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ホテルとは?

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東京駅に隣接するホテル外観。シャングリ・ラ ホテル 東京は写真向かって左側の建物
ラスベガスMGMグランド
世界一の面積を誇るカジノホテルで、総客室数は6850。これは日本で一番部屋数が多いホテルの3倍ほどにあたる。

ホテル(: hôtel)とは、主にビジネス目的の出張者や観光目的の旅行者のための宿泊施設。語源はラテン語の「ホスピタリア」であり、無償の接待部屋という意味。大型のホテルでは、結婚式場プールなどの設備を備える。

なお、ホテルと類似した施設として、ユースホステルペンションコテージ短期賃貸マンション(いわゆるウィークリーマンション・マンスリーマンション)などがある。

目次

  • 1 ホテルの形態
  • 2 ホテルの評価
  • 3 ホテルの客室
    • 3.1 客室の形態
    • 3.2 客室と眺望
    • 3.3 客室の設備
    • 3.4 トイレ・浴室
    • 3.5 客室とサービス
  • 4 ホテルの設備
  • 5 宿泊方法
    • 5.1 予約
    • 5.2 チェックイン
    • 5.3 チェックアウト
  • 6 各国の法制度
    • 6.1 日本
      • 6.1.1 ホテル営業
      • 6.1.2 構造設備の基準
      • 6.1.3 用途規制
    • 6.2 イギリス
    • 6.3 フランス
  • 7 ホテルの経営
    • 7.1 ホテルの経営形態
      • 7.1.1 所有形態
      • 7.1.2 収益構造
      • 7.1.3 売上構成
    • 7.2 主要ホテルグループ
      • 7.2.1 国際チェーン
      • 7.2.2 ホテル加盟組織
      • 7.2.3 日本
  • 8 その他
  • 9 ホテルを扱った作品
    • 9.1 歌
    • 9.2 小説
    • 9.3 漫画
    • 9.4 TV
    • 9.5 映画
    • 9.6 舞台作品
  • 10 脚注
    • 10.1 注釈
    • 10.2 出典
  • 11 参考文献
  • 12 関連項目

