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政党とは?

この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。適切な位置に脚注を追加して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2019年3月)
政党政治

政治的スペクトル

政党制

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Portal:政治学

政党(せいとう)とは、共通の政治目的を持つ者によって組織される団体である。

概説

政治において政策や主張に共通点のある者同士が集まって、意見の集約と統一された政策の形成を図り、政策の実現に向けての活動として、政権を担当もしくは目標とし、議会の運営の基本単位になるなどを行う組織または団体のことを指す。政党の結成を結党解散解党といい、政党を構成している自然人を党員、その最高役職を党首、党員ではない支援者を党友と呼ぶ。政党には目指すべき目標があり、それを綱領と呼ぶ。

多くの近代国家では各種の政治レベル(連邦国家国家連合国家地方自治体など)での法律上の要件(政党要件)を満たした場合は、法的にも政党としての資格や保護を受けられる。逆に複数政党制を採用していない場合、政府が特定の政党を禁止するなどにより、非合法状態の政党も存在する。

政党の数や権力との関係による分析には、一党独裁制複数政党制などがある。また政権に参加している政党を与党、参加していない政党を野党と呼ぶ。これは上述の各種の政治レベルで存在するため、国政上の与党が地方議会での与党とは限らない。

機能

政党は社会に発生する紛争を政治問題として提示することが必要となる。ガブリエル・アーモンドはこの機能を利益表出機能と呼んだ。また、社会内部の様々な利益を集約し、政治へと反映させる機能がある。政党が政策という形で市民に対し利益の集約したものを提示し、政府に対してそれを提示して実行させるよう努める。これを利益集約機能と呼ぶ。また、政党が集約したわかりやすい政策や争点を市民に提示することで、市民の政治への理解・参加を促進させる機能も持つ。

政治指導者の補充・選出機能も重要である。政策の似通ったものから候補を選抜して選挙に出馬させ、当選すれば党内にて経験を積ませながら育成し、より高度な集団を率いることのできるようなリーダーを育成していく。そして政党の力を利用してそのリーダーを元首などの国家指導者に就任させる。この際政党は政府内部で内閣や大統領府を自らのメンバーを主体として組織し、政策決定機関を組織化することも行う。そして選挙によって勝利した政党は与党として政権を担当し、敗北した政党は野党として与党の政策の不備な点を批判し、監視・修正させる機能を持つ。この与党・野党は民主主義国家であれば選挙結果によって当然入れ替わりを生じるため、政党には政権担当能力・政権批判能力のどちらも保持していることが求められる。

政党制

詳細は「政党制」を参照

政党はその国によって、様々なシステム(政党制)が存在する。政党制は、まずは政党の数によって一党制複数政党制の二種類に分けられるのが通例である。一党制の国は政党の選択システムがないため政権交代が原理的に不可能であり、実質的には独裁制と同義である。名目上複数政党制となっている国においても、例えば中華人民共和国1989年以前の東ヨーロッパのいくつかの国のように政権交代が原理上不可能であり、覇権政党と衛星政党しか存在しない、いわゆるヘゲモニー政党制の国家も存在し、こうした国は当然民主国家とはみなされない。実質的な多党制の敷かれている国においては、主に政党数や政党間の関係によっていくつかの種類に分けられる。モーリス・デュヴェルジェの分類においては二大政党制多党制の2つに分類されていたが、のちにジョヴァンニ・サルトーリによってさらに細分化され、一党優位政党制、二大政党制、穏健な多党制分極的多党制、原子化政党制の5つに分けられるようになった。また、このほかにもいくつかの政党制分類法が存在する。

また、政党はその政治主張やイデオロギーによってもいくつかに区分される。共産主義社会主義社会民主主義民主社会主義自由主義キリスト教民主主義保守主義などである。こうした政党はイデオロギーごとにそれぞれ国際組織を持っており、社会主義、社会民主主義、民主社会主義政党の所属する社会主義インターナショナルや、自由主義政党の所属する自由主義インターナショナル、保守主義政党の所属する国際民主同盟などが存在する。綱領に対して厳格な政党はイデオロギー政党と呼ばれることがある。

