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北方謙三とは?

【主な受賞歴】

【デビュー作】
『明るい街へ』(1970年)
ウィキポータル 文学

北方 謙三(きたかた けんぞう、1947年10月26日 - )は、日本小説家

目次

  • 1 略歴
  • 2 人物
  • 3 受賞歴
  • 4 作品
    • 4.1 ハードボイルド小説(シリーズ)
    • 4.2 ハードボイルド小説
    • 4.3 歴史小説
    • 4.4 その他小説
    • 4.5 エッセイ等
    • 4.6 児童書
  • 5 テレビドラマ出演
  • 6 映画出演
  • 7 参考文献
  • 8 脚注
  • 9 関連項目
  • 10 外部リンク

略歴

佐賀県唐津市生まれ。幼少時代を九州・佐賀県で過ごす。実家は曾祖父の代から、唐津市で菓子屋を経営。父親は外国航路の船長だったため、会えるのは船が帰港する時だけ。その都度、横浜に会いに出かけていた。小学校5年の時に、神奈川県川崎市に転居。芝中学校・高等学校を経て、中央大学法学部入学。学生運動華やかなりし時代であり、全共闘運動に没入。

在学中の1970年、純文学作品『明るい街へ』を同人誌に発表。同作が雑誌「新潮」(1970年3月号)に掲載され、学生作家としてデビューを果たす。1973年同大学卒業。PR誌の企画スタッフをしながら執筆を続ける。

1981年、『弔鐘はるかなり』(『第二誕生日』改題)が出版。新人としては異例の“書き下ろし長編”による処女出版であり、二度目のデビューである。初版は8千部。翌1982年には、『逃がれの街』(『ふたりだけの冬』改題)も出版。その後『眠りなき夜』、『さらば、荒野』、『檻』とヒット作を次々と生み出し、“ハードボイルド小説の旗手”として一躍人気作家となる。

1983年には『逃れの街』が、主演水谷豊、監督工藤栄一で映画化。以降『友よ、静かに瞑れ』(1985年)、『黒いドレスの女』(1987年)などが次々と映画化され、作家としての地位を築き上げる。

1989年、初の歴史小説として南北朝時代を舞台とした『武王の門』を発表。続く南北朝ものである『破軍の星』では、第4回柴田錬三郎賞を受賞。

1996年、全13巻6500枚書き下ろしという大長編、北方版『三国志』の刊行が開始され、以降歴史小説は、中国史へとその裾野を拡大。1999年には『水滸伝』が小説すばるで連載開始。前作を超える全19巻9500枚の超大作は、北上次郎によって「日本の大衆小説の最高峰」と評された。同作は2006年、第9回司馬遼太郎賞を受賞。

2000年より、直木三十五賞の選考委員を務める。ほかに吉川英治文学賞江戸川乱歩賞小説すばる新人賞の選考委員。

人物

ただし、「『Hot-Dog PRESS』2001年3月26日号の「北方謙三大特集」には「59回」という数字が記載され、「多い時で年9回」との集計もある。また北方自身、ソープランドに行ったのは一回しかない。(「ビッグトゥモロー」でのインタビューより)

受賞歴

作品

ハードボイルド小説(シリーズ)

