このキーワード
友達に教える
URLをコピー

国際刑事裁判所とは?

国際刑事裁判所
英語: International Criminal Court
公式ロゴ


【略称】
ICC-CPI
ICC
【設立年】
2003年3月11日
【種類】
国際裁判所
【地位】
国際刑事裁判所ローマ規程に基づく
【目的】
国際関心事である重大な犯罪について責任ある個人を訴追・処罰する。
将来において同様の犯罪が繰り返されることを防止する。
【本部】
オランダ王国ハーグ
【位置】
ハーグ周辺
【貢献地域】
全世界
【メンバー】
124か国
公用語
英語
フランス語
【重要人物】
Silvia Fernández de Gurmendi
Fatou Bensouda
Herman von Hebel
【主要機関】
裁判所長会議
裁判部
検察局
書記局
【提携】
国際連合
ウェブサイト
https://www.icc-cpi.int/(英語)

国際刑事裁判所(こくさいけいじさいばんしょ、: International Criminal Court: Cour pénale internationale)は、個人国際犯罪を裁く常設の国際裁判所である。正式な略称はICC-CPI、通称ICCとそれぞれ表記される。フランス語での略称はCPI

目次

  • 1 概要
  • 2 目的
  • 3 活動
  • 4 加盟国
  • 5 日本との関わり
  • 6 特徴
    • 6.1 被害者信託基金
    • 6.2 注目される条文
  • 7 国際刑事裁判所の構成
    • 7.1 裁判所長会議
      • 7.1.1 構成
      • 7.1.2 代表者
    • 7.2 裁判部
      • 7.2.1 主要部門と任務
      • 7.2.2 構成と概要
      • 7.2.3 裁判官
        • 7.2.3.1 配属部署
          • 7.2.3.1.1 予審裁判部門
          • 7.2.3.1.2 第一審裁判部門
          • 7.2.3.1.3 上訴裁判部門
    • 7.3 検察局
      • 7.3.1 主要部門と任務
      • 7.3.2 検察官
    • 7.4 書記局
      • 7.4.1 構成
      • 7.4.2 裁判所書記
  • 8 国際刑事裁判所に関する議論
    • 8.1 アメリカの姿勢
    • 8.2 その他の国の姿勢
  • 9 経緯
    • 9.1 2009年
  • 10 取扱い案件
    • 10.1 公判案件(一審フェーズ)
    • 10.2 訴追案件(予審フェーズ)
    • 10.3 捜査案件(起訴フェーズ)
    • 10.4 付託案件(検討フェーズ)
    • 10.5 検討案件(調査フェーズ)
  • 11 脚注・参照
  • 12 関連項目
  • 13 外部リンク

概要

国際刑事裁判所(ICC)は1998年7月17日に、国際連合全権外交使節会議において採択された国際刑事裁判所ローマ規程(ローマ規程または、ICC規程)に基づき2003年3月11日オランダハーグに設置された。判事検察官などは、締約国会議(ASP: Assembly of States Parties)によって選出される。公用語英語フランス語

その管轄は当初、個人の刑事責任に限られて「集団殺害犯罪」、「人道に対する犯罪」、「戦争犯罪」、そして、「侵略犯罪」(いずれも国際刑事裁判所ローマ規程固有の名称)など、国際人道法に対する重大な違反のみを対象としていた。侵略犯罪についてはその定義が明確に定められていなかったが、2010年の再検討会議 (Review Conference) にて協議が行われ、その定義とICCによる管轄権の行使を認める改正条項が採択された。同改正は30か国の批准により発効する規定となっている。

国際司法裁判所(ICJ)と混同されることがあるが、国連の常設司法機関であるICJは国家間の法的紛争(係争案件)を扱うため、全く別の裁判所である。またICCは国連からも独立し、その協力関係は別途、「国連と国際刑事裁判所の地位に関する合意」(国連地位協定)を締結することによって成り立っている。国連との協定は2004年7月24日に発効している。

