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プロレスとは?

プロレスの試合(シングルマッチ)
プロレスの試合(タッグマッチ)

プロレスは、リング上で主に観客へ見せることを目的とした攻防を展開する格闘技を基本としたスポーツのことである。もしくは、その試合を複数展開することにより開催される興行のことである。正式名称はプロフェッショナルレスリング、興行レスリング、職業レスリングとも呼ばれる。古くは西洋相撲(角力)と呼ばれた。アメリカなどの国では単に「レスリング」とも呼ばれる。メキシコでは「ルチャリブレ」、ヨーロッパでは「キャッチ」と呼ばれている。

試合は投げ技関節技打撃技、時には凶器などを用いて行われて試合において闘う者をプロレスラーもしくはレスラーと呼ばれている。

アメリカ、メキシコ、日本などにおいて歴史があり複数のプロレス団体を有しており全国各地で興行が連日行われている。プロレス興行がない国においてもテレビインターネットを通じて世界中の人にも楽しまれている。

目次

  • 1 概要
  • 2 運営
    • 2.1 事業内容
    • 2.2 事業形態
    • 2.3 社長プロレスラー
    • 2.4 巡業
      • 2.4.1 巡業を伴わない興行形態
    • 2.5 進行形式
  • 3 ルール
    • 3.1 スタッフ
    • 3.2 基本ルール
    • 3.3 試合形式
    • 3.4 リング
    • 3.5 階級
    • 3.6 服装
      • 3.6.1 着衣
      • 3.6.2 その他
    • 3.7 入場時
  • 4 プロレスの歴史
    • 4.1 プロレスの起源
    • 4.2 20世紀前半
    • 4.3 アマチュアスタイル興行復興の試み
    • 4.4 日本におけるプロレスの歴史
      • 4.4.1 戦前
      • 4.4.2 昭和後期、BI砲の時代
      • 4.4.3 平成期 - プロレス人気の低迷と団体乱立
      • 4.4.4 2000年代 - メジャー団体分裂による勢力再編
      • 4.4.5 現在
  • 5 女子プロレス
  • 6 ミゼットプロレス
  • 7 マスコミにおける取り扱い
  • 8 ショー的側面
    • 8.1 ブック
    • 8.2 アングル
    • 8.3 ギミック
    • 8.4 興行の進行用台本
  • 9 非ショー的側面
  • 10 用語の特殊性
  • 11 プロレスを題材としたフィクション作品
    • 11.1 小説
    • 11.2 漫画、アニメ
    • 11.3 実写作品
    • 11.4 ゲーム
  • 12 関連書籍
  • 13 脚注
  • 14 関連項目
  • 15 外部リンク

概要

興行会社が試合、その他で構成される興行を開催することで観戦料などの収入を得るビジネスモデル。プロレス業界において興行会社は「団体」と呼ばれる。 アメリカ合衆国のプロレス団体「WWE」を代表とする台本の存在を公にしているエンターテインメント系団体と日本の主流である競技性を前面に押し出しているプロレス団体が存在する。また女性のプロレスラーの行うプロレスは特に女子プロレスとされ区別される。それ単独での興行は存在しないものの低身長症のプロレスラーが行うプロレスを「ミゼットプロレス」と呼ぶこともある。

事業収入を得ないアマチュア組織も存在する。その中でも学生の愛好家達によるものは学生プロレスと呼称される。本来、メキシコを除いてはライセンス制度も無いため厳密にアマチュアとプロを分類することは不可能であるが、強いて分類するなら観戦料徴収の有無で分けることが出来る。アマチュアプロレスは地域の催事ないしは祭事でプログラムの一環として行われることが多い。「アマチュアプロレス」という表現が矛盾していることもありプロではないがプロと同じ形式という意味で「プロスタイルレスリング」、「ノンプロ」との合成語として「ノンプロレス」と表現することもある

1つの地域に重点を置く地域密着型と都市圏を中心に全国を回る巡業型がある。

勝敗を競う形式を取るがアメリカのWWEはあらかじめ作られた台本に則って行われている「エンターテインメント」であることを明らかにしている。理由としては、筋肉増強剤などの昨今のプロスポーツと薬物の問題が根底にあるが、その他にも、スポーツ委員会よりも興行(娯楽)として登録する方が保険料が低く済みコストダウンに繋がることや株式上場の際に経営透明化という観点から業務内容を公開する必要があったためである。

