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放送大学とは?

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【放送大学】

学園本部

【大学設置】
1983年
【創立】
1981年
【学校種別】
私立
【設置者】

放送大学学園

(文部科学省総務省所管)
【本部所在地】
千葉県千葉市美浜区若葉2-11
北緯35度39分12.1秒 東経140度3分0.1秒 / 北緯35.653361度 東経140.050028度 / 35.653361; 140.050028座標: 北緯35度39分12.1秒 東経140度3分0.1秒 / 北緯35.653361度 東経140.050028度 / 35.653361; 140.050028
【キャンパス】
本部
学習センター50箇所
サテライトスペース7箇所
【学部】
教養学部
【研究科】
文化科学研究科
【ウェブサイト】
放送大学公式サイト

放送大学(ほうそうだいがく、英語: The Open University of Japan)は、千葉県千葉市美浜区若葉2-11に本部を置く日本私立大学である。1983年に設置された。大学の略称OUJ(オー・ユー・ジェー)。 日本国が個別の法律に基づき設置した、放送による通信制大学大学院(国設の私立大学)である。学長は來生新(2017年4月就任)。

目次

  • 1 概要
  • 2 放送大学学園法と法人格
    • 2.1 放送大学の定義
  • 3 基礎データ
    • 3.1 特色
    • 3.2 象徴
      • 3.2.1 シンボルマーク
      • 3.2.2 学歌
      • 3.2.3 マスコットキャラクター
    • 3.3 広告について
    • 3.4 キー局の支援
  • 4 沿革
  • 5 教育および研究
    • 5.1 学部
    • 5.2 大学院
    • 5.3 附属図書館
    • 5.4 学習のシステム
      • 5.4.1 入学・卒業式
        • 5.4.1.1 入学式
        • 5.4.1.2 卒業式・学位記授与式
      • 5.4.2 学生種別
      • 5.4.3 入学資格
      • 5.4.4 単位修得方法
      • 5.4.5 科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)
      • 5.4.6 学外での受講
        • 5.4.6.1 番組について
    • 5.5 名誉学生
    • 5.6 学内課外活動
  • 6 放送について
    • 6.1 放送の流れ
      • 6.1.1 放送開始(オープニング)
      • 6.1.2 講義の形式
      • 6.1.3 放送休止(クロージング)
      • 6.1.4 放送日程と時間帯
    • 6.2 放送について
      • 6.2.1 テレビ
      • 6.2.2 ラジオ
      • 6.2.3 ケーブルテレビでの配信
      • 6.2.4 廃局となった過去の放送波
    • 6.3 テレビ放送
      • 6.3.1 地上波
      • 6.3.2 BS
      • 6.3.3 ケーブルテレビ
      • 6.3.4 備考
    • 6.4 ラジオ放送
  • 7 学生生活
  • 8 組織と関係者
    • 8.1 関係者一覧
    • 8.2 同窓会
    • 8.3 学習センター組織
    • 8.4 組織
    • 8.5 本部組織
  • 9 施設
    • 9.1 本部施設
    • 9.2 キャンパス
      • 9.2.1 学習センター
      • 9.2.2 サテライトスペース
    • 9.3 学生会館
  • 10 対外関係
    • 10.1 放送大学の単位互換制度
  • 11 脚注
  • 12 関連項目
  • 13 外部リンク

概要

昭和56年(1981年)、生涯学習機関として、広く社会人等に大学教育の機会を提供するという趣旨で放送大学学園法(昭和56年法律第80号、以下、旧法)が制定された。同法に準じて、大学運営を目的とした政府出資法人となる「放送大学学園」が設立された。1983年、この特殊法人の放送大学学園(以下、旧法人)が設置した大学が放送大学である。

現行も放送大学学園法(平成14年法律第156号)に基づき、放送大学学園が運営している。当該大学において放送等による授業を行うとともに全国各地の学習者の身近な場所において面接による授業等を行うことを目的としている(放送大学学園法第3条)。