ホテルの形態

ホテルの分類に関して明確な区分があるわけではなく、各国によって異なるなど、それぞれの概念はあいまいなものとなっている。

シティホテルの例(シェラトンホテル札幌)
  • シティホテル
    都市中心部や駅周辺に立地するホテル。
    シティホテルの語は、1794年ニューヨークに出来たシティ・ホテル(74室)で最初に使われ、以降、各地に普及した。都心部に立地するため投資コストが高い一方、集客力も高く、大規模で多機能なものが多い。
    日本では、宴会場や料飲施設(レストラン、ラウンジ、バー)などを併設する規模の大きいホテルの呼称となっている。また、プールスポーツジム・スパ等のリラクゼーション施設を設置している例もある。全国規模の業界団体として、1903年創立の一般社団法人日本ホテル協会と1971年設立の一般社団法人全日本シティホテル連盟があり、前者は(構造上の)シティホテルおよび同等の設備を持った都市型リゾートホテルのみが正会員であるため、ビジネスホテルとの判別の目安となる。
    アメリカでは、メトロポリタン・ホテル(大都市立地)、ダウンタウン・ホテル(市街地立地)、コンベンション・ホテル(会議用)、コマーシャル・ホテル(商用)といった分類もみられる。
ビジネスホテルの一例、はまきたプラザホテル(静岡県浜松市)
  • ビジネスホテル
    日本でいうビジネスホテルとは、宿泊機能に重点を置く都市市街地など交通の要所に立地するホテルで、シティホテルよりも客室が狭くサービスも簡素化された低料金のホテル。日本におけるビジネスホテルという業態を考案し、最初に始めたのは法華倶楽部(ホテル法華クラブチェーン・1920年(大正9年)9月12日に京都にて1名1室形態の個室旅館を創業)である。
    日本国外におけるビジネスホテルは、エグゼクティブの使用を前提としたホテルを指すケースが一般的で(ビジネスクラスと同義)、広々とした部屋に会議室等のビジネス設備や、フィットネスクラブなどが併設されているケースが多く、日本における一般的なシティホテルを指している。日本におけるビジネスホテルは、北米などのモーテル欧州ベッド・アンド・ブレックファストに相当するケースが多い。
  • 観光ホテル・リゾートホテル
    観光ホテルは、景勝地、温泉地、史跡、ビーチ、高原・山岳地帯などの観光地・リゾート地に立地する遊覧や保養を目的とする観光客のためのホテル。観光客向けにプールやプライベートビーチ、テニスコート、カジノなど多くの付帯施設を持つものもある。一方では、ゆっくりとくつろぐことに主眼を置いた、ハウスホテルやヴィラ様式の施設も多い。
    日本では旅館業法のホテル営業ではなく旅館営業であることも多く、政府登録国際観光旅館に登録されていたり、あるいは国際観光旅館連盟(通称「国観連」)、日本観光旅館連盟(通称「日観連」)に加盟していたりすることも多い。
    リゾート会員権」の売り出しで資金調達し、その保有者の宿泊(滞在)用途に特化した会員制の施設も多く、便宜的に「会員制リゾートホテル」「会員制ホテル」などと言われている。これらは区分占有型のリゾートマンションとは区別されている。
カプセルホテルの客室の例
  • カプセルホテル
    カプセルホテルはカプセル状の簡易ベッドが提供される宿泊施設。日本独自の形態のホテルである。旅館業法ではホテル営業ではなく簡易宿所営業になる。ほとんどは、ビジネスホテル同様、都市の繁華街に立地する。施設としては単独のものの他、サウナ店に併設されるケースも多く、大部屋の中にカプセルが積み重ねられた形態が多い。ビジネスホテルと比べて比較的安価で宿泊できるのも特徴である。
  • モーテル
    モーターホテル、モーターインともいう。元々の意味は、アメリカ合衆国のような自動車道路網が発達した広大な国で、自動車で旅行をする人を想定して設置された、セルフサービスを基本とするホテルである(英語版のMotel参照)。米国でのモーテルは、日本における、国道沿いや高速道路インターチェンジ付近にあるビジネスホテル(ホテルルートインチェーンなど)に近いものである。アメリカの場合、ほとんどは高速道路(フリーウェイ)の出入り口周辺の町の郊外に立地しており、かなり小さな町にまで存在することも多く、地域の社会インフラの一つとなっている。
