すみだく
墨田区 |
東京スカイツリー
墨田区章
【国】
日本
【地方】
関東地方
【都道府県】
東京都
【
団体コード】
13107-5
【面積】
13.77km
【総人口】
263,484人
(
推計人口、2017年10月1日)
【
人口密度】
19,135人/km
【隣接自治体】
中央区、
台東区、
江東区、
荒川区、
足立区、
葛飾区、
江戸川区
【区の木】
サクラ
【区の花】
ツツジ
【他のシンボル】
区歌:
花
【
墨田区役所】
【区長】
山本亨
【所在地】
〒130-0001
東京都墨田区吾妻橋一丁目23番20号
北緯35度42分38.5秒東経139度48分5.4秒座標: 北緯35度42分38.5秒 東経139度48分5.4秒
【外部リンク】
墨田区 公式ウェブサイト (日本語)
ウィキプロジェクト
墨田区(すみだく)は、東京都の特別区の一つで、23区東部に区分される。
全国的に有名な東京スカイツリーがある。
目次
- 1 概要
-
2 人口
- 3 地理
- 4 歴史
-
5 地域
- 5.1 各種イベント
- 5.2 名物
- 5.3 「介護」発祥の地
-
5.4 町丁
- 5.4.1 北部(旧向島区)
- 5.4.2 中央部(旧本所区・向島区)
- 5.4.3 南部(旧本所区)
- 5.5 地域放送
- 5.6 ナンバープレート
-
6 名所・旧跡
-
7 区政
-
7.1 区長
- 7.2 行政機構
- 7.3 災害対策
- 7.4 財政
-
7.5 自治体交流
- 7.5.1 日本国内
- 7.5.2 日本国外
- 7.5.3 その他
-
8 立法
-
9 産業
-
10 交通
- 10.1 鉄道
- 10.2 路線バス
- 10.3 コミュニティバス
- 10.4 水上バス
- 10.5 道路
-
11 公共施設
- 11.1 司法・行政機関
- 11.2 警察
- 11.3 消防
-
11.4 主な医療機関
- 11.4.1 東京都災害拠点病院
- 11.4.2 東京都指定二次救急医療機関
- 11.4.3 医院・診療所・クリニック
- 11.5 図書館
- 11.6 文化施設
- 12 住宅団地
-
13 教育機関
- 13.1 大学
- 13.2 専門学校
- 13.3 高等学校
- 13.4 中学校
- 13.5 小学校
- 13.6 幼稚園
- 13.7 その他
-
14 著名な出身者
- 15 墨田区を舞台とする作品
- 16 脚注
- 17 関連項目
- 18 外部リンク
概要
東京23区内のやや北東に位置する。郵便番号(上3桁)は130・131。
「おいてけ堀」など「本所七不思議」は、昔の墨田区が舞台である。
押上・業平橋地区では、自立式鉄塔としては世界一となる高さ634mの地上デジタル放送用タワー、東京スカイツリーが2012年5月に開業した。観光と防災都市のシンボルにし、世界一の観光都市を目指すという。
人口
墨田区と全国の年齢別人口分布(2005年) | 墨田区の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 墨田区
■緑色 ― 日本全国
|
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
墨田区(に相当する地域)の人口の推移
1970年 | 281,237人 |
1975年 | 250,714人 |
1980年 | 232,796人 |
1985年 | 229,986人 |
1990年 | 222,944人 |
1995年 | 215,681人 |
2000年 | 215,979人 |
2005年 | 231,173人 |
2010年 | 247,606人 |
2015年 | 256,274人 |
総務省統計局 国勢調査より
昼夜間人口
2005年に夜間人口(居住者)は231,092人であるが、区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は262,514人で昼は夜の1.136倍の人口になる。
