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味の素とは?

【本社所在地】
日本
104-8315
東京都中央区京橋一丁目15番1号
北緯35度40分37.1秒 東経139度46分23.9秒 / 北緯35.676972度 東経139.773306度 / 35.676972; 139.773306座標: 北緯35度40分37.1秒 東経139度46分23.9秒 / 北緯35.676972度 東経139.773306度 / 35.676972; 139.773306
【設立】
1925年(大正14年)12月17日
(株式会社鈴木商店)
業種
食料品
法人番号
8010001034740
【事業内容】
食品アミノ酸医薬品等の製造及び販売
【代表者】
伊藤雅俊(代表取締役 取締役会長)
西井孝明(代表取締役 取締役社長 最高経営責任者)
高藤悦弘(代表取締役 専務執行役員)
福士博司(代表取締役 専務執行役員)
【資本金】
798億6,300万円
【発行済株式総数】
571,863,354株
【売上高】
連結:1兆914億1,400万円
単独:2,462億6,800万円
【総資産】
連結:1兆3,369億3,100万円
単独:9,453億2,800万円
【従業員数】
連結:32,734名 単独:3,459名
(2017年3月31日時点)
【決算期】
毎年3月31日
【会計監査人】
新日本有限責任監査法人
【主要株主】
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 8.88%
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 5.76%
第一生命保険(株) 4.58%
(2017年3月31日現在)
【主要子会社】
クノール食品(株) 100%
味の素冷凍食品(株) 100%
味の素AGF(株) 100%
【関係する人物】
二代目鈴木三郎助(創業者)
鈴木忠治(元社長)
三代目鈴木三郎助(元社長)
四代目鈴木三郎助(元名誉会長)
鈴木恭二(元社長)
鈴木三千代(元専務)
池田菊苗(うま味発見者)
道面豊信(元社長)
渡辺文蔵(元社長)
歌田勝弘(元社長)
鳥羽董(元社長)
稲森俊介(元社長)
江頭邦雄(元社長)
山口範雄(元社長)
伊藤雅俊(元社長)
【外部リンク】
http://www.ajinomoto.co.jp/
特記事項:上記、経営指標の数値は2017年3月期有価証券報告書より転載

味の素株式会社(あじのもと、英語: Ajinomoto Co., Inc.)は、日本の食品企業。「味の素」は、同社が製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料で、同社の登録商標(登録番号第34220号他)。

現在のコーポレートスローガンは「Eat Well, Live Well.」。

目次

  • 1 概要
    • 1.1 事業内容
      • 1.1.1 食品事業
      • 1.1.2 アミノ酸事業
      • 1.1.3 医薬事業
  • 2 沿革
    • 2.1 歴代社長等
    • 2.2 歴代のコーポレートスローガン
  • 3 グループ会社
    • 3.1 事業所
    • 3.2 関連企業
    • 3.3 過去の主なグループ会社
  • 4 調味料「味の素」
    • 4.1 製法
    • 4.2 害性・安全性
    • 4.3 その他
    • 4.4 「味の素」のラインナップ
  • 5 味の素をめぐる事件
    • 5.1 国際カルテル事件
    • 5.2 総会屋への利益供与事件
    • 5.3 味の素追放事件
    • 5.4 特許報奨金訴訟
  • 6 社章
  • 7 命名権
  • 8 提供番組
    • 8.1 現在
    • 8.2 過去
  • 9 CM出演者
    • 9.1 現在
    • 9.2 過去
  • 10 脚注
  • 11 関連項目
  • 12 外部リンク

概要

事業内容

味の素は食品会社として広く認知されており、日本国内だけでなく世界各地にグループ企業や工場を持つ。化粧品ブランド「Jino」などアミノ酸生産技術を活用したケミカル事業、医薬事業も行っている。

