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信号機とは?

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 | この記事はその主題が日本に置かれた記述になっており、世界的観点から説明されていない可能性があります。ノートでの議論と記事の発展への協力をお願いします。(2014年8月)
 | この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。
日本の信号機の一例(LED式)
信号機(縦型)
LED信号機 -北海道

信号機(しんごうき)とは、鉄道道路における交通の安全の確保、若しくは交通の流れを円滑にするために、進行許可・停止指示などの信号を示す装置である。本稿では道路の信号機(交通信号機)について記述する。

鉄道の信号機については「鉄道信号機」を参照

目次

  • 1 概要
  • 2 灯色について
  • 3 信号機の配列・意味・点灯パターン
    • 3.1 国際ルール
    • 3.2 日本
      • 3.2.1 配列
      • 3.2.2 意味
      • 3.2.3 点灯パターン
    • 3.3 アメリカ
    • 3.4 韓国
  • 4 法律上の扱い
    • 4.1 日本
  • 5 制御システム
    • 5.1 概要
    • 5.2 日本
      • 5.2.1 制御機
      • 5.2.2 信号機の制御の分類
    • 5.3 イギリス
    • 5.4 オーストラリア
  • 6 車両用信号
    • 6.1 日本
    • 6.2 アメリカ
  • 7 自転車用信号
    • 7.1 日本
    • 7.2 イギリス
  • 8 歩行者用信号
    • 8.1 日本
    • 8.2 ドイツ
  • 9 路面電車用信号機
    • 9.1 日本
  • 10 歴史
    • 10.1 世界
    • 10.2 日本
  • 11 脚注
    • 11.1 注釈
    • 11.2 出典
  • 12 参考文献
    • 12.1 書籍
    • 12.2 記事
  • 13 関連項目
  • 14 外部リンク

概要

道路の交差点などにおいて、自動車や自転車、歩行者の通行の優先権を伝えるための装置で、道路交通の安全を図りつつ、自動車を円滑に走行させることを目的に設置される道路の付属施設である。交通事故の危険性が予測される交差点では優先道路一時停止の規制を実施すればよいが、それのみでは交通の安全と円滑が図れないほど交通需要がある場合は交通信号を設置して交互の通行権を割り振り、積極的な交通処理を行う。また、交通流を安定したものにし、排気ガス騒音などの交通公害を減らし、交通環境を改善する役割も果たす。

用いられるは世界共通で、()・の三色が用いられる。世界的に統一された基準として道路標識及び信号に関するウィーン条約が存在するが、日本アメリカ合衆国などは批准せずに独特にルールを定めている。

内部に光源が収められて灯火を行う信号本体の装置を灯器と呼ぶ。

灯色について

国別で信号機の灯色の表現が異なる。

【日本における呼称】
【青】
【黄】
【赤】

中国 | 緑 | 黄 | 紅
アメリカ | green | yellow | red
イギリス | green | amber | red

なお、日本の法令においては進行許可の「」は、法令上「」と表現されている。

本項目では、日本の法令に関する記述であって誤解のおそれが無い場合には「青」にて記述する。

信号機の配列・意味・点灯パターン

 |  | 
ウィーン条約で定められている信号機の点灯パターン

国際ルール

ウィーン条約(日本は未批准)では信号機に関する国際的基準が示されている。

詳細は「道路標識及び信号に関するウィーン条約#信号」を参照

日本

配列

日本の信号機の配列については道路交通法施行令第3条によって定められている。

信号機の灯火の配列は、赤色、黄色及び青色の灯火を備えるものにあつては、その灯火を横に配列する場合は右から赤色、黄色及び青色の順、縦に配列する場合は上から赤色、黄色及び青色の順とし、赤色及び青色の灯火を備えるものにあつては、その灯火を横に配列する場合は右から赤色及び青色の順、縦に配列する場合は上から赤色及び青色の順とする。 — 道路交通法施行令第3条

意味

日本における信号機が表示(現示)する信号の意味は道路交通法施行令第2条によって下表のように定められている。

信号の種類 | 信号の意味
青色の灯火 | 一 歩行者は、進行することができること。

二 自動車、原動機付自転車(右折につき原動機付自転車が法第三十四条第五項本文の規定によることとされる交差点を通行する原動機付自転車(以下この表において「多通行帯道路等通行原動機付自転車」という。)を除く。)、トロリーバス及び路面電車は、直進し、左折し、又は右折することができること。

