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ダチョウ倶楽部とは?
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、
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ネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、
出典として用いないで下さい。
検証可能性に基づき除去される場合があります。
【ダチョウ倶楽部
DACHO CLUB】
【メンバー】
肥後克広
寺門ジモン
上島竜兵
【別名】
ダチョウ
【結成年】
1985年-
【事務所】
太田プロダクション
【活動時期】
1985年 -
【師匠】
杉兵助(肥後)
志村けん(上島)
【出身】
道頓堀劇場(肥後)
テアトル・エコー養成所(寺門・上島)
【出会い】
渡辺正行の紹介
【旧グループ名】
キムチ倶楽部
【現在の活動状況】
テレビ
【芸種】
リアクション芸、コント
【ネタ作成者】
肥後克広
【現在の代表番組】
志村けんのバカ殿様
爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル
【過去の代表番組】
天才てれびくん
スーパージョッキー
王道バラエティ つかみはOK!
【同期】
ウッチャンナンチャン
中山秀征
出川哲朗
シルク
130R
今田耕司
リットン調査団他
【公式サイト】
公式プロフィール
ダチョウ倶楽部オフィシャルブログ
【受賞歴】
ダチョウ倶楽部(ダチョウくらぶ)は、太田プロダクションに所属する日本のお笑いトリオ。カルテットで活動していた時期もある。出川哲朗らと並んで、俗に言うリアクション芸人の代表格である。計算し尽くされたリアクション芸や「ヤー!」「聞いてないよォ」などのギャグ、「ムッシュムラムラ」など同じ言葉を連呼するギャグ、物真似などを持ち合わせ、しかも大半の芸は応用が利くのが特徴。
メンバー
- ツッコミ(昔はボケ)・ネタ作り担当、2代目リーダー。
- 説教(ダメ出し)・ボケ担当。
- ボケ(昔はツッコミ)担当。
- 元メンバー
- ボケ担当、初代リーダー。
- 脱退後、南部虎弾と名を改め電撃ネットワークで活動中。電撃ネットワークにはボケ・ツッコミは存在しない。
来歴
肥後は商業デザイナーから転身してコメディアンの杉兵助に弟子入りし、渋谷道頓堀劇場でお笑い芸人として活動しており、ジモンと上島は劇団テアトル・エコー附属養成所に所属する役者志望だった。彼らが知り合ったのはテアトル・エコーの先輩・渡辺正行の紹介である。
3人はコント赤信号の劇団員として活動後、多人数のコントグループ「キムチ倶楽部」として活動。キムチ倶楽部には俳優の近藤芳正なども在籍していた。諸事情により改称し、南部寅太(現:南部虎弾)と共に「ダチョウ倶楽部」を結成した。初代リーダーは南部だったが、1987年に彼が脱退して電撃ネットワークを結成したため3人編成となる。
南部脱退の理由について、しばらくは4人とも明確に語ろうとしなかったが、徐々に語るようになり、「南部が深夜上島に電話して『ビー玉飲めるか?』と尋ねたのに対して、出来ないと上島が拒んだところ、仲たがいになり南部が脱退した」と上島が語るように方向性の違いがあったようである。
以下のような噂がまことしやかに語られている。
- 南部がメンバーに「金魚飲める?」「花火を背負いたい」「コントで使うオモチャのウンコを本物のウンコにしたい」など現在の電撃ネットワークの方向で行くことを要求したが、他の3人がそれを拒んだため。
-
ひょうきん予備校に出演した際に、南部がスタッフから「面白いから先輩を怒らせろ」と言われたのをいいことに、大先輩のハナ肇に対し「あなたは本当に面白くないですね」と言ってハナ肇を本当に怒らせてしまい事務所から脱退させられた。
- 南部がテレビ番組で山本晋也に「山本監督は監督らしいことをしてないのに、どうして監督と呼ばれてるんですか?」と言ったところ、「本気で静か」に怒られ、南部のみが番組降板となってしまい、後のダチョウ倶楽部強制脱退に繋がった。
なお、これらの噂について2008年4月23日放送の『大人の自由時間・なぎら開宝計画』(BS11)にゲスト出演した南部は、ハナ肇には「ハナさんは意外と真面目な方なんですね」と言ったら怒られた。山本晋也には「俺がどうして監督って呼ばれてるかわかるか?強いからだよ!」と言われスタジオの外に連行されたと発言している。
