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国立戒壇とは?

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  • 一次情報源または主題と関係の深い情報源のみに頼って書かれています。(2017年8月)
  • 中立的な観点に基づく疑問が提出されています。(2005年4月)

国立戒壇(こくりつかいだん)は、日本国家として建立する本門の戒壇と言う意味。

目次

  • 1 概要
  • 2 仏教系新宗教各派における国立戒壇
    • 2.1 創価学会
    • 2.2 冨士大石寺顕正会
  • 3 脚注

概要

仏教系新宗教の在家団体である立正安国会(後の国柱会)の創立者田中智學が、1902年(明治35年)の『本化妙宗式目』において最初に提唱した概念である。

大日本帝国時代の法華宗各派においてこの構想は、天皇帰依の実現こそ広宣流布実現の近道という当時の一般的な状勢判断と結びついて、広汎な支持を受けた。

日蓮の手紙「三大秘法稟承事」に書かれているように、国の許可を受けて戒壇を建立するのが日蓮の悲願であり、遺言であると弟子たちは受け取っている。

歴史的にみても、戒壇の建立は国家的な事業であった。しかし、第二次世界大戦以降、政教分離を規定した新憲法が施行され、天皇が主権者でなくなると、天皇帰依を前提とした国立戒壇論の意義は変化することとなり、法華宗各派において論じられることがなくなった。しかし、日蓮正宗およびその信徒団体は、国立戒壇という用語を使用し続けた。

1970年(昭和45年)4月15日衆議院予算委員会において日本共産党谷口善太郎が「国立戒壇は政教分離を規定する憲法に違反するではないか」と指摘する。これを受け、日蓮正宗および創価学会は、国立戒壇という用語の使用を自宗内で禁止した。しかし、日蓮正宗の信徒団体だった妙信講(現・冨士大石寺顕正会)は使用禁止命令に従わず、国立戒壇という用語を使用し続けたため日蓮正宗を破門されている。妙信講は破門されたのちに宗教法人「顕正寺」として独立し「日蓮正宗顕正会」と名乗る。1996年に宗教法人「顕正会」、通称「富士大石寺顕正会」と改め、引き続き国立戒壇論を主張している。

仏教系新宗教各派における国立戒壇

創価学会

創価学会は、2代会長戸田城聖が就任した直後の1950年代前半には「王仏冥合」「国立戒壇」を目指し、その実現を主張していた。戸田は自ら筆を揮っていた機関誌『大白蓮華』の巻頭言で「化儀の広宣流布とは国立戒壇の建立である」と述べていた。ただし同時に、「未来の日蓮門下に対して国立戒壇(本門の戒壇)の建立を命ぜられたものであろう」とも述べ、戒壇を建立する主体はあくまで日蓮門下であって権力たる日本国政府ではないと明言している。

戸田の後任となる3代会長池田大作は1960年(昭和35年)の会長就任に当たり、「戸田門下生を代表して、化儀の広宣流布を目指し、一歩前進の指揮を執らせていただきます」と挨拶した。池田は1965年(昭和40年)、500万世帯弘通を達成した創価学会を代表して大石寺に正本堂建立を発願する。この時、日蓮立正安国論真筆において用いた「クニガマエの中に民衆の民と書いて『囻(クニ)』と読む」文字の解釈を基に、日蓮が意味する国の意味は国家権力ではなく、民衆であるという新たな見解を明らかにした。

そして、日蓮仏法を奉じる民衆の代表たる正宗総講頭、および当時その地位にあった創価学会会長の発願で戒壇は建立できると説明した。

正本堂 (大石寺)#正本堂の位置づけをめぐって」も参照

しかし、この考え方に日蓮正宗内では妙信講が「国立戒壇はあくまでも国家権力の許しを得たものでなければならない」と反発(後述)。外部からも1970年(昭和45年)の共産党による「国立戒壇論は『国から特権を受け』ることになり憲法20条に違反する思想といわなければならない」という非難を受け、学会・日蓮正宗宗門は守勢に立たされた(前述)。この指摘に対し創価学会では「国立戒壇について」という文書で、次のように回答している。

