の制限を受けている。

登場作品

ゲーム

詳細は「ソニックシリーズ」を参照

ソニックのデビューは1991年2月にアーケードゲームとして発売された『ラッドモビール(ゲイルレーサー)』であり、プレイヤーの操縦する車のコックピットに吊されたアクセサリーとしてゲスト出演した。その後メガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1991年)で正式登場、敵役のDr.エッグマンもここで登場している。相棒のテイルスとソニックをモデルにしたロボットのメカソニックは続編の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』(1992年)で登場し、ソニックのスーパーソニック形態とスピンダッシュもここで導入された。『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』(1993年)ではガールフレンドを自称するエミー・ローズと、メカソニックと同じくソニックをモデルにしたロボットのメタルソニックが登場し、ソニックは世界の良き未来のために時間を旅する。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』(1994年)と『ソニック&ナックルズ』(1994年)ではソニックとテイルスが再びDr.エッグマンと戦い、また本作で登場したナックルズ・ザ・エキドゥナはDr.エッグマンに騙されてソニックと敵対する。1995年12月にセガサターンで発売されたアクションゲーム、『Bug!(バグ! ジャンプして、ふんづけちゃって、ぺっちゃんこ)』でもソニックがゲスト出演しており、プレイヤーが操作する主人公のバグが、ボーナスレベルでゴールを目指して、ソニックと対戦する。

他にソニックが登場する2Dゲームには『ソニック&テイルス』(1993年)、『ソニック&テイルス2』(1994年)、『Gソニック』(1996年)、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ ポケットアドベンチャー』(1999年)がある。2001年からソニックの2Dゲームは任天堂の携帯ゲーム機へ供給されるようになり、『ソニックアドバンス』(2001年)、『ソニックアドバンス2』(2002年)、『ソニックアドバンス3』(2004年)、『ソニック ラッシュ』(2005年)、『ソニック ラッシュ アドベンチャー』(2007年)が出ている。

ソニックの3Dゲームは『ソニックアドベンチャー』(1998年)が最初で、第1作を開発したソニックチームが担当している。ソニックが休暇から帰ってきたところ、ステーション・スクエアの町がカオスという強力な敵によって攻撃されており、彼らを操っているのはDr.エッグマンの名前で知られるロボトニック博士だった。本作ではソニックにホーミングアタックが導入され、またアイテムによってさらなる能力を得られる。3Dアドベンチャー場面ではフィールド上を自由に探索して、キャラクターと話したり物体と関わることができる。今回初めて常に喋るようになったソニックに加え、テイルス、ナックルズ、エミー、ガンマ、ビッグ、スーパーソニックを操作できる。『ソニックアドベンチャー2』(2001年、第1作から数えて10周年目)では新たな敵のシャドウ・ザ・ヘッジホッグと間違えられたソニックが軍に捕らえられ、逃げ出すことになる。今作で初めてDr.エッグマン、シャドウ、ルージュといった敵役を操作できるようになった。またソープシューズを使ったグラインディングがアクション要素に加わり、これはチームプレイを導入した次の作品『ソニックヒーローズ』(2004年)にも受け継がれた。15周年作品である『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(2006年)では未来から来た強力な存在、シルバー・ザ・ヘッジホッグが登場する。Wii用ゲーム『ソニックと秘密のリング』(2007年)は3Dゲームでは初めて、メインモードでソニック一人だけが操作可能になった。20周年作品である『ソニック ジェネレーションズ』(2011年)では、メガドライブ版のデザインのソニックとソニックアドベンチャー以降のデザインのソニックが共演する。

過去のゲームを収録したオムニバス版として、『ソニックジャム』(1997年)、『ソニック メガコレクション』(2002年)、『ソニック ジェムズ コレクション』(2005年)が出ている。日本未発売だが、『SONIC Classic Collection』(DS)も出ている。