歴史的に活動が盛んな地域としてはアメリカ、カナダ、日本、プエルトリコ、メキシコが挙げられる。

アメリカではプロレスでもアマチュアレスリングでも「レスリング」と呼ぶがプロレスのみを指す場合はショー・ビジネスのそれとして「ラスリン」と南部訛りで呼ぶことがある。

運営

事業内容

エンターテインメント産業とほぼ同じ事業形態である。

事業形態

球場、体育館、イベントホール、屋外などを試合会場として、そこへリングや周辺器材(フェンス、椅子等)を設置して有料で試合を観戦させる「興行」が主な事業である。会場の規模と観客数は団体や興行規模により様々であり、数万人を動員することもあれば、数十人程度の観客を相手に興行こともある。WWEのWrestle Mania32では10万人を超える動員に成功した。1つの興行には5試合から10試合を行うことが多い。これらの興行はシリーズの中に組み込まれることが多く、団体は選手と従業員、器材を移動させつつそれを行わせる。これを「巡業」と呼ぶ(巡業については後述)。また、経済的あるいは他の事情から巡業を行わない団体も存在する。それらは、団体が所有してリング等を設置している「常設会場」を使用するか、限られた地域にて営業している会場を使用している。事業収入の柱となるものは以下の様なものである。

観戦料
観戦の際必要になる有料入場券(チケット)の売り上げ。自主興行では事業収入の重要な柱の一つである。価格は3,000円から20,000円程度と幅広く、興行の規模や座席種により推移する。WWEの最大イベントレッスルマニア」では最も高額なリングサイド席で2,000ドルにもなる。地方興行などではコンサート同様にスーパーコンビニで割引優待券が配布されていることもある。
また、他のスポーツ興行と同様に法人顧客にある程度まとまった数を販売して法人が自身の顧客に対して販促の一環として配布したり余れば福利厚生の一環として従業員に配布することもある。なお、ビッグマッチを除き、地方興行ではプレイガイドでの販売数はそれほど見込めないため法人営業力の重要性は高い。また、選手自らチケットを販売(手売り)する事も珍しくなく、主にインディー団体においては、それが選手の収入に繋がっていることもある。
なお、人望のあった選手などが重い病気や重度の負傷、リング内外の事故により事実上の廃業、あるいは長期欠場を余儀なくされた時、その選手やその家族のために闘病・療養費用などの一助にしようと選手有志や縁のあった団体などの協力という形で選手のための興行が行われて観戦料などの収益がその選手に渡されることもある(ガンで引退した冬木弘道引退試合など)。
グッズ販売
団体が、Tシャツタオルなどの衣料品、パンフレット等を製作して販売することによって得る収入。
会場の売店での販売が中心だがスポーツショップでも販売している。近年は通信販売を行う団体も増えつつある。また、会場の特設売店やイベントで選手が購入者へサインを贈る等のファンサービス販促を行うこともある。これらは粗利が高く日銭を稼ぐことが出来るため、零細団体ほど比重が高くなる。グッズが製作できなくなると団体は経営的に破綻寸前であることが多い。また、ゲームソフトなどのロイヤリティーも含まれる。
コンテンツ販売
試合を収めたDVDの販売、インターネットでの配信を行う団体もあり、アメリカのインディ団体では映像ソフトにパッケージという目的を持って試合を行う場合もある。
近年では携帯電話サイトの有料会員向けに待ち受け画像、着声などを配信するケースも増えている。
広告料
リングやパンフレット、チケット裏面などの広告スペース料。冠興行での協賛金など。
テレビ放映料
地上波BS専門チャンネル放送事業者からの放映料。
かつては、地上波テレビ放送が無い団体では経営が成り立たないと言われていたが、UWFがビデオ販売でヒットを飛ばしたことやケーブルテレビ、CSで放送される有料専門チャンネルの増加などから必ずしも地上波での放送がなくとも経営ができるようになった。新日本プロレスやWWEなどではビッグイベントをPPV方式で販売して収入に直結させている。(新日本プロレスは、テレビ朝日で毎週土曜日深夜2時にやっている。)
所属プロレスラーによる芸能活動
団体を所属事務所として出演するテレビやラジオ、各種イベントでのトークショー、映画Vシネマなどへの出演料。レスラーが主演を務める作品もあり、俳優業を本職としたものもいる。
飲食店経営
団体が運営する喫茶店レストランの事業収入。全日本女子プロレス大日本プロレスDDTプロレスリングなどでは、新人を中心とした所属選手や引退した元選手がスタッフとして働く店を経営する例もある。また、大阪プロレススポルティーバエンターテイメントのように常設会場にカフェ・バーなどの飲食店を併設しているケースもある。
興行権販売
主に地方での巡業であるが、各地方のプロモータと呼ばれる興行会社(いわゆる勧進元)に一定額で興行権を販売する。地域に根ざしたプロモータが営業活動、宣伝活動などの業務を行うため団体のスタッフの負荷が軽減できることや、不入りであっても安定した収入を得られる点が利点。このような興行は「売り興行」あるいは「委託興行」と呼ばれる(大相撲における地方巡業やプロ野球における地方球場での公式戦でも見られる形態)。逆に団体自らが興行を開催して、直接収入を得る興行を「手打ち興行」あるいは「自主興行」と言う。興行形態としては他に団体とプロモータで負担を分担し合う「分興行」(いわゆる「合同興行」で採られることが多い)、団体が一部経費を負担して残りをプロモータが負担する「乗り興行」(プロボクシングで多く見られる形態。プロレスでは「プロレス夢のオールスター戦」「夢の懸け橋」などが該当)がある。
元選手が引退後にプロモータに転身することもある。現役選手でも出身地や縁の深い場所で興行を行う際、興行権を購入して取り仕切ることもある。また一部のプロモータが興行権を団体から購入せず自らの手で興行を打つこともある。
祭事、催事のプログラムの一環として試合を行うこともある。代表例はフリーマーケット競艇場など。変り種として結婚式余興で行うこともある。

