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ドーピングとは?

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ドーピング(: doping)は、肉体を使うスポーツおよびモータースポーツ競技で成績を良くするため、運動能力・筋力の向上や神経の興奮などを目的として、薬物を使用したり物理的方法を採ったりすること、及びそれらを隠蔽する行為を指す。興奮とは逆に交感神経を抑制して、あがりなど精神的動揺を防ぐ薬物の使用も含まれる。競技力向上を意図しない服薬や飲食物、サプリメントの摂取による「うっかりドーピング」を含めて、オリンピック競馬など多くの競技で禁止されている。現代では厳重な検査が行われており、発覚すれば違反行為として制裁を科される。

目次

  • 1 語源
  • 2 歴史
  • 3 ドーピング禁止理由
    • 3.1 事例
  • 4 ドーピング違反の種類
  • 5 禁止物質・禁止方法
    • 5.1 禁止物質
      • 5.1.1 競技会外検査で禁止されている物質
      • 5.1.2 競技会時検査で禁止されている物質
      • 5.1.3 特定の競技においてのみ禁止される物質
      • 5.1.4 監視プログラム
    • 5.2 禁止方法
    • 5.3 競馬
  • 6 Global DRO
  • 7 TUE(治療目的使用に係る除外措置)
  • 8 居場所情報の提出
    • 8.1 居場所情報義務違反
  • 9 検査
    • 9.1 尿検査
    • 9.2 血液検査
    • 9.3 アスリート生体パスポート(ABP)
  • 10 聴聞会
    • 10.1 制裁措置
    • 10.2 不服申立て
  • 11 日本におけるドーピング問題
    • 11.1 国内競技における規制・検査の進展
    • 11.2 日本野球機構(NPB)におけるドーピング問題
      • 11.2.1 NPBにおけるドーピング検査の実態とMLBとの比較
    • 11.3 その他アンチドーピング機構に加盟していないスポーツのドーピング対策
    • 11.4 他者からの薬物の混入によるドーピング違反(パラドーピング)
    • 11.5 処方された胃薬に混入していた薬物によるドーピング違反
    • 11.6 国内のアンチ・ドーピング規則違反決定
  • 12 IOCにおけるドーピングへの対応
  • 13 ドーピングの法的問題
  • 14 ドーピングに刑事罰を課す国
  • 15 統計データ
    • 15.1 2014年にWADAが実施したドーピング検査データ
    • 15.2 禁止物質のデータ
    • 15.3 アスリート生体パスポート(ABP)のデータ
  • 16 主なドーピング疑惑
    • 16.1 1800年代
    • 16.2 1900年代前半
    • 16.3 1900年代後半
    • 16.4 2000年代
    • 16.5 2010年代
    • 16.6 競技別
  • 17 脚注
    • 17.1 注釈
    • 17.2 出典
  • 18 参考文献
  • 19 関連項目
  • 20 外部リンク

語源

「ドーピング (doping)」は、英語dope(英語発音: [ˈdoup] ドウプ)に由来する動名詞で、「dope」の語源は諸説ある。最も一般的に知られている説は、南アフリカの原住民が儀式舞踊を演じる際に飲用していたとされる「dop」というアルコール飲料に由来するというものである。なお、dop を「カフィール族という部族特有の風習」とする説が広まっているが、これは俗説である。

もう一つの説は、オランダ語で「濃いディッピングソース」を意味する doop に由来するというもの。この単語が米語に輸入され、様々な変遷を辿った上で「競技上のパフォーマンスを向上する目的で作られた薬剤の調合」という現在の意味になったという。ちなみに、当初は「麻薬(曼陀羅華の種子と混ぜた煙草の煙)を用いて相手を朦朧とさせた上で盗みを働くこと」を意味するスラングであった。