    形態としては、「ビジネスホテル」同様、大規模なチェーン店のものから、小規模のものまで存在する。日本で唯一モーテル型式の郊外宿を展開しているファミリーロッジ旅籠屋が典型であるが、セルフサービスで荷物の運搬を楽にするため、車を止めて、短い距離で客室にアクセスできる構造になっているのが特徴である。アメリカでは、平均的な料金が一部屋で一泊40ドルから50ドル前後と比較的手ごろで、一部観光地などのハイシーズンを除き予約なしで利用できることから、非常にポピュラーな宿泊施設として定着しており、客層もビジネス客、男女のカップル家族連れとさまざまである。
    イメージ的には、大手チェーン店のものは日本の「ビジネスホテル」、個人経営に近い小規模なものは「旅館」「民宿」に近いが、客室は家族連れも想定したセミダブルベッドのツインルームが基本で、面積も日本の一流シティホテル並みの広さがある。
    日本では、車で入ることができる「ラブホテル」の意味で用いられることが多かったが、本来、米国ではこのような意味はない。近年、日本においても、米国における意味でのモーテルという語が知られるようになるとともに、車で入ることができるラブホテルが一般化したため、ラブホテルに対してモーテルという呼称はあまり使われなくなっている。
  • ラブホテル
    ファッションホテル、ブティックホテル、カップルズホテルなどと呼ばれることもある。高速道路のインターチェンジ周辺、幹線道路沿い、あるいは、駅近隣の特定地に立地しており、カップルでの利用を想定しているホテル。略称「ラブホ」。日本独自の形態のホテルである。俗に「連れ込み宿」「同伴旅館」などとも呼ばれ、自動車で向かうラブホテルのことを、初期には「モーテル」とも呼んだ。性交目的に利用することを想定しており、構造は一般的なホテルとはかなり異なる。
    入り口に垂れ幕があったり、外部から見えにくくしていたり、内部も他の客や従業員にできるだけ会わずに入室できる工夫がしてある。客室も同じ部屋はほとんどなく、ベッドにも工夫が凝らしてあり、浴室なども豪華に作られていることが多い。客室は写真などで選べるシステムになっている。外部の看板も、派手なネオンサインが光っているのも特徴の一つ。
    利用目的が、他のホテルと大きく異なるため、料金も宿泊の他、「休憩」名目で3時間で○○円というような体系があり(近年では一般のシティホテルなども日中の短時間利用(デイユース)が可能な施設も増えている)、法的には風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(略称・風営法)の適用を受ける。1990年代以降、風営法上の「ラブホテル」の新設がほぼ全ての地域において禁止されているため、それに該当しないよう、形式的に食堂を設けたり、ロビーを広くとったりするなど風営法上の適用を受けない「類似ラブホテル(偽装ラブホテル)」も多数存在する。
    このような形態のホテルは、香港台湾韓国など他の一部のアジア諸国にも存在し、日本のラブホテルをモデルにしている。なお、ブティックホテルの呼称は、作家・元長野県知事田中康夫が発案した。ただし、アメリカでのブティックホテルとは日本でいうデザイナーズホテルに相当する。
    近年では、日本でもデザイナーズホテルのことを「ブティックホテル」と呼ぶこともあり、使用が曖昧となっている。
  • デザイナーズホテル
    デザイン・コンセプトを明らかにして工夫を凝らし設計させた個性的でモダンな設計・内装・外観を有するホテル。
  • シャトー・ホテル / マナーハウス
    ヨーロッパなどに多い、中世の古城や貴族の邸宅などを改造したホテル。特に大きい規模のものをシャトー・ホテルという。
スウェーデンのアイスホテル
  • アイスホテル
    アイスホテルとは湖などから切り出した氷や雪によって作られたホテルである。スウェーデンノルウェーなどの北欧諸国やカナダなどで、冬季の寒さを利用して建設される。春になると溶けてしまうので基本的に冬季限定であり、毎年再建される。どのような施設が作られるかはそのホテルによるが、観光客向けのホテルであり、様々な趣向が凝らされる。
  • 洞窟ホテル
    洞窟ホテルとは、自然の洞窟を利用して作られたホテルであり、部屋が地下に存在するものである。スペイントルコオーストラリアに建設されている。
  • ホテルシップ
    繁忙期に、地域の供給客室数を補う目的で、客船を係留してホテルとして用いることもある。
  • コンドミニアム / レジデンシャルルーム
    ハワイなどに多い、生活用のキッチンなどの諸設備のあるアパートメント形式の宿泊施設。主にリゾートホテルやコテージ・オーベルジュに設置されるもので、スイートルームと同レベルの広さと設備の室内に、大型冷蔵庫やキッチンなどの自炊設備があり、家族やグループの長期滞在に適しているもの。

