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孔雀王とは?

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孔雀王
漫画:孔雀王
作者 荻野真
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス / 集英社コミック文庫
発表期間 1985年 - 1989年
巻数 単行本:全17巻 / 文庫本:全11巻
漫画:孔雀王 退魔聖伝
作者 荻野真
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス / 集英社コミック文庫
発表期間 1990年 - 1992年
巻数 単行本:全11巻 / 文庫本:全7巻
漫画:孔雀王 曲神紀
作者 荻野真
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ→月刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 週刊ヤングジャンプ:2006年17号 - 2009年47号
月刊ヤングジャンプ:2009年12月号 – 2010年3月号
巻数 全12巻
漫画:孔雀王ライジング
作者 荻野真
出版社 小学館
掲載誌 月刊!スピリッツ
レーベル ビッグコミックス
発表号 2012年5月号 -
巻数 既刊9巻(2017年9月現在)
漫画:孔雀王-戦国転生-
作者 荻野真
出版社 リイド社
掲載誌 コミック乱ツインズ 戦国武将列伝
コミック乱
レーベル SPコミックス
発表号 戦国武将列伝:2012年12月号 - 2016年8月号
コミック乱:2016年12月号 -
巻数 既刊4巻(2017年2月現在)
アニメ
OVA:孔雀王
原作 荻野真
監督 秋山勝仁(1、3)、板野一郎(2)
キャラクターデザイン 越智博之(1)、摩砂雪(2)、岸田隆宏(3)
アニメーション制作 AIC(1、3)、STUDIO SS(2)
製作 集英社、創映新社(1、2)
ポニーキャニオン(1、2)、ネクスタート(3)
発表期間 1988年 - 1991年
話数 全3話
OVA:真・孔雀王
原作 荻野真
監督 りんたろう
キャラクターデザイン 小池健阿部恒
アニメーション制作 マッドハウス
製作 集英社、ポニーキャニオン、パイオニアLDC
発売日 1994年
話数 全2話

テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画・アニメ

孔雀王』(くじゃくおう)は、荻野真による日本漫画のシリーズ、およびそれを原作としたメディアミックス作品である。密教世界をモチーフにした作品で、後に作者は「宗教漫画ブームのはしり」と称している。

目次

  • 1 シリーズ作
    • 1.1 孔雀王
    • 1.2 孔雀王 退魔聖伝
    • 1.3 孔雀王 曲神紀(まがりがみき)
    • 1.4 孔雀王ライジング
    • 1.5 孔雀王-戦国転生-
  • 2 登場人物
    • 2.1 孔雀と仲間たち
    • 2.2 孔雀と血縁のある人物
    • 2.3 裏高野
    • 2.4 六道衆
    • 2.5 龍神族
    • 2.6 その他
    • 2.7 『退魔聖伝』『曲神記』から登場した主要人物
      • 2.7.1 人間
      • 2.7.2 国津神
      • 2.7.3 天津神
    • 2.8 『ライジング』から登場した主要人物
      • 2.8.1 裏高野・真言寺
      • 2.8.2 裏天台
      • 2.8.3 六道会
      • 2.8.4 その他の人物
    • 2.9 『戦国転生』から登場した主要人物
      • 2.9.1 孔雀の仲間となる武将
      • 2.9.2 武将以外の協力者
      • 2.9.3 敵対する者達
  • 3 法力
  • 4 アニメ
    • 4.1 孔雀王(アニメ)
      • 4.1.1 キャスト
      • 4.1.2 スタッフ
      • 4.1.3 各話リスト
    • 4.2 真・孔雀王
      • 4.2.1 キャスト(真・孔雀王)
      • 4.2.2 スタッフ(真・孔雀王)
      • 4.2.3 各話リスト(真・孔雀王)
    • 4.3 孔雀王 戦国転生
      • 4.3.1 キャスト(孔雀王 戦国転生)
      • 4.3.2 スタッフ(孔雀王 戦国転生)
  • 5 映画
    • 5.1 孔雀王(映画)
      • 5.1.1 キャスト(映画)
      • 5.1.2 スタッフ(映画)
    • 5.2 孔雀王アシュラ伝説
      • 5.2.1 キャスト(孔雀王アシュラ伝説)
      • 5.2.2 スタッフ(孔雀王アシュラ伝説)
  • 6 ゲーム
  • 7 盗用問題
  • 8 出典
  • 9 外部リンク

シリーズ作

孔雀王

1985年から1989年にかけて集英社週刊ヤングジャンプ』に連載された。単行本全17巻、文庫本全11巻。当初は主人公の退魔孔雀が化け物を退治する1話完結のシリーズだったが、凶皇仏を祭る嬲楽尼とのエピソードから本作の最終的な敵となる闇の密法集団・六道衆(リクドウシュウ)との戦いが開始される。

