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トヨタ・カローラとは?

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トヨタ・カローラ
11代目 カローラ S
(北米仕様)

【販売期間】
1966年 - (シリーズ全11世代)
【製造国】
(トヨタ自動車#生産拠点を参照)
【ボディタイプ】
4ドアセダン(初代-)
2ドアセダン(初代-4代目)
5ドアセダン(5代目-8代目)
2ドアクーペ(初代-8代目)
2ドアハードトップ(3代目-4代目)
3ドアクーペ(4代目-5代目)
3ドアリフトバック(3代目-4代目
3ドアハッチバック(5代目-9代目)
5ドアハッチバック(5代目-6代目、9代目-)
ステーションワゴン(5代目を除く )
4ドアハードトップ(7代目)
5ドアコンパクトミニバン(8代目-10代目)
5ドアトールワゴン(10代目)
3ドアライトバン(初代-4代目)
5ドアライトバン(2代目-4代目、6代目-7代目)
【駆動方式】
後輪駆動(初代-4代目)
前輪駆動(5代目-)
四輪駆動(6代目-、日本市場のみ)

カローラ(COROLLA)は、トヨタ自動車1966年より製造・販売している乗用車のブランド(商標)、および車名である。

本稿ではカローラシリーズの基本形となるセダンを中心に、以下のモデルについても便宜上記述する。

  • セダン系
    • カローラ 5ドアリフトバック(日本市場を含む5代目、および6代目から8代目までの欧州市場専用車)
    • カローラ アルティス(COROLLA ALTIS 東南アジア市場専用車)
    • カローラ EX(COROLLA EX 9代目・特別行政区(香港マカオ)を除く中国市場専用車)
    • カローラ ハイブリッド(COROLLA HYBRID 特別行政区(香港・マカオ)を除く中国市場専用車)
    • カローラ ミレニアム(COROLLA Millennium 10代目・モロッコ市場専売車)
    • カローラ アクシオ(COROLLA Axio 日本・特別行政区(香港・マカオ)市場専用車) - ※後述参照
    • カローラ アクシオ ハイブリッド(COROLLA Axio HYBRID 日本・特別行政区(香港・マカオ)市場専用車・ハイブリッドモデル)
    • カローラ クエスト(COROLLA Quest 10代目・南アフリカ市場専売車)
    • トヨタ教習車 日本国内専売車種で2018年2月からトヨペット店で販売されている。(東京地区ではトヨタ店も)また、2代目2017年10月改良型カローラアクシオの同型車種であるがその名前はつかず、エンブレムもトヨタ車共通のものが装着されている。
  • クーペ系
    • カローラ クーペ
    • カローラ ハードトップ
    • カローラ リフトバック
  • ハッチバック系
    • カローラ ハッチバック
    • カローラ iM
  • 商用車系
    • カローラ バン
  • コンプリートカー
    • カローラ TRD2000
    • カローラ アクシオ"GT"(TRD Turbo)
  • コンセプトカー

※同車種の派生モデルについては#派生車種の節から当該項目を参照

目次

  • 1 概要
  • 2 歴史
    • 2.1 初代 E1#型(1966年 - 1970年)
    • 2.2 2代目 E2#型(1970年 - 1977年)
    • 2.3 3代目 E3#/5#型(1974年 - 1979年)
    • 2.4 4代目 E7#型(1979年 - 1987年)
    • 2.5 5代目 E8#型(1983年 - 1987年)
    • 2.6 6代目 E9#型(1987年 - 1991年)
    • 2.7 7代目 E10#型(1991年 - 2002年)
    • 2.8 8代目 E11#型(1995年 - 2002年)
    • 2.9 9代目 E12#/13#型(2000年 - 2017年)
      • 2.9.1 グレード
    • 2.10 10代目 E14#/15#型(2006年 - )
    • 2.11 11代目 17#型(2013年 - )
    • 2.12 12代目 E19#H型(2018年 - 予定)
  • 3 カローラアクシオ
    • 3.1 初代(シリーズ通算10代目) E14#型(2006年 - 2012年)
      • 3.1.1 グレード
    • 3.2 2代目(シリーズ通算11代目) E16#型(2012年 - )
      • 3.2.1 グレード
  • 4 モータースポーツ
    • 4.1 初代(E1#型)
    • 4.2 4代目(E70#型)
    • 4.3 5代目(E8#型)
    • 4.4 7代目(E10#型)・8代目(E11#型)
    • 4.5 E12/E13型
    • 4.6 初代カローラアクシオ(E14#型)
    • 4.7 カローラiM
    • 4.8 カローラ・アルティス
    • 4.9 カローラレビン
  • 5 車名の由来
  • 6 ダイハツでの生産
  • 7 取扱販売店
  • 8 姉妹車種・派生車種
  • 9 脚注
    • 9.1 注釈
    • 9.2 出典
  • 10 関連項目
  • 11 外部リンク