ホテルの評価

ホテルの機能や価格帯によって、5段階や6段階に星数などで分類することも一般的であり、アメリカ自動車協会による評価や、フランスギド・ミシュランなどが知られている。

ホテルの客室

客室の形態

  • シングル(シングルルーム) / デラックス・シングル(セミダブルルーム)
    シングルサイズベッドを設けた1名用客室。北米ではセミ・ダブルベッドを設けた客室の場合もあり、アジアやヨーロッパではこれをデラックス・シングルと称する。
  • ダブル(ダブルルーム)
    ダブルサイズベッド1台を設けた2名用客室。
    ベッドはダブルサイズ(幅160cm程度)の他、高級ホテルではクイーン(幅180cm程度)やキング(幅200cm程度)が設置されている場合が多い。特に高級ホテルではシングルルームを設けず、1人客にはダブルルームの1名使用(シングルユース)で対応する所も多いが、1人客が中心のビジネスホテルでは設定していない所が多い。
    欧米のホテルでは概して最も多く設定されている客室形式であり、海外旅行の際にツインルームを希望しても、ホテルによってはツインの設定数が少ないために手配に苦労することもある。欧米では夫婦やカップルは一つのベッドで寝るのが一般的であるため、日本人でも夫婦・カップルの宿泊客にはダブルルームの部屋が割り当てられることがよくある。
  • ツイン(ツインルーム)
    シングルサイズベッド2台を設けた2名用客室。ダブルサイズベッド2台を設けた2名用客室は厳密にはダブルダブルというが、北米ではこれをツインとしていることがある。
  • トリプル(ツイン・ダブル)
    エキストラベッドという可搬式ベッドをツインルームに設置したり、予めツインルームに備え付けられているソファベッドを用いてベッドを3つ揃えたもの。予約時に特に指定した場合を除き、チェックインの際には用意されておらず、夕刻になると係がエキストラベッドを運んできたり、ソファベッドのベッドメイキングにきて初めてトリプルになることも多い。
  • トリプルルーム
    3名用個室で、予め3台のベッドが備え付けられている客室であるが、決して一般的ではない。旅行会社などのパンフレットにトリプルルームと書いてあっても上記のツインルームのトリプルユースである場合がほとんどなので、十分確認する必要がある。
  • フォース・ファミリールーム
    トリプルルームにエキストラベッドまたはソファベッドを追加設置したり、予めベッドが4台以上設置されているもので4名以上が滞在できる客室。リゾートホテルやテーマパーク周辺のホテルに多い。和洋室の場合もあり、2人がベッドで、2人が布団を使用することになることもある。
  • エグゼクティブ / デラックス / コンフォート / スーペリア ルーム
    一般客室(スタンダードルーム)よりも部屋面積が広く、大きめのベッドやソファなどが設置されていたり、バスルームとトイレ・洗面所が仕切られているホテルもある。日本や海外の高級ホテルではスーペリアルームとスイートルームのみ設置しているホテルが多い。
    一般的にはシングル・ツイン・ダブルルームに設定されており、サービスはスタンダードルーム宿泊に準じるのが通常ながら、エグゼクティブフロア(→#付加サービス)を設置しているホテルでは優遇される。
  • SOHOタイプ / ビジネスルーム
    部屋内で書類仕事や受験勉強などを行う客のために、明るい直接照明や広い机、パソコンやファクシミリなどのOA設備の設置、OAチェアの採用など、快適な仕事環境を重視したもの。その具体的なサービスの内容はホテルによって様々であり、たとえ仕事に適した配慮をしていても、それを一般の客室と区別していない場合もある。主にビジネス客を主要な顧客とするホテルに見られ、2004年ごろから増加した。
    なお、客室内にはそれらの施設を設けず、上記のような設備を備えたスペースをビジネスコートなどとして有償または無償で提供するホテルもある。
2ベッドルームスイートの客室
  • スイート
    英語でSUITE(「続き部屋」の意味)。日本語ではsweet(「甘い」「甘味」)と発音が区別出来ないので勘違いされやすいがこちらは誤り。マンションの一戸分に相当する。通常の部屋がベッドルーム(寝室)のみであるのに対して、独立したリビングルーム(居間)が付属している部屋のことをいう。高級な部屋になると寝室が複数あるものもあり、寝室の数により2ベッドルームスイート、3ベッドルームスイートなどという。また居間が完全に独立していないものをジュニアスイートという。
    広く高級な客室で、クイーンサイズのベッドが1つか2つまたはキングサイズのベッドが1つ以上設置され、大型テレビや広々とした浴槽などが配置されていることが多い。
    ジュニアスイート以外のハイグレードなスイート(ロイヤルスイート等名称はさまざま)は、ベッドルームとリビング・ダイニングルーム、バスルームが分離しており、40平方メートル以上の部屋面積があり、添い寝やエキストラベッドを配置すれば4人以上が宿泊出来る。特にハイグレードなホテルでは、高級マンションの室内と見分けが付かないようなものもある。
    ホテルによってはデイユースで、ルームサービスのランチをスイートルームで食事したり、昼寝するなどのプランを設けている所もある。
  • コネクティングルーム
    ドアで隣室と接続しており、2つ以上の客室を一つの客室として使えるようにした部屋。ドアを閉めれば個々の客室として利用できる。通常は扉は施錠されていて(若しくはドアノブが内側だけに付いた2重扉になっていて)隣からは開けられない。スイートと違って、それぞれの部屋は通常のツインやダブルの部屋である。
  • アジョイニングルーム
    コネクティングルームの対義語で、小グループ向けに利用される、ドアで直接接続されていない隣り合った客室または廊下を隔てた客室。
  • コテージ(ヴィラ)
    リゾートなどでみられる客室ごとに一戸建てにした施設。フロントやレストランなども別棟となっていることが多い。