各国国内において、政党は政治的スペクトルによって分類される。いわゆる左翼右翼であり、共産主義や社会主義が左派、保守主義やファシズムが右派とされる。左派を革新、右派を保守と呼ぶこともある。なお、両派において極端に過激な主張をするものは、それぞれ極左極右と呼ばれる。また、両極に偏らない中間的な主張をする政党は中道と呼ばれ、その立ち位置によって中道左派中道右派とも呼ばれる。イデオロギーによって成立する政党の他、ある特定の集団の利益を代表するために組織された政党も存在する。一部地域に拠点を置き、その地域の利益を代弁するための地域政党や、特定の教団を支持母体とする宗教政党などがその一例である。さらに、各党の党内にはそれぞれ派閥が存在する。他にも一つの主張のみを争点とし、他の政治問題・争点を主張しない単一論点政党などが存在する。

歴史

近代

身分制議会の時代には議会の権限が弱く、また議員は出身母体の意思を正確に代理しなければならなかったため、政党は存在しなかった。しかし議会の権限が拡大して国家の意思決定機関となり、また議員への委任が緩和されて代表委任制が確立し、議員が議会内で自由な投票行動が取れるようになったこと、そして議会内で多数決原理が確立したことから議会内における政治集団の重要性が増大し、政党が成立した。

議員である有力者が議会運営のために作った名望家政党(幹部政党)が初期の政党である。普通選挙の採用にともない増加した選挙民との結合が困難になると、議会外に多くの党員を持つ大衆政党が出現した。新しい大衆政党の挑戦を受けて、以前の名望家政党も党員層を広げた。保守主義自由主義の政党が名望家政党の形態をとることが多く、社会民主主義共産主義の政党が大衆政党の形態をとることが多かった。次いで、ある一定の階級やグループに基盤を置くのではなく、社会全体のあらゆるグループから支持を集める政党が出現した。このタイプの政党は包括政党と呼ばれ、党員は薄く広く広がっているものの、議員が主導権を握っているのが特徴である。

各国の政党の流れについては「政党の歴史」を参照

現代

マスメディアの発達によって著名な政治家・党の意見が直接選挙民に届くようになったため、党組織の役割は低下し、大衆政党もふるわなくなった。人々の関心が国政の長たる首相・大統領とそれら公職への候補個人に集中することで、政党の力はさらに低下したとする観測などがある。

だが、政党衰退に導くような現象が社会に浸透して数十年が経過した現在でも、理論的には起きるはずの選挙結果の流動化が起こっていない。先進民主主義国の多数の政党制は大きな変化なしに推移している。このことを、社会基盤を失った政党が、ただ選挙市場で既得権をもった独占者として生き延びているとして説明するのが、カルテル政党政党編成崩壊である。

法制化

世論の政党に対する態度は、政党に対する反感、政党の容認、政党の法制化へと移り変わった。政党は本来私的結社でありなんら法的な根拠のあるものではなかったが、機能が有効なものと認められたため、徐々に政党は重視されるようになった。

政党の法制化への重要な一歩は、20世紀初めに比例代表制の導入で踏み出された。この制度は、政党の存在を立候補の前提としている。

ついで20世紀後半に、政治資金の規制や助成の制度が、政党の内部運営にまで踏み込む法制化をもたらした。法制化には、政党活動の奨励と政党に対する国家干渉の両面がある。制度の先鞭をつけたドイツで、この状態は政党国家モデルとして研究された。政党による国家支配は(例えば国民の意思より政党の意思が優越するというような意味で)単純に実現しているわけではない。しかし、法制化の恩恵を既成政党に限ることで、新興政党の挑戦を国家の力で妨げる側面はある。

日本

日本国憲法結社の自由では、大日本帝国憲法での法律の留保が撤廃され、政党を含む団体の結成・加入・脱退・解散は自由となった。

政治資金規正法では以下の政治団体が規程されている。届出先は都道府県の選挙管理委員会を通した総務大臣。ただし、一つの都道府県区域でのみ活動する場合は都道府県の選挙管理委員会。