概要

中古のカローラが貿易の対象となることを表す一枚。中央にある他社の乗用車の「ノーズカット」の後ろに、同じく輸出用の100系カロゴンも見える。

クラウンランドクルーザー、そして後発のプリウスヴィッツと並ぶトヨタの代表的な車種で、国内・海外問わず広く普及した大衆乗用車シリーズの一つである。2017年2月現在、日本の本格的な小型の大衆乗用車のブランド(商標)としては11代51年(セダンの場合)と最も息が長く、また、2017年2月現在の時点において日本市場に現存する大衆向け小型普通自動車全体のブランドでは1963年登場のマツダ・ファミリア(乗用車は1963年 - 2004年(→アクセラ)、商用車は継続中)に次いで2番目の長命ブランドとなっている。

基本形のセダンに加え、多くの派生車を擁し、1969年度から2001年度までの33年間、2002年度にホンダ・フィットに車名別日本国内販売台数第1位の座を明け渡すまで長期に渡って車名別日本国内販売台数第1位を維持し、日本のモータリゼーションに貢献してきた。現在はプリウス軽自動車に押されがちであるが、それでも月販ベスト10に入る安定した売り上げを見せている。

初代登場から海外にも輸出されており、現在世界16ヶ所で生産され、154か国で正規販売されている。2017年時点での販売台数は、2位のホンダ・シビックを大きく引き離して世界一である。北米や欧州では日本同様大衆車だが,ブラジルタイでは高級車の部類に入るという。2013年7月には世界累計生産台数4000万台、2015年6月には日本国内累積販売台数1000万台(歴代の派生モデルを含む)を達成した。

またカローラアクシオは基本的に日本国内専用車として開発されているが、格上の同じく日本国内専用車であるアリオンプレミオなどとともにロシアモンゴルマレーシアインドネシアなどの各東南アジアミャンマーバングラデシュなどの開発途上国オーストラリアニュージーランドなどオセアニア地域などへそれぞれ並行輸出されている。また中古車も人気が高く、特にアフガニスタンではカブール市内を走る乗用車の9割はカローラといわれており、「国民車」扱いを受けているという。

カローラのキャラクターは初代カローラの開発主査であった長谷川龍雄の「80点+α主義」という思想に基づいており、その時代ごとの基準から見て先進的な技術を手堅い設計とともに盛り込み、あらゆる部分において80点以上のものを確保することで人々に愛されてきた。今も「カローラ」というブランドそのものに絶対の信頼と愛着を持つリピーターを多く抱えている。また古くから派生車のカローラレビン含め、モータースポーツにも用いられてきた。

歴史

初代 E1#型(1966年 - 1970年)

トヨタ・カローラ(初代)
E1#型
2ドアセダン1100DX 前期型(KE10-D)
1966年11月 - 1969年2月
4ドアセダン1100DX 前期型(KE10F-D)
1967年5月 - 1969年2月
バン1200DX 後期型(KE18V-D)
1969年2月 - 1970年5月

【販売期間】
1966年11月 - 1970年5月
【設計統括】
長谷川龍雄
乗車定員
5人
【ボディタイプ】
2/4ドアセダン
2ドアクーペ
3ドアバン
3ドアステーションワゴン
【エンジン】
1.2/1.1L 直4
【駆動方式】
後輪駆動
変速機
2速AT
4速 / 3速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット(横置きリーフ)
後:リジット(縦置き半楕円リーフ)
【全長】
3,845mm
【全幅】
1,485mm
※1968年3月以降のモデルは1,490mm
【全高】
1,380mm
ホイールベース
2,285mm
【車両重量】
710kg
【ブレーキ】
前:
ツーリーディング式ドラム
後:
リーディングトレーリング式ドラム
【データモデル】
2ドアセダン1100DX 4速MT(前期型)
-自動車のスペック表-
国内向けE1#型カローラクーペの詳細についてはトヨタ・スプリンターの項を参照