三 多通行帯道路等通行原動機付自転車及び軽車両は、直進(右折しようとして右折する地点まで直進し、その地点において右折することを含む。青色の灯火の矢印の項を除き、以下この条において同じ。)をし、又は左折することができること。


黄色の灯火 | 一 歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、すみやかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。

二 車両及び路面電車(以下この表において「車両等」という。)は、停止位置をこえて進行してはならないこと。ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。


赤色の灯火 | 一 歩行者は、道路を横断してはならないこと。

二 車両等は、停止位置を越えて進行してはならないこと。

三 交差点において既に左折している車両等は、そのまま進行することができること。

四 交差点において既に右折している車両等(多通行帯道路等通行原動機付自転車及び軽車両を除く。)は、そのまま進行することができること。この場合において、当該車両等は、青色の灯火により進行することができることとされている車両等の進行妨害をしてはならない。

五 交差点において既に右折している多通行帯道路等通行原動機付自転車及び軽車両は、その右折している地点において停止しなければならないこと。


人の形の記号を有する青色の灯火 | 一 歩行者は、進行することができること。

二 普通自転車(法第六十三条の三に規定する普通自転車をいう。以下この条及び第二十六条第三号において同じ。)は、横断歩道において直進をし、又は左折することができること。


人の形の記号を有する青色の灯火の点滅 | 一 歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、速やかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。

二 横断歩道を進行しようとする普通自転車は、道路の横断を始めてはならないこと。


人の形の記号を有する赤色の灯火 | 一 歩行者は、道路を横断してはならないこと。

二 横断歩道を進行しようとする普通自転車は、道路の横断を始めてはならないこと。


青色の灯火の矢印 | 車両は、黄色の灯火又は赤色の灯火の信号にかかわらず、矢印の方向に進行することができること。この場合において、交差点において右折する多通行帯道路等通行原動機付自転車及び軽車両は、直進する多通行帯道路等通行原動機付自転車及び軽車両とみなす。
黄色の灯火の矢印 | 路面電車は、黄色の灯火又は赤色の灯火の信号にかかわらず、矢印の方向に進行することができること。
黄色の灯火の点滅 | 歩行者及び車両等は、他の交通に注意して進行することができること。
赤色の灯火の点滅 | 一 歩行者は、他の交通に注意して進行することができること。

二 車両等は、停止位置において一時停止しなければならないこと。


備考 この表において「停止位置」とは、次に掲げる位置(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前)をいう。

一 交差点(交差点の直近に横断歩道等がある場合においては、その横断歩道等の外側までの道路の部分を含む。以下この表において同じ。)の手前の場所にあつては、交差点の直前

二 交差点以外の場所で横断歩道等又は踏切がある場所にあつては、横断歩道等又は踏切の直前

三 交差点以外の場所で横断歩道、自転車横断帯及び踏切がない場所にあつては、信号機の直前


  • 青色の灯火

  • 黄色の灯火の点滅

  • 赤色の灯火の点滅

また、歩行者用信号機に自転車も対象に含む旨の標示板がある場合、その歩行者用信号機の示す信号の意味は下表の通りとなる(道路交通法施行令第2条第4項)。

信号の種類 | 信号の意味
人の形の記号を有する青色の灯火 | 一 歩行者は、進行することができること。

二 自転車は、直進をし、又は左折することができること。


人の形の記号を有する青色の灯火の点滅 | 一 歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、速やかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。

二 自転車は、道路の横断を始めてはならず、また、当該信号が表示された時において停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除き、停止位置を越えて進行してはならないこと。


人の形の記号を有する赤色の灯火 | 一 歩行者は、道路を横断してはならないこと。

二 自転車は、道路の横断を始め、又は停止位置を越えて進行してはならないこと。

三 交差点において既に左折している自転車は、そのまま進行することができること。

四 交差点において既に右折している自転車は、その右折している地点において停止しなければならないこと。


備考 この表において「停止位置」とは、第一項の表の備考に規定する停止位置をいう。

「特定の交通に対する信号機の標示板」が取り付けられた信号機がある場合、その対象となる交通はその信号機の意味に従わなくてはならない(道路交通法施行令第2条第5項)。

