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ハングルとは?

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ハングル

ハングル

【類型:】
表音文字 (素性文字)
【言語:】
朝鮮語チアチア語
【発明者:】
世宗
【時期:】
1443年-1444年創製/1446年公布-現在
Unicode範囲: U+1100-U+11FF(ハングル字母)
U+3130-U+318F(ハングル互換字母)
U+AC00-U+D7AF(ハングル音節)
ISO 15924 コード: Hang
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
【ハングル
チョソングル(チャ) / ウリグル(北)】

【各種表記】

ハングル: 한글
조선글(자)
우리글

漢字: 韓㐎
朝鮮㐎(字)
우리㐎

発音: ハング
チョソング(チャ)
ウリグ
2000年式:


MR式: Hangeul
Joseongeul(ja)
Urigeul
Han'gŭl
Chosŏn'gŭl(cha)
Urigŭl

ハングル(: 한글)は、朝鮮語を表記するための表音文字である。1446年李氏朝鮮第4代国王の世宗が「訓民正音」(: 훈민정음Hunmin Jeong-eum、略称: 正音)の名で公布したとされている。

意味は「偉大なる(ハン)・文字(グル)」であるが、「ハン」を「大韓帝国」の「(ハン)」とする説もある。

目次

  • 1 呼称
  • 2 歴史
    • 2.1 ハングルの創製
    • 2.2 ハングルでの出版
    • 2.3 近代開化期におけるハングル
  • 3 創製原理
    • 3.1 母音
    • 3.2 子音
  • 4 字母と文字構成
    • 4.1 子音字母
    • 4.2 消失子音字母
    • 4.3 母音字母
    • 4.4 消失母音字母
    • 4.5 字母の組合せ
    • 4.6 終声について
    • 4.7 ハングルの由来をめぐる諸説
      • 4.7.1 漢字の影響
      • 4.7.2 パスパ文字の影響
    • 4.8 南北朝鮮における表記の違い
    • 4.9 ローマ字表記
  • 5 文字コード
    • 5.1 完成型と組合型
    • 5.2 Unicode
    • 5.3 子音番号
    • 5.4 母音番号
    • 5.5 パッチム番号
  • 6 その他
    • 6.1 ハングルに関する誤解
    • 6.2 インドネシア少数民族チアチア語へのハングル導入
  • 7 脚注
    • 7.1 注釈
    • 7.2 出典
  • 8 参考文献
  • 9 関連項目
  • 10 外部リンク

呼称

現在、大韓民国では「ハングル」、朝鮮民主主義人民共和国では「チョソングル(チャ)」(조선글(자)、「朝鮮文字」の意)もしくは「ウリグル」(우리글、「我々の文字」の意)と呼ぶ。

ハングル制定時の正式名称は「訓民正音」であったが、当初から卑語(朝鮮語)の文字という意味で「諺文(オンムン(ハングル表記: 언문)」と呼んだ。また、知識のない平民たち、女や子供が使う卑しい文字として「アムクル(女文字)」、「アヘグル(아해글、「子供文字」の意)」とも卑下されてきたといわれるが、解例本に「諺」が通常語彙としてあるように、必ずしも卑称ではないとする見解もある。

諺文という卑下した名前を嫌って「ハングル」の語が使われるようになったのは、1900年代である。周時経は1913年に、朝鮮語の研究会の名前を「ハングルモ」としている。朝鮮語のローマ字表記の1つであるM-R式を考案したマッキューンライシャワーは、1939年当時に朝鮮語学会が「ハングル」、朝鮮語学研究会が「チョンウム(正音)」の語を使っていると述べている(なお、この論文ではハングルのハンを「一」と解釈して、Unified System と翻訳している)。

ラテン語表記では「Hangul」と表記されることが多いが、近年は2000年式に準拠した「Hangeul」という表記も使われている。英語圏では「Korean Alphabet」と呼ぶこともある。

中国では「諺文(簡体字: 谚文; 拼音: yànwén; 注音: ㄧㄢˋㄨㄣˊ)」もしくは「韓文」「朝鮮文字」と呼ぶ。

日本は古くから「諺文(げんぶん、オンモン、언문)」また「朝鮮文字」と呼んでいたが、現在では「ハングル」という呼称が一般的である。

歴史

ハングルの創製

訓民正音」および「朝鮮における漢字」を参照

朝鮮半島では、15世紀半ばまで、自民族の言語である朝鮮語を表記する固有の文字を持たず、知識層は漢字を使用していた。口訣(こうけつ・くけつ)・吏読(りとう)など漢字を借りた表記法により断片的・暗示的に示されてきた。

