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モンタナ州とは?

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モンタナ州
State of Montana



(州旗) | (州章)
州の愛称: 宝の州
Treasure State
州のモットー: 金銀
(スペイン語: Oro y plata)
州都
ヘレナ
【最大の都市】
ビリングス
【州知事】
スティーブ・ブロック
公用語
英語
面積
- 総計
- 陸地
- 水域 全米第4位
381,154 km2
377,230 km2
3,862 km2 (1%)
人口(2010年)
- 総計
- 人口密度 全米第44位
989,415
2.51人/km2
合衆国加入
- 順番
- 加入年月日
41番目
1889年11月8日
時間帯
UTC -7
DST -6
緯度
北緯44°21' - 49°
経度
西経104°2' - 116°3'
【東西の幅】
1,015 km
【南北の長さ】
410 km
標高
-最高標高
-平均標高
-最低標高
3,903.5 m
1,040 m
550 m
【略称 (ISO 3166-2:US)】
US-MT
【ウェブサイト】
モンタナ州政府
【上院議員】
ジョン・テスター
スティーブ・デインズ

モンタナ州(: State of Montana [mɒnˈtænə] ( 音声ファイル))は、アメリカ合衆国の北西部のである。アメリカ合衆国には41番目に加盟した。州都はヘレナ市である。

東西の長さが1,040 km、南北が410 km と東西に長い矩形をしており、西側3分の1には多くの山脈が走っている。中央3分の1には小型の孤立型山脈が見られ、これらがロッキー山脈の名前が付けられている77の山脈に入っている。この地形的特徴により、スペイン語montaña (山、mountain)に由来して、州の名前が付けられた。モンタナ州には幾つかニックネームがあるが、どれも公式のものではない。例えば「大きな空の邦」や「宝の州」であり、またスローガンでは「輝く山脈の地」、さらに最近では「最後の最良の地」がある。陸地面積では全米第4位であるが、人口では少ない方から第7位、人口密度では小さい方から第3位である。経済は主にサービス業に基づいており、東部では牧畜業、小麦農業、石油と石炭の採掘、西部では林業、観光業および岩石採掘業が盛んである。毎年多くの観光客がグレイシャー国立公園、リトルビッグホーン戦場跡国定保護区、およびイエローストーン国立公園を訪れている。ワイオミング州にもかかるイエローストーン国立公園には州内に3か所の入り口がある。

【家庭で話される言語(モンタナ州) 2010】

 |  |  |  | 
英語 | 
 | 95.35%
スペイン語 | 
 | 1.35%
【人種構成(モンタナ州) 2010】

 |  |  |  | 
白人 | 
 | 87.8%
インディアン | 
 | 6.3%
ヒスパニック | 
 | 2.9%
アジア系 | 
 | 0.6%
黒人 | 
 | 0.4%
混血 | 
 | 2.5%

目次

  • 1 州名の由来と命名の経過
  • 2 歴史
  • 3 地理
    • 3.1 地勢
    • 3.2 河川
    • 3.3 植物相と動物相
    • 3.4 公園
  • 4 気候
  • 5 人口動勢
    • 5.1 人口
    • 5.2 人種
    • 5.3 祖先
    • 5.4 宗教
  • 6 インディアン居留地
    • 6.1 インディアン部族
    • 6.2 インディアン・カジノ
    • 6.3 インディアンと農業
  • 7 法律及び行政
  • 8 政治
  • 9 主要な都市及び町
  • 10 郡
  • 11 経済
  • 12 交通
  • 13 教育
    • 13.1 単科及び総合大学
  • 14 芸術・文化
    • 14.1 映画
    • 14.2 音楽
  • 15 スポーツ
    • 15.1 スキー場
  • 16 その他
    • 16.1 モンタナ州出身の有名人
    • 16.2 日本の姉妹都市
  • 17 脚注
  • 18 参考文献
  • 19 関連項目
  • 20 外部リンク

州名の由来と命名の経過[ソースを編集]

