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ナイン・インチ・ネイルズとは?

【基本情報】

【出身地】
アメリカ合衆国 オハイオ州 クリーブランド
【ジャンル】
インダストリアル・ロック
インダストリアル・メタル
インダストリアル
ノイズロック
オルタナティヴ・ロック
オルタナティヴ・メタル
オルタナティヴ・ダンス
ダーク・アンビエント
ヘヴィメタル
電子音楽
【活動期間】
1988年 -
【レーベル】
コロムビア・レコード
The Null Corporation
インタースコープ・レコード
ナッシング・レコード
TVTレコーズ
【公式サイト】
nin.com
【】

【メンバー】
トレント・レズナー
アッティカス・ロス
オフィシャルロゴ

ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)は、アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドで結成されたインダストリアル・ロックバンド2020年に『ロックの殿堂』入り。

概要

1989年シングル「ダウン・イン・イット」でデビューを果たした。その斬新かつ精密なサウンド・プロダクションやビジュアル・ワーク、過激なステージング、内省的な世界観は後進のアーティストに大きな影響を与えた。それまでアンダーグラウンド・シーンの一つであったインダストリアル・ロックをオーバーグラウンドに持ち上げたバンドの一つでもある。1993年1996年にはグラミー賞ベスト・メタル・パフォーマーに選出された。

2011年「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第93位に選出された。

メイン・コンポーザーのトレント・レズナーは、1997年のタイム誌が特集を組んだ「最も影響のある25人のアメリカ人」の一人に選出された事もある。

略称は「NIN」。ロゴは3文字目のNが左右反転され、「NIИ」に似たアンビグラムになっている。ただし、印刷物やテキストデータでは普通に「NIN」と書かれる。

略歴

1988年 - 1991年

ロラパルーザにて (1991年)

ナイン・インチ・ネイルズは1988年に活動を開始している。レズナーはアメリカ、オハイオ州のクリーブランドにあるインディペンデント・レーベル「ライト・トラック・スタジオ」にてデモレコーディングを行った。それは1994年に"Purest Feeling"と言うタイトルが付いた海賊盤となってリリースされた。そのデモを複数のレーベルに送り、その後TVTレコーズとの契約を結ぶ。

"Purest Feeling"に収録された楽曲にいくつかの新曲を加え、1989年に『プリティ・ヘイト・マシーン』がリリースされた。このアルバムはイギリス・ロンドンでレコーディング作業が進められた。この作業にてレズナーはエイドリアン・シャーウッドとの最初の共同作業を行った(この後、シャーウッドは2000年までしばしばNINの作品にクレジットされる事になる)。このアルバムは親しみやすいメロディーと内省的な歌詞、暗く美しいサウンドに彩られたアルバムとなった。「ダウン・イン・イット」と「ヘッド・ライク・ア・ホール」、「シン」がシングルカットされ、「シン」を除いた2曲のビデオ・クリップがMTVで頻繁に放送された。「シン」についてはその内容が過激すぎるために1997年のビデオ作品『クロージュア (Closure)』までその映像が公にされる事はなかった。

『プリティ・ヘイト・マシーン』は爆発的なセールスを記録する事はなかったものの、リリースから2年に渡ってビルボードにチャートインする息の長い作品となり、結果的に100万枚のセールスを挙げる事になった。

NINは最初の北米ツアーをスキニー・パピーピーター・マーフィー(元バウハウス)、ジーザス&メリーチェインとともに行った。NINの破壊的なステージングはこれまでのシンセサイザーを使ったバンドとはあまりにも異なるスタンスであったために、すぐに大きな噂となった。破れたジーンズを履き、綱紐を天井に引っ掛けて首や胴体に巻きつけて歌うパフォーマンスも行っていた。この頃は金がなかったため「代行料金をどう払えばいいんだ?」や「音楽を始めた頃、親父に買ってもらった機材のクソ古いケーブルをまだ使っていた」などの発言がある。1991年に「プリティ・ヘイト・マシーン」のツアーの一環として最初のロラパルーザに出演した。その後アメリカでガンズ・アンド・ローゼズのツアーに帯同するなど、その活動規模は徐々に大きなものになって行ったが、所属していたTVTレコーズによる作品への干渉が強くなり(「Front 242みたいになれ」などとレーベルから圧力をかけられていた)、NINはTVTレコーズからの移籍を決意する。この移籍問題は裁判沙汰になり、裁判中のレコーディングが禁止された。しかしNINは別名を用いて『プリティ・ヘイト・マシーン』に続く作品のレコーディングを開始した。