800cc級エントリーモデルのパブリカと、1500cc級乗用車であるコロナの中間の車種として企画された。主査の長谷川龍雄は、機能主義に徹したパブリカが商業的に成功を収められなかったことへの反省から、大衆ユーザーの上位志向に応じた「デラックス感」のある内外装を備えつつ、「乗る楽しさ=スポーティ性」を追求し、高速道路の整備進展に伴う、十分な高速巡航性能を備える小型大衆車の開発を目論んだ。開発は、様々な面での評価において一定以上の水準を満たし、実用性に嗜好性・高級感を加えるなど、トータルでの高い完成度を追求する「80点主義+α」の思想で展開された。当初から輸出も含めた大量生産が企図され、トヨタは本拠である豊田市内に、カローラ専用の大規模新工場となる高岡工場を建設する。

エンジンは新開発の水冷直列4気筒、ハイカムシャフト方式で5ベアリングクランクシャフトを用いた1077ccOHV K型エンジンで、最高出力60ps/6000rpmであった(『絶版日本車カタログ』三推社・講談社 32頁参照)。5ベアリング式として高回転に備え、前方部分の投影面積をできるだけ小さくするため、エンジンの重心を低くすることを前提にボンネット内にコンパクトに収める目的で、最初からシリンダーヘッド部を正面から見て約20°傾斜させた格好で設計されている。当初は1000cc車として企画されたが、開発後期に至って日産自動車が1000ccの競合モデル(のちの初代サニー)を開発中である情報が伝わり、その営業施策における辣腕で「販売の神様」と呼ばれた当時のトヨタ自動車販売社長・神谷正太郎の強い要請で、排気量を急遽1100cc級に拡大するスペック向上を図った。短期間での変更であったため、決死の努力を東郷平八郎Z旗になぞえ、エンジン名『27E』を『27E-Z』に変更している。

日本国内では同クラス初のフロアシフトによる4速マニュアルトランスミッション、日本製乗用車としては初のマクファーソン・ストラット式の前輪独立懸架など、30以上に及ぶ新機構が取り入れられた。当時3速式主流の中での4速化は高速化時代への対応、フロアシフトは操作性向上とコストダウンが目的である。当時フロアシフトはトラックのイメージが強かったため3速式コラムシフト仕様も用意されたが、実際に売り出すと顧客の多くは4速フロアシフトを選んだ。コンパクトなストラット式懸架は、以後日本メーカーの多くが小型車分野で追随して採用した。細かいところでは丸型メーター、後退灯、「ドアキーの上下関係なく施開錠できる鍵」なども日本では初代カローラが最初に取り入れている。

当時の大衆車が軒並み1000ccであったことに対し、部分を強調したキャッチコピープラス100ccの余裕』を採用し発売を開始したカローラは、市場において競合モデルのサニーよりも2.2万円高い価格設定ながら装備と価格のバランスが良く、そこそこ高級感と割安感が高かったことが受け入れられ、サニーを凌駕する人気を獲得、意図したとおりの商業的成功を収めた。CM出演者は竜雷太早川雪洲

発売翌年の1967年2月には二台のカローラで北米大陸を横断する実験を行った。極寒のロッキー山脈を超える必要があったが、当日は天気が良くマイナス10度くらいにしか下がらなかったため、無事1万1000kmの横断を遂行した。次にはさらに北上し、マイナス32度のカナダのフリンフロンからトロントまでの耐久実験を行い、これも完遂した。

