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周南市とは?
周南市旗
【国】
日本
【地方】
中国地方山陽地方、
山陰地方中国・四国地方
【都道府県】
山口県
【
団体コード】
35215-2
【
法人番号】
4000020352152
【面積】
656.29km
【総人口】
141,225人
[編集](
推計人口、2018年10月1日)
【
人口密度】
215人/km
【隣接自治体】
山口市、
下松市、
光市、
防府市、
岩国市、
島根県鹿足郡吉賀町
【市の木】
クスノキ
【市の花】
サルビア
【周南市役所】
【市長】
木村健一郎
【所在地】
〒745-8655
山口県周南市岐山通一丁目1番地
北緯34度3分18.2秒東経131度48分22.4秒座標: 北緯34度3分18.2秒 東経131度48分22.4秒
【外部リンク】
周南市
ウィキプロジェクト周南市(しゅうなんし)は、山口県の東南部に位置する市。
地理
南部は瀬戸内海に面し、国際拠点港湾である徳山下松港とともに、主要産業である重化学工業企業が多数立地しており、これに接する形で市街地が形成されている。また、港は複数の島に囲まれており、一部は定期航路が設定されている。一方北部は中国山地の一部にあたり、農村地域が点々と存在している。
隣接する下松市や光市とは、産業・経済・交流面での結びつきが強く、3市は「周南地区」と呼称される(3市の市名から「周南・下松・光地区」と呼称されることもある)。山口県は、都市計画基本方針において、3市を人口約25万人の「周南広域都市圏」と定義している。
面積は約656.29kmで、県内19市町中、萩市に次ぐ第5位。
気候
北部は、錦川の上流にあたる鹿野盆地などでは冬季には積雪がある。一方、瀬戸内海に面した南部には平野が広がり、気候も比較的温暖で、年に数えるほどしか積雪することはない。
なお、気象庁の一次細分区域は、山口市や防府市と同じ中部にあたる
。
隣接している自治体
歴史
市名の由来
周南市は、2003年(平成15年)4月に徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町の2市2町が新設合併し発足した。市名は、2001年(平成13年)、当時の3市2町(徳山市、下松市、新南陽市、熊毛町、鹿野町)合併協議会において決定したものを、下松市が合併協議から離脱した後に設立された、2市2町合併協議会が引き継いだものである。
新市名の案は、当時の3市2町の住民からの公募で選ばれた。「周南」とは周防国の南部という意味で(方角地名)、山口県の瀬戸内海沿岸の広い地域を指す名称(広域地名)として使用されてきた。昭和後期以降、当時の4市4町(徳山市、下松市、光市、新南陽市、熊毛町、鹿野町、大和町、田布施町)において広域合併の議論が高まるにつれ、この合併構想が「周南合併」と呼称されるようになり、主に4市4町を指す呼称として浸透していった。
また、平成の大合併において人口10万人以上の市を含む合併(新設・編入は問わない)において最大規模の市の市名を引き継がなかった市としては首都圏を除けば唯一の例である(新市名の最終6候補に徳山も含まれていた(他に、とくやま、のぞみ、東山口、毛利)。)。
年表
古代
中世・近世
近代
現代
周南合併
周南地区の市町合併は周南合併と呼ばれ、 2003年(平成15年)4月の周南市の誕生は、いわゆる「平成の大合併」の、山口県内における初の事例となった。1980年代後半ごろから周南地域における市町の合併機運が高まり、4市4町(徳山市、下松市、光市、新南陽市、熊毛町、田布施町、大和町、鹿野町)を中心とした合併が模索されてきた。
-
1991年(平成2年)5月 - 徳山市、下松市、光市による周南都市合併調査研究会が発足。
-
1992年(平成3年) - 周南都市合併調査研究会に新南陽市、大和町、田布施町、鹿野町、熊毛町が参加。
-
1999年(平成11年)
- 1月 - 徳山市、下松市、新南陽市による3市合併協議会が設立。
- 7月 - 合併協議会に熊毛町、鹿野町が加入。3市2町合併協議会となる。
-
2001年(平成13年)
- 11月 - 3市2町合併協議会において、新市名が「周南市」に決定。
- 12月 - 3市2町合併協議会において、合併の期日が 2003年(平成15年)4月21日に決定。
- 期日の決定を巡り対立した井川成正下松市長が抗議のため途中退席。
-
2002年(平成14年)
- 1月 - 下松市が3市2町合併協議会を欠席、事実上の離脱。
- 5月 - 3市2町合併協議会が休止。
- 6月 - 徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町による2市2町合併協議会が設立。
-