1992年

1992年、6曲の新曲に2曲のボーナストラックを加えたEP、『ブロークン』がTVTレコーズとの裁判が終了した後にリリースされた。この作品のインナー・スリーブに記されたライナー・ノーツによると、本作の激しいライブ感が溢れるサウンドは1991年当時のライブ・メンバーからの影響が大きいと言う。

このEPに収録された「ウィッシュ」はスロッビング・グリッスルコイルピーター・クリストファーソンによってビデオ・クリップが制作された。このEPからはシングルカットは行われなかったが、「ウィッシュ」の他に「ハピネス・イン・スレイヴァリー」、「ピニオン」のビデオが制作された。中でも「ハピネス・イン・スレイヴァリー」のビデオ・クリップの過激さは群を抜いており、作中でボブ・フラナガンというパフォーマンス・アーティストが、彼自身が横たわった機械に身体をえぐり取られて殺されてしまうと言う内容であった。当然ながらMTVなどでは放送される事がなかった。これらのビデオクリップは『ブロークン・ムービー (Broken Movie)』と呼ばれる、CDのプロモーションを目的とした短編映画の為に撮影された。内容が非常に過激であり、また本人たちがマスコミに騒がれる事を嫌って正式に公開される事はなかったが、海賊盤ビデオが出回っている。なお、ビデオ作品『クロージャー』において『ブロークン・ムービー』で使用された楽曲のビデオ・クリップを見る事ができる。

「ウィッシュ」のビデオ・クリップについては、1995年にライブ映像を使用したビデオ・クリップが再度製作され、MTVで放送されているのはこのバージョンになる。また「ゲイヴ・アップ」についても、後に『ザ・ダウンワード・スパイラル (The Downward Spiral)』がレコーディングされるラ・ピッグ・スタジオにてビデオクリップが製作された。このクリップには、マリリン・マンソンが登場している。

また、「ゲイヴ・アップ」には、『ブロークン・ムービー』のラストシーンを抜粋したバージョンのクリップがある。男が拷問されてチェーンソーで切り刻まれ、レイプされ、ナイフで滅多刺しにされた挙句加害者に臓物をむさぼられるという、「ハピネス・イン・スレイヴァリー」と並ぶ残虐な内容である。

『ブロークン』がリリースされた2ヶ月後に、唯一のフォローアップ作品となる『フィックスト』がリリースされた。ダニー・ハイド、J.G.サーウェル、ブッチ・ヴィグ(現ガービッジ)らをリミキサーとして起用し、ブロークンに収録されたいくつかの曲をリミックスした。

1994年 - 1995年

'94~'95年頃撮影

1994年にはセカンド・アルバムとなる『ザ・ダウンワード・スパイラル』をリリースした。このアルバムはビルボード誌のチャートで初登場2位を記録し、NINの評価を決定的にする作品となった。2003年ローリングストーン誌が企画した「500 greatest albums of all time」の200位にランクインし、2005年のスピン誌が企画した「100 Greatest Albums, 1985–2005」の25位にランクインを果たした。

NINはこのアルバムのフォロー・アップツアーとして「セルフ・ディストラクションツアー」と冠されたツアーを行った。このツアーの中で「ウッドストック 1994」に参加した。「ウッドストック 1994」は土砂降りの雨中でライブが行われた。泥まみれの観客が待つ中、バンドメンバーも泥まみれの姿でステージに登場したNINのパフォーマンスはNINのキャリアの中で最も有名なエピソードの一つとなった。

