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ブラック・ラグーンとは?

(ブラック・ラグーンから転送)
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出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2018年11月)
BLACK LAGOON
ジャンル ガンアクション、青年漫画
漫画
作者 広江礼威
出版社 小学館
その他の出版社
ビズメディア
カブト
カールセン
ノーマ・エジトリアル
パニニ・コミックス
長鴻出版社
玉皇朝グループ
鶴山文化社
Chuang Yi
Waneko
Punainen jättiläinen

掲載誌 月刊サンデージェネックス
レーベル サンデーGXコミックス
発表号 2001年4月号
2002年5月号 - 2010年6月号
2013年2月号 - 2014年2月号(隔号)
2017年6月号 - 2018年9月号
2019年10月号 - (連載中)
巻数 既刊11巻(2018年11月現在)
小説
著者 虚淵玄
イラスト 広江礼威
出版社 小学館
レーベル ガガガ文庫
刊行期間 2008年2011年
巻数 既刊2巻
漫画:BLACK LAGOON 掃除屋ソーヤー 解体!ゴアゴア娘
原作・原案など 広江礼威(原作)
作画 イダタツヒコ
出版社 小学館
掲載誌 月刊サンデージェネックス
発表号 2019年10月号 - (連載中)
アニメ:BLACK LAGOON(第1期)
BLACK LAGOON The Second Barrage(第2期)
原作 広江礼威
監督 片渕須直
シリーズ構成 片渕須直
脚本 片渕須直
キャラクターデザイン 筱雅律
メカニックデザイン 木村雅広
音楽 EDISON
アニメーション制作 マッドハウス
製作 BLACK LAGOON製作委員会
放送局 #放送局参照
放送期間 第1期:2006年4月9日 - 6月25日
第2期:2006年10月3日 - 12月19日
話数 第1期:全12話
第2期:全12話
OVA:BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail
原作 広江礼威
監督 片渕須直
シリーズ構成 片渕須直
脚本 片渕須直
キャラクターデザイン 筱雅律
メカニックデザイン 木村雅広
音楽 EDISON
アニメーション制作 マッドハウス
製作 BLACK LAGOON製作委員会
発表期間 2010年7月17日 - 2011年6月22日
話数 全5巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画、アニメ

BLACK LAGOON』(ブラック・ラグーン)は、広江礼威による日本漫画、またそれを原作としたアニメ作品。

概要

タイの架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織や人物たちが繰り広げるクライムアクション作品爆弾などが頻繁に登場し、一部のシーンにかなり残酷な描写、一部の人物の言動に表現上の問題、そして社会的な問題描写も見られる。作中年代は登場人物の経歴や台詞から、1990年代後半であることが示唆されている。猥語や俗語が頻繁に飛び交い、銃撃戦での殺戮及び格闘戦を盛り込んだ暴力描写の活劇要素、舞台となる島での勢力構図から他愛無い日常で発生するスラップスティック、(主に)アメリカのTVドラマやハリウッド映画作品の引用まで、娯楽要素満載の構成となっている。

物語は主にロアナプラを舞台に展開するが、東京が舞台になったこともある。

月刊サンデージェネックス』(小学館)2001年4月号に読み切りで最初の1話(#0)が掲載された後、2002年5月号より同誌にて連載が開始された。「The Wired Red Wild Card」編に入ってからは長期休載が多く、これまで約3年の長期休載を2回取っている。単行本も、2009年の第9巻発売までは年1巻以上の刊行ペースだったが、第10巻が2014年、第11巻が2018年の発売となっている。

休載中に発行された作者自身による同人作品は、「BLACK LAGOON」という映画の中のストーリーであったというコンセプトで、各キャラクターの撮影中の様子やメイク前の容姿などが描写されている。