関東広域圏の授業実施予定地域を放送対象地域とする超短波放送(FM放送)とテレビジョン放送特定地上基幹放送事業者および日本全国を放送対象地域とする超短波放送(衛星ラジオ放送)とテレビジョン放送の衛星基幹放送事業者でもある。

遠隔教育、生涯教育の公開大学として国際的にわかりやすい大学名とするため、2007年10月1日より大学名の英称を、The Open University of Japan(旧称The University of the Air。違いは「放送の」から「公開の」に語義が変わったこと)と改めた。英称の変更前から用いられていたドメイン (u-air.ac.jp) については、2010年4月に新ドメイン(ouj.ac.jp)に変更された。また、この機に学内情報システムの刷新が行なわれ、以前より行なわれていたインターネットからの履修登録に加えて、通信添削指導もWeb上でも行なわれるようになった。

2002年には「特殊法人等整理合理化計画」に伴い、放送大学の設置者である放送大学学園を「特別な学校法人」とするため、旧法を改正した放送大学学園法(平成14年法律第156号、以下、新法)が施行された。新法第3条の規定により、現在の放送大学は、特別な学校法人である放送大学学園(以下、新法人)が設置する学校となっている。なお、文部科学省のホームページでは国立大学の項に記載されていたこともあり、表記の上では国立と同等の扱いをされることが多い。文部科学省には放送大学担当の係長職がある。

放送大学学園法と法人格

旧放送大学学園は、放送大学学園法を根拠法とし政府が全額出資する(資本金1億円)特殊法人であった。大学設立時は、特殊法人(政府出資法人)であることから、文部省高等教育局及び郵政省放送行政局の所管であったが、2001年に小泉内閣の郵政民営化の影響から郵政省廃止など中央省庁再編を経て、2002年に放送大学学園法が改正され、放送大学学園は放送大学学園法第3条に規定する「特別な学校法人」になった。放送大学学園は、文部科学省並びに総務省の共管である(総務省の前身の一つである、旧郵政省放送法及び電波法を管轄していた為)。

一般的な学校法人と異なり、放送大学学園に対しては経常費の半額を超える補助金を交付することが可能となっており、国からの期待を背景にして2012年度予算では、国からの財政支出は約80億9800万円(財政支出比率は56%)に上る。同年度の、国立大学法人の財政支出における運営費交付金(国からの財政支出)の割合は、41%程度なので、これを15%も上回ることになる。

法人の名称は法律によって定められており(放送大学学園法第3条・放送大学学園寄付行為第1条)、一般の私立学校と異なり「学校法人」を冠しない(「学校法人放送大学学園」ではない)。

放送大学の定義

放送大学学園が設置する大学を「放送大学」といい(放送大学学園法第2条)、放送大学学園は放送大学に関する業務(大学の設置・運営、教育放送等、附帯業務)を行う(放送大学学園法第4条)。なお、教育研究は放送大学学園が設置する「放送大学」において行われ、放送は放送大学学園が開設している放送局において行われている。

学園を所管する文部科学省も「私立大学」ではなく「国立大学」として扱っていた。2002年に「新放送大学学園法」が公布され、放送大学学園が(国立大学法人独立行政法人とは異なった)特別な学校法人になったことに伴い、放送大学は私立大学となった。ただし、国立大学時代からの名残で、全国に所在する学習センターの多くが国立大学の敷地内に入居していること、教職員の約9割を文部科学省、総務省、財務省、国立大学からの出向者が占めること、事務職員の採用に「文部科学省文教団体職員採用試験」、「国立大学法人等職員採用試験」を通じて行っていることなどの歴史的経緯から国立大学に準じており、一般的な私立大学とはその性格を異にしている。一方で、教職員が加入する社会保険は私学共済となっている。