歴史

ドーピング禁止理由

スポーツの価値を損うため
ドーピングは、競技の楽しみや厳しさを奪い、結果としてスポーツの価値を損なうことになる。
フェアプレイの精神に反するため
ドーピングは経済的な理由などで使える人が限られるため公平では無い。スポーツは統一したルールのもと、公平に競い合うことが前提である。
健康を害するため
ドーピングは、使用者の心身に悪影響を与える副作用が確認されており、競技者等の安全や健康を守るためにもドーピングは禁止されている。
反社会的行為であるため、社会や青少年に悪影響を及ぼすため
選手がドーピングに手を染めていれば、ドーピングをよしとする風潮が蔓延してしまう。

事例

ドーピング騒動が繰り返されることで、その競技の公正への信頼性に疑念を抱かれ、場合によっては純粋にプレーする選手にも疑惑の目が向けられるなどの弊害が生じる可能性もある。実例としては陸上競技の男子ハンマー投では、アテネ北京のオリンピック2大会連続でメダル獲得選手がドーピング違反で摘発されたが、繰り上がりでメダルを獲得した国のハンマー投競技関係者ですら、喜びではなく競技への信頼性が損なわれることを懸念する声が並ぶ状態となった。

ドーピング騒動が繰り返されると国家への信頼が落ち、オリンピック招致などの国際大会招致等に悪影響をもたらすこともある。2020年夏季オリンピックの開催地選考ではマドリードイスタンブールの両都市にはトルコスペイン両国がドーピングに関する批判を受けていたことで、ドーピングに関する質問が相次いだ。

ドーピング違反の種類

  1. 競技者の検体に禁止物質、その代謝物もしくはマーカーが存在すること
  2. 禁止物質もしくは禁止方法を使用すること、または使用を企てること
  3. 競技者を陥れる(罠にはめる)ため、飲料や医薬品などに禁止物質を混入し、使用(摂取)させること
  4. 検体の採取を拒否、回避すること
  5. 居場所情報を提供しないこと
  6. ドーピング検査の一部を不当に改変すること、または改変を企てること
  7. 禁止物質または禁止方法を保有すること
  8. 禁止物質もしくは禁止方法の不正取り引きを実行すること、または不正取引を企てること
  9. 競技者を支援する要員が、競技者に対して禁止物質または禁止方法を投与・使用すること、及び支援、奨励、援助、教唆、隠ぺいの形で違反を共同すること、若しくは企てること
  10. アンチ・ドーピング規則違反に関与していた人とスポーツの場で関係を持つこと

禁止物質・禁止方法

禁止物質及び禁止方法は、世界ドーピング防止規程に基づき、WADAが1年に1度以上改定して公表することになっている「禁止表」と呼ばれる一覧表に列挙されている。現在、禁止表は基本的に毎年10月に公表され、3ヵ月後の翌年1月1日から有効となっている。

市販の医薬品やサプリメントでも禁止物質が多数含まれているため、服用する際には成分表をよく確認するか、JADAと薬剤師会が認定するドーピング防止規程に関する専門知識を持った薬剤師であるスポーツファーマシストに相談するなど、十分に注意する必要がある。代表的な例としては鼻炎薬のエフェドリン、胃腸薬のストリキニーネ、漢方薬の麻黄、のど飴の南天(ヒゲナミン)、育毛剤のテストステロンなどがある(茶やコーヒーなどに含まれているカフェインは2004年に禁止物質から除外され、監視プログラムに移行している。)。

禁止物質を含まない成分で作られたサプリメントの中には、JADAが「JADA認定商品」として認定して、そのサプリメントの安全性を保障しているものがある。ただし、成分表に禁止物質に関する記載がなく、WADA/JADA等の機関の認定を受けた製品であっても、何らかの理由で製造過程において禁止物質が混入し当該製品が汚染され、それを競技者が服用したことによって検査で禁止物質が検出された場合には「結果責任として、競技者に過誤又は過失があったとみなす」とされている。このような状況では「認定機関による検査実施時と同一ロットで製造された製品以外は一切服用できなくなる」として、ドーピング問題を扱う弁護士から「あまりにも厳しすぎる」という意見も出ている。

