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ボウリングとは?

ボウリング
離れた所に整列させたピンに向けて重い球を転がし、倒した数に連続性も加味して成績を競う。
ピンとボール
レーン(2005年撮影)

ボウリング(: bowling)は、室内で行われるスポーツ競技のひとつ。テンピンボウリング(: ten-pin bowling)ともいい、日本語としては漢訳語「十柱戯(じっちゅうぎ)」もある。

ワールドゲームズ実施競技アジア競技大会国民体育大会の正式競技種目にもなっている。

目次

  • 1 概要
  • 2 名称
  • 3 歴史
    • 3.1 年表
    • 3.2 日本
      • 3.2.1 ボウリング事始め
      • 3.2.2 普及
      • 3.2.3 日本の年表
  • 4 基本的なルール
  • 5 レーン・器具
    • 5.1 レーン
    • 5.2 ピン
    • 5.3 ボール
    • 5.4 ピンセッター
  • 6 用語
    • 6.1 主に器具・施設に関するもの
    • 6.2 主に投球・得点に関するもの
    • 6.3 特殊な残り方の呼び名
  • 7 トリックプレイ
  • 8 ボウリングにまつわる芸術・学術作品
    • 8.1 ボウリングとビリヤードを混ぜた競技
  • 9 ボウリングのTV放送
  • 10 300本ボウリング
  • 11 団体
  • 12 大会
  • 13 脚注
    • 13.1 注釈
    • 13.2 出典
  • 14 関連項目
  • 15 外部リンク

概要

レーン上にピンと呼ばれる的が10本、手前に頂点が向く正三角形に整列され並べられ、プレイヤーはピンを狙ってボール(英: bowling ball)を転がし、倒したピンの数の合計を競う。

基本は一人で競技し、対戦はコンペティティブ・ペーシェンスとしてスコアの比較で行う。

1ゲームは10フレームから構成される。通常、ボウリングを行うための施設であるボウリング場で行う。ボウリング場は複数のレーンと、ピンを自動配置するピンセッターや、ボールが自動返送されるボールリターンなどを備えている。また競技用ボールや靴などは貸し出しが行われており、手ぶらで楽しめるスポーツである。

名称

「ボウリングをすること」などを意味する "bowl" という英語は、ラテン語で「」や「」を意味する "bulla" に由来する。一方、同じ綴りで食器や容器(ボウル)を意味する "bowl" や「」を意味する "ball" は、ゲルマン語に由来し、本質的に異なる。

歴史

もともとボウリングは倒すピンを災いや悪魔に見立てて、それを沢山倒すことが出来たならば、その災いなどから逃れることが出来るという一種の宗教儀式であった。その歴史は古く、紀元前5000年頃には古代エジプトにおいて墓から木でできたボールとピンが発掘されたことから、その頃からもボウリングに似たようなものがあったとされている。

しかし倒すピンの数やそれに応じた並べ方も場所や地域によってさまざまであった。それを中世ドイツの宗教革命家として知られるマルティン・ルターが、倒すピンを9本にし、並べ方もひし形にして、ボウリングの基本的なルールを統一した。これが近代ボウリングのルールの原型になっていったと考えられている。9本という決められた数のピンを倒すという行為から、やがて「ナインピンズ・ボウリング(en:Nine-pin bowling)」(九柱戯)という一つのスポーツが派生し、宗教家の間では人気のあるスポーツとして栄えた。九柱戯はいまだにヨーロッパでは比較的メジャーな競技で、愛好者も多い。

17世紀になると多数の宗教家(清教徒)たちが移住したことで、アメリカでもボウリングが盛んになった。しかしナインピン・ボウリングは西部開拓時代・アメリカで禁酒法下において酒をめぐる賭け事に利用され禁止になり、反発した有志がピンを一本足しテン・ピン・ボウリングにしたことで法律の「ナインピンボウリングを禁ず。」を回避していた。それが現在のスタイルになったと言われている。

ジェイソン・ベルモンテ(Jason Belmonte)やオスク・パレルマ(Osku Palermaa)といった両手投げの選手もいる。

年表

日本

ボウリング事始め

日本では、幕末(江戸時代末期)のさなかの文久元年5月15日(新暦換算:1861年6月22日)、長崎大浦居留地(長崎居留地)にて、日本初のボウリング場「インターナショナル・ボウリング・サロン」が開設された。

