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日産・マーチとは?

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マーチ(MARCH)は、日産自動車が製造・販売するハッチバック型のコンパクトカーである。

日産・マーチ

4代目 2013年6月改良型

【販売期間】
1982年
【製造国】
日本
【ボディタイプ】
3/5ドアハッチバック
4ドアセダン(台湾のみ)
2ドアオープンカー
5ドアステーションワゴン
【駆動方式】
FF (初代)
FF / 4WD (2代目)
FF / 4WD(e-4WD)(3代目-)
【別名】
日産・マイクラ(海外向け)

派生車種は派生車種の項目を参照。

 | 画像提供依頼:K12型12SRの画像提供をお願いします。(2014年12月)
 | 画像提供依頼:4代目ボレロ(後期型)の画像提供をお願いします。(2015年5月)

目次

  • 1 概要
  • 2 初代 K10型系(1982年 - 1992年)
    • 2.1 年表
    • 2.2 マーチR
    • 2.3 マーチターボ
    • 2.4 マーチスーパーターボ
  • 3 2代目 K11型系(1992年 - 2002年)
    • 3.1 年表
    • 3.2 備考
  • 4 3代目 K12型系(2002年 - 2010年)
    • 4.1 年表
  • 5 4代目 K13型系(2010年 - )
    • 5.1 年表
  • 6 車名の由来
  • 7 関連項目
  • 8 出典
  • 9 注釈
  • 10 外部リンク

概要

かつて、トヨタ・スターレットと日本のコンパクトカー市場の人気を二分していた。日欧両市場での販売を視野に入れており、欧州などいくつかの地域では「マイクラ」(Micra)名で販売されている。扱いやすいコンパクトなボディに大人4人が快適に移動できるキャビンを持つ、合理的なパッケージングが特長であり、専門家の評価も高い。特に2代目・K11型は、日欧でカー・オブ・ザ・イヤーを同時受賞するなど、高い評価を受けた。また、日本車としては珍しく、フルモデルチェンジのスパンがかなり長いのも特徴の一つである。競合車種のトヨタ・ヴィッツとともにワンメイクレースが行われるなど、手軽なモータースポーツへの登竜門としての一面も持つ。

なお、欧州向けマイクラについては、2016年9月29日 - 30日フランスで開催された「パリモーターショー2016」にて5代目モデル(K14型)が先行発表され、その後市販を開始した。この欧州向け左ハンドル仕様車(マイクラ)をルノーの欧州域内の工場で生産するが、この時点において日本市場向けマーチを含む欧州向け以外のマーチ / マイクラの次期モデルについて公式アナウンスはされていない。

初代 K10型系(1982年 - 1992年)

日産・マーチ(初代)
K10型系
前期型(欧州仕様)
中期型(日本仕様)

【販売期間】
1982年10月 ‐ 1992年1月
【設計統括】
伊藤修令
【デザイン】
イタルデザイン・ジウジアーロ
【ボディタイプ】
3ドア/5ドアハッチバック
【エンジン】
MA10S型 1.0L 直4 SOHC
MA10ET型 1.0L 直4 SOHC
MA09ERT 0.930L 直4 SOHC
MA10E型 0.987L ザウルスJr用インジェクション
MA12型 1.2L 直4
【駆動方式】
FF
変速機
5速MT / 4速MT
3速AT
【全長】
3,785mm
【全幅】
1,560mm
【全高】
1,395mm
ホイールベース
2,300mm
【車両重量】
635kg
【データモデル】
1983年型「3ドアGスペック」
-自動車のスペック表-

1981年10月に開催された第24回東京モーターショーに「NX-018」の名で参考出品。長期に渡るプレキャンペーンが展開され、一般公募により車名が「マーチ」と決定された後、1982年10月に発売された。

イメージキャラクターは近藤真彦が起用され、キャッチコピーは「マッチのマーチ」「スーパーアイドル」(いずれも前期型)。

開発は、当時、東京都杉並区荻窪にあった荻窪事業所にて行われた。初代マーチはその荻窪事業所で開発された新車種として最後に開発されて発売された車種である。開発主管は旧・プリンス自動車出身の伊藤修令が務めた。基本デザインは世界的に著名なデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロが行い、生産に向けて社内でデザイン調整が行われた。

