このキーワード
友達に教える
URLをコピー

先発投手とは?

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2019年3月)

先発投手(せんぱつとうしゅ、英:starter)とは、野球ソフトボールクリケットの試合開始時にスターティングメンバーとして最初に投球する投手をいう。野球・ソフトボールでは単に先発と呼ばれる場合もある。1球でも投じた後に他の投手へ交代した場合、後を任された投手は救援投手という。本項においては野球の先発投手について記述する。

目次

  • 1 概要
  • 2 試合当初
  • 3 先発ローテーション
  • 4 開幕投手
  • 5 オープナー
  • 6 主な先発記録
    • 6.1 メジャーリーグベースボール
    • 6.2 日本プロ野球
  • 7 出典
  • 8 注釈
  • 9 関連項目

概要

一般的に先発投手には、なるべく長いイニングを投球することが求められる。野球においては、先発投手が勝利投手となる権利を得るには最低5イニングを投球する必要があることから、先発投手は大量失点せずに5イニング以上投球するべきだと考えられている。メジャーリーグでは後述の100球で交代する状況において、6イニング以上を3自責点以内に抑えることをクオリティ・スタート(良好な先発)といい、先発投手の能力を測る重要な指標の一つとなっている。

そのため、リリーフ投手は大抵は打者が一巡するまでには降板するのに対し、先発投手は二巡以上相手打者と対戦する必要があり、その間に相手打者が投球に慣れてしまわないよう、多彩な球種を持つ、慣れても打てないほどの球の質、制球などの技術が求められる。

一方、人間にとって、体の構造を考えると物を投げるという行為は不自然であると言われており、投手の肩や肘は投球によって疲労し、過度な球数の投球によって故障を誘発することとなる。多くの優れた投手が酷使により選手寿命を縮めてきたことを踏まえ、現代野球では6回以降で救援投手(中継ぎ、抑え)に交代することが多く、先発投手が9回を完投することは以前に比べると少なくなってきている。

また、一定以上のレベルの投手は、投球による負荷によって肘周辺を中心に毛細血管が切れる。スポーツ医学の発展によりこれが再生するには4日以上かかるということが証明されたため、現在のプロ野球において先発投手は4日から6日程度の登板間隔を空けることが通常である(1試合投げたら翌日から最低3日、最高で5日間は試合に出ず調整に当てる)。チームは複数の先発投手をローテーションを組んで起用していく。これを先発ローテーションという。

これらのイニング数、登板間隔は日本、アメリカなどで異なっている。日本は中6日が基本だがチーム状況によって中5~4日、イニング数も100球を目安に6~7イニング目での降板が多いが、調子・チーム事情・監督の方針次第で完投する(この場合球数は120球を超える時もある)場合があるのに対し、アメリカでは早くから登板間隔4日、球数100球前後での交代が厳しく守られている。そのため、アメリカなどのほうが救援投手の整備も早くから進んでおり、中継ぎ投手・セットアップ投手・抑え投手といった分業化が著しい(日本において先発投手の投球数制限および救援投手の分業化が投入されたのは1990年代頃からである)。

なお、日本の高校野球においては、エース級の先発投手がほぼ全試合で完投することも少なくなく、特に春・夏の甲子園大会や夏の地方大会では終盤の日程が過密であるため、連日エース投手が先発し、その都度100球以上を投じることも決して珍しくない(クオリティ・スタートを切っていても、先に崩れた方が必然的に負ける)。このような起用方法・過密日程については昨今の日本においては故障防止などの観点や旧態依然とした体質が続いている象徴として賛否両論がある。

試合当初

投手記録の「試合当初」は、先発して途中で交代した試合数をカウントしたものである。すなわち試合当初数と完投数を合計した数が先発登板数になる。

先発ローテーション

詳細は「先発ローテーション」を参照

先発ローテーションは5人前後の投手から構成されることが一般的である。チーム内で優秀な投手を上位5人選出し、ローテーションに起用されることが多い。ローテーション入りされることは、投手にとって名誉なことである。先発ローテーションは、白星を稼ぐことで自チームを優勝へと導く役割を担う。

アメリカにおいて、1960年代に4人の投手が中3日で先発登板する方法が一般化し、1970年代中盤に5人の投手が中4日で先発する方法が登場すると、1980年代にはほとんど全てのチームに採用された。1980年のオークランド・アスレティックスは完投主義を貫き、チームで91完投を挙げたものの、翌年以降、各先発投手の成績が急速におちこんだ。これが契機となり、先発投手に完投させる考えは後退し、1先発あたりの投球数制限の導入および1970年代頃から始まっていた救援投手の分業化が一気に進んでいった。

日本では、長らく各チームのエースと呼ばれる投手が、多くの試合に先発し、非先発時は救援登板もするといった状態が続き、必ずしも先発投手という概念は成立していなかった。1980年代ごろから中5日の先発ローテーションが確立されていき、1990年代に入ると中6日が通常となった。

