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略字とは?

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  • 出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2015年9月)
  • 独自研究が含まれているおそれがあります。(2015年9月)
  • 雑多な内容を羅列した節があります。(2015年4月)
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略字(りゃくじ)とは漢字について本来の字体から点や画を省略したもの、あるいはある文字に代わって用いられる字画を省略した文字のことである。一部の略字はJIS X 0213Unicodeに登録されている。

現在の日本では、概ね以下の意味に用いられる。

  1. 正式に通用する文字を略記したもので手書きなどで用いられるが、正式な文書では用いられない文字(『働』の意味に用いられる『仂(ろく)』など)。限られた業界・仲間内でのみ通用するものや、比較的広く使われるものがある。本項目ではこの意味に使われるものを中心に解説する。
  2. 正統とされている文字に対し、省略を行った文字。
    1. 当用漢字字体表」において提示された標準字体(新字体)や「常用漢字表」において「現代の通用字体」として示された字体には正統とされる印刷字体を簡略化した略字が多く採用され、現在の日本における漢字表記の規準となっている。(→新字体。簡略化の例、方法については、新字体#例新字体#簡略化のしかたを参照のこと)
    2. 常用漢字表内の文字(表内字)に用いられた簡略化方法を常用漢字表に掲載されていない文字(表外字)にも拡張して適用し、簡略化を行った略字。JIS漢字(JIS X 0208)の1983年改定時に行われた字形変更によるものや、朝日新聞において用いられた「朝日文字」が代表例である。(→拡張新字体)

「略字」と似たような使われ方をする言葉に「俗字」がある。俗字は世間で通用するが正格ではない字体の文字であり正式に通用しない文字を指すこともあるが、漢和字典では正統とされている文字に対する異体字を指していう。

概説

手書きによる略字

手書きなどで用いられるが、正式な文書では用いられない略字は古くから書き文字として用いられている歴史のあるものから比較的近年発生したと考えられるアルファベットを用いて一部分を置き換えたものまでさまざまである(実例は次節参照)。

このような略字は「くずし字」と同様、日本漢字能力検定採点の対象にならないなど正式な日本の漢字としては認められていない部分がある。

また、義務教育では略字を学ばせないことやOA化により手書きの文字に触れる機会が少なくなったことから現代人の間では略字が定着しているとはいえなくなっている。

刻印などにおける略字

機械彫刻のように細かい文字が表記できない場合や、看板のように細かいと遠くからの視認性が悪い場合に略字が用いられる。JIS(日本工業規格)にはJIS Z 8906の機械彫刻用標準書体で略字が規定されている。

縮小文字

一方、パソコンの縮小表示や携帯電話などの小型携帯端末における表示に用いられる。非常に小さいサイズのフォントで、少ないドットをもって文字を表すための一つの手段として簡略化された字形が用いられることも多い。特に「門構え」の文字などは画数も多く複雑であるため、「」などと略されることが検討されてきた。JIS Z 8903に規定がある。

拡張新字体

いわゆる「拡張新字体」は、表外漢字に新字体に倣った簡略化(例えば【祇】示+氏→礻+氏 、【】扌+國→ 掴(扌+国)、【】口+亞→唖(口+亜)など)を行った字体である。表外漢字については当用漢字常用漢字では何ら定めがなかったが2000年国語審議会答申「表外漢字字体表」において主として「康熙字典」に準拠した字体が「印刷標準字体」とされたことから、印刷字体における拡張新字体の利用は固有名詞以外では今後淘汰(とうた)されていくものと考えられる(この拡張新字体の一種である「朝日文字」は、2007年1月に廃止された)。

2004年の人名用漢字追加の際も、表外漢字字体表にあるものは、一部の例外を除き印刷標準字体の字形で追加され、基本的に正字体で追加される形となった。しかし、その数年後に正字体で追加された字の1つである「(トウ、いのる)」の拡張新字体の「祷」を使いたいという訴えがあり、裁判となり、JIS第1水準であるため平常平易だという判決が下り使用を認め人名用漢字に追加されるということがあった(また、これとは別に「曾」の略体に基づく異体字「曽」「弥」の旧字体「彌」等はいずれも人名用漢字に追加されている)。

なお「表外漢字字体表」はあくまで印刷字体の標準を定めるものであり、筆記に係る字体を定めるものではない。表外漢字を対象とする日本漢字能力検定 の準1級以上の試験(2級以下の試験では常用漢字のみが対象となる)では、いわゆる「拡張新字体」を用いて回答することが認められている。

具体例

左から1.第 2.門 3.点 4.職 5.曜 6.前 7.個 8.選 9.濾 10.機 11.闘 12.品,器 13.摩、魔の略字例

草書体がもとになるもの

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