伝説の大魔王・孔雀王の復活を画策する大聖歓喜天、黄播星に操られた死人・倶摩羅、魔神軍荼利の画策により闇の大日如来と化した悲劇の姉弟オルガとオカン、裏高野退魔師でありながら闇に落ちた鳳凰、これらの敵と戦い抜いた孔雀は神の聖杯を巡るラストバタリオンとの最終対決へと向かう。しかし、その背後には双子の姉・朋子の姿があった。これら孔雀出生の秘密を縦糸とし、世界中のいろいろな神話をモチーフとした壮大な物語としてストーリーは最終局面へ向かうこととなる。

『ヤングジャンプ』史上初の集英社青年漫画大賞に選出された作品であり、編集部の期待は大きく、読者にも受け入れられて大ヒット作となった。そのため、萩野にかかる負担も非常に多くなってしまい、「(本作連載当時は)もう、いつでも描くのを止めたいと思っていた」と後に述懐している。

孔雀王 退魔聖伝

1990年から1992年にかけて『週刊ヤングジャンプ』にて連載された、前作『孔雀王』の続編。単行本全11巻、文庫本全7巻。

絵柄の変化はあるものの、慈空の右手が無い(前作の終盤で失う)、裏高野先代座主が行に入っているなど、本作は前作の続編として描かれている(これは『曲神記』の展開からも明らかである)。しかし、主人公がスサノオの生まれ変わりであることが示唆されたり (ただし、単行本10巻「行之八十四 宝の意志」で猿丸上人から「(スサノオの牙に)選ばれた」と言われており、同10巻「行之八十七 少名彦神」で少彦名神から「カギに選ばれし者」との言及がある) 、前作とは多少の矛盾もある (退魔聖伝1巻でサタンが召喚されるが、前作でサタンの化身だった鳳凰ではない、など。ただ、鳳凰は無印の16巻の「解脱」の回で成仏したのであり、退魔聖伝1巻終盤に出現したサタンが、本来の姿あるいは化身と考えられる) 。前作と同じく、当初は細かな退魔行エピソード、暗黒神テスカポリトカで、目玉の怪物を発端とした本作のメインストーリー「天津神との戦い」へと移行した。


物語の途中で突然連載が終了したが、本作の後の連載作品である『怨霊侍』3巻のあとがきに、初めて打ち切りになって驚いた旨のコメントが書かれ、作者の認識として『退魔聖伝』は打ち切りではなかったことが明らかとなった。

『孔雀王』連載時はキャラクターがリアルなタッチで肉感的に描かれていたが、『ALGO!』連載を経て絵柄が変化し、『退魔聖伝』では前作と比べて頭部が大きく手足の細い、線が整理されたある意味デフォルメされたような絵柄となっている。この変化は後の作品でも進んだため(頭身が小さくなり、よりシンプルな線使いとなった)、『曲神記』では最初の『孔雀王』当時の面影はほとんどなくなった(作者自身も当時の絵に似せようとしたが、無理だったとのコメントがある)。

孔雀王 曲神紀(まがりがみき)

週刊ヤングジャンプ』に2006年17号から2009年47号まで連載された後、『月刊ヤングジャンプ』の2009年12月号より同誌に移行するも、2010年3月号にて『退魔聖伝』と同様に物語の途中で突然連載が終了している。単行本全12巻。

『退魔聖伝』からの続きで、天津神国津神の戦いを終わらせるため、「スサノヲの牙」を探す。『退魔聖伝』後半より4年後の世界であることが明らかになっている。

孔雀王ライジング

小学館の『月刊!スピリッツ』にて2012年5月号より連載されている。

少年時代の孔雀が裏高野に入門したばかりの頃からを描いている、『孔雀王』の前日譚作品。劇中の時代設定が1980年代前半ではなく現代であったり、孔雀の母親が魔族の女性(実は地蔵菩薩の化身)ではなく尼僧であったりするなど、『孔雀王』とは設定の異なる部分が見られる。

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この節の加筆が望まれています。

孔雀王-戦国転生-

リイド社の隔月刊誌『コミック乱ツインズ 戦国武将列伝』にて2012年12月号から2016年8月号(休刊号)まで連載された。同誌休刊にともない、同社の『コミック乱』へ移籍して2016年12月号から連載されている。

『曲神記』からの続きで、呪いを受けて戦国時代(この世界自体も呪いによって歪んでいる)に降り立った孔雀が、己とこの時代の呪いを解くため、さらには阿修羅の歩む非業の未来を変えるために、若き織田信長木下秀吉らと共に上洛を目指す。