社長プロレスラー

力道山

日本のプロレス団体における特徴のひとつとして現役レスラーまたは引退したレスラーが社長業を兼務する、というものがある。日本のプロレス団体運営システムの始祖である力道山から始まった形式。日本プロレスから派生した新日本プロレス(2014年現在は後述する「背広組」の経営)、全日本プロレス(過去に「背広組」経営だった時期あり)もこの形式を踏襲したほか2017年現在もプロレスリングZERO1(ただし代表権は持たない)、DRAGON GATE(ただし選手としては第一線を引いている)、WRESTLE-1DDTプロレスリングなど、この形式を取る団体は少なくない。女子でもLLPW-XセンダイガールズプロレスリングOZアカデミー女子プロレスワールド女子プロレス・ディアナPURE-Jが該当する。引退したレスラーが社長を務める団体としては過去には国際プロレスなど、2017年現在はプロレスリングWAVEなどがある(WAVEについては現役から継続)。主演スターが座長も兼ねる劇団に近い形態といえる。興行の現場を知るものが社長業を行うことで、現場(レスラー)との乖離を避けることが出来たりスポンサーとの営業活動などに利点がある。

しかし、個人商店化してワンマン体制や血縁、同族企業になりがちな点、プロレスの試合におけるセンスと経営の能力は別物であるため、経営を手助けする優秀なブレーンとなる存在が無ければ維持することは難しい。また(特に主力選手が社長を務めるケースにおいて)選手専任であればトレーニング、休息、リハビリなどに充てられる時間を経営に割かなければならないため、選手としてのコンディションの維持が困難になり、三沢光晴の死亡事故を機に問題視する声も出ている。

これに対して選手出身ではない者(「背広組」と呼ばれる」)が社長や経営幹部を務める場合、経営と現場を分離できるものの、両者の間に軋轢が生まれて分裂、活動を停止するケースも存在する一方、社長レスラーによるワンマン経営に反発して選手が離脱するケース、絶対的な影響力を持つ社長レスラーの退陣によって(レスラー、背広組問わず)後任者が選手やフロントをまとめきれず瓦解するケースも少なくない。JWP女子プロレスのように背広組社長は会社経営に専念し、現場にかかる業務のほとんどを選手に委ねる団体も存在する。

一方で「背広組の社長がレスラーになる」ケースもある。WWEでは会長であるビンス・マクマホンが(時期によるが)自ら試合に出る。彼は元々「背広組」であったが、演出の必要上レスラーとしての訓練を積んだ例である。またかつてのFMW社長・荒井昌一はレスラーとしての訓練は積んでいなかったが演出としてリングでレスラーとの乱闘を演じたことがある。I.W.A.JAPAN社長の浅野起州も元はプロモーター出身の背広組だが、2000年の「レスラーデビュー」以後時折試合に出ていた。ハッスルMAN'Sワールド草間政一CEOの場合、アマチュアレスリング経験者ということもあり2010年に「プロレスラーデビュー」して勝利を収めた。