累計発行部数は単行本10巻の時点で700万部を超えている。

2008年2011年に、小学館のガガガ文庫よりノベライズ作品2作が刊行されている。いずれも虚淵玄によって執筆された、オリジナルストーリーである。

『月刊サンデージェネックス』2019年10月号からイダタツヒコによるスピンオフ漫画『BLACK LAGOON 掃除屋ソーヤー 解体!ゴアゴア娘』も開始。

あらすじ

ごく普通の日本人サラリーマン岡島緑郎は、東南アジアで海賊ラグーン商会」に遭遇して拉致される。「ホテル・モスクワ」こと元ソ連軍の精鋭部隊から構成されるロシアン・マフィアの女ボスバラライカから依頼され、緑郎の勤める旭日重工の密輸に関わるディスクを奪ったラグーン商会は、チンケな報酬のタシにしようと彼を身代金目的で掠ったはいいが、交渉の手筈もない。それは、銃の腕は超一流で“二丁拳銃”(トゥーハンド)の異名を持つが頭は悪い中国系アメリカ人のレヴィが先走ったためだった。緑郎はマッチョでタフで博識だが変人というラグーン商会の黒人ボスダッチにより、娼婦・ヤク中・傭兵殺し屋マフィアが集う背徳の都ロアナプラに案内される。ラグーン商会には、FBIとマフィアに追い回されてレヴィに拾われたインテリ白人ベニーもいた。「ホテル・モスクワ」は旭日重工と”交渉”するが、上司たちは緑郎を簡単に切り捨てると、ディスク奪還に傭兵部隊を送り込む。こうして世界の現実を知った緑郎は、ネクタイを絞めた海賊ロックを名乗る。撃ち合いも争い事も大嫌いだが交渉能力に長けたロックはラグーン商会の一員としてロアナプラの住人となり、育ちも性格も正反対のレヴィとは次第に互いにない部分を補い合う「相棒」に就く。

ロアナプラはさまざまなマフィアの利権が絡んだ厄介な街だった。特に、かつて派手にやり合った間柄である香港三合会タイ支部のボスとバラライカは、お互いの利益の一致で街に揉め事の種を持ち込ませないために幹部会を開いての協調体制という名の危うい冷戦状態にあり、利害がかち合えば死体の山がすぐできるという次第だった。ロックはロアナプラで生き抜くためのルールを飲み込んでいくが、厄介事は引き寄せられる虫の如くロアナプラに迷い込む。誘拐された南米十三家族のお坊ちゃんガルシア・フェルナンド・ラブレス奪還のために「世界一凶悪な狂犬メイド」ロベルタが乗り込む、ルーマニアから闇社会に売られた孤児でイタリアマフィアに児童ポルノとスナッフフィルム愛好家への商品兼掃除係に使われるうちに頭と心が壊れた双子の殺人マシンヘンゼルグレーテルが暴れ回る、色ボケ・下世話・強欲かつ実はラングレー(CIA)というシスターエダが「懺悔を聞くかわりに鉛玉をくれる」教会兼武器販売所(麻薬も扱う)の通称暴力教会が絡むなど、ラグーン商会は数々の面倒事に巻き込まれる。

そんな中、ロックはバラライカの“ビジネス”に応じて彼女の通訳として帰国した日本で、純真可憐な女子高校生鷲峰雪緒が組長を務める鷲峰組と「ホテル・モスクワ」の戦争に遭遇し、雪緒から「カタギ」と「スジモノ」の狭間に立っていると指摘される。だが、ロックはすでに「ただの日本人」には戻れないことを自覚しており、それを契機に「悪党」として覚醒し始める。NSAの意向で大恩ある当主ディエゴを暗殺され、それを実行した米軍を敵に回してロアナプラを再訪したロベルタを、ガルシアの依頼で「彼や後輩メイドのファビオラと共に帰国させる」ことを請け負ったロックは、レヴィをも持ち駒として「米軍部隊に死者を出させず、ロベルタを止める」作戦を成功させて張の鼻を明かすが、ガルシアとファビオラには見損なわれる。一方、ベニーは偽札職人にしてハッカー集団の女リーダーかつ色情狂のインド人ジェーンから、熱烈に愛されるようになる。そんなジェニーによって祖国から命を狙われる身となった人民解放軍電網部隊の女兵士李欣林に、ロックはかつての自分を重ね合わせ、不本意ながらも彼女の命の保証を請け合う。