以上で述べた2D・3Dプラットフォームゲーム以外のジャンルでもソニックは数多くのゲームで活躍してきた。まず最初はピンボールゲームの『ソニック・スピンボール』(1993年)で、第1作・第2作にあったピンボール要素をふくらませたものである。『ソニックピンボールパーティー』(2003年)では『ナイツ』など他のソニックチームのキャラクターと共演している。それから2.5Dとも言えるクォータービューのゲーム、『ソニックラビリンス』(1995年)と『ソニック3D フリッキーアイランド』(1996年)がある。レースゲームでは『ソニック ドリフト』(1994年)、『ソニック ドリフト2』(1995年)、『ソニックR』(1997年)、『ソニックライダーズ』(2006年)、『ソニックライバルズ』(日本未発売)(2006年)、『ソニックライダーズ シューティングスターストーリー』(2008年)が出ている。格闘ゲームとしては『ソニック・ザ・ファイターズ』(1996年)、『ソニックバトル』(2003年)がある。

ソニック以外の脇役たちがメインで活躍するゲームとして、『ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン』(1993年)、『テイルスのスカイパトロール』(1995年)、『テイルスアドベンチャー』(1995年)、『カオティクス』(1995年)、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』(2005年)が存在する。これらの作品ではソニックが脇役として出演している。

それ以外にもソニックがゲスト出演するゲームとしては『アイルトン・セナ スーパーモナコGPII』(1992年)、『F1』(1993年/日本未発売)、『ヘブンリーシンフォニー』(1994年)、『新創世記ラグナセンティ』(1994年)、『クリスマスナイツ』(1996年)、『ジャイアントエッグ 〜ビリー・ハッチャーの大冒険〜』(2003年)、『サンバDEアミーゴ』(Wii版)(2008年)、『農園ホッコリーナ』(2012年)などがある。

テレビシリーズ

ソニックが登場するテレビアニメはいくつかある。最初は『アドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1993から1996年)である。こちらは『アドベンチャーズ』よりずっと暗いトーンの作品で、ソニックと仲間の自由を求める戦士たちが、33世紀の世界で惑星モビウスを救うためにマッドサイエンティストの科学者Dr.エッグマンと戦う。

ソニック・アンダーグラウンド』(1998から1999年)はアメリカ、イギリス、フランスで放送された。前述の2作品と物語上のつながりはないが、共通する要素はいくつかある。ソニックの妹のソニア・ザ・ヘッジホッグ、弟のマニック・ザ・ヘッジホッグ、彼らの母親であるアリーナ女王が登場し、彼ら4人が「カウンシル・オブ・フォー」としてモビウスを取り戻すためにDr.エッグマンと戦う作品である。ソニックが持つ魔法のメダルはエレクトリックギターに変形する。

日本ではOVAとして『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1996年)が出ている。『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』が元になっており、ソニック、テイルス、ナックルズ、Dr.エッグマン、メタルソニックが登場する。アニメーション制作はスタジオぴえろ(後のぴえろ)が担当した。アメリカでは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ:ザ・ムービー』のタイトルで出ている。

2003年よりテレビシリーズ『ソニックX』が放送された(日本:2003から2004年、アメリカ:2003から2006年)。アニメーション制作はトムス・エンタテインメント(旧:東京ムービー)が担当。この作品では時空の歪みによってソニックと仲間たちが人間の世界に飛ばされるというゲーム版のソニックシリーズとは異なったアニメオリジナル設定になっている(ただし第2シーズンの舞台はソニックたちの世界である)。他のテレビシリーズと同様、この作品でもゲームにはない独自の物語が描かれるが、長編エピソードなどでは『ソニックアドベンチャー』および『ソニックアドベンチャー2』、『ソニックバトル』や『ソニックヒーローズ』などゲーム版のストーリーや設定を下敷にしている。ゲームの音楽が使われたり、ゲームとよく似たシーンが描かれることがある。

なお、『ソニックX』は欧米諸国の放映では全78話あるが、日本では52話までしか放送されていない(ただし、物語は一応52話で完結している)。日本で未放送である26話分のエピソードは東京ムービーONLINEなどのオンライン配信サイトで2009年8月6日に配信された。

