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日本相撲協会とは?

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公益財団法人日本相撲協会
Japan Sumo Association

両国国技館
【団体種類】
公益財団法人
【設立】
2014年1月30日
【所在地】
東京都墨田区横網一丁目3番28号
法人番号
4010605000084
【起源】
東京大角力協会
【主要人物】
理事長 保志信芳(八角信芳)
事業部長 中山浩一 (尾車浩一)
総合企画部長 青木康(芝田山康)
【活動地域】
日本
【活動内容】
日本国内における相撲興行
【活動手段】
本場所巡業興行
収入
114億6,040万3,612円(経常収益・2015年12月期)
【基本財産】
95億7,236万476円(2015年12月31日現在)
【子団体】
相撲博物館
ウェブサイト
http://www.sumo.or.jp/

公益財団法人日本相撲協会(にほんすもうきょうかい、英語: Japan Sumo Association)は、大相撲興行の幕内最高優勝者に対して「摂政宮賜杯」(のちの天皇賜杯)を授与するために1925年財団法人として設立され、2014年公益財団法人に移行した相撲興行団体である。公益法人としての法人格の取得及び維持のため、相撲競技の指導・普及、相撲に関する伝統文化の普及を定款上の目的としている。

概要

日本相撲協会は、公益法人でありながら、営利的かつ職業的な相撲興行を全国規模で開催している唯一の法人である。公益財団法人に移行する前は、文部科学省スポーツ・青少年局競技スポーツ課所管特例財団法人であった。通称「相撲協会」。日本国外のメディアでは「Japan Sumo Association」およびその略称のJSAが使われる。

定款第3条(目的)には、「この法人は、太古より五穀豊穣を祈り執り行われた神事(祭事)を起源とし、我が国固有の国技である相撲道の伝統と秩序を維持し継承発展させるために、本場所及び巡業の開催、これを担う人材の育成、相撲道の指導・普及、相撲記録の保存及び活用、国際親善を行うと共に、これらに必要な施設を維持、管理運営し、もって相撲文化の振興と国民の心身の向上に寄与することを目的とする。」との定めがあり、この建前に基づき、青少年・学生への相撲の指導奨励、相撲教習所の維持運営、国技館の維持運営、相撲博物館の維持運営などをしているものの、主な事業は、本場所巡業興行である。構成員は、年寄力士行司呼出床山若者頭および世話人などである。

公益法人としての適格性については、公益事業として相撲の指導普及を図るため指導普及部を設置し、指導普及部一般会員の進級試験も行っているものの、「興行に拘りすぎて、財団法人としての責任義務を果たしていないのではないか」という意見が多数ある。また、公益法人制度改革に関する有識者会議においても、法人の公益性の存在について疑義が提示された。

2020年3月6日の理事会で、内閣府公益認定等委員会から組織ガバナンスの是正を求める命令を受ける状況から、協会は加盟継続が適切でないと独自に判断し、日本プロスポーツ協会からの脱退を決定。

不祥事

近年では数々の不祥事が明るみに出て、公益法人としての責任・あり方が問われている。

2007年には「週刊現代」による八百長疑惑報道、時津風部屋力士暴行死事件、横綱朝青龍明徳の無断帰国・巡業休場問題が相次いで発生し世間の注目を集めた(朝青龍は2010年に別の不祥事の責任を取り引退。また八百長疑惑については「週刊現代」の出版元である講談社を相手取り、力士・年寄により損害賠償を求める複数の民事訴訟が提起され、2011年2月現在すべて勝訴している)。

2008年8月には、現役力士の大麻所持が発覚。協会の再発防止検討委員会が実施した抜き打ち薬物検査で陽性反応が出て、当時の北の湖敏満理事長が辞職した。

2010年5月には大関琴光喜啓司野球賭博関与に端を発し、少なからぬ力士が常習的に野球賭博を行っていたことが明るみに出た。さらに同年6月には現役の親方が暴力団幹部に本場所を維持員席(いわゆる「砂かぶり席」)で観戦させていたことが発覚した。

2011年にはそれまで協会が否定しつづけてきた八百長疑惑で、警察によって八百長に関与したとされる力士の携帯電話のメールの存在が明らかとなり、一部力士が関与を認めたとされ、これを受けて相撲協会は史上初めてとなる「不祥事による本場所開催の中止」を決定した。