各章の内容

Rasta Blasta
ラグーン商会は孤児という名目のとある少年の移送を依頼され、ロアナプラへ向かっていた。しかし、その正体はベネズエラの由緒正しい名家・南米十三家族の一つラブレス家の子息ガルシアであった。ラブレス家は当地のマフィアと対立しており、ガルシアはそのマフィアに誘拐されたのだった。一方、ロアナプラには少年を探す貞淑なメイド姿の女性が現れる。その正体は、ラブレス家のメイド長かつ、かつて「フローレンシアの猟犬」と渾名された凄腕のテロリストであるロベルタであり、ガルシアを助け出すためにその異様な戦闘能力で街に騒乱をもたらす。
Das Wieder Erstehen Des Adlers
ラグーン商会は謎の金払いの良い顧客から、WW2に沈没したドイツ潜水艦の積荷回収を依頼される。潜水艦内に入ったロックとレヴィであったが、性格が正反対の2人のわだかまりは強く、レヴィは不満を隠さない。一方、同じく潜水艦の積荷を狙うネオナチ政党「白人社会主義団結党」のサルベージ船も現れ、品物を狙ってラグーン商会との抗争が始まる。だがいつもと違いレヴィは暴走し始め、敵の非戦闘員すら皆殺しにしていく。
Bloodsport Fairy tale
ホテル・モスクワの関係者が次々と殺される事件が発生し、ついにはバラライカの古参の部下も被害に遭い、彼女の怒りに街は慄き始める。暗殺者の正体はヘンゼルとグレーテルと呼ばれる可憐な男女の双子の子供であり、バラライカを排除したいヴェロッキオの手引きで街に入り込んでいた。暴走を始めた2人はヴェロッキオを殺害し、バラライカの命を狙う。一方でロックは2人を助けたいと願い奔走する。
Goat, Jihad, Rock'N Roll
ロアナプラの三合会はひょんなことからヒズボラの暗号表を手に入れ、その奪還のために彼らから抗争を仕掛けられる。そのため張は暗号表をアメリカ政府に売ることに決め、現物の輸送をラグーン商会に依頼する。一方、ヒズボラは近々ニューヨークで大規模なテロを計画しており、暗号表の漏洩は看過できなかった。ヒズボラの参謀役で、元赤軍テロリストのタケナカは、張やラグーン商会の狙いを看破し、ロックを捕まえる。レヴィはロック奪還のために、逃がし屋のシェンホアとレガーチと共に、ヒズボラの訓練キャンプに潜入する。
Fujiyama Gangsta Paradise
ロックはバラライカの日本での商談の通訳として、久しぶりに故郷に帰ってくる。先頃先代が亡くなった日本の暴力団・鷲峰組は、親である香砂会の不当な圧力に悩まされており、鷲峰組若頭・坂東は、ホテル・モスクワの力を借りて親への抗争を計画していた。しかし、ホテル・モスクワの真の狙いはこれを機会に日本の闇社会に根を張ることであり、バラライカによる香砂会への想像を超えた過剰な攻撃に驚いた坂東は、自分が撒いた種としてバラライカをサシで殺そうとするが返り討ちに遭う。これを受けて先代の娘である鷲峰雪緒は跡目を継ぐ決意をし、ホテル・モスクワと鷲峰組の抗争が始まる。
Greenback Jane
ロアナプラへやってきた紙幣偽造一味のジェーンは、完璧な偽札を求めるあまり、クライアントのマフィア幹部エルヴィスを怒らせ、偽札の原版データを復元できる仲間を殺されてしまい窮地に陥る。暴力教会に逃げ込んだジェーンは、金づるになると考えたエダの思惑によって、最終的に原版と引き換えに身の安全を保障してもらう約束を取り付け、ラグーン商会を紹介される。一方、エルヴィスの部下ラッセルは街の荒くれ者たちを集め、ジェーンの行方を追う。
El Baile de la muerte
街に再びメイド(ロベルタ)が現れたと噂が流れる中、バオの店に小さなメイド ファビオラが現れる。ファビオラを介して再びガルシアと会うことになったロックは、ガルシアの父ディエゴが爆弾テロで殺されたこと、その犯人を追ってロベルタがロアナプラへ向かったこと、そしてガルシアとファビオラはロベルタを連れ帰るためにやってきたことを聞かされる。一方で張はロベルタの標的の正体が、ロアナプラそのものを崩壊させる可能性を憂慮し、行動を起こす。やがてロベルタの標的はアメリカの特殊作戦部隊だと判明し、更にはロベルタの命を狙う古巣のFARCの特殊部隊も現れる。
The Wired Red Wild Card
中国人民解放軍の情報技術部門の士官であるリー・シンリンはハッキング技術の会得のため、身分を偽ってジェーンらのハッキンググループに近づくも、最初からすべてバレており、むしろシンリンの犯行に見せかけて組織の情報などを抜かれてしまう。この失態を挽回するためシンリンの上司は、彼女はダブルスパイだったと報告を上げ、シンリンは裏切り者として命を狙われる身となる。身の証を立てるべくシンリンはロアナプラへ向かい、前回のロベルタの一件で傷心のロックは彼女を助けるべく行動を起こす。