“ブラディ・ドール”シリーズ(全10冊)
架空の都市N市にある酒場、「ブラディ・ドール」の経営者である川中を中心に展開されるハードボイルド小説。第1作の『さらば、荒野』と第10作『ふたたびの、荒野』が、川中を主人公とした一人称小説であり、その他の巻では、それぞれ別の人物を主人公としている。
  • さらば、荒野(カドカワノベルズ 1983年 / 角川文庫 1985年 『ブラディ・ドール1』)
  • 碑銘(角川書店 1986年 / 角川文庫 1987年 『ブラディ・ドール2』)
  • 肉迫(角川書店 1987年 / 角川文庫 1990年 『ブラディ・ドール3』)
  • 秋霜(角川書店 1987年 / 角川文庫 1990年 『ブラディ・ドール4』)
  • 黒銹(角川書店 1988年 / 角川文庫 1991年 『ブラディ・ドール5』)
  • 黙約(角川書店 1989年 / 角川文庫 1992年 『ブラディ・ドール6』)
  • 残照(角川書店 1990年 / 角川文庫 1992年 『ブラディ・ドール7』)
  • 鳥影(角川書店 1990年 / 角川文庫 1993年 『ブラディ・ドール8』)
  • 聖域(角川書店 1991年 / 角川文庫 1993年 『ブラディ・ドール9』)
  • ふたたびの、荒野 (角川書店 1992年 / 角川文庫 1993年 『ブラディ・ドール10』)
約束の街”シリーズ
東京近郊の架空の都市S市に隣接するリゾートタウンにおける一大勢力である久納一族と、それを取り巻く人物たちによって展開されるハードボイルド小説。約束の街シリーズとブラディドールシリーズは、『されど君は微笑む』で合体し、一つのシリーズとなる。
  • 遠く空は晴れても(角川書店 1993年 / 角川文庫 1995年 『約束の街1』)
  • たとえ朝が来ても(角川書店 1994年 / 角川文庫 1996年 『約束の街2』)
  • 冬に光は満ちれど(角川書店 1994年 / 角川文庫 1997年 『約束の街3』)
  • 死がやさしく笑っても(角川書店 1996年 / 角川文庫 1999年 『約束の街4』)
  • いつか海に消え行く(角川書店 1998年 / 角川文庫 2001年 『約束の街5』)
  • されど君は微笑む(角川書店 2000年 / 角川文庫 2004年 『約束の街6』)
  • ただ風が冷たい日(角川書店 2004年 / 角川文庫 2007年 『約束の街7』)
  • されど時は過ぎ行く(角川書店 2009年)
“谷道雄”シリーズ(全2冊)
弁護士・谷が主人公のシリーズ。
  • 眠りなき夜(集英社 1982年 / 集英社文庫 1986年)
  • 夜が傷つけた(集英社 1986年 / 集英社文庫 1990年)
“挑戦”シリーズ(全5冊)
  • 挑戦 危険な夏(集英社 1985年 / 集英社文庫 1990年 『挑戦I』)
  • 挑戦 冬の狼(集英社 1985年 / 集英社文庫 1990年 『挑戦II』)
  • 挑戦 風の聖衣(集英社 1987年 / 集英社文庫 1990年 『挑戦III』)
  • 挑戦 風群の荒野(集英社 1988年 / 集英社文庫 1990年 『挑戦IV』)
  • 挑戦 いつか友よ(集英社 1988年 / 集英社文庫 1990年 『挑戦V』)
“老犬”シリーズ(全3冊)
「挑戦シリーズ」「眠りなき夜」「檻」などに脇役として登場した高樹警部の過去を描く。
  • 傷痕(集英社 1989年 / 集英社文庫 1992年 『老犬シリーズ1』)
  • 風葬(集英社 1989年 / 集英社文庫 1992年 『老犬シリーズ2』)
  • 望郷(集英社 1990年 / 集英社文庫 1992年 『老犬シリーズ3』)
“美有”シリーズ(全2冊)
北方作品には珍しい女性を主人公に据えたもの。
  • 雨は心だけ濡らす(光文社 1988年 / 光文社文庫 1991年 / 集英社文庫 2004年)
  • 風の中の女(光文社 1988年 / 光文社文庫 1991年 / 集英社文庫 2004年)
“野崎”シリーズ(全3冊)
美有シリーズのスピンオフ。美有の恋人で私立探偵の野崎通が主人公。
  • 不良の木(光文社 1991年 / 光文社文庫 1994年)
  • 明日の静かなる時(光文社 1992年 / 光文社文庫 1995年)
  • ガラスの獅子(光文社 1995年 / 光文社文庫 1999年)
“神尾”シリーズ(全6冊)
海洋冒険小説。
  • 群青(集英社 1991年 / 集英社文庫 1994年 『神尾シリーズI』)
  • 灼光(集英社 1991年 / 集英社文庫 1994年 『神尾シリーズII』)
  • 炎天(集英社 1992年 / 集英社文庫 1995年 『神尾シリーズIII』)
  • 流塵(集英社 1993年 / 集英社文庫 1996年 『神尾シリーズIV』)
  • 風裂(集英社 2000年 / 集英社文庫 2002年 『神尾シリーズV』)
  • 海嶺(集英社 2001年 / 集英社文庫 2003年 『神尾シリーズVI』)
“望月”シリーズ
カメラマン・望月を主人公としたシリーズ。
  • 一日だけの狼(文藝春秋 1990年 / 文春文庫 1993年 / 角川文庫 2004年)
  • 二月二日ホテル(文藝春秋 1992年 / 文春文庫 1995年 / 角川文庫 2005年)
“浅生”シリーズ
私立探偵・浅生を主人公としたシリーズ。
  • 罅(ひび)(集英社 1997年 / 集英社文庫 2001年 改題『罅・街の詩』)
  • 皸(ひび)(集英社 1998年 / 集英社文庫 2001年 改題『皸・別れの稼業』)