漫画と本

ソニックが最初に漫画に登場したのはDisney Adventures誌に掲載された広告漫画で、同じものがMean Machines誌の折り込み広告にも掲載された。この漫画では優しい科学者であるDr. Ovi Kintoborが邪悪なDr. Ivo Robotnik(Dr.エッグマン)へ変化したことへのソニックの関わりが描かれた。またソニックが元は茶色だったというショッキングな事実も描かれた。セガのハンドブックである「Stay Sonic」(1993年)、Virgin Booksから出版された4冊の小説(1993から1994年)、漫画ソニック・ザ・コミック(1993から2002年)といったイギリスの出版物は前述のエピソードを下敷にしている。

アメリカのアーチー・コミックから出版された漫画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1993年から2017年)および『ソニックX』(2005年から2009年まで連載)はそれぞれABCで放映されたアニメと、『ソニックX』が元になっている。前者はアメリカの漫画の歴史上、版権付き作品の中ではマーベル・コミックの『英雄コナン』に次ぐ2番目に長い連載になっている。また、2018年から、IDWパブリッシングから、新しいシリーズが連載されている。2020年には日本語版での発売が決定した。

日本では1992年に小学館の学習雑誌各誌に本作品を題材にした漫画が連載された。作画はひかわ博一木村光雄森本サンゴと掲載誌によって異なるが、いずれも原案は寺田憲史となっている。『小学四年生』では漫画ではなく小説が掲載され、こちらは著者が寺田憲史、挿絵が松原徳弘となっている。いずれもコミックス化はしていない。

今のところ日本でソニックの漫画がコミックス化されているのは、02年2月号 - 05年2月号まで別冊コロコロコミックで連載されていた春風邪三太が描く『ダッシュ&スピン 超速ソニック』(小学館)だけである。コミックス版は全2巻出版されている。他に08年9月号 - 12年3月号まで『デンゲキニンテンドーDS』で連載されていた広のまことが描く『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』や92年8月号 - 94年4月号まで『別冊コロコロコミック』で連載されていた田中康一が描く『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』があるが、こちらはコミックス化はしていない。いずれの2作品はギャグ漫画である。

また、『メガドライブ公式ガイドブック ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』(小学館)には森本サンゴが描いた漫画が収録されている。

ゲスト出演と人気

日本国内よりも海外での人気が高く、世界的に見れば非常に人気の高いキャラクターである。登場して2年目の調査では一時期マリオの人気を越えたことが、Gameplayers誌の1993年6月号のアンケート調査で判明していた。その人気の高さのためにソニックは様々な文化において言及される存在となっている。ショウジョウバエの分節に関係する遺伝子のクラスにヘッジホッグ遺伝子というものがあり、その中の一つはソニックから名前を取ってソニック・ヘッジホッグと命名されている。

セガがスポンサーとなったスポーツチームにもソニックは登場する。1993から1997年にかけてセガはサッカークラブのジェフユナイテッド市原(後のジェフユナイテッド市原・千葉)のスポンサーとなり、その間チームのユニフォームにソニックが描かれた。1993年のフォーミュラ1チャンピオンシップではセガがウィリアムズF1のスポンサーとなり、この年にはチームがコンストラクターズチャンピオンを、ドライバーのアラン・プロストが世界チャンピオンを獲得するというダブルタイトルに輝いた。ソニックの姿はウィリアムズ・FW15Cやヘルメットに描かれた。ライバルチームのマクラーレンはウィリアムズを下してレースに勝利するたび、ぺちゃんこに潰されたハリネズミの絵を車の横に描いた。同年のヨーロッパGPで雨の中アイルトン・セナが勝利したときは、イギリスのAutosport誌で「Senna's mega-drive(セナのメガ・ドライブ)」という見出しが付いた。このヨーロッパGPはセガが冠スポンサーをしていたため、ソニックのアドバルーンや大型看板が見られ、レースクイーンはソニック風のコスチュームを着用し、優勝したセナにはソニックをかたどったトロフィーが贈られた。