登場人物

ラグーン商会

ロック
- 浪川大輔
本作の主人公。本名は岡島 緑郎(おかじま ろくろう)。昭和49年8月(アニメ版では昭和45年8月21日)生まれ。東京都出身。
1年浪人して国立大学を卒業後、一流企業である旭日重工の資材部東南アジア課に勤務していた。父や兄は中央省庁の官僚であるが、同じ進路を望んでいた家族の期待を裏切ったものだと認識しており、家族仲は非常に悪かったと語っている。ラグーン商会の件で会社に見捨てられたことをきっかけに本名を捨て、「ロック」(命名はダッチ)を名乗ってメンバーに加わる。
銃器は一切使えないが、いざという時の肝は据わっており、作戦においては頭脳労働が中心の参謀役。過去の取引相手の家族構成まで把握しているほど記憶力が良いうえに機転にも優れ、サラリーマン時代の知識や情報を交渉や判断材料にするなど役立てている。常時ネクタイを欠かさないホワイトカラースタイルを貫き、ロアナプラでも「ネクタイを締めた海賊」と認知されている。
英語が堪能。日本編(「Fujiyama Gangsta Paradise」)においては、バラライカたちとヤクザたちとの通訳を務めるほどである。また、多少のフランス語もたしなむ。
当初はくだらない日常への嫌気と、斬った張ったの世界に対する憧れで商会に入ったが、ロアナプラの不条理に馴染めない自分と現実の葛藤を経て、自分が商会に参加した答えを見出していく。絶望的な境遇から屈折した成長を遂げたレヴィに対しても「人は生きていれば誰だって辛い目には遭う」と、自分と彼女の間にあった心の壁を一蹴している。
非情な世界に生きながらも常に正論を主張し、レヴィなどと対立することも多いが、その青臭さゆえ逆に一目置かれることも多い。その一方、自身や他者を危険に晒す賭けのような行為に嬉々とした様子で挑むなど、どこか自分を試そうとする一面も持ち合わせている。そのことをベニーから指摘されており、バラライカからは「いい悪党になれる」と気に入られる一方、ファビオラからは「この町で一番のくそ野郎」と罵られている。
喫煙者で、サラリーマン時代はマイルドセブンを吸っていたが、商会に入ってからはアメリカンスピリットを吸っている。ただし、日本編の後に再びマイルドセブンを吸っている描写がある。
レヴィ
声 - 豊口めぐみ
本作のヒロイン。本名はレヴェッカ・リーニューヨーク出身の米系華人
二挺拳銃(トゥーハンド)」の異名で知られた凄腕ガンマン。得物は「ソード・カトラス」と呼んでいるベレッタM92FS Inox(の海外製コピー品)のカスタムモデル。バレルを6インチに延長し、象牙製のグリップに髑髏と2本のカトラスで構成されたエンブレムを埋め込み、スライドの左には「9mm SWORD CUTLASS」、右にはタイ語の刻印が施されている。
過去のことに触れられたり思い出すと虚ろで胡乱な目つきになるが、銃撃戦のような命のやり取りの際には水を得た魚の如く、生き生きと駆け回る。トレーニングを怠らず、銃撃しながら船から船への跳躍もできるほど、身体能力は抜群に高い。また、スクーバダイビングも得意で、ダッチに「泳ぎに天性の勘がある」と絶賛されている。