「モンタナ」という名前はスペイン語で山、あるいは山の国を意味する Montaña から来ている。州西部の山岳地を表すために初期スペイン人探検家が Montaña del Norte (北の山)と名付けていた。歴史家達に拠れば、元カンザス準州知事のジェイムズ・W・デンバーが、アメリカ合衆国上院準州委員会委員長のスティーブン・ダグラスに新しく提案する準州の名前を求められたときに、このスペイン語の名前があることを知っていた。ダグラスがモンタナという名前を冠した法案を提出することは無かったが、少なくともこの名前を紹介した者とされている。オハイオ州選出のジェイムズ・アシュレーが主宰していた下院準州委員会が、アイダホ準州となる領域に提出した法案にはモンタナという名前が加えられていた。これに対してマサチューセッツ州ヘンリー・ウィルソンオレゴン州のベンジャミン・F・ハーディング両下院議員がモンタナには「意味が無い」と異議を唱え、名前が変更された。

1864年にアイダホから分離した新しい領土に暫定政府を設立するため、アシュレーが新しい法案を提出したときには、再度モンタナ準州という名前を選んでいた。この時には同じくオハイオ州サミュエル・コックス下院議員がその名前に反対した。コックスはこの領土が全て山で覆われている訳ではないので誤った名前であること、またスペイン語よりもインディアンの言葉で名付ける方が適していると主張した。これに対してイリノイ州のエリフ・ウォッシュバーン下院議員は冗談交じりに「アビシニア」という名前を提案した。コックスは「ショショーニ」という名前を提案したが、これは蛇を意味するものであり、笑いを誘った。このとき法案は既に審議されており、全体の合意無しに名前を変えられる状態ではなかった。コックスが新しい準州を「ジェファーソン」と呼んではどうかと提案すると、アシュレーは「あーそれには反対している」と応じた。これに驚いたコックスは「ジェファーソンに反対だって!私は全会一致で新しい準州の名前を付けることを提案する。「ダグラス準州」だ。前に反対した諸君もこれには同意するだろう」と述べると、アシュレーは「いやだめだ、それには応じられない」と答えた。ジョン・プリュイン下院議員は、アイダホ準州のケイレブ・ライアン知事が、アイダホの方が山が多いので名前を入れ替えてはどうかと言っているとコメントした。最後にメリーランド州のエドウィン・ウェブスター下院議員が進み出て、全ての父親はその子供に名付ける権利がある、この法案は準州委員会の産物なので、委員会が望むように名付けることができると提案した。大きな笑いの後で命名の問題は決着した。

歴史[ソースを編集]

詳細は「モンタナ州の歴史」を参照
アシニボイン族の家族、1890年から1891年に撮影
サン川の水源、ギブソン貯水池の直ぐ下

1864年5月26日にモンタナ準州としてアメリカ合衆国行政単位になり、1889年11月8日に41番目の州となった。

現在のモンタナ州となっている地域には数千年前から様々なインディアン部族が住んでいた。アメリカ合衆国が誕生してから、ヨーロッパ人や開拓者が遭遇した部族としては、南中部のクロウ族、南東部のシャイアン族、中部と北中部のブラックフット族、アシニボイン族、グローバントル族、西部のクーテネイ族、サリッシュ族などがいた。少数のポンダレイ族やカリスペル族はそれぞれフラットヘッド湖近くや西部山岳地に住んでいた。

州内の大陸分水界より東の地は1803年のルイジアナ買収に含まれていた。その後のルイス・クラーク探検隊や1850年代後半の金と銅の発見に続いて1864年5月26日にモンタナ準州となった。部分によってはオレゴン準州(1848年-1859年)、ワシントン準州(1853年-1863年)、アイダホ準州(1863年-1864年)、およびダコタ準州(1861年-1864年)の一部だった時代があった。

アメリカ陸軍が1860年代後半に一連の基地を設立した。これにはショー砦、ジュディス川沿いのキャンプ・クック、ボーズマン・トレイル沿いのC・F・スミス砦などがあった。

領域内はインディアンがその土地の支配を守ろうとしたことで幾つかの戦闘の舞台になった。現在のハーディンの町近くではリトルビッグホーンの戦いが行われた。またネズ・パース戦争の最後の戦闘も行われた。