禁止物質

禁止物質は3つに分類されている。

1.競技会外検査で禁止されている物質
2.競技会時検査で禁止されている物質
3.特定の競技においてのみ禁止されている物質
* 競技会時検査: 競技の12時間前から競技を終えた直後までに行われる検査。
* 競技会外検査: トレーニング期間中など、競技会外で事前の通告無しで行われる検査。抜き打ち検査とも言われる。

競技会外検査で禁止されている物質

S0.無承認物質
以下の項目に含まれていないとしても、どの政府保健医療当局からも承認されていない薬物(例、臨床開発中、あるいは臨床開発が中止になった薬物、デザイナードラッグ、動物への使用のみが承認されている物質)は常に禁止される。
S1.蛋白同化薬
例、フルオキシメステロンテストステロンメタンジエノンクレンブテロール
S2.ペプチドホルモン、成長因子および関連物質
例、エリスロポエチン(EPO)、ヒト成長ホルモン(hGH)
S3.ベータ2 作用薬
すべてのβ2作用薬は禁止される。禁止物質の例示に2017年禁止表でヒゲナミンが、2018年にツロブテロールが加わった。
ただし喘息などの治療に用いる吸入剤で下記のものは、24時間最大投与量や尿中濃度に制限はあるが使用可能。
サルブタモールホルモテロールサルメテロール
S4.ホルモン調節薬および代謝調節薬
例、タモキシフェンクロミフェンインスリン
S5.利尿薬および他の隠蔽薬
2018年禁止表でグリセロールが除外された。
例、デスモプレシンプロベネシドフロセミドアセタゾラミドチアジド類(ベンドロフルメチアジド、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド等)
閾値水準が設定されている物質とともにS5.の物質が検出されたときは、TUE(後述)が承認されている場合を除き、違反が疑われる対象となる。

競技会時検査で禁止されている物質

競技会外検査で禁止されている物質の「S0.無承認物質~S5.利尿薬および他の隠蔽薬」に以下のS6.興奮薬~S9.糖質コルチコイドが加えられる

S6.興奮薬
例、アンフェタミンエフェドリンメチルエフェドリン(尿中濃度10μg/mL を超える場合)、メチルフェニデートストリキニーネ
S7.麻薬
いわゆるオピオイド系鎮痛剤が中心だが、日本の国内法の麻薬以外の物質も含まれる。
例、モルヒネブブレノルフィンペンタゾシン
S8.カンナビノイド
例、大麻(マリファナ)、合成デルタ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)スパイス
S9.糖質コルチコイド
ステロイド系抗炎症薬。全身的な利用である経口、静脈内、筋肉内、経直腸の投与はすべて禁止(外用、吸入、局所注射などは禁止ではない)。
例、プレドニゾロンデキサメタゾンベタメタゾン

特定の競技においてのみ禁止される物質

P1.ベータ遮断薬(競技会時検査に限って禁止)
アーチェリー(国際アーチェリー連盟:WA)(競技会外検査においても禁止)、射撃(国際射撃連盟:ISSF、国際パラリンピック委員会:IPC)(競技会外検査においても禁止)、自動車(国際自動車連盟:FIA)、ビリヤード(全ての種目)(世界ビリヤード・スポーツ連合:WCBS)、ダーツ(世界ダーツ連盟:WDF)、ゴルフ(国際ゴルフ連盟:IGF)、スキー/スノーボード(国際スキー連盟:FIS)- ジャンプフリースタイル(エアリアル/ハーフパイプ)、スノーボード(ハーフパイプ/ビッグエアー)、水中スポーツ(世界水中連盟:CMAS)
2018年禁止表で、2017年までP1.であったアルコールが除外され、P2.であったベータ遮断薬がP1.になった。