基礎データ

放送大学は通信制の大学であり、教育放送授業面接授業・オンライン授業(2015年より開始)の3形態の授業によって行われる。放送授業によって卒業に必要な大半の単位を修得できることが特徴である。卒業するためには、124単位を修得することが必要であり、このうち94単位は放送授業で、20単位は面接授業及びオンラインで(2016年より)、残りの10単位は放送授業・面接授業・オンライン授業のいずれでもよいことになった。なお、放送授業で用いるテキスト(印刷教材)は、一般財団法人放送大学教育振興会を通じて、学生以外でも入手できる。

特色

放送大学は、英語名(The Open University of Japan)から読み取れる様に、誰にでも開かれた大学(公開大学)である。その為、教養学部については入学試験がなく、入学は容易であるが、卒業については、放送大学の卒業生の質を保証させる為、入学後に厳格なチェック体制が敷かれている。2016年からは更なる改革を行い、より学習効果が高まるような授業となった。

1985年度から学部生の受け入れを開始して以来、平成25年度第2学期現在、136万2258人が学生として学び、平成26年度3月末現在、7万9186人の教養学部卒業生、4177人の大学院修士課程修了生を輩出している。

平成22年度3月現在、在学期間(最長10年)内における、教養学部卒業率(全科履修生の卒業率)は、30〜40%程度である。同年の、在学期間(最長5年)内における、大学院修士課程修了率(修士全科生の修了率)は、80%程度である。

平成26年度第2学期現在、8万3892人の教養学部生(全科・選科・科目履修生及び、特別聴講学生)、5606人の大学院修士課程生(修士全科・修士選科・修士科目生及び、特別聴講学生)、12人の大学院博士後期課程生(博士全科生)が在籍している。

平成28年度現在、放送大学単位互換協定締結大学数は、日本国内の全大学・短期大学数のおよそ32%に相当する、358校である。特に国立大学との単位互換協定が多く、日本国内の全国立大学数のおよそ71%に相当する、61校と締結している。

大学本部は千葉県千葉市美浜区に所在し、放送授業番組は本部の専用スタジオにて収録されている。

放送大学の特徴として、通信制大学でありながら、学習施設として、全国に学習センターを50ヶ所、学習センターの分室的な役割を担うサテライトスペースを7ヶ所設置していることがあげられる。学生は、いずれかの学習センター、またはサテライトスペースに所属する。

学習センター、サテライトスペースは、面接授業等のスクーリング、単位認定試験、放送授業の再視聴などを行う学習施設である。放送大学の学生は全国すべての学習センター、サテライトスペース、千葉本部の附属図書館を利用できる。また、学習センター、サテライトスペースでは学習相談、卒業研究指導を受けられるほか、図書室の利用、学生証・在学証明書など各種証明書の発行もできる。さらに、学習センター、サテライトスペースを拠点とする学生のサークル活動も通学制の大学と同様に活発に行われており、様々な行事が行われ参加して親睦を深める学生も多い。

象徴

シンボルマーク

※右上から左下に向かって青色の4本のリボンのようなラインが流れるデザイン。

学歌

那珂太郎作詞、柴田南雄作曲による「放送大学学歌」のほか、小椋佳作詞作曲のイメージソング「と・も・た・ち」「人間の贅沢、ひとつ」がつくられている。

マスコットキャラクター

2008年に、こうの史代のデザインによる伝書鳩をモチーフとしたマスコットキャラクターが制定され、名称は公募により「まなぴー」となった。


広告について

実質的に国の管理下にあり、NHKと同様に国営放送と捉えられることもある(「放送大学学園#概要」にあるように、旧法人は政府による全額出資であったため、事実上の国営放送となっていた)。

現在は政府の資本がなくなったことから、NHKと同じく公共放送に分類される。このため営利目的の広告をしておらず(放送法第90条第1項)、商業広告による収入を得ていない。運営資金は学生から納入される学費と、文部科学省などから大学に支給される補助金その他の収入によって賄っている。

営利目的ではない広告は番組の前後に流される。例として、地上デジタル放送普及促進やNHK・民放を含むBSデジタル21社共同キャンペーンによるCM(デジタル放送推進協会)がある。