これを記念して1972年(昭和47年)には日本ボウリング場協会西暦(グレゴリオ暦)の6月22日を『ボウリングの日』に制定しており、その日限定で割引サービスなどを行っているボウリング場もある。なお、幕末の志士坂本龍馬が長崎に居留していたイギリス人貿易商グラバーと交流があったことから、後世、日本ボウリング資料館の開館を報じるボウリングマガジンにおいて、「龍馬が日本人初のボウリングプレイヤーであるかもしれない」という願望を含んだ記事が掲載されたが、そのような事実があったという確たる証拠は無い。

普及

1970年(昭和45年)前後には、須田開代子中山律子に代表されるスター・プレイヤーの出現などがきっかけとなって、ボウリング場が数百メートルごとに立ち並ぶほどの一大ブームが到来した。日本国内のボウリング場は1972年(昭和47年)時点で3697箇所を数えた。しかし、ブームが過ぎると集客力も減衰して施設は激減していった。2016年(平成28年)時点で821箇所にまで減っている。遊びの多様化によるボウリング競技者人口の減少に加え、先のブーム時に建てられた施設の老朽化が進んで耐震基準を満たさなくなったことが大きく響いて、次々に廃業している。

その手軽さゆえに、21世紀前期初頭現在も、体操と並んで国民に最も馴染みの深いスポーツの一つである。また、スポーツ競技と定義されているが、男女問わず手軽な集団レクリエーション・ゲームとしても浸透しており、あまり経験の無い人も参加しやすい性質を持つといえる。

日本の年表

記念碑
「わが国ボウリング発祥の地」碑/長崎市大浦町2-25、大浦天主堂の下から四海楼へ行く途中に所在する。1990年(平成2年)建立。ピンとボールをデザインに組み込んだ背の高い石碑ステンドグラスをあしらった解説板で構成される。
「近代ボウリング発祥の地」碑/東京都港区北青山2丁目のTEPIA先端技術館にある。1994年(平成6年)建立。

基本的なルール

レーン・器具

レーン

ボウリングレーン、材質は楓

近年は専用のボウリング場だけでなく、体育館等に設えた特設のレーンを会場に行うケースも増えている。NHK衛星第1テレビジョンで放送された「ジャパンカップ」の中継によると、専用レーンでは限られた収容人員しか見学できないため、特に注目されるテレビマッチなど、できるだけ多くの観客にボウリングを楽しんでもらいたいという趣旨から、体育館等に特設のレーンを設えて試合を行う「アリーナファイナル」などを行う機会が増えたと説明されている。

ピン

ピン

レーンの先に設置された棒状のもの。手前からピラミッド状に10本設置される。ピンには位置により番号が付けられており、投球者からみて最も手前の先端に当たるピンが1番ピン、以下、2列目左から右へ2番、3番、3列目左から右へ4 - 6番、最終列左から右へ7 - 10番ピンである。この呼び方は、右投げ・左投げに関係なく共通である。1番ピンを「ヘッドピン(またはヘッド)」、5番ピンを「キングピン」、10番ピンを「テンピン」と呼ぶことが多い。

ピンの並び方
7 8 9 10
4 5 6
2 3
1

ボール

様々なボール

ピンセッター

ピンセッターの少年(1908年又は1909年)
ピンセッター

ピンセッターはレーンの奥にあり、ボウリングの倒れたピンを回収し、自動的にピンをセットする機械。ピンとボールを回収し、ボールとピンを分別、ボールはプレイヤーに戻し、ピンは向きをそろえて立て直す。ボウリングにおいて最も主要な装置であり「ボウリング・マシン」と呼ばれることもある。日本のボウリング場で使われているピンセッターは、主に次の4つのメーカーのものである。