南部脱退後、事務所の指示で(戸籍上は)最年少ながら一番背の高い肥後がリーダーとなった(実際の最年少は寺門、詳細は当該項を参照)。フロントマン兼リーダーの南部脱退により、当時太田プロに在籍していた芸人の間では南部なしのダチョウ倶楽部の行く先が危ぶまれたという。その後ショーパブ、ライブなど経て、お笑い第三世代ブームでブレイクするが、ネタ番組では1本ネタはさせてもらえず、ショートコントばかりという扱いだった。しかし、「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」(以下、「お笑いウルトラクイズ」と略す)にて、後述するような独特な芸風(リアクション芸)を生かし、再ブレイクする。かつてのネタでは、上島がツッコミ役だったが、笑福亭笑瓶の助言により、ボケ役に回った。
1993年10月からは初めてゴールデンタイムで『王道バラエティ つかみはOK!』のメイン司会を担当するが、視聴者から抗議が殺到し(特に上島のドリカム・吉田美和のモノマネは大顰蹙を買った)、視聴率も苦戦した事から半年で打ち切られる(次番組は『クイズ悪魔のささやき』)。以後、テレビではメインではなくサブとしての出演が中心となる。なお、台湾で『つかみはOK!』を放送していた頃、彼らをパクった「アヒル倶楽部」なる細身2人にデブ1人という男性3人組お笑いグループがいた。
1994年の『24時間テレビ』のチャリティーランナーに選ばれ、マラソンでは3人同時に走った。
1995年、『ダチョーン倶楽部』内の上島企画「目指せ! ヒット曲」において、Club D名義でシングルCDを1枚リリースした。
2006年、CS放送テレ朝チャンネルにてダチョ・リブレがスタート。「竜兵会」「ネイチャージモン」の2部構成。「竜兵上島のオチのない話」などオリジナル企画を放送。
2017年7月2日、演芸番組『笑点』の演芸コーナーに初出演し、コントと十八番のおでん芸を披露した。
エピソード
- 現行メンバー3名は、テレビ番組等では「結成時のエピソード」を語る際、南部のことにあまり触れない場合が多い。例えば『いつみても波瀾万丈』2007年1月14日放送分においては、ダチョウ倶楽部がかつて4人組だったという事は一切触れられず、結成当時の写真が映された時に南部の顔にはモザイク処理が施された。理由は、決して不仲ではなく、番組の構成上、4人だったという話をしてしまうと尺が足りなくなる事情によるものである。一方で『誰だって波瀾爆笑』2013年6月30日放送分では南部の話題が出たり、4人時代のコント映像が流されりした。また、ビートたけしの番組にダチョウ倶楽部と電撃ネットワークそれぞれが出演した際、たけしが南部に「ダチョウをクビになったやつじゃねえか」と突っ込み、それに呼応してダチョウの三人が南部にネタとして殴る蹴るなどしてみせたり、『大仁田厚千針記念パーティー』にて、偶然ダチョウと電撃の両方が招待され、4人が揃う形になり、この時の様子が『リングの魂』にて、南原清隆から紹介されたことがある。
- 1994年の「さんまのナンでもダービー」スペシャル内のレースにおいて、神立高原スキー場を舞台に、「お笑い対抗雪上レース」が開催された。1枠に「電撃ネットワーク」(南部虎弾はレースには不参加)チーム。2枠に「ダチョウ倶楽部」チームの全7頭立で行われる。電撃チームに比べ、ダチョウ倶楽部の前評判は決して高くなかったが、予想屋の明石家さんまが『(ダチョウは)電撃チームにライバル意識があるために絶対に真剣にやるはず』と、大御所らしい深読みをし、ダチョウに高評価を与えるが、案の定、終始笑いに走りほぼ上位争いに参加せず、レース終了後、さんまに愛想を尽かされてしまう。電撃チームは2着入賞と健闘し、レースを制したのは「吉本興業チーム」だった。