  1. 本門戒壇とは本尊をまつり信仰の中心とする場所のことで、これは民衆の中に仏法が広まり一つの時代の潮流となったとき、信者の総意と供養によって建てられるべきである。
  2. 一時、本門戒壇を国立戒壇と呼称したことがあったが、本意は1で述べた通りである。建立の当事者は信徒であり、宗門も事業として行うのであって、国家権力とは無関係である。
政教分離原則#宗教団体の政治参加について」および「言論出版妨害事件#宗教活動に関して」も参照

一方で、「国立戒壇の『クニ』は「クニガマエの中に民衆の民と書いて『囻(クニ)』と読む」文字」という見方は引き続き学会教学部内を貫く思想となり、これが1972年(昭和47年)に正本堂が完成した際「御遺命達成。ありがとう」という池田会長名義のメッセージが出される原因になったと見る向きがある。

その後平成時代になって池田は「戦後民主主義体制で主権在民になった以上民衆の意思が『勅宣・御教書』に代わるものである」「正宗を国教にするとかえって一国化し大聖人の御精神に反してしまう」と説明し、この問題の決着を図った.

冨士大石寺顕正会

大石寺の信者団体から分派した冨士大石寺顕正会は、広宣流布完結の暁には国立戒壇が必ず建立されると位置付ける。

顕正会の広宣流布は、日本国民全てが顕正会の奉じる日蓮仏法を受け入れるか、その前でも国主が帰依した時を持って完結すると定める。そして、広宣流布の完結と同時に建立される戒壇は、日本国家権力の頂点という意味での「国主」を建立当事者としなければならない。またその国主は「ただ一人」であるという『報恩抄』の言葉を厳格に解釈し、この場合は天皇勅宣ないしは天皇の協賛機関たる国会の議決を得て建立が決められた「本門の戒壇」のみが国立戒壇と名乗ることができるとする。つまり、日蓮正宗宗門や創価学会の言う「民衆立戒壇」を認めず、「国家権力立」ないしは「皇室立」のみが国立戒壇となることを強硬に主張する。

広宣流布#冨士大石寺顕正会」および「冨士大石寺顕正会#国立戒壇と本門戒壇」も参照

正本堂完成の際には、正本堂が日蓮御遺命の戒壇に当たらないこと、権力立戒壇の建立を求める運動は継続していることを宗門・創価学会に確認させるため、「御遺命守護」を両教団との最大の対立軸として掲げ、正本堂に安置された本門戒壇の大御本尊を別の場所に遷座せよと主張した。1998年(平成10年)に大御本尊遷座が実現、正本堂は解体されるが、会長浅井昭衛は一度は賛意を示しつつも「管長阿部日顕の決定が一方的かつ独善的、未だに怨嫉の心を持ち続けている」などと批判して自派の思想を堅持する方針を明らかにした。

詳細は「正本堂 (大石寺)#創価学会の破門と正本堂の解体」を参照

そして、『国立戒壇が現行作られるものではなく、未来に作られるとされる以上、現行の憲法で「合憲か違憲か」を考察すること自体不毛の論議である。なぜなら国立戒壇建立時にどのような憲法になっているかは分からない。憲法20条は永遠のものではないし、その改憲を主張することは違憲では無いからである』とし、顕正会は自派の求める「権力公認」の戒壇建立が実現するまであくまでも国立戒壇という用語を使用し続け、宗門・創価学会もまたその原点に立ち返らなければならないと主張している。

脚注

  1. ^ 『聖教新聞縮刷判:昭和26・27・28年度 No.1』聖教新聞社
  2. ^ 大白蓮華1956年2月号巻頭言『自らの命に生きよ 広宣流布の二つの意味』
  3. ^ 戸田城聖著・戸田城聖全集出版委員会編 『戸田城聖全集 1』 聖教新聞社、1981年、214頁。
  4. ^ 大白蓮華2017年7月号p106『池田先生の指導選集「幸福と平和を創る智慧」 26-20 第三代会長就任』
  5. ^ 「創価学会の歴史 池田大作第3代会長・SGI会長の時代」 - 創価学会教学部編『教学入門 世界宗教の仏法を学ぶ』(聖教新聞社 ISBN 978-4412015708)p296
  6. ^ 「本抄の背景・大意 立正安国について」 - 創価学会教学部編『世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために「立正安国論」』(聖教新聞社 ISBN 978-4412016194)P15-16
  7. ^ 「第4章 うさんくささと政教分離を巡る攻防 戒壇の建立も自由」 - 佐藤優『創価学会と平和主義』(朝日新書 ISBN 9784022735829)p131-132
  8. ^ 「第二章 三、「国主立戒壇」の誑惑」 - 浅井昭衛『対決を拒否した阿部日顕管長に「最後に申すべき事」』(冨士大石寺顕正会)P44-53
  9. ^ 『創価学会版 新編日蓮大聖人御書全集』P294
創価学会
歴代会長・著名な幹部
名誉会長 | 
池田大作(1979.4.24-)