監視プログラム

監視プログラムとは、検査はされるが検出されてもドーピング違反にはならない物質。禁止表の改定の際に、ここから禁止物質へ移されることや、逆に禁止物質からここへ移されることがある。スポーツにおける濫用のパターンを把握するために監視することを望む物質。

1. 興奮薬(競技会(時)のみ)
例、カフェインニコチン
2. 麻薬(競技会(時)のみ)
例、コデインヒドロコドン
3. 糖質コルチコイド
競技会(時)は経口投与、静脈内使用、筋肉内使用、または経直腸使用以外の投与経路
競技会外はすべての投与経路
4. 2-エチルスルファニル-1H-ベンゾイミダゾール(ベミチル)
抗不安薬(ロシア)
5. ベータ2作用薬

2018年監視プログラムでミトラギニンテルミサルタンが除外された。

禁止方法

禁止方法は競技会時検査及び競技会外検査で禁止されている。

M1.血液および血液成分の操作
例、血液ドーピング
M2.化学的および物理的操作
例、尿のすり替え、尿の改質、静脈内注入(ただし、医療機関の受診過程、また臨床的検査において正当に受ける静脈内注入は除く)、6時間あたりで50mLを超える静脈注射
M3.遺伝子ドーピング

競馬

詳細は「競走馬#競走馬のドーピング」を参照

Global DRO

The Global Drug Reference Online(Global DRO)は、競技者及びサポートスタッフに対し、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の現行の禁止表に基づき、禁止物質についての情報を提供するシステム。イギリス、カナダ、アメリカ、日本で販売されている商品名での検索が可能で、PDFファイルで出力することで、いつ検索したか、どのような情報を得られたのか、という証拠を残すことができる。
医学的アドバイスや治療方法を推奨したり、提供しているわけではなく、掲載されている商品や物質を推奨したり、掲載されていない商品や物質についてアドバイスをしているわけではないため、最終的にその商品や物質を使うか否かの判断は競技者及びサポートスタッフに委ねられる。薬に関する問い合わせは公認スポーツファーマシスト薬剤師会アンチ・ドーピングホットラインを使うよう明記されている。

TUE(治療目的使用に係る除外措置)

病気をかかえ、治療のために禁止薬物や禁止方法を使用しなければならない競技者のためにTUE(治療目的使用に係る除外措置)という手続きがあり、事前に申請手続きを行い、TUE委員会の審査を経て認められれば、禁止物質や禁止方法を使用できる。通常は使用前に申請を行って承認を得ることになっているが、緊急治療など不測の事態に限っては、使用後の申請でも例外的に認められることがある。

居場所情報の提出

JADAまたは国際競技団体(International Federations, IF)の検査対象者登録リスト(Registered Testing Pool, RTP) へ登録された競技者(Registered Testing Pool Athlete, RTPA)には、競技会外検査に対応するために居場所情報を提出することが義務付けられている。居場所情報は、四半期ごと、世界ドーピング防止機構(WADA)によって制作されたWEBベースのシステム「ADAMS」で提出する。日本代表チームの合宿情報は、四半期分をJADAに提出する。

居場所情報義務違反

居場所情報未提出や検査未了が、12ヶ月の間に3回累積すると、ドーピング防止規則違反となる可能性がある。

* 居場所情報未提出: 居場所情報を決められた期日までに提出していない、もしくは内容の更新を正確に行っていない場合。
* 検査未了: 競技者はAM5:00~PM23:00の間で必ず検査に対応できる(検査員と会うことができる)60分間を指定して提出することになっているが、競技者が指定した60分の時間枠において検査に対応することができなかった場合。2012年度から、ADAMSに電話番号を登録してある場合に限り、指定した60分枠の終了5分前に不在確認の電話が入ることになった。