客室と眺望

客室からの景色も付加価値となり、海に面している部屋はオーシャンビュー、山に面している部屋はマウンテンビュー、庭に面している部屋はガーデンビュー、市街地(夜景など)を一望できる部屋はシティビューという。

客室の設備

  • オートロック
    客室ドアの施錠システムの一種。部屋(内側)からは自由に開けられるが、外側は解錠しなければドアノブが固定されて開けられないという仕組みが大半であり、外出時に施錠する必要がない。これは逆に言えば外出・退出時には鍵を必ず持って出る必要があるということで、客室に置き忘れたまま施錠されてしまった場合はフロント等に依頼してマスターキーを用いて解錠してもらうことになる。なお、(オートロックの有無にかかわらず)鍵を紛失した場合は鍵再製料などを請求される場合がある。
  • カードキー
    客室の鍵として通常の金属製の鍵ではなくプラスチック製のカードキーを使用する場合が増えている。形はキャッシュカードなどと同じで、磁気ストライプ、もしくはICチップに開錠コマンドが書き込まれており、ドアのカードスロットに差し込む(磁気式)か、カード読み取り部にタッチする(IC式)ことで錠が開く。外出時でもフロントに鍵を預ける必要はなく、常に携帯することが出来る。
  • ドアサイン
    ドアノブの外側に掛けるプレート。「部屋を掃除してください」「起こさないでください」などの表記が表裏にあり、欧米でも同様であるが、「起こさないでください」の場合はチェックアウト時間を過ぎてもフロントから連絡せずに、時間外利用や延泊扱いで料金を請求する場合がある。
    日本では掲示されていなくても滞在期間中の外出時に掃除・ベッドメイキングされる場合も多い。また、近年新築したホテルでは、客室側のドア付近にスイッチがあり、それを押す事でドアサインと同等の事を廊下側ドア上部付近にあるライトで通知する事が出来るようになっている場合もある。
  • キチネット
    長期滞在用のホテルやスイートルームなどに設置される簡易な調理設備。
  • ライティング・デスク
    チェストや鏡などと一体化して書き物用の机。OAチェアやオフィスを意識した設計の机を採用するホテルが増加しており、このような設備を設けた客室をSOHOタイプやビジネスルームとして用意するホテルもある。標準の客室でもそのようなサービスを提供しているホテルも存在する。
  • テレビ
    シティホテル・リゾートホテルは20 - 40インチ、ビジネスホテルは19 - 26インチ型程度の液晶テレビが設置されており、地上波衛星放送のほか、CNNBBCなどの海外の放送や、ケーブルテレビ、一般映画アダルトビデオが視聴できるテレビを持つ施設が多い。
    通常のテレビ放送は無料であるが、映画の視聴は有料である(一般的に「PAY TV」と呼ばれる)。有料放送の古くは100円硬貨を投入し、専用のVHSレーザーディスクで放映される一般映画・アダルト作品を視聴する形式であったが、現在はプリペイドカードを購入して視聴するか、リモコンのPAY(課金)ボタンを押してチェックアウト時に精算する方式が主流である。
    カプセルホテルや一部のビジネスホテルでは、100円硬貨を投入して視聴するテレビを設置している店舗が多い(この場合、一般放送は無料だが、まれに有料としているホテルもある)。
  • テレビパソコン
    ホテルチェーンを中心に、テレビの代わりに、略して「テレパソ」と呼ばれる様なテレビ一体型のパソコンを設置する所も増えている。基本的にはLAN(ブロードバンド)と接続され、無料の通常テレビ放送の視聴の他にウェブサイト閲覧が一般的に出来る(使用料・オプション料が必要なホテルもある)。
    このほか自分のメールアカウントに接続してメールの送受信、インストールされているオフィスソフトを用いての文書作成などが出来るホテルもある。ペイテレビはパソコン画面上で積算確認の上、VODによるストリーミング配信か、パソコンに内蔵または外部接続されているチューナーを通して視聴される。
    20V型程度の液晶テレビを設置する費用の数割増程度のコストである事が多い。
  • VOD
    ビジネスホテルを中心にPAY TVに打って変わって、近年ではVODが市場を獲得し始めている。VODはPAY TVの垂れ流し放送から、時間を気にせず好きな作品を好きなだけ見ることができる通信型への視聴方法へ大きく変化をもたらせた。通常、VODサーバと呼ばれるサーバ群をホテル館内に設置し、客室へLAN配線を行い、テレビに接続されたSTBが映画を再生する。しかし、サーバ費用が導入コストとして非常に高価なことから現在ではインターネット網を利用したNW配信モデルが登場。サーバを設置することなく、高画質な映像を客室にて楽しめるようになった。
