『月曜から夜ふかし』(げつようからよふかし)は、日本テレビ系列で2012年4月9日から月曜日の『プラチナイト』枠で放送されているトークバラエティ番組で、2012年4月の『プラチナイト』枠開設時から放送している唯一の番組である。
タイトルロゴ上の番組名は『Monday Lateshow 月曜から夜ふかし』。
当初は23:58 - 翌0:53に放送されていたが、2013年9月30日から放送時間を1分遅らせ、23:59 - 翌0:54に変更した。
司会を務める村上信五(関ジャニ∞)とマツコ・デラックスが、世間で密かに話題になっていることが書かれた「○○の件」のカードを選定。そのカードの内容のVTRを鑑賞して2人でトークを行う。
番組のコンセプトは「世間で話題となっているさまざまな件に対して、ちょっとだけ首を突っ込んだり突っ込まなかったりする番組」であり、これはオープニングや公式サイトでも紹介されている。また、後述するスペシャルのオープニングでは前半部分が「日本各地に渦巻く様々な問題」に変更されている。
企画・演出は、『世界の果てまでイッテQ!』や『1億3000万人のSHOWチャンネル』なども担当している古立善之が務めており、古立がディレクター時代に担当していた『進め!電波少年』を彷彿とさせるナレーションによるいじりやツッコミ、一部テロップの形式、有名ではない人物を起用しブレイクさせる点など類似点が多く見られる。
当初の企画段階での仮タイトルは「月曜びっくり箱」で、どんな番組構成になるか見当がつかないという状態であったという。
オープニングで流れる楽曲はエンニオ・モリコーネの「スラローム(Slalom)」。元々はイタリアの60年代のスパイ系アクションコメディの主題歌だった。
2018年10月1日放送分は、番組開始以来初となる生放送が行われた。この日キャスターとして『news zero』の初放送を終えたばかりの有働由美子がゲストとして生出演した。
2019年5月20日放送分をもって、前説を担当していた浜ロンが番組を卒業した。
2019年11月からHuluにて当番組を含むジャニーズ事務所所属タレントが出演している日本テレビ制作バラエティー3番組の有料見逃し配信を開始した。
2020年3月16日から年内いっぱいの放送分は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客でセットも組まれず、ソファだけが置かれた(飲み物は箱馬の上に置かれていた)状態で収録が行われた。
番組開始当初から長年の間全編ローカルスポンサーでの放送だったが、2020年4月6日放送分からは、前半に日本テレビの送出でナショナルスポンサーのCMが放送されるようになった。
2021年の元日は、前年まで同じく古立が担当していた『嵐にしやがれ』に代わって、21:00から元日特番を放送した。この回からは観客を入れてセットを組んだ状態での収録に戻っている。
※放送頻度が高いテーマに関して記述する。
各都道府県・自治体が抱える「問題」に関して、その実態や原因を調査する当番組の代表的なコーナー(スペシャルではこの企画がメインとして放送され、稀ではあるが日本国外の話題を調査することもある)。VTR構成の多くは大げさな演出がほとんどである。
視聴者からのメール・ハガキ・封書で情報が提供され、中でも「『三大都市(多くの場合、東京・大阪・名古屋)』に横浜市を加えるか否か」という議論は、福岡市なども巻き込み、何度も放送されている。
マツコが人生の3分の2は怒っている、という番組の一方的な決めつけにより、職業上の無駄に思えることや内容が矛盾する看板などを「マツコが怒っていますよ」と勝手に称して菅谷が取材する企画。
埼玉県に関する、ほとんどの人はどうでもいいと思うようなニュースを伝える企画。キャスターはPART8までは上田まりえ(出演当時日本テレビアナウンサー、現・フリーアナウンサー)、PART9以降は豊田順子(日本テレビアナウンサー)が担当。取材は菅谷。
PART8までは、1つニュースが終わるたび、必ず上田がそのニュースに絡んだ自分の情報や近況をカメラ目線で報告するという流れだった。
村上信五の出身地である大阪府に関するニュースを伝える企画。キャスターや報道スタジオのようなセットは組まれず、ロケ形式で進み、「大阪事件簿」と称される。
埼玉県や大阪府だけでなく他の都道府県のニュースも取り上げようということで開始した。part1は群馬県でキャスターは井森美幸、part2は茨城県でキャスターは鈴木奈々、part3は栃木県でキャスターはガッツ石松だった。