「ライブの直前はいつも吐きそうな気分だった、それは本当にナーバスな日だった。ステージに向かう途中で俺がDannyを押したら、奴は顔から泥に突っ込んだんだ。で、奴が俺にタックルしてきて、それは男だけの泥レスリングみたいなのに変わった。それをやった後、不安はすっかり消えたんだ。」とトレントは言っている。

さらに、トレントはオリバー・ストーン監督の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のサウンドトラックをプロデュースした。NINはこのサウンドトラックに「サムシング・アイ・キャン・ネヴァー・ハヴ」、「ア・ウォーム・プレイス」、そして当時未発表曲の「バーン」を提供している。

1995年にはセカンド・アルバムのリミックス作品となる『ザ・ファーザー・ダウン・ザ・スパイラル』(Further Down the Spiral) をリリースした。この作品はUS盤とUK盤の2種類が発売されており、それぞれ収録曲が異なっている。本作ではエイフェックス・ツイン、有名プロデューサーリック・ルービンらがリミックスを手がけている。なお、リック・ルービンのリミックスにはジェーンズ・アディクションギタリストであるデイヴ・ナヴァロがギターで参加している。

同年、デヴィッド・ボウイのシングル「The Hearts Filthy Lesson」のリミックスを手掛け、ボウイと共に「ディソナンス・ツアー」と冠されたツアーを行った。これはまず前座のNINが演奏し、その後ステージにデヴィッド・ボウイが登場してそれぞれ互いの曲を共演、そしてNINがステージを降りデヴィッド・ボウイの演奏に移行するというものであった。ボウイはトレントと共に「レプタイル」や「ハート」を歌った。

トレントの愛犬、ゴールデン・レトリバーのMaiseが3階から落下して死亡。

1996年 - 1997年

1996年にはPCゲームQuakeのサウンドトラックをリリースした。ただしこのサウンドトラックはトレント・レズナーの個人名義で作成されている。

1997年にはデヴィッド・リンチ監督の『ロスト・ハイウェイ』のサウンドトラックのプロデュースを行った。これはリンチ自らがトレントにオファーを申し込んで実現したが、このときリンチはトレントに「『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のようなサウンドトラックを作ってくれ」と頼んだという。このサウンドトラックには「ザ・パーフェクト・ドラッグ」が収録された。この曲は後にミート・ビート・マニフェストやジ・オーブらのリミックス5曲を収録したシングルとなってリリースされた。

また、再びデヴィッド・ボウイのシングル「I'm Afraid of Americans」のリミックスを務めた。この楽曲のビデオ・クリップにはボウイのストーカーとしてトレントが出演している。

同年11月には初の公式な映像作品となる『クロージャー』がリリースされた。この作品はVHS二本組となっており、「Tape 1」と銘打たれた方には1994年から1995年にかけて行われた「セルフ・ディストラクト・ツアー」の模様を、「Tape 2」と銘打たれた方にはデビュー当時から1997年の間に製作されたプロモーション・ビデオが収録された。

この『クロージャー』のDVD化の話が出ていたが、前マネージャージョン・マルムとの金銭問題(NINの売上20%を不正に搾取していた)などでジョン・マルムが『クロージャー』の映像著作権の一部を保有してるためリリースできず、2006年にトレント本人が(自分のPCに不正アクセスがあり、データがリークされてしまったため)意図的にネットのP2PにDVDデータを流出させている。このデータはBittorrentなどでダウンロードできる。

1999年 - 2002年

1999年の9月に2枚組アルバム『ザ・フラジャイル』がリリースされた。この5年ぶりのサード・アルバムはリリースされた最初の週にビルボードチャートで一位を獲得したが、翌週にはビルボードのトップ10から脱落した。そのために予定していたアルバムリリース後のツアーに必要な経費は、トレント・レズナーのポケットマネーから捻出することとなった。