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登場人物

孔雀と仲間たち

本編における主要人物、孔雀と主に行動を共にする仲間たちを記述する。

孔雀(くじゃく)
全編にわたる主人公、裏高野の退魔師。師に慈空阿闍梨を持ち、裏高野での階級は第九階「中僧都」(ちゅうのそうず)。本名は(あきら)と言い、父親はかつて裏高野を追われた退魔師慈覚、母親は闇の者をも救わんと永劫の行脚を続ける地蔵菩薩の化身、双子の姉は孔雀と同じく黄幡星(九曜羅睺星と同じ)の宿命を持つ朋子(後の天蛇王)という出生の秘密を持つ。堕天使ルシフェルの生まれ変わり(初期作品では、孔雀明王ルシフェルは同一神という設定)。
守護神は孔雀明王で、その他の神仏の様々な法力をも自在に使いこなすほどの才覚の持ち主だが、普段はスケベで食べ物に強い執着を持ち、付き合いとあれば平気で酒を飲み、時にはパチンコすらやってのける生臭坊主。マヌケ振りも相当なもので、修行や退魔行に失敗することもしばしば。乗り物には弱く、車の移動では車酔いに苦しめられている。
孔雀王とは、邪教とも言われるヤズィード派の主神である。人類を救うために堕天したメレクタウス(マラク・ターウース=文字通り「孔雀王」の意味)からきている。マラク・タウスとは彼に対する尊称で、アザゼル・サタンのこと。
『退魔聖伝』後半で20代半ば、『曲神紀』では20代後半のはずであるが、顔は幼くなっている。
また無印のラストで(朋子と融合・分離したため)全ての密法術を忘れてしまっている。
阿修羅(あしゅら)
本作のヒロイン。孔雀を想う闇の血を引く金髪、碧眼の純粋なアーリア人の美少女。守護神は阿修羅王で、炎を自在に操る力を持つ。
故郷では魔神阿修羅の血を引く呪われた子として忌み嫌われ、産まれた時からずっと塔に幽閉されていたが、孔雀王が封印された地獄門を開ける鍵として六道衆の大聖歓喜天によって連れ去られる。大聖によって洗脳され、孔雀と敵対していたが孔雀の優しさによって心を呼び覚まされる。
大聖から救われた後は孔雀や慈空と一緒に生活しながら学校に通うかたわら、退魔行の手伝いをしている。
本来は明るく元気な少女で、『退魔聖伝』では小遣い稼ぎのために勝手に退魔行を行ったり、ファッションモデルに応募する等現代っ子っぽい一面もある。
登場初期の連載誌上では「初登場時に大聖歓喜天に犯され、以後も性調教を受け続け洗脳されているため、彼の命令に逆らえない。」となっていたが、単行本収録時にこの設定はカットされた上、連載誌上でも無かったことになった。
『退魔聖伝』終盤から異世界に囚われた住人になっている。彼女を救い出すことが『曲神紀』での孔雀の目標の一つである。
『戦国転生』では、ある一件から「丑寅の金神」として孔雀と敵対している感じになっているが、肉体を伊邪那岐に奪われた事で魂は霊山の堂にある阿修羅像の中にいる模様。
年齢は初登場時は12歳。無印の終わりで15歳。退魔終盤では17歳程度。
登場人物の中でも外見の変化が著しく、シリーズが変わる度にほぼ別人となっている。
慈空(じくう)
孔雀の師匠。裏高野では指導層である阿闍梨の地位にあり裏高野の退魔師の長でもある。
孔雀の父でもある慈覚の師であり、チベットで出会った幼い日の孔雀から忌まわしき事件の記憶を封印した。
師匠だけあり、その知識と霊力は孔雀を遥かに凌ぐ。
普段は阿闍梨の地位を捨て下山先の荒寺で暮らしており、大酒は飲むわ女は買うわの生臭ぶりでも孔雀を上回る。
『退魔聖伝』後半で襲撃を受け、現在生死・行方共に不明。
王仁丸 太郎邪(おにまる たろうじゃ)
悪名高き呪禁道家である王仁丸一家の長兄であり、金で呪殺を請け負う呪禁道士で式鬼の使い手。ある事件により孔雀と決闘し「甘いヤツ」と見下しながらも孔雀を認める。
一見冷たいように見えるが、人情に厚く数々の孔雀の危機を救っている。守護神は大黒天(作中では大暗黒天と称される)。
強靱な肉体と霊力を持ち、孔雀とは良きライバル・腐れ縁にある(時には子供っぽい喧嘩も)。実はと人間の女との間に生まれた半人半鬼であり、その闇の血を狙われて故郷の村を軍荼利に滅ぼされている。
太郎邪という名前は、単行本では曲神記7巻が初出。初期の設定では「王仁丸」という名前は、呪禁道の村の言い伝えで人と鬼との間に生まれた子供が呪禁道師と鬼供の長になり、その子供にだけ付けられる特別な名前という設定であった(現在のように姓の扱いではない)。
黄 海峰(こう かいほう)
中国に古代より伝わる呪術集団「黄家仙道」の仙道士。父は天道神君と呼ばれる黄家仙道の党首・無上。兄は天道士・黄太元。霊剣「獅咬剣」を武器とする。
屍解仙の事件で孔雀と共闘し、その後の軍荼利編では父の命により、人工の孔雀王として作られたオカンの命を狙い孔雀と戦うが、最終的にはオカンとオルガを救うために孔雀と共に六道衆と戦う。
非情になりきれない優しい性格であり孔雀の姉、朋子と愛し合うことになる。しかし六道衆により天蛇王として蘇った朋子を救いきれず、身も心も闇に堕ち八葉の老師・文殊菩薩へと成り代わる。無印の最終決戦では孔雀の前に立ちはだかるが、朋子を救うために自分も消滅することを覚悟で最終密法、金剛界四印会の最後の一人となる。最後に救われた朋子を託され、共に暮らすようになる。
『退魔聖伝』には登場しなかったが『曲神紀』で再登場。
一介の農民として暮らしていたがイザナギに連れ去られた息子、明星を取り戻すため、孔雀と共に行動する。