キー局の支援

大学の設立当初には、NHKやテレビ朝日から番組制作や技術支援を受けていた。NHKは古くから教育テレビ(Eテレ)を運営しており、ノウハウを持っていたことが理由。テレビ朝日は学校放送に特化した『日本教育テレビ』(後のNETテレビ)として開局し、現在に至るまで民間放送教育協会の幹事社として教育・教養関連の番組を制作している実績があるためである。

詳細は「民間放送教育協会#概要」および「テレビ朝日#略歴」を参照
学校放送#民間放送」も参照

授業の収録は東京・六本木のテレビ朝日六本木センターと、赤坂(溜池日本自転車会館)の日本短波放送(ラジオたんぱ、現・日経ラジオ社(ラジオNIKKEI))のスタジオにて行われた。ラジオたんぱのスタジオが選ばれたのは、日本教育テレビの開局にあたり同社が日本経済新聞グループの一員として関わった縁と、学園を所管する文部省、そしてテレビ朝日に最も近いという2つの理由があった。

六本木ヒルズ#前史」および「赤坂 (東京都港区)#溜池町」も参照

技術支援をNHKより受けていた繋がりから、放送大学学園の教職員にNHK出身者が在籍する(理事など)。現在は放送大学本部に収録スタジオを保有していることからNHK、テレビ朝日との関係はなくなったもののNHKの子会社で教育テレビの番組制作を手掛けるNHKエデュケーショナルが番組制作協力にあたっている。