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土田晃之が「ダウンタウンDX」出演時に、「この3人はそれぞれが面白いエピソードをたくさん持っている。だけどトーク番組などで、この3人から面白いエピソードをあまり聞かない。その理由は、3人が全員、そのエピソードを話す話術を持っていないから。つまりダチョウ倶楽部という人たちは、話術を持っていない3人が集まったグループである。」と評したことがある。当人たちにもその意識があるようで、上島が「アメトーーク」(芸人ドラフト会議)に出演した際に、「(トークについては)俺もリーダーも土田に生かされている」とコメントしている。また、土田は「ダチョウ倶楽部ってのは、変わり者1人(寺門)にバカ2人(肥後&上島)のグループ」と評している一方、雑誌のインタビューで「上島、肥後が僕らの位置まで下りてきてくれて、何でも言いやすいような空気を作ってくれたから。そこが、あの人たちの唯一いいところで偉大なところ」とも評している。ダチョウ倶楽部の中で一番しっかりしているのは上島竜兵であるが、リーダーの肥後は知識に疎く常識問題も知ってて当たり前な問題も解けず、行動や言動が上島より上回っている。
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志村けんと多数の共演ができるようになったきっかけは、プロレスラーの川田利明が上島を志村に紹介したことで、メンバーは川田に非常に感謝している。
- 上島、寺門は兵庫県、肥後は沖縄県の出身だが、東京でデビューし、東京を活躍場所としているので、扱いとしては関東芸人である。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」に出演した際、「関東の人間として関西芸人には負けられないよ!」などと意気込みを語っていたが、浜田雅功から「お前ら全員西(日本)の人間やないかい!」とツッコまれていた。なお3人とも年齢はダウンタウンの2人より上ではあるが、デビューしたのはダウンタウンが先で、3人にとっては年下の先輩ということになる。また共演者であるビートたけし、志村けんには北関東の出身と話していた時期があった。
- 『第5回お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』(2006年7月25日放送)では、普段の芸風とは違う真剣な面を見せて優勝した。
- 各メンバー単独での活動も多いが、以前はピンの仕事でもギャラを三等分していた。
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ものまね王座決定戦で肥後が堺正章の真似をした際(寺門と上島はサカイ引越センターのCMキャラの徳井優を寺門、華ゆりを上島が演じた)、ネタの一つであるテーブルクロス抜きを成功させたことがある。しかし後に「あれはストーリー上、派手に失敗して『失敗しましたかくし芸〜の堺』と続く予定だったのに成功しちゃったから一瞬固まりました」とコメントした。実際、寺門が「成功しましたかくし芸〜の堺」とアドリブで歌詞を変え、肥後もビックリした様子だった。同じくものまね王座でレオ三兄弟(肥後:森本レオ、寺門:ウルトラマンレオ、上島:ジャングル大帝レオ)が、同番組の物まねリクエストで1位を取ったことがある。
- 同じく、ものまね王座決定戦初出場時、彼等が少年隊の「君だけに」をウルトラ3兄弟のコスチュームで物まねした後、評価を訊かれた峰岸徹から「団長倶楽部」と言われた。通算優勝回数は2回(第20回爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャル、第24回爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャル)。
- 3人の中でも肥後と上島がよく飲みに行っているが、寺門は酒が飲めずそういった席を避けているだけで、決して相方2人と不仲というわけではない。寺門が竜兵会のメンバーでないのもこのためである。ロケで地方へ行くと、今でも3人で食事をしたり部屋飲みをする程仲は良い。
- 一番死ぬかと思った仕事は、「第9回大会 ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」でのバス吊り下げアップダウンクイズ。スタッフが予行を実施した際は天候も良く海も穏やかだったのだが、撮影当日は漁師が漁に出られない程海が荒れていた。