約10年という、日本の量産車としては珍しく極めて長いモデルライフであった。当初から最小限の装備だけを持っていたが、最終型にはパワーウインドウ装着車 (FV) も存在した。

当初搭載されたエンジンは、MA10S 987cc電子キャブレターECC仕様(E-K10)。グレードもE(基本性能に徹し、ビジネスユースに特化したモデル)・L(基本的車種でファミリー若者向実用車)・S(トリップメーターを標準装備し、機能、内装の充実を図ったモデル)・G(最上級モデル)の3ドアハッチバック車4種類だけだったが、後にグレードが充実化され、キャンバストップ車や5ドアハッチバック車、MA10ET 987cc水冷ターボECCSエンジンを搭載した「マーチターボ」、MA09ERT930cc空冷式インタークーラー、ダブル過給機付きECCSエンジンを搭載し、ビスカスLSD標準装備のモータースポーツに対応したマーチR、そのグランドツーリング版のマーチスーパーターボなどの車種も登場した。

主な派生車種は、パイクカーの「Be-1」BK10型、MA10Sエンジン搭載・「パオ」PK10型、MA10Sエンジン搭載・「フィガロ」FK10型、MA10ETエンジン搭載や、レーシングフォーミュラーカーの「ザウルスジュニア」NSJ-91型、MA10Eエンジン搭載などが挙げられる。パイクカーの人気は高く、特にBe-1は中古車市場にリセールしたほうが本体購入価格より倍近い値段がつくということで「財テクカー」と呼ばれた。