食品事業

「味の素」「ほんだし」「クノール」「Cook Do」など

アミノ酸事業

グルタミン酸をはじめ、発酵法によるアミノ酸製造技術をもつ。

医薬事業

主に以下の3分野がある。

沿革

歴代社長等


歴代のコーポレートスローガン

(提供スポンサー読みは『生活に笑顔をお届けする味の素』であった)
(TVCMでは2009年(平成21年)10月から創業100周年記念スローガンとして先行導入されていた。30秒版・60秒版のTVCMや提供読みでは2010年4月から2014年9月までは日本語表記の『おいしさ、そして、いのちへ。』のみを用いた。2014年10月以降は英文の"Eat Well, Live Well."を用いる。30秒以上のTVCMではサウンドロゴの前にスローガンがナレーションされるが、企業CM以外はサウンドロゴと重なり、一部は当社のCM出演者がスローガンの読み上げをする場合もあった。2017年10月のコーポレートブランドロゴの改定に伴い、2018年1月からはグローバルブランドロゴが一筆書きによって現れる新しいサウンドロゴとなり、30秒以上のTVCMでは従来通り"Eat Well, Live Well."のナレーションもある)

グループ会社

事業所

主要工場・研究施設は川崎事業所にあり、現在は部分的に改築を進めている。
川崎事業所の所在地である「鈴木町」の地名は、創業者鈴木三郎助に由来する。

関連企業

味の素グループ」も参照

過去の主なグループ会社

調味料「味の素」

味の素

【販売会社】
味の素株式会社
【種類】
うま味調味料
【販売開始年】
1908年(明治41年)
【完成国】
日本
【関係する人物】
池田菊苗
二代目鈴木三郎助
【外部リンク】
http://www.ajinomoto.co.jp/aji/

1908年(明治41年)、東京帝国大学教授の池田菊苗昆布のうま味成分はグルタミン酸ナトリウムであることを発見、創業者の二代目鈴木三郎助が工業化に成功した。

開発当初は「味精」という名称であり、中国など漢字文化圏では、現在も「味精」と呼ばれている。「味の素」を商標登録した際には、石油系材料の表記を巡って争われた。登録後は「味の素」は、日本ではうま味調味料の代名詞とされるほど普及した。

「味の素」の主な原材料はL-グルタミン酸ナトリウム。グルタミン酸ナトリウム(グルタミン酸ソーダ)はグルタミン酸ナトリウム塩のことで、この物質のL体調味料として使用されている。現在ではうま味調味料(現在「アミノ酸等」と商品には表示)と呼ばれる。製品には鰹節シイタケのうま味成分である5'-リボヌクレオタイドナトリウム(呈味性ヌクレオチドイノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムなど)を2.5%配合している。一般向けの「味の素」はL-グルタミン酸ナトリウムを97.5%配合しているが、業務用の「味の素S」は一般向けと処方が異なり、L-グルタミン酸ナトリウム99%、5'-リボヌクレオタイドナトリウムを1%配合している。

製法

食用グルタミン酸ナトリウム生産の先駆けである味の素社は当初小麦などのグルテン加水分解することによって生産していた。しかし、コストが非常に高くつくため、石油由来成分(アクリロニトリルなど)による合成など様々な手法が試みられた。しかし協和発酵工業(現・協和発酵キリン)によりグルタミン酸生産菌が発見され、これに廃糖蜜(サトウキビもしくはトウモロコシキャッサバから砂糖を搾り取った残滓)あるいはなどをエネルギー源として与え発酵させてグルタミン酸を得る手法が安全性、コスト面において優れていることから、現在ではこのグルタミン酸生産菌による発酵法が主流となっている。発酵過程でビオチンを阻害するなどの、グルタミン酸生産菌のグルタミン酸生産を活性化する添加剤や、窒素源(硫酸アンモニウムなど)、発泡を調整する薬剤(消泡剤)が加えられる。

グルタミン酸」も参照

害性・安全性

詳細は「グルタミン酸ナトリウム」を参照

味の素は、1970年代までは石油製法で製造しており、1960年代から1970年代にかけて、その害毒性が議論された。1969年(昭和44年)には第61回国会 科学技術振興対策特別委員会でもとりあげられた。 当時、味の素にはグルタミン酸ソーダになるノルマルパラフィンを原料とした石油製品が入っていて、成分の3割を占めた。1969年(昭和44年)当時、グルタミン酸ソーダは、味の素株式会社だけが石油製法によって製造していた。石油由来原料のアクリロニトリル、またノルマルパラフィンからは醋酸が生成され、それらによって、グルタミン酸が製造されていた。