かなりの短気な性格かつトラブルメーカーであり、ロックの正論に反発しては2人で口論になることが多い一方、彼のことを心配して庇うことを常とする。金にもうるさく、そのためなら単独行動に出ることも少なくない。性格も口調も男勝りの男言葉で、一人称は「あたし」、まれに「あたい」、一人称複数では「あたしら」「あたいら」。首筋から右肘にかけ、トライバル系の刺青を入れている。過去にはNYPD27分署の管轄内で相当の犯罪歴があり、刑務所への入所経験もある。
アニメ版では、羽毛枕を消音用に使って誰かを射殺したと思しき少女時代のレヴィが描かれている。
タバコはラッキーストライクを吸っている。
原作では黒髪で、白人の血が入っているとのイメージでも描かれるが、アニメ版では赤味かがった茶髪に描かれている。なお、読み切り版(#0)では目がかなり細く、古典における中国系を意識したような顔付きだったが、次の第1話(#1)からはデザインし直されている。
ダッチ
声 - 磯部勉
本作の狂言回し。ラグーン商会のボスであり、「ブラック・ラグーン号」の船長
ゴーグルサングラスを外さない筋骨隆々のインテリ黒人。常に冷静沈着なスタンスを保つ図太い神経の持ち主(ベニー曰く「タフで知的で変人」)。ロアナプラの各勢力から一目置かれ、常にタメ口で接している。渾名をつける癖があり、第1話で「ロック」の名付け親になった。
ベトナム戦争に従軍していた経歴があり、河川哨戒部隊TF116に所属していたと公言しながら、キャクストンの放ったGIスラングを理解できないなど、不自然な点を見せていた。
愛用の拳銃S&W M29の6.5インチモデルで、これを片手で軽々と扱う。タバコはアメリカンスピリットを吸っている。
ベニー
声 - 平田広明
ラグーン商会のメカニック、情報収集役。ユダヤ系アメリカ人。
電子機器に長けたウィザード級のハッカー(本人も「ケビン・ミトニック級」と自認している)。自分の機器に並々ならぬ愛着を持っており、他人に機器を触らせることを徹底的に拒む。自動車のドライビング技術にも優れ、運転手役を担当している。
ロックと比較的近い価値観を示すが、ロアナプラで生きていくため不条理なことが身近で起きても干渉せず、静観を貫いている。
愛車は1968年型プリムス・ロードランナーだったが、ロベルタとのカーチェイスの影響で大破。その後1965年型ポンティアック・GTOに乗り換えたが、それもフォンを狙った四兄弟の襲撃によって大破した。
大学在学中、「遊び」が過ぎてFBIマフィアの両方から追われていたところをレヴィに助けられ、そのまま商会で働くこととなった。第7巻のおまけ漫画では、歯に矯正器具を付けた12歳当時の姿で登場し、ロックに「いじめられっ子オーラが出てる」と評されている。
アニメ版では偽札編(「Greenback Jane」)で登場したジェーンとかなり良い雰囲気になり、日本編の最中に彼女から送られてきた画像付きメールが確認できるが、「The Wired Red Wild Card」では、ジェーンの性的な積極性にたじろぐ場面も見せる。
喫煙描写があるが、タバコの銘柄は不明。