李氏朝鮮第4代王の世宗は、朝鮮固有の文字の創製を積極的に推し進めた。しかし、その事業は当初から事大主義保守派に反発を受けた。世宗が設立した諮問機関の集賢殿副提学だった崔萬理は1444年に上疏文で、「昔から中国の諸地は風土が異なっても方言に基づいて文字を作った例はない。ただモンゴル西夏女真日本チベットのみが文字を持つが、これらはみな夷狄(野蛮人・未開人)のなすことであり、言うに足るものではない」「漢字(中国文字)こそ唯一の文字であり、民族固有の文字など有り得ない」と反対した。しかし、世宗はこのような反対を「これは文字ではない(中国文化に対する反逆ではない)、訓民正音(漢字の素養がないものに発音を教える記号)に過ぎない」と押し切り、鄭麟趾など集賢殿内の新進の学者に命じて1446年に訓民正音の名でハングルを頒布した。「民を訓(おし)える正しい音」の意である。 しかし使臣らの反発もあって押し通してまで創製したハングルはそれを広める機関も無く当時はあまり広まらなかった。

1543年、王命によって刊行された『列女伝』のハングル翻訳版

1504年燕山君の暴政を誹謗するハングルの張り紙が各地で発見され、燕山君はハングルの教育や学習を禁止し、ハングルの書籍を焼却、ハングルを使用する者を弾圧した。世宗時代に設置されていた正音庁は中宗年間の1507年に閉鎖されたが、ハングルの使用は禁止されることなく、民衆の書記手段として広まることになる。1490年に軍官の羅臣傑 (1461年~1524年) が妻の孟氏に送ったハングル書簡は現存最古のハングル書簡であり、1998年に慶尚北道安東で発掘された李応台(1556年~1586年)の墓で亡くなった夫の死を悼む妻からのハングル書簡が発見された。『ウォンの父へ・・・丙戌 (1586年) 6月』と始まる長文の手紙である。 また17世紀に宋奎濂が自分の下男のキチュック(己丑の意)に書いた書簡などが残っている。

一方、ハングルは支配層でもよく使われ、王室をはじめ王・王妃の勅令や臣民への伝言、王・王妃と公主のハングル書簡・王族同士のやりとりしたハングルの手紙も残っている。 また、宮廷や両班階級におけるハングルの使用もあり、国王の記したハングル書簡としては宣祖の『御筆諺簡』(1603年)筆写文献が現存している。 両班では李珥権好文金尚容ら両班の文化人が時調(詩歌)を詠む際にも、ハングルが利用された。文定王后仁穆王后などの諺文勅令や 明聖王后が都落ちする儒学者の宋時烈を引き止めるハングル書簡、1839年に憲宗の祖母・純元王后によるキリスト教禁止令である『斥邪綸音』をハングルで書いて公布した。

孝宗と三女・淑明公主のハングル書簡のやり取り。左側は淑明公主が父の孝宗に、右側は娘への返事
正祖が8歳の時に叔母・閔氏(洪楽仁の妻)に書いたハングル書簡

ハングルでの出版

ハングルはまず、発案者である世宗のもと国家的な出版事業において活用された。ハングルの創製直後1447年には王朝を讃える頌歌『竜飛御天歌』、仏を讃える頌歌『月印千江之曲』、釈迦の一代記である『釈譜詳節』が相次いで刊行され、次いで1448年には韻書『東国正韻』を刊行した。その後も国家によるハングル文献の刊行は続き、諺解書(中国書籍の翻訳書)を中心にその分野は仏典・儒教関連書・実用書など多岐にわたる。刊行された書籍は各地で覆刻され版を重ねることが少なくなかった。世祖の書簡『上院寺御牒』(1464年)もハングルである。