2017年から2018年にかけては、秋巡業中に横綱・日馬富士公平による幕内・貴ノ岩義司への酒席での暴行(日馬富士は引責により引退。後に貴ノ岩も付き人に暴行を行い引責により引退)など部屋内外での暴力行為の続出、立行司によるセクシャルハラスメント行為の発覚、十両大砂嵐金崇郎による無免許運転行為(大砂嵐は引退勧告を受け引退)など、協会内における不祥事が相次いで続出。さらに2018年春巡業での大相撲舞鶴場所では多々見良三舞鶴市長が土俵上での挨拶中に倒れ、救命処置のため土俵に上がった女性たちに対し「女性の方は土俵から降りてください」と行司により複数回アナウンスがなされるなど、巡業における救命体制や「女人禁制」との問題点が日本国内はもとより海外にも記事が配信され、国際的に批判を浴びている。

2019年12月、佐賀市で行われた大相撲の冬巡業の際、インフルエンザと診断された貴源治賢が取組を行い、インフルエンザと診断された力士をそのまま巡業に参加させたことについて批判が上がった。

詳細は「時津風部屋力士暴行死事件」、「大相撲力士大麻問題」、「大相撲野球賭博問題」、および「大相撲八百長問題」を参照

相次ぐ暴力行為と暴力行為禁止規定の施行

詳細は「日馬富士公平#傷害事件・引退」および「貴ノ岩義司#付き人への暴行と引退」を参照

2017年に起きた横綱・日馬富士による幕内・貴ノ岩に対する傷害事件を皮切りに、力士による付き人など後輩力士への暴力行為の発覚が相次ぎ、協会は2018年10月25日に「指導名目その他、いかなる目的の、いかなる暴力も許さない」などとする7条にわたる「暴力決別宣言」を発表したが、それから間もない11月に、日馬富士の一件では被害者であった貴ノ岩が巡業中に付き人への暴力行為を行ったことが発覚する。一連の暴力行為発覚に対して、協会は同年12月19日の臨時理事会で21条にわたる「暴力行為禁止規定」を定め、同日付で施行した。暴力行為が発覚した場合、協会員に対する処分内容としては、

  1. .横綱の場合は、「横綱は最高位で、社会的責任も大きい(鏡山危機管理部長)」として「引退勧告」以上の厳重な懲戒処分を行う。
  2. .関取の場合は、出場停止1場所が一応の基準とし、事案の内容、程度、情状、その関取の番付などを考慮することにより、適切な懲戒処分を行う。
  3. .幕下以下の場合は、事案の内容、程度、情状、番付などにより、出場停止のほか譴責、または懲戒に至らない注意処分なども選択し得ると考える。その力士が未成年者かどうかなど、年齢も重要な要件となる。
  4. .未成年力士については、師匠の指導に付する処分を設ける。
  5. .親方衆(による暴力行為)については、「現役力士以上に厳しく対処する(八角理事長)」としている。

また、暴力再発防止のためのコンプライアンス委員会を新設し、以下の人物が就任した。

同時に鏡山危機管理部長に加え、各一門の親方衆から出来山(元関脇・出羽の花出羽海一門)、西岩(元関脇・若の里二所ノ関一門)、勝ノ浦(元幕内・起利錦時津風一門)、東関(元幕内・潮丸高砂一門)、大島(元関脇・魁輝伊勢ヶ濱一門)を委員に任命し、暴力問題などの通報、相談窓口とした。

なお、暴力行為禁止規定新設後の2019年1月に発覚した鳴戸部屋の三段目力士による弟弟子への暴行事案では、同年2月8日にコンプライアンス委員会による答申が規定施行後初めて出され、当該力士には三段目ではあるが行為が悪質だったとして、「引退勧告相当」の意見を答申している(当該力士は臨時理事会の議決前に引退届を提出し、受理された)。

暴力問題は相撲協会の財政に爪痕を残しており、2018年度の決済で暴力問題再発防止検討委員会が協会員らに行った調査費用に約2億円かかったことなどが明らかになっている。この出費の結果として2017年度より黒字額が約3億4400万円減少した。