国会議員関係政治団体(以下の1.~3.)は、収支報告に関する特例が設けられている。

  1. 国会議員、候補者が代表者である政治団体(1号団体)
  2. 寄附金控除制度の適用を受ける政治団体のうち、特定の国会議員、候補者を推薦または支持を目的とする政治団体(2号団体)
  3. 政党の支部で、国会議員、候補者が代表者であるもの(みなし1号団体)

脚注

  1. ^ 「名誉の政治学-バークの政党論を手がかりに」苅谷千尋(政策科学14(1)立命館大学)[1][2][3]によると18世紀のイギリス下院議員エドマンド・バークは、政党について名誉や徳目による結合であり、私利私欲に基づく人間集団(徒党)ではないとしている。
  2. ^ 水戸克典 加藤秀治郎岩渕美克(編) 『政治社会学』 一藝社 2013年 第5版 ISBN 9784863590502 pp.68-71.
  3. ^ 「第三版 政治学入門」p63-64 加藤秀治郎 芦書房 2011年4月15日第3版第1刷
  4. ^ 「第三版 政治学入門」p59-60 加藤秀治郎 芦書房 2011年4月15日第3版第1刷
  5. ^ 「現代政治学 第3版」p141 加茂利男・大西仁・石田徹・伊東恭彦著 有斐閣 2007年9月30日第3版第1刷
  6. ^ 「政治学の第一歩」p88 砂原庸介・稗田健志・多湖淳著 有斐閣 2015年10月15日初版第1刷
  7. ^ 厳密には政党名簿比例代表のみが政党の存在を前提としている。同じく比例代表制に類別される制度でも単記移譲式投票(STV)は必ずしも政党の存在を前提としない。このため、STVを採用しているアイルランドの下院選挙においては、一定数の無所属議員が選出されている。
  8. ^ 政治団体とは 総務省
  9. ^ 政党助成制度 総務省
  10. ^ 選挙・政治資金 総務省

文献情報

関連項目

アジア政党(関連カテゴリ:Category:各国の政党)
東アジア

東南アジア

南アジア

中央アジア

西アジア

北アジア

海外領土等
  • アクロティリおよびデケリア
  • イギリス領インド洋地域
  • クリスマス島
  • ココス諸島

各列内は五十音順。 ヨーロッパにも分類され得る。 一部はアフリカに含まれる。

ヨーロッパ政党(関連カテゴリ:各国の政党)
西ヨーロッパ

東ヨーロッパ

中央ヨーロッパ

南ヨーロッパ

北ヨーロッパ

バルト三国

【その他】
  • 沿ドニエストル共和国
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自治領等
  • アクロティリおよびデケリア
  • アゾレス諸島
  • オーランド諸島
  • ガーンジー
  • ジブラルタル
  • ジャージー
  • スヴァールバル諸島
  • フェロー諸島
  • マン島
  • ヤンマイエン島

各列内は五十音順。
バチカンは国際連合非加盟。
「その他」は国家の承認を得る国が少ない、または無い国であり、国際連合非加盟。国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧独立主張のある地域一覧も参照。



アフリカ政党(関連カテゴリ:Category:各国の政党)
北アフリカ

西アフリカ

東アフリカ

中部アフリカ

南部アフリカ

【その他】

海外領土等
  • セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャ
    • セントヘレナ
    • アセンション島
    • トリスタンダクーニャ
  • イギリス領インド洋地域
  • カナリア諸島
  • セウタ
  • メリリャ
  • マヨット
  • レユニオン
  • マデイラ諸島

各列内は五十音順。
「その他」は国家として承認する国が少ない、または無いものであり、国際連合には非加盟。国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧独立主張のある地域一覧も参照。



アメリカ州政党(関連カテゴリ:Category:各国の政党)
北アメリカ
出典:wikipedia
2020/06/02 16:54

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