このキーワード
友達に教える
URLをコピー

果実とは?

 | 
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2011年5月)

梅の果実

果実(かじつ)

  1. 生物学上:受粉した雌しべ子房が発達した部分と、その付属器官のことである。単に(み)とも言う。
  2. 実用上:果物野菜として利用される。

生物学上の果実

ガマズミの果実。ガマズミは鳥類被食されやすいよう進化した果実であり、小さくて、ついばみやすい実と目立つ色彩をしている

生物学的には、果実とは被子植物の、その中に種子を含む構造のことである。被子植物の種子は子房の中で成熟するから、子房が果実になる部分であり、おおかたすべての被子植物の種子は果実に入っている。果実と聞けば、肉質で食せるものとの印象を与えるのは、そのような果実を形成するが少なからずあってそれがヒトにとって重要な食料であったことによる。このような果実は、植物の繁殖戦略として、動物の食料になる部分を種子の周りに発達させ、食べられることで動物の体内を通じて種子の散布をおこなうという目的のために進化したものであると考えられる。こうした被食用の進化は、被食される対象に応じてそれぞれ進化方向が異なり、それに対応した果実を実らせるようになっている。たとえば鳥類に被食されるために進化したものにおいては樹木の上方に結果し、大きさは小型のものが多い鳥類に合わせ数mm程度であり、視覚に訴えかけるために目立つ色彩をしている。逆に哺乳類は鳥類に対し嗅覚が強いため、香りを強く放つよう進化したものが多い。このほか、目立つ色彩と強い香りを併せ持ち、鳥類・哺乳類双方に捕食されやすいように進化した果実も存在する。人類はこうした果実を食料とするため、畑で果菜を、果樹園果樹とその果実である果物を栽培するが、これも広義においてはこの流れの中に属するといえる。逆にそのような部分を持たない場合、一般には果実と認識されない例も多い。後述の痩果は、往々にして種子と同一視される。

裸子植物は果実を形成しないが、食べられる部分を種子のそばに持つものもある。花床がやわらかく発達して食べられるようになるイヌマキなどの例がある。

動物の側から見ると果実は往々にして糖類に富み、消化のよい食物である。そのため葉や茎を食べる草食動物のような消化の難しさはなく、特殊な適応はさほど必要ない。したがって、果実食と草食はかなり異なるものと考えた方がよい。果実食をメインとする食性を持つ動物は果実食動物(果食動物、Frugivore)と呼ばれるが、完全な果実食でなくとも、雑食動物に分類される動物の多くは果実食を行っており、オランウータンのように雑食のうちでも果実食を基本とするものも存在する。人類も雑食動物であり当然果実を食用とするが、菜食主義者の中でも最も急進的な一派は果実食主義(Fruitarianism、果食主義)を取り、果実と種子以外のすべてのものを摂取しない。これは、食肉は動物を殺すために食用としないとして、乳製品蜂蜜といった動物由来のすべての食品を取らない点においてヴィーガニズムと共通する。しかし果実食主義者は穀物根菜葉野菜といった植物の生存に直結する部分、すなわち「植物を殺す」部分を食することすら拒否し、植物の生存に直結しない果実(果菜および果物)と種子のみを摂取する点において、より急進的である。ただし本来雑食生物である人類において果実・種子のみに食生活を頼ることには無理があり、動物や穀物に多く含まれているいくつかの必須栄養素が必然的に不足することとなる。ちなみに、種子は植物にとってにあたいするため、逆に食用としない菜食主義者もいる。

果実の分類

果実の皮(果皮)が乾燥した状態になるものを乾果(かんか)という。これに対して、果皮が柔らかく汁気の多いものを液果(えきか)あるいは多肉果という。

実用上の果実

実用的には、果実とは、が咲いた後にできる、食用になるもので、種子を食用にするもの以外のものをさす。種によっては主に発達するのが子房ではなく、花托や果枝などを由来とする組織が果実を構成している。子房からなる果実を真果とよび、子房以外からなる果実を偽果とよぶ。また一般に、その果実の種類が真果か偽果かは、子房の位置から判断することができる。真果であるか偽果であるかは、食用とする場合においてはそれほどかかわりはなく、どちらに属する食用果実も存在する。また、主に樹木になる果実を果物と呼ぶが、「果物」という言葉は一般的には甘みの強い食用果実のことを指すため、スイカやメロン、イチゴなど草本性の果実も果物と分類されることが多い。また、木本性の果実にはアボカドのように甘みの全くないものも少数存在するが、これは果物に分類されるのが一般的である。果物のほか、草本性の果実で甘みの弱い、またはまったくないものは野菜に分類されることがほとんどであり、果菜と呼ばれ、トマトナスなどがこれに属する。

真果に属する果物

真果に属する果物としてはモモカキミカンなどの柑橘類ウメスモモサクランボなどがある。

偽果の例

イチゴ
花托が肥大した部分を食用にする。表面の小さい粒々が果実(痩果)。イチゴ状果という。
リンゴナシ
花托が肥大した部分を食用にする。いわゆる芯の部分が外果皮-内果皮にあたる。ナシ状果という。
イチジク
隠頭花序の肥大したものを食用にする。イチジク状果という。
バナナ
 | 
この節の加筆が望まれています。

ビワ
花托が肥大した部分を食用にする。白い皮の部分が子房である。
スイカメロン
外果皮は硬く、その内側は水分が多い。花托も肥大し果実のようにみえるので偽果である。ウリ状果という。

脚注

  1. ^ 「樹木学」p131 ピーター・トーマス 築地書館 2001年7月30日初版発行
  2. ^ 「森林の百科」p217 朝倉書店 2003年12月1日初版第1刷
  3. ^ 「食品学」(栄養科学ファウンデーションシリーズ5)p84 和泉秀彦・三宅義明・舘和彦編著 朝倉書店 2014年4月1日初版第1刷
  4. ^ 「食品学」(栄養科学ファウンデーションシリーズ5)p84 和泉秀彦・三宅義明・舘和彦編著 朝倉書店 2014年4月1日初版第1刷
  5. ^ 「食品学」(栄養科学ファウンデーションシリーズ5)p82 和泉秀彦・三宅義明・舘和彦編著 朝倉書店 2014年4月1日初版第1刷

関連項目

果実の種類
果実の種類 | 

果実の分類 | 

機能 | 
  • 散布体
  • 漂流果


植物学
下位区分 | 
 | 
植物 | 

植物部位 | 

植物細胞 | 

植物の生殖 | 

植物分類学 | 

用語集 | 
  • 植物形態学の用語一覧
  • 植物学の用語一覧



【典拠管理】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2020/04/09 10:06

HAPPY Wikipedia

あなたの考える「果実」の意味を投稿しよう
「果実」のコンテンツはまだ投稿されていません。
全部読む・投稿 

果実スレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「果実」のスレッドを作成する
果実の」
友達を探す
掲示板を探す
このページ
友達に教える
URLをコピー

注目のキーワード

錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

キーワードで探す

 
友達を探す
掲示板を探す
ハッピーWiki
ハッピーメール
ハッピーランド
HAPPY NEWS
2010Happy Mail