NHKエデュケーショナル#主な制作番組」も参照

沿革

放送大学学園#沿革」も参照
  • 1972年(昭和47年)2月7日 - 文部省(現在の文部科学省)からの委託により、NHKUHFテレビ実験局にて実験放送を開始。
  • 1981年(昭和56年)7月1日 - 特殊法人として放送大学学園設立。
  • 1982年(昭和57年)
    • 6月 - 東京タワーに実験局を設置し、UHF 16chと同一周波数の電波を発射して電波圏等を調査(〜11月)。
    • 12月17日 - 郵政省、テレビジョン放送用及び超短波放送用周波数割当計画を修正し、放送大学学園に対し放送用の周波数を割当。
  • 1983年(昭和58年)
    • 1月10日
      • 放送大学学園、東京テレビジョン放送局及び東京超短波放送局の放送局免許を申請。
      • 日本電波塔(株)が、東京タワーの施設利用について承諾。
    • 1月17日 - 文部大臣、放送大学の設置を認可。
    • 2月4日 - 郵政省、放送大学学園に東京テレビジョン放送局及び東京超短波放送局の予備免許を交付。
      • テレビジョン放送(アナログ):呼出符号 JOUD-TV、呼出名称 ほうそうだいがくがくえんとうきょうテレビジョン、基準周波数 491MHz(UHF 16ch)
      • 超短波(FM)放送:呼出符号 JOUD-FM、呼出名称 ほうそうだいがくがくえんエフエム、周波数 77.1MHz、空中線電力 10kW
    • 12月27日 - 放送大学学園、前橋テレビジョン放送局及び前橋超短波放送局(両者とも中継局)の放送局免許を申請。
  • 1984年(昭和59年)
    • 3月9日 - 郵政省、放送大学学園に前橋テレビジョン放送局及び前橋超短波放送局の予備免許を交付。
    • 10月2日 - 放送大学学園、東京テレビジョン放送局及び東京超短波放送局の工事落成届を郵政省に提出。
    • 10月15日 - 郵政省、放送大学学園に東京テレビジョン放送局及び東京超短波放送局を免許。
    • 10月 - 試験電波を東京タワー本局からUHF16チャンネルで発射、10月下旬からモノスコパターンとカラーバー+音楽による試験放送を開始。
    • 11月1日 - 東京局、ガイダンス番組放送を開始。
    • 12月14日 - 放送大学学園、前橋テレビジョン放送局及び前橋超短波放送局の工事落成届を郵政省に提出。
    • 12月19日 - 郵政省、放送大学学園に前橋テレビジョン放送局及び前橋超短波放送局を免許。
  • 1985年(昭和60年)
    • 1月1日 - 前橋中継局、UHF40チャンネルにてガイダンス番組放送を開始。
    • 4月1日 - 学生受け入れ、授業開始。午前10時より第1号番組『大学の窓』を放送開始。
  • 1989年(平成元年) - 幕張地区の高層ビル林立のため、本部放送センターから東京タワーへ向けたSTL設備中継タワーを本部付近に増設。
  • 1998年(平成10年)1月21日 - パーフェクTV!(後のスカパー!プレミアムサービス(標準画質))を利用した全国放送を開始。205ch「PerfecTV!」にて、放送開始記念番組『CS放送開始記念番組〜今、開かれる放送大学』を全国に向けて放送。最初の番組は『放送大学新時代』(ナレーション:神谷明)。この時からモノスコパターンの中央円形に「放送大学TV」と表記を改訂。
  • 2006年(平成18年)12月1日 - 地上デジタル放送開始。
  • 2007年(平成18年)3月1日 - 地上デジタル放送のマルチ編成開始。
  • 2011年(平成23年)
    • 6月30日 - 放送法の改正施行により、地上放送業務(テレビ・ラジオ)は特定地上基幹放送業務に、スカパー!でのCS委託放送業務は衛星一般放送業務に、認定のみ受けている特別衛星委託放送業務(BS)は衛星基幹放送業務にそれぞれ移行。
    • 7月21日 - 2011年度第1学期授業期間が終了するこの日の放送分である、翌22日 1:15をもって関東広域圏で行なわれていた地上アナログテレビ放送の通常番組を終了。但し、番組送出そのものは22日(1:15以降)・23日24日(正午まで)も継続。
    • 7月24日 - 正午に地上アナログテレビ放送を終了(最後に放送された1分間のスポットは地上アナログテレビ放送の試験放送開始の様子を振り返りながらアナログテレビ放送終了の告知と10月に開始するBSデジタル放送の告知を行なった。放送を継続する地上デジタル放送、スカパー!もそのまま告知を放送)。24時をもって、予定どおり地上アナログテレビ放送を完全停波。
    • 9月24日 - BSデジタル放送による試験電波発射(24日、25日は12:00〜15:00まで。26日は13:00〜18:00まで。テレビでは1時間おきに1chのハイビジョン放送と3chのマルチ編成放送の試験を交互に行なう。テレビ・ラジオとも音声はテストトーンが入る)。
    • 9月27日 - BSデジタル放送による事前放送(試験放送)を開始(同日12:45の『大学の窓』から開始)。
    • 10月1日 - BSデジタル放送を開始。
  • 2012年(平成24年)
    • 3月31日 - スカパー!(当時)での放送を終了。
    • 4月2日 - 正午からradikoを利用したIPサイマルラジオ配信を開始。
  • 2018年(平成30年)
    • 3月末 - 一部旧技術仕様のケーブルテレビ局における再放送終了予定。
    • 9月末 - 関東地方の一部を放送対象地域とする地上デジタル放送およびFM放送での放送を終了し、BSデジタル放送に一本化する予定。

教育および研究

学部

2009年度から、従来の教養学部3コース6専攻を、教養学部教養学科5コースに改組した。なお、2008年度以前入学の学生も新コースに移行できる。旧産業と技術専攻の学生は新社会と産業コースと新人間と文化コースを選択して移行できる。 2013年から情報系が独立し情報コースが開設され6コースに改組。

  • 教養学部
    • 教養学科
      • 生活と福祉コース(旧 生活と福祉専攻)
      • 心理と教育コース(旧 発達と教育専攻)
      • 社会と産業コース(旧 社会と経済専攻、旧 産業と技術専攻)
      • 人間と文化コース(旧 人間の探究専攻、旧 産業と技術の情報系の一部)
      • 情報コース
      • 自然と環境コース(旧 自然の理解専攻)