  • 1966年10月20日 - 東京モーターショーで発表され、同年11月5日に発売。発売当初は2ドアセダンのみ。同時にオセアニアにも輸出を開始。
  • 1967年3月 - 当時米国統治下だった、沖縄でも輸出開始。
  • 1967年5月 - 4ドアセダン(KE10F型)とバン(KE16V型)が追加され、同時にデラックスにトリップメーターが標準装備(ただしバンは除く)となり、トヨグライドと呼ばれる、2速AT車も設定。
  • 1968年3月 - 仕様変更。フロントバンパー取り付け位置の若干のかさ上げ(米国安全基準の対応強化)に伴う全幅の拡大(1,485mm → 1,490mm)、およびダッシュボードのソフトパッド化、メーターパネルの無反射ガラスの採用、メーターパネルの意匠の変更(2眼式 → 3眼式)、2スピードワイパーの標準装備化、メーカーオプションでフロントディスクブレーキを新設定。派生車種の2ドアクーペカローラスプリンター」発売開始。セダンにもスプリンター同様の73psの最高出力を持つツインキャブエンジン(K-B型)を搭載したSLを追加。フロントディスクブレーキとタコメーターを標準装備。SL以外のグレードには3速コラムシフトMT追加。同年から北米欧州へ輸出開始。
  • 1969年2月 - マイナーチェンジ。エクステリアとインテリアの意匠の変更のほか、衝撃吸収ステアリングやヘッドレスト、サイドベンチレーター、部分強化ガラスなどを標準装備し、安全面、機能面での充実を図った。これに伴いセダンに64psの最高出力を持つ高圧縮比エンジン(K-D型)を搭載し、フロントディスクブレーキや専用木目インパネなどを標準装備したハイデラックスを追加。
  • 1969年9月 - 一部改良。これまでのK型エンジンに代わり、排気量を100ccアップした3K型エンジンを全車に搭載。これに伴い前輪サスはトーションバー式スタビライザーが装着されたマクファーソン・ストラット式サスペンションが2ドアセダンと4ドアセダン、カローラスプリンター(2ドアクーペ)の全グレードに装備された。1200ccエンジン搭載モデルの車体型式は2ドアセダンがKE11、4ドアセダンがKE11F、2ドアクーペ(カローラスプリンター)がKE17、バンがKE18Vとなる。
  • 2ドア 前期型 リア

  • 2ドア 後期型 北米仕様(KE11L)

  • バン1200DX 後期型 リア


2代目 E2#型(1970年 - 1977年)

トヨタ・カローラ(2代目)
E2#型
4ドアセダン 1400Hi-DX 前期型(TE20-D)
1970年5月 - 1971年8月
クーペ 1600SR 中期型(TE27L)
(欧州仕様・フロント)
クーペ 1200DX(KE25R-D)
(オセアニア仕様・後期型)

【販売期間】
セダン:
1970年5月-1975年11月
クーペ:
1970年5月-1977年1月
バン:
1970年5月-1977年12月
乗車定員
5人
【ボディタイプ】
2/4ドアセダン
2ドアクーペ
3/5ドアバン
3/5ドアステーションワゴン
【エンジン】
1.6/1.4/1.2L 直4
【駆動方式】
後輪駆動
変速機
2速AT
5速 / 4速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット
後:縦置き半楕円リーフリジット
【全長】
3,995mm
【全幅】
1,505mm
【全高】
1,375mm
ホイールベース
2,335mm
【車両重量】
750kg
【ブレーキ】
前:
ツーリーディング式ドラム
後:
リーディングトレーリング式ドラム
【データモデル】
2ドア1200DX 4速MT(前期型)
-自動車のスペック表-
国内向けE2#型カローラクーペのスポーツモデルの詳細についてはトヨタ・カローラレビンの項を参照

発売前年の東名高速道路全線開通など「ハイウェイ時代」を迎えた事などから「東京ICから西宮ICまで無給油で走れる」前提で商品を開発、燃料タンクなどは先代より大型化している。キャッチコピーは『ALL NEW カローラ』、『ちょっとうれしいカローラ』。CM出演者はマイク真木前田美波里