2016年シーズン終了時点で、日本プロ野球において先発勝利(先発投手勝利)数のみで200勝を達成している者は、11名。日米では黒田博樹が史上初である。

開幕投手

詳細は「開幕投手」を参照

開幕戦で先発投手を務める投手を開幕投手と呼ぶ。日本のプロ野球における開幕投手は、各球団ともエースと呼ばれる投手を筆頭に球団の代表投手が起用される例が多く、投手にとって開幕投手に指名されるのは名誉なことであるとされる。

オープナー

詳細は「オープナー (野球)」を参照

opener(オープナー)は、本来リリーフ起用される投手が先発登板し、1,2回の短いイニングを投げたのち本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法、及びこの際先発したリリーフ投手指す。また、オープナーから継投したロングリリーフ投手をbulk guy(バルクガイ)、或いはpseudo-starter(疑似先発投手)などと呼ばれている。2018年のMLBタンパベイ・レイズがこの起用法を積極的に取り組み90勝72敗の成績を収めた。

主な先発記録

いずれも2018年シーズン終了時。

メジャーリーグベースボール

通算先発登板数
【順位】
【選手名】
先発
1 | サイ・ヤング | 815
2 | ノーラン・ライアン | 773
3 | ドン・サットン | 756
4 | グレッグ・マダックス | 740
5 | フィル・ニークロ | 716
6 | スティーブ・カールトン | 709
7 | ロジャー・クレメンス | 707
8 | トミー・ジョン | 700
9 | ゲイロード・ペリー | 690
10 | パッド・ガルヴィン | 688

日本プロ野球

通算先発登板数
【順位】
【選手名】
先発
1 | 米田哲也 | 626
2 | 小山正明 | 583
3 | 鈴木啓示 | 577
4 | 金田正一 | 569
5 | 東尾修 | 537
6 | 山本昌 | 514
7 | 三浦大輔 | 488
8 | 梶本隆夫 | 487
9 | 別所毅彦 | 483
10 | 工藤公康 | 472
通算先発勝利数
【順位】
【選手名】
勝利
1 | 鈴木啓示 | 288
2 | 小山正明 | 273
3 | 金田正一 | 268
4 | 別所毅彦 | 264
5 | 米田哲也 | 260
通算先発敗戦数
【順位】
【選手名】
敗戦
1 | 金田正一 | 229
2 | 米田哲也 | 226
3 | 東尾修 | 225
4 | 鈴木啓示 | 219
5 | 梶本隆夫 | 197
シーズン先発登板数
【順位】
【選手名】
【所属球団】
【先発】
記録年
1 | 林安夫 | 朝日 | 51 | 1942年
2 | 別所昭 | 南海ホークス | 50 | 1947年
3 | 真田重蔵 | パシフィック | 49 | 1946年
4 | 野口二郎 | 大洋 | 48 | 1942年
白木義一郎 | ゴールドスター | 1946年
内藤幸三 | ゴールドスター | 1946年
シーズン先発勝利数
【順位】
【選手名】
【所属球団】
【勝利】
記録年
1 | 須田博 | 巨人 | 32 | 1940年
藤本英雄 | 巨人 | 1943年
3 | 野口二郎 | 大洋 | 30 | 1942年
4 | V.スタルヒン | 巨人 | 29 | 1939年
別所昭 | 南海 | 1947年
シーズン先発敗戦数
【順位】
【選手名】
【所属球団】
【敗戦】
記録年
1 | 望月潤一 | イーグルス | 25 | 1939年
菊矢吉男 | ライオン | 1940年
石原繁三 | 大和 | 1942年
内藤幸三 | ゴールドスター | 1946年
5 | 亀田忠 | イーグルス | 24 | 1939年

出典

  1. ^ 済美・安楽の熱投が問いかけたもの。高校野球における「勝利」と「将来」。 - 2013年4月4日 Number Web
  2. ^ 甲子園でエースは連投すべきなのか?“経験者”土肥義弘が語る - 2013年8月3日 スポーツナビコラム
  3. ^ エースの酷使、サイン伝達騒動……。熱戦に沸いた甲子園の“影”を考える。 - 2013年8月25日 Number Web
  4. ^ 広島黒田7回無失点、野茂に並んだ日米最多201勝 - 日刊スポーツ(2016年8月21日)
  5. ^ 水次祥子 (2018年8月27日). “MLBに異変「オープナー」制で勝利数の重要性低下”. nikkansports.com. 2018年9月21日閲覧。
  6. ^ https://www.baseball-reference.com/leaders/GS_career.shtml

注釈

  1. ^ 職業野球当時の日本はこの規定が曖昧で、先発投手が5イニング以上投球し、且つ先発投手の登板中に自チームがリードして、自チームがリードを最後まで守りきって勝った場合でも、勝利投手の記録がリリーフについたケースも存在していた。
  2. ^ ただし、先発投手が早い回に降板した場合にその後長いイニングを投げる役割のロングリリーフの投手においてはこの限りではない。