巡業

日本のプロレス団体でツアー展開をする場合は、相撲の地方興行やサーカスと同様、巡業の形態を取ることがある。メジャーと呼ばれる大規模団体が開催する興行数は年間100試合前後と他の格闘技と比べて圧倒的に多く、スタッフはリングや周辺機材を積んだトラックで別移動するが、レスラーは集団でバスなどを用いて移動して同一のホテルなどに宿泊する。

競技性を売りとするUWF系の団体では、コンディション調整に時間を割くため、興行数は年間数試合から数十試合程度となっている他、対戦するレスラー同士が会わないよう、別のホテルに宿泊させて競技性の保持に務めた。

集客数は、試合の会場とする場所にもよるが、スタジアムなどの大会場では数万人規模、地方の体育館やイベントホール、屋外グラウンドなどの会場では数千人から少なくとも千人程度までの集客を見込んで興行を打つことが一般的である。

興行の際の会場使用料に関しても、主要アリーナや公共の体育館は入場料を徴収するアマチュアスポーツ大会使用時よりも高額(入場料を徴収するアマチュアスポーツ大会使用時の使用料より3〜10倍程度)に設定されている。使用料自体も、開催曜日(土曜・休日は平日よりも高額となる会場もある)、使用時間帯(定額制の会場もある。時間帯制の会場は時間が遅くなるほど高額になる)、最高入場料(特別リングサイド料金)、観客席の使用の有無などで会場によって異なっており、設営から撤収までの時間で使用料が決まる。会場使用料には基本使用料の他にも、時間外使用料、冷暖房料金、照明料金、テレビ中継を行った際の設備料金などの付帯料金やパイプ椅子など会場設備を損傷させた場合の弁償料などが加わる。使用料の支払は基本的に前払い(前払いの場合は支払期限があり、期限を過ぎれば予約は自動的にキャンセルとなる)であるが、予定よりも伸びた場合の時間外使用料や会場設備を損傷した場合に生じる損害賠償は、後日会場側から団体に請求される。大日本プロレスは損害賠償のリスクを回避するため、会場によってマッチメイクを決めている。国際プロレスジプシー・ジョーが参戦したシリーズでは損害賠償に悩まされていた他、新日本プロレスは観客が暴動を起こしたために使用料をはるかに超える損害賠償を請求されたり、使用禁止を言い渡されたことがある。全日本女子プロレスは、急遽後払いに変更した会場使用料を滞納したために会場の管理者から告訴されたことがある。

会場や興行の規模によっては、使用申込後に他のスポーツイベントや行事などとの日程を調整する利用調整会議への出席が義務付けられている会場や、使用申込後に団体の信用度などの事前審査を行う会場もあり、会場の事前審査によっては使用不可となる場合もある他、使用料の滞納などで使用禁止となる場合がある。一旦使用料を支払えば、開催中止の場合でも使用料を返還しない会場が殆どであり、その場合は巡業の収支にも大きく影響する。

海外では、レスラーの現地集合、解散の方式を取ることが大半で個別行動が基本。新人や若手レスラーは、移動経費の節約のため、自動車や先輩選手の自家用飛行機に相乗りで移動することもある。それが故に、大剛鉄之助ジョニー・バレンタインが事故でレスラー生命を絶たれたり、アドリアン・アドニスが移動中の交通事故で死去したケースもある。日本でもJWPの時代のデビル雅美フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング大仁田厚は自家用車に後輩を乗せて移動していた。

巡業を伴わない興行形態

近年では何らかの形で常設会場を設けて地方巡業を行わない団体も増えてきている。主にローカルインディ草の根インディ或いはどインディというスラングで呼ばれる極めて小規模な団体がこの形態を取ることが多い。

こうした団体は、メジャー団体や中規模インディ団体のように集客数の採算分岐点の大きく、かつ会場使用料が高額な大会場を用意する経営体力がないため、仮に巡業を行う場合であっても小規模な公民館や体育館の一室、或いは駐車場の一角で平均百人前後、多くても数百人程度の集客で興行を成立させる運営を行っていることが多い。

