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岩手県とは?
いわてけん 岩手県 |
|
岩手県旗 | 岩手県章
【国】
日本
【地方】
東北地方
【
団体コード】
03000-7
【
ISO 3166-2:JP】
JP-03
【
面積】
15,275.01km
【
総人口】
1,208,412人
(
推計人口、2021年2月1日)
【
人口密度】
79.1人/km
【隣接都道府県】
青森県、
宮城県、
秋田県
【県の木】
ナンブアカマツ
【県の花】
キリ
【県の鳥】
キジ
【県の魚
県の歌】
ナンブサケ岩手県民の歌
【
岩手県庁】
【
知事】
達増拓也
【法人番号】
4000020030007
【所在地】
〒020-8570
岩手県盛岡市内丸10番1号
北緯39度42分12.6秒東経141度9分9.8秒座標: 北緯39度42分12.6秒 東経141度9分9.8秒
【外部リンク】
公式ウェブサイト
【ウィキポータル】
日本の都道府県/岩手県
ウィキプロジェクト
岩手県(いわてけん、英: Iwate Prefecture)は、日本の東北地方に位置する県。県庁所在地は盛岡市。
概要
東北地方の北部(北東北)に所在し、北は青森県、西は秋田県、南は宮城県と境界を接している。面積は15,275.01kmで、日本の都道府県としては、北海道に次いで2番目に広い。県の人口およそ125万人のうち、100万人以上(7割強)は、内陸部の北上盆地に集中している。盆地と海岸部以外は山地や丘陵地が多く、緑豊かな県である。
江戸時代の幕藩時代は、現在の岩手県の前身にあたる地域は南部藩の北部と伊達藩の南部で構成されていた(このため県内において、呼称としての「南部」は地理的な意味とは逆に県北部を指す場合がある)。また、岩手県内で陸前に該当する地域は釜石以南の三陸地方のみである。南部(県北)地域は陸中に当たる。
名称
「岩手」の名称は、県庁の置かれた盛岡市の所属郡名「岩手郡」に由来する。その起源については、「住民の悪鬼追討の祈りに対し、人々の信仰を集めて『三ツ石さま』と呼ばれていた大岩(三ツ石の神、現:三ツ石神社)がそれを懲罰し、二度とこの地を荒らさないという鬼の確約を岩の上に手形で残させた」という故事に倣うとされる。
また、「岩手」の名が文献に登場するのは、「みちのくから都に献上された鷹を、帝がたいそう気に入り、鷹に慣れた大納言に預けたが、取り逃がしてしまった」という大和物語の一説の鷹の名「岩手」が初めてだといわれている。帝は、岩手を失った悲しみを「言わないことが言うことより気持ちが勝る」の意味で、「岩手=言はで」に掛け「いはでおもふぞいふにまされる」と詠じたという。この表現は、古今和歌集の中からの本歌取りである。
地理・地域
自然公園
地形
気候
気候区分は内陸の那須火山帯の麓は日本海側気候、それ以外の地域は太平洋側気候。それに併せて、内陸は内陸性気候で夏は暑く冬は寒く、太平洋側沿岸部は海洋性気候で夏は涼しい。(→東北地方#気候)。三陸海岸沿岸部はケッペンの気候区分では西岸海洋性気候 (Cfb) に分類されることもある。北部内陸地方や西部山岳地帯は亜寒帯湿潤気候 (Dfa, Dfb) に属し、寒さが非常に厳しく、特に藪川は冬季に-30°C近くまで冷え込むこともある本州最寒地として有名である。
県内全域が豪雪地帯に指定されているものの、冬の積雪量には地域差が大きい。西和賀町と八幡平市は積雪量がかなり多く、特別豪雪地帯に指定されている。奥羽山脈では、積雪量が多く雪質も良いため、いくつかのスキー場でスキーやスノーボードの国際大会や国内大会が開かれることが多い。一方、太平洋側に位置する宮古市、大船渡市などは積雪量は概して少ない。
太平洋側の盆地である北上盆地は、冬季の西高東低の気圧配置になると奥羽山脈が「壁」の役割をはたして晴天になる場合も多い。そのため、放射冷却によって早朝の最低気温がかなり低くなる。対して、降雪時や曇天の場合は気温が下がりづらい。北上盆地に位置する盛岡市は、このような放射冷却の影響がある脊梁山脈東側盆地の最北端都道府県庁所在地であるため、(日本海側のため冬季は曇天が多く、放射冷却がおきにくい)青森市や札幌市など、より北に位置する都道府県庁所在地よりも最低気温が下回る時が多く、東北地方では勿論、日本の都道府県庁所在地で最寒都市である日が多い。実際、北上盆地の各都市(盛岡市、花巻市、北上市、奥州市)は、今でも厳冬期に-15°C前後まで下がることも珍しくなく、北海道を除き、標高が高くない都市平地部では最も冷え込みが厳しい地域である。しかし、冬場の朝晩は市街地と郊外の気温差は非常に大きく、盛岡、北上、一関を中心にヒートアイランドが顕著に見られる。
一方、北上盆地の夏は、フェーン現象の影響で、南にあり海洋性気候の傾向もある仙台市よりも気温が高いことがしばしばあるが、沿岸部は仙台市と同様の気候となることが多い。
平年値 (月単位)
|
三陸海岸
|
北部内陸
|
北上高地
|
洋野町 種市
|
久慈
|
普代
|
岩泉町 小本
|