検査

尿検査

検査係員から検査対象であることを通知された競技者(通常は、メダル獲得者など成績上位者に加えて、無作為に抽出された競技者)は、検査係員の監視の下で準備をして検査室へ向かう。到着後、競技者は書類に7日以内に使用した薬とサプリメントを記入してから、複数の採尿カップからひとつを選び、検査係員が見ている前で採尿する。採尿が終わった後、競技者は複数のサンプルキットからひとつ選び、採尿カップの尿をサンプルキットのA・B二つの検体ボトルに自身で分け入れて封印する。尿は国内唯一のWADA公認ドーピング分析機関であるLSIメディエンスで分析される。A検体にドーピング違反の疑いがあった場合に書面で通知され、さらにB検体も陽性だった場合にはドーピング違反となり、通知日より14日以内に聴聞会が開かれる。

血液検査

アスリート生体パスポート(ABP)

競技者の血液データを長期間継続して記録を行いデータベース化し、通常値との比較で異常値を見つけ出す評価手法。
詳細は「生体パスポート」を参照

聴聞会

日本においては、日本ドーピング防止規程に基づいて、医師と法律家で構成される「日本ドーピング防止規律パネル」が聴聞会を開いて、ドーピング違反をした競技者の主張を聞き、判断をして競技者に課す制裁措置を決定する。

制裁措置

JADAに加盟する団体の競技者がドーピング違反をした場合は、日本ドーピング防止規程に基づいて制裁措置が課せられる。特定物質を含むドーピング違反であれば、競技者が「特定物質の使用が競技力向上を目的としたものではないことを証明」できれば制裁措置が軽減されることがある。JADAに加盟していない団体の競技者のドーピング違反は、その団体の独自の規程により処分内容が決定される。

不服申立て

JADAに加盟する団体の競技者が制裁措置の内容に不服がある場合には、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)及びスポーツ仲裁裁判所(CAS)に制裁措置決定から21日以内に不服申立てを行い仲裁により解決をする。

日本におけるドーピング問題

日本におけるドーピング問題は、近年まであまり問題視されることはなかったが、同時に禁止薬物についての認識が薄いという問題もあった。1984年ロサンゼルスオリンピックでは、男子バレーボール選手が風邪薬として服用した漢方薬に禁止薬物の成分(興奮剤)が含まれていたことが検査で発覚した。この時はトレーナーが薬を手配し、本人にその認識が全くなかったことからトレーナーには処分が下されたが、選手本人は免除されている。

日本においては1985年の神戸ユニバーシアードが契機となり、国内に初のドーピング検査機関が設けられた(現在はLSIメディエンスが唯一検査業務を担っている)。ドーピング問題はこれまでの所、さほど深刻なものとなってはいないが、それでもドーピングで出場停止を課される選手が散発的に出ている。

国民体育大会(国体)を主催する日本体育協会JADA(後述)加盟団体の一つで、2003年の静岡国体から、ドーピング検査を実施している。アンチ・ドーピング 使用可能薬リストを公開し、処方薬・市販薬のホワイトリストを例示している。

国内競技における規制・検査の進展

日本におけるプロ団体・アマチュア団体・プロアマ統括団体の多くは2001年に設立された公益法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に所属し、国際オリンピック委員会(IOC)や世界アンチ・ドーピング機関(WADA)、各国の国内オリンピック委員会(NOC)等のドーピング・コントロール機関と連携しながら、競技会検査や競技会外検査の実施をしている。

しかし、日本野球機構(NPB)日本ゴルフツアー機構日本相撲協会日本ボクシングコミッションはJADAに所属していない(アマチュア競技を統括する全日本野球協会日本ゴルフ協会日本相撲連盟日本ボクシング連盟は、JADA加盟団体)。それぞれ独自の方法でドーピングに対処している。

産業技術総合研究所は2018年、「ドーピング検査標準研究ラボ」を設置した。2020年東京オリンピックに向けた検査体制強化の支援を求めたWADAの要請に対応した。ドーピング規制の進展で禁止薬物が数百種類にも増えているため、定量核磁気共鳴分光法などの分析・検出技術を高度化する。