沿革

母体は東京に本拠を置いた「東京大角力協会」であり、その起源は江戸時代に遡る。下記以外の歴史については、『大相撲の歴史』を参照。

役員

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この節の加筆が望まれています。

公益財団法人となったため、役員の規定が大きく変わった。

評議員

【氏 名】
【肩 書】
備 考
外 部 | 池坊保子 | 元文部科学副大臣 | 評議員会議長
海老沢勝二 | 元日本放送協会会長
第11代横綱審議委員会委員長
元日本相撲協会外部理事 | 
瀧野欣彌 | 元内閣官房副長官 | 
木村惠司 | 元三菱地所会長 | 
力士出身者 | 森田武雄 | 元関脇・藤ノ川武雄
元日本相撲協会内部理事 | 
石田佳員 | 元関脇・鷲羽山佳和
元日本相撲協会内部理事 | 
小塚一 | 元前頭2枚目・朝乃翔嚆矢 | 

理事・副理事

理事は、年寄から選ばれる理事候補と、外部から選ばれる理事候補から、評議員会によって任命される。定員は10名から15名の間。年寄からの理事候補は、全年寄による単記無記名の投票によって選出される。(以前の財団法人時代には、現役力士代表と立行司にも選挙権があったが、公益財団法人移行にともない、力士と行司の選挙権はなくなった)

理事会は互選で理事長(代表理事)を選出する。年寄からの理事で、理事長以外の理事が業務執行理事となる。

また、副理事は年寄による選挙により、年寄の中から副理事候補が選出され、理事会で任命される。

監事

監事は外部有識者2名から3名が、評議員会で任命される。

現在の役員

2020年3月25日現在

【役職】
【氏名】
【肩書(内部理事は年寄名と現役時代の四股名)】
備考
理事長 | 保志信芳 | 八角信芳(第61代横綱・北勝海信芳) | 高砂一門

事 | 事業部長 | 中山浩一 | 尾車浩一(大関・琴風豪規) | 二所ノ関一門
全国維持員会会長
博物館運営委員
指導普及部長 | 黒谷昇 | 鏡山昇司(関脇・多賀竜昇司) | 時津風一門
生活指導部長
コンプライアンス部長
危機管理部長
博物館運営委員
地方場所部長(福岡) | 小林秀昭 | 境川豪章(小結両国梶之助) | 出羽海一門
巡業部長 | 綛田清隆 | 春日野清隆(関脇・栃乃和歌清隆) | 出羽海一門
監察委員長
警備本部長
地方場所部長(名古屋) | 小岩井昭和 | 出羽海昭和(2・小城乃花昭和) | 出羽海一門
広報部長 | 青木康 | 芝田山康(第62代横綱・大乃国康) | 二所ノ関一門
総合企画部長
博物館運営委員
地方場所部長(大阪) | 蓬田光吉 | 高島大造(関脇・高望山大造) | 伊勢ヶ濱一門
審判部長 | 杉野森正也 | 伊勢ヶ濱正也(第63代横綱・旭富士正也) | 伊勢ヶ濱一門
新弟子検査担当
教習所長 | 坂爪忠明 | 花籠忠明(関脇・太寿山忠明) | 二所ノ関一門
審判部長(編成担当)
新弟子検査担当
(外部理事) | 山口壽一 | 読売新聞東京本社代表取締役社長 | 
今井環 | 元日本放送協会理事 | 
高野利雄 | 元名古屋高等検察庁検事長 | 
監 事 | 岡部観栄 | 元高野山高等学校校長
高野山真言宗興山寺住職 | 
梶木壽 | 元広島高等検察庁検事長 | 
福井良次 | 元総務省総務審議官 | 

2020年3月25日現在、出羽海一門が理事を3名出している一方、時津風一門、高砂一門の理事はそれぞれ1名だけである。現役時代の最高位が「大関」以上の理事は4人で、「前頭」の理事が1人いることも特徴として挙げられる。