ホテル・モスクワ

バラライカ
声 - 小山茉美
タイ支部の頭目を任されている大幹部。旧ソ連軍出身(最終階級大尉)。本名は「ソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ」。
ポニーテールにまとめたロングウェーブの金髪、ブルーグレイの瞳を持つロシア美人。顔の他、首筋や胸元、腕などにソ連アフガン侵攻時に負った大きな火傷跡がをいくつも持ち、敵対者には「火傷顔(フライフェイス)」と呼ばれている。
当時からバラライカをボスとする一個小隊は「遊撃隊(ヴィソトニキ)」と呼ばれているが、ソ連軍時代の正式名称は「第318後方撹乱旅団・第11支隊」である。愛用の拳銃スチェッキン・マシンピストル
好戦的かつ冷酷非情なリアリスト。普段はサバサバとしたキャリアウーマン風の口調だが、激高した際や遊撃隊メンバーとの会話時は、軍人らしい冷徹な口調へと変化する。街ひとつを容易に吹き飛ばせる残忍さを持つが、義理堅く筋を通す一面を備える。
組織内では「バラライカ」のコードネームで呼ばれているが、来日時は「ヴラディレーナ」の偽名を用いていた。
組織の構成員を使い捨てにすることも厭わず、特に「チェーカー嫌い」を公言しており、KGBGRU出身の幹部を数多く謀略にかけて失脚させている。しかし、アフガニスタンという極限の戦場を潜り抜けてきた遊撃隊とは非常に強い結束で結ばれており、そのメンバーに対してのみ大変な部下思いである。それに伴い、軍人としての矜持から、マフィアに堕ちた現状を憂いるシーンもある。
原作では生い立ちに関する描写が乏しく、アフガニスタンで国際法違反(越境作戦中に難民キャンプの子供を助けたこと)を記者にスクープされ、軍籍を剥奪された経緯以外はほとんどが不明。
アニメ版や小説では、それぞれで掘り下げられている。父親が失脚したので一家の復権のため、ピオネールの団員だった少女時代に得意だった競技射撃の腕を生かそうと、オリンピック射撃種目の選手を目指し、その選考に有利になるように軍を志願した。
特殊部隊であるスペツナズの第318後方撹乱旅団・第11支隊(遊撃隊)の一員としてアフガンに派遣され、射撃技術は「第二のルドミラ・パブリチェンコ」とまで言われていたが、ソ連がロサンゼルスオリンピックをボイコットしたために選手団には入れなかった。その後、ムジャヒディン捕虜となり、全身の肌を寸刻みで焼き潰すという拷問を1か月も受け、今のような火傷だらけの身体となったために一時は本国へと戻り、遊撃隊が解散してからもアフガンに残した戦友のために大尉へ昇進して再びアフガンの地を踏む。1989年にアフガニスタンからソ連が撤退したことで祖国へ戻ったものの、バラライカのようなアフガン帰還兵(アフガンツィ)はソ連の崩壊により部隊ごと軍籍を剥奪されてしまい、困窮してしまった当時の部下たちを見捨てられず、共にホテル・モスクワへ加わった。
なお、作中では葉巻を吸っているシーンが多く見られるが、パーラメントを喫煙していることもある。
ボリス
声 - 楠大典
バラライカの副官として、その片腕を務める実直な男。ソ連軍時代の階級は軍曹。顔に大きな傷がある。常に無表情かつ寡黙であり、有事の際にはバラライカの命令を忠実に実行するが、平常時の性格は至って温厚であり、ロックなどからはそのことで親しまれている節さえある。
第7巻のおまけ漫画によると、16歳当時は美少年であったが「もやしっ子」と罵られたために軍隊で鍛えられ、その面影をまるで残さない現在の容貌になったという。

三合会(トライアド)

張 維新(チャン・ウァイサン)
声 - 森川智之
三合会タイ支部の大哥。二つ名は「金義潘(カンイファン)の白紙扇(バックジーシン / 軍師の意)」。
香港のスターフェリーポート(天星碼頭)で同僚を皆殺しにした元警察官。飄々とした好人物であるが、内面は二つ名通りの冷徹な策士。近年は管理職が多く実戦に出ることは少なくなり、「若い頃より腕が訛った」と嘯くが、現在でも同じく二挺拳銃の使い手であるレヴィが「かなわない」と弱音を吐くほど腕が立つ。ベイヴという現役時代のあだ名があるが、本人は気に入っていない。サングラスを外した素顔は、そのあだ名に違わぬ可愛らしい顔立ちをしている。あらゆるセンスが一流であるが、ジョークのセンスだけは最悪と評される。
バラライカとは全面抗争の際、ロアナプラの波止場で銃撃戦による一騎討ちの末に痛み分けに終わった過去があり、その後は互いの性格を理解しているため、好戦的な彼女には三合会まで被害が及ばないように別の組織を潰させるなど、一種の方向性を与えることで対等に接しており、組織としても比較的良好な関係を築いている。
愛銃は競技用拳銃であるベレッタM76のカスタムモデル(象牙のグリップに龍と『天帝』の刻印が施されている)で、二挺総じて「天帝双龍(ティンダイションロン)」と呼ばれる。作者には「ギャグだけでなく銃のセンスも最悪なのかも」と言われているが、原作の「Bloodsport Fairy tale」とアニメ版の「Goat, Jihad, Rock'N Roll」では、部下から借りたAMTハードボーラーを使っている。タバコはジタン・カポラルを吸っている。
彪 如苑(ビウ・ユエン)
声 - 逢坂力
張の腹心。