このアルバムからの先行シングル「ザ・デイ・ザ・ワールド・ウェント・アウェイ」のカップリング曲として収録されていた「スターファッカーズ・インク」の歌詞が当時の音楽シーンに対する痛烈な批判と言われ大きな話題となった。“スターファッカーズ・インク”の内容にはマリリン・マンソンに対する批判も含まれていた。マリリン・マンソンは『ザ・フラジャイル』がリリースされた際に批判的なコメントを出しており、トレント・レズナーとマリリン・マンソンの不仲は続いているものと思われていた。しかし“スターファッカーズ・インク”のビデオ・クリップにマリリン・マンソンが出演したことで和解が表明された。

バンドは1999年より「Fragility」と銘打たれたツアーに出る。このツアーはまずはヨーロッパと日本で行われた。そのツアーが一旦終了した後に『ザ・フラジャイル』のリミックス・アルバムとなる『シングス・フォーリング・アパート』がリリースされた。これにはエイドリアン・シャーウッドやデイヴ・オギルヴィ、チャーリー・クロウザーのリミックスのほか、ゲイリー・ニューマンのカヴァーである「メタル」が収録されている。

その後バンドはアメリカツアーを行い、そのツアーの様子を収めた『アンド・オール・ザット・クッド・ハヴ・ビーン』が2002年にリリースされた。『アンド・オール・ザット・クッド・ハヴ・ビーン』はVHS、DVD、CDの形態でリリースされた。CD盤には初回生産限定盤に『Still』が附属された。これは既発曲や新曲をピアノを主体としたアレンジで収録したもので、NINの持つ“静”の要素を全面に押し出した作品となっている。なお、『Still』は後に単体でリリースされたが、日本盤はリリースされていない。

2004年 - 2006年

2006年2月

2004年、トレント・レズナーがミュージック・コンサルタントを務め、テーマ曲に起用された『ザ・フラジャイル』収録の「ザ・マーク・ハズ・ビーン・メイド」など6曲を提供したトニー・スコット監督の映画『マイ・ボディガード』 (Man On Fire) が公開された。

2005年3月、シングル「ザ・ハンド・ザット・フィーズ」が発売。続いて5月に約6年ぶりとなるアルバム『ウィズ・ティース』が発売される。この作品にはデイヴ・グロール(現フー・ファイターズ、元ニルヴァーナ)やゲム・アーチャー(元オアシス)などが参加している。従来までの神経質かつ細部まで作りこまれたサウンドを廃し、ラフなバンドサウンドを主体としたこのアルバムは全米1位を記録した。またトレントの精神性にも大きな変化が見られ、自らの心の闇よりも社会に対する怒りを表現するようになったと言われる。同年のMTVムービーアワードでは「ザ・ハンド・ザット・フィーズ」をジョージ・W・ブッシュ大統領を批判する映像をバックに演奏しようとするが、MTV側が難色を示したため出演を辞退している。

2005年から2006年にかけて「ウィズ・ティース・ツアー」を行う。このツアーの様子を収めた映像作品「ビサイド・ユー・イン・タイム」が翌年の2月にリリースされる。

2007年 - 2008年

トレント・レズナー (2008年)

2007年にはアルバム『イヤー・ゼロ〜零原点…』をリリース。前作から2年という短いインターバルで発表された。

トレントは本作がオーストラリアで法外な値段で売られていることに憤慨し、固定ファンから搾取しようとするレコード会社のやり方を痛烈に批判。これをきっかけに作品のリリース形態に新しい試みを取り入れていく。

まずはトレントが制作に携わったソウル・ウィリアムズのアルバム『The Inevitable Rise And Liberation Of Niggy Tardust』を購入者が値段を$0か$5かを選べる方法でダウンロード・リリース。しかしこの試みはトレントの思惑通りにはいかなかったようで、有料ダウンロードが全体の僅か18.3%であったことにトレントは落胆した。