アクリロニトリルやノルマルパラフィンを使用した石油製法の害性について、メーカー大手である協和醗酵工業(現:協和発酵キリン)は、石油(具体的には灯油、軽油)の中に含まれている有害なタールをどうしてなくすかといった技術的な問題が残されていると言明。タールは、発ガン性が強く、グルタミン酸ソーダが99度の純度とすると、残り1%の不純物があり、その不純物の中に有害なタール分が残留していないかどうかについては、当時は検査されていなかった。これについて味の素のアミノ酸開発部長は「研究を進めていないといえばうそになるでしょう。」「毒性試験を進める過程で動物一代だけの実験結果ではだめ。二代目、三代目の影響、ひいてはこれを食用にする人間も二世、三世にどのような影響があるか、これをデータで納得させねばいけない。」「これらデータを作成するには、一企業だけでは無理」と答弁した。

1972年(昭和47年)に味付昆布にグルタミン酸ナトリウムを「増量剤」として使用し、健康被害が起きた事故があった。その症状は後述の中華料理店症候群に似たものであった(頭痛、上半身感覚異常等)が、問題の商品には、製品の25.92%~43.60%のグルタミン酸ナトリウムが検出され「調味料としての一般的な使用」とは程遠いものであった。

JECFA(国際連合食糧農業機関は1971年大会および1974年大会にて、一日許容摂取量 (ADI) を 120 mg/kg 以下と定めた。また動物実験で新生児への影響が指摘され、この制限に当てはまらないとした。その後ADIを超える摂取事例が報告されたため73年以降の研究に基づいた再協議がJECFA1987年第31回会議にて行われた。その結果、通常の経口摂取では幼児も含めヒトに対する毒性はなく、JECFAはグルタミン酸ナトリウムの一日許容摂取量を「なし」とした。ただし一度の大量摂取は注意すべきとしている。米国食品医薬品局 (FDA)、ヨーロッパ食品情報会議 (EUFIC)、欧州連合食品科学委員会 (SCF) なども同様にADIを特定しないとする評価を90年代に下している。

中華料理店症候群

中華料理を食べた人が、頭痛歯痛、顔面の紅潮、体の痺れなどの症状を訴えた中華料理店症候群 (Chinese Restaurant Syndrome) があり、料理にグルタミン酸ナトリウムが含まれたため関連が疑われたが、臨床実験の結果からは関連性は見られなかった。

緑内障の原因の可能性

2002年(平成14年)に発表された弘前大学の大黒浩らの報告によると、高濃度のグルタミン酸ナトリウムを摂取させたラットの目には障害が発生しやすいという。大黒らは、このことがグルタミン酸ナトリウムが欧米に比べて広く使われているアジアで(正常圧)緑内障が多い原因のひとつではないかと推測している。ただし食品安全委員会の評価では、上記はマウスおよびラットの新生児の事象であり、サルを含めた他の動物では発生が確認されないため、グルタミン酸ナトリウムが添加物として適切に使用される限り障害は起こらないと判断されている。

味覚飽和の問題

グルタミン酸ナトリウムの性質として、味覚から過剰摂取を感知できないという問題がある。通常、塩などの調味料は投入過剰状態になると「塩っぱすぎる(辛すぎる)」状態となり、味の濃さを感じることで過剰摂取に気づくことができるが、グルタミン酸ナトリウムはある程度の分量を超えると味覚の感受性が飽和状態になり、味の濃さが変わらず同じような味に感じるため、過剰摂取に気づきにくく、また飲食店も過剰投入してしまいがちになってしまう。その結果、調味料としての通常の使用では考えられない分量のグルタミン酸ナトリウムを摂取してしまう場合があり、注意が必要である。

「うま味調味料」には「ハイミー」(味の素)、「シマヤだしの素」(シマヤ)、「フレーブ」「日東味の精」(ヤマサ醤油)、「いの一番」(武田薬品工業武田食品工業→武田キリン食品→キリンフードテック→キリン協和フーズ→MCフードスペシャリティーズ)、「ミタス」(旭化成日本たばこ産業富士食品工業)、「味楽」(新進)、「グルエース」(キリン協和フーズ→MCフードスペシャリティーズ)、「味元」(韓国大象)、「味全」(台湾味全食品工業)などがあり、類似商品・商標に対して法的手段に訴えたこともある。「ハイミー」はリボヌクレオタイドナトリウム(呈味性ヌクレオチド)の含有量を8%にまで引き上げた派生商品である。

その他

2010Happy Mail