1862年から州内西側3分の1で、金、銀、銅、鉛、石炭(後には石油)が発見され、数多い坑夫をこの地に引き寄せた。金の最も豊富な露天掘り鉱脈がアルダーガルチで発見され、バージニアシティの町が設立された。その他豊富な鉱脈としては、現在ヘレナ市となっているラストチャンスガルチ、コンフェデレイトガルチ、シルバーボウ、エミグラントガルチ、クックシティがあった。1862年から1876年の金産出量は1億4,400万ドルに達した。当時の銀はさらに重要になった。最大の鉱山はビュート市にあるものであり、重要な銀鉱脈と巨大な銅鉱脈があった。

19世紀後半からは牛の牧畜がモンタナ州の歴史と経済で中心を占めてきた。ディアロッジ・バレーにあるグラント・コアーズ牧場国立歴史史跡は19世紀後半の牧畜様式を伝えるものとして残されている。アメリカ合衆国国立公園局が運営しており、広さは1,900エーカー (7.7 km) ある。

鉄道は1880年代に開通した。1889年のグレート・ノーザン鉄道、1883年のノーザン・パシフィック鉄道(ミネアポリス発)、および1881年のユニオン・パシフィック鉄道(デンバー発)があった。モンタナ州の鉄道は太平洋岸に抜ける大陸横断線が2本と、鉱山に引き込まれた枝線があって主要産業となり、その中心はビリングスやハバーだった。モンタナは1889年に州に昇格したが、ノースダコタ州サウスダコタ州およびワシントン州との同時昇格だった。

1909年に改定されたホームステッド法によって州内の開拓地は大きな影響を受けた。この改定法では1家族に与えられる無料土地の面積がそれまでの160エーカー (0.6 km) から320エーカー (1.3 km) に広げられた。無料の土地と小麦の高価格に吊られて数十万人の経験の無い農民が州内に入ってきたが、ほとんど雨の降らない気候に対する備えが無く、また乾燥地農法の特別な手法が必要とされた。1917年から1919年まで続いた干ばつは破壊的なものとなり、多くの者が州を離れ、州内の銀行の半数は返済できない貸し金を扱っていたので倒産した。1930年代の世界恐慌は農夫、牧畜業者および坑夫にとってさらに厳しい状態を強いたが、1940年代には経済が持ち直した。州東部の小麦農場は州を小麦の主要産出地とした。小麦はタンパク質の含有率が比較的高く、高値で売れた。1940年以降、イエローストーン国立公園やグレイシャー国立公園が観光地となって、観光業は州内第3位の産業となった。

州内の政治は競り合いが続いていたが、坑夫や鉄道従業員の組合が支持したことで、民主党が支配することが多かった。ビュート市を本拠としてロックフェラーの資本が入った巨大企業アナコンダ銅会社では、会社が閉鎖された1970年代まで大規模な労働争議があった。この会社は1959年まで州内の大きな新聞6紙のうち5紙を所有していた。

地理[ソースを編集]

w:List of Montana rivers」、「w:List of mountain ranges in Montana」、および「w:List of Forests in Montana」も参照
モンタナ州地図

北のカナダとは 545 マイル (877 km) にわたる国境で接しており、ブリティッシュコロンビア州アルバータ州及びサスカチュワン州各州と接している。国境に近いこの地域は通常 "High Line" と呼ばれている。東はノースダコタ州と接している;南東はサウスダコタ州と短い長さで接している。南はワイオミング州との州境であり、西及び南西はアイダホ州との州境である。

モンタナ州は陸地面積が147,046 平方マイル (380,849 km) あり、アメリカ合衆国内ではアラスカ州テキサス州、及びカリフォルニア州に続き4番目に大きな州である。北方領土を除く日本よりは僅かに大きく、パラグアイより僅かに小さい。世界の国と地域を合わせて見ると第56位となっている。主要な川としてはミズーリコロンビア川クラーク支流、ミルク川、フラットヘッド川及びイエローストーン川がある。

地勢[ソースを編集]

州北西部から南中部に斜めに走る大陸分水界線がその西部と東部ではっきりと異なる地形にわけている。西部は山岳が多く、地質および地形的にロッキー山脈北部に属している。南部のアブサロカ山脈とベアトゥース山脈はロッキー山脈中部に属している。州面積の約60%はプレーリーであり、グレートプレーンズの一部になっている。大陸分水界とロッキー山脈フロントの東にも多くの孤立した山脈があり、プレーリーの中で目立っている。州を東西方向で3つに分けたときに、その中央3分の1ではこの孤立山脈が特徴になっている。