孔雀と血縁のある人物

孔雀と血縁関係にある人物を列記する。

朋子(ともこ)
孔雀の双子の姉で同じ黄幡星の御子、闇曼荼羅の中心に立つ天蛇王の宿命を背負った女性。
幼い頃は父慈覚や孔雀と共に裏高野からの刺客から逃走する日々を送っていたが、八葉の老師の策略により、父や弟と引き離され、当てのない孤児としてさまよっている内に、ジークフリート(六道衆によってサイボーグ化されたアドルフ・ヒトラー)に拾われ育てられる。
幼少時のショックから記憶を無くしており、人形のような生活を送っていたが、アシュラや黄との出逢いにより人の心の温かさに触れて、黄と愛し合うようになる。しかし父慈覚のミイラと対面したことで、過去の忌まわしい記憶が蘇り、真の天蛇王として覚醒する。
最終決戦後は黄と共に中国で暮らして息子、明星を産む。
慈覚(じかく)
孔雀と朋子の父親、慈空の弟子で当時、裏高野最強と言われた退魔師である。
日に日に強大になる闇の力を憂い、孔雀王を復活させようと自ら冥界に入るが、孔雀王の魂がすでに死滅していたことに絶望する。その時に、ある魔族の女に救われ愛し合い、黄幡星の御子である孔雀と朋子をもうける。
妻と別れた後は、たった一人で裏高野の刺客と戦い続けるが、あてのない逃避行に疲れ果てたところを八葉の老師につけ込まれ、その手で朋子の心を殺してしまう。その後、自責の念にさいなまれながら即身仏となり、天蛇王に殺された孔雀に命を与える。
朋子と孔雀の母 / 冥道(みょうどう)
慈覚が冥界で出会った魔族の女性、その正体は全ての亡者を救おうと地獄を彷徨う地蔵菩薩の化身である。鳳凰の策略で冥界に落ちた孔雀に希望を託し現世に送り出す。
『ライジング』では太平洋戦争当時の尼僧で、護り本尊も当然地蔵菩薩。戦争の影響から現世との距離が近くなった地獄に潜って迷う魂を救っていた。