  1. 仏典:李朝初期には刊経都監が設置(1461年)され仏典翻訳が盛んに行われた。その後、国家によって仏教が弾圧されはじめたにもかかわらず、『楞厳経諺解』(1461年)、『法華経諺解』(1463年)、『金剛経諺解』(1464年)、『般若心経諺解』(1464年)、『円覚経諺解』(1465年)など、15世紀中頃に多くの仏典が刊行された。
  2. 儒教関連書:李氏朝鮮が儒教を国教としたことにより、儒教関連書は李朝を通して盛んに刊行された。四書五経などの翻訳本として『翻訳小学』(1517年)、『大学諺解』(1590年)、『周易諺解』(1606年)、『詩経諺解』(1613年)などがあり後世に重刊本も刊行された。また『三綱行実図諺解』(1481年)は儒教の民衆教化書として各種の版本が李朝後期まで何度も重刊されている。
  3. 実用書:『救急方諺解』(1466年)、『救急簡易方』(1489年)、『牛馬羊猪染疫治療方』(1541年)、『分門瘟疫易解方』(1542年)などの医書・家畜防疫書がたびたび刊行されている。また、通訳官養成所である司訳院からは日本語学習書『伊路波』(1492年)、中国語学習書『翻訳老乞大』(16世紀)、満州語学習書『清語老乞大』(1704年)、モンゴル語学習書『蒙語老乞大』(1741年)などハングルで音を示した外国語学習書が刊行された。
  4. 文学作品:ハングル創製初期以降にも『杜詩諺解』(1481年)などの翻訳漢詩集が刊行されている。ハングル使用が国家レベルで禁止された中宗以降にも、金絿(1488年-1534年)の「花田別曲」、李賢輔の「漁夫歌」、李滉の「陶山十二曲」の詩歌、許筠の小説『洪吉童伝』、また日記文学『癸丑日記』『春香伝』『沈清伝』などパンソリを起源とする小説がハングルによる書籍として刊行された。

近代開化期におけるハングル

朝鮮における漢字」、「日本統治時代の朝鮮」、および「ハングル学会」も参照

開化期になると民族意識の高揚とともにハングルが広く用いられるようになる。開化派井上角五郎の協力により、朝鮮初の近代新聞(官報)である『漢城旬報』が1883年に刊行され、その続刊である『漢城周報』(1886年創刊)では漢文のほかに漢字ハングル混合文、ハングルのみによる朝鮮文が採用された。16世紀初頭のハングル禁止令以来、それまで公的な文書においてハングルが正式に用いられることがなかった朝鮮において、政府の関与した文書にハングルで記された朝鮮文が採用された意義は大きい。

また、『漢城周報』では漢文的要素の強い朝鮮文である「国漢文」と呼ばれる新たな文体も同時に創作・採用された。国漢文の創作・採用に当たっては日本の漢文書き下し文の文体を参考にしたと見られるが、そのような経緯には福澤諭吉門下の井上角五郎の助力があったと見られる。しかしながら、国漢文は漢文の素養を必要とする文体であったため、一般に広く流布するには至らなかった。

1896年に創刊された『独立新聞』はハングルと英文による新聞であった。これは分かち書きを初めて導入した点でも注目される。公文書のハングル使用は、甲午改革の一環として1894年11月に公布された勅令1号公文式において、公文に国文(ハングル)を使用することを定めたことに始まった。

1890年代後期に訪朝したイザベラ・バードは、その当時諺文(En-mun)と呼ばれていたハングルについて、いまだ知識層からは蔑視されてはいるが、1895年1月に漢文諺文混合文が官報に現れて以来、国王による独立宣誓文をはじめ、一部を除く公式文書に正式に採用され、諺文による書物も徐々に増えつつあると描写し、今後、諺文による教科書と教師の育成が待たれるとしている。また、上流階級の女性は諺文が読めるが、女性の識字率は極めて低く、1000人に2人であろうとする一方、漢江沿いで出会った下層階級の男たちの多くは諺文が読めたと述べている。

1906年に周時経が『大韓国語文法』を、1908年に『国語文典音学』を出版した。また崔光玉の『大韓文典』と兪吉濬の『大韓文典』(崔光玉の『大韓文典』と同名)、1909年に金熙祥の『初等国語語典』、周時経の『国語文法』などが出版された。 「ハングル」という呼称が文献上に初めて現れるのは大日本帝国による韓国併合以降の1912年のことであり、周時経に始まる。韓国併合時代の朝鮮総督府は「諺文」(おんもん)と呼び、1912年に普通学校用諺文綴字法を制定し、1921年には周時経の弟子らが朝鮮語研究会を結成し、総督府と協力して1930年には正書法諺文綴字法を制定した。 1920年からは併合下でタクチ本が多数出版され、読書が朝鮮半島で大衆化・近代化する決定的な契機になった。 1933年、朝鮮語綴字法統一案が出され、これが韓国でのハングル正書法(1988年)のもととなった。北朝鮮では1954年に朝鮮語綴字法、1987年に朝鮮語規範集が出された。