アラスカ州からメキシコまで連なるロッキー山脈全体の中で最も長い部類の山脈にあたるビタールート山脈が、西のアイダホ州とを分けており、その南3分の1は大陸分水界に合流している。ビタールート山脈と大陸分水界頂点との間にある山脈としては、キャビネット山脈、アナコンダ山脈(非公式にピントラーズ山脈とも呼ばれる)、ミッション山脈、ガーネット山脈、サファイア山脈およびフリントクリーク山脈がある。

モンタナ州の地形図

大陸分水界の北側は急速にプレーリーに移行する場所であり、集合的にロッキー山脈フロントと呼ばれている。このフロントはルイス山脈と呼ばれることが多く、主にグレイシャー国立公園内にある。グレイシャー国立公園内の山脈の形状のために、アラスカのスワード半島に始まる北部分水界はここから東に曲がって、トリプル・ディバイド・ピークでモンタナ州内に入っている。そのためにウォータートン川、ベリー川、およびセントメアリーズ川は北に流れてカナダのアルバータ州に入っている。そこでサスカチュワン川に合流し、最終的にはハドソン湾に注いでいる。

大陸分水界の東は州南部を横切る幾つかの並行する山脈があり、グレイブリー山脈、トバコルーツ山脈、マディソン山脈、ギャラティン山脈、ビッグベルト山脈、ブリッジャー山脈、アブサロカ山脈、およびベアトゥース山脈と呼ばれている。ベアトゥース高原は大陸アメリカ合衆国で標高10,000フィート (3,000 m) 以上にある最大の連続した土地の塊である。ここには標高12,799フィート (3,901 m) と州内最高点であるグラニット峰がある。

グレイシャー国立公園内にあるセントメアリー湖

山脈の間には多くの景観に富むバレーがあり、、農業資源や川に富み、観光やレクリエーションに多くの機会を提供している。良く知られている場所としてはビッグホール・バレー、ビタールート・バレー、ギャラティン・バレー、フラットヘッド・バレー、およびパラダイス・バレーがある。

この移行部の東と北は広大で、ほとんど人の住んでいないノーザン・プレーンズであり、うねりのある台地状プレーリー、孤立型山脈、および両ダコタ州からワイオミング州、さらにはカナダのアルバータ州やサスカチュワン州にまで広がる景観の良い悪地がある。大陸分水界より東の孤立型山脈には、ベアポー山脈、キャッスル山脈、クレイジー山脈、ハイウッド山脈、ジュディス山脈、リトルベルト山脈、リトルロッキー山脈、スノウイー山脈、スウィートグラス丘陵、ブル山脈、ビリングス市の南のプライアー山脈があり、さらに州の南東隅のエカラカ近くにロングパイン山脈が並んでいる。

大陸分水界より東で州北中部はミズーリ・ブレイクスと呼ばれる所など奇岩が多いことで知られている。グレートフォールズ市の南にある荘厳なビュートは馴染みのある目印になっている。スクエア、ショーおよびクラウンの3つのビュートは火成岩でできており、密度が高く、長年の天候に耐えてきた。下層の表面は頁岩でできている。これらビュート周辺の地域は表層を粘土が覆っており、コロラド累層の風化でできてきたものである。さらに東のグレンダイブに近いマコシカ州立公園やエカラカに近いメディシンロックス州立公園は、州内でもっとも景観の良い悪地の中でも特筆されるものである。

ヘルクリーク累層では恐竜の化石が出土されている。ボーズマン市にあるロッキーズ博物館の古脊椎動物学者ジャック・ホーナーが、幾つかの大きな発見をして世界の注目を集めた。

河川[ソースを編集]

州内には多くの河川があり、その多くはブルーリボン・マス釣りで知られている。また生活用水や水力発電用水の大半を供給している。モンタナ州はこれらの川によって3つの大きな流水域ができていることでは世界でも数少ない領域の一つである。すなわち2つの大陸分水界が交差して流水域が3つになっている。その水は太平洋メキシコ湾およびハドソン湾に流れている。これら流域はグレイシャー国立公園内のトリプル・ディバイド・ピークで分かれている。