日本全国の注目されないニュースを「NEWS ZERO未満」として放送する。キャスターは登坂淳一が担当。
株主優待に生活の大部分を依存する投資家・桐谷広人に密着するシリーズ。「有効期限内に全ての株主優待券を使い切る」ことをモットーに、自転車で都内各地を走り回り、朝から晩まで時間に迫られ、優待券を消費しながら生きている桐谷の発言・謎の行動の数々が話題となった。
桐谷が自転車で爆走するシーンのBGMは渡辺美里の「My Revolution」、桐谷紹介時などには中孝介の「サンサーラ」が多用される。『情熱大陸』のエンディング曲「Etupirka」がVTR中に使用されることもある。
実演販売で記録的な売り上げを誇る人物であるレジェンド松下が定期的に出演し、製品を薦め、マツコに買わせようとするもの。この変形として、デパートの外商などの企業関係者が自分の商品を持ち込み、マツコに買わせようとするものがある。
「ニッポンの争点」というコーナー名がついており、パクチーを好んで食べるか否か・バスタオルを1回使うと洗うか否か・インドア派かアウトドア派か、といった、日常生活で意見が分かれるであろう事柄について街頭インタビューを行い、どちらが多いのかを調べる。
「人生を現在は新宿区、渋谷区、港区、中央区、文京区の都内5区だけで生活している」と噂されるマツコへ、本来なら生産地でしか食べることができない「とれたて」「出来たて」をスタジオに持ち込んで食してもらう企画。
この件の派生として「マツコに焼きたてを食べさせてあげたい件」があり、第1回では「言われてみれば見たことのないものを調査した件」で登場した「竹とんぼでクレープを焼く」に登場したクレープ店員が作る出来たてクレープが登場した。
渋谷で街頭インタビューし、その人にとって個人的にニュースであることを聞く。
意外に大きな問題を抱えていたり当人がある分野での有名人だったりして予想外におもしろかったことから恒例の企画となり、その後、渋谷以外の各地の都市や川原でも行われるようになった。
昨今、さまざまな企業や団体が川柳を募集しており、番組でも街行く人々に今の気持ちを川柳で表現してもらおう、という趣旨で誕生した。
その中で2014年の夏季に取材を行った神奈川県の由比ヶ浜海岸において、あまりにも低俗な内容とインパクトの強さが話題となった。また兵庫県の須磨海水浴場でも取材を行ったが、由比ヶ浜以上に低俗な内容と下ネタ要素が満載だった。この取材の中で出会った埼玉県在住の「パーティーピーポー」を自称する人々が非常に受け、特に「イルマニア」と名乗る入間市在住の一団は2014年10月のスペシャル版で彼らのパーティーにマツコが潜入するなど、継続取材され、その後も随時VTR出演している。
おもにスペシャルで放送。日本全国の変わった日本語の方言を紹介する企画。山梨県の甲州弁の回では、共通語では男性器と女性器の名前を言っているようにしか聞こえないものが話題となり、以降、繰り返し放送。
和歌山市のある洋服店でのインタビューでは紀州弁の影響で「ざ じ ず ぜ ぞ」が「だ ぢ づ で ど」になってしまう女主人が話題になった。その後も取材を続け、彼女が「ざ じ ず ぜ ぞ」と言えるように少しずつ練習したことなどが放送され、他局の番組でも取り上げられるようになった。その後のスペシャル版にて、スタジオでMC2人と対面した。彼女の愛称は「和歌山のお母さん」が定着している。
主にご当地問題内で調査。「MCの村上が関ジャニ∞内で本当に人気がないのか」との疑問のもと、「関ジャニ∞のメンバーの中で誰が好きか?」というアンケートで各地の村上の人気を測る。
告知のためにゲストが登場(MCの2人は誰がゲストであるかは知らない)。オープニングで紹介されることもなく、唯一二宮和也出演時のみ、オープニングから登場しただけ。その際、村上には内緒でマツコと共に登場し、後から村上が登場した(二宮の登場回は毎回特殊で、2回目は自転車で登場した)。ゲストは二宮を含め、村上との縁からジャニーズ事務所所属のタレントが多い。
番組スタッフが、(勝手に)いろいろな職業の「あるある」を予想し、その職業に就いている人にぶつけるコーナー。担当スタッフの予想の内容のくだらなさと上から目線の相槌、1人か2人に調査しただけで「あるある率」を0か100で決めてしまうという統計の取り方をしており、非常にいい加減かつ不適切な方法を取っていることをVTR終了後、スタッフをスタジオ内に呼び出し、マツコと村上がツッコむのが定番となっている。