関連項目

野球
野球場 | 

用具 | 
  • バット
  • ボール
  • グラブ
  • ミット
  • ユニフォーム
  • 野球帽
  • ヘルメット
  • ストッキング
  • スパイク
  • バッティンググローブ
  • レガース
  • プロテクター
  • 背番号

  • 試合手順 | 
  • 審判員
  • 公式記録員
  • イニング
  • 延長戦
  • セーフ
  • アウト
  • 打順
  • ダブルスイッチ
  • ボールインプレイ
  • ボールデッド
  • 投球当時
  • 得点
  • サヨナラゲーム
  • ノーヒットノーラン
  • 完全試合
  • コールドゲーム
  • サスペンデッドゲーム
  • ノーゲーム

  • 打撃 | 
  • 打者
  • 指名打者
  • 打数
  • 代打
  • 出塁
  • 安打
  • 単打
  • 二塁打
  • 三塁打
  • 本塁打
  • 適時打
  • ゴロ
  • バント
  • 犠牲バント
  • バスター
  • 飛球/ライナー
  • 犠牲フライ
  • ヒットエンドラン
  • ボルチモア・チョップ
  • 空振り
  • 三振
  • 振り逃げ
  • 四球
  • 故意四球
  • 死球
  • 四死球
  • 選球眼
  • 反則打球
  • フェアボール
  • ファウルボール
  • ファウルチップ
  • 自打球
  • 残塁
  • 猛打賞
  • マルチヒット
  • スイッチヒッター
  • クラッチヒッター
  • 悪球打ち

  • 投球 | 
  • ストライク
  • ボール
  • ストライクゾーン
  • ボールカウント
  • 暴投
  • 捕逸
  • ピッチアウト
  • ウエストボール
  • ビーンボール
  • ボーク
  • 完投
  • 完封
  • 登板
  • スイッチピッチャー

  • 球種 | 
  • ストレート(フォーシーム)/ツーシーム/ワンシーム(ゼロシーム)/シンキングファストボール
  • チェンジアップ
  • カーブ
  • フォークボール/スプリット
  • シュート
  • スライダー
  • カットボール
  • シンカー/スクリューボール
  • パームボール
  • ナックルボール
  • スローボール
  • ジャイロボール

  • 走塁 | 
  • 走者
  • 触塁
  • リード
  • スライディング
  • リタッチ
  • 盗塁
  • グリーンライト
  • タッグアップ
  • スクイズプレイ
  • 得点圏
  • 満塁
  • 安全進塁権
  • 守備妨害
  • 代走
  • ベースコーチ
  • 肉体的援助
  • 走塁放棄
  • 衝突ルール

  • 守備 | 
  • 捕球
  • 送球
  • 触球
  • フォースプレイ
  • 併殺
  • 三重殺
  • 牽制球
  • クロスプレイ
  • ランダウンプレイ
  • アピールプレイ
  • タイムプレイ
  • インフィールドフライ
  • 故意落球
  • 打撃妨害
  • 走塁妨害
  • 隠し球
  • 第4アウト
  • 刺殺
  • 補殺
  • 失策
  • 野手選択
  • 普通の守備行為
  • イレギュラーバウンド
  • シフト
  • ベースカバー
  • 守備固め

  • 野手 | 
  • 投手(先発投手リリーフ)
  • 捕手
  • 内野手(一塁手二塁手三塁手遊撃手)
  • 外野手(左翼手中堅手右翼手)
  • 守備番号
  • 二刀流

  • その他 | 
  • 野球選手
  • 野球の歴史
  • 公認野球規則
  • グラウンドルール
  • 野球の不文律
  • 野球の各種記録
  • セイバーメトリクス
  • スタットキャスト
  • スモールボール
  • ビッグボール
  • ビデオ判定
  • 延長引き分け再試合規定
  • 警告試合
  • 提訴試合
  • 没収試合
  • ビッグイニング
  • タイブレーク
  • 打撃投手
  • ブルペン捕手
  • バッティングセンター
  • ピッチングマシン
  • 私を野球に連れてって(セブンス・イニング・ストレッチ)
  • ラッキーセブン
  • 勝利の方程式
  • プラトーン・システム
  • 野球界の永久欠番


  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    出典:wikipedia
    2019/05/20 19:34

    HAPPY Wikipedia

    あなたの考える「先発投手」の意味を投稿しよう
    「先発投手」のコンテンツはまだ投稿されていません。
    全部読む・投稿 

    先発投手スレッド一覧

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    「先発投手」のスレッドを作成する
    先発投手の」
    友達を探す
    掲示板を探す
    このページ
    友達に教える
    URLをコピー

    注目のキーワード

    錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

    キーワードで探す

     
    友達を探す
    掲示板を探す
    ハッピーWiki
    ハッピーメール
    ハッピーランド
    HAPPY NEWS
    2010Happy Mail