宮古
|
山田
|
釜石
|
大船渡
|
軽米
|
二戸
|
八幡平市 荒屋
|
八幡平市 岩手松尾
|
一戸町 奥中山
|
久慈市 山形
|
葛巻
|
盛岡市 藪川
|
宮古市 区界
|
平均 気温 (°C)
|
最暖月
|
21.1
(8月) | 21.6
(8月) | 21.4
(8月) | 21.5
(8月) | 22.2
(8月) | 21.9
(8月) | 22.9
(8月) | 23.0
(8月) | 21.7
(8月) | 22.7
(8月) | 21.7
(8月) | 22.3
(8月) | 20.8
(8月) | 20.9
(8月) | 21.5
(8月) | 19.4
(8月) |
最寒月
|
-1.1
(1月) | -0.8
(2月) | -1.1
(1月) | -0.6
(1月) | 0.2
(1月) | -0.3
(1月) | 0.6
(1月) | 0.7
(1月) | -3.0
(1月) | -2.3
(1月) | -3.6
(1月) | -3.5
(1月) | -4.8
(1月) | -3.1
(1月) | -3.9
(1月) | -7.0
(1月) |
降水量 (mm)
|
最多月
|
196.4
(9月) | 205.0
(9月) | 257.8
(9月) | 257.1
(9月) | 229.4
(9月) | 234.6
(8月) | 287.2
(8月) | 218.7
(9月) | 160.6
(9月) | 161.2
(9月) | 163.3
(9月) | 159.0
(9月) | 171.5
(8月) | 170.3
(8月) | 154.0
(8月) | 183.7
(7月) |
最少月
|
36.0
(12月) | 30.3
(12月) | 36.7
(12月) | 38.4
(12月) | 39.9
(12月) | 42.7
(1月) | 47.0
(1月) | 36.9
(12月) | 28.2
(1月) | 32.3
(1月) | 70.8
(2月) | 38.3
(1月) | 53.5
(2月) | 45.8
(1月) | 34.3
(1月) | 30.4
(1月) |
平年値 (月単位)
|
北上高地
|
中西部
|
北上盆地
|
岩泉
|
宮古市 川井
|
【遠野】
住田
|
西和賀町 沢内
|
西和賀町 湯田
|
盛岡市 好摩
|
盛岡
|
雫石
|
紫波
|
花巻市 大迫
|
花巻
|
北上
|
奥州市 江刺
|
奥州市 若柳
|
藤沢 千厩
|
一関
|
平均 気温 (°C)
|
最暖月
|
22.0
(8月) | 22.4
(8月) | 22.5
(8月) | 22.7
(8月) | 21.9
(8月) | 22.2
(8月) | 22.4
(8月) | 23.2
(8月) | 22.4
(8月) | 22.9
(8月) | 22.9
(8月) | | 23.7
(8月) | 23.5
(8月) | 23.2
(8月) | 23.2
(8月) | 23.8
(8月)
最寒月
|
-1.3
(1月) | -1.4
(1月) | -2.8
(1月) | -1.0
(1月) | -3.4
(1月) | -3.0
(1月) | -3.2
(1月) | -2.1
(1月) | -3.0
(1月) | -2.3
(1月) | -2.5
(1月) | | -1.5
(1月) | -1.7
(1月) | -1.7
(1月) | -1.3
(1月) | -0.7
(1月)
降水量 (mm)
|
最多月
|
179.2
(9月) | 185.4
(8月) | 194.2
(8月) | 197.7
(8月) | 264.8
(7月) | 32.1
(1月) | 170.0
(8月) | 177.8
(8月) | 215.3
(7月) | 170.6
(8月) | 170.5
(8月) | | 189.8
(8月) | 157.1
(8月) | 184.5
(8月) | 171.7
(8月) | 175.5
(8月)
最少月
|
49.5
(2月) | 35.0
(1月) | 37.1
(2月) | 32.0
(1月) | 157.5
(3月) | 131.4
(3月) | 36.0
(1月) | 50.6
(1月) | 64.5
(2月) | 42.9
(1月) | 41.5
(1、2月) | | 55.1
(1月) | 43.0
(1月) | 49.6
(1月) | 27.4
(12月) | 34.6
(12月)
広袤(こうぼう)
国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調によると、岩手県の面積は15,275.01平方キロメートルである。
岩手県の東西南北それぞれの端は以下の位置である。東端は魹ヶ崎(本州最東端)、西端は黒森峠の北東約2km、南端はJR東日本東北本線油島駅の東南東約6.7km、北端はJR東日本八戸線角の浜駅の北約1kmである。加えて、重心も併記する。また総務省統計局の平成27年国勢調査によると、人口重心は紫波郡紫波町佐比内字砥ケ崎にある。