州中央部にあるミズーリ・ブレイクス

大陸分水界の西側、コロンビア川のクラーク支流はビュートに近いロッキー山脈を水源とし、北西のミズーラ市に流れ、ブラックフット川とビタールート川と合流し、さらに下流ではフラットヘッド川が合流し、その後にポンダレイ湖近くでアイダホ州に入っている。ここでコロンビア川に合流し、太平洋に向かって流れる。クラーク支流は州内のどの河川よりも大量の水を流している。フラットヘッド川とクートニー川も州西部では大きな河川である。

大陸分水界の東側、ジェファーソン川、マディソン川およびギャラティン川が合流するミズーリ川が州中央部を横切り、ミズーリ・ブレイクスを過ぎてノースダコタ州に入る。イエローストーン川はワイオミング州内のイエローストーン国立公園を水源とし、北のリンビングストンに流れ、東に転じてビリングスに向かい、ノースダコタ州との州境の数マイル東でミズーリ川に合流している。イエローストーン川は大陸アメリカ合衆国の中で、ダムの無い川としては最長である。ミズーリ川のその他主要な支流としては、ミルク川、マリアス川、タング川、およびマッセルシェル川がある。グレートフォールズ市の郊外には、モンタナ州が「世界最短の川」と主張するロー川があるが、この呼称については異論が出ている。ミズーリ川に集まったこれら河川はミシシッピ川に合流し、メキシコ湾に流れ込んでいる。

ノーザン・ディバイドはトリプル・ディバイド・ピークで東に折れてモンタナ州内に入る。このためにウォータートン川、ベリー川およびセントメアリー川は北のカナダ、アルバータ州に流れ込む、そこでサスカチュワン州と合流し、最後はハドソン湾に流れ込んでいる。

これら河川に加えて合衆国西部では最大の自然淡水湖であるフラットヘッド湖がある。人工の貯水池が川に沿って散在しており、その最大のものはミズーリ川沿いのフォートペック貯水池であり、世界最大の土盛りダムがある。

ポンペイの柱ナショナル・モニュメント

植物相と動物相[ソースを編集]

州内の樹木としてはロッジポール・マツ、ポンデローサ・マツ、ダグラスファー(ベイマツ)、カラマツトウヒヤマナラシカバノキベイスギアメリカツガセイヨウトネリコハンの木、ロッキーマウンテン・カエデおよびハコヤナギがある。州面積の約25%は森林に覆われている。花はアスター、ビタールート(米国モンタナ州の州花)、デイジールピナスポピープリムローズコロンバインユリランドリュアスがある。ヤマヨモギとサボテンの幾つかの種と草の多くの種はどこでも見られる。キノコ類と地衣類も多くの種が見られる。

州内では15種の両生類、85種の魚類、110種の哺乳類、17種の爬虫類および420種の鳥類を含め多様な種の動物相が見られる。さらに180種の軟体動物や30種の甲殻類など1万種以上の無脊椎動物が生息している。ハイイログマの生息数では大陸48州の中で一番多い。

公園[ソースを編集]

w:List of Montana state parks」も参照

モンタナ州には「大陸の王冠」と呼ばれるグレイシャー国立公園及びイエローストーン国立公園の一部が含まれている。イエローストーン国立公園の入り口は5か所あるが、そのうち3か所がモンタナ州内にある。その他に連邦政府が認定している場所として、リトルビッグホーン古戦場記念国定公園、ビッグホーンキャニオン国立レクリエーション地域、ビッグホール国立戦場跡公園、ルイス・アンド・クラーク洞窟群、及び国立バイソン生息域がある。10か所の国有林及び20か所以上の国立野生生物保護区も設定されている。連邦政府は36,000,000エーカー (146,000 km) の土地を管理している。275,000エーカー (1100 km) の土地は州立公園及び森林として管理されている。