しかしトレントはこれにめげず、今度は自身の新作『ゴースツ I-IV』を発表する。前2作がロック寄りの比較的シンプルなアプローチだったのに対し、インスト中心でアンビエント色を強めた本作は全36曲中9曲は無料、残り27曲は$5でダウンロードでき、さらに2枚組のCD ($10)、DVD付きのデラックス・エディション ($75)、レズナーのサイン入りのウルトラ・デラックス・ヴァージョン ($300)というように様々なリリース形態が用意された。続く『ザ・スリップ』に至っては全曲を無料で配布した。

『ザ・フラジャイル』収録の「ジャスト・ライク・ユー・イマジンド(Just Like You Imagined)」がザック・スナイダー監督の映画「300 〈スリーハンドレッド〉」の予告編テーマソングに使用された。

2009年

東京公演では、“Somewhat Damaged”に始まり“The Frail”の終盤で小雨が降り始め“I'm Afraid Of Americans”以降は豪雨と雷に変わり“Hurt”が始まると同時に静けさを取り戻し、ライターが焚かれるという奇跡的な天候となった。
大阪公演では、トレントはサングラスを装着して登場。美しい夕陽の中「Home」と共に始まるステージとなった。
「俺は、プリンスやリヴァース・クオモじゃない。素晴らしいトラックが山ほどあるって誇示するようなタイプじゃね。プリンスよ、素晴らしい曲が百も千もあるんなら、そこからいくつか選んでアルバムに収録すればよかったじゃないか。だって、ここ何枚かはひどいもんだったからな。リヴァース、お前もだ」(原文翻訳)
「奴は嫌なやつだ。成功のためなら誰だって踏みつけるし、道徳の一線なんてのも超えるだろうよ。奴も今じゃ、ドラッグとアルコールに支配されたラリッた道化だ」(原文翻訳)

2010年

2011年

2013年

ナイン・インチ・ネイルズとしての活動再開をアナウンスし、Jay-Z主催のMade In Americaやフジロック・フェスティバルに出演。

8月30日、前作から5年振りとなるアルバム『ヘジテイション・マークス』を発売。本作はメジャーレーベル復帰作でもあり、アメリカではコロムビア・レコードから、ヨーロッパや日本ではユニバーサルミュージックからのリリースとなる。全英アルバムチャートでは初登場2位を記録し、アメリカでは発売初週に10万7000枚を売り上げてBillboard 200チャートで3位にランクインした。

2014年

Ghosts I–IV』収録の「13 Ghosts II」がギャレス・エヴァンス監督の映画『ザ・レイド GOKUDO』(The Raid 2: Berandal) のエンディング、「14 Ghosts II」がエンドクレジット及びBD/DVDのメニュー画面に使用された。

2016年

2015年12月、レズナーがTwitter上でNINの活動再開を示唆。1年後の12月22日にEP『ノット・ジ・アクチュアル・イベンツ』を発売。同時に長年レコーディング・メンバーであったアッティカス・ロスが正式メンバーとして加入することを発表。NINはデュオ編成となった。

2017年

ライブ活動の再開をアナウンスし、ニューヨークのPanorama Festivalなどでヘッドライナーを務める。

6月、NINはデヴィッド・リンチ監督のTVドラマ・『ツイン・ピークス The Return』に出演し、『シーズ・ゴーン・アウェイ』を披露。その模様はNINのYouTube公式チャンネルにアップロードされた。

7月22日、EP『アッド・バイオレンス』を発売。

2018年

6月21日、5年ぶりとなるフル・アルバム『バッド・ウィッチ』を発売。当初は前EP二作を含めたEP三部作の最終作になる予定だったが、Spotify等の音楽ストリーミングサービスにおいてEPがシングルとしてまとめられてしまうことを苦慮し、アルバムとして発表する運びとなった。

8月にはソニックマニア・サマーソニック大阪に出演するために4年ぶりの来日。

9月13日より、北米とメキシコを回るCold and Black and Infiniteツアーを開催。初日には予告なしにEP『ブロークン』の完全再現を行い、他公演では『パーフェクト・ドラッグ』、『アンド・オール・ザット・クッド・ハヴ・ビーン』といったこれまでライブで披露されたことのなかった曲を披露した。

