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出塁率とは?

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出塁率(しゅつるいりつ、:On-base percentage / OBP)は、野球において打者を評価する指標の一つ。

目次

  • 1 概要
    • 1.1 変遷
    • 1.2 備考
  • 2 日本プロ野球
    • 2.1 最高出塁率
    • 2.2 個人シーズン記録
    • 2.3 参考記録
      • 2.3.1 年度別リーグ平均出塁率
      • 2.3.2 公式記録以前のシーズン出塁率
      • 2.3.3 通算記録
  • 3 メジャーリーグベースボール
    • 3.1 個人通算記録
    • 3.2 個人シーズン記録
    • 3.3 年度別リーグ平均出塁率
  • 4 脚注
    • 4.1 注釈
    • 4.2 出典
  • 5 関連項目

概要

出塁率 = (安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球 + 犠飛)

出塁率は打者の打撃機会あたりの出塁割合を表す。上記の計算式で算出された数値の小数第4位を四捨五入して第3位までの値を出塁率として用いる。打率などと同様に、整数部分の0は省略することが多い。打率の計算式で犠飛数は無視されるが、出塁率の計算式では分母に含むため、打率よりも出塁率が低くなる場合が有り得る。四死球数を四死球数と犠飛数との和で除した値が打率よりも低い場合がそれである。

例として、打数10、安打7、四球1、死球1、犠飛1の場合、打率は 7 / 10 = .700 であるが、出塁率は (7 + 1 + 1) / (10 + 1 + 1 + 1) = 9 / 13 = .692 となる。

変遷

日本プロ野球では1984年までは犠飛を考慮せず次の計算式を使用していた。

出塁率 = (安打 + 四球 + 死球) ÷ (打数 + 四球 + 死球)

パシフィック・リーグでは1962年からシーズンの出塁率が最も高い選手を最高出塁率として表彰。セントラル・リーグでは1967年からシーズンの出塁数が最も多い選手を最多出塁数として表彰され、出塁率は表彰対象ではなかったが、1985年より冒頭の計算式の採用とセントラル・パシフィック両リーグとも出塁率を表彰対象とする最高出塁率に制定が改定され現在に至っている。

備考

かつて出塁率は打率に比べて常に評価が低く、タイトル受賞者の選定の際に算出される程度であった。だが、セイバーメトリクス(統計学の野球への応用)が盛んとなってからは、「打者がアウトにならない率」である出塁率が打率よりも得点に結び付く要因であることが裏付けされ、出塁率が重要視されるようになってきた。

この出塁率に注目したオークランド・アスレチックスは少ない資金でチームを運営しているにもかかわらず好成績を挙げた。アスレチックスのGMビリー・ビーンは『出塁率は高いが、その他の理由で評価や年俸が高くない選手』を集め、地味だが得点効率の高いチームを作った。詳細はマイケル・ルイスが記した「マネー・ボール」で述べられている。

日本プロ野球

最高出塁率

詳細は「最高出塁率 (日本プロ野球)」を参照

個人シーズン記録

【順位】
【選手名】
【所属球団】
【打席】
【出塁率】
【記録年】
【備考】

1 | 落合博満 | ロッテオリオンズ | 右 | .487 | 1986年 | パ・リーグ記録
2 | 落合博満 | ロッテオリオンズ | 右 | .4806 | 1985年 | 
3 | ランディ・バース | 阪神タイガース | 左 | .4805 | 1986年 | セ・リーグ記録
4 | 落合博満 | 中日ドラゴンズ | 右 | .4728 | 1991年 | 
5 | 小笠原道大 | 日本ハムファイターズ | 左 | .4725 | 2003年 | 
6 | 柳田悠岐 | 福岡ソフトバンクホークス | 左 | .4694 | 2015年 | 
7 | ロベルト・ペタジーニ | ヤクルトスワローズ | 左 | .4687 | 1999年 | 
8 | アレックス・カブレラ | 西武ライオンズ | 右 | .467 | 2002年 | 
9 | ロベルト・ペタジーニ | ヤクルトスワローズ | 左 | .466 | 2001年 | 
10 | 松中信彦 | 福岡ダイエーホークス | 左 | .464 | 2004年 | 
1985年以降の規定打席以上。記録は2017年シーズン終了時点。

参考記録

年度別リーグ平均出塁率

【年度】
セントラル・リーグ
パシフィック・リーグ

1997年 | .331 | .338
1998年 | .329 | .341
1999年 | .334 | .334
2000年 | .325 | .343
2001年 | .333 | .341
2002年 | .313 | .317
2003年 | .327 | .345
2004年 | .335 | .350
2005年 | .331 | .328
2006年 | .320 | .323
2007年 | .328 | .321
2008年 | .323 | .328
2009年 | .316 | .334
2010年 | .330 | .336
2011年 | .303 | .308
2012年 | .310 | .311
2013年 | .323 | .331
2014年 | .330 | .328
2015年 | .313 | .326
2016年 | .319 | .330
2017年 | .318 | .319

公式記録以前のシーズン出塁率

【順位】
【選手名】
【所属球団】
【打席】
【出塁率】
【記録年】

1 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .532 | 1974年
2 | 景浦將 | 大阪タイガース | 右 | .515 | 1937年秋
3 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .500 | 1973年
4 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .495 | 1966年
5 | 桝嘉一 | 名古屋軍 | 右 | .493 | 1938年春
6 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .490 | 1965年
7 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .488 | 1967年
8 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .479 | 1976年
9 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .477 | 1977年
10 | 王貞治 | 読売ジャイアンツ | 左 | .475 | 1968年
現行の計算式による。

