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新千歳空港とは?

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(2016年7月)
新千歳空港
New Chitose Airport

国内線ターミナル(上)
国際線ターミナル(下)

IATA: CTS - ICAO: RJCC
【概要】

【国・地域】
日本
【所在地】
北海道千歳市
【母都市】
札幌市
【種類】
商業
【所有者】
国土交通省
【運営者】
北海道エアポート
【運用時間】
24時間
【開港】
1988年7月20日
ターミナル数 2
【敷地面積】
726 ha
【標高】
21.3 m
座標
北緯42度46分30秒 東経141度41分32秒 / 北緯42.77500度 東経141.69222度 / 42.77500; 141.69222座標: 北緯42度46分30秒 東経141度41分32秒 / 北緯42.77500度 東経141.69222度 / 42.77500; 141.69222
【公式サイト】
新千歳空港
【地図】

CTS
北海道の地図を表示
CTS
日本の地図を表示
新千歳空港の位置
【滑走路】

方向
ILS
【長さ×幅 (m)】
【表面】

01L/19R I/IIIb 3,000×60 舗装
01R/19L I/I 3,000×60 舗装

【統計(2016年度)】

【旅客数】
21,545,032
【貨物取扱量】
204,693
【発着回数】
72,676
【リスト】

空港の一覧
上:新千歳空港
下:千歳美々ワールド(公立千歳科学技術大学など)

新千歳空港(しんちとせくうこう、: New Chitose Airport)は、北海道千歳市苫小牧市にまたがって所在している国際空港。2020年6月1日に運営が北海道エアポートに移管(民営化)された。国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港として空港法に基づく区分では第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)に区分されている。通称としては「新千歳」または「千歳」。札幌市内にあるわけではないが、航空便の行先として「札幌」の名称が使用されることもある。

概要

北海道の経済・文化の中心地・札幌市の南東約40kmに位置する国内線の基幹空港。空港法に基づいて国土交通大臣が設置・管理する国管理空港で、国際線や国内線の拠点空港に区分される。空港の利用者数は国内で5番目に多い。また、旅客数では羽田-新千歳線が世界一位になったこともある。北海道では最大の空港で、鉄道や高速道路もよく整備されているため、実質的に北海道の空の玄関口となっている。

滑走路は2本あり、いずれも長さは3000mで、南北方向にクロースパラレルに配置されている。滑走路西側には国内線の旅客ターミナルビルがあり、JR千歳線が地下に乗り入れている。その西側に、千歳基地に面して国際線の旅客ターミナルビルがあり、2つのターミナルビルは商業施設などが入る連絡施設で結ばれている。滑走路北側には国内貨物ターミナルが、その西側には国際貨物ターミナルが位置する。旅客ターミナルビルと連絡施設、国内貨物ターミナルは、北海道などが出資する第三セクター北海道空港株式会社が所有・運営していたが、2017年7月1日に、100%子会社の新千歳空港ターミナルビルディング株式会社に承継された。空港整備特別会計の空港別の財務状況で、数少ない黒字の空港である。

西側には航空自衛隊千歳基地が隣接し、誘導路で接続している。千歳基地は、空港法上の共用空港「千歳飛行場」に位置づけられており、両空港の航空管制は航空自衛隊が一体的に運用している。

オープンスポットが国内線ターミナルビルの南側、国際線ターミナルビル北側と国内貨物ターミナルに設けられており、特に冬季は夜間駐機にも使用されている。

2008年7月の北海道洞爺湖サミットの開催に伴い、先進各国の要人用の貴賓室や専用駐機場を新設するなどの工事が行われた。各国のVIP機専用の乗降スポット、貴賓室が新設され、駐機場(6機分)や構内駐車場(500台分)が増設されたほか、各国代表団が構内から直接車で移動できるよう、構内道路の補修などを行った。一部施設はサミット終了後に撤去されたが、駐機場などは、2012年現在も夜間駐機などに使用されている。

2020年からの北海道エアポートによる道内7空港民営化に際しては中核となる「グローバルゲートウェイ」型空港に位置づけられ他の6空港の遠隔管理を担うオペレーションセンターを置き、内際両用の第3ターミナルとホテルの建設、情報提供を担う交通・観光センターの設置、ビジネスジェット施設新設、北海道全域の魅力発信を担う「北海道ショーケース」をコンセプトとしたターミナル改装等が計画されている。

日本初の24時間運用

1988年、道は新長期総合計画にて国際航空貨物の拠点を目指して「国際エアカーゴ基地構想」を掲げ、1991年から24時間運用体制の実現に向けて地元と協議を開始した。その結果1994年4月に、深夜時間帯(22時 - 翌朝7時)を、1日につき貨物便6便を限度に運用することで合意。日本の空港で初となる24時間運用は同年6月24日から始まり、30日早朝に1番機が到着した。1998年7月には、深夜発着枠6便の中に旅客便を含める弾力的な運用に変更された。2010年12月時点では、深夜発着枠は国内旅客便(4便)、国内貨物便(2便。運休日あり)によってほぼすべて使用された。