裏高野

弘法大師空海を祖とする真言宗(真言密教)総本山の高野山の裏に存在し、一般の人間にその存在は知られていない。この世から一切の魔を祓うことを使命とする。

日光(にっこう)
裏高野の座主「薬師大医王」の息子にて、第二位の階級、権大僧正の位を持つ裏高野の若きリーダー。実戦部隊「五輪坊」の首領でもあり、幼き頃より父、薬師大医王より闇を滅ぼすことを命じられ裏高野の指揮を取っていた。最高神大日如来を守護神としているため、並はずれた霊力を持っており、すでに子供の頃から当時最強の退魔師であった慈覚を圧倒する程の力を持っていた。
敵に対しては一切の妥協を許さない性格で、鳳凰の野望を食い止めるために禁断の兵器である阿修斗羅(アストラ)を持ち出し、裏高野ごと吹き飛ばそうともした。
天蛇王との決戦後は裏高野の座主となり、御山の再建を果たす。
『退魔聖伝』では裏高野崩壊時、孔雀に後を託して天の岩戸に消える、その後の消息は不明。
『ライジング』では守り本尊が日光菩薩となり、血縁に拠る禅譲ではなく実力で裏高野座主となることを目指し、そのためならば腹違いの妹である月読を排除することも厭わない野心家として描かれている。
月読(つくよみ)
裏高野女人堂の主。裏高野の座主「薬師大医王」の娘にて日光の妹。生来の盲目であるが、常人では見えない物を見ることができる。守護神は月光菩薩。兄、日光とは違い父、薬師大医王より闇の子を救う使命を与えられていた。
また後述の鳳凰の母親も同じ名前で、先代の裏高野女人堂の主である。
盲目のはずだが、『退魔聖伝』では格闘を行ったりするなど、目が見えているような描写がある。
『曲神紀』において、大酒呑みで歌が壊滅的に下手なことが明かされた。持ち歌はブルーハーツ
無印の頃から孔雀を想い、阿修羅と並ぶもう一人のヒロインとしての位置付けをされていた。
『退魔聖伝』では天津神のオモイカネによって肉体を操られてしまうも、日光の尽力でオモイカネが倒されたことで元に戻り、孔雀たちと一緒に出羽三山に避難する。この一件から、もっと強くなるために今まで長髪だった髪を切って出羽三山で孔雀と別れた。
『曲神紀』の終盤に、本物のアメノウズメに導かれる形でアイドルとして出雲にやってくる。
鳳凰(ほうおう)
孔雀と同じ、裏高野第九階中僧都の退魔師。
守護神は、神鳥ガルーダ=迦楼羅王とされ、孔雀同様に空中飛行呪が使える実力者だが、真の姿は、魔族に身も心も売った闇の側の人間。八鋒輪鈷杵を武器としている。その名の示す通り、ある意味孔雀と対になるキャラクターで、孔雀に宿る孔雀王のかつての盟友であった大魔王(堕天使)サタンと同化、その生まれ変わりとなり、孔雀とは孔雀王の宿敵である天蛇王朋子以上に激しく果てしない戦いを繰り広げることになる。
父は当時裏高野最強の退魔師であったが、ある退魔行の失敗により薬師大医王により追放されている。彼が女人堂の先代主・月読を強姦して産ませたのが鳳凰である。
闇の側として六道衆と行動を共にするが、独立心が強く、最終的には孔雀たちはおろか朋子までも殺そうと画策している。最強の力を得ようと曼荼羅の神々の力を無制限に受け入れようとするが、肉体がそれに耐えきれず暴発してしまう。しかし孔雀の智拳印の力で徐々に闇の心が洗い流されていき、最終的には解脱してこの世を去った。
薬師大医王(やくしだいいおう)
裏高野全てを統べる座主、日光と月読の父親でもある。
黄幡星の復活により、その時産まれた子供たちを「闇の子」として全て抹殺せよとの非情な命令を下すが、その指令が全く効果が無く、逆に殺された子供たちの怨念により倶摩羅を生み出したり、罪の無い人々を墜落死させたり、朋子が天蛇王になるきっかけとなる行動を慈覚にさせてしまうなどの愚行となってしまう。その一方で光の力だけでは世界は救えないと感じており、月読に闇の子を救う使命を与えた。
鳳凰の変により裏高野が崩壊する時は日光たちに後を託し、冥界の門をふさぐため即身仏となる。
守護神については、作中では明確に触れていないが、お恐らく薬師如来と思われる。
その後、『退魔聖伝』でも登場しているが、無印より数年経っているにもかかわらずまだ生きており、またキャラクターも人の命より掟やしきたりを重視するエゴイスト的な人物になっており最後は孔雀によって塵と化す。
無印連載時より子供虐殺の愚行については読者より非難轟々だった。
嵐(らん)
裏高野の実戦部隊「五輪坊」の「風」の部隊の頭領、男装しているがれっきとした尼僧である。守護神は風天神。「紫雲糸」と呼ばれる鋼をも裁つ糸を武器にして戦い、その力は軍荼利の軍団をも全滅させる程。部下である五輪坊を殺されたことで同じ頭領である雷火と共にオカンを狙う。
実は軍荼利によって産み出された闇の子の一人であり、背中に六道衆の紋章がある。
『退魔聖伝』では女人堂で月読の警護に任じていた。裏高野の異変を慈空に伝えるが重傷を負い、慈空が襲撃された後は行方不明となる。
『ライジング』では守護神(守り本尊)が風天神から伊舎那天に代わり、孔雀よりも6歳も年上で武道を学んではいたが、普通の家庭出身という設定になっている。
雷火(らいか)
裏高野の実戦部隊「五輪坊」の「火」の部隊の頭領。雷電鼓が武器。
嵐と共に部下を殺したオカンを狙うが、シャンバラに登ったオルガに殺されてしまう。
薬師十二神将(やくしじゅうにしんしょう)
裏高野最強の実戦部隊。実質的リーダーは宮毘羅(クビラ)で他11人のメンバーを率いている。
大聖による阿修羅復活を阻止すべく、孔雀と共闘する。大聖との戦いで次々とメンバーを失っていくが、「薬師瑠璃光背扇陣」などの連携奥儀で大聖を追い詰め、最期は宮毘羅が自己を犠牲にして「薬師瑠璃光光炎弾」で大聖に突撃し、大聖に致命傷を与えた。しかしこの戦いで十二神将は全滅した。
『ライジング』では薬師十二神将それぞれを守り本尊とする密法僧(判明しているのは猛亥と申孫)が十二神将を名乗っている。
慈海(じかい)
慈空の師、齢140年を越える裏高野唯一の大阿闍梨。天蛇王復活の鍵である聖杯の所有者。
龍山寺で五穀断ちの千日行をしていたが、ラストバタリオンの襲撃を受け聖杯を孔雀に託す。
半ば死した状態でありながらその霊力は凄まじく、九字発勁でラストバタリオンの大軍を壊滅させるが八葉の化身となったカール・ハウスホッファーに敗れる。
『退魔聖伝』には若き日の慈空を諫める壮年期の姿が描かれている。