大学院

大学院は、文化科学研究科の文化科学専攻の中に修士課程は7つ、博士後期課程は5つのプログラムが設けられている。

  • 文化科学研究科
    • 文化科学専攻(修士課程)
      • 生活健康科学プログラム
      • 人間発達科学プログラム
      • 臨床心理学プログラム
      • 社会経営科学プログラム
      • 人文学プログラム
      • 情報学プログラム(2013年度から設置された)
      • 自然環境科学プログラム
    • 文化科学専攻(博士後期課程)
      • 生活健康科学プログラム
      • 人間科学プログラム
      • 社会経営科学プログラム
      • 人文学プログラム
      • 自然科学プログラム

附属図書館

1990年6月に放送大学本部に附属図書館が併設された(千葉学習センターと共に同じ構内にある)。附属図書館は約26万冊の蔵書のほか、放送大学の教科書に相当する印刷教材、再視聴用のテープ・ディスクなどを備えている。利用条件を満たせば一般人も利用可能である。放送大学の学生は、各学習センターやサテライトスペースの図書室を介して、附属図書館所蔵資料の貸出しを受けることができる。大学院修士全科生・学部全科履修生は、自宅への図書配送も有料で行っている。附属図書館に必要な資料や書籍がない場合、所定の利用条件のもとで国立国会図書館および他大学図書館への利用申込書を発行している。

各学習センター及びサテライトスペースに小規模な図書室を置いている。

学習のシステム

放送大学は、4月と10月を学習開始月とする年2学期制の教育課程を編成している。そのため、入学・卒業時期が年2回ある(修士全科生は4月入学の1回のみ)。授業科目の登録は学期ごと事前に行う。各授業科目(放送授業)は、毎学期、週1回45分の放送が15週間にわたって放送され、完結する。

入学・卒業式

入学式

放送大学の入学式(「入学者の集い」と呼ばれている)は毎年4月と10月に各学習センター・サテライトスペースにて挙行される。

卒業式・学位記授与式

卒業式・学位記授与式は毎年3月に挙行される。創立以降、東京ベイNKホール幕張メッセを式典会場に使用してきたが、2007年3月からNHKホールを使用している。式には文部科学大臣総務大臣が出席し祝辞を述べることが慣例となっている。全国各地の学習センター・サテライトスペースでの卒業式・学位記授与式は3月(または4月初旬)と9月(または10月初旬)の年2回挙行される。卒業生・修了生は大学本部主催の式典と各学習センター・サテライトスペース主催の式典に出席することができる。また、卒業生・修了生の家族も列席できる。学位記授与式の模様は特別番組や大学の窓で放送される。

学生種別

学部(教養学部)については、いずれかのコースに所属し卒業(学士(教養)の学位取得)を目指す「全科履修生」(修業年限4年)と、自由に授業科目を履修する「選科履修生」(在学期間1年)・「科目履修生」(在学期間6ヶ月)の学生種別がある。全科履修生として入学する際、それ以前に選科履修生・科目履修生として修得した単位の全てを全科履修生の卒業要件単位に含めることができる。 「全科履修生」の在学最長年限は10年である。この期間内に卒業できない場合には退学となるが、希望により再入学することは可能である。なお、再入学した場合、それまでの修業年数と修得した単位は引き継がれる。このほか、放送大学と単位互換協定を結んだ他大学の学生が単位修得のために放送大学に在籍する「特別聴講学生」という学生種別もある。

大学院(文化科学研究科)の修士課程については、いずれかのプログラムに所属し修了(修士(学術)の学位取得)を目指す「修士全科生」(修業年限2年)と、自由に授業科目を履修する「修士選科生」(在学期間1年)・「修士科目生」(在学期間6ヶ月)の学生種別がある。修士全科生として入学する際、過去に修士選科生・修士科目生として修得した単位があれば、修得した単位の全てを修士全科生の修了要件となる単位に含めることができる。