日本野球機構(NPB)におけるドーピング問題

以上のような経緯を受けて、2006年にNPBがシーズン中に啓蒙期間として罰則なしのドーピング検査を104人に実施したところ、その中に陽性事例があったことを長谷川一雄コミッショナー事務局が発表(ただし悪質ではないと主張。氏名は公表せず)。

2007年以降、同機構は機構内にアンチ・ドーピングガイドを掲げ、独自の方針でドーピング検査を実施・公表している。違反者は、NPB医事委員会の報告の後にNPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会で審議され、その結果により譴責・10試合以下の公式戦出場停止・1年以下の公式戦出場停止・無期限出場停止のいずれかが科される。これまでに、リッキー・ガトームソン(20日間出場停止)、ルイス・ゴンザレス(1年間出場停止)、ダニエル・リオス(1年間出場停止)、井端弘和(譴責)、ジャフェット・アマダー(6ヶ月間出場停止)の5人が制裁を受けたほか、吉見一起が疲労回復目的で「ニンニク注射」と呼ばれる点滴を受けていたことが判明したが、NPBは「吉見選手に対する治療は医学的に正当な適応による治療行為の範疇に入る」として不問とした。

NPBにおけるドーピング検査の実態とMLBとの比較

NPBの実施方法として言われているのは、「指定した試合」でベンチ入りメンバーでくじ引きをして各チーム2人ずつの尿を試合後に関係者立会いの元で採取し、専門機関に分析させる方法である。もっとも、対象となる試合は年間25~30試合程度・100人程度であり、「例えクロの選手がいたとしても、検査対象に当たる可能性は極めて低い」とされている。元千葉ロッテマリーンズ捕手の里崎智也は、検査のくじがあたったのは引退するまで1度だったと述べている。2017年度シーズンから血液検査も実施される。

これに対して、MLBでは、メジャーリーグベースボールのドーピング問題が1990年代後半から2000年代前半にかけて問題視されたため、2004年から対策に乗り出した。2009年の1年間で3722人の検査を実施したとの報道がある。筋肉増強などの目的でステロイドに代わって普及したhGH(ヒト成長ホルモン)は従来の尿検査では検出が難しいとされてきたため、2013年1月10日、MLB機構と選手会がシーズン中でもhGHを摘発するための抜き打ちの血液検査を実施する事で同意し、現在は血液検査まで課されることになっている。

メジャーリーグベースボールのドーピング問題」を参照

その他アンチドーピング機構に加盟していないスポーツのドーピング対策

他者からの薬物の混入によるドーピング違反(パラドーピング)

2018年1月9日、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、国内で初めての「他者からの薬物の混入」によるドーピング違反発覚を発表した。このような行為をパラドーピングという。

2017年9月に開催されたカヌー・スプリント日本選手権(石川県小松市)で、鈴木康大がライバル選手をドーピング違反に陥れるため同大会で優勝した小松正治の飲み物に禁止薬物である筋肉増強剤メタンジエノンを混入させ、ドーピング検査で陽性となっていたことがわかった。同年12月13日付で、鈴木には約8年間の資格停止および日本カヌー連盟からの除名処分が決定した。小松の同大会での成績は抹消され、同年10月20日付で通知された暫定的資格処分は科さずに救済した。なお、鈴木はドーピングとまた別に、小松や実力が同程度の選手5~6人に対してGPS機器の窃盗やパドルの破壊などの妨害活動を行ったと自白した。

この報道を受け、元陸上選手の為末大Twitterで「誰かから渡された飲み物は飲まないこと」「ペットボトルは必ず開けた時に音がするか確かめるよういわれた」とツイートしている。

処方された胃薬に混入していた薬物によるド
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出典:wikipedia
2019/06/17 14:05

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