源田 壮亮(げんだ そうすけ、1993年2月16日 - )は、大分県大分市出身 のプロ野球選手(内野手)。右投左打。埼玉西武ライオンズ所属。妻は元乃木坂46の衛藤美彩。
明野西小学校3年生からソフトボールを始める。明野中学校時代に「明野ビッグボーイズ(現:明野ボーイズ)」に入団し、野球を始める。
大分商業高等学校では3年生春の春季大分大会決勝進出が最高で、甲子園出場はなかった。3年生夏の第92回全国高等学校野球選手権大分大会準々決勝では3番・遊撃手で出場し1安打を放ったが、2対0で日田林工に敗れた。コーチから「強い大学リーグで戦った方がいい」とアドバイスを受け、愛知学院大学に進学する。
愛知学院大学では1年秋から遊撃手のレギュラーに定着し、32打数10安打、打率.313の結果を残し、愛知大学1部リーグ優勝と明治神宮野球大会の準優勝を経験した。4年時には主将になりリーグ優勝に貢献した。秋はベスト4に終わったが、敢闘賞とベストナインを受賞した。リーグ戦通算76試合出場、256打数73安打、打率.285、0本塁打、20打点だった。
トヨタ自動車では1年目から公式戦に出場、第87回都市対抗野球で初優勝に貢献し優秀選手賞を受賞した。日本選手権では準々決勝の日本通運戦で同点に追いつく犠牲フライを挙げたが、3-2で敗戦した。
2016年のNPBドラフト会議で埼玉西武ライオンズから3巡目で指名され、契約金6,000万円、年俸1,200万円(金額は推定)という条件で入団した。背番号は6 に決まった。
2017年3月31日、北海道日本ハムファイターズとの開幕戦(札幌ドーム)に、「9番・遊撃手」でスタメンに起用された。西武の新人選手が開幕戦に遊撃手としてスタメンで出場したのは1981年の石毛宏典以来36年振りであった。セ・パ交流戦では6月8日の対読売ジャイアンツ戦で公式戦初本塁打を放った。オールスターゲームでは、茂木栄五郎(東北楽天ゴールデンイーグルス)が故障で出場を辞退したため、茂木の補充選手として源田が初出場した。7月26日、対オリックスバファローズ戦(メットライフドーム)の1回裏にシーズン通算26個目の盗塁を記録。前身球団を含めた西武の新人選手による公式戦でのシーズン最多盗塁記録を更新した。8月11日、対千葉ロッテマリーンズ戦(メットライフドーム)では球団新人最多三塁打記録(7本)を、9月6日には最多安打記録(127本)を更新した。9月30日の対日本ハム戦(札幌ドーム)3回表の第2打席で有原航平から放った適時打で、レギュラーシーズンの通算安打数が150本に到達した。源田は遊撃手として、公式戦全143試合へのフルイニング出場を果たした。NPBにおける新人野手の公式戦全試合出場は、1961年の徳武定之以来史上4人目で、遊撃手としては史上初である。通算安打数は155安打を記録。レギュラーシーズンの公式戦通算155安打は、2リーグ分立後の1950年以降に新人扱いでNPBの球団と契約した日本人選手としては、1956年の佐々木信也(180安打)に次ぐ歴代2位。また盗塁数はリーグ2位の37個であった。ポストシーズンには、チームのレギュラーシーズン2位で迎えたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージへの出場を経て、東京ドームで催された第1回アジア プロ野球チャンピオンシップ(APBC)で日本代表に抜擢され、日本代表の正遊撃手として、代表チームの優勝に貢献した。さらに、APBCの終了後にはパ・リーグの新人王に選ばれた。野手からの選出は1998年にプロ4年目で受賞した小関竜也(西武)以来19年振りで、1年目の野手に限れば1997年の小坂誠(ロッテ)以来20年振りであった。
2018年、2年連続でオールスターゲームに選出され、第2戦では先制タイムリー二塁打を記録し、MVPを受賞した。9月29日の福岡ソフトバンクホークス戦で遊撃手のシーズン補殺記録を510に更新し、閉幕時に526に延ばした。全143試合に出場し、打率.278、4本塁打、57打点、34盗塁を記録。新人から2年連続でフルイニング出場したのは史上初だった。オフにゴールデングラブ賞を受賞した。
2019年も開幕から遊撃手として出場していたが、4月13日のオリックス・バファローズ戦で山崎福也から右手首に死球を受け負傷。右手関節挫傷と診断され、4月14日のオリックス戦ではスタメンから外れ、プロ1年目の開幕戦から続いていた連続フルイニング出場が299試合で止まった。7回に指名打者・栗山巧の代走で出場したが、8回の攻撃でエルネスト・メヒアを代打に送られたことで「プレイヤーが連続試合出場を記録するためには、少なくとも自チームのあるイニングの守備(回の初めから終わりまで)に出場するか、あるいは塁に出るかアウトになって打撃を完了しなければならない」という公認野球規則(第9条23項c)の条件を満たさなかったため、同じくプロ1年目の開幕戦から続けてきた連続試合出場も同様に299試合で止まった。
2017年、2018年、2019年に、規定の守備イニングに到達した遊撃手の中で両リーグベストのUZR(2017年:21.5、2018年:30.9、2019年:22.4)を記録している。