マツコが番組内で仲間のオネエ「釜愚痴ホモ恵」「アンジェリカ」らの存在を示唆したことから、視聴者から「彼らについて知りたい」という問い合わせが多く寄せられたため、スタッフが名古屋の2人の元を訪ね、その足で名古屋のオネエを紹介した。その後、2人の案内とともに大阪、札幌のオネエについても紹介したが、マツコがその内容に反発したため、コーナーは事実上終了した。コーナー終了後もホモ恵とアンジェリカは以後も随時VTR出演している。
「日常の道具で想定外の使い方をしてみる」「言葉遊びだけで考えたことを有名人にやらせる」「タクシーでさんまを焼く」「夢のコラボシリーズ」といった、世の中のさまざまな「言われてみれば見たことのないもの」を調査。「乳首に見えるかもしれないシリーズ」など、タレントの青山めぐにエッチなことをさせるのが恒例になっている。
番組に日々寄せられる視聴者からの調査依頼に番組が取材をして答える企画。村上認知度調査や危険な滑り台シリーズもこの件で登場することも多い。
情報が矢のように進化する現代社会で、さまざまな業界の最先端を、優しいジャイアンというニックネームの元スタッフが調査する。
「ノリが長すぎるノリツッコミ」や「危険すぎる滑り台」など、世の中の○○すぎる○○なことを調査する。
「車離れ」や「恋愛離れ」のように、若者が興味がなくなったり関わらなくなったものについて、定期的に街頭インタビューする。
「合いの手が本気すぎるカラオケ喫茶」「店主が謎のキャラ」「マッチョすぎる兄弟が経営する喫茶」など、世の中にある迷店を調査する。
街頭インタビューにて出会った、「フェス」を「フェフ」と言ってしまうほど滑舌の悪い「フェフ姉さん」こと奥野愛央衣(おくの あおい)が、中学時代からの親友・多田さん(おおたさん、本名は多田岬[ただ みさき]。)の付き添いのもと滑舌を治す企画。苦手な言葉を繰り返し発音すれば滑舌は改善されるという研究を参考に、「イチジク」や「樹木希林」、「アスパラガス」といった言葉をトレーニングする。
さらに出演オファー時「滑舌が治ったら何がしたい?」という質問に「アナウンサーとか」と答えたことから、新たなトレーニングを兼ねて「全国フェフニュース」がスタート。日本各地のユニークなフェスを紹介するニュース原稿をフェフ姉さんが読み上げるが、「柿」や「松阪牛」など新たな言いづらい言葉が発覚したり、滑舌以前に漢字や助詞を読み間違えたりとなかなか改善せず、多田さんに突っ込まれ続けている。一方でスポーツのアドリブ実況が得意であったり、実際にリポートとして現地でレースに参加すると好成績を残すなど新たな一面も判明している。
何年も親と疎遠だった多田さんが、番組をきっかけに親と連絡を取り、高校を中退しているため「高卒認定をとってほしい」と言われた事を告白した。また自身もトリマーやペットシッターの専門学校へ入学するために認定の取得を希望している事を明かした。
フェフ姉さんが将来的に英語を習得して海外旅行に行くべくTOEIC220点を取るため始まった英語を勉強する企画。
俳優の石原良純が毎年意味不明な年賀状を送りつけて受け手を困惑させる問題。番組では良純本人をスタジオに招き2013年12月から毎年行われ、年に1回の恒例企画となっており、年賀状を紹介した後に村上とマツコを巻き込み、良純がMCの2人に『オススメしたいもの』と題して良純自身がハマっているモノを紹介するコーナーとなっている。
夜ふかしの準レギュラー(よっちゃん、ザ行が言えないお母さんなど)にビデオカメラを渡し、その人の休日などを撮影するコーナー。
街頭インタビューにて出会った、極度の運動音痴である郡司理加さんがやりたいことをリストアップし、その中から毎回2〜3個ピックアップし実行する。
新型コロナウイルスによりロケがやりにくくなってからレギュラー化した企画。一般人が動画サイトに上げている、ほとんど見られていないおかしな動画を紹介する。番組に別の企画でもたびたび出演する盛岡ゼブラの熱狂的ファン齋藤晃の動画を毎回取り上げており、同企画以外で動画を取り上げた際チャンネル登録者が倍増し再生回数が100以上の動画も増え、月曜から夜ふかしの恩恵を受けている。
改編期等にはゴールデンタイム・プライムタイムで特別番組が放送され、月曜日に放送された場合は、『NEWS ZERO → news zero』を挟んで、レギュラー版の放送がある場合、特別番組の延長部として放送される(当初はさ