    また、「アクトビラ」機能をホテル向けに独自カスタマイズを行いVODのブラウザとして利用するシステムも開発された。
    最近では、客室で利用できるノートパソコンを利用したエンポタというサービスが開発され、レンタルパソコンを借りることで、ホテル専用ポータルサイトを利用することができ、映画やドラマ、成人向けコンテンツなどを客室で楽しめるサービスも普及している。
  • 電話
    多くのホテルでは、客室に電話機が設置されている。しかし、この電話機は、一般家庭の固定電話と同様の使い方ができない場合が多い。
    多くのホテルの場合、客室の電話機は内線電話であり、フロントとの連絡を主とした使い方がなされることを想定している。また、この電話機から一般の電話に対して発信をすることは可能であるが、逆に一般の電話から直接着信することは不可能である。ただし、ホテルの客室で外からの電話を受けたいときは、一旦ホテルの代表番号(フロント)に掛けてもらい、それから客室に転送してもらうことは可能である。こういう手続きが必要なのは、多くの場合その電話機ごとに電話番号が割り振られておらず、構内交換機を利用して電話端末を接続しているためである。
    なお、一部のホテルでは、客室内の電話機に外部から直接掛けてもらうことが可能である。こういったフロントを通さない電話を直通電話と呼ぶ。一般的にはNTTのダイヤルイン契約によって1台ずつ電話番号を割り当てている場合が多いようだ。このサービスは、海外のホテルで割と多くみられるが、日本では高級ホテルでもあまり存在しない。
    また、0120番といったフリーダイヤルの利用について、本来請求されるはずのない電話料金をフロントにて請求されることがある。これはホテル内に設置されている構内交換機が、フリーダイヤルを無料電話として認識していないのがその理由である。したがってフリーダイヤルが利用可能であるかどうかを、あらかじめホテルに確認しておく必要がある。
    通話料は別途請求(多くは一般の通話料にホテル側のマージンが上乗せされている)される場合が多い。電話回線を二つ以上設置している場合もある。一部では、通話料の安いIP電話を引き、国内の固定電話への通話料を無料としている施設もある。
    ホテル客室の電話機では、電話機の操作によって、特定の時刻に着信ベルを鳴らすモーニングコール機能が付いているものが普通である。
    一部のホテルでは、滞在中室外にも自由に持ち出せるスマートフォンを設置している。
  • インターネット回線
    インターネット普及前までは、客室にモジュラージャックがあるホテルは数少なかったが、普及に伴いダイヤルアップ接続用モジュラージャックを設置しているホテルが増加した。こういったホテルでは、モジュラージャックにパソコンモデムを接続して、ダイヤルアップ接続が可能である。
    近年では、ブロードバンド対応ホテルとして、有線無線LANを利用したインターネットへのアクセスが可能なホテルも増加しており、有線の場合はノートパソコンを持ち込んで客室のイーサネット端子に接続すれば、インターネットへのアクセスが可能となる。このような施設では、LANケーブルや無線LANカードの貸し出しもある。LANによるインターネットアクセスは無料で使用できる施設が多い。
    ロビーなどに共用インターネット用パソコンや、サイバープチやアットステーションなどのコイン式インターネット端末(通常はワープロなどは不可能)を設置しているホテルも存在する。
    客室で利用できるノートパソコンを提供しているホテルもあり、エンポタというホテル専用ポータルサイトを通じて映画やドラマ、成人向けコンテンツなどを配信しているホテルもある。
  • 冷蔵庫