- 『桃色つるべ〜お次の方どうぞ〜』出演時 に、渡辺正行率いる「コント赤信号」の劇団員であった肥後が新人のコントイベントでのネタ作りの為、急遽電話して集まったのが上島・寺門・南部であった(先述の通り、南部は現在ダチョウ倶楽部には属していない)と結成のいきさつを語った。番組内で「ずっと長くこの世界にいられるコツって何ですか」と尋ねられた肥後は「師匠を前に言えない」と、番組MCの笑福亭鶴瓶に遠慮しつつ「渡辺正行さんに怒られたんで、『1回だけやろう』と言ったのが良かったのかもしれないですね。『3人で売れようぜ』とか『天下獲ったるぜ』みたいなのはなかったですから」と回答。野心のなさがいい意味でグループ存続につながったと推測していた。
主なギャグ
3人の計算されたコンビネーションで見せる芸が多く、その内容はウケる・ウケないではなく、もはや日本の伝統芸の領域に入ってきている(マンネリの美学)。リアクション芸については、ノリだけで行っているように見える裏側に「リアクションの際はカメラを凝視する」「限界の状況でも常に安全を確認、かつ最低限のマージンを取って芸に臨む」など全てが計算されている。「一見つまらないようなギャグでも3人で行うと迫力があって面白く感じる」とも語っている(『アメトーーク』出演時のリアクション芸人講座など、自分たちの芸について語る機会があると、リアクションシーン直前にカメラに写りこまない部分で行われる準備・リアクション中の様々なテクニック・流れるようなフォーメーションが随所に織り込まれていることを解説している)。
なお、下記のギャグをやろうとする流れになると、他のタレントによって「例の“キス”だろ?」などと言われて成立しなくなる(そして、そこで笑いになる)というパターンも出てきている(特に有吉弘行などが使用する)。
- 「聞いてないよォ」(1993年流行語大賞大衆部門・銀賞)
- 彼らの知名度を一気に押し上げた「お笑いウルトラクイズ」で生まれたギャグ。最初は本当にこれから行われる企画をまったく聞いておらず、その企画で受けたあまりに過酷な仕打ちから、寺門が「聞いてないよォ」とポロリと言ったことから生まれた。その後、同番組で受ける企画がどんどん過激かつ過酷になるにつれて、本当にケガなどしたら危ないということで企画会議の段階から参加するようになったといわれる。よって、定番化した頃にはあらかじめ知っていたのに3人が声を揃えて白々しく吐くギャグとして認知されるようになった。一世風靡したこのギャグだが、現在はあまり披露されていない。
- 「織田信長」(高橋英樹主演)への客演時にも、出演シーン(長篠の戦いに際し野戦築城の材を担いで行軍する場面)での台詞に反映されている。
- 「(上島)俺は絶対やらないぞ!(肥後)お前やらないの?じゃあ俺がやるよ!(寺門)いやここは俺がやるよ! (上島)・・・じゃあ俺がやるよ。(肥後&寺門)どうぞどうぞ!」
- 熱いおでんを食べるなどの過酷な企画を誰がやるか決める時のギャグ。「ナイナイナ」(テレビ朝日)の企画で偶発的に生まれたものである。
- 逆さバンジージャンプなどのスタントをやる人を決める際、ナインティナイン・石塚英彦らとともにこのギャグを演じる。当時はいわば「ナイナイナ」限定のギャグだったが、「ナイナイナ」終了後は他の芸人とも一緒にやるようになった。また上島の代表的な芸として認知されているため、上島しかいない場合でも他の芸人やタレントから彼に対して振られることもしばしばある。
- たまに「俺は絶対やらない」の代わりに「俺は○○じゃない」(○○には人物名が入ることが多い)というフレーズを使い、その後同じような流れでいったために最後の「どうぞどうぞ」がかなり不自然な形になり、上島が「使い方が違う!」とキレる変形パターンも披露している。ダチョウ倶楽部のメンバー以外との絡みでよく発生する展開である。
- その演者を選ばないギャグの汎用性の高さからか、上島以外の芸人やアイドルグループのトークなど、ダチョウ倶楽部が居なくても「お約束」として用いている。一般人も巻き込み100人以上で行なったこともある。
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2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)において、食糧やガソリンなどの物資を買い占めせずに被災者に譲ろう、という趣旨でインターネット上などでこのギャグが取り上げられ、先に『節電』の趣旨で取り上げられていた新世紀エヴァンゲリオンの『ヤシマ作戦』に倣い『ウエシマ作戦』と呼ばれるようになる。
- 「訴えてやる!」