クエーク湖は1959年のイエローストーン地震で起きた地滑りで造られた

アメリカ合衆国国立公園局が管理する地域は以下の通りである。

2011年3月、モンタナ州はアメリカ合衆国の州ゴミ処理評価で悪い方の10傑に入れられた(ノースダコタ州とテキサス州と同順位)。州全体と関連するゴミ処理標準と実行指数の故に、公共空間の清浄さで効率の悪さや質の悪さが出ている。

気候[ソースを編集]

モンタナ州は多様な地形の大きな州であるので、気候も同じくらい多様である。北緯45度線(赤道と北極の中間)から北緯49度線の間にあり、標高が2,000フィート (600 m) 以下から13,000フィート (3,900 m) 近くまで変化している。西半分は山岳地であり、間に多くの大きなバレーが入っている。東部は平原と悪地であり、間に丘陵部や孤立山脈が入り、亜乾燥大陸性気候(ケッペンの気候区分BSk)である。大陸分水界が西側山岳地を南北に走っており、気候に与える影響が大きい。大陸分水界が西の太平洋から吹いて来る暖かい空気の動きを遮り、冷涼で乾燥した大陸の空気が西に動くことも邪魔している。西側は北太平洋の海岸気候に近く、温暖な冬、冷涼な夏、弱い風、および長い植物成長シーズンが特徴である。冬季には大陸分水界から西のバレーで霧や低い雲が発生することが多いが、分水界の東ではほとんど無い。

日中の1月の28°F (-2 ℃) から7月の84.5°F (29 ℃) まで変化している。地形の多様性が温度の大きな変化を引き起こしている。東部の平原では時として暑くなり、過去最高気温は1893年7月20日のグレンダイブと、1937年7月5日のメディシン湖で記録された117°F (47 ℃) だった。州全体で夏の夜は冷涼で快適である。標高が上がると温度は下がり、標高4,000フィート (1,200 m) 以上では暑くなることもない。州中央部では年間を通じて雪が降ることがあるが、7月と8月は希である。

グレイシャー国立公園のゴーイング・トゥ・ザ・サン道路を覆うビッグドリフト、2006年3月23日撮影

モンタナ州の過去最低気温は大陸アメリカ合衆国の過去最低気温にもなっている。1954年1月20日、ロジャーズ峠に近い金鉱山キャンプで-70°F (-57 ℃) が記録された。このような寒い夜は温度の勾配も大きく、峠から40マイル (64 km) 南東のヘレナ市では-36°F (-2 ℃) までしか下がらなかった。冬の寒さは1週間ほど続くことがあり、これはカナダから下ってくる大陸性寒冷気団によることが多い。その前線ははっきり見分けられ、24時間のうちに大きな気温降下が起こる。これとは逆に南西からの気流はチヌーク風を生む。風速25ないし50マイル/時 (11 - 22 m/s) の風が特に山岳部の東側を急速に暖め、気温は50°F (10 ℃) から60°F (15 ℃) まで上がることがある。

アメリカ合衆国で24時間の間の温度変化で最大のものはモンタナ州ロマ市で記録された。1972年1月15日、気温は-54°F (-48 ℃) から49°F (9 ℃) まで上昇した。

グリネル・グレイシャーでは年間105インチ (2,667 mm) の降水量がある

モンタナ州の平均年間降水量は15インチ (380 mm) だが、所によって大きな違いがある。山岳部が太平洋の湿気を遮るので西側に雨が降り、東側は雨陰になっている。西部のヘロンの降水量は34.70インチ (881 mm) と最も多い。東部の風下側ではかなり乾燥しており、ローンパイプで11.45インチ(291 mm)、ディアロッジで11.00インチ (279 mm) の年間降水量となっている。山岳部自体は100インチ (2,500 mm) 以上の雨が降っており、例えばグレイシャー国立公園のグリネル・グレイシャーでは年間105インチ (2,667 mm) の降水量がある。最も乾燥しているのはベルフライの南西地域であり、16年平均で6.59インチ (167 mm) である。大都市の多くは毎年30ないし50インチ (75 - 125 cm) の降雪がある。山岳部では300インチ (750 cm) も積もることがある。9月から5月まで暴風雪が起こることがあるが、通常の降雪は11月から3月までである。