  • 1970年5月6日 - モデルチェンジ。ステアリングギアボックスはボール・ナット(リサーキュレーティング・ボール)式。前輪サスペンションは、マクファーソン・ストラットコイルとなる。HI-DX以上はフロントディスクブレーキが標準採用。 ホイールのPCDに関しては12インチホイール仕様は110.0mm、13インチホイール仕様は114.3mmとなる(両者共に4穴)。
  • 1970年9月 - 1400シリーズ追加。OHV1400ccのT型エンジン搭載。
  • 1971年4月 - T-B型OHV・ツインキャブエンジンと5速MTフロアシフトを搭載する「1400SL」、「1400SR」(いずれもTE20型)が追加。
  • 1971年8月 - 最初のマイナーチェンジ。フロントグリルリアコンビランプのデザインを変更し、保安基準改正のため、後部ウインカーが赤一色のブレーキランプ兼用式から、オレンジ色発光の独立したレンズとなる(なお初代モデルでは、当初から独立した後部ウインカーレンズを採用していた)。
  • 1972年3月 - 2T-G型DOHCエンジン(有鉛ハイオクガソリン仕様・115馬力)および2T-GR型DOHCエンジン(無鉛ガソリン仕様・110馬力)を搭載する「レビン」(TE27型)が登場。
  • 1972年8月 - 2度目のマイナーチェンジで再度フェイスリフト。ターンシグナルランプの位置がラジエターグリル側面の両端から、フロントフェンダー側面の前方に移動。これに伴いクーペに1200SRを追加。
  • 1973年4月 - 2T-B型OHV・ツインキャブエンジン(105馬力。有鉛ハイオク仕様)を搭載したクーペに「レビンJ」、「1600SR」、「1600SL」(いずれもTE27型)、セダンに「1600SL」(TE21型)が追加。既存モデルは昭和48年排出ガス規制を実施。
  • 1973年6月 - 「1400HI-DX」にオーバードライブ付き5速MTを追加。
  • 1974年4月 - 後述するE30型へのフルモデルチェンジに伴い、3Kエンジン搭載のセダン、バンのDX、STD以外販売終了。3KエンジンはE30型と同じ3K-Hに換装。以降、E20型カローラシリーズは「カローラ20(にーまる)」と称され、販売終了までE30型カローラシリーズの廉価版としてそのまま位置付けられた。
  • 1975年11月 - バン全車昭和50年排出ガス規制適合(H-KE26V)。継続販売されていたセダンが販売終了。
  • 1977年12月 - 継続販売されていたE20型バンが後述するE30型バンに統合される形で販売終了。名実ともに2代目カローラシリーズは全て販売終了となった。
  • クーペ 1600SR 中期型
    (欧州仕様・リア)


3代目 E3#/5#型(1974年 - 1979年)

トヨタ・カローラ(3代目)
E3#/5#型
4ドアセダン 1400SL 前期型(TE30)
1974年4月 - 1977年1月
ハードトップ 中期型 1200(KE35R)
日本国外仕様
(1977年-1978年)
4ドアセダン 後期型 1600 GSL(TE56)
(1978年-1979年)

【販売期間】
1974年4月 - 1979年8月
【設計統括】
佐々木紫郎
乗車定員
5人
【ボディタイプ】
2/4ドアセダン
3/5ドアワゴン
3/5ドアバン
2ドアハードトップ
2ドアクーペ
3ドアリフトバック
【エンジン】
1.6/1.4/1.2L 直4
【駆動方式】
後輪駆動
変速機
3速 / 2速AT
5速 / 4速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット
後:リーフリジット
【全長】
3,995mm
【全幅】
1,570mm
【全高】
1,375mm
ホイールベース
2,370mm
【車両重量】
880kg
【ブレーキ】
前:
ディスク
後:
リーディングトレーリング式ドラム
【データモデル】
2ドアセダン 1400Hi-DX 4速MT(前期型)
-自動車のスペック表-
国内向けE3#型カローラハードトップ、およびE5#型カローラクーペの各スポーツモデルの詳細についてはトヨタ・カローラレビンの項を参照

来る3代目はカローラの地位を確固たるものにするため、また同時期排気ガス規制もあったため万全の力を入れて臨んだ。なお3代目カローラの開発に関しては、同じく3代目であった徳川三代将軍家光を研究した話が有名だが、開発主査の佐々木紫郎によると「図書館で調べたのは事実であるが、あとからくっつけた様な話」であるという。2代目カローラは廉価さを求めて若干質を落としたことへの反省から、主に振動・騒音・エアコン・ヒーターなど快適性・質感の向上に力を入れた。この頃から海外への輸出も本格化する。CMではジェリー藤尾が、妻の友子(現:渡辺友子)、娘の美紀・亜紀と一緒に出演した。