- (おもに有吉・土田などから理不尽な扱いを受けて)上島がキレて床に帽子を叩き付けた後、指を指しながら吐き出す台詞。バリエーションには「告訴するぞ!」がある。「聞いてないよォ」と同様に一世風靡したギャグだが、近年は上島が自身ネタ紹介的に披露する程度。キレてから帽子を取り出して一度被ってから行うパターンや、なぜかこのギャグを長く引っ張って出し惜しみする、というパターンもある。
- 「(肥後と寺門)テレビテレビ!カメラ回ってる!!(三人)すいません、取り乱しました」
- 「訴えてやる!」とのコンボで使うことが多い。これを行うことで、その場を丸く収める。上島が単独出演する場合などは、上島本人が「すみません」と納めて自己完結する。
- 「クルリンパ」
- 上島の芸。クルリンパと言いながら、叩き付けた帽子を手際よく頭にのせる。「訴えてやる!」等との合わせ技。ただし本人もいつ使っていいのか分からないことを後輩に漏らしている。発展技としては逆回転する「パラリンク」がある。
- 「(上島)押すなよ!押すなよ!絶対に押すなよ!」
- 上島が熱湯風呂に入る時の決まり文句で、「押すなよ」は準備中、「絶対に押すなよ」は準備完了(押してくれ)の合図である。初出は上島が熱湯兄弟の長男も務めた「スーパージョッキー」(日本テレビ)の名物企画「熱湯コマーシャル」。
- 上島の解説では、このセリフを言う直前に肥後・寺門に指を出し、その指の本数分「押すなよ」と言ったら2人が押すという時もある。
- 肥後と寺門が本当に押さず、しばらく経ってから上島が「押せよ!」とキレるパターンもある。
- 現在では熱湯以外のシチュエーションにおいても、「〜するな」という文句が暗に「〜しろ」と示しているものとし、お笑いにおける暗黙の了解の一つとして用いられている。
- これには続きがあり、上島が熱湯風呂に突き落とされ溺れ助け出された後、仰向けにされ、心臓マッサージの要領でおなかをさすられると、噴水のように水を口から出す。そして目を覚ました後不意に立ち上がり、カメラに向かって一言ネタでオチをつける。なぜか「ハッピーターン」が使われやすい。
- 元たけし軍団で『スーパージョッキー』で共演していた東国原英夫(当時:そのまんま東、以下:東)によると、『アイドルパンチ』(テレビ朝日)から『スーパージョッキー』にうつったころ、熱湯風呂の原型ともいえる「人はお風呂に何℃まで我慢して入れるか」という企画を行った際、ビートたけしの一番弟子でもある東が一番熱い状態の風呂に入る羽目に。しかし、東の意向とは関係なく、たけしが押してくるため、「(自分の間で入りたいから)押さないでください、押さないでください」といったところ、たけしに「押せってことだろ?」と突き落とされたのが原型だという。ダチョウ倶楽部が行って広まって以降は前述通り「暗黙の了解=お約束」のようになっているが、当時の東からすれば「マジだった。本当に自分の間で入りたかっただけ。」なのだという。
- 「ヤー!!」(登場時の掛け声として多用。掛け声と同時に、両手を斜め前に出すが一方の手を短くしズラす)
- 「ムッシュムラムラ」(目の前に水着美女が居た際、拝むように放つ。元は関敬六のギャグ)
- 「つかみはOK!」(あまりウケないギャグをやった後に行うが、初めからこのネタを言うためにその前のギャグが存在することすらある。初の冠番組のタイトルにもなる。元々は笑福亭笑瓶の発言で生まれた)
- 「みんな仲良く脇(和気)・アイ!アイ!」
- 「金貸してくれ!」
- (「バカじゃないの?」などと言われた後、怒ったような感じで)「何?バカ?」 (急にバカっぽく)「はは〜ん、バカだなぁ!」(元はWけんじのネタから来ている)
- 「ごめ〜んチャイチャイチャイニーズ」
-
ウンナンの気分は上々の企画で生まれたギャクで、作ったのは上島である。元々はテンションが低いギャクがったのだが、居酒屋の店員に披露したときは、多少テンションを上げて披露したがあまり受けなかった。しかし、現在では何かミスして謝罪する場面に多用されるギャグとなっている。
- 「ストッピング!」
-
スーパージョッキーのコーナー、「どうですか〜?お客さん」の中で生まれたギャグで、商品紹介のために移動式セットがスタジオに入場する際に、誘導をしていた3人がタイミングを合わせ、叫んでセットを止める。天才てれびくんでは、てれび戦士達がダチョウ倶楽部の3人を呼び出す時の合言葉として、前述の「ムッシュムラムラ」と合わせ、「ムッシュムラムラ、ストッピング!」と叫んでいた。