年表

1978年初頭
日産自動車、リッターカーの開発に着手。
不明年
リッターカー開発プロジェクト「KX計画」を日産自動車の石原俊社長(当時)直轄化の元でスタート。
1981年10月30日 - 11月10日
第24回東京モーターショー(東京都中央区晴海)でFF1000CC乗用車、「NX.018」参考出品。
1981年10月29日 - 1982年1月15日
車名の募集キャンペーンを実施、全国からの応募数は、565万通に及んだ。
1982年10月22日
午前11時に東京都中央区銀座にある日産自動車本社にて、K10型マーチの新車発表記者会見が行われた。この模様は日本テレビ放送網が制作した特別番組「1000CCの名前決定!」で全国にテレビ中継された。
1982年10月
K10型マーチ発売。
1983年4月
3ドアハッチバック「G-COLLET」仕様車追加(4MT/3AT車)。
1983年7月
日産50周年記念限定車、50スペシャルII を限定2000台で販売。特別装備として、フロントグリルに50周年記念エンブレム、50周年記念専用デザインキー、ドアミラー(電動リモコン式)、ブロンズガラスシールド、専用ボディカラー、アクセント・ピンストライプ、155SR12サイズのラジアルタイヤなどを採用。
1983年9月
5ドアハッチバック新設定、「FT」・「FC」仕様追加(4MT車にはFT・FC、5MT車にはFT、3AT車にはFT・FCが用意された)、3ドアハッチバック車「G-1」仕様新設定(標準装備としてタコメーターのほか後部がチルト、なおかつ脱着可能な2ウエイ式ガラスサンルーフを設定。※5MT車)。
1984年
日産伝統の入門レースカテゴリー、K10型マーチでのワンメークレース「マーチカップ」開催。
1984年2月
タコメーター、および手動式リモコンドアロック(集中ドアロック)を標準装備した5ドアハッチバック車の最上級車種、「FV」仕様車追加(4MT車/5MT車/3AT車)。
1985年2月
マイナーチェンジ。車体の一部変更。「マーチターボ」MA10ETエンジン搭載車を追加 (5MT/3AT)。コレットの4MT車にスロープストッパーを採用、MT車でも登坂路の坂道発進を容易にする補助装置として、従来のブレーキシステムにプレッシャーホールドバルブを追加設定。MA10Sでは三元触媒に統一。3ドアハッチバック車ではコレット仕様パワーステアリング車を新設定し、S仕様の4MT車・G仕様5MT車・S仕様3AT車が廃止され、5ドアハッチバック車では、FV仕様4MT車・FT仕様5MT車が廃止された。
1986年3月
特別限定車「ターボ・ホワイトセレクト」仕様車発売。
全国限定1500台。特別装備としてボディをホワイトで統一、ブロンズカラーガラスシールド、W・Sマーク入りボディステッカー、W・Sマーク入り3本スポークステアリング、フロントバケットシート、専用フルクロス布地(グレーカラー斜めストライプ)、などを装備。
1986年9月
PUMPS!(パンプス)仕様車の追加。特徴として、メインシート表地の着替え選択が可能。メインシートカラーはシャーベットトーンの7色で、前/後席ワンセット分と着替え用の前席分が標準装備で、しかもセパレートタイプ、別売で追加注文が可能、色の組み合わせは無限大に近く、ファスナー固定の上、洗濯可能である。
シートカラーバリエーションは、ハーバーブルー、クレープイエロー、ポーラブルー、シェルピンク、コスモグリーン、パンプキンイエロー、ピーコックブルーがあった。
1986年
全日本ラリー選手権Aクラスに参戦しドライバーズチャンピオンを獲得。
1987年
WRC、サファリーラリーにてNRS(ニッサンラリーサービス)[1]がマーチターボで参戦。
1987年1月
パイクカー第一弾「Be-1」BK10型、MA10Sエンジン搭載車発売。ただし、キャンバストップは3月発売。
1987年8月
「キャンバストップ」仕様車の追加。G-1仕様車の廃止。全車に、パワーステアリングをメーカーオプションで拡大設定(L仕様5MT車を除く)。車体色に新色を大量に採用、内装はトリム・シート生地の変更(ターボ仕様車を含む)。MA10ETエンジンは、空燃費比最適制御によりEGR装置を廃止。
1987年
全日本ラリー選手権Aクラスに参戦しドライバーズチャンピオンを獲得。
1988年1月
3ドアハッチバック車、i.Z(アイ・ズィー)仕様車発売。
パイクカー第2弾、3ドア2ボックス「パオ」PK10型、MA10Sエンジン4MT/3AT搭載車発売。
1988年4月
特別仕様車「ディノス バージョン」発売。
1988年8月
モータースポーツ活動の対応車種、「マーチR」MA09ERT(930cc)ダブルチャージエンジン搭載、5MT仕様車限定発売。主に国内ラリーで活躍。
1988年
WRC第36回サファリラリーでマーチターボ、JH.ヘイズ/A.Levian組が総合10位A3クラス優勝。
1989年
WRC第2戦、モンテカルロラリーでマーチターボ参戦、ドライバーはP.エクルンド
WRC第4戦、サファリラリーでマーチターボ、L.モーガン/L.マローテ組が女性コンビながら、総合12位、クラス優勝。
WRC第13戦、RACラリーでマーチターボ、P.エクルンド/D.ウィトッグ組で参戦、総合21位、クラス3位。
WRC第6戦、アクロポリスラリー、マーチスーパーターボ、P.エクルンド/B.セデルベルグ組が総合10位、クラス優勝。
MA09ERT搭載のEK10FR型マーチRが全日本ラリー選手権シリーズ優勝(Bクラス1001cc以上1600cc未満クラス)。
WRC第7戦、ラリー・オブ・ニュージーランドでマーチスーパーターボ、P.デビット/W.ジョーンズ組、グループ.N、総合3位、クラス2位獲得。
1989年1月
マイナーチェンジ。5ドアハッチバック車i.Z仕様発売。「スーパーターボ」(E-EK10)5MT/3AT発売。L型5速専用エンジンの廃止。車体の一部変更。コレット・パンプス仕様車にスロープストッパーを標準採用。メーカーオプションとして脱着式ガラスサンルーフの設定をパンプス・コレット・ターボ・スーパーターボに、電動キャンバストップの設定をパンプス・コレット・ターボに、デュアルエキゾーストパイプをRに加え、ターボ・スーパーターボにそれぞれ採用。「L」・「G」・「キャンバストップ」・「FC」仕様車の廃止。
1990年1月
i.Z仕様車・ターボ仕様車一部変更。
1991年
MA10Eエンジン搭載、レーシングフォーミラー車「ザウルスジュニア」登場。ザウルスJrカップ発足。
K10型マーチ、全車種生産終了。
1991年1月
3/5ドアハッチバック車「i.z-f」仕様車発売。
1991年2月
パイクカー第3弾、2ドアオープントップ「フィガロ」FK10型、MA10ETエンジン(987cc)3AT搭載車発売。
1992年1月
フルモデルチェンジで3/5ドアK11型マーチへ移行。
  • 後期型