  • 1974年4月26日 - E3#型にモデルチェンジ。先代E2#系との併売となった前期型は「カローラ30(さんまる)」と称された。生産台数は歴代最多。ボディは従来の2・4ドアセダン、ワゴン、2・4ドアバンに加え、2ドアハードトップが加わる。エンジンは1.2Lが3K-H(STD,DX,HI-DX)/ツインキャブレギュラー仕様の3K-B型(SL,SR)。1.4LがT型(DX,HI-DX)/T-BR型(SL)、1.6Lが2T型(HI-DX)/2T-BR型(GSL)、そして2T-GR型(レビン)および2T-G型(同有鉛ハイオク仕様)である。安全対策では全車インストゥルメントパネルはフルパッドで覆われ、腰部と肩部が分割ではない(一本ベルトの)自動巻取り式フロント3点式シートベルトを採用。DX以上は衝撃吸収ステアリングシャフトが、HI-DX以上はフロントディスクブレーキが標準採用。ホイールのPCDに関してはこの代より12インチホイール仕様、13インチホイール仕様共に各4穴・114.3mmに統一(後述する4代目のE7#系まで継続された)。
  • 1975年1月 - ハイオク仕様車廃止。
  • 1975年11月 - 一部改良。2T-GR型エンジン廃止に伴い、レビンシリーズ一時生産中止。同時にデザイン小変更。1.4L車、T-U型。(TTC-C)、1.6L車、2T-U型。(TTC-C)それぞれ変更、昭和50年排出ガス規制に適合。
  • 1976年1月 - 一部改良。シューティングブレーク風3ドアモデルのリフトバック(LB)シリーズ追加。1.2L車3K-U型に変更、昭和51年排出ガス規制に適合。(TTC-C)および希薄燃焼方式(TTC-L)の12T型エンジンを追加。
  • 1976年4月 - 一部改良。1.6L、2T-U型(TTC-C)を改良し、昭和51年排出ガス規制に適合。
  • 1977年1月 - マイナーチェンジ。乗用車の全車が昭和51年排出ガス規制の適合。これにより型式がバン以外E5#型となる。セダン・ハードトップの外装変更。レビンシリーズ生産再開。電子燃料噴射装置(EFI)仕様の2T-GEU型エンジンで51年規制に適合。クーペシリーズを追加、レビンは2ドアハードトップから、リフトバックのフロントとスプリンタークーペのボディーを合わせた2ドアクーペに変更。リフトバック(LB)シリーズに2T-GEU型を搭載した(GT)発売。
  • 1977年8月 - 一部改良。1.6L MT車のエンジンを、(TTC-L)の12T型と(TTC-C)の2T-U型と分かれていたものを統合し、12T-U型(TTC-C)に変更、昭和53年排出ガス規制に適合。
  • 1977年10月 - 一部改良。乗用車系の1.2L MT車のエンジンを、排気量を1.3Lに拡大した酸化触媒方式の4K-U型(TTC-C)に変更し、昭和53年排出ガス規制に適合。
  • 1978年5月 -マイナーチェンジ。セダン・ハードトップ・バンは、排気量別のフロントデザインを統一、セダン・バン用、ハードトップ用となる。クーペ、リフトバック用も意匠変更。スポーティー系グレード以外に標準装備されていたホイールカバーが廃止され、全てキャップレスホイールに統一される(ただしバンに限りホイールカバーの標準装備を継続)。2T-GEU型搭載車の昭和53年排出ガス規制に適合。残存していた乗用車系1.2LのAT車をMT車と同様の1.3L4K-U型(TTC-C)に変更し昭和53年排出ガス規制に適合。同じく1.6LのAT車をMT車と同様の12T-U型(TTC-C)に変更し、昭和53年排出ガス規制に適合。
  • 1979年3月 - セダン、ハードトップ、クーペ、リフトバック販売終了。
  • 1979年8月 - バン販売終了。
  • リフトバック 1200Hi-DX 前期型(KE30L)
    日本国外仕様
    (1976年-1977年)