ハードボイルド小説

歴史小説

【】内は主人公

平安時代
南北朝時代 - 北方が初めて手がけた歴史小説である一連の南北朝ものは、俗に“北方太平記”と呼ばれる。
江戸時代 - 幕末
剣豪小説
“日向景一郎”シリーズ
  • 風樹の剣(新潮社 1993年 / 新潮文庫 1996年 『日向景一郎シリーズ1』)
  • 降魔の剣(新潮社 1997年 / 新潮文庫 2000年 『日向景一郎シリーズ2』)
  • 絶影の剣(新潮社 2000年 / 新潮文庫 2002年 『日向景一郎シリーズ3』)
  • 鬼哭の剣(新潮社 2003年 / 新潮文庫 2006年 『日向景一郎シリーズ4』)
  • 寂滅の剣(新潮社 2010年)
中国史
“大水滸”シリーズ
  • 水滸伝(集英社、全19巻、2000-05)のち文庫
    • 説話の寄せ集めであった「水滸伝」を時制、人物描写を再構築することで、より現実的な話としている。
  • 楊令伝(集英社、全15巻、2007-10)
  • 岳飛伝(集英社、2012- )
    • 中華最大の英雄・岳飛を主人公に、梁山泊軍との戦いを描く三部作完結編。
近代史

その他小説

エッセイ等

児童書

テレビドラマ出演

映画出演

参考文献

脚注

  1. ^ 長編デビュー作『弔鐘はるかなり』の帯コピー。
  2. ^ 一条ゆかり有閑倶楽部』文庫版3巻解説
  3. ^ 大沢在昌夏からの長い旅』解説
  4. ^ 北杜夫の一人娘斎藤由香エッセイから。
  5. ^ 世相百断・第49話「直木賞候補作『半落ち』の評判」
  6. ^ “北方謙三氏「ソープに行け!」と言ったのは4回だけだった”. NEWSポストセブン. (2011年5月9日). http://www.news-postseven.com/archives/20110509_19862.html
  7. ^ “北方謙三の伝説の人生相談 「ソープに行け!」は合計59回”. ケトル VOL.09(2012念10月14日発売/太田出版). http://www.ohtabooks.com/qjkettle/news/2012/10/12105908.html
  8. ^ “『こち亀』原作者・秋本治氏に菊池寛賞 「上質な笑いに満ちた作品を堂々と完結させた」”. ORICON STYLE. (2016年10月13日). http://www.oricon.co.jp/news/2079894/full/ 2016年10月13日閲覧。

