このキーワード
友達に教える
URLをコピー

テストステロンとは?

テストステロン


IUPAC名

17β-hydroxyandrost-4-en-3-one


識別情報
CAS登録番号 | 58-22-0
KEGG | D00075
SMILES
  • C[C@@]14[C@@H](O)CC[C@]([H])1[C@]3([H])CCC2=CC(CC[C@@](C)2[C@]([H])3CC4)=O

特性
化学式 | C19H28O2
モル質量 | 288.42
外観 | 固体結晶
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テストステロン(testosterone)は、アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性ホルモンの一種。

目次

  • 1 生成・分泌
  • 2 作用
    • 2.1 性ホルモンとしての作用
    • 2.2 テストステロンリバウンド療法
  • 3 副作用
    • 3.1 心循環器系疾患
    • 3.2 がん
  • 4 研究報告
  • 5 ジヒドロテストステロンの作用
  • 6 脚注

生成・分泌

哺乳類のオスでは睾丸で95%、副腎で5%、メスでは卵巣や副腎から男性の5-10%程度ながら分泌される。

作用

性ホルモンとしての作用

胎生期、妊娠6週目から24週目にかけて大量のテストステロンが分泌される時期があり、これにさらされること(アンドロゲン・シャワーと呼ばれる)によって、脳は女性的特徴(ホルモン分泌の周期性)を失う。なお、男性外生殖器の形成に関係するのは、5αリダクターゼにより、代謝されたジヒドロテストステロン(DHT)によるもの。

男性は睾丸容量が4ml以上となると思春期に入り、血中テストステロンが測定可能となる10ng/dl超となる。その後精巣がさらに増大と共にテストステロンの分泌もさらに増大し男性的な身体の特徴が形作られる(二次性徴)。

一般に30歳ごろから減少しはじめ、年1-2%の割合で減少する。テストステロンの減少は男性更年期と呼ばれるが、女性の更年期ほどには急激にホルモン分泌は変化せず、身体や精神に与える影響も個人差が大きい。ストレスなどで急激な減少を起こすと、男性更年期障害を起こす。テストステロンの減少率は個人差が大きく、70代になっても、30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多い。20代から40代でテストステロンが低い場合は、2型糖尿病、メタボリック症候群のリスクが増大すると報告されている。

テストステロンリバウンド療法

精子形成障害において、アンドロゲンを大量投与することでゴナドトロピンの分泌を抑制し一時的に無精子症に陥らせ、その後投与を中止することでリバウンド的にゴナドトロピンを大量に分泌させ、活発な造精を促すといった療法である。改善率、妊娠率共に良好な成績を示したが、一部において精子形成能力が完全に失われてしまうケースが見られ、1998年現在ではあまり行われていない。

副作用

2015年にアメリカ食品医薬品局は、テストステロンの安全性や効能はともに老化によるテストステロンの低下に関係が無いと発表した。FDAはテストステロンを含む薬などには心臓発作を起こす危険性が高まる可能性があることを警告する必要があるとしている。

心循環器系疾患

三つの査読済み研究によると、テストステロンには副作用として心臓発作を含む心循環器系に由来する疾患や死亡を増加させる可能性がある。さらに、老年期の男性の心臓発作による死亡率が30%増加すると報告されている。2010年までテストステロンが前立腺がんや心循環器系疾患などの死亡リスクに影響しているという研究は無かったが、2011年以降の研究でその懸念が強まっていることが示されている。2013年にアメリカ医師会に発表された研究では、テストステロン療法を採用することは副作用のリスクが高まることに大きく関係している、としている。

がん

進行の遅い前立腺がんが発生している場合のテストステロンはがんの進行につれ増えると考えられている。しかし、そのテストステロンと前立腺がん進行との関係性は立証されていない。とはいえ、The Journal of Urologyに掲載された論文によると、テストステロンが前立腺がんのリスクに関係していると警告している。

研究報告

ジヒドロテストステロンの作用

テストステロンは標的臓器の5αリダクターゼにより、ジヒドロテストステロン(DHT)へと代謝される。アンドロゲン受容体への結合親和性はDHTの方が高いが、テストステロン自体も結合し標的遺伝子の転写を活性化する。

テストステロン自体には禿げを起こす作用はなく、DHTに代謝されることで初めて薄毛、性欲減退を促す作用が出る。5αリダクターゼの分泌量は遺伝が関係しているため、遺伝的要因による禿げが存在すると言われる。