- 「この○○(料理名)は甘からず、辛からず、かといって美味からず」→「まずいんじゃね〜かよっ!」
- 上島がグルメ企画などで、味の感想を求められた時のために作られたギャグ。以前、自動車雑誌「J's Tipo」で別人による同じネタが掲載されたが、そのときのオチは「もう食うな!!」だった。
- 「ヨゴレでごめーんねっ」
- 「カットしないでね」
- 連続でネタを披露する際に、次のネタに移るタイミングで挟む(カットを入れた際にすぐ分かるようになるので、結果的につまらないネタでも全てオンエアされるため)。
- 「あれ、いつの間に」
- 熱湯風呂などを用意された際に「企画をやるなら、あらかじめ告知してくれなくては困る」という趣旨の発言をしながらも服を脱ぎ、その下にはすでに水着が装着されている。現在では「聞いてないよォ」が使われなくなり、こちらのパターンが多い。
- 「そんなお前にチェックメーイト!」
- このギャグもいつ使うべきなのか分からず、未だ手探りである。
- 「上島竜兵○歳、代表作これと言ってなし」
- 「ナイスネイチャー!」
- 寺門がネイチャージモンとして相手を褒めるときに使う褒め言葉。対語は「バッドネイチャー」
- 「フェー!フェー!フェー!」(上島が行うフェーフェーおじさんネタ)
- 「殺す気か!」
- グレードアップさせたものとして「殺せー!」がある。
-
ジャンプ芸
- 何らかの理由で上島が怒り、足を地面に叩き付けると、その衝撃(?)で周りの芸人がピョンと軽く飛び上がる、というもの(「となりのトトロのパクリだった」と上島本人はカミングアウト済)。最初は周りの数人が飛び、何度か繰り返して飛び上がる人数を増やしてゆく。状況によってはスタジオにいるスタッフや観客も飛び上がり、最後にダチョウ倶楽部の3人で「ご協力ありがとうございました」と言うパターンもある。「どうぞどうぞ」と同じく汎用性の高いギャグ。誰もジャンプせずに上島がキレる、というパターンも存在する。
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キス芸
- 上島が他のメンバー、主に肥後・出川・カンニング竹山などと1対1の口論になり、ヒートアップして互いに相手に詰め寄るが、何故かキスをしてしまい、和解して丸く収まる、という流れ(土田や有吉には詰め寄っても拒否される、というパターンもある)。
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ケンカ芸
- ひな壇や多くのタレントがいる時に使われ、上島が怒り出して相手の下へ詰め寄っていき、周囲がケンカを止めようと取り囲んでいると、いつの間にか上島が下着一枚になっており、カメラに向かって、なぜか「ハッピーターン」などの一発ギャグで締める流れ。変形パターンとしては、取り囲みの解除が早すぎて脱いでいる最中の姿を見られる、といったものも存在する。「どうぞどうぞ」やジャンプ芸と共に汎用性も高く、司会者が続けざまに他のタレントに振るときもある。
- 「やってくれたな!」
- 上述のジャンプやケンカなど周囲の暗黙の協力で行われるギャグにおいて、「ジャンプしない」「取り囲み解除が早い」等、周囲が故意に成立させず、結果上島がスベった空気になり、キレる。
- 「ポイントゲッター!」
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あつあつおでん芸
- 鍋で煮込まれているおでんを使った一連のギャグ。寺門が上島を羽交い締めにし、肥後が熱いおでん種を食べさせようとする。しらたきを食べさせると思わせて、頬につけられた上島が熱がる(上島はおたまを使って冷やそうとする)、玉子を口に入れ、あまりの熱さに吐き出す、など。このおでんはマネージャーが毎回調理しており、おでんの材料・温度・具材の位置は状況に応じて微妙に変えているという。
- 「友達で〜き〜た〜♪」
- キス芸の発展形。「クレラップ」のCMソングのパロディ。相手に殴り掛かる振りをして肩を組み交わして歌う。
出演メディア
※ダチョウ倶楽部としての出演番組を記載。個別での出演番組は肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵を参照。
レギュラー出演番組
単発
- 現在
過去
NHK
日本テレビ
テレビ朝日
TBSテレビ
フジテレビ
テレビ東京
その他