- 世帯数:117,324世帯(2006年10月1日)
- 外国人登録者数:8,314人(2006年10月1日)
地理
東京都の東部の区であり、西の区境は隅田川と東の区境は荒川および中川に挟まれた位置にある河川に挟まれた町である。水の郷百選に選ばれている。区東部の地域は海抜ゼロメートル地帯となっている。
歴史
- 近世以前
墨田区が成立するまでは、区の北部(旧・向島区)と南部(旧・本所区)では、歴史に大きな違いが見られる。北部では、平安時代ごろには陸地化が進み、中世には荘園制度のもとでは下総国葛西御厨の一角にあり、葛西氏知行地の農村地帯として発展を遂げていた。南部では牛島が700年代から牛の放牧地とされていた他はおおむね湿地帯であり、人が住むには極めて向かない土地であった。こちらは北部とは異なり、中世では武蔵国江戸氏一族の知行地であった。
- 近世
江戸中心部が1657年(明暦3年)の振袖火事によって焼け野原になったため、災害対策の一環として武家屋敷が当区南部へと移動することとなった。同時に、竪川・大横川をはじめとする河川の掘削や南北割下水(今でいうところの北斎通り近辺に存在した。)や碁盤目状の道路の整備が行われた。
- 近・現代
1878年(明治11年)に北部は南葛飾郡に編入され、南部は東京15区の一つ・本所区として成立するようになる。また、工業化の波が押し寄せることとなり、北部も南部も開発が進んでいくようになった。1894年(明治27年)には、重要な交通手段である総武線が開業した。このように発展してきたが、1923年(大正12年)の関東大震災により、区域の大半が焼失することとなった。特に、元陸軍被服廠跡地(現在の横網町公園など)では、多くの人が避難をしたものの、猛火に遇い、4〜5万人といわれる多大な焼死者を出した。
やがて、それらによる被害も復興していくようになり、1932年(昭和7年)には、北部に向島区が誕生。1935年(昭和10年)の国勢調査人口は、現在の墨田区域(当時の本所区と向島区の合計)で464,892人であり、隣の台東区域(当時の浅草区と下谷区の合計)464,217人と共に、東京で最も人口が集中しているエリアであった。
しかし、第二次世界大戦(特に1945年の東京大空襲)により、またもや区内全土は大きく焼失した。1947年(昭和22年)に本所区と向島区が合併し現在の墨田区が誕生した。区名は、隅田川の堤の通称「墨堤」から墨を、隅田川から田を取ったものであった。1963年(昭和38年)までは、町の復興および発展とともに人口が増加していったものの、その後は頭打ちとなり減少し始めた。また、町工場も郊外や日本国外への移転などに伴い減少していくこととなった。
1981年(昭和56年)6月1日は防災行政無線の運用を開始した。
近年では、これら工場跡地にマンションを建てるなどの開発が進められ、特に2000年(平成12年)以降は人口が大きく増加(回復)している。
2016年(平成28年)8月24日より防災行政無線の放送等が変更された。
- 区の沿革
- 1947年(昭和22年) - 本所区と向島区が合併して墨田区が成立する。
地域
各種イベント
名物
-
硝子 - ガラス器・ガラス瓶の製造、ガラス加工(江戸切子他)
-
言問団子 - 向島にある有名な老舗の和菓子店。外山惠理の実家としても知られている。
- 長命寺の桜もち - 向島にある長命寺の門前で1717年(享保2年)に山本新六が売り始めて以来の名物に。長命寺餅とも。関東地方など近隣エリアでは一般には桜もちといえば、道明寺を使ったものではなくこの長命寺餅の方を指す。
「介護」発祥の地
- 区内にあるオムツ会社フットマーク株式会社が、日本で初めて公に使用し、商標登録した言葉である。ちなみに、日本で最初にこの言葉が使われたのは、1892年の陸軍軍人傷痍疾病恩給等差例であるとされている。
町丁