1942年(昭和17年)5月から1947年(昭和22年)12月まで赤色の灯火の点滅(赤点滅)は空襲警報を告げる表示として用いられていた。

また、1953年(昭和28年)頃から関西地区を中心に「注意信号の予告として車両に停止準備をさせ、黄信号時における交差点内の進入を抑制する」ことを目的に車両用信号機に青色の灯火の点滅(青点滅)が導入されていた。この当時、黄色の灯火(黄信号)は交差点へ既に進入した車両等・歩行者は交差点の外に出なければならないこと以外は赤色の灯火(赤信号)と同じ意味であった。1970年(昭和45年)7月25日の道路交通法施行令の改正で黄信号の意味が改正され、青点滅信号が廃止された。

点灯パターン

日本の信号機の点灯パターンは道路交通法施行令第2条によって以下のように定められている。

信号機が表示する信号の順序は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定めるとおりとする。

一 青色の灯火、黄色の灯火及び赤色の灯火の信号を連続して表示する場合 青色の灯火、黄色の灯火及び赤色の灯火の信号の順とすること。
二 人の形の記号を有する青色の灯火、人の形の記号を有する青色の灯火の点滅及び人の形の記号を有する赤色の灯火の信号を連続して表示する場合 人の形の記号を有する青色の灯火、人の形の記号を有する青色の灯火の点滅及び人の形の記号を有する赤色の灯火の信号の順とすること。

— 道路交通法施行令第2条
  • 日本の信号機の点灯パターン(横型)

  • 日本の信号機の点灯パターン(縦型)

アメリカ

一般的に赤信号の場合は安全確認した上での右折が許容されている。ただし、「NO TURN ON RED」(赤信号で右折禁止)の標識が設置されている場合は赤信号時の右折が不可であり、赤信号時の右折が全く認められていない地域も存在する。

また、青矢印信号と赤信号の間に黄矢印信号が設けられることもある。

韓国

詳細は「韓国の道路信号機#取り決め」を参照

法律上の扱い

日本

日本では道路交通法によって信号機に関する取り決めがなされている。

  • 信号機の定義
電気により操作され、かつ、道路の交通に関し、灯火により交通整理等のための信号を表示する装置 — 道路交通法第2条第14項
  • 設置義務・権利
都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、又は交通公害その他の道路の交通に起因する障害を防止するため必要があると認めるときは、政令で定めるところにより、信号機又は道路標識等を設置し、及び管理して、交通整理、歩行者又は車両等の通行の禁止その他の道路における交通の規制をすることができる。この場合において、緊急を要するため道路標識等を設置するいとまがないとき、その他道路標識等による交通の規制をすることが困難であると認めるときは、公安委員会は、その管理に属する都道府県警察の警察官の現場における指示により、道路標識等の設置及び管理による交通の規制に相当する交通の規制をすることができる。 — 道路交通法第4条第1項
公安委員会は、交通の煩雑な交差点その他交通の危険を防止するために必要と認められる場所には、信号機を設置するようにつとめなければならない — 道路交通法第4条第3項
駒場車庫前における、北海道函館方面公安委員会より信号の委任を受けた旨の表示板(2017年4月撮影)

信号機の設置は公安委員会が行う。しかし、公安委員会が他の者に信号機の設置又は管理を委任することがある。

公安委員会は、信号機の設置又は管理に係る事務を政令で定める者に委任することができる。 — 道路交通法第5条第2項
法第5条第2項の政令で定める者は、道路に敷設する軌道に係る軌道経営者その他公安委員会が適当であると認める者とする。 — 道路交通法施行令第3条の2第2項
  • 遵守義務
道路を通行する歩行者又は車両等は、信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等に従わなければならない。 — 道路交通法第7条
  • 手信号
警察官又は第104条の4第1項に規定する交通巡視員(以下「警察官等」という。)は、手信号その他の信号(以下「手信号等」という。)により交通整理を行なうことができる。この場合において、警察官等は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るため特に必要があると認めるときは、信号機の表示する信号にかかわらず、これと異なる意味を表示する手信号等をすることができる。