  • マイクラ(カナダ仕様。対米輸出は無い)

  • 中期型マイクラ(リア)

  • 後期型マイクラバン(1990年欧州仕様)

マーチR

【日産・マーチR】


【販売期間】
1988年8月-1991年12月
乗車定員
2/5人
【エンジン】
直4 930cc SOHC MA09ERT
変速機
5MT
サスペンション
前: ストラット式独立懸架
後: 4リンクコイル式
ホイールベース
2,300mm
【車両重量】
740kg
-自動車のスペック表-

マーチR(マーチアール)は、かつて日産自動車が製造販売していた3ドアハッチバック型の自動車で、モータースポーツ用のベース車両である。

初代マーチの競技車両ベース向けのグレードである。主に全日本ラリー選手権で活躍した。スーパーチャージャーターボチャージャー複合過給機システム、ダブルチャージエンジンシステムを日本初搭載し、車両装備によってタイプ1から3までバリエーションが存在した。専用で超クロスレシオの5速クロスミッションを装備していた。事後交換を前提としている為に、シート(5ドア車と同型)、タイヤ、ホイールは基本車両となったK10型マーチのベースグレードの安価なパーツが装備されている。内装もセミトリムと簡素である。

また、タイプ1から3までは、乗車定員が2人であった。型式はE-EK10。

なお、競技専用車両のため、メーカー保証の内容が異なっており、車両登録は無改造のノーマル車以外、当時の改造申請に基づき車両の持ち込みで手続きを行わなければ登録できなかった。

マーチターボ

【日産・マーチターボ】

【販売期間】
1985年2月-1991年12月
乗車定員
5人
【ボディタイプ】
3ドアハッチバック
【エンジン】
直4 1L SOHC MA10ET
変速機
3AT(ニッサンマチック・フロア)/5MT
サスペンション
前: 独立懸架ストラット式
(ネガティブスクラブサス)
後: スタビライザー付4リンクコイル式
ホイールベース
2,300mm
【車両重量】
710 - 740kg
-自動車のスペック表-

マーチターボとは、かつて日産自動車が製造販売していた、3ドアハッチバック型の自動車である。

1985年2月 K10型のマイナーチェンジで3ドアハッチバック「ターボ」新発売。

1987年8月、一部変更。新形状デザインのステアリングホイールの採用、シートパターン及び表皮材の変更。パワーステアリング装着車の設定。MA10ETエンジン搭載車はパワステ追加に伴い、アイドル回転数補正補助の変更と空燃比の最適制御により、EGR装置を廃止。

ターボのボディはドア下端にターボストライブを採用、またバックドア上端にターボストライプと同デザインのターボロゴステッカーを装着。

1988年1月、マイナーチェンジ。同じ年式のK10マーチの他グレードの燃料供給装置が電子制御キャブレター (ECC) に対して、今まで上級車のみの採用であったマイコン制御による、エンジン集中制御システム(ECCSエックス)の採用、新開発の小型ターボチャージャーにより、最高出力85ps、最大トルク12.0kgm(いずれもネット値)を実現した。