    ミニバーの場合、小型の冷蔵庫の中に複数の飲料(ミネラルウォーターソフトドリンクアルコール)やおつまみが配備されているもので、商品を消費した場合は備え付けの伝票に記帳するなどしてチェックアウトまでに精算する。冷蔵庫から飲料瓶を取った時点で「購入」として機械的に課金される旧式の冷蔵庫が設置されてあるホテルも存在する。この場合、ミニバーから飲料を抜き取った直後に販売がカウントされる(そのまま戻してもカウント前に戻らない)タイプもあるが、誤った場合はフロントに申し出れば通常は課金されない。ミニバー商品の価格はホテルのサービス料を含んだ金額とされ、市価の倍以上の価格である場合が多い。冷蔵庫の外にあるもの(紙コップ一体型のドリップ式コーヒーなど)もミニバー商品としているホテルもある。冷蔵庫に空きスペースがあれば、下記空の冷蔵庫同様、自分で買い出した飲食物などを入れられることが多い(この場合追加料金は発生しない)。また、ミニバーと空の冷蔵庫の両方が用意されていることもある。しかし、ミニバー専用しか用意されておらず、自分で物品の保存はできない冷蔵庫もある。
    高級志向のホテル客室では、ミニバー利用者向けに複数のグラスが用意されたり、独立した食器棚(グラスが配備)の中に冷蔵庫(ミニバー)が設置されていたり、棚の中や下部にミニバーがある場合、その上部の引き出し部分が洒落たテーブルになるものなどがある。引き出しの中に、ウィスキーブランデーのポケット瓶が多く入っていることもある(こちらも価格は割高)。さらにスイートルームやコンドミニアムでは製氷器や冷水器機能を搭載した大型冷蔵庫をミニバーとしている所もある。
    ビジネスホテルを中心に、何も入っていない小型冷蔵庫を設置している所もあり、ホテル内や近隣のコンビニスーパーマーケットで買い出した飲食物などを滞在中自由に入れられる。ホテル用の冷蔵庫は、就寝中の騒音を減らすために電源を止める機能が付いている場合がある。また、コンプレッサーを使わない、ペルティエ効果を使った冷蔵庫を使っている場合もある。
アメニティグッズの一例
  • レンタルパソコン
    多くのホテルでは、客室で利用可能なノートパソコンの貸し出しをフロントにて行っている。有料の場合が多く、利用料は一般的に1泊1000円である。多くの場合、文章作成ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトがインストールされており、個人情報を守るため、電源を入り切りすることでパソコンを初期状態に戻すリカバリ機能を搭載している。
    近年では、ノートパソコンやスマートフォンの普及にともない従来のレンタルパソコンの需要は減少している。また、普段無料で利用しているパソコンに対して1000円という価格は高いと感じている人も多い。このような問題を解決すべく、最近では上記の機能に加えてVODなどの機能を兼ね備えたエンポタというサービスを導入しているホテルが増加している。
  • ファクシミリ
    ほとんどのホテルでは、客室にファクシミリ (FAX) は設置されていない。ただし、大多数のホテルではフロントでFAXの送受信サービスを行っており、フロントに依頼すれば送受信が可能である。なお、送信が可能でも受信が不可能なホテルもある。一部のホテルでは、客室にFAXが備え付けられていたり、客室にFAXを貸し出すサービスがあり、この場合は客室での送受信が可能である。
    パソコン通信やインターネットダイヤルアップ接続用にモジュラージャックを設置しているホテルの場合、そこに客が持参したFAXを接続すれば送信のみ可能な場合も多い。
    聴覚障害者に対するバリアフリーの観点からも、客室でのFAXの利用が可能であることは利点となる。
  • ドライヤー
  • ズボンプレッサー
  • 電気スタンド
  • 電気ポット
  • (複数の枕を選べるホテルもある)
  • 加湿器
  • 宗教書
  • アメニティグッズ
    ホテルには客室内の洗面台(ユニットバス内など)付近に、個別包装されたコットンや耳綿棒化粧水・T字剃刀歯ブラシなどのアメニティグッズが、また客室の宿泊約款ファイル内にはホテルの封筒便箋絵葉書が備わっていることが多く、これらは特に注記がない限り持ち帰りが可能である。
    また、高級ホテルの中には(特に女性客用の)アメニティグッズに一流ブランドのものを使用しているところもある。
    しかしながら、上記以外の調度品、つまり浴衣バスローブタオルグラス灰皿などは基本的に持ち出し禁止であり、万一持ち帰ると、後日実費を請求される事が多い(言うまでもなくこれらの持ち出し行為は窃盗であることを認識すべきである)。ただし、ホテルの中には、浴衣やバスローブのプレゼント(宿泊時に使用したものを持ち帰り可)付宿泊プラン等を設定している場合もあり、このようなプラン利用の場合は当然持ち帰ることができる。
    客室で使われるタオルやアメニティグッズを、別途販売しているホテルも存在する。