創製原理

ハングルの創製の原理を記した『訓民正音解例本』ではハングルの母音と子音を陰陽五行に基づいて創っていると記されている。 また同書の序文では「賢い者は朝の間に、愚かな者だとしても十日なら十分に学んで習うことができる」と記されている。

母音

陰陽の原理に基づいて創られた。

子音

五行に基づいて創られた。

子音と五行の関係
属性
季節
方位
【音声】
五音
木 | 春 | 東 | 牙音(ㄱ、ㅋ、ㄲ) | 角
火 | 夏 | 南 | 舌音(ㄴ、ㄷ、ㅌ、ㄸ) | 徵
土 | 季夏 | 中・無定 | 唇音(ㅁ、ㅂ、ㅍ、ㅃ) | 宮
金 | 秋 | 西 | 歯音(ㅅ、ㅆ、ㅈ、ㅊ、ㅉ) | 商
水 | 冬 | 北 | 喉音(ㅇ、ㅎ) | 羽

字母と文字構成

正書法に関しては「朝鮮語の正書法」を参照
朝鮮語の音韻に関する諸々の事柄については「朝鮮語の音韻」を参照
ハングルの字母
 |  |  |  |  |  | 
 |  |  |  |  |  | 
 |  |  |  |  |  | 
 |  |  |  |  |  | 
 |  |  |  |  |  | 
 |  |  |  |  |  | 
 |  |  |  |  |  | 
 |  |  |  |  |  | 

ハングルは表音文字である。ひとつひとつの文字が音節を表す文字体系だが、子音と母音の字母(자모チャモ)を組み合わせて文字を構成する。このような文字体系を素性文字と呼ぶ研究者もいる。

子音字母は基本字母が14個、合成字母が5個の計19個、母音字母は基本字母が10個、合成字母が11個の計21個であり、合成字母を含めた字母の総数は40個である。それぞれの字母は以下の通りである。

なお、1446年訓民正音創製当時と現在とでは文字の構成要素も変化している(古ハングル)。創製当時には中期朝鮮語の音韻を表す子音字母( [z], [ŋ], [ʔ]) 、母音字母( [ʌ])があったが、現代では用いられない。

子音字母

【】
【字母】
【発音(初声)】
【発音(終声)】
【ローマ字】
【名称(韓国)】
名称(北朝鮮)



 | k/ɡ | [k̚] | g | 기역 giyeok | 기윽 gieuk |  geu
 | n | n | n | 니은 nieun |  neu
 | t/d | [t̚] | d | 디귿 digeut | 디읃 dieut |  deu
 | ɾ | l | r/l | 리을 rieul |  reu
 | m | m | m | 미음 mieum |  meu
 | p/b | [p̚] | b | 비읍 bieup |  beu
 | s/ɕ | [t̚] | s | 시옷 siot | 시읏 sieut |  seu
 | (無音) | ŋ | (ng) | 이응 ieung |  eu
 | t͡ɕ/d͡ʑ | [t̚] | j | 지읒 jieut |  jeu
 | [t͡ɕʰ] | [t̚] | ch | 치읓 chieut |  cheu
 | [kʰ] | [k̚] | k | 키읔 kieuk |  keu
 | [tʰ] | [t̚] | t | 티읕 tieut |  teu
 | [pʰ] | [p̚] | p | 피읖 pieup |  peu
 | h/ɦ | [t̚] | h | 히읗 hieut |  heu



 | [kʼ] | [k̚] | kk | 쌍기역 ssanggiyeok | 된기윽 doen-gieuk |  kkeu
 | [tʼ] | - | tt | 쌍디귿 ssangdigeut | 된디읃 doendieut |  tteu
 | [pʼ] | - | pp | 쌍비읍 ssangbieup | 된비읍 doenbieup |  ppeu
 | [sʼ/ɕʼ] | [t̚] | ss | 쌍시옷 ssangsiot | 된시읏 doensieut |  sseu
 | [t͡ɕʼ] | - | jj | 쌍지읒 ssangjieut | 된지읒 doenjieut |  jjeu

この表の終声の発音は、語末や無声子音の前での発音である。

字母「」は音節頭の位置にあるときには子音がないことを表し、音節末にあるときには鼻音[ŋ]を表す。

消失子音字母

【字母】
【発音(初声)】
【発音(終声)】
名称
 | [z] | - | 반시옷 bansiot
 | [ŋ] | [ŋ] | 옛이응 yennieung
 | [ʔ] | - | 여린히읗 yeorinhieut