2013年12月には、道が地元に、深夜発着枠の30便拡大を提案。協議の結果、30便のうち24便は22時から0時と6時から7時の発着、6便は従来通り0時から6時の発着とすること、住宅の防音対策を行うこと、道の駅ウトナイ湖で地域振興策を行うなどの内容で、2015年2月に苫小牧市側 、同年8月には千歳市側の住民と合意。同年10月から運用が開始された。

利用状況

2016年度は下記の通りで、着陸回数は日本の空港で第6位、旅客数は第5位で、北海道の空の玄関口となっている。

【】
【航空機着陸回数】
【航空旅客数】
航空貨物取扱量
国際線 7,635回 | 272万726人 | 1万515トン
国内線 6万5,041回 | 1882万4,306人 | 19万4,178トン
合計 7万2,676回 | 2154万5,032人 | 20万4,693トン

千歳飛行場と新千歳空港の関係

1975年の千歳空港 画像右下に新千歳空港が建設された
1975年撮影の16枚を合成作成
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
新千歳空港は千歳飛行場の南東に位置する

千歳飛行場(旧:千歳空港)と新千歳空港は、隣接はしているものの、法的には別の飛行場である。しかし、航空自衛隊千歳基地でもある千歳飛行場は現在も共用飛行場となっており、新千歳空港とは誘導路でつながっていて航空機の行き来が可能であり、管制も一括して航空自衛隊が行っている。日本国政府専用機2機の格納庫、および運用を行う航空自衛隊航空支援集団特別航空輸送隊が置かれている。政府専用機が訓練等で新千歳空港の滑走路を使用することや、冬期の除雪作業などで新千歳空港の滑走路運用が難しい時、アクシデント発生時などには、千歳飛行場で民間航空機離着陸が行われることもある。

千歳飛行場側には、滑走路は平行に2,700mと3,000mの2本がある。後者は900mの過走帯があり、実質4,000m級である。新千歳と併せて4本の滑走路があり、これらはほぼ並行している。2本ずつ同じ方向に隣接した滑走路は、パイロットからも混同される場合がある。大事には至っていないものの、空港北側からアプローチする場合を中心に、千歳飛行場との滑走路の誤認が、2006年までの3年間に11件発生しており、その対策が課題となっている。

旧千歳空港ターミナルビル建物は1995年3月にオープンした輸入促進商業施設「千歳ワールドマーケット・プレイスNEWS」として再利用されたが、1998年3月に経営悪化のため閉鎖された。その後立地していた場所は空き地となったが、海上保安庁庁舎の隣に日本航空ハンガー、政府専用機のエプロンより南側に、千歳飛行場時代からあるスポット国土交通省管理のまま残されており、現在も民間機の駐機(通常は夜間駐機用が主体)に使用されている。これらにより、北方圏、アジア・太平洋地域とより利便性の高い輸送体制を確立した。管制業務は千歳飛行場と新千歳空港の両空港で一体運用され、航空自衛隊千歳管制隊が、両飛行場の間にある管制塔およびレーダールームで、航空管制業務を行っている。

1990年代、冬季に新千歳空港で凍結があった際、千歳飛行場の滑走路を使用して離陸したこともある。

2017年8月、訪日外国人増加に対応するため、千歳基地の東側滑走路の民間利用について検討が行われることとなった。特に中国や韓国などアジア圏の観光客が増加しており、アジア圏の格安航空会社 (LCC) の新千歳空港発着便の増便に備えるため、2018年度以降に千歳基地の民間利用が可能かどうか調査する。千歳基地の民間利用が実現した場合、新千歳空港は千歳基地の滑走路1本を含めた滑走路3本を実質的に使用することとなる。

ほとんどの内外航空会社のシステムでは空港コードにCTSを使用しているが、唯一日本航空のみ札幌の都市コードであるSPKを当空港用に使用している。

歴史

2011年10月の新千歳空港と千歳基地の空中写真。
2011年10月9日撮影の6枚と同月14日撮影の24枚の合計30枚を合成作成
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

前身の千歳空港は軍民共用空港であり、1951年の民間航空再開後、自衛隊機と民間機が共用で使用してきた。しかし、1978年に千歳空港と東京国際空港(羽田空港)間の旅客数が世界最多となるなど旅客数・貨物量が増加。大阪名古屋福岡など全国の大都市や、道内各地を結ぶ路線が就航するなど、北海道のハブ空港として機能するようになった。一方で、ソ連機の領空侵犯に対する自衛隊機のスクランブル出動は年間200回にも及び、その間、民間機は地上や周辺空域で待機を余儀なくされ、長い場合は30分にもわたることがあった。そのため、航空機の安全確保と航空需要の拡大に対応するため、新たに新千歳空港が建設されることとなり、1975年(昭和50年)11月20日に着工。1988年(昭和63年)7月20日に、民間専用の空港として開港した。

前史

千歳飛行場/空港時代

新千歳空港時代

2010Happy Mail