リングさえ用意してしまえば何処でも興行会場になるとも言えるため、極端な場合では団体事務所の敷地内にリングを置いたり、リングが常設されている団体の道場に客を集める形態(いわゆる道場マッチ)を取る場合もあり、数十人から数人程度の観客動員でも興行を成立させたと見なしてしまう零細団体も存在する。

海外ではレスラー自身が各地のインディ団体を転戦するケースも多く、この形式はインディー・サーキットと呼ばれる。

進行形式

プロレスの興行は、1日で5から10程度の試合が行われ、間に1度休憩が挟まれる。トータルの興行時間は平均して3時間前後が基本。試合の構成は以下の通り。

WWEなどのように選手名を告知してから入場してリング上では告知を行わない団体もある。

選手入場の際に用いられるテーマ曲はアーティストによる既存曲と選手個人または団体が制作を発注したオリジナル曲がある。試合をパッケージ販売する際の著作権処理の煩雑さと使用料回避のため、オリジナル曲を使う傾向が強くなっている。コスト削減のためパッケージ販売時には入場シーンに別の曲を編集で用いたり入場シーンそのものをカットしているものもある。

また、タッグマッチ(詳細は後述)の入場、退場時に用いられる曲は「格上」のレスラーのものであることが基本である(大物同士のタッグでは同格であることを強調するため両者のテーマ曲を混合した曲を用いることもある)。アングル上の決着戦の場合は通常と異なる前奏を付加したものやタッグマッチ時に1人ずつテーマ曲に合わせて入場するといった演出が施される。

ルール

スタッフ

試合を行うレスラーの他、試合を行うために必要なスタッフとして、次のようなものがある。

コミッショナー
試合の最高責任者。詳細はコミッショナーの項目を参照のこと。
レフェリー
試合の審判員。詳細はレフェリーの項目を参照のこと。
リング・アナウンサー
選手、レフェリーの紹介等、試合の司会、進行役を行う。
タイムキーパー
試合時間を計時し、レフェリーの合図・時間切れでゴングを鳴らし、試合の開始・終了を他のスタッフ、観客に告知する他、試合結果の公式発表を行う。
リングドクター
試合等で負傷したレスラーに対する処置を行う。
実況、解説を含む場内放送係員
場内放送設備を操作し、実況、解説を行う傍ら、観客に注意を促すなどの呼びかけを行う。
その他、試合の運営に必要な係員

基本ルール

基本的なルールはほぼ以下の通りである。

勝敗は、以下の状況に至ったとレフェリーが認め、その旨を宣告した時点で成立する。

フォール
対戦相手の両肩をマットに押しつけ(フォールという)、レフェリーが3カウント数える。
ノックアウト(KO)
10カウントの間立ち上がれないでいること(レフェリーによって、またカードによって、カウントのスピードは異なる。)
リングアウト
10カウント、ないし20カウントの間リングの外に出ていること(WWE、TNA、全日本プロレスなどが前者を採用、日本の団体の多くは後者を採用)
ギブアップ
口頭での敗北意志の提示をする
タップアウト
相手の体の一部またはマットを叩くことにより敗北意志の提示をする
レフェリーストップ
関節技を受けている選手がギブアップやタップアウトせず、これ以上技を受け続けていると重傷を負うと判断した場合はレフェリー権限で強制的に試合を終わらせる。スリーパーホールドなど絞め技の場合はレフェリーが絞められている選手の腕を上げてから離して3回腕が落ちれば負けとなる。
反則勝ち(負け)
レフェリーに暴行、凶器の使用、セコンドや他レスラーの協力的乱入があった場合、行為を行った側が強制的に負けとなる。ただし例外もある(詳しくは下記参照)。
セコンドからのタオル投入(TKO)
オーバーザトップロープ
トップロープの上を越えて場外に落ちたら失格となるルール。主にバトルロイヤル形式の試合で採用される。またアメリカでは相手選手をトップロープの上を超えて場外に落とした場合反則負けとなるルールが過去に採用されていた。

その他に次に掲げる代表的なルールがある。

試合形式

プロレスの試合は多くは何分何本勝負、という形で行われる(ヨーロッパおよび力道山時代の日本ではボクシング同様のラウンド制の試合も行われていた)。1980年代以降の日本では、ほとんどが一本勝負で行われている。かつて日本でもタイトルマッチなどで行われた3本勝負(2本先取で勝利)は過去現在を通じてメキシコでは主流の試合形式である。試合時間は概ね10分から無制限まで千差万別であるが、タイトルマッチは60分1本勝負<過去には61分3本勝負などのルールもあった>が主流である。アメリカのテレビ放送用の試合では「放送時間内1本勝負」(つまりテレビの放送時間終了までに勝負がつかなければ引き分け)という例もあった。