理事長

歴代理事長

【代数】
【名前】
【一門】
【在職期間】
【最高位】
【現役名】
備考
初代 | 廣瀬正徳 |  | 1920年1月-1938年9月 |  |  | 陸軍主計中将
2代 | 藤島秀光→出羽海秀光 | 出羽海 | 1944年3月-1957年5月 | 第31代横綱 | 常ノ花寛市 | 自殺未遂により任期途中で退任。
3代 | 時津風定次 | 時津風 | 1957年5月-1968年12月 | 第35代横綱 | 双葉山定次 | 公選初代理事長。任期途中で死去。
4代 | 武蔵川喜偉 | 出羽海 | 1968年12月-1974年1月 | 前頭筆頭 | 出羽ノ花國市 | 
5代 | 春日野清隆 | 出羽海 | 1974年2月-1988年1月 | 第44代横綱 | 栃錦清隆 | 二子山が理事長代理
6代 | 二子山勝治 | 二所ノ関 | 1988年2月-1992年1月 | 第45代横綱 | 若乃花幹士 | 
7代 | 出羽海智敬→境川尚 | 出羽海 | 1992年2月-1998年1月 | 第50代横綱 | 佐田の山晋松 | 
8代 | 時津風勝男 | 時津風 | 1998年2月-2002年1月 | 大関 | 豊山勝男 | 
9代 | 北の湖敏満 | 出羽海 | 2002年2月-2008年9月 | 第55代横綱 | 北の湖敏満 | 任期途中で大相撲力士大麻問題の責任を取り辞任
10代 | 武蔵川晃偉 | 出羽海 | 2008年9月-2010年8月 | 第57代横綱 | 三重ノ海剛司 | 任期途中で大相撲野球賭博事件の責任を取り辞任
代行 | 村山弘義 |  | 2010年7月4日-8月5日 |  |  | 東京高等検察庁検事長を2000年に退官
11代 | 放駒輝門 | 二所ノ関 | 2010年8月-2012年1月 | 大関 | 魁傑將晃 | 
12代 | 北の湖敏満 | 出羽海 | 2012年2月-2015年11月20日 | 第55代横綱 | 北の湖敏満 | 任期途中で死去。
代行 | 八角信芳 | 高砂 | 2015年11月21日-12月17日 | 第61代横綱 | 北勝海信芳 | 事業部長による代行。後に正式に理事長に選出された。
13代 | 八角信芳 | 高砂 | 2015年12月18日- | 第61代横綱 | 北勝海信芳 | 

理事長辞任


協会組織

それぞれの長は理事が務め、その指示のもと各年寄が職務に当たる。2以上の部署を兼任する年寄も多い。

職階は従前と同じく、委員、主任、年寄で、理事、副理事でない副部長は役員待遇委員となる。なお、2014年11月より停年退職の年寄が再雇用される際は参与の処遇となって職務を分掌することになった。

財団法人時代の役員

役員総説

理事・監事

寄付行為により、理事定数は10名以上15名以内(うち年寄7名以上10名以内、外部理事5名以内)、監事定数は3名以内。

理事長以外の理事は各部の部長を務める。監事は、理事会及び評議員会に出席できるものの議決権はない。法律では、財団法人の監事は、「理事の業務執行の状況を監査する」機関である。しかし、監事が外部役員となるまでは、理事の部長に対して、監事は副部長として業務執行に従事するなど、法制度を無視する業務執行が行われ、監事の理事の業務執行に対する監査機能が軽視されていた。

諮問機関

諮問機関には、横綱審議委員会、運営審議会の2つがある。2007年には先述の時津風部屋における事件を踏まえて有識者を含む「再発防止検討委員会」を発足させた。委員は、協会からは伊勢ノ海、友綱、秀ノ山、中村、桐山、松ケ根、千賀ノ浦、井筒の8親方、外部からは塔尾武夫(日本相撲連盟副会長)、やくみつる(漫画家好角家としても知られている)、山口弘典(日本プロスポーツ協会前副会長)、山本浩(元NHK解説委員)。

ガバナンスの整備に関する独立委員会

日本相撲協会全般の改革を目的として外部有識者からなる。 議決権の無いオブザーバーとして親方や力士も参加する。 2010年7月10日発足。第1回会合は7月16日に開かれた。 委員会のメンバーは、奥島孝康木暮浩明山本浩岡本浩一中島隆信菅原哲朗新田一郎深沢直之前田雅英渡邉美樹森まゆみ

日本相撲協会自立就職支援相談室の設置

日本相撲協会は、力士引退後の不祥事や、引退間際のトラブル、新弟子入門時の不安解消など、今までの各部屋や師匠任せ

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出典:wikipedia
2020/04/01 04:10

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