  • リフトバック 1600 Hi-DX 前期型(TE31)
    (1976年1月-1977年1月)

  • 2ドアセダン 1200DX 前期型(KE30L)
    日本国外仕様

  • 5ドアバン 1400DX 後期型(TE30V)
    1977年1月 - 1979年8月
    ※ボンネットフード部分、およびラジエターグリルはノンオリジナル

  • クーペ 後期型 1400 Hi-DX(TE54)
    (1978年-1979年)

  • クーペ 後期型 リア

  • バン 1400DX 後期型 リア


4代目 E7#型(1979年 - 1987年)

バン、ワゴンを除き:1979年 - 1983年

トヨタ・カローラ(4代目)
E7#型
4ドアセダン 1500GL 前期型(AE70)
1979年3月 - 1981年8月
4ドアセダン1600GT 後期型(TE71)
1981年8月 - 1983年5月
※サイドプロテクションモールの非装着、およびボディカラー、アルミホイール、ローダウンスプリングはノンオリジナル

【販売期間】
1979年3月 - 1987年8月
【設計統括】
揚妻文夫
乗車定員
5人
【ボディタイプ】
2/4ドアセダン
3/5ドアステーションワゴン
3/5ドアバン
2ドアハードトップ
2/3ドアクーペ
3ドアリフトバック
【エンジン】
1.8/1.6/1.5/1.3L 直4
ディーゼル1.8L 直4
【駆動方式】
後輪駆動
変速機
4速 / 3速 / 2速AT
5速 / 4速MT
サスペンション
前:
マクファーソンストラット
後:
4リンクコイル
(2ドアセダン、バン、ワゴン以外)
リーフリジット
(2ドアセダン、バン、ワゴンのみ)
【全長】
4,050mm
【全幅】
1,610mm
【全高】
1,385mm
ホイールベース
2,400mm
【車両重量】
855kg
【ブレーキ】
前:
ディスク
後:
リーディングトレーリング式ドラム
【データモデル】
4ドアセダン 1.5SE 5速MT(前期型)
-自動車のスペック表-
国内向けE7#型カローラクーペのスポーツモデルの詳細についてはトヨタ・カローラレビンの項を参照
国内向けE7#型カローラワゴンの具体的な詳細についてはトヨタ・カローラフィールダーの項を参照

キャッチコピーは『いい友、誕生。』。レビンを含むクーペ系モデルを除いた場合としては歴代最後の後輪駆動車となり、カローラとしては唯一の丸型4灯式ヘッドランプが採用され(ハードトップおよび3ドア系形式は規格型角型2灯式を採用)、ボディはカローラとして初めて空力特性を本格的に取り入れ直線基調のデザインとした。エンジンは新開発のSOHC1.5L 3A-U型を新規で搭載。この代でようやく全車にフロントディスクブレーキが標準装備となった(「1600GT」に限りリアブレーキもディスクブレーキ化)。リアサスペンションは2ドアセダンとバン、ワゴンを除き4リンク・リジット(固定)式のコイルスプリングに統一。2ドアセダンとバン、ワゴンには先代から引き続きリーフリジッドが採用される。スポーツモデルには従来通りDOHC1.6L 2T-GEU型(115ps)を搭載する「1600GT」を、4ドアセダン・3ドアリフトバック・2ドアハードトップにそれぞれ設定。いずれも車体型式はTE71型。クーペは2T-GEU搭載車のみ「レビン」を名乗る。特にセダンの1600GTはラリーフィールドで用いられた。ステアリングギアボックスの形式は、デビュー当初は1.3L車のみラック&ピニオンであったが、1981年のマイナーチェンジで1.5L車にもラック&ピニオンが採用。中堅グレード以上のグレードにウレタン樹脂を用いた大型バンパーが標準装備。クーペはこの代より3ドア化。初代モデルからの伝統であったOHVヘッドを用いたガソリンエンジン、および2ドアセダン、最廉価グレードの「STD」(スタンダード)の各種設定に関してはこの代を以って最後となる。また、2016年現在ではほぼ一般常識となっているメーカーオリジナルの特別仕様車の設定に関してもこの代からとなる(日本国内仕様のみ)。CM出演者は前期はジェリー藤尾一家。後期は伊武雅刀

2010Happy Mail