関連項目

外部リンク

第4回吉川英治文学新人賞
1980年代 | 

1990年代 | 
  • 第11回 小杉健治『土俵を走る殺意』
  • 第12回 大沢在昌新宿鮫』/伊集院静『乳房』
  • 第13回 中島らも『今夜、すべてのバーで』/宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙』
  • 第14回 帚木蓬生『三たびの海峡』
  • 第15回 東郷隆『大砲松』/薄井ゆうじ 『樹の上の草魚』
  • 第16回 浅田次郎地下鉄に乗って』/小嵐九八郎 『刑務所ものがたり』
  • 第17回 真保裕一ホワイトアウト』/鈴木光司らせん
  • 第18回 服部真澄『鷲の驕り』/馳星周不夜城
  • 第19回 花村萬月『皆月』
  • 第20回 山本文緒恋愛中毒

  • 2000年代 | 
  • 第21回 宇江佐真理『深川恋物語』
  • 第22回 野沢尚深紅
  • 第23回 大崎善生パイロットフィッシュ
  • 第24回 福井晴敏終戦のローレライ』/諸田玲子『其の一日』
  • 第25回 伊坂幸太郎アヒルと鴨のコインロッカー』/垣根涼介『ワイルド・ソウル』
  • 第26回 恩田陸夜のピクニック』/瀬尾まいこ幸福な食卓
  • 第27回 今野敏隠蔽捜査
  • 第28回 佐藤多佳子一瞬の風になれ
  • 第29回 佐藤亜紀『ミノタウロス』
  • 第30回 朝倉かすみ田村はまだか』/柳広司ジョーカー・ゲーム

  • 2010年代 | 
  • 第31回 池井戸潤鉄の骨』/冲方丁天地明察
  • 第32回 辻村深月ツナグ
  • 第33回 西村健『地の底のヤマ』
  • 第34回 伊東潤『國を蹴った男』/月村了衛『機龍警察 暗黒市場』
  • 第35回 和田竜村上海賊の娘
  • 第36回 西條奈加『まるまるの毬』
  • 第37回 薬丸岳『Aではない君と』
  • 第38回 本城雅人ミッドナイト・ジャーナル』/宮内悠介『彼女がエスパーだったころ』
  • 第39回 佐藤究『Ank: a mirroring ape』


  • 第38回吉川英治文学賞
    1960年代 | 

    1970年代 | 
  • 第4回 柴田錬三郎『三国志 英雄ここにあり』を中心とした旺盛な作家活動に対して
  • 第5回 源氏鶏太『口紅と鏡』『幽霊になった男』その他、これまでの新しい大衆文学の領域を確立した業績の業績に対して
  • 第6回 司馬遼太郎世に棲む日日』を中心とした作家活動に対して
  • 第7回 水上勉 『兵卒の鬣』を中心とした作家活動に対して
  • 第8回 新田次郎武田信玄』ならびに一連の山岳小説に対して
  • 第9回 城山三郎落日燃ゆ
  • 第10回 五木寛之青春の門』(筑豊編ほか)
  • 第11回 池波正太郎鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』などを中心とした作家活動に対して
  • 第12回 杉本苑子『滝沢馬琴』
  • 第13回 吉村昭『ふぉん・しいほるとの娘』

  • 1980年代 | 
  • 第14回 黒岩重吾天の川の太陽』/渡辺淳一遠き落日』『長崎ロシア遊女館』
  • 第15回 船山馨『茜いろの坂』
  • 第16回 南條範夫『細香日記』
  • 第17回 宮尾登美子『序の舞』
  • 第18回 伊藤桂一静かなノモンハン
  • 第19回 結城昌治『終着駅』
  • 第20回 井上ひさし『腹鼓記』『不忠臣蔵』/藤沢周平『白き瓶』
  • 第21回 宮本輝優駿
  • 第22回 永井路子『雲と風と』ならびに一連の歴史小説に対して
  • 第23回 早乙女貢會津士魂

  • 1990年代 | 
  • 第24回 尾崎秀樹『大衆文学の歴史』
  • 第25回 平岩弓枝『花影の花 大石内蔵助の妻』
  • 第26回 陳舜臣『諸葛孔明』
  • 第27回 田辺聖子『ひねくれ一茶』
  • 第28回 受賞作なし
  • 第29回 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • 出典:wikipedia
    2018/12/05 05:03

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