トイレ・浴室

ホテルの多くの客室には、トイレ浴室が備え付けで設置されている。温泉場のリゾートホテルでは、大浴場がメインの浴室となっていることが多い。 浴室は洋式トイレと浴室が一体になった形式(日本ではTOTOINAXが開発したユニットバス)が多い。シャワーブースが別にしつらえていたり、ビデが用意されている場合もある。 最近では、高級ホテルのみならず、ビジネスホテルにおいても温水洗浄便座が導入されているところが多い。

客室とサービス

  • ルームチャージ
    室料。一人当たりの料金ではなく一部屋当たり料金。
  • ポイントサービス
    各ホテル独自のもので、宿泊料・レストランの飲食料に対し5%程度、または1泊毎にポイントを付加し、ポイントを宿泊・飲食料に充当したり、一定のポイント数に達すると現金のキャッシュバックや景品(主に無料宿泊券・食事券・ホテル専用の商品券など)がプレゼントされる。クイックチェックインサービスが利用できるホテルもある。
  • 会員組織
    ホテル利用者を対象に募集されるもので、上記のポイントサービスの他に会報誌等の送付や、アーリーチェックイン・レイトチェックアウトが無料サービスされたり、下記クラブラウンジの利用が可能である場合もある。提携カード型が多い。
  • デイユース・デイタイムスティ
    日中昼間の空き客室を利用して休憩が出来るサービスプラン。
  • ルームサービス
    客室までの食事の出前。ホテルレストランと同じメニューが客室で食事できるものもあり、朝食のルームサービスも行うホテルもある。
  • マッサージ
    ホテルによっては、客室に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2018/04/13 06:19

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