2003年(平成15年)4月 - 周南市の発足に伴い、2市2町合併協議会、3市2町合併協議会が解散。
2市2町合併協議会の設立の際、2市2町の合併は「先行合併」と位置付けられたが、2003年の合併以後、周南市、下松市、光市において合併を求める機運は薄くなっており、更なる合併に向けた目立った動きはみられない。
旧熊毛町においては、市外局番や、消防・警察の所轄が市内の他の地区と異なるほか、市役所本庁(旧徳山市中心部)へ最短で移動する場合に下松市を経由する必要がある状況となっている。
市域の変遷
町村制施行(1889年)
|
1889年 - 1926年
|
1926年 - 1954年
|
1955年 - 1989年
|
1989年 - 現在
|
現在
|
鹿野村 | 1940年11月3日
鹿野町 | 鹿野町 | 2003年4月21日
周南市
須金村 | 1955年7月20日
鹿野町に編入
1955年7月20日
都濃町 | 1966年1月1日
德山市に編入
須々万村 | 1954年12月1日
都濃町
中須村
長穂村
向道村 | 1955年10月1日
德山市に編入 | 德山市
德山村 | 1900年10月15日
德山町 | 1935年10月15日
德山市 | 1944年4月1日
德山市 | 德山市
加見村 | 1942年4月1日
德山市に編入
久米村
太華村 | 1940年4月29日
櫛浜町
大津島村
夜市村
戸田村
湯野村
富田村 | 1915年11月10日
富田町 | 1949年8月1日
富田町 | 1953年10月1日
南陽町 | 1970年11月1日
新南陽市
富岡村 | 1941年11月3日
富田町に編入
福川村 | 1912年1月1日
福川町 | 1949年9月1日
福川町
佐波郡
和田村 | 1955年11月1日
南陽町に編入
三丘村 | 1956年9月30日
熊毛町
高水村
勝間村
八代村
地域
人口
周南市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 周南市の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 周南市
■緑色 ― 日本全国
| ■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
周南市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
地域
周南市都市計画マスタープランに基づく7地域、周南市公共施設再配置計画に基づく31地区に分類される。
- 中心地域
- 徳山小学校区、遠石地区、今宿地区、岐山地区、周陽地区、秋月地区、桜木地区、久米地区、櫛浜地区、富田東地区、富田西地区、福川地区
- 西部地域
- 北西部地域
- 東部地域
-
島しょ部地域
- 北部地域
- 須々万地区、長穂地区、中須地区、須金地区、大道理地区、大向地区、和田地区、八代地区
-
中山間部地域
徳山駅周辺の中心市街地では、銀座、新宿、原宿、晴海、有楽町、代々木、千代田など、東京の地名が多く住居表示に使われている。これらは第二次世界大戦後に施工された戦災復興土地区画整理事業に伴い新たに命名された地名である。
行政
市長
歴代市長
代
|
氏名
|
就任
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離任
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任期数
|
市長就任前の主な経歴
|
1 | 河村和登 | 2003年5月25日 | 2007年5月24日 | 1 | 徳山市長、徳山市議会議長、徳山市議会議員
2 | 島津幸男 | 2007年5月25日 | 2011年5月24日 | 1 | 会社社長
3 | 木村健一郎 | 2011年5月25日 | - | | 山口県議会議員、司法書士
市議会
- 定数:30名
- 任期:2016年(平成28年)6月20日 - 2020年(平成32年)6月19日
- 議長:小林雄二(刷新クラブ)
- 副議長:尾﨑隆則(自由民主党嚆矢会)
【会派名】
【議席数】
議員名(◎は代表者、○は副代表者)
|
六合会 | 6 | ◎福田健吾、○青木義雄、佐々木照彦、長嶺敏昭、福田文治、藤井康弘
アクティブ | 5 | ◎岩田淳司、○土屋晴巳、井本義朗、清水芳将、山本真吾
自由民主党周南 | 5 | ◎兼重元、○米沢痴達、坂本心次、田村勇一、福田吏江子
刷新クラブ | 4 | ◎田中和末、○田村隆嘉、小林雄二、得重謙二
公明党 | 3 | ◎相本政利、○金子優子、遠藤伸一
自由民主党嚆矢会 | 3 | ◎古谷幸男、○友田秀明、尾﨑隆則
日本共産党 | 2 | ◎魚永智行、○中村富美子