六道衆

蛇の紋章を持つこの世に六道魔界を建設することを目論む闇の密法集団。裏高野の宿敵であり孔雀王の血を引く孔雀を狙う。

大聖歓喜天(タイセイカンギテン)
象頭の魔人である六道衆、アシュラを利用して封印された地獄門を開きその奥に眠ると言われた孔雀王の復活を企む。
冷気を操る密法を使い、裏高野最強の実働部隊と言われた薬師十二神将を壊滅させたが、孔雀と心を取り戻したアシュラによって敗れる。
倶摩羅(クマラ)
孔雀王を崇める教団「光翼教団」の教祖であり、自ら孔雀王の化身を名乗る。
黄幡星の御子であり、十数年前に裏高野によって殺される所だったが、夜叉王の手によって救われ、六道衆によって孔雀王の生まれ変わりとされる。
光翼によって死人を操る術の他、孔雀と同じく孔雀明王呪を使いこなし、一度は孔雀に勝っている。
実は死人であり、その命は十数年前に慈空によって奪われているが、同じく裏高野によって殺された子供の怨念と、黄幡星自身によって動かされていた操り人形であった。
「ライジング」では裏天台上僧として登場。仏闘試合いで孔雀と戦い、結果として孔雀が破門となる原因となる。その後、日光から手を組むことを求められるが、地獄に落ちた不空によると孔雀との戦いに敗れて死んだ。地獄に作られた闇曼荼羅の中心に姿を写した人形として安置されていた。仏像として力だけを与えられた自身の存在自体が間違っていたと語るが、孔雀・慈覚・冥道の3人に家族として受け入れられることで成仏した。
夜叉王(やしゃおう)
倶摩羅の僕であり、かって裏高野五大明王の一人に数えられた密法者。守護神は金剛夜叉明王
黄幡星の御子であるというだけで子供たちを殺す裏高野に逆らって幼い倶摩羅を連れて逃げつつも慈空の手によってとどめを刺されたが死人として復活し以後は倶摩羅に従う。
死人となりながらも人の心は失っておらず、倶摩羅に敗れた孔雀を救い、最後は孔雀に全てを託して死ぬ。
「ライジング」では裏天台の僧として登場。
羅誐(ラーガ)
倶摩羅の側近の女、正体は六道衆の愛染明王であり「天弓」と呼ばれる密法を使い、五輪坊「地」の部隊を全滅させる程の力を持つ。
倶摩羅こそが復活した孔雀王と信じており、倶摩羅が孔雀王として即位した暁には自らは八葉の位につくことを夢見ていたが、王仁丸と慈空によって倒される。
軍荼利(グンダリ)
六道衆八大明王の一人、その正体は帝政ロシア末期、権力をほしいままにしたラスプーチンであり自らを神の人(スクレツ)と呼ぶ。ロシアの凍土で人造的に孔雀王を誕生させるべく世界中から闇の血を引く子供達を集めていた。
崑崙編にて己のクンダリーニチャクラを使い嵐と王仁丸を追い詰めるも、自分が人造の魔神であることに気づかずチャクラを使ったため自滅した。
オルガとオカン
ツングースのとある寒村に住む姉弟。弟のオカンに闇の血が流れていることに目を付けた軍荼利と六道衆によって、人工的に孔雀王が造り上げられようとしたが、姉・オルガによってその手を逃れ、日本に行きつく。オカンは富士の冥穴に潜み孔雀王として覚醒しようとするが、孔雀の命がけの説得により元の心優しい少年として生まれ変わる。
しかし六道衆は次にオルガの中に流れる闇の血に目を付け、彼女を天蛇王として覚醒させることに成功。心を失ったオルガは孔雀に襲いかかるが、オカンの捨て身の攻撃によって人の心を取り戻し、オカンと共に絶命。
その後孔雀王たるオカンと天蛇王たるオルガの二人の魂が合一し、最強の魔神・「闇の大日如来」が誕生するが、所詮六道衆による造り物の魔神に過ぎず、真の孔雀王たる孔雀によって破られる。
闇曼荼羅の魔神達
朋子により覚醒させられ、闇の盟主・天蛇王に付き従う数百体の魔神の群れ。闇の世界を渇望する。一体一体が強力な神であり、数体で戦車を含む中国軍数個師団を壊滅させる実力を持つ。
八葉の老師
「闇の管理者」を名乗り、六道衆を司る8人の謎の魔神たち。
この世の始まりから生き続ける不死の神々で、孔雀王の力を持ってしても倒すことはできない。六道魔界を築き上げるために様々な刺客を孔雀に仕向ける。
そのうちの一人、文殊菩薩(カール・ハウスホッファー)のみ聖槍で倒され、空位になったその席は黄海峰が座ることとなったが、最後は海峰が裏切り、八葉の陣が崩れた隙に金剛界四印会の陣で滅殺された。
六道衆は闇の大日如来編では、遙か太古に地球に飛来した高度な機械文明を持つエイリアンとも取れる演出があったが、後の話では神話・宗教的なものに落ち着いている。

龍神族

六道衆の眷属の1つであるが、魔族でありながら唯一光を信ずる心を持っていたため、光と闇どちらの陣営からも蔑まれ、地底の奥でひっそりと暮らさざるを得なかった。地に住む地龍族と海に住む海龍族の2種族に分かれている。全員戦闘種族であるためか兵士の姿をしており、人の姿でありながら背中に龍の翼を持ち、飛ぶことができる。これは仮の姿であり、真の姿は兵士全員巨大な龍となる。