墨田区を東西に北十間川が流れている。その北十間川を境にして主に南側が旧本所区、北側が旧向島区になる。
北部(旧向島区)
墨田(すみだ) | もと隅田町。通称「鐘ヶ淵」は
鐘紡発祥の地であり、クラシエに社名を変更した現在も鐘紡発祥の地として親しまれている。
堤通(つつみどおり) | もと隅田町。区北西部の隅田川沿い。白鬚東アパート(通称:防災団地)があり、区内最大規模の防災拠点となっている。
東墨田(ひがしすみだ) | もと吾嬬町。
八広(やひろ) | もと吾嬬町。
八広駅
東向島(ひがしむこうじま) | もと寺島町。
濹東綺譚の舞台。東武博物館所在地。ユートリヤすみだ生涯学習センターは旧向島区役所(旧墨田区第二庁舎)に位置する。
立花(たちばな) | もと吾嬬町。立花通り商店街。
東あずま駅
文花(ぶんか) | もと吾嬬町。向島警察署、
小村井駅
京島(きょうじま) | もと寺島町の吾嬬町。東京の「京」と向島の「島」を合わせた名前。近年
曳舟駅を中心に大規模な開発が行われている。
中央部(旧本所区・向島区)
吾妻橋(あづまばし) |
区役所、
アサヒビールの本社ビルがある。浅草との間に吾妻橋が架かる。旧名・中之郷。
本所吾妻橋駅
東駒形(ひがしこまがた) | 駒形は台東区にある。
本所(ほんじょ) | 旧名・厩橋。「厩」の字が
当用漢字に無いため、住居表示上問題となり大元の地名に。
業平(なりひら) |
在原業平に由来。旧名は業平橋・平川橋であり、両者の合成とする説もある。
横川(よこかわ) | 竪川(たてかわ)に対し、横川。
向島(むこうじま) | もと小梅町ほか。江戸時代末期、
水戸藩御用商人の
川崎組が「とら銭」を鋳造した。本所区編入後は本所地区扱い。
押上(おしあげ) |
押上駅、
とうきょうスカイツリー駅、
東武鉄道の本社所在地。東京スカイツリーがある。旧本所区・向島区両者にまたがる。
南部(旧本所区)
横網(よこあみ) |
両国駅の北側。
両国国技館がある。その連想で「
横綱」と誤読される事がある。また、国技館の隣には
江戸東京博物館がある。第一ホテル両国は旧本所区役所(旧墨田区第一庁舎)に位置する。
両国(りょうごく) |
両国駅の南側。元々は日本橋両国(現:
中央区東日本橋)に対して東両国と言った。旧国技館(のちの
日大講堂。現在は取り壊されてシティコア)、
吉良邸屋敷跡の本所松坂町公園がある。
千歳(ちとせ) |
石原(いしわら) |
亀沢(かめざわ) |
緑(みどり) | 緑一丁目から四丁目までが設置されている。
立川(たてかわ) | かつては竪川と表記、
吉良義央を狙った赤穂浪士がこのあたりに住んでいたとか。
菊川(きくかわ) | 区最南部。
遠山景元/
長谷川宣以の住居跡がある。
太平(たいへい) |
錦糸町駅の北側。錦糸よりも北側。2006年、
精工舎跡地に大型商業施設
オリナスが完成。隣接して
錦糸公園と
墨田区総合体育館がある。
錦糸(きんし) |
錦糸町駅の北側。商業施設
アルカキット錦糸町、
東武ホテル、
すみだトリフォニーホールがある。
錦糸町と呼ばれる一帯の一部。
江東橋(こうとうばし) |
錦糸町駅の南側。一帯は
東京楽天地を中心とした古くからの歓楽街。
丸井、
LIVIN等のデパートが並ぶ。
錦糸町と呼ばれる一帯の中心。おいてけ堀(錦糸堀)伝説発祥の地。
地域放送
ナンバープレート
墨田区は、足立ナンバー(東京運輸支局)を割り当てられており、『23区東部』の地域と一致する。
- 足立ナンバー割り当て地域
- 台東区・江東区・墨田区・荒川区・足立区・葛飾区・江戸川区。
名所・旧跡
名所
旧跡
公園
区政
区長
- 区長:山本亨(やまもと とおる)(1期目)
- 任期:2015年(平成27年)4月27日 - 2019年(平成31年)4月26日
区長選挙
2015年4月26日 最終投票率:44.77%
【候補者名】
【当】
【政党】
【推薦】
【得票】
山本亨 | 当選 |
無所属 | | 61,296
西恭三郎 | | 無所属 | | 18,967