Brunswick(ブランズウィック):A-1,A-2,GS-10,GS-92,GS-96,GS-98,GS-Xなど
三井物産が米国Brunswick社と合弁して1961年に設立した日本ブランズウィックが輸入販売を行っていた。主に外国製であるが、A-2ピンセッターは同じく三井グループ日本製鋼所の手によって国内生産されていた。2007年、日本ブランズウィックの経営不振により合弁は解消され、サンブリッジが代理店となった。
AMF(エーエムエフ):82-30,82-70,82-82,82-90,82-90XL,8800など
伊藤忠商事が米国AMF社と合弁して1961年に設立した伊藤忠AMFが輸入販売を行っていた。(のちに合弁は解消)外国製。その後は2016年度までダイフクの子会社であるダイフクキュービカAMF(後にダイフクプラスモア ボウリング事業部)が販売を行い、2017年度からはアメリカンボウリングサービスが販売を行う。AMF社製のマシンはピンスポッターと呼ぶ。
BOWL-MOR(ダイフク):Z-1,Z-2,Z-3,MAGIC-10など
ダイフク(当時、大福機工)が米国ボウル・モアー社と提携し、兼松の協力を得て1963年に国産化したもの。近年まで生産が行われていたが、米国AMF社がダイフクと提携していた伊キュービカ社と合併したことにより、自社による生産を中止しダイフク自身はキュービカAMF社の代理店となったが、2016年末をもって代理店契約を解消しボウリング事業から撤退。
ODIN(古河鉱業、のちの古河機械金属):FBM-1,FBM-2,FBM-5など
古河鉱業が高島屋と提携し、1960年に開発に着手。1962年に試作ののち、1963年に販売を開始した純国産設計マシン。ピーク期には専門工場の建設(現古河ロックドリル吉井工場)まで行われたが、その後1980年に生産が中止された。

この外に紐付としては、SM(シュミット)やLS(ランシング)があった。

用語

主に器具・施設に関するもの

レーン
広義にはボウリング場全体を指すこともあるが、通常はアプローチの先のボールが転がって行く場所、厳密にはファウルラインからピンデッキ後方のテールプランク直前までを指す。後者の場合「アレー」ともいう。
ガター
レーンの横にある溝。または、ボールがピンに届く前に、横の溝に落ちること。溝にボールが落ちないようにバンパーが設置されているレーンもあり(使用しない場合は収容される)、初心者や小児などが参加する場合にはこれを使用するケースがよく見られる。「ガーター」と呼ばれることもあるが、厳密には誤り。初球で落ちた場合のみ、スコアには「G」(Gutterの頭文字)と記入する(2球目に落ちた場合は「-」と記入)。通常は溝にボールが落ちた時点でピンを1本も倒せなくなるが、まれにボールが溝から跳び出てレーンに戻って来ることもある。しかし、この場合でピンを倒しても無効で0点とするのが正しい。