新設計のUターン型ロングインテークホールドや、4連サイアミーズシリンダーブロックの採用により、低回転域のトルク増大を図り、ダッシュ力を高めている。この出力に合わせて、足回りもファインチューニング、タイヤホイールもサイズアップ、マフラーをデュアルエキゾースト化。外装も専用エアロパーツや、フロントバンパー下に専用丸形ハロゲンフォグランプが採用されていた。

また、内装も専用メーターフードの採用により、マーチターボ独特のコクピットを演出していた。向かって左がフェールメーター、右がテンプメーターを配し、独立シェルに覆われ、メインメーターも、タコメーターがアナログ式、スピードメーターがオレンジの液晶デジタル式とした、ハイブリッドメーターを採用、専用デザインのステアリング中央には、エンジンの性能曲線グラフを配している。シートも、ハイバックのバケットタイプを採用、ブラックを基調とし、明るめなオレンジのアクセントと新デザインのTURBOの文字を織り込んでいる。

1991年12月、初代マーチ(K10型)の販売終了、1992年1月、2代目マーチ(K11型)発売。後継モデルにはマーチターボは設定されずそのままモデル終了となった。

マーチスーパーターボ

【日産・マーチスーパーターボ】


【販売期間】
1989年1月-1991年12月
乗車定員
5人
【ボディタイプ】
3ドアハッチバック
【エンジン】
直4 930cc SOHC MA9ERT
変速機
3AT (GAR) /5MT (GFR)
サスペンション
前: 独立懸架ストラット
後: 4リンクコイル
ホイールベース
2,300mm
【車両重量】
770kg
-自動車のスペック表-

日産自動車が生産していた3ドアハッチバック、K10型マーチに設定されていたホットハッチグレードのひとつである。

1988年8月に発売された競技専用車の「マーチR」をベースに、1989年1月に発売開始された一般向けモデル。型式はE-EK10。国際モータースポーツ規約の過給係数(1.7倍)、または国内競技の過給係数(1.4倍)を掛けた際に1,600ccクラス内へ収まるよう、ベースとなった自然吸気モデルのMA10S型エンジン (987cc) に比べて排気量をダウンさせ、930ccとなっている。

「マーチR」と同じMA09ERT型エンジンを搭載し、最高出力110ps/6400rpm、最大トルク13.3Kgm/4800rpmを発生するエンジンは、量産車には珍しくターボチャージャースーパーチャージャーの2種類の過給機を搭載し、日産は「ダブルチャージ」と呼称していた。これにより低回転域ではスーパーチャージャーによる瞬発力を、高回転域では余裕のある最高出力を得ることに成功しているが、一方で両機器を積んだことでフロントヘビーの原因ともなっている。機構が複雑であるため、故障の際に修理費が高くつくなどの理由により、販売面では成功したとは言えなかった。そのため次期モデルには設定されず1代限りで廃止となった。

ビスカスカップリングLSDを標準で搭載するほか、MA10SではECC (EGR) 、電子制御キャブレターによる気化器が採用されていたが、スーパーターボでは全電子化されたEGI (ECCS) 制御のインジェクター仕様であった。また、補機類装着スペースの関係から、パワーステアリングが省略されている。

2代目 K11型系(1992年 - 2002年)

日産・マーチ(2代目)
K11型系
前期型(1992年1月 - 1995年12月)
後期型(1999年11月 - 2002年3月)

【販売期間】
1992年1月 - 2002年3月
【ボディタイプ】
3ドア/5ドアハッチバック
2ドアオープンカー
5ドアステーションワゴン
4ドアノッチバックセダン(台湾製)
【エンジン】
前期
CG10DE型 1.0L 直4 DOHC
CG13DE型 1.3L 直4 DOHC
後期
CG10DE型 1.0L 直4 DOHC
CG13DE型 1.3L 直4 DOHC
CGA3DE型 1.3L 直4 DOHC
【駆動方式】
FF / 4WD
変速機
CVT
4速AT
5速MT
【全長】
3,720mm
【全幅】
1,585mm
【全高】
1,430mm
ホイールベース
2,360mm
【車両重量】
750 - 1,030kg
【データモデル】
1996年型「コレット」
-自動車のスペック表-