通算記録

【順位】
【選手名】
【打席】
【出塁率】

1 | 王貞治 | 左 | .4463
2 | 落合博満 | 右 | .422
3 | イチロー | 左 | .4209
4 | 松井秀喜 | 左 | .4132
5 | 青木宣親 | 左 | .4025
6 | ロバート・ローズ | 右 | .4023
7 | 張本勲 | 左 | .3994
8 | アレックス・カブレラ | 右 | .3980
9 | 松中信彦 | 左 | .3916
10 | 糸井嘉男 | 左 | .3909
現行の計算式による。4000打席以上。2017年終了時点

メジャーリーグベースボール

個人通算記録

【順位】
【選手名】
【出塁率】

1 | テッド・ウィリアムズ | .482
2 | ベーブ・ルース | .474
3 | ジョン・マグロー | .466
4 | ビリー・ハミルトン | .455
5 | ルー・ゲーリッグ | .447
6 | バリー・ボンズ | .444
7 | ビル・ジョイス | .435
8 | ロジャース・ホーンスビー | .434
9 | タイ・カッブ | .433
10 | ジミー・フォックス | .4283
【順位】
【選手名】
【出塁率】

11 | ジョーイ・ボット | .4281
12 | トリス・スピーカー | .4279
13 | エディ・コリンズ | .4244
14 | フェリス・フェイン | .4241
15 | ダン・ブローザース | .4233
16 | マックス・ビショップ | .4230
17 | ジョー・ジャクソン | .422
18 | ミッキー・マントル | .421
19 | ミッキー・カクレーン | .4192
20 | フランク・トーマス | .4191
  • 記録は2017年シーズン終了時点。

個人シーズン記録

【順位】
【選手名】
【所属球団】
【打席】
【出塁率】
【記録年】
【備考】

1 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 左 | .609 | 2004年 | ナ・リーグ記録
2 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 左 | .582 | 2002年 | 
3 | テッド・ウィリアムズ | ボストン・レッドソックス | 左 | .553 | 1941年 | ア・リーグ記録
4 | ジョン・マグロー | ボルチモア・オリオールズ | 左 | .548 | 1899年 | 
5 | ベーブ・ルース | ニューヨーク・ヤンキース | 左 | .545 | 1923年 | 
6 | ベーブ・ルース | ニューヨーク・ヤンキース | 左 | .533 | 1920年 | 
7 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 左 | .529 | 2003年 | 
8 | テッド・ウィリアムズ | ボストン・レッドソックス | 左 | .526 | 1957年 | 
9 | ビリー・ハミルトン | フィラデルフィア・フィリーズ | 左 | .521 | 1894年 | 
10 | ベーブ・ルース | ニューヨーク・ヤンキース | 左 | .516 | 1926年 | 
  • 記録は2017年シーズン終了時点。

年度別リーグ平均出塁率

【年度】
アメリカンリーグ
ナショナルリーグ

1995年 | .344 | .331
1996年 | .350 | .330
1997年 | .340 | .333
1998年 | .340 | .330
1999年 | .347 | .342
2000年 | .349 | .342
2001年 | .334 | .331
2002年 | .331 | .331
2003年 | .333 | .332
2004年 | .338 | .333
2005年 | .330 | .330
2006年 | .339 | .334
2007年 | .338 | .334
2008年 | .336 | .331
2009年 | .336 | .331
2010年 | .327 | .324
2011年 | .323 | .319
2012年 | .320 | .318
2013年 | .320 | .315
2014年 | .316 | .312
2015年 | .318 | .316
2016年 | .321 | .322

脚注

注釈

  1. ^ 出塁数 = 安打 + 四球 + 死球
  2. ^ 一例として、日本では「無冠の帝王」として清原和博が挙げられることがしばしばあるが、清原は最高出塁率のタイトルを2回獲得している。
  3. ^ 宇佐美徹也「プロ野球記録大鑑」および各年発行の「ベースボールレコードブック」の個人記録欄より独自に算出

出典

  1. ^ 歴代最高記録 出塁率【シーズン記録】 - NPB.jp 日本野球機構
  2. ^ 1999 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  3. ^ 2000 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  4. ^ 1999 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  5. ^ 2000 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  6. ^ 2001 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  7. ^ 2002 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  8. ^ 2003 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  9. ^ 2004 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  10. ^ 2005 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  11. ^ 2006 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  12. ^ 2007 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  13. ^ 2008 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  14. ^ 2009 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  15. ^ 2010 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  16. ^ 2011 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  17. ^ 2012 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  18. ^ 2013 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年4月19日閲覧。
  19. ^ 2014 Japanese League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2014年10月21日閲覧。
  20. ^ 2015 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  21. ^ 2016 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2017年2月12日閲覧。
  22. ^ 2017 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2017年11月16日閲覧。
  23. ^ 通算記録 - Baseball-Reference.com
  24. ^ シーズン記録 - Baseball-Reference.com
  25. ^ 1995 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  26. ^ 1996 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  27. ^ 1997 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  28. ^ 1998 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  29. ^ 1999 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  30. ^ 2000 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  31. ^ 2001 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  32. ^ 2002 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  33. ^ 2003 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  34. ^ 2004 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  35. ^ 2005 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  36. ^ 2006 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  37. ^ 2007 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  38. ^ 2008 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  39. ^ 2009 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  40. ^ 2010 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  41. ^ 2011 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  42. ^ 2012 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  43. ^ 2013 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  44. ^ 2014 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  45. ^ 2015 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。
  46. ^ 2016 Major League Baseball League Encyclopedia”. BASEBALL-REFERENCE.COM. 2016年2月12日閲覧。

関連項目

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出典:wikipedia
2018/04/20 05:21

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