警察官交通巡視員手信号によって交通整理を行っている場合、信号表示より手信号の遵守が優先される。

  • 信号無視

信号無視をした車両等の運転者は、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金が罰則となる(道路交通法第119条)。また、歩行者の場合は、2万円以下の罰金又は科料に処される(同121条)。

制御システム

概要

ある交差点において、ある交通流に対して同時に与えられる通行権またはその通行権が割り当てられている状態を信号現示(現示)と言う。

まず、信号制御の方法は信号交差点の制御対象範囲によって3種類に分類される。

  • 地点制御(点制御):交差点ごとに単独で制御する方式。
  • 系統制御(線制御):連続して設置されている信号機を互いに制御する方式。車両の停止を減らし、交通の安全と円滑を図る。
  • 地域制御(面制御):面的に広がる道路網に設けられた多数の信号機を一括して制御する方式。

一方で、信号現示を切り替える条件によっても制御方式が以下の2つに分類される。

  • 定周期制御:予め定められた現示構成、サイクル長、スプリット、オフセット(後述)によって制御する方式。
  • 交通感応制御:車両や歩行者などのセンサ情報によって制御する方式。

また、信号機の制御に必要なパラメータが以下の3種類存在する。

  • サイクル長:信号表示が一巡する時間
  • スプリット:各現示に割り当てられる時間または割合
  • オフセット:隣接する交差点どうしで系統制御するために、系統方向での各交差点における青の開始時間の差

この「オフセット」の設定は既に1926年のドイツ・ベルリンにあるライプツィヒ通りで「緑の波」として導入された。

日本

制御機

日本国内で現在多く使用されている制御機は

  • 警交仕規臨73号 U形集中制御用交通信号制御機
  • 警交仕規202号 U形集中制御用交通信号制御機
  • 警交仕規203号 UC形集中制御用交通信号制御機
  • 警交仕規231号 U形交通信号制御機
  • 警交仕規232号 UC形交通信号制御機
  • 警交仕規233号 UC形押しボタン式交通信号制御機

である。それ以前は

  • 警交仕規13号 定周期式交通信号制御機
  • 警交仕規14号 集中制御用交通信号制御機
  • 警交仕規16号 押しボタン式交通信号制御機
  • 警交仕規17号 定周期式交通信号連動制御機
  • 警交仕規18号 簡易半感応式交通信号制御機
  • 警交仕規26号 バス感応式交通信号制御機
  • 警交仕規28号 地点感応式交通信号制御機
  • 警交仕規38号 プログラム多段(多段系統)式交通信号制御機
  • 警交仕規43号 A形集中制御用交通信号制御機
  • 警交仕規45号 A形プログラム多段(多段系統)式交通信号制御機/A形地点感応式交通信号制御機
  • 警交仕規53号 A形押しボタン式交通信号制御機

の各種制御機が使用されていた。またこれら制御機の機能はU形、UC形制御機に標準機能で搭載されている。

警察庁によると、日本国内の制御機の約2割にあたる4万基超が更新時期を過ぎており、このままのペースで更新すると10年以内に3割を超える見通しで、警察庁は故障すると事故に繋がる恐れがあるとして、2020年度までに重点的に更新するよう各都道府県警に指示した。

信号機の制御の分類

標準的な信号機では、青黄赤3色が周期的に規則正しい時間で正しく切り替わっていくが、円滑な都市交通を達成するために、交通量の大小差が大きな道路どうしが交差する交差点では、交通量の変化に応じて、青や赤の点灯時間を調整して自動制御する信号機である感応制御式の信号機が普及してきている。

警察による分類としては下記がある

  • 定周期式
  • 押ボタン式
  • 半感応式
  • 全感応式
  • 一灯点滅式

標準機能により実現可能なもの

付加機能により実現可能なもの

イギリス

イギリスTRLが開発した「SCOOT」(Split Cycle Offset Optimization Technique)が英国および国外の200以上の都市で運用されている。このシステムでは停止線上流に設置された感知器により感知された車が一定の走行速度で停止線に至るとの仮定し、車両の到着時間や渋滞長を推定し、それに伴い信号制御のパラメータの調整が行われる。