大学院(文化科学研究科)の博士後期課程については、いずれかのプログラムに所属し修了(博士(学術)の学位取得)を目指す「博士全科生」(修業年限3年)のみであり、修士課程と異なり「博士選科生」や「博士科目生」の学生種別は存在しない。

入学資格

学部における全科履修生は高等学校中等教育学校高等課程専門学校の卒業者、高等専門学校の第3学年修了者、あるいは高等学校卒業程度認定試験(旧・大検を含む)の合格者など、いわゆる「大学入学資格」が原則として必要であるが、選科履修生と科目履修生については、入学年度の学年の初めに15歳以上であれば学歴は問わない。

一般的な大学入学資格(学歴、認定試験合格など)を有していない者も、選科履修生や科目履修生として入学し所定の単位(16単位)を修得し、かつ年齢が18歳に達することによって、全科履修生に入学することが可能となり、卒業を目指すことができる。但しこの入学資格は放送大学のみに限定され、また所定の単位を揃えたからといって一般的な大学入学資格や学歴は得られない。

大学院における修士選科生、修士科目生は、入学年度の学年の初めに18歳以上であれば学歴は問わない。修士全科生には入学者選考(入学試験)がある。入学試験の内容は、1次選考は書類選考、2次選考は筆記試験と面接試問である。原則として22歳以上で放送大学または他の大学(短期大学を除く)を卒業していることが出願条件だが、放送大学による出願資格事前審査を受けることにより、大学(短期大学を除く)を卒業していなくても入学者選考の対象となる場合がある。

大学院における博士全科生には入学者選考(入学試験)がある。原則として修士号の若しくは専門職学位に相当する学位の授与受けた者(見込み含む)が対象だが、この条件に合致しない者でも放送大学による出願事前審査を受けることにより、入学者選考の対象となる場合があるのは修士課程と同様である。

単位修得方法

放送授業(通常1科目2単位)については、配付されたテキスト(印刷教材)による学習と、テレビ・ラジオによる放送授業の視聴による学習を行って、学期末の単位認定試験に臨む。 各学習センターで放送授業教材(DVD、CD)を再視聴できる。

放送授業の講義の概ね半分が終了した時点で、通信指導(レポート)が課される。 期限日までに、これを回答・提出し、合格すると単位認定試験を受験できる。 後日、結果が郵送される。

学期末試験は通信ではなく、学生は各学習センター等に出向いて実際に試験を受ける。 単位認定試験に合格すると単位が与えられる。

面接授業(1科目1単位、スクーリング)は、学生が各学習センターまたはサテライトスペースに出向いて受講する。 1科目の授業時間は85分の講義8回分。 通常、1科目あたり2〜3日間で行われることが多い。

2016年より面接授業及びオンライン授業で20単位を修得するというシステムに変更となった

面接授業は教員から直接教室内で講義を受け、各面接授業の合格基準に達すると単位を修得できる。 合格基準は、出席回数・試験・レポートなどの総合評価。

このような学習方法で、単位を取る。 「全科履修生」を履修した場合は、 基礎科目、共通科目、総合科目、所属コース内外の専門科目の124単位以上。 そのうち外国語科目6単位、 所属コース科目を30単位以上、 総合科目を4単位以上含めコース科目を60単位以上、 放送授業を94単位以上、面接授業を20単位以上、など組み合わせの規定がある。

選択制の卒業研究(卒業論文)を履修し合格した場合は、 卒業に必要な単位の一部に充てることができる。 所属コースの専門科目6単位(面接授業3単位と放送授業3単位)として認定される。

上記の卒業要件を満たすと、大学卒業「学士(教養)」の学位が授与される。

学部・大学院ともに履修科目申請は毎学期ごと事前に行う。 受講料は1単位あたり学部で5,500円、大学院課程で11,000円。 印刷教材の費用は授業料に含まれている。 印刷教材は取り扱いのある一般書店、書店通販サイトでも購入可能 (「教育および研究」の節参照)。 なお、印刷教材の送付が不要な場合は授業料の「割引制度」がある。