母音字母

【】
【字母】
【発音】
【ローマ字】
名称



 | a | a |  a
 | [ja] | ya |  ya
 | ɔ | eo |  eo
 | [jɔ] | yeo |  yeo
 | o | o |  o
 | [jo] | yo |  yo
 | u | u |  u
 | [ju] | yu |  yu
 | ɯ | eu |  eu
 | i | i |  i



 | ɛ | ae |  ae
 | [jɛ] | yae |  yae
 | e | e |  e
 | [je] | ye |  ye
 | [wa] | wa |  wa
 | [wɛ] | wae |  wae
 | ø/we | oe |  oe
 | [wɔ] | wo |  wo
 | [we] | we |  we
 | y/wi | wi |  wi
 | [ɯi] | ui |  ui

合成字母の配列順序は韓国の順序によった。

消失母音字母

【字母】
【発音】
名称
 | [ʌ] | 아래아 araea
 | [ʌi] | 아래애 araeae

字母の組合せ

字母(チャモ)を2つ以上組み合わせて1文字を成す。1文字の構成は子音字母 + 母音字母あるいは子音字母 + 母音字母 + 子音字母のどちらかである。音節頭の子音字母を初声、母音字母を中声、音節末に来る子音字母を終声またはパッチム(받침。「支えるもの」の意)と呼ぶ。

初声と中声の組み合わせ方には3つのタイプがある。

初 | 中

 |  ga |  | 中声が縦長の字母(具体的には「」)のときは、初声を左に、中声を右に配置する。



 |  go |  | 中声が横長の字母(具体的には「」。古ハングルでは「」も含む)のときは、初声を上に、中声を下に配置する。
初 | 中2
中1

 |  gwa |  | 中声が横長と縦長の字母の組み合わせ(具体的には「」)のときは、初声を左上に、中声を下から右にかけて配置する。

終声があるときは、これらの下に終声を置く。

初 | 中

 | 



 | 
初 | 中2
中1



gan | 
gon | 
gwan

このハングルの字母の組み合わせ方の由来については、契丹小字から取られたとする説が西田龍雄によって唱えられている。

終声について

パッチム」も参照

終声として用いることのできる子音字母は、 dd, bb,ㅉ jjを除いた16個である。また、朝鮮語の形態音素表記のために、終声では2つの子音字母を左右に組み合わせる(二重終声、二重パッチム)ことがある。正書法で認められている組み合わせは、 gs, nj, nh, lg, lm, lb, ls, lt, lp, lh, bsの11種類である。これらの二重終声は、語末の場合や後に子音の続く場合、基本的にㄺ・ㄻ・ㄿは右側を、それ以外は左側を発音するが、ㄼのみはㄹと発音する語とㅂと発音する語がある。

終声は二重終声を含めると表記上は合計27種類あるが、発音としてはㄱ・ㄴ・ㄷ・ㄹ・ㅁ・ㅂ・ㅇの7種類しかない。それにもかかわらず激音字母や濃音字母などを終声に用いたり、二重終声を用いるなど様々に書き分ける理由は、主に形態素を明示するためである。形態素を明示するために前述の7種類以外の終声字母(二重終声含む)を用いるケースは、具体的には、大きく次の3パターンに分けられる。

  1. 語幹末音の直後に母音が来ることによって、語幹末音が初声として発音される場合は激音や濃音、ㅅやㅈなどの音として現れるが、語幹末音が終声として発音される場合には平音ㄱ・ㄷ・ㅂに中和される。
  2. 語幹末に子音が2つ連続している場合、語幹末の子音が初声の位置に立つときは連続する2つの子音が両方とも現れるが、語幹末の子音が終声の位置に立つときは2つの子音のうち一方が脱落する。
  3. 接尾辞・語尾の頭音の平音が激音で現れる用言の場合。

1.は終声ㅅ・ㅈ・ㅊ・ㅋ・ㅌ・ㅍ・ㄲ・ㅆが該当し、例えば옷[옫]-옷이[오시]、밭[받]-밭에[바테]、밖[박]-밖에[바께]といった具合に、直後に母音が来たときに次の音節の初声として発音される音を示す。

2.は二重終声のうち9種(ㄳ・ㄵ・ㄺ・ㄻ・ㄼ・ㄽ・ㄾ・ㄿ・ㅄ)が該当し、例えば넓다[널따]-넓어[널버]、삶[삼]-삶이[살미]といった具合に、直後に母音が来たときに終声として発音される音と、次の音節の初声として発音される音の両方を示す。ただし、ㄳ・ㅄの場合は、実際の発音変化が[넉]-[

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2019/11/29 23:56

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