2019年

6月、Netflixにて配信されているドラマ、ブラック・ミラーのエピソード内でマイリー・サイラスによる『ヘッド・ライク・ア・ホール』のカバーが披露される。これと同時にNINは同作品とコラボしたTシャツを発売。

2020年

1月15日、デペッシュ・モードT・レックスドゥービー・ブラザーズホイットニー・ヒューストンノートリアスB.I.G.らと共に『ロックの殿堂』入りが決定した。

3月26日、『ゴースツ I-IV』の続編となる『ゴースツV-VI』を発表。2019新型コロナウイルスの影響で自宅隔離を余儀なくされているファンのためのアルバムとして制作され、無料でリリースされた。

音楽的特徴

2005年5月

NINの音楽的な特徴として「Wish」で聴く事の出来る、インダストリアルの重たく、騒々しいサウンドが特徴である一方、「Down in it」は1980年代のエレ・ポップからの影響を受けている。その一方で「Hurt」に代表される、美しいメロディを特徴とする繊細な曲も多い。また、インダストリアルやノイズのみならず、エレポップやビッグビート、アンビエント、ポップなハードロック・ヘヴィメタルなど、様々なジャンルから影響を受けている。

楽曲のテーマとなっているのは一貫して「怒り」「渇望」であり、自らの内側からのインスピレーションにこだわり続けた憂鬱なサウンドは、暗く、圧倒的な存在感を放っていた。近年はレズナー本人のメンタル面の安定や成長もあり、以前の様な陰鬱さや攻撃性は抑えられたかわりに、アンビエント的な内省と静謐さを取り込み始めている。また制作活動におけるインスピレーションが内側から外側の出来事に変わって来た事もあって表現方法に変化が現れている。それは2005年にリリースされたアルバム『ウィズ・ティース』で聞く事ができる。

メンバー

正式なメンバーはレズナーとアッティカス・ロスのみだが、レコーディング及びライブ活動の際には当然他のミュージシャンをメンバーとして迎え入れることになる。スタジオでの制作活動はレズナーとその他のスタッフ(アラン・モウルダー、アティカス・ロスなど)により行われ、レズナーがその作業をコントロールしている。アルバムごとに形態は異なり、詳細は作品ごとのクレジットにて確認できる。ライブでの活動はアルバム制作後にオーディションや友人の紹介などでメンバーが決まる。そのため、ツアーの度にメンバーは大幅に入れ替わる。

ツアーメンバー

1989年 - 1994年

1994年 - 1997年

1998年 - 2000年

2005年 - 2007年

2007年 - 2008年

2009年

2013年

2014年

2017年-

レコーディングメンバー

膨大な人数になるために全てを列挙する事は不可能だが、比較的著名な参加者を表記する。

ディスコグラフィ

NINの公式作品はそれぞれ「halo」(haloとは例えば聖像の頭の周りやその上方に描かれる、光背, 後光の意味)を冠したシリアル・ナンバーが付けられている。

NINは作品のフォーマットによって同じタイトルでも内容が微妙に変わる事がある。例えば『ザ・フラジャイル』の場合、CDでは合計で23曲が収録されているが、アナログでは25曲が収録されている上にいくつかの曲では別バージョンが収録されている。また、同じ作品でもアメリカとヨーロッパ、日本で収録曲が変わっている事がある。

アルバムをリリースした後にリミックス・アルバムをリリースするのが通例となっており、アルバムリリースの度にリミックス・アルバムのリリースが期待されている。

2004年ナッシング・レコードが事実上活動を停止した関係からか、それ以降の先行シングルを含めたシングル曲のリリース形態がアメリカとヨーロッパで大きく異なっている。アメリカでリリースされている12インチ・シングルはリミックス曲が多数収録されており、それらはヨーロッパや日本でリリースされているシングルでは聴く事が出来ない物が多い。

スタジオ・アルバム

年 タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
AUS
AUT
CAN
FIN
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2020/05/30 15:18

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