目的

国際関心事である重大な犯罪について責任ある個人を訴追・処罰する。将来において同様の犯罪が繰り返されることを防止する。

活動

2005年7月8日ジョゼフ・コニーらテロ組織神の抵抗軍幹部に初のICC逮捕状が発行され、同年10月13日には逮捕状が公開され、2006年6月1日にICCから要請を受けた国際刑事警察機構(ICPO)は国際手配を行った。ICCが初めて国際連合憲章第7章に基づく案件の付託を受けたスーダンダルフール案件については、2007年5月に、現職の政府閣僚を含む容疑者2名に対して初めて逮捕状が発行されている。同案件について2008年7月、ICC検察局はさらに同国のオマル・バシール大統領の逮捕状も請求し逮捕状は2009年3月4日に発行された。また2008年8月には、北オセチアをめぐるグルジア事態について、グルジア・ロシア連邦両国政府の協力を得て調査を開始している。さらにコンゴ民主共和国の案件について2009年1月26日に公判が開始されたほか、2011年2月26日にICCへの付託では初めて全会一致で採択された安保理決議1970に基づいてICC検察官によるリビアに対する捜査が開始され、6月27日に当時の指導者ムアンマル・アル=カッザーフィーの逮捕状を請求、ICC検察官の要請に従ってICPOは国際指名手配を行った。最新の案件では、2011年11月30日に2010年コートジボワール危機のさなか人道に対する罪を犯したとしてローラン・バグボ前大統領を逮捕・収監。元首経験者に対しはじめて逮捕状を執行した。2012年4月26日にリベリア内戦で人道に対する罪などを犯したとしてリベリアの元大統領チャールズ・テーラーが国際刑事裁判所で開かれたシエラレオネ特別法廷で国家元首経験者に対する国連設置法廷史上初の有罪判決を受けた。

加盟国

ローマ規程の締約国および署名国
締約国
署名しているが批准していない国
署名したが後に撤回した国
非締約国
2017年3月現在

日本との関わり

日本2007年7月17日には加入書を国連に寄託し、同年10月1日正式に105ヵ国目の締約国となっている。ローマ規程およびその協力法は、国内法において2007年10月1日に発効した。日本がこれまで批准できなかった理由については、様々な複合的な要素が絡んでいたと考えられているが、2007年11月30日に行われた補欠判事選挙では、初めての日本のICC裁判官候補として指名された齋賀富美子がトップ当選を果たすなど、加盟以後は積極的な参加姿勢を示している。ただし、齋賀富美子は2009年4月、在任中に急病で死去した。同年、11月の補欠選挙で尾崎久仁子が当選し、同裁判官は第一審裁判部門に配属された。

特徴

被害者信託基金

国際刑事裁判所は、被害者のために以下の特徴を持つ被害者信託基金(Trust Fund for Victims)を設立している。

信託基金では、市民の支援や募金を求めている。

基金規模(2007年1月22日現在)

注目される条文

前文第1条(裁判所)
国際刑事裁判所は国家の刑事裁判権を補完する。
第7条(人道に対する犯罪)第1項g
人道に対する犯罪として、「強かん性的奴隷、強制売春、強いられた妊娠状態の継続、強制断種その他あらゆる形態の性的暴力であってこれらと同等の重大性を有するもの」が規定された。
第27条(公的資格の無関係性)
国際刑事裁判所規程は、その公的資格に関りなく、すべての者に平等に適用される。国家元首や議員、公務員であっても、規程に基づく刑事責任から免除されない。
そのため、伝統的な国際法の下では訴追できなかった現職の国家元首や閣僚であっても訴追の対象となる(このような規定は、ジェノサイド条約第4条や旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷規程第7条にも見られる)。
第36条(裁判官の資格、指名及び選挙)8項a(iii)
裁判官の構成は、男女の割合が公平でなければならない。裁判官のジェンダーバランスが考慮された。これは、国際刑事裁判所が対象とする事態に女性に対する性的暴力が多く含まれるためである。
第43条(書記局)
書記局には、被害者及び証人部門が設置されるが、この部門には、性的暴力によるものを含む精神的外傷に関する専門知識を有する職員を置かなければならない。
第77条(適用される刑罰)1項b
適用しうる刑罰は、30年以下の有期の拘禁刑または終身刑のみで死刑はない。犯罪がきわめて重大であり、有罪とされる人の個人的事情によって正当とされる場合においても、最高刑は終身拘禁刑である。刑を執行する国は刑期終了前に受刑者を釈放してはならず、裁判所だけが減刑する決定権を持つ。
裁判所は有期刑の受刑者は刑期の三分の二、終身刑の受刑者は25年間服役した時に、減刑の可否について再審査する。裁判所は受刑者が減刑の条件に合致する場合は減刑することができる。裁判所は減刑を不許可にした場合も一定の時間ごとに減刑を再審査することができる。