シングルマッチ
2人のプロレスラーが1対1で行う形式。
タッグマッチ
2対2、3対3など、複数人がチームを組んで対戦する試合の総称。各チームの構成人数が3人以上の場合は6人タッグ、8人タッグの様に合計人数を接頭に付けて呼称される。2対2の場合は人数を明示せず「タッグマッチ」と表記されることがほとんど。2対3などチーム構成人数に差がある場合は変則タッグまたはハンディキャップマッチと呼ばれる。日本ではコーナーに控えている選手とタッチしないと試合権利が移らない方式を取っている団体が多いがメキシコではタッチをしなくても試合権利が移る方式(権利者が場外へ落ちた後、控え選手がリングインすることで権利が移る)を取っている。日本でもメキシコに縁のある団体ではタッチしない方式を取っている団体もある。
トリプルスレットマッチ
3WAYマッチ、3WAYダンスとも呼ばれる3人で闘う形式。バトルロイヤルと異なり誰か1名が勝利を挙げた時点で試合が終了する方式と最後まで残った者(チーム)が勝利、の2通りある。タッグマッチで行われることもある。
ハンディキャップマッチ
前述の変則タッグのなかでも少人数のチーム方に圧倒的な実力がある選手がいるものを特にこう呼ぶ。巨漢レスラーの怪物性を示すために採用される形式。1対2、1対3などが基本である。
デスマッチ
通常とは異なる要素を加えた試合形式。これに特化したプロレスを英語でハードコア・レスリングという。
バトルロイヤル
女子プロレスのバトルロイヤル(アメリカ)
主に10人以上で行われる形式。敗北したものから退場して最後に残った者が勝利する。参加選手が開始時に全員リング上にいる場合や時間差で入場する形式などがある。

リング

詳細は「リング」を参照

対戦の舞台となるのは3本のロープを四方に張り巡らせたリングで形状はボクシングなどとほぼ同じ(ただしボクシングの場合ロープ数は4本で、コーナーの形状も異なる)。大きさは団体によって異なる。プロレスの特徴として、ロープの反動を積極的に用いたり(ロープワークと呼ばれる)、コーナーに上っての技などがあるためリングおよびロープは他競技用のものに比べて頑丈に作られている(ロープの中にはワイヤーが入っている)。デスマッチと呼ばれる試合形式の場合、特殊な加工が施されたリングを用いることがある。(ロープを有刺鉄線に交換するなど)詳細はデスマッチを参照。

リング内に敷かれたマットの硬度は大差はないものの団体によって違うと言われている。柔らかい方が投げ技を受けたときにダメージが軽減される。あまりに表面が柔らかすぎると踏ん張りが効かなかったり逆に足をとられて怪我をするおそれもあるため、柔らかさに一定の限度は存在している。

歴史的な経緯は不明だが、現在のほとんどのリングには「スプリング」が入っており、投げ技や跳び技の着地時におけるケガを予防するようになっている。総合格闘技の試合がプロレスのリングで行われた際にはスプリングを止めて「固く」していた。

各団体が専用のリングを所有するが小規模団体は所有していないことが多い。この場合は他団体または「リング屋」と呼ばれる会場設営業者にレンタルする。代表的なリングレンタル会社としてジャッジサポートがある。