自動採点(コンピュータボウル)では、加点される場合も有るが、非公式競技(一般客の遊び)では訂正しないことがある、一方で正式競技では必ず訂正して0点にする。

アプローチ
助走して投球する場所。あるいは、投球のための助走のこと。
アプローチドット
アプローチ上に描かれている点(ドット)のこと。スタンディングドット。ファウルラインから12フィートおよび15フィートの地点に、5枚間隔に描かれている。
エイムスパット・トライアングルターゲット(アロー)
一般にはスパットとのみ、一方アメリカ合衆国ではアローと呼ぶ。
レーン上、ファウルラインから約15フィート地点に描かれている7つの三角印のこと。板目5枚間隔に描かれており、これを目印に投球する(つまり、プロボウラーはピンは見ずにスパットを見て投球している)。また、素人が投げる際でもストライクの目安となり易い。
オイル
レーンを保護するために塗布されている油。コンディショニングオイル。その分布によりボールの挙動が変化する。投球軌跡や時間の経過等によってオイルの分布は刻々と変化するため、その見極めは難しく、また勝負を左右する重要なポイントの1つでもある。多くのボウリング場ではファウルラインから10~12mまで塗布している。また、プロボウラーは練習時にリターンしたボールの表面に付着したオイルの状態を見て、よりよい投球に役立てている。なお、投球前にボールを布で拭くのはこのオイルを取り除くためであり、高スコアを狙うなら投球前にていねいにボールを拭く必要がある。
レーンメンテナンス
レーンの整備のこと。主にデイリーメンテナンスである、クリーニング(古いオイルホコリの除去)、オイルドレッシング(新たなオイルの塗布)を指すことが多い。オイルドレッシングのみを指す場合もある。
メンテナンスマシン
レーンメンテナンスのために作られた、自走式の機械のこと。バッテリーを内蔵しているもの、左右の動きまで自動で行うもの、クリーニングとオイルドレッシングを同時に行うもの、オイルパターンを自由にプログラムできるものなど、種類は様々。
ピンデッキ
レーン上の最奥部で、10本のピンが立てられるエリアのこと。
ピット
ピンデッキのさらに奥、ボールや倒れたピンが落ちる箇所で、ボールやピンを回収するための空間。
レーキ
ピンセッターの前部にある部品で、この下をボールが通過するとレーン上に降下し、倒れたピン(フレームの2投目では倒せずに残ったピンも含む)を奥のピットへ落とすためのバー。語源は「熊手」を意味する“Rake”。スイープ・バーとも呼ぶ。
ピンデッキと、その左右のガターに残ったピンやボールをクリアするのが主目的だが、それ以外にもボウラーにピンの再セット作業中であることを視覚的に示し、レーキが上がるまでは投球を抑止させる目的もある。またレーキにはピンセッターのメーカー銘や会場であるボウリング場の名前等が大書されており、テレビ放映される大会では絶好の広告になっている。
ボール
マイボール(和製英語)
ハウスボール
#ボールを参照のこと。
ピン
ヘッドピン
キングピン
キーピン
#ピンを参照のこと。
ポケット
1番ピンと3番ピン(左投げなら2番ピン)の間(右投げの場合は右から17枚目の板目)のことで、ここにボールを入れるとストライクを取りやすい。ポケットにぴったりボールが入ると「ジャストポケット」と呼ぶことがある。1番ピン寄りなら「厚い」、3番ピン(または2番ピン)寄りなら「薄い」と言う。
ブルックリン
利き手とは逆側のポケット、またはそこにボールが入ること。これでストライクを取っても、あまり好ましいとはされない。
シューズ
その名の通り「靴」。ボウリング場では、アプローチに外部の土砂などの汚れが持ち込まれるとレーンが傷む等の様々な不都合が生じるため、プレイ中のボウラーには専用の靴の着用が求められる。ボールと同様に、ボウラーが自分専用として購入し所有する「マイシューズ」と、ボウリング場が準備して利用者にレンタルする「ハウスシューズ」がある。助走の最後の一歩では足を滑らせながら踏み込むため、靴底は適度に滑る材質となっている。ハウスシューズでは右投げ・左投げどちらでも使えるように両方とも滑る靴底となっているが、マイシューズでは本人が投げる手の反対側の足のみが滑るようになっている。そのため、最後の一歩を踏み込む時に、後方に位置する足で床を蹴ってボールにスピードをつけることができる。また、アプローチの滑り具合はボウリング場によって異なるが、自分専用のシューズである場合は靴底に手を加えて滑りを調節することができる。高機能なマイシューズでは靴底が着脱式になっていて、滑り具合の違う靴底に貼り換えられる物もある。ハウスシューズのデザインがカラフルである理由はゲーム後にハウスシューズのまま帰ってしまうプレイヤーが多くいたため、すぐに気が付くようにカラフルなデザインとなっている。
リスタイ
利き手に着用して手首や指の関節の余計な動きを制限するもの。