国際刑事裁判所の構成

主な出典:(英文)ICC-CPI公式サイト (和文)JNICCブログ「国際刑事裁判所(ICC)と日本」

裁判所長会議

裁判所長会議(The Presidency)は、国際刑事裁判所全体の適切な運営に関する一切を一任されている。ただし、独立部門である検察局については、両部門が関わる事項についてのみ、検察官の承諾を得た上で管理を統括することができる。

構成

代表者

2009年3月11日、ローマ規程第38条に基づいて18名の判事に選出された代表とそれぞれの任期は次のとおり。

宋相現(ソン・サンヒョン)(Sang-hyun SONG、 韓国、男性、2012年3月まで)
ファトゥマタ・デンベレ・ディアッラ(Fatoumata Dembele DIARRA、 マリ、女性、2012年3月まで、)
ハンス・ペーター・カウル(Hans-Peter KAUL、 ドイツ、男性、2015年3月まで)

裁判部

裁判部(The Chambers)は、締約国会議(ASP)によって選出された18名の判事が振り分けられる各部門(Division)から構成され、各判事はこの部門を構成する各裁判部(Chamber)に振り分けられて配置される。

主要部門と任務

構成と概要

裁判官

2011年4月9日現在、国際刑事裁判所裁判官(Judges)の構成は、女性10名・男性8名の計18名。
出身地域はアフリカ地域5名、アジア地域2名、西ヨーロッパ地域6名、東ヨーロッパ地域2、ラテンアメリカ地域3名である。

  1. クリティーヌ・ファン・デン・ヴァインハールト(Christine van den WYNGAERT、ベルギー、女性 )
  2. シルヴィア・スタイナー(Sylvia STEINER、 ブラジル、女性) - 2003年2月から9年間
  3. エカテリーナ・トレンダフィロワ(Ekaterina TRENDAFILOVA、ブルガリア、女性) - 2006年3月から9年間
  4. エリザベス・オディオ=ベニト(Elizabeth ODIO BENITO、 コスタリカ、女性) - 2003年2月から9年間
  5. ブルーノ・コッテ(Bruno COTTE、 フランス、男性) - 2003年3月から9年間
  6. エイドリアン・フルフォード(Adrian FULFORD、 イギリス、男性) - 2003年2月から9年間
  7. クーノ・タルフセール(Cuno TARFUSSER、 イタリア、男性)
  8. ジョイス・アルオック(Joyce ALUOCH、ケニア、女性)
  9. 宋相現(ソン・サンヒョン)(Sang-hyun SONG、 韓国、男性) - 2006年3月から9年間、2012年まで裁判所長
  10. ファトゥマタ・デンベレ・ディアッラ(Fatoumata Dembele DIARRA、 マリ、女性) - 2003年2月から9年間、2012年まで裁判所第一次長
  11. ダニエル・ダビッド・ンタンダ・ンセレーコ(Daniel David Ntanda NSEREKO、 ウガンダ、男性) - 2012年3月まで
  1. レネ・ブラットマン(René BLATTMANN、ボリビア、男性) - 2003年2月から6年間、09年3月退官だが規定により案件終了まで留任
  2. サンジー・ムマセノーノ・モナゲング(Sanji Mmasenono MONAGENG、 ボツワナ、女性)
  3. ハンス・ペーター・カウル(Hans-Peter KAUL、 ドイツ、男性) - 2006年3月から9年、2012年まで裁判所第二次長
  4. アクア・クエニェヒア(Akua KUENYEHIA、ガーナ、女性) - 2006年3月から9年間
  5. エルッキ・コウルラ(Erkki KOURULA、フィンランド、男性) - 2006年3月から9年間
  6. 尾崎久仁子(Kuniko OZAKI、 日本、女性)- 2010年1月から9年間
  7. アニタ・ウサカ(Anita USACKA、ラトビア、女性) - 2006年3月から9年間
配属部署

2011年4月9日現在の各部署の配属は次の通り。

予審裁判部門

現在、予審裁判部門(Pre-Trial Division)には6名の判事が配属されている。男女比は2対4。

  1. シルヴィア・スタイナー( ブラジル、女性) - 部門長、第一裁判部第三法廷裁判長(兼任)
  2. ハンス・ペーター・カウル、( ドイツ、男性) - 裁判所第二次長
  3. エカテリーナ・トレンダフィロワ(ブルガリア、女性)
  4. サンジー・ムマセノーノ・モナゲング( ボツワナ、女性)
  5. クーノ・タルフセール( イタリア、男性)
  6. シルヴィア・フェレナンデズ・ド・グルメンディ( アルゼンチン、女性)
第一審裁判部門