染谷武男 | | 緑友会 | | 7,299
行政機構
災害対策
-
東京都都市整備局第6回地域危険度測定調査結果(平成20年)によると震災時の「建物倒壊危険度」では東京都5099丁目の内、墨田区京島二丁目がワースト1位、2位に台東区竜泉三丁目、3位に墨田区墨田三丁目、4位に墨田区東駒形二丁目と墨田区がトップを占めている(ワースト5位から9位は他区)。また、ワーストランキング100地区(丁目)の内、墨田区が22地区を占めており東京都内で墨田区が最も建物倒壊危険度が高いとされている。但し、墨田区全地区が地震に脆弱であるとは言えない。これは、一部地区は戦後に建てられた古くからの木造建築が多く、また建物の密度が高いためとされる。墨田区ではジュピターテレコムに緊急地震速報サービスを発注しており、2008年9月1日より稼働する見込みである。
-
路地尊 - 地域防災のため、各地で雨水を地下タンクに貯めている。防災用水のほか、日常の草木への水遣りにも活用されている。
- 白鬚防災団地 - 震災等で大火発生した場合は建物自体が防火壁となる様に設計させた南北1km以上に渡って連なった高層住宅。火災時は建物開口部はシャッター閉鎖され、建物隙間は壁で塞がれ、屋上から建物冷却のため放水が行われる。
財政
平成25年度当初予算規模
- 総額:1,527.13億円
- 一般会計:1,007.80億円
- 国民健康保険特別会計:298.68億円
- 介護保険特別会計:174.03億円
- 後期高齢者医療特別会計:46.62億円
自治体交流
日本国内
日本国外
その他
立法
区議会
- 定数:32名
- 任期:2015年(平成27年)5月1日 - 2019年(平成31年)4月30日
- 議長:樋口敏郎(墨田区議会自由民主党)
- 副議長:福田はるみ(墨田区議会自由民主党)
【会派名】
【議席数】
【議員名】
墨田区議会
自由民主党 | 13 | 沖山仁、加藤拓、木内清、坂井ユカコ、坂下修、佐藤篤、しもむら緑、瀧澤良仁、田中邦友、中沢えみり、樋口敏郎、福田はるみ、松本ひさし
墨田区議会
公明党 | 7 | おおこし勝広、加納進、じんの博義、高橋正利、千野美智子、とも宣子、はねだ福代
日本共産党墨田区議会議員団 | 5 | あさの清美、高柳東彦、としま剛、はらつとむ、村本ひろや
地域連合「すみだの絆」 | 2 | 田中哲、西村孝幸
墨田区議会
民進党 | 2 | あべきみこ、堀よしあき
墨田区議会
維新の党 | 1 | 渋田ちしゅう
墨田オンブズマン | 1 | 大瀬康介
新しいすみだ | 1 | 井上ノエミ
※ 井上ノエミはみんなの党に属していたが、同党が2014年11月28日に解散したことにより、会派「新しいすみだ」を作った。
都議会
- 定数:3名
- 選挙区:墨田区選挙区
- 任期:2017年(平成29年)7月23日 - 2021年(平成33年)7月22日(「2017年東京都議会議員選挙」参照)
【議員名】
【会派名】
【当選回数】
成清梨沙子 |
都民ファーストの会 | 1
加藤雅之 | 都議会公明党 | 3
川松真一朗 | 東京都議会自由民主党 | 2
衆議院
【議員名】
【党派名】
【当選回数】
松島みどり | 自由民主党 | 5
産業
1909年(明治42年)から1937年(昭和12年)にかけて区内に屠畜場があり、木下川(現在の東墨田)地区を中心に、主として豚皮を扱う皮革産業が発展した。豚脂などを扱う油脂産業や動物性油脂を原料とする石鹸産業も盛んで、大正時代には長瀬商店(花王の前身)・ライオン石鹸・資生堂・ミヨシ石鹸の4大石鹸メーカーが区内に立地した。
主な事業所
交通
鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本)
-
総武線各駅停車(総武本線)
-
-
総武快速線
-
京成電鉄
-
押上線
-
東武鉄道
-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・