1996年にゲームキャラクターとしては初めて、ソニックはローズパレード(en:Tournament of Roses Parade)に登場した。またメイシーズ感謝祭パレードに登場したゲームキャラクターはソニックとピカチュウだけである。

ソニックは数々のテレビ番組へゲスト出演している。その一つはザ・シンプソンズの『マージの誇り』の回で、彼はバートの想像の中でマリオルイージドンキーコングとともに登場し、ゲームを盗むようにバートを説得したり、『That '90s Show』ではエミー・ローズと共に広告に登場している。他にも『Hi Hi Puffy AmiYumi』の「Camping Caper」の回、『Megas XLR』、『15/Love』、『Space Ghost Coast to Coast』、『マッドTV!』、『Roseanne』といった番組でソニックへの言及があった。2006年版ソニック・ザ・ヘッジホッグについてはMSNBCのニュース番組『カウントダウン・ウィズ・キース・オルバーマン』で取り上げられた。ソニックは『ジングル・オール・ザ・ウェイ』、『最後の恋のはじめ方』、『ウェインズ・ワールド』といった映画の中でも言及されている。また有名ゲーム情報サイトであるGameFAQsのキャラクターバトル・コンテストでソニックは健闘しており、2006年には四強に残った。アメリカのアニメーション映画『シュガー・ラッシュ』では冒頭で、ゲーム界のキャラクターたちに「他のゲームで死亡すると二度と復活できない」というこの作品におけるゲーム世界の掟を教える役として登場し、更にアメリカのSF映画『レディ・プレイヤー1』では、終盤の最終決戦で一瞬だけ登場している。また、『シュガー・ラッシュ:オンライン』予告編でも、主人公たちにWi-Fiがなんであるかを説明している。

プロペ設立以前の中裕司の言によれば、任天堂のゲームソフト『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のソニック参戦を同社に打診するつもりだったが、「時間的制約でそれ以上話を進めることができなかった」と明かされている。

2006年8月、ゲーム情報誌『Tips & Tricks』が伝えたところによれば任天堂の宮本茂がインタビューで、『大乱闘スマッシュブラザーズX』(以下スマブラX)の新キャラクターとして、ユーザーから最も要望が高かったのはソニックであること、任天堂がセガと中裕司に提案し、セガからの回答待ちであることを明かしていた。『ソニックと秘密のリング』のプロデューサー小川陽二郎はイギリスの任天堂公式サイトのインタビューで、「個人的にはソニックのスマッシュブラザーズへの参戦は大歓迎だが、それはセガと任天堂の間のマネージメントであり自分は関わっていない」と語った。

2007年10月10日、「任天堂カンファレンス2007.秋」においてソニックが『スマブラX』に参戦することが発表された。なお、『スマブラX』発売以前の2007年11月に、ニンテンドーDSならびにWiiで発売された『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』で一足早くマリオたちとの競演が実現しているが、このゲームを作るために行われた打ち合わせの際に『スマブラX』にソニックを出演させることを決めた。

『スマブラX』では全キャラクターの中でも走行スピードが断トツであり(カメラがその速さに追いつけない程)、スピンダッシュを始めとした高速での攻撃を得意とする。スピード重視に調整されている為、全体的な攻撃力は若干低めであり、決定打と言える技も決して多くはない。また、体重も軽めであるため攻撃を受けた際にふっとびやすくなっている。スマブラXのゲームモードの一つ、「亜空の使者」では、そのシナリオがほぼ完成した頃にソニックの参戦が決まったため、最終決戦直前、他のファイターが来る前に突然最終ボスのタブーの前に単独で現れて特攻を仕掛ける、という唐突な展開になっており、どうやって亜空間に潜入したのかなど、彼に関する話は全く語られていない。最終決戦に必ず参加できるキャラクターの一人。「最後の切りふだ」はカオスエメラルドの力でスーパーソニックに変身し、縦横無尽にステージを飛び回って攻撃する。

2014年の『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』と2018年の『 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典:wikipedia
2020/07/03 04:10

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