現在、第一審裁判部門(Trial Division)には、8名の判事が配属されている。男女比は3対5。

  1. エイドリアン・フルフォード( イギリス、男性) - 部門長、第一法廷裁判長
  2. ファトゥマタ・デンベレ・ディアッラ( マリ、女性) - 裁判所第一次長
  3. エリザベス・オディオ=ベニト( コスタリカ、女性)
  4. レネ・ブラットマン(ボリビア、男性)
  5. ブルーノ・コッテ( フランス、男性) - 第二法廷裁判長
  6. ジョイス・アルオック(ケニア、女性) - 第四法廷裁判長
  7. クリティーヌ・ファン・デン=ウィンガエート(ベルギー、女性)
  8. 尾崎久仁子( 日本、女性)
上訴裁判部門

現在、上訴裁判部門(Appeals Division)には5名の判事が配属されている。男女比は3対2

  1. 宋相現(ソン・サンヒョン)( 韓国、男性) - 裁判所長
  2. アクア・クエニェヒア(ガーナ、女性) - 部門長
  3. エルッキ・コウルラ(フィンランド、男性)
  4. アニタ・ウサカ(ラトビア、女性)
  5. ダニエル・ダビッド・ンタンダ・ンセレーコ( ウガンダ、男性)

検察局

検察局(OTP:Office of the Prosecutor)は、国際刑事裁判所を構成する4部門のうちの一つであるが、他の部門とは独立した権限を持つ。締約国会議(ASP)によって選出された検察官(Chief Prosecutor)がその統括責任者を務める。人事、施設および、その他のOTPに関わる全ての資産についてその全管理運営責任を負う。

OTPは、検察官とは別に2名の次席検察官(Deputy Prosecutor)がその責任者を務める訴追部門(Prosecutions Division)と捜査部門(Investigations Division)という2つの実務部門とOTP各部との連携・協力および、各国・国際機関との協力窓口業務を担う管轄、補完性及び協力統括部(JCCD:Jurisdiction, Complementarity and Cooperation Division)という1つの補佐部門の計3部門から構成されている。

主要部門と任務

検察官

検察官(The Prosecutor)

2011年12月12日の締約国会議(ASP)で選出

訴追担当次席検察官(Head, Deputy Prosecutor for Prosecutions)

捜査担当次席検察官(Head, Deputy Prosecutor for Investigations)

2006年1月16日より分析課から移籍

書記局

書記局(The Registry)は、国際刑事裁判所の司法的な機能以外の運営管理に関するすべてを担当する。書記局は、裁判所書記(The Registrar)と呼ばれる1人の事務官によって運営される。

構成

裁判所書記

2003年6月24日の締約国会議(ASP)において、ASP事務局(Bureau of the Assembly)の推薦により、フランスのブルーノ・カターラ(Bruno Cathala)が初代裁判所書記として任命されていたが、2008年4月9日を以って任期を満了して退任した。同年4月17日、イタリアのシルヴァーナ・アルビア(Silvana Arbia)が2代目書記として就任した。

歴代裁判所書記(The Registrar)

【代】
【氏名】
【出身国】
【性別】
【任期】
略歴
1 | ブルーノ・カターラ(Bruno Cathala) |  フランス | 男 | 2003年6月24日 - 2008年4月9日 | 和文
2 | シルヴァーナ・アルビア(Silvana Arbia) |  イタリア | 女 | 2008年4月17日 - 2013年4月 | 和文

国際刑事裁判所に関する議論

アメリカの姿勢

出典:wikipedia
2018/10/17 11:52

HAPPY Wikipedia

あなたの考える「国際刑事裁判所」の意味を投稿しよう
「国際刑事裁判所」のコンテンツはまだ投稿されていません。
全部読む・投稿 

国際刑事裁判所スレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「国際刑事裁判所」のスレッドを作成する
国際刑事裁判所の」
友達を探す
掲示板を探す
このページ
友達に教える
URLをコピー

注目のキーワード

錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

キーワードで探す

 
友達を探す
掲示板を探す
無料コミックを探す
占い・診断
着メロを探す
GAMEを探す
デコメを探す
きせかえツールを探す
FLASH待ち受けを探す
ハッピーWiki
ハッピーメール
ハッピーランド
HAPPY NEWS
2010Happy Mail