歴代会長 | 
三代会長 | 
牧口常三郎(初代:1930.11.18-1944.11.18) - 戸田城聖(2代:1951.5.3-1958.4.2) - 池田大作(3代:1960.5.3-1979.4.24)

その他 | 
北条浩(4代:1979.4.24-1981.7.18) - 秋谷栄之助(5代:1981.7.18-2006.11.9) - 原田稔(6代:2006.11.9-)

会長代行 | 
小泉隆(1958.4.2-1960.5.3)

総務 | 
池田大作(1958.6.30-1960.5.3)


歴代理事長(兼宗教法人代表役員) | 
戸田城聖 - 小泉隆 - 原島宏治 - 和泉覚 - 北条浩 - 森田一哉 - 青木亨 - 正木正明 - 長谷川重夫



前身・関連団体・埋葬施設・教育機関・関連企業
前身 | 
創価教育学会(同会の前身となる母体団体は大日本皇道立教会)

関連団体 | 
創価学会インタナショナル - 公明党 - 聖教新聞社 - 民主音楽協会 - 東京富士美術館 - 富士美術館 - 東洋哲学研究所 - 創価教育研究センター - 戸田記念国際平和研究所 - ボストン21世紀センター

埋葬施設 | 
墓地公園・墓苑 | 
戸田記念墓地公園 - 東北池田記念墓地公園 - みちのく池田記念墓地公園 - ひたち平和記念墓地公園 - 富士桜自然墓地公園 - 中部池田記念墓地公園 - 関西池田記念墓地公園 - 中国平和記念墓地公園 - 山光平和記念墓地公園 - 四国池田記念墓地公園 - 九州池田記念墓地公園 - 沖縄平和記念墓地公園 - はるな平和墓苑

納骨堂 | 
長期収蔵型 | 
東北十和田多宝納骨堂 - 富士桜多宝納骨堂 - 中部多宝納骨堂 - 関西白浜平和納骨堂 - 九州多宝納骨堂 - はるな平和納骨堂

永久収蔵型 | 
戸田常楽納骨堂 - 東北常楽納骨堂 - みちのく常楽納骨堂 - ひたち常楽納骨堂 - 富士桜常楽納骨堂 - 中部常楽納骨堂 - 北陸常楽納骨堂 - 関西常楽納骨堂 - 中国常楽納骨堂 - 山光常楽納骨堂 - 四国常楽納骨堂 - 福岡常楽納骨堂 - 九州常楽納骨堂 - 沖縄常楽納骨堂 - はるな常楽納骨堂



教育機関 | 
学校法人創価大学 | 
創価大学(創価大学の人物一覧 - 創価大学硬式野球部 - 創価大学ゴールデンベルリンガーズ) - 創価女子短期大学

学校法人創価学園 | 
創価中学校・高等学校 - 関西創価中学校・高等学校 - 東京創価小学校 - 関西創価小学校 - 札幌創価幼稚園

海外 | 
アメリカ創価大学 - インド創価池田女子大学 - 中国楼園創価友誼小学校 - 中国潮山創価友誼小学校 - ブラジル創価幼稚園 - 香港創価幼稚園 - マレーシア創価幼稚園 - シンガポール創価幼稚園


関連企業 | 
潮出版社 - 第三文明社 - シナノ企画 - 鳳書院 - 東西哲学書院 - 東弘 - 日本図書輸送 - 日栄(日本図書輸送) - 日光警備保障 - 信濃施設管理 - 創造社 - 栄光建設 - 富士白蓮社 - 金剛堂



組織体制
年齢別(基本組織) | 
多宝会 - 壮年部 - 婦人部 - 青年部(男子部 - 女子部 - 学生部 - 女子学生部 - 未来部 - 高等部 - 中等部 - 少年少女部)