1992年1月、初のフルモデルチェンジを受けて2代目に移行する。エクステリアデザインにおいてはそのほとんどを、当時の厚木NTCデザインセンター日本ユニシスと共同開発の真っ最中だった日産初の造形意匠用CADシステムである「STYLO(スタイロ)」を、試用段階ではあったが初めて造形の初期段階から運用して制作されたものである。ボディ形式は初代に引き続き3ドアと5ドアのハッチバック型、後期型にはワゴン型「マーチBOX」やオープンモデルの「カブリオレ」もラインナップされていた。また、台湾オリジナルモデルとして、3ボックス(ノッチバック)型のセダンや国内仕様のボレロやルンバに似たクラシカルモデル「ベリータ」(VERITA)があった。

1998年には派生モデルとして、初代・Z10型キューブが生まれている。

フルCセグメントクラスのセダンの初代・P10型プリメーラフルBセグメントクラスのハッチバック、およびセダンの4代目・N14型パルサーと同じく、日欧両市場を主要マーケットとして、欧州車と比肩しうる性能や快適性、合理的なパッケージングを実現することを目標として開発された。「安かろう悪かろう」とスタイルを強調した「スモールキャビン」が普通であった当時の日本製コンパクトカーの中では異彩を放つ存在であり、日本におけるコンパクトカー市場の革命児とまで称された。

プラットフォーム及びエンジンは新開発され、1.0/1.3LのCG型エンジンを搭載、5速MT/4速ATに加えて、富士重工業(現・SUBARU)から供給を受けたN-CVTを組み合わせていた。CVTの採用は日産では初である。なお、マーチBOXにはニーズを考慮してか5MTは一切設定されず4ATかCVTを選択できた。

日本市場での販売実績は、モデルサイクル全般にわたって堅調なもので、マーチに対抗できる商品力を持つ競合車が1995年トヨタ・スターレット(5代目・EP90/NP90型)や1996年ホンダ・ロゴ1998年ダイハツ・ストーリア/トヨタ・デュエットまで登場しなかったことや、バブル崩壊に伴い、コンパクトカーの経済性が見直されてきたことなどの要因から、登場から4年後の1996年度には142,000台を販売し、記録を更新しライバルが新型となってマーチよりスペックや安全性が向上しそれに加えて主力グレードが安価であったがマーチはヒットし続けた。当時の日産は莫大な有利子負債を抱え、深刻な経営状態となっていたが、その時期を支えた車種の一つである。このモデルから、日産で初めて、全店舗併売された。

その後トヨタ・ヴィッツ、ホンダ・フィットスズキ・スイフトなど、競争力の高いコンパクトカーが他社から続々と登場したこともあり、販売台数は若干落ちたものの、2001年製の最終モデルでも月間5,000台程度の安定した販売実績を残している。生産工場はK10型同様村山工場であったが、閉鎖後は追浜工場に移管された。

1998年に誕生したトールワゴン・初代「キューブ」は、マーチの基本コンポーネンツを流用して開発され、こちらも大ヒットした。また、レトロ風のメッキグリルを持ち、リアオーバーハングを延長し独立したトランクルームを備えたセダン、前後をバンデン・プラ風に仕立てた「コペル・ボニート」、光岡ビュート」、エンジンチューン、機能的なエアロパーツを外装に持つトミーカイラ「m13(初代)」や、無印良品とのコラボレーションモデル「Muji Car 1000」も生まれている。 なお、追加キットだがクラシカルな外観を持つ「ムークプリンセス」などもある。

受賞歴

K11型の評価は日本国内外ともに高く、日本カー・オブ・ザ・イヤー(1992)、RJCカー・オブ・ザ・イヤー(1992)をダブル受賞、欧州でも欧州カー・オブ・ザ・イヤー(1993)を日本車としては初めて獲得する快挙を成し遂げた。これら3賞を同時受賞した日本車は1999年登場のヴィッツ(欧州名・ヤリス)まで登場しない。