コーサ・ノストラ

ヴェロッキオ
声 - 銀河万丈
ロアナプラでのコーサ・ノストラのボス。上層部からの圧力に苦慮し、ロアナプラでの影響力を拡大しようとして、バラライカと対立する。彼女を抹殺すべく、ヘンゼルとグレーテルを送り込むが、2人は彼の思惑通りに動かず暴走、マフィアの部下ごと彼らに惨殺されてしまう。アニメでは「Chase for ring-ding ships」にも登場し、バラライカと誼を通じているダッチを「魚雷艇野郎」と評している。
ロニー
声 - 柿原徹也
ヴェロッキオの後任。他人を不愉快にさせる軽薄な言動が多く、特にバラライカにはタメ口でよく突っかかる。その反面、バラライカ相手にまったく臆することなくそういう態度を取る。軽薄そうな見た目に反して凶暴な面を備えている。作中に登場するマフィアの中では比較的男前だが、歯に矯正器具を付けており、徒名は「ロニー・ザ・ジョーズ」。攻撃的な姿勢から悪名高く、レヴィをして「ホテル・モスクワより少しだけマシ」と評される。
トマーゾ
ロニーの友人。正確にはナポリの別組織カモッラの一員。ロニーとともに会議に主席し、一見ただの友達付き合いに見せつつコーサ・ノストラとカモッラの二大勢力の連携を暗示するという、高度な腹芸を見せる。

マニサレラ・カルテル

アブレーゴ
声 - 江川央生
ロアナプラに存在するコロンビアマフィア「マニサレラ・カルテル」タイ支部のボス。本部がFARCと手を組んだため、賞金首であるロベルタの命を狙っている。バラライカとは過去に問題を起こして酷い目に遭ったのか、ホテル・モスクワにある種の恐れを抱いている。
アニメ版では、「Rasta Blasta」に登場したメデジン・カルテルのリーダー格と同一人物と設定されている。ラブレス家の騒動に関わっており、主人であるガルシアを取り戻しに来たロベルタに翻弄された挙句、ホテル・モスクワの面々によって袋叩きにされている。2度目の幹部会に際してはロベルタを賞金首とするFARCが商売仲間になり、彼女の首を持ってくる指令を首領直々に受け、「邪魔する者は容赦はしない」と幹部達の前で啖呵を切る貫禄を見せたが、ロベルタ・FARC・キャクストン隊の三つ巴の死闘を御せるはずもなく、次第に雲行きが先細った果てにグスターボに見限られ、射殺されたことが示唆されている。
グスターボ
声 - 西嶋陽一
アブレーゴの部下。組織の中では兄貴分だが、悪党としては小物。