脚注

  1. ^ <総説> 思春期の発現・大山建司 | 山梨大学学術リポジトリ
  2. ^ 堀江重郎、「男性更年期障害(LOH症候群)」 日本内科学会雑誌 Vol.102 (2013) No.4 p.914-921, doi:10.2169/naika.102.914
  3. ^ 武谷雄二 編 『新女性医学大系 15 不妊・不育』p.253(中山書店 1998年11月 ISBN 4-521-54061-9)
  4. ^ “Prostate cancer in men using testosterone supplementation”. The Journal of Urology 174 (2): 534–8; discussion 538. (2005年8月). doi:10.1097/01.ju.0000165166.36280.60. PMID 16006887.
  5. ^ Testosterone reduces responsiveness to nociceptive stimuli in a wild bird
  6. ^ テストステロンの作用・はたらき
  7. ^ テストステロンが人間を攻撃的にするという「定説」を否定、研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
  8. ^ テストステロンが暴力的な犯罪を招く?男性ホルモンの不思議な作用(2013年7月3日 ガジェット通信)
  9. ^ 中高年の男性ホルモン療法、死亡などのリスク増 AFPBB 2013-11-7
  10. ^ 5αリダクターゼとジヒドロテストロン
内分泌器:ホルモン(ペプチドホルモンステロイドホルモン)
視床下部 - 脳下垂体 | 
視床下部 | 
GnRH - TRH - ドーパミン - CRH - GHRH - ソマトスタチン - ORX - MCH - MRH - MIH

脳下垂体後葉 | 
バソプレッシン - オキシトシン

脳下垂体中葉 | 
MSH(インテルメジン)

脳下垂体前葉 | 
性腺刺激ホルモン - αサブユニット糖タンパク質ホルモン(FSH - LH - TSH) - GH - PRL - POMC(ACTH - エンドルフィン - リポトロピン)


副腎 | 
副腎髄質 | 
副腎髄質ホルモン(アドレナリン - ノルアドレナリン - ドパミン)

副腎皮質 | 
副腎皮質ホルモン( 鉱質コルチコイド - 糖質コルチコイド - アンドロゲン)


甲状腺 | 
甲状腺 | 
甲状腺ホルモン(T3 - T4 - カルシトニン)

副甲状腺 | 
パラトルモン


生殖腺 | 
精巣 | 
テストステロン - AMH - インヒビン

卵巣 | 
エストラジオール - プロゲステロン - インヒビン/アクチビン - リラキシン(妊娠時)


その他の内分泌器 | 
膵臓 | 
グルカゴン - インスリン - ソマトスタチン - 膵ポリペプチド

松果体 | 
メラトニン


内分泌器でない器官 | 
胎盤:hCG - HPL - エストロゲン - プロゲステロン - 腎臓:レニン - エリスロポエチン(EPO) - カルシトリオール - プロスタグランジン - 心臓:ANP - BNP - ET - :ガストリン - グレリン - 十二指腸:コレシストキニン - GIP - セクレチン - モチリン - VIP - 回腸:エンテログルカゴン - 脂肪組織:レプチン - アディポネクチン - レジスチン - 胸腺:サイモシン - サイモポイエチン - サイムリン - STF - THF - 肝臓:IGFs(IGF-1 - IGF-2) - 耳下腺:バロチン - 末梢神経系:CGRP - P物質

誘導タンパク質 | 
NGF - BDNF - NT-3


ステロイド
前駆体 | 
スクアレン · ラノステロール

一般 | 
コレステロール · プレグネノロン · 17-ヒドロキシプレグネノロン · DHEA · アンドロステンジオン · アンドロスタンジオール

性ホルモン | 
エストロゲン | 
エストラジオール · エストリオール · エストロン

アンドロゲン | 
テストステロン · デヒドロテストステロン · アンドロステロン

プロゲストーゲン | 
プロゲステロン · 17-ヒドロキシプロゲステロン · プロゲスチン


副腎皮質ホルモン | 
糖質コルチコイド | 
コルチゾール · プレドニゾン · コルチコステロン · コルチゾン · プロゲステロン

鉱質コルチコイド | 
アルドステロン · デスオキシコルチコステロン · フルドロコルチゾン

アンドロゲン | 
アンドロゲン


フィトステロール | 
スチグマステロール · ブラシカステロール

エルゴステロール | 
エルゴステロール · エルゴカルシフェロール

主要な生体物質
炭水化物
アルコール
糖タンパク質
配糖体
脂質
エイコサノイド
脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体
リン脂質
スフィンゴ脂質
ステロイド
核酸
核酸塩基
ヌクレオチド代謝中間体
タンパク質
タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体
テトラピロール
ヘムの代謝中間体


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2018/11/08 17:57

HAPPY Wikipedia

あなたの考える「テストステロン」の意味を投稿しよう
「テストステロン」のコンテンツはまだ投稿されていません。
全部読む・投稿 

テストステロンスレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「テストステロン」のスレッドを作成する
テストステロンの」
友達を探す
掲示板を探す
このページ
友達に教える
URLをコピー

注目のキーワード

錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

キーワードで探す

 
友達を探す
掲示板を探す
ハッピーWiki
ハッピーメール
ハッピーランド
HAPPY NEWS
2010Happy Mail