オーストラリア

オーストラリアニューサウスウェールズ州RTAで開発された「SCATS」(Sydney Coordinated Adaptive Traffic System)が80以上の都市で運用されている。停止線の直近にループ式車両感知器を設置し、ここから交通流を読み取りサイクル長やスプリットのパターンを選択している。

車両用信号

歩行者用信号が存在しない場合は歩行者もこの信号機に従わなくてはならないが、便宜上「車両用信号」として扱う。

車両用のものは横型と縦型がある。

日本では横型が主流となっている。縦型のものは構造上、横型に比べて雪の付着が少ないため、積雪地で多く用いられているほか、狭い場所で見やすいので狭い路地や陸橋とその側道などでも使用されていることがある。

台湾韓国でも横型が主流となっている。

欧米・中国をはじめ、世界的には環境を問わず、縦型を使用するのが主流である。

日本

  • 信号灯背面板付き信号機

車両用交通信号灯器の表示面は丸型が採用され、大きさは一般道路用の250mmと300mm、高速道路用の450mmが使用されている。

2017年(平成29年)度から幅が20cm短くなった信号機を設置していくと警察庁が発表した。明るさはそのままに製造費用が17%削減できる。

他の流入路などの信号機を誤認するおそれがある場合は、方かくしフード・筒形のフード・ルーバーなどを取り付ける。また2018年頃には、薄型四角形LEDタイプ信号機のレンズ部分に偏光フィルタを施して、正対する側の交通以外からは信号が視認出来ないようになっている物も登場している。

  • 誤認防止に筒型フードを長く伸ばした信号機

  • 誤認防止にルーバーを取り付けた信号機1

  • 誤認防止にルーバーを取り付けた信号機2:角度を変えると灯火が見えなくなる

  • 誤認防止にレンズ部分を偏光フィルタとした信号機1(2枚合成、上:赤、下:青)、正対する信号以外の視認が出来なくなっている。

  • 誤認防止にレンズ部分を偏光フィルタとした信号機2(2枚合成、上:赤、下:青)、正対する信号以外の視認が出来なくなっている。

日本の車両用信号の枠(灯器)は、1960年代までは四角形で、1970年代以降は縁が丸い形状のものに変わってきていたが、近年ではLEDの採用によって形を自由に作れるようになり、これまでの丸型のほかに、両端が円弧状・V字型・四角形のものなど、多様な形のものが作られている。

  • 信号機の本体カバーの両側が浅い弧のタイプのLED信号機

  • 信号機(縦型)の本体カバー上下部分がV字形状のLED信号機

  • 信号機の本体カバーが四角形タイプのLED信号機

  • 信号機の本体カバーが薄型四角形タイプのLED信号機

灯火の灯色については、1970年代以降のものは、色覚障害に配慮して緑色部分の色を国際基準から逸脱しない、ぎりぎりまで青色に近づけた色(おおむね波長が500nm前後)に変更されている。さらに、赤信号に特殊なLEDで×印を表示し、信号機のLED化の影響で赤と黄信号の見分けがよりつきづらくなった色覚障害の人に配慮された信号機が開発され、2012年には東京や福岡で試験設置されている。

  • 色覚異常の人が赤と黄信号を見分けやすくするため、赤信号に×印を表示した信号機。東京都・芝郵便局前交差点に試験設置(2012年2月)

信号機を支えるアーム部や信号機の上下には、交差点名(地名)表示板や時差式・押しボタン式・感応式の信号であることの表示板が設置されていることもある。アーム部は信号機によっては、正対する車との位置関係(交差点の形状・右折専用車線など)・狭い場所での設置・強風対策などで、短いアームを使ったり、アーム部を廃して信号柱に直接取り付けたりする事がある。また、逆に信号柱の位置の都合で長いアームを取り付ける場合がある。

  • 短いアームとした信号機

  • 海側からの強風対策として、短いアームで信号柱の風下側に取り付けた信号機(2枚合成、左:正面、右:横側)

  • アーム部がなく、信号柱に直接取り付けた信号機

  • 海側からの強風対策として信号柱に直接取り付けた信号機(2枚合成、左:正面、右:横側)