モンタナ州の気候は暖かくなってきており、今後もその可能性が強い。グレイシャー国立公園の氷河が後退しており、今後数十年の間に消失する予測もある。2007年7月には多くの都市で過去最高気温が記録され、これまでで最も暑い月になった。冬も暖かくなっており、寒い日が続く頻度が減ってきた。以前はこの寒冷日が州西部の森林を蝕むキクイムシを殺していた。暖かい気候、キクイムシの攻撃および過去の誤った管理が組み合わさり、山火事の危険性が増加している。アメリカ合衆国環境保護庁のためにハーバード大学工学応用科学部が行った調査では、山火事で燃える地域が2倍になり、それによる大気汚染も80%増加するとされている。

人口動勢[ソースを編集]

人口[ソースを編集]

モンタナ州の人口密度図
【人口推移】

【年】
【人口】
【】


1870 | 20,595 |  | 

1880 | 39,159 |  | 90.1%
1890 | 142,924 |  | 265.0%
1900 | 243,329 |  | 70.3%
1910 | 376,053 |  | 54.5%
1920 | 548,889 |  | 46.0%
1930 | 537,606 |  | -2.1%
1940 | 559,456 |  | 4.1%
1950 | 591,024 |  | 5.6%
1960 | 674,767 |  | 14.2%
1970 | 694,409 |  | 2.9%
1980 | 786,690 |  | 13.3%
1990 | 799,065 |  | 1.6%
2000 | 902,195 |  | 12.9%
2010 | 989,415 |  | 9.7%
Source:1910–2010

アメリカ合衆国国勢調査局による2011年7月1日時点の推計ではモンタナ州に998,199人が居住しており、2010年国勢調査時点より0.89%増加していた。

2010年国勢調査では、モンタナ州人口は989,415人であり、2000年より87,220人、すなわち9.7%増加していた。その増加分は7つの大都市に集中しており、特にギャラティン郡は32%の増加率だった。都市ではカリスペル市が40.1%と大きかった。絶対数ではビリングス市の14,322人増が最も多かった。

モンタナ州の人口重心ホワイトサルファースプリングス市がある、マー郡となっている。

人種[ソースを編集]

2010年国勢調査時点でのモンタナ州の人種による構成比は以下の通りである。黒人の割合の0.4%とアジア系の割合の0.6%は共に全米の中で最も低くなっている。

  • 89.4% 白人(非ヒスパニック白人は87.8%)
  • 6.3% インディアン
  • 0.6% アジア人(全米最下位)
  • 0.4% 黒人(全米最下位)
  • 0.1% 太平洋諸島系
  • 0.6% その他
  • 2.5% 混血
  • 2.9% 人種を問わずヒスパニック系

祖先[ソースを編集]

モンタナ州内で申告による祖先で分類した構成比は、ドイツ系 (29.3%)、アイルランド系 (16.4%)、イギリス系 (13.1%)、ノルウェー系 (10%)となっており、5.9%はその先祖を「アメリカ人」としていた。

かなりの数のインディアンが住んではいるが、州民の90%近くはヨーロッパ出身の祖先を持つ者である。1890年から1910年にドイツ、アイルランド、イギリス、スラブ諸国、イタリアおよびスカンディナヴィア諸国から多くの移民が渡ってきた。中国系坑夫は1870年までに2,000人ないし3,000人、1890年には2,500人いたが、労働組合の強い反発を受け、1890年代には世論も否定的になったので、その半分近くは1900年までに去っていった。

州全体のヨーロッパ系アメリカ人の中でドイツ系の祖先を持つ人々が最も多いが、スカンディナヴィア系は北部と東部の平原地帯で農業が主体となっている所に多い。これは近くのノースダコタ州やミネソタ州と同様である。アイルランド系が第2位、イングランド系が第3位になっている。インディアンが多い郡も幾つかあり、主に7つあるインディアン居留地とその周辺になっている。アメリカ合衆国の他州よりもインディアン人口が多く構成比が高い。7つあるインディアン居留地には言語による分類で20以上の部族が入っている。ビュートのような昔から鉱業で発展した西部の町は様々な少数民族が入っており、特にヨーロッパ系ではフィンランド人や東欧系さらにアイルランド人の開拓者が足跡を残している。またイギリスの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典:wikipedia
2018/02/26 02:36

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