年表

1992年1月
初のフルモデルチェンジ。
1992年4月
最廉価グレードの「E」を追加。
1992年8月
英国サンダーランド工場で現地生産を開始。
1993年1月
1.0LエンジンにCVTを組み合わせた「B」追加。
1993年4月
欧州、日本、RJCの各COTY受賞を記念した特別仕様車「V3 AWARD」設定。ボディカラーは黒と赤の2種類のみ。
1993年11月
一部改良により、1.0Lモデルが全車、タイヤとホイールのサイズがそれぞれ12インチから13インチに変更され、トリップメーターが全車に標準装備となる。これに伴い「アウトストラーダ」(5ドア専用グレード)、「i・z セーフティグリップパッケージ仕様車」を追加、および「E」を廃止。なお、アウトストラーダとはイタリアの高速道路の意。
1994年12月
一部改良により、運転席SRSエアバッグを全車標準装備化。
1995年4月
運転補助装置付きモデル「アンシャンテ」がオーテックから発売。
1995年12月
マイナーチェンジ。内外装意匠の一部変更を受ける。
1996年6月
特別仕様車「F」設定。
1996年10月
特別仕様車「D」設定。
1996年11月
特別仕様車「コレット」設定。
1997年5月
マイナーチェンジ。全車にデュアルエアバッグ、ABSを標準化、助手席エアバッグの装着に伴いインパネ形状が変更される。外観の変更点としてグリルがフード一体型に変更された。特別仕様車の「コレット」はカタログモデル化、以後「i・z - f」に代わって主要グレードになる。
1997年8月
電動ソフトトップを持つオープンモデル「マーチカブリオレ」が登場。
1997年10月
丸型ヘッドランプとメッキグリルを持つレトロ調特別仕様車「ボレロ」を設定。
1997年12月
1960年代英国風テイストの「ジューク」追加。赤と黒のツートンカラーが特徴。
1998年4月
英国生産モデルに、プジョー製1.5L TUD5型ディーゼルエンジンを搭載。
1998年11月4日
オーテックジャパンにより丸型ヘッドランプとメッキグリルを備えるレトロ調特別仕様車「ルンバ」を設定。同時にコレットをベースに専用シートクロスやカラードドアハンドル&ライセンスランプカバーなどを装備した「コレットL」を追加。
1999年9月
英国生産モデルが、累計生産100万台を達成。
1999年11月9日
マイナーチェンジ。1.0L CG10DE型の出力向上、1.3LエンジンのCGA3DE型への変更を実施。無段変速機「Hyper CVT」搭載モデルやマーチとしては初の4WD車も設定された。外観の変更点としては、ヘッドランプのレンズがマルチリフレクター化された点と、テールランプ造形が変更された点が挙げられる。また、リアオーバーハングを延長したステーションワゴン風モデル、WK11型「マーチBOX」も登場した。
2000年5月9日
モール類をカラード化した特別仕様車「ホワイトリミテッド」設定。ボディカラーは限定のシルキースノーパールのみが設定された。
2000年10月10日
一部改良、および仕様変更。エンジン改良などを行い「平成12年度排出ガス基準25%低減レベル(G-LEV(☆))」を達成。また、内装を一部変更し、グレード体系も見直し。同時にコレットをベースに、アウトストラーダと同形状のメッシュグリルやフォグランプ一体型フルカラードバンパーなどを装備した「Mia」(ミア)を追加。
2000年12月26日
オーテックジャパンの手による丸型ヘッドランプが特徴の特別仕様車「ポルカ」を設定。同時にコレットをベースに、フロント&リアバンパーモールやサイドガードモールを車体色化した女性向け特別仕様車の「カジュアルリミテッド」を設定。
2001年4月
仕様変更、およびK11型国内登録累計100万台達成記念車「コレット-f」を発売。フロント・リアのバンパーモール、サイドガードモール、アウトサイドドアハンドル、ライセンスランプカバーを車体色化した。これに伴い「マーチBOX」が廃止、および販売終了。
2001年5月
無印良品とのコラボレーショ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2018/02/22 23:42

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