  • 長いアームとした信号機

予告信号は交差点の手前がカーブや坂になっていて交差点を見通す視距が十分に取れない場合に設置される。

  • 予告信号の例

一灯点滅式信号機は通常の信号機が設置できない細街路の交差点で、主従を明確にし出会い頭事故を防止するために設置される。

  • 写真は赤点滅であり、一時停止を指示している。

LEDの物は旧来の物に比べ発熱が少ない事から雪が解けずに付着し見づらい・見えないという問題も起こっているため、薄型本体タイプ信号機を斜め下向きに設置する・薄型本体タイプ信号機の表面構造を緩い曲面とするなどして雪を付着しづらくしたり、防雪カバーを取り付けたものも作られてきている。

  • 信号機の本体レンズ部分に防雪カバーが取り付けられたタイプのLED信号機

  • LED信号レンズに取り付けられた防雪カバーによる雪の付着の抑制状況(2018年1月24日撮影)カバーによって、ある程度の信号の視認が確保出来ている。

  • 薄型LED信号機を斜め下に向けて設置し、雪の付着を抑制している状況(2018年2月9日撮影)

  • 表面を緩い曲面にして雪の付着を抑制したタイプのLED信号機(2枚合成)

アメリカ

 | この節の加筆が望まれています。

アメリカの車両用信号には赤、黄、青、青矢印、黄矢印に追加して赤矢印も使用される。ただし、黄矢印は青矢印から赤矢印になる間に挟まれる。

レンズのサイズは8インチまたは12インチが基本である。また、舗装面から25.6フィート以上の高さに設置するよう定めらている。

自転車用信号

多くのヨーロッパの国では自転車用信号が採用され、自動車と自転車で動線が交錯しないようなされている。

日本の自転車用信号。自転車はこの信号機に従わなくてはならない。

日本

日本国内では基本的に自転車も原則としては車両用灯器に従って通行する。

日本における自転車用信号の運用は大きく3通りに分類され、それは「歩行者・自転車専用」の標示板を歩行者用灯器に設置したもの、「自転車専用」等の標示板を車両用灯器に設置したもの、一方通行の出口等で自転車等を対象に「自転車専用」の標示板を併設したものである。いずれも「自転車専用」と書かれた標示板が設置される。

自転車も法令上車両として扱われるため3色の車両用灯器を用いることになっているが、自動車向けに設置された灯器と区別するために2色の灯器を用いることもある。

イギリス

イギリスでは車両用灯器の黄・青の部分に自転車のピクトグラムを用いたものが採用されている。また「Toucan Crossing」と呼ばれる横断歩道と自転車横断帯を併設した信号の場合、赤・青の2色の信号に歩行者と自転車のピクトグラムが用いられている。

歩行者用信号

日本

初期の信号機は車両用と歩行者用の区別がなく、同一の信号機によって交通整理が行われてきた。1936年(昭和11年)に五反田駅前交差点に車両用と区別するためレンズの直径が150mmの歩行者用信号機が設けられた。その後、1963年(昭和38年)頃にレンズに人形を入れた歩行者用信号機が設置されたが、これらは青点滅しないものであった。そして、1964年(昭和39年)12月15日に歩行者用信号灯器の研究開発することが決定した。1965年(昭和40年)に警視庁が新宿追分交差点に試験設置し、アンケートを実施した。このアンケートの結果に基づき見当が加えられ、人形型の歩行者用信号灯器は1966年(昭和41年)2月9日に仕様書が作られ正式化された。そして、1996年(平成8年)に「U型歩行者用交通信号灯器」としてLED式の仕様が制定された。1996年制定の仕様では電球式とLED式で同じ寸法の筐体が用いられていた。しかし、車両用灯器と同様に薄型化された。薄型化によって軽量化や作業性向上の効果の他に歩行者用信号機においては車両との接触事故を防止する効果もある。

現在でも歩行者用信号機が設置されていない交差点では車両用信号機に従わなければならない。

歩行者用のものは縦型で、下が青、上が赤の配置となっている物が多いが、横型のものも存在する。また、歩行者用のものは信号機の中にイラストが描かれており、青は歩いている人、赤は立っている人のイラストとなっている。

  • 電球式歩行者用信号(2枚合成)

  • 歩行者用信号機(横型)

表示は基本的に青→青点滅(車両用信号機の黄と同じ役割)→赤の順で切り替わる。車両用信号機と連動のものは基本的に先に歩行者信号機側から切り替わるが、一部例外として先に車両用信号から切り替わる所もある。