主に投球・得点に関するもの

アドレス
ボールを構え、投げる準備をすること。また、その姿勢のことを指すこともある。
ロフトボール
ボールが手元から放たれる(リリース)時、中指&薬指などより先に親指が正しく抜けないまま山なりにレーンへと放り出してしまう不正投球。ボールの親指穴とボウラー自身の親指の形状との不適合か、腕と脚とのタイミングが合わない不適切な投球フォームなどが原因。落下の際に大きな音と共にレーンを傷める(床材の修復が必要になる場合もある)だけでなく、ボールの行方次第では周囲の人身に危険が及ぶ。主にプロボウラーなどが行う(先に親指を正しく抜いて)前方へ回転させながら放る高度な投球技術との線引きが曖昧なのが、マナー改善の大きな障壁になっている。
ファウル
投球姿勢に入ってから次の投球者が投球姿勢に入るまでの間に、体の一部がファウルライン(アプローチとレーンの境界)を超えてレーン等に触れ投球すること(投球しなければファウルとはならないので、再度やり直せばよい)。倒したピン数にかかわらず0点となる。スコアには「F」と記入する。ルール上で明確に規定され、プロの試合およびアマチュア競技団体の公式試合では厳格に適用され、ファウルランプと呼ばれる装置で自動的にファウルが検出される。しかし、アマチュアのレクリエーション(家族連れ、学生グループ、企業の社員懇親会など)の場合は、適用しないことが多い(この場合ファウルランプはオフにされている)。とはいえ、ファウルラインの先にはオイルが塗布されているため、靴にオイルを付着させてアプローチに持ち込むことになるので、ファウルしないことが望ましい。このため、常時ファウルランプをオンにしているボウリング場も一部に見られる。
ファウルの場合の処理は、1投目でのファウルでは倒した本数に関係なく10本のピンが再セットされて2投目に進む。その2投目で10本全部を倒した場合は、1投目がガターだった場合と同じくスペアとなる。2投目のファウルはミスと同じと判断され、次のフレームに進む。
ファウルとガター(1投目)またはミス(2投目)が重複した時は、ルールでは特に規定がないが、通常は先に判定されるファウルが採用され、スコアには「F」が記録される。なお、得点はどちらを採用しても同じである。
ストレート
名前通りほとんど曲がらず真直な球筋のこと。狙いがつけやすく基本的な球筋とされる。
フック
右投げの場合、左へカーブする球筋のこと。左投げの場合は逆に、右へカーブする球筋をフックボールと呼ぶ。最も一般的な球筋とされる。
カーブ
曲がる方向はフックと同じだがより強く大胆に曲がる球筋のこと。投げにくく狙いもつけにくいが球威が非常に高い。
バックアップ
フックとは逆に、右投げなら右に、左投げなら左に曲がる球筋のこと。球威を殺ぐ投げ方といわれ一部を除き悪い投げ方とされることが多い。
コンベンショナル・グリップ
中指と薬指を第2関節まで入れる持ち方。最も一般的な持ち方で初心者にも向いている。ハウスボールはほとんどがこの持ち方を想定して穴が開けてある。
PBAの一部プロ(ロバート・スミス等)はボールの回転数を抑え、コントロールしやすくするために、あえて一部薬指をコンベンショナルにする場合もある。
セミフィンガー・グリップ
中指と薬指を第1関節と第2関節の中間まで入れる持ち方。他の持ち方とは異なり指が曲がらない場所で持つので慣れないと指を痛めることがある。この点の解決のためかセミフィンガー用ボールは穴の入口の親指側が斜めにカットされていることもある。
フルフィンガー(フィンガーチップ)
中指と薬指を第1関節までしか入れない持ち方。マイボールを作成する場合に多く採用される。ボールの保持が難しく中・上級者向け。親指や手首の関節への負担が高く負傷しやすいといわれ扱いの難しい持ち方。
ストライク
ストライク
(ボールに当たったピン<赤>)
1投目で10本のピンすべてを倒すこと。
ストライクとなったフレームは、そのフレームのストライクで倒した本数の10本に加え、次とその次の2投分で倒したピンの本数の合計を加算する。たとえば第1フレームがストライクの場合、第2フレームの第1投と第2投で、また第2フレームがストライクだった場合は第2フレームの10本と第3フレームの第1投で倒したピンの本数を加算したものが、それぞれ第1フレームの得点となる。
なお、最終(第10)フレームの第1投や第2投がストライクの場合は、この加算は適用しない。
スペア
1投目で残ったピンを、2投目ですべて倒すこと。
スペアとなったフレームは、そのフレームの10本に加え、次の1投分で倒したピンの本数を加算する。たとえば第1フレームがスペアの場合、第2フレームの第1投で倒したピンの本数を加算したものが第1フレームの得点となる。
なお、最終(第10)フレームの第2投がスペアの場合は、この加算は適用しない。
マーク
ストライクまたはスペアのこと。約10点分の意味で、おおむねの点差(1マーク差、など)を表現するために使う。スペアまたはストライクの場合、該当フレームにはまだ得点が記入されないため、途中経過においてマーク数で形勢を判断する。この場合、スペアまたはストライクのマーク数に加えて連続ストライクの二つ目以降一つ毎に+1マーク(ただし第10フレーム3投目を除く)して計算する。
カウント
1投目で倒したピンの数のこと。対戦においてマークが同じ場合、カウント勝負となる。
ダブル
ストライクを2回続けること。
ターキー
ストライクを3回続けること。トリプル、3バーガーとも言う。語源は七面鳥(turkey)(“トルコ風”は頭文字が大文字(Turkey))。