日本では闘龍門闘龍門2000プロジェクトで6角形のリングが使われたことがあり、アメリカではTNA、メキシコではAAAなどの団体で、6角形のリングが使われている。

埼玉プロレスや黎明期のアイスリボンのようにリングを使用せずマットのみの場合もある。

リング外には転落時の衝撃を和らげるためのマットを敷く団体がある。また観客席とリングの間に鉄柵を設置する団体もある。

階級

多くの団体では、レスラーの体重を基準にヘビー級とジュニアヘビー級(クルーザー級、ミッドヘビー級)に区分される。

クルーザー級は主にアメリカの団体で用いられ、日本でもWRESTLE-1DDTプロレスリングなどでクルーザー級と呼んでいる。ほとんどの団体の基準は概ね100kg未満であるがヤード・ポンド法が用いられ、WWEでは2016年に復活させたクルーザー級の定義として205lbs(約93kg)以下、全日本プロレスでは231.5lbs(105kg)までがジュニアヘビー級として扱われる。基本的数値の基準としては海外や新日本プロレスの220lbs(99.8kg≒100kg未満)が用いられている。ボクシングと違い公式な計量は存在しないことが殆ど(メキシコを除けば必要に応じて行われるのみ)。階級を超えたマッチメイクもしばしば行われて軽量級に在籍しながらヘビー級戦線で活躍するレスラーも少なくない。近年ではシャープな肉体の選手が増えた為、105kg以下のヘビー級戦士も多く全日本のようにヘビー級の体重制限を事実上廃止した団体も存在する。また、WRESTLE-1のクルーザー級は200lbs(90.719kg)までとしている。旧ZERO-ONEは巨漢レスラーが多く参戦していたためにヘビー級の上に130kg以上のスーパーヘビー級を置いたことがある。力道山時代の日本プロレスではジュニアヘビー級の下に190lbs(86.28kg)未満のライトヘビー級を置いていた。NWAはその下にさらにミドル級ウェルター級を設置してより詳細な階級区分を行っている。ルチャ系の団体では全体的に体重の軽い選手が多いためミドル級、ウェルター級などで分類されることもある。DRAGON GATEの軽量級に当たるオープン・ザ・ブレイブゲート王座は180lbs(82kg)以下を対象としており、ウェルター級に該当する。インディー団体では体格に優れたレスラーが少ない傾向にあるため階級区分が行われていない団体が多い。

また、みちのくプロレス東北タッグ王座のように、個々の体重制限はないが選手2人の合計体重が200kg以下というものもある。

なお、女子プロレスにおけるジュニアとは軽量級カテゴリーではなく経験の浅い若手選手を指すカテゴリーである。全日本女子プロレスでは軽量級はスーパーライト級と呼ばれ、132lbs(60kg)以下を対象としていた。GAEA JAPANにおけるクルーザー級もほぼ一致する。アイスリボンICE×60王座も存在していたが体重制限が撤廃されて現存するタイトルは無差別級となる。

服装

試合時の服装は団体によって規定、禁止されているものを除けば特に規定はなく、様々な種類のコスチュームが存在する。男子の場合、一般的には上半身半裸で以下の種類が使用されている。

着衣

ショートタイツ
ビキニ型のパンツ。最も一般的なリングコスチュームで黎明期から現在に至るまでほとんどの団体の選手で見られる。伝統的に新日本プロレスでは黒、全日本プロレスでは赤、青、黄、緑などカラータイツが好んで着用されて新人選手の多くは無地のこのタイプを着用している。また、馬場全日系は新日系よりも股上が深いものを使用する傾向があった。黒色無地のタイツに肘、膝のサポーター類を一切着用しないスタイルはストロングスタイルの象徴と呼ばれ、現役では藤波辰爾長州力中西学西村修らが実践している。一定のキャリアを積んだ選手の中には柄付きやロゴ付きのものを着用しオリジナリティを演出する者もいる。他のタイプのコスチュームを着用する時もアンダーウェアとして着用されるほか三沢光晴などのようにロングタイツの上から着用するパターンもある。
ロングタイツ
腰から膝下、または足首付近までを覆うタイツ。こちらも古くから使用されており、日本では力道山が使用していたコスチュームとしても有名。リングシューズ、膝サポーターをデザインの一部に組み込むことができるのが特徴。膝下までのタイプは俗に「田吾作タイツ」と呼ばれて上田馬之助ドン荒川矢野通などジャパニーズヒールの代名詞となっている。
ショルダータイツ(ハーフショルダータイツ)
アマチュアレスリングで使用されているシングレットと基本的には同一のものだが脚部がロングタイツになっているものや肩がワンショルダーになっているものもある。アマチュアレスリング出身の選手が着用するほか、アンドレ・ザ・ジャイアントベイダー吉江豊など上半身の肉が厚い超重量級の選手が体を引き締めて負荷を軽減するために着用する。
ショートスパッツ、ハーフタイツ
上記のコスチュームよりも比較的新しい時期に登場したコスチューム。ショートスパッツは総合格闘技で主流のコスチュームで格闘技色の強い選手は好んで使用する傾向がある。
全身タイツ
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出典:wikipedia
2018/12/12 14:24

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