電球式では人形が白で、周囲が赤または青として全体が発光している。その一方で、LED式は人形のみが赤または青に発光し、周囲は発光しない。これに伴いLED式では発光面の面積が縮小したため、発光面積の確保のため人形の大型化が行われている。

  • LED式歩行者用信号機(2枚合成)

  • LED式歩行者用信号機(レンズ式・2枚合成)

  • 歩行者用信号機・人形の大きさ比較(上:赤、下:青、左より電球式・LED式・LEDレンズ式)

歩行者用信号機の設置は、上下から伸びるアームで信号柱に取り付けるタイプと、上から懸垂するアームで信号柱に取り付けるタイプがある。上下アームタイプの物で信号柱との位置関係から長いアームとしている場合は2~3本の鋼棒で信号柱上部から斜めに吊す事もある。懸垂アームタイプは信号機に衝突など何らかの衝撃が加わった時の破損を防ぐ目的で、取り付け部が可動する構造となっている物もある。歩行者用信号機が単独で設置されている場合には信号柱の上部に取り付けられているタイプの物もあるが、信号機の更新に伴って上から懸垂するタイプに順次取り替えられるようになり、現在はその数を減らしている。

  • 可動アーム付き懸垂タイプの歩行者用信号機

赤信号での横断を防ぐ目的として待時間表示装置を併設した歩行者用信号機が1996年(平成8年)から設置されてきた。それに加え、2006年から赤信号・青信号の残り時間を同時に表示できる「経過時間表示付きLED式歩行者用交通信号灯器」の設置が開始された。この信号は「ゆとりシグナル」とも呼ばれている。歩行者の多くが赤信号開始までに横断完了できる効果があった。また、青信号になる直前のフライング横断を抑止する効果も見られた。その一方で、赤信号時の横断に対する抑制は見られなかった。

  • 名古屋市の一部で試験的に設置されていた時間表示一体型信号機。青信号までの残り時間を5秒刻みでカウントダウン表示する

  • 棒グラフタイプの待ち時間表示一体型信号機

視覚障がい者が安全に横断歩道を横断するため音響式信号機が設置される。この信号機は1976年(昭和51年)から設置されている。

  • 音響式信号機(2枚合成、左:赤、右:青)

他にも視覚障がい者や盲ろう者が安全に横断歩道を横断するための触知式信号機(振動ポール)が設置される。昭和40年頃に三重県大阪府香川県で設置されていたが本格的な普及をせずに消滅した。しかし、2006年(平成18年)に新しい装置として復活した。

またPICS付信号機と呼ばれる、視覚障がい者の持つ白杖に付けた反射シートや専用の発信器をセンサーや受信機が感知して、青信号となった時に「信号が青になりました」とアナウンスされる信号機も徐々に設置されるようになった。PICS付信号機は「歩行者支援信号」と書かれた表示板が併設されている事がある。

  • 岩見沢市のPICS付信号機。横へ長く伸びたアームの端にセンサーがぶら下がっている

従来の歩行者用信号機が高齢者にとって見えづらいと指摘されている。

歩行者用信号機の表示パネルは、1975年頃までは合成樹脂製であったが、それ以降は経年劣化の起こりにくいガラス製に変更された。合成樹脂製のパネルは長い間使用しているうちに、紫外線雨水、中の電球の発する熱により劣化し、図案が見えにくくなる。

  • 1974年製の合成樹脂製カバーの歩行者用信号(縦型)。劣化しているが歩行者専用標識が付いている。

ドイツ

ドイツでは1933年コペンハーゲンで初めて導入されたが、この当時は自動車用信号機を小さくして緑と赤の灯火を設けたものだった。その後、アメリカにならって「Warten」(待て)と「Gehen」(進め)の文字が光るタイプが取り入れられた。1961年東ドイツで歩行者用信号機の図柄に交通心理学者のカール・ペルラウが考案した「アンペルマン」が導入される。東西ドイツの統一直後は旧東ドイツでも西ドイツで既に導入が進んでいた図柄に変更される予定であったが、デザイナーのマルコス・ハックハウゼン

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出典:wikipedia
2018/04/16 20:33

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