会派に属さない議員 | 1 | 島津幸男
欠員 | 1 |
計 | 30 |
2018年(平成30年)6月22日現在。
市役所・総合支所・支所
市役所
2016年(平成28年)10月より、新庁舎建設工事が進められている。1期工事は2018年(平成30年)5月に完成し、8月までに全部署が新たな本館での業務を開始した。2期工事は2019年(平成31年)以降に完了する予定。
- 新南陽総合支所(仮庁舎:イオンタウン周南内)
- 熊毛総合支所
- 鹿野総合支所
支所
- 櫛浜支所
- 鼓南支所
- 大津島支所
- 久米支所
- 菊川支所
- 長穂支所
- 須々万支所
- 中須支所
- 須金支所
- 八代支所
公共施設
図書館
-
周南市立図書館
- 中央図書館
- 新南陽図書館(周南市学び・交流プラザ内)
- 福川図書館
- 熊毛図書館
- 鹿野図書館
- 徳山駅前図書館(周南市徳山駅前賑わい交流施設内)
文化施設・ホール
体育施設
- 周南市大道理地区体育館
- 周南市新南陽プール
- 周南市新南陽球場
- 周南市福川武道館
- 周南市新南陽体育センター
- 周南市高瀬サン・スポーツランド
- 周南市熊毛武道館
- 周南市熊毛体育センター
- 周南市鹿野プール
- 周南市鹿野庭球場
- 周南市鹿野総合体育館
社会教育施設
市民センター等
- 桜木市民センター
- 周陽市民センター
- 秋月市民センター
- 遠石市民センター
- 岐山市民センター
- 中央地区市民センター
- 今宿市民センター
- 櫛浜市民センター
- 粭島市民センター
- 大島市民センター
- 久米市民センター
- 四熊市民センター
- 菊川市民センター
- 小畑市民センター
- 夜市市民センター
- 戸田市民センター
- 湯野市民センター
- 大向市民センター
- 大道理市民センター
- 長穂市民センター
- 中須市民センター
- 須々万市民センター
- 須金市民センター
- 大津島市民センター
- 和田市民センター
- 高水市民センター
- 勝間市民センター
- 大河内市民センター
- 三丘市民センター
- 新南陽ふれあいセンター
厚生施設
- 周南市ゆめプラザ熊毛
- 周南市コアプラザかの
- 周南市子育て交流センター
都市施設
地方卸売市場
地方公営企業
消防
- 周南市消防本部:旧徳山市・旧新南陽市・旧鹿野町の範囲を管轄
- 周南市消防団:全域
一部事務組合
- 光地区消防組合:旧熊毛町の範囲を管轄
- 周南地区福祉施設組合
- 周南地区衛生施設組合
第三セクター等
国・県の機関
国出先機関
山口県出先機関
- 総務部
- 周南県税事務所(周南総合庁舎内)
- さくらホール(周南総合庁舎内)
- 総合企画部
- 健康福祉部
- 周南健康福祉センター(周南総合庁舎内)
- 周南児童相談所
- 農林水産部
- 土木建築部
- 企業局
-
山口県警察
姉妹都市・提携都市
日本国内提携都市
海外姉妹都市
産業
工業
周南市の主要産業は重化学工業であり、旧徳山海軍燃料廠から発展した石油コンビナート(周南コンビナート)が形成されている。製造品出荷額等は山口県内第1位で、瀬戸内工業地域の重要な位置を占めている。
商業
1960年代以降、徳山駅の北東に広がる中心市街地に、松下百貨店(のちの近鉄松下百貨店)、ダイエー徳山店(のちのトポス徳山店)、ニチイ徳山店(のちの徳山サティ)といった百貨店・総合スーパーの出店が相次ぎ、周南地区を代表する商業地として発展した。
1990年代以降は、モータリゼーションの進行に伴い、周辺部で郊外型ショッピングセンター(SC)やロードサイド店舗が発展した。旧新南陽市域でゆめタウン新南陽やイオンタウン周南が、隣接する下松市でザ・モール周南(現・ゆめタウン下松)やサンリブ下松などが開業した。一方、中心市街地の商業地は衰退が進み、それまで発展を支えた総合スーパーや百貨店はすべて姿を消した。
2012年(平成24年)に山口県が行った調査では、旧熊毛町域は下松市の第1次商圏、旧徳山市域・旧鹿野町域は下松市の第2次商圏となっており、市内から下松市への購買力の流出が顕著である実態が明らかとなった。一方、市内においても郊外型SCの立地する旧新南陽市域では、高い地元購買率を維持していた。
2010年代に入り、中心市街地では徳山駅周辺整備事業が着工された。平成末期の2014年から2017年頃には、旧徳山市域においても、ゆめタウン徳山やイオンタウン周南久米など、郊外型SCの出店が相次いだ。
店舗面積10,000mを以上の大規模小売店鋪を以下に記す。
農林水産業
南部は瀬戸内海に面しており、漁業が行われている。ふぐは下関市の特産品として有名であるが、周南市の粭島(すくもじま)は、ふぐの延縄漁法発祥地であることから、隠れたふぐの本場としても知られる。北部では農業が中心で、梨やぶどうが栽培されている。
名産・特産品