大学院の学習方法は放送授業のほかに、修士全科生の場合、専攻内の7プログラムのいずれかに所属し、指導教員による研究指導(修士論文・特定課題研究(リサーチペーパー))を受ける。 研究指導は直接指導のほか、電話・FAX・テレビ電話・電子メール・郵便などにより行われる。

大学院修士課程の必要単位を修得し、修士論文または特定課題研究の審査、 および口答試験に合格すると、大学院修了「修士(学術)」の学位が授与される。

必要単位は、研究指導を含め30単位以上、臨床心理プログラムは34単位以上。 臨床心理プログラムのみ、学外施設での演習・実習が行われる。

大学院博士後期課程の必要単位を修得し、博士論文の審査および口頭試問に合格すると、大学院修了「博士(学術)」の学位が授与される。

必要単位は、特定研究科目を含め18単位以上である。

放送授業は、原則として4年間または6年間で閉講される。そのため、各科目には開設年度が記載されている(例「身近な気象学('10)」)。

科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)

放送大学では学んだ分野の成果について大学として評価を与える科目群認証制度があり、一定の科目を履修し単位を取得した者に、修得した科目群についての認証状を授与する制度がある。この制度は2006年度から開始したもので、2012年度現在で以下の24プランが用意されている。

当該制度は放送大学独自の制度であるが、2007年に改正された学校教育法に新たに規定された履修証明制度が創設されたため、2008年以降、放送大学の科目群履修認証制度も学校教育法上の履修証明制度に対応したものとなっている。

心理学基礎プラン、臨床心理学基礎プラン、宇宙・地球科学プラン、環境科学プラン、社会数学プラン、生命科学プラン、エネルギー・環境研究プラン、異文化コミュニケーションプラン、アジア研究プラン、日本の文化・社会探究プラン、芸術系博物館プラン、歴史系博物館プラン、自然系博物館プラン、社会探究プラン、市民活動支援プラン、次世代育成支援プラン、コミュニティ学習支援プラン、社会生活企画プラン、健康福祉指導プラン、福祉コーディネータプラン、食と健康アドバイザープラン、実践経営学プラン、ものづくりMOTプラン、工学基礎プラン

学外での受講

放送大学」も参照

関東地区では地上デジタル放送とFMラジオ放送で視聴・聴取できる。その他の地域でも、BSデジタル放送ケーブルテレビを通じて日本全国で視聴することができる。

ラジオ番組については、2012年4月2日からIPサイマルラジオのradikoでも聴くことができるようになった(同日にはラジオNIKKEIもサービスを開始した)。

このほか、全国各地にある学習センターで視聴することもできる。学習センターには、放送授業のDVDCDなどがあり、借用して自宅で視聴することもできる。一部の地域では図書館や生涯学習センターなどに放送教材を貸し出している場合もある。また、ラジオ番組を中心にインターネットでも配信されている(再生にはWindows Media Playerが必要)。

番組について

テレビで放送される授業とラジオで放送される授業は、それぞれ異なる科目(放送番組)群であり、卒業を目指すならば両方が視聴できることが事実上前提となる。

放送授業は早朝から深夜まで放送されている。通常授業番組のほか、集中放送授業、特別講義、科目選択ガイド、大学・大学院案内、「大学の窓」(15分間の放送大学情報番組)を放送している。授業と授業の間約1分間は風景などの映像が流れ、お知らせの字幕が出ることも多い。

大学の窓と一部の授業科目はハイビジョン制作である。ラジオはFM放送の場合、遠隔地での受信が可能なようにモノラルで放送されているが、大学の窓だけステレオ放送されている。一方、BSデジタル放送のラジオ放送はすべての時間帯でステレオ放送されている。また、ベイエフエムなどで期間を限定して広報番組が放送されることがある。

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出典:wikipedia
2018/04/20 03:08

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