金龍
地龍族の少年で、孔雀が最初に出会った龍神族。名前の由来は、龍神族の最高神金龍から。
天蛇王に破れ魂の抜け殻と化した孔雀を匿い、最終決戦では金剛界四印会の陣に参加した1人となった。
黄龍
地龍族の長老。孔雀を龍神族を救う大極の王の器を見出し、ロンギヌスの在処を教えた。
龍姫
若年でありながら海龍族でもかなり高い地位にいると目される少女。
最終決戦では金剛界四印会の陣に参加した一人となったが、守護印が金龍と同じ龍王印だったため、二人で一人分だった。
青龍
海龍族の長。龍神族最強にしてロンギヌスの槍の守護者。相手の力に応じて自身の姿と能力を変化させることができるが、本来の姿は非力な老人に過ぎない。

その他

山本 最澄(やまもと さいちょう)
孔雀が依頼された退魔行で訪れた寺の住職の息子。金勘定ばかりの生臭坊主な父親・月蓮に反発してグレていたが、父親の命を狙う王仁丸と戦う孔雀の姿(いわく、「ほんまもんの坊主」)に心服して舎弟となり、以後何度か登場する。

『退魔聖伝』『曲神記』から登場した主要人物

『孔雀王』の続編である『孔雀王 退魔聖伝』と『孔雀王 曲神記』から登場した主要人物

人間

服部 遮那(はっとりしゃな)
『退魔聖伝』から登場。能楽宗家の父を持ち、生きながら冥界と交信を持てる幽玄の子。鬼を操る鬼一法眼刀を持てる唯一の人間であり、それを悪用しようとした鬼人である鬼道会の蛾王に誘拐されてしまう。
これが原因となり源義経の悪霊に憑依され体を乗っ取られ、義経の邪悪な意思により京都の鬼門を開き、魔界の化け物によって地上を地獄に変えようとする所を孔雀達が阻止。退魔により救われた。
この出会いがきっかけで、しばらく慈空の寺に預けられることとなる。
寺にいる間は阿修羅によって雑用係として散々こき使われ、小遣い稼ぎを企んだ阿修羅によって孔雀のフリをさせられ退魔行を引き受けてしまったこともある。その退魔行で自身の能力である「神楽舞」に開眼し、修行も兼ねて孔雀の退魔行に同行するといった「孔雀の弟分」という立場になり、阿修羅は逆に寺の雑用一切を引き受ける羽目になった。
その後、能楽師の修行のために別れるが、『曲神紀』で孔雀と6年ぶりに再会し現在は孔雀一行とともに牙探しの旅をする。
蓮華(れんか)
『退魔聖伝』から登場。チャクラムを使いこなす裏高野女人堂の女退魔師。守護神は勢至菩薩だが護符を使うことで、あらゆる神の力を使うことができる。
自惚れが強い性格で自分を認めようとしない裏高野に反感を持ち、裏高野を飛び出してしまう。しかし、吸血鬼のジル・ド・レエから、友を信じることと戦人の誇りを学び改心する。
裏高野に戻り修行をしていたが、ツクヨミ(ツキヨミ)の裏高野乗っ取りの際に殺されてしまう。心臓を抜き取られ、天津神の意のままに動く操り人形と化した蓮華は、神々の踊り子アメノウズメに。
宣導涼子
『退魔聖伝』で登場。この人物が孔雀に仕事を依頼したことから現在まで永く続くこととなる「天津神編」が始まる。
人犬(ひといぬ)の大咬に襲われ命を落とすが、国津神のタケミナカタにより鬼部村に運ばれる。
鬼(もの)の王であるスサノオ復活の鍵を握る重要人物の1人だが現在は生死不明で行方不明。曲神記でやっと鬼部村が登場するがその時も姿を見せていない。
ジョージ チャキリス ハーン
『退魔聖伝』から登場。ギリシア人の民族学者。孔雀と最初に出会った時は、十六夜太夫と一緒に暮らしていたようだが詳細は不明。
日本では「大泉八雲(おおいずみやくも)」と名乗っているが、孔雀達には「ハーン」とお呼び下さいと言っている。
『退魔聖伝』ラストでは孔雀・少彦名神と共に3人でスサノオの牙探しの旅を始めたはずだったが、『曲神記』では別行動をとっていたらしく孔雀一行とは無関係の話で一度しか登場していない。
阿久谷(アコヤ)
『退魔聖伝』で登場。出羽三山の修行僧。
大法頭層都から裏高野にいる蓮華を連れて来るように頼まれ、丁度ツキヨミによる裏高野乗っ取りの騒動に巻き込まれ投獄されていた所で丁度同じく投獄された孔雀と出会う。
共に乗っ取られた裏高野を脱出するために協力し、オモイカネによる呪縛を解かれた月読を救出しつつ無事脱出する。
その後は出羽三山で月読に武術の稽古を付けたり、月読が出かける時は常に行動を共にするボディーガード的存在になっていたが、『曲神記』では登場していない。
特技として、ネズミと会話することができ、ネズミたちを使った行動ができる。
猿丸上人(さるまるじょうにん)
『退魔聖伝』で登場。出羽三山など羽黒全山の修行僧や鴉天狗部隊すべてを束ねる大法頭層都(だいほうずそうず)。天狗のような風貌をしている。
孔雀にスサノオの牙の力の本質や恐ろしさを教え、その力に苦悩する孔雀に進むべき道を示した人物。
荒川
『曲神紀』で登場。年増の水泳教師。過去にオリンピックでメダルをとった栄光が忘れられず、現状の水泳部と自分の不遇に悩む。「口惜しい」が口癖。
心の隙を曲神につかれ乗っ取られる。しかし最後は生徒を想い異世界から救い出した。
黄 明星(こう めいせい)
『曲神紀』で登場。黄と朋子の息子で、つまり孔雀の甥。神仙の生まれ変わりでありスサノオの化身とされる。
両親にかけられたイザナギの呪いを解くために、あえてイザナギの義理の息子となっている。『曲神紀』での最重要人物の一人。
王仁丸 六角(おにまる ろっかく)
悪名高き呪禁道家である王仁丸一家の末弟。つまり、王仁丸(太郎邪)の弟。
長兄である太郎邪の指示により、孔雀達に危機を知らせに現れ行動を共にすることになった。
長兄の太郎邪が正当な「式神=妖怪・俗神」使いなのに対して、六角は「死鬼神=死霊」を使役する。
曲神記6巻のあとがきによると王仁丸兄弟は6人兄弟であること、六角は「怨霊侍(おんりょうじ)」に出ていた王仁丸 六角と同一人物であることが明かされている。
ただし、怨霊侍3巻の初版本では「王仁丸 八角」となっている。