暴力教会

ヨランダ
声 - 竹口安芸子(29歳の頃 - 佐々木優子)
大シスター。右目を失っている隻眼でアイパッチをしており、穏やかながらも百戦錬磨の風格を漂わせた老女。使用銃はエングレーブ(彫刻)入りゴールドメタリックのデザートイーグル.44マグナム仕様である。紅茶に目がない。今では面影はないが、第7巻のおまけ漫画によると若い頃は妖艶な美女であった。
ロアナプラでは三合会認可のもと、武器売買を行っている。大戦時にはナチスで活動を繰り返してきたベテラン諜報員。裏ではCIANSAにもコネクションを持ち、ホテル・モスクワや三合会にも気付かれぬまま麻薬の密売をも行う切れ者。
エダ
声 - 唐沢潤
シスター。ヨランダの片腕的存在。本名はイディス・ブラックウォーター。ストレートの長い金髪で、修道服姿の時でも常にフォックススタイルのサングラスを着用し、銃器を身に付けている。オフの時はラフな服装での男漁りをしている。よくレヴィとロックの仲をからかっており、レヴィとは喧嘩友達のような間柄。大型のアメリカンバイクを乗りこなす。
実はCIAの工作員であり、アジア地域に不安定を持ち込み、アメリカの利益誘導をしていたという事が後に判明する。工作員としての彼女は理知的かつ冷徹かつ傲慢であり、張やロベルタにも手加減なく接する。工作員の時はサングラスを外し、本国に帰還した時はリクルートスーツに縁なしの眼鏡をかけている。小説版ではこれによってCIA工作員である「私」と暴力シスターである「あたし」の意識を使い分けているという設定だが、漫画版では明確な区分がなく、サングラス姿の「私」や眼鏡姿の「あたし」も登場し、口調もその都度変わっている。NSAともコネがある様子がみられる。
サングラスと拳銃(グロック17L)は、原作の掲載当時に一世を風靡した映画『マトリックス』に出てくるキャラクターの真似。また、8万ドル(当時の相場で640万円相当)の賞金が懸かった双子との対峙の際には、見逃し金として15万ドル(1200万円相当)をチラつかされて慌てふためくなど、軽薄な一面も見せる。
第7巻のおまけ漫画によると、17歳当時はチアリーダーをやっていた模様。作中ではマルボロを吸っている。
リカルド
声 - 柿原徹也
新人の神父見習いとして「Greenback Jane」から登場している。南米人のような風貌の調子の良い優男。エダを「姐さん」と呼んでは怒られている。M60機関銃を使用する。

ロアナプラの住人たち

バオ
声 - 斎藤志郎
アウトロー達が集うが、どの勢力にも属さない中立の酒場『イエロー・フラッグ』の主人。ベトナム人で、元南ベトナム政府軍兵士。ダッチやレヴィなど常連には荒くれ者が多く、度々事件に巻き込まれては店を壊されており、本人も頭を痛めている。7巻における本人の言によると、1978年に仲間と店をオープンして以来、半壊が15回、ほぼ全壊が6回あった。そのため、店のカウンターを防弾仕様にして身を守っている。小心な印象が強いが、凄む福建省マフィア・布袋幇の陸韜相手に全く一歩も引かず陸韜から「三途の舟の渡し役」と認識されるなど肝が座っている。第7巻のおまけ漫画では、軍服を着てヘルメットを被った22歳当時の姿で出てきたが、それほど容姿に変化はない。トリシア・オサリバン曰く「髪切ってお仕着せを身につけたフーマンチュー」。
ローワン・"ジャックポット"・ピジョンズ
声 - 相沢正輝
ラチャダストリートにある風俗バーの主人。アフロヘアーのノリの軽い黒人。「おピンク屋のローワン」とも呼ばれている。バーの他、ポルノビデオやスナッフビデオなど裏の商品も秘密裏に扱っている。レヴィを「SMプレイ」の名手と見込んでおり、度々バーに勧誘している。
ワトサップ
声 - 塚田正昭
タイ警察ロアナプラ署の署長。賄賂で大抵のことには目をつぶり、上層部への報告をわざと怠る悪徳警察官で、ロアナプラがマフィアの巣窟でいられる要因のひとつ。市場で騒ぎを起こしたレヴィに対して「見えないところで好きにやれ」と言い放ち、マフィアのマンハントにも参加するなど、実際そこらのアウトローと何ら変わりはない。ソ連の知識階級出身のバラライカなどは、その下品さにはうんざりしている。
反面、家族は大切にしているようで、家族サービスでバカンスに出かけたこともある。
セーンサック
ワトサップの部下で警官だが、警察官としての役職は不明。
シェンホア
声 - 佐々木優子
ロアナプラで活動するフリーランサー。主に三合会に雇われている。「シェンホア」とは中国語で「鶴」を意味する(中国では「仙鶴」でシェンホアと発音)。台湾本土出身の本省人で、作中では日本語表記で、不自然に敬語が混ざったり語尾が「〜ですだよ」になったりするなど、文法がおかしい英語を話す。その事からレヴィには「ですだよ姉ちゃん」とからかわれ、よく衝突している。ただし、張や陸韜とは北京語で話すため普通の喋り方になる。道教信者。
銃器や防具の類を好まず、高い身体能力と嗜好からか、紐付の柳葉刀飛刀
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出典:wikipedia
2020/06/02 23:07

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