岩手県の広袤
重心
北緯39度35分39秒東経141度21分32秒 |
北端
北緯40度27分02秒東経141度40分57秒
↑ | 人口重心
北緯39度30分28.55秒東経141度17分28.18秒
西端
北緯39度23分28秒東経140度39分11秒← | 岩手県庁舎所在地
北緯39度42分13秒東経141度09分09秒 | 東端
→北緯39度32分48秒東経142度04分21秒
| ↓
南端
北緯38度44分52秒東経141度13分53秒 |
地域
総面積で全国2位だが、可住地面積割合が24.3%と低く全国40位で、可住地面積では全国5位に下がる(都道府県の面積一覧#2014年 面積の順位を参照)。可住地は大別して内陸部(人口100万人程度)と、沿岸部(30万人程度)の2つ。このうち、内陸部には東北新幹線・東北縦貫自動車道などの高速交通インフラが整っているが、その他の地域ではインフラが未発達で、地域間移動は国道や在来線レベルに留まっている。特に、内陸部と沿岸部を行き来するためには、一般国道・県道は急峻な峠を上り下りする道となっており、直線距離の割に、移動に大きな時間を要する結果を招いている。このような状況は、県土が多数の島によって構成されている沖縄県とも相似しており、救急医療においてはヘリコプター輸送が行われているほどである。
交通インフラの未整備に起因して、短時間で県庁にたどりつけない県民が多数存在することから、従来岩手県庁は、県内各所に「地方振興局」を設置、県の総合出先機関として機能させてきた。近年にいたって、平成の大合併で市町村数が大幅に減少したことを契機として、2006年(平成18年)4月に地方振興局の再編を実施。高速交通インフラが整った内陸部では、細かい地域圏に分割せず、県の中枢機能が集まる盛岡市広域と、県南地域との南北2分割に統合した。県南地域については、従来多くの広域生活圏の設定があったが、それらを一まとめに統合して、新たに設立した「県南広域振興局」の管轄とした。この結果、従来12だった広域生活圏は、4に減少した。
- 県内地域区分
広域振興局は以下4つに分けられる。
-
盛岡広域振興局管内 482,482人
-
県南広域振興局管内 514,132人
- 沿岸広域振興局管内 218,744人
- 県北広域振興局管内 133,932人
圏域は以下9つに分けられる。
- 盛岡圏域(岩手地域・盛岡地域・紫波地域)
- 岩手中部圏域(和賀地域・花巻地域・遠野地域)
- 胆江圏域
- 両磐圏域
- 宮古圏域
- 釜石圏域
- 気仙圏域
- 二戸圏域
- 久慈圏域
自治体
各振興局ごとに県内市町村を列記する。県内には14市10郡15町4村がある。「町」の読み方は、葛巻町、岩手町、西和賀町、山田町、軽米町、一戸町の6つが「まち」で、他は全て「ちょう」である。村はすべて「むら」と読む。
盛岡広域振興局管内 482,482人
県南広域振興局管内 514,132人
沿岸広域振興局管内 218,744人
県北広域振興局管内 133,932人
都市圏
都市雇用圏(10 % 通勤圏)の変遷
1980年
|
1990年
|
1995年
|
2000年
|
2005年
|
2010年
|
2015年
|
盛岡 都市圏
38万2706人 | 盛岡 都市圏
41万8459人 | 盛岡 都市圏
46万1605人 | 盛岡 都市圏
47万5541人 | 盛岡 都市圏
45万0392人 | 盛岡 都市圏
47万4395人 | 盛岡 都市圏
47万0414人
水沢 都市圏
12万4722人 | 水沢 都市圏
14万2279人 | 水沢 都市圏
14万3633人 | 北上 都市圏
22万0258人 | 北上 都市圏
21万5745人 | 北上 都市圏
19万4576人 | 北上 都市圏
19万1213人
花巻 都市圏
9万7389人 | 一関 都市圏
11万1629人 | 一関 都市圏
11万7414人 | 水沢 都市圏
13万3028人 | 一関 都市圏
14万9496人 | 奥州 都市圏
14万1071人 | 奥州 都市圏
13万5317人
一関 都市圏
9万2459人 | 花巻 都市圏
9万8853人 | 花巻 都市圏
9万9643人 | 一関 都市圏
11万0034人 | 水沢 都市圏
12万5216人 | 一関 都市圏
13万5987人 | 一関 都市圏
12万9451人
釜石 都市圏
8万6538人 | 北上 都市圏
8万2851人 | 北上 都市圏
8万7969人 | 花巻都市圏は
北上都市圏と合一 | 宮古 都市圏
8万0392人 | 宮古 都市圏
7万8047人 | 宮古 都市圏
7万2502人
北上 都市圏
7万6633人 | 釜石 都市圏
7万1542人 | 宮古 都市圏
8万7499人 | 宮古 都市圏
8万4406人 | 釜石 都市圏
5万9503人 | 釜石 都市圏
5万4850人 | 釜石 都市圏
4万8561人
宮古 都市圏
7万3014人 | 宮古 都市圏
6万8052人 | 釜石 都市圏
6万7748人 | 釜石 都市圏
6万4000人