国津神

大咬太夫(おおかみだゆう)
『退魔聖伝』から登場。目魂一党(オモイカネ)の下で働く暗殺者の一人で現在の犬神統の次期統主。
黒いスーツに身を固めた伊達男だが、本性は人犬(ヒトイヌ)と呼ばれる獣人。
人犬とは太古の天津神侵攻の際、国津神を裏切った鬼の一族であり、眷属と呼ばれているが実際は天津神の奴隷に近い。
満月の夜にはその月の霊力により不死身の大口真神(おおぐちまがみ)に化身することができる。
妹の十六夜太夫によるとかなりの英国かぶれらしい(狼男の本場がイギリスだという理由で)。
曲神記では、他の統の眷属と共に蠱毒結界を張り、孔雀から牙を奪おうとした。しかしそれはツキヨミの計画であり、他の眷属は死に、自身も左手と両足を失った。その後、隠し持っていた牙を孔雀に渡し、自身は十六夜太夫に運ばれていった。
建御名方(タケミナカタ)
『退魔聖伝』から登場。スサノオの血を引く直系の子孫であり現在の国津神の長。天津神の手よりこの国を奪いかえそうとしている。
現在の国津神最強の戦士であり、巨大な鬼に変化することができる。
手足を自在に切り離して攻撃することができ、人間状態でもその力を使うことができる。
仲間や一族に対する思いは強く、ツキヨミとの一騎撃ちではその点を突かれ敗北するが、明星によって救われる。
下照比命(シモテルヒメ)
建御名方(タケミナカタ)の異父妹。『退魔聖伝』から登場していたが名前と設定は『曲神記』で明かされた。
猫のような獣人に変化することができ、敏捷性に優れた攻撃を得意とする。
ツキヨミの手で曲神にされるが、孔雀によって救われ以後は孔雀たちと行動を共にしている。
名前は下照比命(しもてるひめ)だが、孔雀達には「織姫(おりひめ)」と呼ばせるようにさせている。
あっけらかんとした性格で「〜ニャ」が口癖。TVの恋愛ドラマが好きで勝手にワンセグ携帯を買ったこともあった。
孔雀に惚れており「あたしの彦星様」と呼んでいる。
十六夜太夫(いざよいだゆう)
『退魔聖伝』から登場。大咬太夫の妹。
『曲神記』で再登場したが、『退魔聖伝』の頃とは姿や性格がかなり変わっている。
兄の件での恩を孔雀に返すため、現在は一時的に孔雀一行と行動を共にしている。
スサノオ
古代最強神であり、国津神・鬼(モノ)の祖先。
詳細不明であるが、鬼(モノ)の形態にあるものはあらゆる天津神を怯えさせ、アマテラスでさえ逃げ隠れしてしまう。しかし、最終的には天津神によって滅ぼされ、その牙だけが受け継がれることになる。その牙を全て集めスサノオの力を身に付けることで、この世のあらゆる宗派の神を消せる力を持つことができるとされる。
童子姿のスサノオはイザナギによって破壊されたとされるが、上記のスサノオと同一神であるかも含め、シリーズのミステリーになっている。
地伏(ヂブセ)
『曲神記』で登場。表の顔は警察署長だが、犬人と呼ばれる獣人。
犬人とは、眷属が獣と交わり、人を食らうようになって生まれた種族であり、犬神統の飼い犬である。
大咬太夫の命令で孔雀を逮捕し、一族と共に下照比命と少彦名神を襲ったが、少彦名神が呼んだ久延毘古に一族を倒され、一人逃げ出す。その後ツキヨミと遭遇し、曲神の材料にされた。
呉公太夫(ムカデダユウ)
『曲神記』で登場
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出典:wikipedia
2018/12/19 10:14

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