人材育成・職業別グループ
太字:活動内容など
[ ]内:組織員の職業など | 
壮年部 | 
王城会(会場警備) - 輪廻会(最高幹部の参加する会合での会場設営) - 守る会(会館清掃) - 桂冠勇勝会 [男性理美容師]

婦人部 | 
香城会(会場整理および受付) - 白樺会 [女性看護師] - 華峯会 [理美容師、エステティシャン、ネイリストなど美容関係に従事する婦人部]

青年部 | 
男子部 | 
創価班(会場および駐車場整理、前身は「輸送班」) - 金城会(最高幹部警護) - 牙城会(会館警備) - サテライトグループ(衛星中継設営) - 水滸会(幹部男子部員育成) - 桂冠会 [男性理美容師]

女子部 | 
白蓮グループ(会場整理および受付) - 華冠グループ [理美容師、エステティシャン、ネイリストなど美容関係に従事する女子部] - 白樺グループ [女性看護師] - シャイニンググループ [10代女子部員] - 華陽会(幹部女子部員育成) - 翼の会 [女性キャビンアテンダント]

学生部 | 
21世紀伸一会(首都圏における幹部候補生育成) - 大学会 [男子および女子学生] - 院生会議(討論活動)


ドクター部 | 
薬王会 [薬剤師] - 医鳳会 [医師]

芸術部 | 
創価勇勝会 [スポーツ選手]

その他 | 
人材育成G | 
設営グループ(会場設営) - 21世紀使命会(未来部育成) - 一日会館長(臨時会館運営)

職業別G | 
白雲会 [調理師] - 波濤会 [海外航路に従事する男子部および壮年部]

障害者関係 | 
自由グループ [身体障害者] - 妙信会 [聴覚障害者] - 自在会 [視覚障害者] - 光彩会 [手話通訳者]

音楽関係 | 
音楽隊(創価グロリア吹奏楽団 - 創価ルネサンスバンガード - 関西吹奏楽団) - 鼓笛隊(創価グランエスペランサ - 創価シャイニングスピリッツ) - 合唱団(しなの合唱団 - 創価合唱団 - 白ゆり合唱団)



分野別 | 
文化本部 | 
芸術部 - 学術部 - 文芸部 - ドクター部

教育本部 | 
学校教育部 - 幼児・家庭教育部 - 社会教育・教育相談部

国際本部 | 
国際部 - 通訳・翻訳部 - 国際ボランティア部 - 国際交流部 - 在日外国人部

社会本部 | 
社会部 - 専門部

地域本部 | 
地域部 - 団地部 - 農漁光部 - 勝利島部

その他 | 
儀典部 - 教学部


※関連カテゴリはcategory:創価学会の人材育成・職業別グループ

  • 東京では「多寿会」、関西では「錦宝会」と呼称する。
  • 壮年部だけでなく、婦人部などのほかの部も参加する。
  • 関西では「文化班」と呼称する。
  • 東京では「光栄会」、関西では「鉄人会」と呼称する。



出版物・提供番組
出版物 | 
御書 | 
日蓮大聖人御書全集

小説 | 
人間革命 - 新・人間革命

機関紙 | 
聖教新聞 - 創価新報 - 未来ジャーナル - 少年少女きぼう新聞

雑誌 | 
大白蓮華 - グラフSGI - 潮 - 第三文明 - 灯台 - パンプキン - SGI Quarterly


提供番組


(聖教新聞含む)


括弧内:番組製作ラジオ局またはテレビ局など | 
ラジオ | 
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主な事件
折伏大行進(1951年-1957年) - 大阪事件(1957年) - 板まんだら事件(1965年) - 言論出版妨害事件(1969年-1970年) - 宮本顕治宅盗聴事件(1970年) - 妙信講創価学会本部襲撃事件(1974年) - 月刊ペン事件(1976年) - 池田大作サリン襲撃未遂事件(1993年) - 訴権濫用事件(狂言訴訟)(1996年-2001年)


用語
創価 - 創価教育学説 - 創共協定 - 遥拝勤行 - 人間革命 - 総体革命 - 第三文明 - 国立戒壇


学会歌
嗚呼黎明 - 桜花爛漫の歌



・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2018/10/16 09:08

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