ターキーの後さらにストライクを続けると、フォース(フォーバーガー/ハムボーン)→フィフス(ファイブバーガー/ヤッツィー)→シックスス(シックスパック)→セブンス(セブンパック)→エイトス(エイトパック)→ナインス(ナインインアロー)→テンス(テンインアロー)→イレブンス(イレブンインアロー)→パーフェクトと続く。
ちなみにPBAツアーで、ラブ(ロブ)・ストーンというアナウンサーが、トリプルには「ターキー」という名前があるのになぜフォースとフィフスにないのか、ということで、ダブルをバックス・トゥ・バック・ジャック、フォースをハムボーン(Hambone:骨付きの豚肉)または4バーガー、フィフスをヤッツィー(Yahtzee:サイコロ5つを使って行うゲーム)または5バーガーと名付けており、ハムボーンのほうは広まりつつある。
ファウンデーション
第9フレームでストライクを取ること。ここでストライクを取るかオープンにするかで大逆転があり得るので、試合の時は非常に重要となる。語源は(逆転の)下地または基礎、の意味。このことから第9フレームを「ファウンデーションフレーム」と呼ぶ。
パンチアウト
第10フレームでストライクを3回続けること。
オールウェー
第2フレーム以降のある時点から第10フレーム3投目までストライクを続けること。
クリーンゲーム
すべてのフレームを、スペアまたはストライクとすること。ノーミスゲームとも呼ぶ。
パーフェクトゲーム
1ゲームすべての投球でストライクを達成すること。12回連続ストライクで、得点は120点ではなく満点の300点となる。計算式は、30×10=300(ストライクのみピン数ではなく30点/フレーム、最終フレームは10ピン×3投。)
ナインスペアゲーム
9フレームまでの全フレームで、1投目に9本を倒し、2投目でスペアとすること(第10フレームの3投目は9本を倒す)。得点は190点だが、パーフェクトゲームより困難とされる。
ダッチマン
ストライクとスペアを交互に出し200点を取ること。ナインスペアゲーム同様、パーフェクトゲームより困難とされる。
後述のアメリカン方式によるゲームでは、一方のレーンではストライクを出せるコースが掴めているが、もう一方のレーンが掴めないといった場合に、ストライクとスペアが交互に出る展開となることがある。
ミス
2投目でピンを1本も倒せなかったこと。ブローとも言う。この時ガターに落ちても、ガターとは言わない。スコアには「-」と記入する。
なお、公式ルールでの「ミス」は、1フレームの2投以内で10本すべてのピンを倒せなかった(ストライクもスペアも取れなかった)ことを指す。この場合は「エラー」と呼ぶこともある。
オープンフレーム
ストライクにもスペアにもできなかったフレームのこと。
ノーヘッド
1投目でボールがヘッドピンに当たらないこと。
スプリット
1投目でヘッドピンが倒れ、残りのピンが隣接しない状態で残ること(4・5や8・9のように同一平面で隣接する場合を含む)。スコアでは、倒したピンの本数を○で囲む。
ワッシャー
1投目がノーヘッドで、3番ピン(左投げなら2番ピン)に当たり、1・2・4・7番ピン(左投げなら1・3・6・10番ピン)が残ってしまうこと(4番ピンや6番ピンが倒れた場合を含むこともある)。ちょうど、斜めに間のピンを洗い流すような形なので「ウォッシュ・アウト (wash out)」とも呼ぶ。
タップ
ボールがうまくポケットに入り、ストライクとなるかと思いきや、1本だけ残ってしまうこと。右投げなら10番ピン(左投げなら7番ピン)が残ることが多く、特に10番ピンが残ることを「テンピン・タップ」と呼ぶ。
チョップ
スプリットやワッシャーではないフレームの2投目でボールがキーピン(最も手前のピン)に厚く当たり、キーピンより右側(右投げの場合)のピンが残ること。
パワーハウス
ストライクを取った時、10本のピンがすべて後部のピットまで落ち、レーンに何も残らない状態になること。または、ピンが壊れるかというほどの強い投球をすること(この場合は、ボールがほとんど回転せず、レーンの上を滑っていくことも多い)。
ハンデキャップ
対戦相手と技術的に差がある場合に付加される得点のこと。略して、「HDCP」と表記されることが多い。リーグ戦等において参加者個人の平均得点(アベレージ)を元に与えられる場合と、公式競技等で年齢・性別に応じて与えられる場合がある。
アメリカン(アメリカ方式)
1ゲームの中で、2つのレーンを使い、フレームごとに交互に投げる方式。レーンごとにレーンのコンディションが変わるため、公平性を保つために競技ではこの方式で行われることが多い。
PBA・TV決勝(マッチプレー方式)
基本的にアメリカンと同じだが、1フレーム目の第一投球者のみ1フレーム投球し、それ以降は2フレームごと(1フレーム目はAレーン、2フレーム目はBレーンとレーンチェンジは行われる)で投球者が交互に投げる方式。
ヨーロピアン(ヨーロッパ方式)
1ゲームの全フレームを同じレーンで投げる方式。

特殊な残り方の呼び名

白い数字が残ったピンを表す。

【バケット】
【インザダーク1】
インザダーク2
7 8 9 10
4 5 6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2019/09/17 20:02

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